JP7198631B2 - 形状測定装置および形状測定方法 - Google Patents

形状測定装置および形状測定方法 Download PDF

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本発明は、形状測定装置に関し、より詳しくは、対象物の表面を測定する形状測定装置に関するものである。
対象物の表面の形状や粗さを測定する形状測定装置には高分解能が求められる。このため、一般的に、スタイラスを備えた検出器として差動トランスや差動インダクタンス方式が採用されている。このような形状測定装置では、測定のための検出ストローク幅は約1mm程度である。このため、測定前に測定原点の設定(原点設定処理)が必要となる(例えば、特許文献1参照)。また、大きな段差や曲面のある対象物の表面を測定する場合には、スタイラスの可動範囲内で測定可能な範囲で測定を行ったのち、測定箇所を移動して原点設定処理を再度行い、新たに設定した測定原点によって測定を行うことになる。
特開2010-032322号公報
しかしながら、測定範囲が広い場合やスタイラスの可動範囲を超える段差や曲面が多い対象物では、原点設定処理と位置測定とを何度も繰り返す必要がある。このため、ユーザは、その都度、測定箇所の移動と原点設定処理といった煩わしい作業を強いられることになる。
このように原点設定処理を繰り返す方法のほか、検出器による測定値を維持するように、スタイラスを支持するコラムを上下させるフィードバック制御を行い、コラムの変位量をもとに表面の形状を測定する「倣い測定」と呼ばれる方法もあるが、この方法では測定分解能がコラムの上下移動の分解能(一般に、スタイラスの変位を検出する検出器と比べ低分解能)により制限されるため、高精度の測定を行うことができない。
本発明は、スタイラスの可動範囲を超える範囲で測定を行う場合であっても効率良く高精度の測定を行うことができる形状測定装置および形状測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、対象物の表面の位置を測定する形状測定装置であって、スタイラスを有し、スタイラスを第1方向に移動させながらスタイラスの可動範囲内で対象物の表面の位置を検出する検出器と、検出器を第1方向と直交する第2方向に移動させるコラムと、検出器の移動を制御するとともに、コラムによる検出器の位置を調整して可動範囲内での測定原点を設定する原点設定処理を行う制御部と、を備え、制御部は、測定中にスタイラスが可動範囲を逸脱したときスタイラスの第1方向への移動を一旦停止し、原点の再設定処理を行った後にスタイラスの第1方向への移動および位置検出を再開するよう制御を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、測定中にスタイラスの可動範囲を逸脱した場合に、制御部の制御によってスタイラスの第1方向への移動を一旦停止し、原点の再設定処理、および位置検出の再開が自動的に行われる。なお、本発明において、スタイラスの可動範囲の逸脱は、スタイラスの第2方向の位置が可動範囲内であっても予め設定された許容範囲を超えた場合を含む。
上記形状測定装置において、制御部は、測定中に前記スタイラスが可動範囲を逸脱したときスタイラスの前記第1方向への移動を一旦停止し、前記スタイラスの位置を前記第1方向に所定距離だけずらし、その位置で原点の再設定処理を行った後にスタイラスの第1方向への移動および位置検出を再開するよう制御を行ってもよい。これにより、大きな段差の部分でスタイラスの可動範囲を逸脱した場合であっても、段差に干渉されることなく原点の再設定処理、および位置検出の再開を自動的に行うことができる。
本発明の一態様は、スタイラスを第1方向に移動させながらスタイラスの可動範囲内で対象物の表面の位置を測定する形状測定方法であって、スタイラスの第1方向と直交する第2方向の位置を調整して可動範囲内での測定原点を設定する原点設定処理を行う第1工程と、第1工程で設定した測定原点による測定中にスタイラスが可動範囲を逸脱したときスタイラスの第1方向への移動を一旦停止し、原点の再設定処理によって新たな測定原点を設定する第2工程と、第2工程で設定した新たな測定原点によってスタイラスの第1方向への移動および位置検出を行う第3工程と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、測定中にスタイラスの可動範囲を逸脱した場合に、スタイラスの第1方向への移動を一旦停止し、原点の再設定処理、および位置検出の再開が自動的に行われる。
上記形状測定方法において、第2工程は、スタイラスの移動を一旦停止した後、スタイラスの位置を第1方向に所定距離だけずらし、その位置で原点の再設定処理を行うことを含んでいてもよい。これにより、大きな段差の部分でスタイラスの可動範囲を逸脱した場合であっても、段差に干渉されることなく原点の再設定処理、および位置検出の再開を自動的に行うことができる。
本実施形態に係る形状測定装置を例示する正面図である。 本実施形態に係る形状測定装置を例示するブロック図である。 本実施形態に係る形状測定方法を例示するフローチャートである。 形状測定の具体例を説明する模式図である。 形状測定の具体例を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
〔形状測定装置の構成〕
図1は、本実施形態に係る形状測定装置を例示する正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る形状測定装置1は、基台(ベース)100に載置された対象物Wの表面の位置を測定する装置である。形状測定装置1は、スタイラス11を有する検出器15と、検出器15を上下動させるコラム23と、検出器15の移動などの制御を行う制御部30とを備える。なお、本実施形態では、説明の便宜上、基台100の対象物Wの載置面に沿った方向の一つをX方向(第1方向)、載置面に沿った方向でX方向と直交する方向をY方向、X、Y方向と直交する方向(載置面の法線方向)をZ方向(第2方向)とする。また、Z方向は上下方向とも言うことにする。
検出器15は、スタイラス11の可動範囲内で対象物Wの表面の位置を検出する。スタイラス11はX方向に延びるロッド13の先端に揺動可能に取り付けられ、検出器15は、差動トランスや差動インダクタンス方式によってスタイラス11のZ方向の変位量を検出する。検出器15は、X軸駆動機構20によって吊り下げ支持されている。X軸駆動機構20は、測定用の駆動機構が収容され、吊り下げ支持した検出器15をX軸方向に移動可能に構成されている。
X軸駆動機構20は、基台100に垂設されたコラム23に沿ってZ方向に移動可能に設けられる。すなわち、コラム23にはZ軸駆動機構2にX軸駆動機構20が設けられ、Z軸駆動機構2にX軸駆動機構20が接続され、X軸駆動機構20をZ軸方向に移動可能に構成されている。これにより、コラム23でX軸駆動機構20をZ方向に移動させると、X軸駆動機構20とともに検出器15もZ方向に移動することになる。すなわち、検出器15は、コラム23によりX軸駆動機構20と共にZ方向に移動され、X軸駆動機構20によりX軸方向に移動されることになる。X軸駆動機構20には表示部21や操作ボタン22が設けられていてもよい。X軸駆動機構20は、例えば操作ボタン22によって電動で上下動する。
制御部30には、例えばコンピュータが用いられる。なお、制御部30はパーソナルコンピュータであってもよいし、コラム23などに内蔵された専用回路であってもよい。制御部30は、検出器15の移動を制御するとともに、測定に係る各部の制御を行う。
形状測定装置1によって測定を行う場合、対象物Wの表面にスタイラス11が接触した際のZ方向の座標を測定する。そして、このZ方向の座標の測定を、検出器15をX方向に移動させながら連続して行うことで、対象物Wの表面の形状又は粗さを得る。
〔形状測定装置のブロック構成〕
図2は、本実施形態に係る形状測定装置を例示するブロック図である。
図2に示すように、形状測定装置1の機能ブロックは、測定機構部50、コンピュータ60および電源70を備える。
測定機構部50は、検出器15から出力された信号に基づきZ方向の座標を検出する検出回路110と、検出器15をX方向に移動させるモータ125を制御するX軸モータ制御回路120と、X軸駆動機構20を上下動させるモータ135を制御するコラムモータ制御回路130と、全体を制御するロジック(制御回路)160とを備える。
測定機構部50に接続されるコンピュータ60には制御部30が含まれる。なお、制御部30はロジック160に組み込まれていてもよい。ユーザは、形状測定装置1の操作ボタン22を操作することで、X軸駆動機構20を電動で上下させることができる。すなわち、上または下の操作ボタン22が選択されると、コラムモータ制御回路130から正転または逆転の指示がモータ135に送られる。モータ135の回転によってX軸駆動機構20がコラム23に沿って上下動することになる。
形状測定装置1において、制御部30は、対象物Wの表面の位置を測定するにあたり、原点設定処理を行う。原点設定処理とは、コラム20によるX軸駆動機構20の位置(検出器15の位置とも言える)を調整してスタイラス11の可動範囲内での測定原点を設定するための処理である。高い測定精度を得るため、スタイラス11の可動範囲(測定可能なZ方向の移動範囲)は1mm程度である。このため、可動範囲の例えば中央を原点としてその位置にスタイラスをセットし、測定を行う必要がある。この原点設定処理によって、スタイラス11のZ方向の位置が可動範囲内でのゼロ点に設定され、可動範囲内で上下の位置を検出できるようになる。
原点設定処理を行うには、スタイラス11が対象物Wの表面に接触していない状態からX軸駆動機構20を下降させ、スタイラス11を対象物Wの表面に接触させる。そして、検出器15による検出値がゼロになる位置でX軸駆動機構20の下降を停止する。これにより、スタイラス11のZ方向の位置がゼロ点に設定され、ここを基準として表面形状および粗さの測定が開始される。
本実施形態に係る形状測定装置1における制御部30は、測定中にスタイラス11が可動範囲を逸脱したときスタイラス11のX方向への移動を一旦停止する。なお、ここで、スタイラスの可動範囲の逸脱(オーバレンジ)は、スタイラスのZ方向の位置が可動範囲内であっても予め設定された許容範囲を超えた場合を含むものとする。そして、停止後、原点の再設定処理を行う。その後、スタイラス11のX方向への移動および位置検出を再開するよう制御を行う。
このような制御部30による制御によって、測定中にスタイラス11が可動範囲を逸脱した場合であっても、スタイラス11のX方向への移動を一旦停止して再度の原点設定処理を自動的に行い、その後、位置検出の再開を自動的に行うことができるようになる。したがって、測定範囲内に大きな段差や大きな曲面の部分があっても1回の操作によって測定範囲全体の連続的な測定を行うことができるようになる。
〔形状測定方法〕
次に、形状測定方法について説明する。ここでは、先に説明した形状測定装置1による測定方法を例とする。
図3は、本実施形態に係る形状測定方法を例示するフローチャートである。
先ず、ステップS101に示すように、測定条件の設定を行う。測定条件としては、測定範囲、測定長さ(1回の走査で行う測定の長さ)、測定速度、測定ピッチ、オーバレンジ後の移動距離などである。
次に、ステップS102に示すように、対象物Wの載置を行う。対象物Wは基台100の所定位置に載置される。次に、ステップS103に示すように、原点設定処理を行う。制御部30の制御によってX軸駆動機構20をZ方向に移動させて検出器15を上下移動させ、スタイラス11の原点位置の設定が行われる。
次に、ステップS104に示すように、表面位置の測定を行う。位置測定は、ステップS101で設定された測定条件に従って行われる。制御部30はX軸駆動機構20を制御して検出器15をX方向に移動させ、スタイラス11による対象物Wの表面位置の検出を行う。
測定中、ステップS105に示すように、制御部30はスタイラス11の可動範囲を逸脱したか否かの判断を行う。可動範囲を逸脱していない場合には測定を続行し、ステップS106に示すように、測定範囲に達したか否かの判断を行う。測定範囲に達していない場合にはステップS104に戻り、測定を続行する。一方、測定範囲に達した場合には測定処理を終了する。
また、測定中、制御部30によってスタイラス11の可動範囲を逸脱したと判断した場合(ステップS105でYes)、ステップS107へ進み、スタイラス11のX方向への移動を一旦停止する。その後、ステップS108に示すオートセット処理を行う。オートセット処理は、原点の再設定処理である。すなわち、検出器15を上下移動させて可動範囲の中央位置に設定する。オートセット処理を行った後、ステップS104に示す表面位置の測定を再開する。
このフローチャートにおけるステップS103の原点設定処理は第1工程であり、ステップS105、ステップS107およびステップS108の処理は第2工程であり、ステップS108を経由して行われるステップS104の処理は第3工程である。
これにより、測定中にスタイラス11が可動範囲を逸脱した場合であっても、スタイラス11のX方向への移動を一旦停止して再度の原点設定処理を自動的に行い、その後、位置検出の再開を自動的に行い、予め設定された測定範囲の全体の測定を完了することができる。
なお、ステップS107に示すスタイラス11のX方向の移動の一旦停止と、ステップS103に示す原点設定処理との間に、検出器15をX方向に所定距離だけ移動させてもよい。これは、測定範囲内に大きな段差があってスタイラス11の可動範囲を逸脱した場合であって、段差に干渉されることなく再度の原点設定処理、および位置検出の再開を自動的に行うためである。この移動距離は、ステップS101で設定される測定条件のうちの「オーバレンジ後の移動距離」で設定可能である。
〔形状測定の具体例〕
次に、形状測定の具体例について説明する。
図4および図5は、形状測定の具体例を説明する模式図である。
図4には段差を有する対象物Wの測定例が示され、図5には曲面を有する対象物Wの測定例が示される。
先ず、図4に基づき段差を有する対象物Wの測定例について説明する。
段差を有する対象物Wの測定では、測定範囲L1、測定長さL2、測定ピッチL3、オーバレンジ後の移動距離L4、を測定条件として少なくとも設定しておく。
一例として、図4に示す対象物Wは4つの段(表面Wa、Wb、WcおよびWd)を有している。測定は、最も高い段の表面Waから開始される。先ず、表面Waの測定開始位置にスタイラス11をセットし、この位置で原点設定処理を行う。制御部30による制御によって原点設定処理を行った後、表面Waの測定を開始する。測定開始によってスタイラス11がX方向に移動していく。これによりスタイラス11の変位を検出器15で検出し、表面Waの位置を測定する。
1回の測定は、予め条件設定された測定長さL2に達するまで行われる。1回の測定を行っている間にスタイラス11のZ方向の位置が表面Waの端部から外れる(脱落する)と、制御部30はスタイラス11の可動範囲から逸脱したと判断する。
スタイラス11の可動範囲から逸脱したと判断した場合、制御部30はスタイラス11のX方向の移動を一旦停止し、検出器15をX方向にオーバレンジ後の移動距離L4だけ移動させる。移動後、制御部30はその位置で原点設定処理を自動的に行う。これにより、次の段差の表面Wbの高さに基づきスタイラス11の原点が再設定される。
原点設定処理が完了した後、制御部30は位置測定を再開する。すなわち、スタイラス11をX方向に移動して、スタイラス11の変位を検出器15で検出し、表面Wbの位置を測定する。測定長さL2に達するまでスタイラス11の可動範囲の逸脱がなければ、測定長さL2の測定の完了後、予め設定された測定ピッチL3だけ検出器15をX方向に移動させる。その後、次の段差の表面Wcの高さに基づき原点設定処理を行い、表面Wcの測定を自動的に再開する。この処理を繰り返し、表面Wdの位置の測定を行う。測定中、測定範囲L1に達した場合には処理を終了する。これにより、測定範囲L1について1回の操作で段差のある対象物Wについて位置測定を完了することができる。
次に、図5に基づき曲面を有する対象物Wの測定例について説明する。
曲面を有する対象物Wの測定では、測定範囲L1を測定条件として少なくとも設定しておく。
測定は、表面Weの所望の箇所から開始される。先ず、表面Weの測定開始位置にスタイラス11をセットし、この位置で原点設定処理を行う。制御部30による制御によって原点設定処理を行った後、表面Weの測定を開始する。測定開始によってスタイラス11がX方向に移動していく。これによりスタイラス11の変位を検出器15で検出し、表面Weの位置を測定する。
連続した測定を行っている間、スタイラス11の可動範囲から逸脱したと判断した場合、制御部30はスタイラス11のX方向の移動を一旦停止する。そして、制御部30はその位置で原点設定処理を自動的に行う。これにより、一旦停止したスタイラス11の位置における表面Weの高さに基づきスタイラス11の原点が再設定される。
原点設定処理が完了した後、制御部30は位置測定を再開する。すなわち、スタイラス11をX方向に移動して、スタイラス11の変位を検出器15で検出し、表面Weの位置を測定する。このような測定を測定範囲L1に達するまで行う。その間、スタイラス11の可動範囲から逸脱した場合には、その都度、一旦停止して原点設定処理を再度行い、原点の再設定をして、再設定後、測定を再開する。これにより、測定範囲L1について1回の操作で曲面のある対象物Wについて位置測定を完了することができる。
〔形状測定プログラム〕
図3に示す形状測定方法のフローチャートのうち、ステップS103の第1工程、ステップS105、ステップS107およびステップS108の第2工程、並びにステップS107を経由して行われるステップS104の第3工程の各工程をコンピュータに実行させるプログラム(形状測定プログラム)として構成してもよい。
このような形状測定プログラムによれば、測定中にスタイラス11の可動範囲を逸脱した場合に、スタイラス11のX方向への移動を一旦停止し、再度の原点設定処理、および位置検出の再開を自動的に行うことができる。したがって、ユーザは測定開始の操作を1回行うだけで、スタイラス11の可動範囲を逸脱するような段差や曲面のある対象物Wであっても測定範囲全体の形状および粗さを測定することが可能となる。
以上説明したように、実施形態によれば、スタイラスの可動範囲を超える範囲で測定を行う場合であっても効率良く高精度の測定を行うことができる形状測定装置および形状測定方法を提供することが可能となる。
〔実施形態の変形〕
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、上記では、対象物Wの上面についての形状や粗さを測定する例を示したが、対象物Wの側面が下面についての形状や粗さを測定する場合であっても同様に適用可能である。また、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1…形状測定装置
2…Z軸駆動機構
11…スタイラス
13…ロッド
15…検出器
20…X軸駆動機構
21…表示部
22…操作ボタン
23…コラム
30…制御部
50…測定機構部
60…コンピュータ
70…電源
100…基台
110…検出回路
120…X軸モータ制御回路
125…モータ
130…コラムモータ制御回路
135…モータ
160…ロジック
L1…測定範囲
L3…測定ピッチ
L4…移動距離
W…対象物
Wa,Wb,Wc,Wd,We…表面

Claims (2)

  1. 対象物の表面の位置を測定する形状測定装置であって、
    スタイラスを有し、前記スタイラスを第1方向に移動させながら前記スタイラスの可動範囲内で前記対象物の表面の位置を検出する検出器と、
    前記検出器を前記第1方向と直交する第2方向に移動させるコラムと、
    前記検出器の移動を制御するとともに、前記コラムによる前記検出器の位置を調整して前記可動範囲内での測定原点を設定する原点設定処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    測定中に前記スタイラスが前記可動範囲を逸脱したとき前記スタイラスの前記第1方向への移動を一旦停止し、前記スタイラスの位置を前記第1方向に所定距離だけずらし、その位置で原点の再設定処理を行った後に前記スタイラスの前記第1方向への移動および位置検出を再開するよう制御を行う、ことを特徴とする形状測定装置。
  2. スタイラスを第1方向に移動させながら前記スタイラスの可動範囲内で対象物の表面の位置を測定する形状測定方法であって、
    前記スタイラスの前記第1方向と直交する第2方向の位置を調整して前記可動範囲内での測定原点を設定する原点設定処理を行う第1工程と、
    前記第1工程で設定した測定原点による測定中に前記スタイラスが前記可動範囲を逸脱したとき前記スタイラスの前記第1方向への移動を一旦停止し、前記スタイラスの位置を前記第1方向に所定距離だけずらし、その位置で原点の再設定処理によって新たな測定原点を設定する第2工程と、
    前記第2工程で設定した新たな測定原点によって前記スタイラスの前記第1方向への移動および位置検出を行う第3工程と、
    を備えたことを特徴とする形状測定方法。
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