JP7198010B2 - 樹脂部品 - Google Patents

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Description

本発明は、金型および樹脂部品に関し、特に車両用灯具に用いられる樹脂部品を製造するための金型と、この金型で製造される樹脂部品に関する。
従来、光源の光を導光体を介して灯具前方へ出射する車両用灯具が知られている。例えば特許文献1には、板状導光部材に側面から光を入射させ、灯具内側の主表面に設けられたステップ等の反射要素によって反射させて、灯具外側の主表面から灯具前方へ光を出射する構造を有する車両用灯具が開示されている。
特開2014-116142号公報
本発明者らは、板状導光部材を有する車両用灯具について鋭意検討を重ね、板状導光部材の主表面だけでなく、側面からも光を出射させる使用態様に想到した。しかしながら、従来の製造方法で得られた板状導光部材をこの態様で使用した場合、板状導光部材の発光面に発光ムラが生じたり、板状導光部材への入射光量が低減したりする場合があることを見出した。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、主表面および側面から光を出射させる態様での使用に適した板状導光部材を得るための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は金型である。当該金型は、背向する2つの主表面と、2つの主表面をつなぐ複数の側面と、を有する板状の樹脂部品に対応する成形空間を形成する金型であって、側面のうち第1側面に対応する第1面と、第1主表面に対応する第2面および第2主表面に対応する第3面と、第1面に接続され、成形空間に溶融樹脂を注入するためのゲートと、を有する。ゲートは、第2面および第3面が並ぶ方向の寸法が、第1面のゲートが延在する領域における当該方向の寸法の半分以下である。この態様によれば、主表面および側面から光を出射させる態様での使用に適した板状導光部材を得ることができる。
上記態様において、ゲートは、第1面と第2面との境界、または第1面と第3面との境界に接してもよい。また、上記いずれかの態様において、樹脂部品は、光拡散材を含有し、第1側面および第1側面とは異なる側面のうち一方の側面から入射される光を光拡散材によって反射し、他方の側面および少なくとも一方の主表面から出射する導光部材であってもよい。
本発明の他の態様は、樹脂部品である。当該樹脂部品は、背向する2つの主表面と、2つの主表面をつなぐ複数の側面と、を有する板状の樹脂部品であって、樹脂部品は、側面のうち第1側面にゲート痕を有し、ゲート痕は、2つの主表面が並ぶ方向の寸法が、第1側面のゲート痕が延在する領域における当該方向の寸法の半分以下である。
上記態様において、ゲート痕は、第1側面と一方の主表面との境界に接してもよい。また、上記いずれかの態様において、樹脂部品は、光拡散材を含有し、第1側面および第1側面とは異なる側面のうち一方の側面から入射される光を光拡散材によって反射し、他方の側面および少なくとも一方の主表面から出射する導光部材であってもよい。
本発明によれば、主表面および側面から光を出射させる態様での使用に適した板状導光部材を得ることができる。
実施の形態に係る樹脂部品を備える車両用灯具の断面図である。 図2(A)は、樹脂部品および光源の斜視図である。図2(B)は、樹脂部品の正面図である。 図3(A)および図3(B)は、板状導光部材の光出射効率の測定方法を説明するための模式図である。 図4(A)は、実施の形態に係る金型の断面図である。図4(B)は、図4(A)のA-A線に沿った断面図である。 図5(A)、図5(B)および図5(C)は、樹脂部品の製造工程を模式的に示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る樹脂部品を備える車両用灯具の断面図である。図2(A)は、樹脂部品および光源の斜視図である。図2(B)は、樹脂部品の正面図である。図1では、車両用灯具の一部分のみを図示している。本実施の形態の車両用灯具1は、車両前方の左右に配置される一対の前照灯ユニットを有する。一対の前照灯ユニットは左右対称の構造を有する点以外は実質的に同一の構成であるため、図1には一方の前照灯ユニットの構造を示す。
車両用灯具1は、車両前方側に開口部を有するランプボディ2と、ランプボディ2の開口部を覆う透光カバー4とを備える。ランプボディ2と透光カバー4とにより形成される灯室6内には、光源8と、板状導光部材10と、ブラケット12と、が収容される。
光源8は、例えばLED(発光ダイオード)である。なお、光源8は、LD(レーザーダイオード)、有機または無機EL(エレクトロルミネセンス)等の他の半導体発光素子や、白熱球、ハロゲンランプ、放電球等であってもよい。
板状導光部材10は、本実施の形態に係る樹脂部品の一例である。板状導光部材10は、例えばポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の、透明な熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂からなる、透光性の板状部材である。樹脂部品としての板状導光部材10は、後述する金型を用いた樹脂の射出成形によって形成される。
板状導光部材10は、互いに背向する2つの主表面、すなわち第1主表面10aおよび第2主表面10bと、2つの主表面10a,10bをつなぐ複数の側面と、を有する。板状導光部材10の側面には、第1側面10cと、第2側面10dと、第3側面10eと、第4側面10fと、が含まれる。第1側面10cと第2側面10dとが互いに背向し、第3側面10eと第4側面10fとが互いに背向する。
板状導光部材10は、第1側面10cにゲート痕14を有する。ゲート痕14は、2つの主表面10a,10bが並ぶ方向X1の寸法14Hが、第1側面10cのゲート痕14が延在する領域10Rにおける当該方向X1の寸法10Hの半分以下、より好ましくは3分の1以下である。また、ゲート痕14は、第1側面10cと第2主表面10bとの境界に接するように配置される。
本実施の形態の板状導光部材10は、全体が均一な厚みを有する。また、ゲート痕14は帯状であり、第1主表面10aおよび第2主表面10bに対し平行に延びる。したがって、ゲート痕14の帯幅は、板状導光部材10の2つの主表面10a,10b間の距離、言い換えれば板状導光部材10の厚みの半分以下、より好ましくは3分の1以下である。ゲート痕14の帯幅(寸法14H)は、例えば0.3~0.5mmである。また、ゲート痕14の長さ(主表面10a,10bに平行な方向の寸法)は、例えば10~100mmである。
光源8は、発光面が第2側面10dと対向するように配置される。したがって、光源8の光は、第2側面10dから板状導光部材10に入射する。図1における破線領域Rの拡大図に示されるように、板状導光部材10は、内部に光拡散材11を含有する。第2側面10dから入射した光は、光拡散材11によって反射され、第1側面10cおよび2つの主表面10a,10bから出射される。なお、光源8の光は、第3側面10eや第4側面10fからも出射されてもよい。
光拡散材11としては、金属酸化物粒子、例えば二酸化チタン粒子を挙げることができる。二酸化チタン粒子の平均粒径は、例えば150~500nm、好ましくは160~450nm、より好ましくは170~450nm、さらに好ましくは200~400nm、特に好ましくは220~400nmである。光拡散材11の含有量は、板状導光部材10の質量全体に対して例えば0.1~100質量ppm、好ましくは0.1~50質量ppm、より好ましくは0.1~10質量ppmである。
二酸化チタン粒子は、ルチル変態の割合が例えば50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。板状導光部材10には、用いられる樹脂の主要モノマーと共重合可能な他のモノマーや、帯電防止剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、潤滑剤、流動性改善剤、充填剤、光安定剤等の一般的な添加剤が含有されてもよい。
板状導光部材10を構成する材料は、板厚4mmの平板として測定した場合に、少なくとも一部における板厚方向でのヘイズ値が7%超30%以下である。また、板状導光部材10を構成する材料は、板厚4mmの平板として測定した場合に、少なくとも一部における板厚方向での可視光の透過率(一方の主表面の法線方向で当該主表面から入射する光の量に対する、他方の主表面から全方向に出射する光の量の割合)が60%以上92%以下である。
板状導光部材10のヘイズ値は、ヘーズメーターHZ-2(スガ試験機社製)を用いてJIS K7136に準拠して測定することができる。板状導光部材10の可視光透過率は、ヘーズメーターHZ-2(スガ試験機社製)を用いてJIS K7361-1に準拠して測定することができる。
また、板状導光部材10を構成する材料からなる平板材(以下では便宜上、この平板材を板状導光部材10とする)は、2つの主要面をつなぐ側面から入射する光が主表面から出射される際の出射効率について、以下の条件を満たす。図3(A)および図3(B)は、板状導光部材の光出射効率の測定方法を説明するための模式図である。図3(A)は、板状導光部材10の寸法とLEDの配置とを示している。図3(B)は、固定枠Bが取り付けられた板状導光部材10を光出射面C側から見た様子を示している。
図3(A)に示すように、上下方向の長さ100mm、左右方向の長さ190mm、厚さ3.2mmの直方体状の板状導光部材10を用意する。この板状導光部材10の側面Aを光源光の入射面とする。そして、側面Aの法線方向にLEDを配置する。LEDは、焦点Pが側面Aを向き、且つ焦点Pから側面Aまでの距離が1.85mmとなるように配置される。LEDの発光面からは、180°の範囲で光が拡散する。
また、図3(B)に示すように、用意した板状導光部材10の周囲を固定枠Bで覆う。固定枠Bで覆われた状態で、板状導光部材10の光出射面Cは、上下方向の長さが90mm、左右方向の長さが160mmとなる。固定枠Bは、表面および裏面ともに光を反射しない。また、光出射面Cの法線方向で光出射面Cから√10の距離に、受光面(図示せず)を配置する。
この状態で、LEDから光を出射させる。そして、光出射面Cの中心を通る法線と受光面との交点を中心として、受光面上の上下15°×左右25°の矩形領域に照射される光の光束を測定する。板状導光部材10の場合、当該矩形領域に照射される光の光束は、LEDから出射される光の光束を1としたときに0.3%以上となる。
また、板状導光部材10は、側面から光が入射されると、主表面からの単位面積当たりの出射光量の方が、光が入射した側面に背向する側面からの単位面積当たりの出射光量よりも多く、一方の主表面から光が入射されると、他方の主表面からの単位面積当たりの出射光量の方が側面からの単位面積当たりの出射光量よりも多い、という光学的特性を有する。
すなわち、板状導光部材10は、側面から光が入射される場合と、主表面から光が入射される場合とのいずれであっても、主表面から出射される光の割合が側面から出射される光の割合より高い。ただし、板状導光部材10は、側面からも所定量の光が出射される。したがって、板状導光部材10は、任意の1つの側面を光入射面とした場合に、2つの主表面と他の側面とが発光部として視認される。
図1に示すように、光源8および板状導光部材10は、ブラケット12を介してランプボディ2に固定される。ブラケット12は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性材料で構成される。
車両用灯具1は、板状導光部材10から光を出射することで、例えばターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプ等として機能することができる。また、車両用灯具1は、車両後方に配置されてもよい。この場合、車両用灯具1は、板状導光部材10から光を出射することで、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプ等に加えて、ストップランプやテールランプ等として機能することもできる。
板状導光部材10は、高い透明性を有する。また、板状導光部材10は透明であるとともに、第2側面10dから入射した光を第1主表面10aおよび第2主表面10bから均一に出射することができる。また、光は少なくとも第1側面10cからも出射される。すなわち、光源8の非点灯時は、板状導光部材10は透明に見える。一方、光源8の点灯時は、板状導光部材10が発光して見える。
(金型)
続いて、樹脂部品としての板状導光部材10を成形するための金型について説明する。図4(A)は、実施の形態に係る金型の断面図である。図4(B)は、図4(A)のA-A線に沿った断面図である。金型100は、複数の型によって樹脂部品としての板状導光部材10に対応する成形空間(キャビティ)102を形成する。
金型100は、第1型104と、第2型106と、ゲート型108と、を有する。本実施例の第1型104は固定型であり、第2型106は可動型である。第1型104は、板状導光部材10の形状に対応する凹部110を有する。
凹部110の側面のうち第1面112は、板状導光部材10の第1側面10cに対応する。凹部110の底面である第2面114は、板状導光部材10の第1主表面10aに対応する。凹部110の第1面112と対向する第4面116は、板状導光部材10の第2側面10dに対応する。第1面112および第4面116をつなぐ2つの側面である第5面118および第6面120は、それぞれ板状導光部材10の第3側面10e、第4側面10fに対応する。
第2型106は、凹部110の開口を塞ぐ第3面122を有する。第3面122は、板状導光部材10の第2主表面10bに対応する。ゲート型108は、成形空間102に溶融樹脂を注入するためのゲート124とを有する。ゲート124は、凹部110の第1面112に接続される。なお、ゲート124は、ゲート型108の樹脂流路109の出口、言い換えれば樹脂流路109と第1面112との境界面を意味する。
ゲート124は、第2面114および第3面122が並ぶ方向X2の寸法124Hが、第1面112のゲート124が延在する領域112Rにおける当該方向X2の寸法112Hの半分以下、より好ましくは3分の1以下である。また、ゲート124は、第1面112と第3面122との境界に接するように配置される。
本実施の形態の成形空間102は、全体が均一な厚みを有する。また、ゲート124は帯状であり、第2面114および第3面122に対し平行に延びる。したがって、ゲート124の帯幅は、第2面114と第3面122との間の距離、言い換えれば成形空間102の厚みの半分以下、より好ましくは3分の1以下である。ゲート124の帯幅(寸法124H)は、例えば0.3~0.5mmである。また、ゲート124の長さ(第2面114に平行な方向の寸法)は、例えば10~100mmである。
(樹脂部品の製造方法)
続いて、上述の金型100を用いた樹脂部品の製造方法について説明する。図5(A)、図5(B)および図5(C)は、樹脂部品の製造工程を模式的に示す図である。図5(A)に示すように、まず第1型104、第2型106およびゲート型108を型締めする。樹脂流路109には、図示しない樹脂射出用ノズルが接続される。
そして、金型100を所定温度に保った状態で、所定の射出圧でゲート124から成形空間102に向けて溶融樹脂16を出射する。これにより、成形空間204内に溶融樹脂16が徐々に充填されていく。溶融樹脂16は、光拡散材11(図1参照)を含有する透明樹脂である。樹脂は、所定の溶融温度に加熱された状態で射出される。
続いて、図5(B)に示すように、溶融樹脂16を成形空間102の隅々まで行き渡らせる。成形空間102が溶融樹脂16で満たされ、所定時間が経過した後、金型100を型開きする。また、ニッパー、ヒートニッパー、はさみ、ギロチン切断機、レーザー、手折り等の従来公知の手段でゲートカットが施される。これにより、図5(C)に示すように、第1側面10cに幅広且つ超薄肉のゲート痕14を有する板状導光部材10が得られる。
以上説明したように、本実施の形態に係る金型100は、背向する第1主表面10aおよび第2主表面10b、ならびに複数の側面を有する板状導光部材10に対応する成形空間102を形成する。金型100は、板状導光部材10の第1側面10cに対応する第1面112と、第1主表面10aに対応する第2面114と、第2主表面10bに対応する第3面122と、第1面112に接続されるゲート124と、を有する。ゲート124は、第2面114および第3面122が並ぶ方向X2の寸法124Hが、第1面112の方向X2の寸法112Hの半分以下である。
主表面からの光照射を目的とした板状導光部材を成形する場合、主表面にゲート痕が残るダイレクトゲート方式は当然ながら採用することができない。なぜならば、ゲート痕によって発光ムラが生じ、主表面の均一な面発光が妨げられるためである。したがって、板状導光部材の側面にゲート痕が残るサイドゲート方式が採用されることになる。しかしながら、従来のサイドゲート方式の射出成形によって得られる板状導光部材は、ゲート痕が板状導光部材の側面と同程度の厚みを有していた。
このため、板状導光部材の主表面だけでなく側面からも光を出射させようとした場合、ゲート痕のある側面では、ゲート痕に起因する大きな発光ムラが生じてしまう。また、ゲート痕のある側面を光入射面とした場合には、ゲート痕によって光入射が妨げられ、板状導光部材への入射光量が低減する場合があった。
これに対し、本実施の形態の金型100は、板状導光部材10の第1側面10cに対応する第1面112にゲート124が接続されるとともに、ゲート124の厚みが第1面112の厚みの半分以下である。このため、金型100を用いて得られる板状導光部材10では、第1側面10cに残るゲート痕14の、2つの主表面10a,10bが並ぶ方向X1の寸法14Hが、第1側面10cの方向X1の寸法10Hの半分以下となる。そして、板状導光部材10は、第2側面10dから入射される光を、第1側面10cおよび2つの主表面から出射させる。
これにより、第1側面10cにおけるゲート痕14に起因する発光ムラを、より小さくすることができる。したがって、第1側面10cにおける発光ムラを目立ちにくくすることができる。このため、2つの主表面10a,10bおよび第1側面10cにおける面発光の均一化を図ることができる。よって、本実施の形態の金型100によれば、主表面および側面から光を出射させる態様での使用に適した板状導光部材10を得ることができる。
なお、本実施の形態では、第2側面10dから光が入射しているが、第3側面10eや第4側面10fから光が入射して、第1側面10c、主表面10a,10bから光が出射してもよい。また、第1側面10cから光が入射し、第2側面10d~第4側面10fのいずれかの側面と主表面10a,10bとから光が出射してもよい。この場合は、ゲート痕14によって光の入射が妨げられることを抑制することができる。これにより、光の利用効率を高めることができる。また、主表面からの光の出射は、第1主表面10aおよび第2主表面10bの一方のみであってもよい。
つまり、金型100を用いて形成される樹脂部品は、光拡散材11を含有し、第1側面10cおよび第1側面10cとは異なる側面のうち一方の側面から入射される光を光拡散材11によって反射し、他方の側面および少なくとも一方の主表面から出射する板状導光部材10である。このような板状導光部材10を車両用灯具1に搭載することで、車両用灯具1の意匠性、見栄えを向上させることができる。
また、本実施の形態のゲート124は、第1面112と第3面122との境界に接する。したがって、板状導光部材10のゲート痕14は、第1側面10cと第2主表面10bとの境界に接する。これにより、ゲート痕14に起因する発光ムラを、より目立ちにくくすることができる。あるいは、より多くの光を第1側面10cから板状導光部材10に入射させることができる。なお、ゲート124は、第1面112と第2面114との境界に接してもよく、ゲート痕14は、第1側面10cと第1主表面10aとの境界に接してもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。設計変更が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形それぞれの効果をあわせもつ。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
実施の形態では、固定型である第1型104に凹部110が設けられているが、可動型である第2型106に凹部110が設けられてもよい。また、実施の形態の板状導光部材10は、平坦形状を有するが、湾曲形状を有してもよい。
10 板状導光部材、 10a 第1主表面、 10b 第2主表面、 10c 第1側面、 11 光拡散材、 14 ゲート痕、 16 溶融樹脂、 100 金型、 102 成形空間、 112 第1面、 114 第2面、 122 第3面、 124 ゲート。

Claims (2)

  1. 背向する2つの主表面と、2つの前記主表面をつなぐ複数の側面と、を有する板状の樹脂部品であって、
    前記樹脂部品は、前記側面のうち第1側面にゲート痕を有し、
    前記ゲート痕は、2つの前記主表面が並ぶ方向の寸法が、前記第1側面の前記ゲート痕が延在する領域における当該方向の寸法の半分以下であり、
    前記樹脂部品は、光拡散材を含有し、前記第1側面および第1側面とは異なる側面のうち一方の側面から入射される光を前記光拡散材によって反射し、他方の側面および少なくとも一方の前記主表面から出射する導光部材である、
    樹脂部品。
  2. 前記ゲート痕は、前記第1側面と一方の前記主表面との境界に接する請求項に記載の樹脂部品。
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