JP7185546B2 - 軸受装置の冷却構造および工作機械の主軸装置 - Google Patents

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Description

この発明は、軸受装置の冷却構造に関し、例えば工作機械の主軸および主軸に組み込まれる軸受の冷却構造に関する。
工作機械の主軸装置では、加工精度を確保するために、装置の温度上昇は小さく抑える必要がある。しかしながら最近の工作機械では、加工能率を向上させるため高速化の傾向にあり、主軸を支持する軸受からの発熱も高速化と共に大きくなってきている。また、装置内部に駆動用のモータを組込んだいわゆるモータビルトインタイプが多くなってきており、装置の発熱要因ともなってきている。
発熱による軸受の温度上昇は、軸受の予圧の増加をもたらす結果となり、主軸の高速化、加工の高精度化を考えると極力抑えたい。
主軸装置の温度上昇を抑えるための手段の一つとして、図9に示すように、運転中の軸受101を、外輪間座104の軸方向中央に設けられたノズル110から内輪間座105に向けて圧縮エアを吐出させることで冷却する方法が、特許文献1等で提案されている。
特許6144024号公報
特許文献1の構成の場合、間座幅Wが軸受幅Xと同等のため、外輪間座104の軸方向中央に圧縮エアを吐出するノズル110が設けられていても、吐出口と軸受の距離が短いため、十分冷却効果を得ることができている。
しかし、間座幅Wが大きい場合、例えば図10に示すように軸受幅Xに対し、間座幅Wが2.5倍以上の場合、外輪間座104の軸方向中央に圧縮エアを吐出するノズル110を設け、圧縮エアの効果により、内輪間座105を冷却させたとしても、積極的に冷却されている箇所Sから軸受1までの距離が長いため、冷却効果が下がる。
この発明の目的は、間座の幅寸法が大きい場合でも、軸受の冷却効果が確保できる空冷の軸受装置の冷却構造、および工作機械の主軸装置を提供することである。
この発明の軸受装置の冷却構造は、軸受の外輪および内輪にそれぞれ隣接する外輪間座および内輪間座を備え、前記外輪間座に前記内輪間座の外周面に向けて圧縮エアを吐出するノズルが設けられた軸受装置の冷却構造であって、
前記ノズルは前記内輪間座の回転方向の前方へ傾斜し、かつ前記外輪間座の軸心に垂直な断面における任意の半径方向の直線から、この直線と直交する方向にオフセットした位置にあり、
前記外輪間座および内輪間座の幅が軸受幅の2.5倍以上であって、前記ノズルの中心から前記軸受の側面までの距離が、前記軸受幅以下であり、かつ前記軸受幅の1/2以上である。
この構成によると、ノズルを回転方向の前方へ傾斜させたので、冷却用の圧縮エアがノズルから内輪間座の外周面に噴き付けられる。これにより圧縮エアは、内輪間座の外周面と外輪間座の内周面との間の環状のすきま部で、旋回流となって内輪間座を冷却する。結果、内輪間座の端面と接触固定されている軸受内輪が、熱伝導により冷却される。
前記ノズルは、軸受から遠い位置に配置させると、課題で述べている通り、冷却効果が下がる。一方、軸受から近い位置に配置させると、圧縮エアが内輪回転方向に旋回せず、早々に軸方向に拡散してしまう。そのため、内輪間座の表面に長く留まることができず、冷却効果は下がる。グリース潤滑の場合は、軸受内に封入しているグリースが軸受外に排出されてしまい、潤滑信頼性が下がるという課題がある。
そのため、図8に示すように、内輪間座端面に障害壁105aを設けることで圧縮エアの流入を低減させている。更にノズルの中心から軸受の側面までの距離Yを、軸受幅X以下で、かつ軸受幅Xの1/2以上としている。この範囲であると、ノズルから吐出された圧縮エアで内輪間座が冷却される位置から軸受までの距離が遠すぎず、かつノズル位置が近すぎて圧縮エアが旋回せずに拡散してしまうことがなく、間座の幅寸法が大きい場合でも軸受の冷却効果が確保できることが確認できた。間座幅が狭い場合は前記のノズル位置が遠すぎて冷却効果が低下すると言う問題は生じず、間座幅が軸受幅の2.5倍以上と長い場合に、前記のノズルの中心から軸受側面までの距離Yを規制したことによる効果が発揮される。
この発明の軸受装置の冷却構造において、前記外輪間座に、前記ノズルに対して前記軸受側および反軸受側に、前記外輪間座と内輪間座の間の空間から外部に排気する排気路が設けられていてもよい。
軸受近傍に圧縮エアを吐出するノズルを設けた場合、軸受側に流れる圧縮エアは外輪間座と軸受間に設けている排気路、および軸受の内部を通り排出される。一方、反軸受側に流れる圧縮エアは、排気される箇所が無い場合、内輪間座から熱を奪った後に内輪間座と外輪間座間の空間に留まりやすくなり、冷却効果が下がる。このため、反軸受側にも排気を設ける必要がある。
前記各排気路を設ける場合、前記反軸受側の排気路が、前記内輪間座の回転方向の前方に排気口が向くように傾斜していてもよい。
前記排気路は径方向に設けても良いが、内輪間座の回転方向の前方へ傾斜させて設けることで、排気性が向上する。
また、前記各排気路を設ける場合、前記軸受側の排気路の容積と前記反軸受側の排気路の容積との差が、前記軸受側の排気路の容積の10%以内であることが好ましい。
反軸受側に設ける排気は、軸受側に設けた排気溝の体積と同等にすることで、圧縮エアが軸受側または、反軸受側のどちらか一方へ偏って流れるのを防ぐことができる。
この発明の軸受装置の冷却構造において、前記外輪間座および前記内輪間座は、隣合う2つの軸受間に介在し、前記外輪間座の間座幅の中心位置に対する両側に前記ノズルが設けられていてもよい。
このように外輪間座および内輪間座が軸受間に配置され、両側の軸受に対して前記ノズルが設けられている場合に、前記ノズルと軸受間の距離や間座幅を規制したことによる冷却効果の確保が、より効果的に発揮される。
この発明の工作機械の主軸装置は、この発明の前記いずれかの構成の軸受装置の冷却構造を備えていてもよい。
工作機械の主軸装置では、加工精度を確保するために、装置の温度上昇は小さく抑える必要があり、この発明の軸受装置の冷却構造を適用することによる効果が、より効果的に発揮される。
この発明の軸受装置の冷却構造は、軸受の外輪および内輪にそれぞれ隣接する外輪間座および内輪間座を備え、前記外輪間座に前記内輪間座の外周面に向けて圧縮エアを吐出するノズルが設けられた軸受装置の冷却構造であって、前記ノズルは前記内輪間座の回転方向の前方へ傾斜し、かつ前記外輪間座の軸心に垂直な断面における任意の半径方向の直線から、この直線と直交する方向にオフセットした位置にあり、前記外輪間座および内輪間座の幅が軸受幅の2.5倍以上であって、前記ノズルの中心から前記軸受の側面までの距離が、前記軸受幅以下であり、かつ前記軸受幅の1/2以上であるため、間座の幅寸法が大きい場合でも、軸受の冷却効果を確保することができる。
この発明の工作機械の主軸装置は、この発明の前記いずれかの構成の軸受装置の冷却構造を備えるため、間座の幅寸法が大きい場合でも、軸受の冷却効果が確保することができる。
この発明の第1の実施形態に係る軸受装置の冷却構造の断面図である。 その軸受と間座の寸法関係の説明図である。 同軸受装置の冷却構造における外輪間座と内輪間座をノズル位置で断面した横断面図である。 この発明の他の実施形態に係る軸受装置の冷却構造の断面図である。 同軸受装置の冷却構造における反軸受側の排気路の一例を示す外輪間座の横断面図である。 同軸受装置の冷却構造における反軸受側の排気路の他の例を示す外輪間座の横断面図である。 同軸受装置の冷却構造を備える工作機械の主軸装置の断面図である。 従来例の断面図である。 提案例に係る軸受装置の冷却構造の断面図である。
この発明の第1の実施形態に係る軸受装置の冷却構造を、図1ないし図3と共に説明する。この例の軸受装置の冷却構造は、例えば、図7と共に後述する工作機械の主軸装置等に適用される。ただし、工作機械の主軸装置だけに限定されるものではない。
図1に示すように、この軸受装置は、軸方向に並ぶ複数の軸受1、1の外輪2、2間および内輪3、3間に、外輪間座4および内輪間座5がそれぞれ介在している。外輪2および外輪間座4はハウジング6の内周面に設置され、内輪3および内輪間座5は回転軸7の外周面に嵌合する。回転軸7は、例えば工作機械の主軸である。各軸受1には、転がり軸受、具体的にはアンギュラ玉軸受が用いられ、両側の軸受1,1は、背面組合せで設置されている。両側の軸受1,1は、内輪2の外径面および外輪3内径面における接触角の反偏り側に、それぞれカウンタボアが設けられている。内外輪3,2の軌道面間に複数の転動体8が介在し、これら転動体8が保持器9により円周方向に等間隔で保持される。保持器9は、リング形状であり外輪案内形式とされる。
冷却構造について説明する。外輪間座4の両端付近に、内輪間座5の外周面に向けて圧縮エアを吐出するノズル10が、1個または円周方向に複数個(この例では3個)並んで設けられている。ノズル10は、流入側が太く吐出側が細くなる段付き形状の丸孔とされている。
外輪間座4には、ノズル10に対する軸受側に、外輪間座4と内輪間座5の間の空間から外部に排気する排気路15が、円周方向の1箇所または複数箇所に設けられている。この排気路15は、外輪間座4の端面に形成された径方向の溝と、軸受1の外輪2の側面とで径方向の貫通孔として構成されている。
外輪間座4のノズル10が設けられた軸方向位置の内周面部分は、環状の凸部4aが形成されて内輪間座5の外周面に近接している。また、内輪間座5の両端の外周面には、突出端が外輪間座4の外周面に近づく環状の障害壁5aが設けられている。この障害壁5aは、前記ノズル10から外輪間座4と内輪間座5の間に吐出された圧縮エアが転がり軸受1側に流れることを邪魔し、排気路14に流れるように案内する。
なお、内輪間座5は、この内輪間座5の両端の障害壁5aと外輪間座4の両端の前記凸部4aとが干渉することによりこれら内輪間座5と外輪間座4との組み付けが不可となることを回避するために、軸方向に並ぶ2つの内輪間座分割体5A,5Aに分割されている。分割位置は軸方向の中央とされているが、いずれかに偏った位置であってもよい。この明細書において、内輪間座5の幅Wは、両内輪間座分割体5A,5Aを合わせた幅を言う。
前記ノズル10の軸方向位置は、次のように規制されている。すなわち、ノズル10の中心から前記軸受の側面までの距離Y(図2)が、軸受幅X以下であり、かつ軸受幅Xの1/2以上とされている。式で示すと、
(1/2)X≧Y≧Xである。
ただし、前記距離Yの前記の規制は、外輪間座4および内輪間座5の幅Wが軸受幅Xの2.5倍以上である場合に適用される。
図3に示すように、複数設けられる各ノズル10は円周等配に配設される。各ノズル10のエア吐出方向は、それぞれ主軸7の回転方向Aの前方へ傾斜している。各ノズル10は、それぞれ直線状であって、外輪間座4の軸心に垂直な断面における任意の半径方向の直線Lから、この直線Lと直交する方向にオフセット量OFFだけオフセットした位置にある。ノズル10をオフセットさせる理由は、吐出エアを主軸7の回転方向に旋回流として作用させて、冷却効果を向上させることである。ノズル10のオフセット量OFFは、内輪間座5の外径寸法(D)に対して、0.8D/2以上、D/2以下の範囲にする。この範囲は、試験の結果によるもので、冷却効果が最も大きくなる。
外輪間座4の外周面には、冷却エアである圧縮エアを導入する導入溝11が設けられている。この導入溝11に連通するように、ハウジング6に冷却エア用供給孔13(図1)が設けられ、この冷却エア用供給孔13は、ハウジング6の外部のブロワー等の圧縮エア供給源(図示せず)に接続されている。
作用効果について説明する。
内輪間座5と外輪間座4とを使用して、内輪間座5の外周面に、外輪間座4に設けたノズル10より圧縮エアを吐出することで、間接的に軸受1の冷却を行うことができる。外輪間座4の圧縮エアのノズル10を、回転方向Aの前方へ傾斜させたので、冷却用の圧縮エアは、ハウジング6に設けた冷却エア用供給孔13より、ノズル10を介して内輪間座5の外周面に吹き付けられる。これにより圧縮エアは、内輪間座5の外周面と外輪間座4の内周面との間の環状のすきま部で、旋回流となって内輪間座5を冷却する。結果、内輪間座5の端面と接触固定されている軸受内輪3が、熱伝導により冷却されることになる。
この場合に、前記ノズル10は、軸受1から遠すぎると冷却効果が下がる。一方、軸受1から近すぎても圧縮エアが内輪回転方向に旋回せず、早々に軸方向に拡散してしまう。そのため、内輪間座5の表面に長く留まることができないため、冷却効果は下がる。グリース潤滑の場合、軸受1内に封入しているグリースが軸受外に排出されてしまい、潤滑信頼性が下がる。
そのため、ノズル10の中心から軸受1の側面までの距離Yを、軸受幅X以下で、かつ軸受幅Xの1/2以上としている。この範囲であると、ノズル10から吐出された圧縮エアで内輪間座5が冷却される位置から軸受1までの距離が遠すぎず、かつノズル位置が近すぎて圧縮エアが旋回せずに拡散してしまうことがなく、間座4,5の幅Wが大きい場合でも軸受1の冷却効果が確保できる。間座幅Wが狭い場合は前記のノズル位置が遠すぎて冷却効果が低下すると言う問題は生じず、間座幅が軸受幅の2.5倍以上と長い場合に、前記のノズル10の中心から軸受側面までの距離Yを規制したことによる効果が発揮される。
図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1~図3と共に説明した第1の実施形態において、外輪間座4に、前記ノズル10に対して軸受側に設けられた前記排気路15の他に、ノズル10に対して反軸受側となる排気路16が設けられている。
反軸受側の排気路16は、外輪間座4の内外の周面間に貫通する孔であり、外輪間座4の軸方向の中央に位置して、円周方向の1箇所または複数箇所に設けられている。また、この例では、反軸受側の排気路16は、外輪間座4の半径方向に延びている。
前記軸受側の排気路15と反軸受側の排気路16とは、その容積との差が、軸受側の排気路15の容積の10%以内とされている。
この実施形態において、その他の構成は第1の実施形態と同様である。
反軸受側に排気路16を設けたのは、次の理由による。軸受近傍に圧縮エアを吐出するノズル10を設けた場合、軸受側に流れる圧縮エアは外輪間座4と軸受1の間に設けられている排気路15、および軸受1の内部を通り排出される。一方、反軸受側に流れる圧縮エアは、排気される箇所が無い場合、内輪間座5から熱を奪った後に、内輪間座10と外輪間座4の間の空間に留まりやすくなり、冷却効果が下がる。反軸受側に排気路16を設けることで、上記の内輪間座10から熱を奪った空気が外部に排出され、冷却効果が高められる。
反軸受側の排気路16を設ける場合、軸受側の排気路15の容積と反軸受側の排気路16の容積との差が、前記軸受側の排気路15の容積の10%以内であることが好ましい。
反軸受側に設ける排気路16は、軸受側に設けた排気路15の容積と同等にすることで、圧縮エアが軸受側または、反軸受側のどちらか一方へ偏って流れるのを防ぐことができる。
外輪間座4の反軸受側の排気路16は、図6に示すように、内輪間座5の回転方向Aの前方に排気口16aが向くように傾斜していてもよい。
前記排気路16は、図5のように径方向に設けてもよいが、内輪間座5の回転方向Aの前方へ傾斜させて設けることで、排気能力がより向上する。
図7は、工作機械の主軸装置の一例を示し、図1または図4と共に説明した実施形態の軸受装置の冷却構造が適用されている。
図1の前記回転軸7である主軸7Aは、ハウジング6にフロント側およびリア側となる前後一対の軸受1,1を介して回転自在に支持されている。前記主軸7Aは、先端に工具またはワークを把持するチャック17が設けられ、後端が駆動モータ18に接続されている。駆動モータ18は、この例ではハウジング6の外部に設けられているが、ハウジング6内に設けたビルトインタイプとしてもよい。軸受1,1の間には前記構成、例えば図4の例の外輪間座4および内輪間座5が設けられている。ハウジング6には、外輪間座4の各ノズル10に前記導入溝11を介して連通する冷却エア用供給孔13と、前記各排気路15,16に連通するハウジング内排気経路20が設けられている。また、ハウジング6には冷却液を循環させる冷却液流路21が設けられている。
この構成の工作機械の主軸装置によると、前記軸受装置の冷却構造を適用することによる冷却の効果が発揮され、主軸7Aの回転の高速化、および加工の高精度化が得られる。
なお、前記各実施形態では、軸受1が2列に設けられてその間に配置された外輪間座4にノズル10を設けた場合につき説明したが、軸受1は3列または4列以上であってもよく、または1列であってもよい。また、前記ノズル10を設ける外輪間座4は、軸受間に設けなくても良い。さらに潤滑は、油(エアオイル、オイルミスト)でもグリースでも適用可能であり、潤滑仕様により制限されることはない。
以上、実施形態に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…軸受
2…外輪
3…内輪
4…外輪間座
5…内輪間座
6…ハウジング
7…回転軸
10…ノズル
15…軸受側の排気路
16…反軸受側の排気路

Claims (6)

  1. 軸受の外輪および内輪にそれぞれ隣接する外輪間座および内輪間座を備え、前記外輪間座に前記内輪間座の外周面に向けて圧縮エアを吐出するノズルが設けられた軸受装置の冷却構造であって、
    前記ノズルは前記内輪間座の回転方向の前方へ傾斜し、かつ前記外輪間座の軸心に垂直な断面における任意の半径方向の直線から、この直線と直交する方向にオフセットした位置にあり、
    前記外輪間座および内輪間座の幅が軸受幅の2.5倍以上であって、前記ノズルの中心から前記軸受の側面までの距離が、前記軸受幅以下であり、かつ前記軸受幅の1/2以上であり、
    前記外輪間座に、前記ノズルに対して前記軸受側に、前記外輪間座と内輪間座の間の空間から外部に排気する排気路が設けられた、
    軸受装置の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の軸受装置の冷却構造において、前記外輪間座に、前記ノズルに対して反軸受側に、前記外輪間座と内輪間座の間の空間から外部に排気する排気路が設けられた軸受装置の冷却構造。
  3. 請求項2に記載の軸受装置の冷却構造において、前記反軸受側の排気路が、前記内輪間座の回転方向の前方に排気口が向くように傾斜した軸受装置の冷却構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載の軸受装置の冷却構造において、前記軸受側の排気路の容積と前記反軸受側の排気路の容積との差が、前記軸受側の排気路の容積の10%以内である軸受装置の冷却構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の軸受装置の冷却構造において、前記外輪間座および前記内輪間座は、隣合う2つの軸受間に介在し、前記外輪間座の間座幅の中心位置に対する両側に前記ノズルが設けられた軸受装置の冷却構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の軸受装置の冷却構造を備える工作機械の主軸装置。
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