JP7185238B2 - Mimo復調方法および端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置と複数の端末装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)伝送を行う無線通信システムにおいて、端末装置同士が連携してMIMO復調処理を行う技術に関する。
無線通信システムにおける大容量化の技術として複数のアンテナを用いて同一の無線チャネルで空間分割多重を行うMIMO伝送は、セルラ通信システムや無線LANシステムなどをはじめとして様々な無線通信システムに採用されている。一般に、MIMO伝送では、送受信装置が伝送したい空間ストリーム数以上のアンテナを備えることで、複数の空間ストリームが混在した状態で受信される信号に対して、適切なMIMO復調処理を行って所望の空間ストリームを受信できることが知られている。そのため、MIMO伝送の容量を拡大するには、送受信装置の双方でなるべく多数のアンテナを備える必要がある。しかしながら、実際には装置上の制約があり、特に端末装置が備えることができるアンテナ数が装置サイズや消費電力の観点から制約されるため、伝送可能な空間ストリーム数が低下してしまうという課題がある。
そこで、端末装置同士が互いに連携し、自装置が受信した信号を、宛先の端末装置に対して中継伝送することで、宛先の端末装置において、あたかも自装置が保有するアンテナ数以上の受信信号を用いてMIMO復調処理を行うことで、MIMO伝送の容量を拡大できる「端末連携MIMO伝送方式」が検討されている(例えば非特許文献1参照)。
D.Fengning and H.Murata,"Performance Study of Terminal Collaborated MIMO Reception Experimental Testbed in Actual Environment," 2019 IEEE VTS Asia Pacific Wireless Communications Symposium (APWCS), Singapore, 2019, pp.1-5.
ここで、MIMO復調処理法では、繰り返し等化処理を行うことで受信誤りを低減できることが知られている。しかしながら、従来では繰り返し等化処理を行う回数が固定であり、処理に一定の時間が必要であった。また、端末連携MIMO伝送では、複数の端末装置から受信信号を集めてくるため、SU(Single User)-MIMO伝送に比べて処理にかけられる時間の制約が大きく、処理回数の低減が求められるが、受信品質を満たしつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすことは難しい。さらに、MIMO伝送の空間ストリーム数以上の受信信号を集約する場合、受信品質を保ちつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすためには、MIMO復調にどの受信信号を用いるかを適切に選択する方法が必要である。
本発明は、残留干渉係数に基づく繰り返し等化処理の打ち切りや、伝搬路行列の条件数に基づく処理対象の絞り込みを行うことにより、受信品質を保ちつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすことができるMIMO復調方法および端末装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の端末装置が受信する複数の受信信号を用いて、MIMO伝送された複数の空間ストリームの復調を行うMIMO復調方法において、前記空間ストリームの数より多い前記複数の受信信号の中から、前記空間ストリームの数と同じ数の前記受信信号を選択する複数の組み合わせパタンを生成する組み合わせパタン生成処理と、生成された前記複数の組み合わせパタンに対して並列に等化処理を行い、等化処理の結果から算出した第1の判定値を用いて前記組み合わせパタン毎に予め決められた所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する制御処理とを実行することを特徴とする。
本発明は、自装置および他の装置が受信する複数の受信信号を用いて、MIMO伝送された複数の空間ストリームの復調を行う端末装置において、前記空間ストリームの数より多い前記複数の受信信号の中から、前記空間ストリームの数と同じ数の前記受信信号を選択する複数の組み合わせパタンを生成する組み合わせパタン生成部と、生成された前記複数の組み合わせパタンに対して並列に等化処理を行う等化部と、前記等化部の等化処理の結果から算出した第1の判定値を用いて前記組み合わせパタン毎に予め決められた所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する制御部とを有することを特徴とする。
本発明に係るMIMO復調方法および端末装置は、残留干渉係数に基づく繰り返し等化処理の打ち切りや、伝搬路行列の条件数に基づく処理対象の絞り込みを行うことにより、受信品質を保ちつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすことができる。
端末連携MIMO伝送方式を用いる無線通信システムの一例を示す図である。 端末装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る無線通信システムにおける端末連携MIMO伝送処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係るMIMO復調方法および端末装置の実施形態について説明する。
図1は、端末連携MIMO伝送方式を用いる無線通信システム100の一例を示す。図1において、無線通信システム100は、基地局装置BS、端末装置MS1、端末装置MS2、端末装置MS3、端末装置MS4、端末装置MS5および端末装置MS6を有する。なお、図1では、6台の端末装置MSが連携して基地局BSとの間でMIMO伝送を行うが、6台以外の複数の端末装置MSであれば適用可能である。ここで、端末装置MS1から端末装置MS6までの6台に共通する説明を行う場合は符号末尾の番号を省略して端末装置MSと記載する。
図1において、基地局装置BSは、宛先の端末装置MSとの間でMIMO方式により空間多重信号を送信する。図1では、基地局装置BSは、4つの空間ストリームが4つのアンテナからそれぞれ送信される。なお、本実施形態では、少なくとも1つのアンテナを有する6台の端末装置MSが連携して、あたかも自装置が保有するアンテナ数以上のMIMO端末装置として動作し、自装置を含む他装置の複数の受信信号を用いてMIMO復調処理を行う。このために、複数の端末装置MSは、互いに自装置の受信信号を他装置に中継する。ここで、中継伝送は、基地局装置BSとの通信とは異なる通信回線により端末装置MS間で直接行われる。なお、図1において、端末装置MS間で行われる中継伝送は点線で示されている。
図2は、端末装置MSの構成例を示す。図2において、端末装置MSは、選択部101、CP(Cyclic Prefix)除去部102、S/P(Serial/Parallel)103、FFT(Fast Fourier Transform)104、MMSE(Minimum Mean Square Error)等化部105、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)106、P/S(Parallel/Serial)107、BP(Belief Propagation)復号部108、軟判定レプリカ生成部109、組み合わせパタン生成部110および制御部111を有する。
なお、本実施形態に係る無線通信システム100では、基地局装置BSは、送信データ系列にLDPC(Low-Density Parity-Check)符号による符号化を施して送信し、端末装置MSは、繰り返し等化処理を行い、復号後の高信頼度のシンボルから生成される干渉信号のレプリカを受信信号から減算することにより干渉信号の抑圧を行う。
図2において、選択部101は、6台の端末装置MSが基地局装置BSから受信する受信信号の中から4つの受信信号を選択する。なお、選択部101は、制御部111の指令に基づいて動作し、例えば制御部111から指定された4つの受信信号を信号(1)、信号(2)、信号(3)および信号(4)としてCP除去部102-1、CP除去部102-2、CP除去部102-3およびCP除去部102-4にそれぞれ出力する。ここで、CP除去部102-1、CP除去部102-2、CP除去部102-3およびCP除去部102-4に共通する説明を行う場合は、符号末尾の-番号を省略して、CP除去部102と記載する。同じ名称のブロックが複数ある場合の他のブロックについても同様に記載する。
CP除去部102は、選択部101が選択した受信信号に付加されているCPを除去する。
S/P103は、CP除去部102が出力する時間的に連続する信号を予め決められた時間単位で分割した並列の信号を出力する。
FFT104は、S/P103から出力される並列の時間領域の信号にFFT処理を行い、周波数領域の信号に変換する。
MMSE等化部105は、FFT104-1からFFT104-4が出力する4つの周波数領域の信号をMMSE方式により等化処理を行う。ここで、基地局装置BSの4つのアンテナからそれぞれ送信される4つの空間ストリームは、各端末装置MSで干渉した状態で受信されるが、MMSE等化部105の等化処理により空間ストリーム間干渉を除去するので、各空間ストリームを分離することができる。MMSE等化部105は、後述の軟判定レプリカ生成部109により生成された所望信号以外のすべての干渉信号のレプリカを受信信号から減算した後、ウェイトを掛け合わせることにより等化処理を行う。
IFFT106は、MMSE等化部105が等化した周波数領域の信号にIFFT処理を行い、時間領域の信号に変換する。
P/S107は、IFFT106が出力する複数の信号をS/P103が分割した順に合成して連続する時間領域の信号を出力する。
BP復号部108は、P/S107が出力する信号に対して、LDPC(Low-Density Parity-Check)の復号法の1つとして周知のBP復号方式を用いた復号を行う。
軟判定レプリカ生成部109は、BP復号後に更新された尤度から作成された軟判定シンボルをFFTにより周波数領域に変換し、周波数領域で干渉信号の軟判定レプリカを生成する。なお、軟判定レプリカについては後述する。
組み合わせパタン生成部110は、複数の端末装置MSの数に基づいて、選択部101で選択する受信信号の全ての組み合わせパタンを生成する(組み合わせパタン生成処理)。例えば、端末装置MSの数が6台で選択部101で選択する受信信号の数が4つの場合、組み合わせパタン生成部110は、15種類の組み合わせパタンを生成する。
制御部111は、端末装置MSの各部を制御する(制御処理)。例えば制御部111は、組み合わせパタン生成部110が生成する受信信号の組み合わせパタンに基づいて、選択部101に選択すべき端末装置MSの受信信号を指示するとともに、全ての受信信号の組み合わせパタンに対してMIMO等化処理を並列で実施するように、CP除去部102、S/P103、FFT104、MMSE等化部105、IFFT106、P/S107、BP復号部108および軟判定レプリカ生成部109の各ブロックの動作を制御する。そして、制御部111は、等化処理の結果から算出した第1の判定値(後述の残留干渉係数)を用いて組み合わせパタン毎に予め決められた所定条件(残留干渉係数≦閾値)を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する。そして、制御部111は、所定条件を満たす組み合わせパタンが存在する場合、繰り返し等化処理を打ち切り、所定条件を満たす組み合わせパタンが存在しない場合は、条件値(伝搬路行列の固有値の最大値と固有値の最小値との比(最大値/最小値))に基づいて繰り返し等化処理を継続する組み合わせパタンを絞り込み、同様の処理を繰り返し実行する。このようにして、制御部111は、残留干渉係数が最小となる組み合わせパタンを選択し、選択した組み合わせパタンにより復号した信号を復調信号として出力する。
ここで、L(Lは正の整数)本の遅延波が到来する環境での基地局装置BSのアンテナの数がN(Nは正の整数)本、単ーアンテナを持つ端末装置MSの数がM(Mは正の整数)台とするMU-MIMO伝送の場合の無線通信システム100のシステムモデルについて説明する。
この場合、端末装置MSが時刻kに受信する信号y(k)[行列CM×1の要素]は、式(1)で表される。
Figure 0007185238000001
式(1)において、H(l)[行列CM×Nの要素]は第lパスの伝搬路行列、x(k)[行列CN×1の要素]およびn(k)[行列CM×1の要素]はそれぞれ時刻kにおける送信信号および雑音信号を表す。
ここで、基地局装置BSは、LDPC符号化されたデータ系列にCPが付加された信号を送信し、端末装置MSは、CP除去部102により受信信号からCPを除去し、S/P103を経てFFT104により周波数領域の信号に変換する。そして、MMSE等化部105によりMMSE等化処理が行われる。MMSE等化処理は、式(2)および式(3)に示すように、MMSEウェイトW(f)[行列CM×Nの要素]による初期等化を施すことにより、第f周波成分の等化後の信号X(f)[行列CN×1の要素]が得られる。
Figure 0007185238000002
Figure 0007185238000003
ここで、G(f)[行列CM×Nの要素]およびY(f)[行列CM×1の要素]はそれぞれ第f周波数成分における伝搬路応答および受信信号であり、Nは雑音電力、Pは送信電力である。
そして、MMSE等化後にIFFT106により時間領域に変換された信号x(k)[行列CN×1の要素]から尤度が計算され、BP復号部108によりBP復号が行われる。
そして、予め設定された繰り返し等化処理の上限回数に達していない場合、軟判定レプリカ生成部109は、BP復号後に更新された尤度から軟判定シンボルx^(k)[行列CN×1の要素]を作成し、FFTにより軟判定シンボルx^(k)を周波数領域の信号X^(f)[行列CN×1の要素]に変換した後、伝搬路の第n送信アンテナに対する周波数応答ベクトルg(f)[行列CM×1の要素]を用いて干渉信号の軟判定レプリカY^(f)[行列CM×1の要素]を式(4)により生成する。
Figure 0007185238000004
2回目以降の繰り返し等化時におけるMMSE等化部105は、受信信号Y(f)から所望信号以外のすべての干渉信号のレプリカを減算した後、ウェイトを掛け合わせることにより等化処理を行う。ここで、所望の空間ストリームの信号が第n信号(i=n)であるとき、MMSE等化後の出力X (f)は式(5)となる。なお、iは空間ストリームの番号であり、i≠nの空間ストリームの信号は干渉信号となる。
Figure 0007185238000005
Figure 0007185238000006
ここで、ウェイトw(f)は、式(6)で表される。
式(6)において、βは0≦β≦1を満たす残留干渉係数であり、残留干渉の大きさを表す。例えば残留干渉が無い場合はβ=0となる。そして、MMSE等化後の出力X (f)は、IFFT106により時間領域信号x (k)に変換され、再度、BP復号部108に入力されて更新された尤度が軟判定レプリカ生成部109に出力され、繰り返し等化処理が行われる。そして、繰り返し等化処理が終了すると、BP復号部108の尤度に対して硬判定が行われ、最終的な復号データとして出力される。
このようにして、上述の一連の処理が予め設定された上限回数(規定回数)まで繰り返し実行されるが、本実施形態に係る無線通信システム100では、残留干渉係数が予め決められた閾値以下の組み合わせパタンが存在する場合、その時点で(上限回数に達する前に)繰り返し等化処理を打ち切り、選択されている組み合わせパタンから残留干渉係数が最小となる組み合わせパタンを選択する。また、残留干渉係数が予め決められた閾値以下の組み合わせパタンが存在しない場合は、複数の組み合わせパタンのそれぞれに対応する条件値(伝搬路行列の固有値の最大値と固有値の最小値との比(最大値/最小値))に基づいて繰り返し等化処理を継続する組み合わせパタンを絞り込み、繰り返し上限回数に達すると、選択されている組み合わせパタンから残留干渉係数が最小となる組み合わせパタンを選択する。これにより、本実施形態に係る無線通信システム100は、受信品質を保ちつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすことができる。
図3は、本実施形態に係る無線通信システム100における端末連携MIMO伝送処理の一例を示す。
ステップS101において、基地局装置BSは、所望の信号の送信先である宛先の端末装置MS向けにMIMO方式により空間多重信号を送信する。
ステップS102において、各端末装置MSは、自装置が宛先の端末装置ではない場合、自装置が受信した信号を宛先の端末装置MSに中継伝送する。なお、中継伝送は、基地局装置BSとの通信とは異なる通信回線により端末装置MS間で直接行われる。
ステップS103において、宛先の端末装置MSは、自装置の受信信号および他の端末装置MSから中継伝送された受信信号を含む複数の受信信号の中から復調に用いる受信信号の組み合わせパタンを生成する。ここで、組み合わせパタンは、例えば自装置をMS1、他の端末装置をMS2からMS6とした場合、パタン1:MS1、MS2、MS4、MS6、パタン2:MS1、MS3、MS4、MS5、パタン3:MS1、MS2、MS3、MS4、MS6、などのように生成される。
ステップS104において、宛先MSは、ステップS103で生成された全ての受信信号の組み合わせパタンに対してMIMO復調処理を並列で実施する。
ステップS105において、MMSE等化部105によりMIMO等化処理が行われる。
ステップS106において、制御部111は、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する。具体的には、制御部111は、MMSE等化部105の等化処理において算出される所望信号のMMSEウェイトから式(6)に基づいて残留干渉係数を算出し、残留干渉係数が予め決められた閾値以下のパタンが存在するか否かを判別し、存在しない場合はステップS107の処理に進み、存在する場合はステップS109の処理に進む。
ステップS107において、MIMO等化処理の回数が予め設定された規定回数実施されたか否かを判別し、規定回数実施されていない場合はステップS108の処理に進み、規定回数実施された場合はステップS109の処理に進む。なお、規定回数は、処理能力などによって予め設定されている。
ステップS108において、条件数(第2の判定値)が相対的に小さい受信信号の組み合わせパタンを1つ以上選択する。ここで、条件数は、伝搬路行列の固有値の最大値と固有値の最小値との比(最大値/最小値)である。
ステップS109において、残留干渉係数が閾値以下の組み合わせパタンが複数存在する場合や規定回数に達した場合、選択されている組み合わせパタンから残留干渉係数が最小となる組み合わせパタンを選択し、一連の処理を終了する。
このようにして、本実施形態に係る無線通信システム100は、複数の端末装置MSが連携して各端末装置MSの受信信号を集めてMIMO伝送を行うので、受信品質を維持しつつ、連携する端末装置MSの組み合わせパタンの選択と、MIMOに対して繰り返し等化処理を行う際の繰り返し処理の回数の低減とを同時に行うことができる。
以上、説明したように、本発明に係るMIMO復調方法および端末装置は、繰り返し等化処理の中で、残留干渉係数に基づいて繰り返し処理の打ち切りや、伝搬路行列の条件数に基づいて等化処理を繰り返すことにより、受信品質を保ちつつ、繰り返し等化処理の回数を減らすことができる。
なお、前述した実施形態における基地局装置BSおよび端末装置MSは専用装置による実現に限らず、汎用コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
100・・・無線通信システム;101・・・選択部;102・・・CP除去部;103・・・S/P;104・・・FFT;105・・・MMSE等化部;106・・・IFFT;107・・・P/S;108・・・BP復号部;109・・・軟判定レプリカ生成部;110・・・組み合わせパタン生成部;111・・・制御部;BS・・・基地局装置;MS・・・端末装置

Claims (8)

  1. 複数の端末装置が受信する複数の受信信号を用いて、MIMO伝送された複数の空間ストリームの復調を行うMIMO復調方法において、
    前記空間ストリームの数より多い前記複数の受信信号の中から、前記空間ストリームの数と同じ数の前記受信信号を選択する複数の組み合わせパタンを生成する組み合わせパタン生成処理と、
    生成された前記複数の組み合わせパタンに対して並列に等化処理を行い、等化処理の結果から算出した第1の判定値を用いて前記組み合わせパタン毎に予め決められた所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する制御処理と
    を実行することを特徴とするMIMO復調方法。
  2. 請求項1に記載のMIMO復調方法において、
    前記制御処理では、前記所定条件を満たす前記組み合わせパタンが複数存在する場合に、複数の前記組み合わせパタンに対する前記第1の判定値が最小となる前記組み合わせパタンを選択する
    ことを特徴とするMIMO復調方法。
  3. 請求項2に記載のMIMO復調方法において、
    前記制御処理では、前記所定条件を満たす前記組み合わせパタンが存在しない場合に、複数の前記組み合わせパタンのそれぞれに対応する伝搬路行列から第2の判定値を算出し、前記第2の判定値に基づいて繰り返し等化処理を継続する前記組み合わせパタンを絞り込む
    ことを特徴とするMIMO復調方法。
  4. 請求項3に記載のMIMO復調方法において、
    前記第1の判定値は、等化処理で用いるウェイトの残留干渉係数であり、
    前記第2の判定値は、伝搬路行列の固有値の最大値と固有値の最小値との比として求められる条件値である
    ことを特徴とするMIMO復調方法。
  5. 自装置および他の装置が受信する複数の受信信号を用いて、MIMO伝送された複数の空間ストリームの復調を行う端末装置において、
    前記空間ストリームの数より多い前記複数の受信信号の中から、前記空間ストリームの数と同じ数の前記受信信号を選択する複数の組み合わせパタンを生成する組み合わせパタン生成部と、
    生成された前記複数の組み合わせパタンに対して並列に等化処理を行う等化部と、
    前記等化部の等化処理の結果から算出した第1の判定値を用いて前記組み合わせパタン毎に予め決められた所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて繰り返し等化処理を継続するか否かを制御する制御部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  6. 請求項5に記載の端末装置において、
    前記制御部は、前記所定条件を満たす前記組み合わせパタンが複数存在する場合に、複数の前記組み合わせパタンに対する前記第1の判定値が最小となる前記組み合わせパタンを選択する
    ことを特徴とする端末装置。
  7. 請求項6に記載の端末装置において、
    前記制御部は、前記所定条件を満たす前記組み合わせパタンが存在しない場合に、複数の前記組み合わせパタンのそれぞれに対応する伝搬路行列から第2の判定値を算出し、前記第2の判定値に基づいて繰り返し等化処理を継続する前記組み合わせパタンを絞り込む
    ことを特徴とする端末装置。
  8. 請求項7に記載の端末装置において、
    前記第1の判定値は、等化処理で用いるウェイトの残留干渉係数であり、
    前記第2の判定値は、伝搬路行列の固有値の最大値と固有値の最小値との比として求められる条件値である
    ことを特徴とする端末装置。
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千葉 竜樹,村田 英一,高周波数帯を活用した端末連携MIMO受信における端末間通信方式に関する伝送実験,第40回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2017)予稿集 [USB] ,2017年12月01日,pp.482-486

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