JP7184460B2 - 基台付きブレード - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸となるスピンドルに装着して使用される切削用の基台付きブレードに関する。
IC、LSI等の電子回路が形成された半導体ウェーハは、例えば、分割予定ライン(ストリート)に沿って切削され、複数のチップへと分割される。この切削に使用されるブレードとしては、砥粒をニッケル等のメッキ材で固めたハブタイプのブレードや、砥粒を樹脂等の結合材(ボンド材)で固めたワッシャータイプのブレード等が知られている。
上述したハブタイプのブレードは、通常、アルミニウム等でなる円盤状の基台に対してブレードが一体に形成されており、この基台に対応する専用のマウントを介して回転軸となるスピンドルに装着される。一方、基台と一体化されていないワッシャータイプのブレードは、2つの治具で挟み込まれるようにしてスピンドルに装着される。
そのため、例えば、ハブタイプのブレードをワッシャータイプのブレードに交換する場合には、スピンドルに固定されているマウント等を併せて交換しなくてはならず、作業性が悪いという問題があった。これに対して、近年では、ワッシャータイプのブレードを円盤状の基台に接着した基台付きブレードが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-135833号公報
ところで、上述の基台付きブレードでは、ワッシャータイプのブレードが基台に対して接着剤で接着されるので、その製造の際に基台から接着剤がはみ出してブレードに付着することがある。基台から接着剤がはみ出すと、見た目が悪くなり、加工精度にも影響を与える恐れがある。
よって、基台から接着剤がはみ出した場合には、このはみ出した接着剤を作業者が手作業で除去していた。しかしながら、接着剤の除去に係る作業は煩雑であり、生産性を低下させる要因となる。そのため、接着剤がはみ出した基台付きブレードを出荷せずにそのまま廃棄してしまうこともあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接着剤のはみ出しによる歩留まりの低下を抑制できる基台付きブレードを提供することである。
本発明によれば、回転軸に装着して使用される切削用の基台付きブレードであって、互いに概ね平行な第1面と第2面とを有し、該第1面側から第2面側に貫通する開口部が中央に形成された円盤状の基台と、該基台の該第1面側に固定される環状のブレードと、を含み、該基台の該第1面側には、該開口部を囲む環状に形成され該ブレードを該基台に固定するための接着剤が塗布される凹部と、該第1面に対して概ね平行に構成され該凹部より該基台の外周側で該ブレードに接する接触面と、が設けられており、該基台の外周側に位置する該凹部の環状の側面は、該凹部の底面から該凹部の縁へと向かって該側面の径が大きくなるように該接触面に対して傾斜している基台付きブレードが提供される。
本発明において、該凹部の該底面には、該基台に対する該接着剤の接着力を高めるアンカー部が設けられていることが好ましい。また、該凹部の該底面の表面粗さは、該接触面の表面粗さよりも大きいことが好ましい。
本発明に係る基台付きブレードは、ブレードを固定するための接着剤が塗布される環状の凹部と、凹部より外周側でブレードに接する接触面と、を有する円盤状の基台を含み、外周側に位置する凹部の側面は、凹部の底面から凹部の縁へと向かって凹部の外径が大きくなるように接触面に対して傾斜している。
そのため、例えば、凹部の底面に対応する分量の接着剤を供給する場合に、接着剤の供給量が過剰になったとしても、余分な接着剤は凹部の側面に相当する領域に収容され、凹部から接着剤がはみ出す可能性を低く抑えられる。すなわち、接着剤のはみ出しによる歩留まりの低下を抑制できる。
基台付きブレードの構成例を示す分解斜視図である。 基台付きブレードの構成例を示す断面図である。 基台の一部を拡大して示す断面図である。 基台付きブレードが使用される切削装置の構成例を示す斜視図である。 基台付きブレードが切削ユニットに装着される様子を示す斜視図である。 基台付きブレードが装着された切削ユニットを示す一部断面側面図である。 変形例に係る基台付きブレードの構成例を示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、基台付きブレード2の構成例を示す分解斜視図であり、図2は、基台付きブレード2の構成例を示す断面図である。なお、図2では、円盤状の基台付きブレード2を径方向に切断した断面を示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る切削用の基台付きブレード2は、アルミニウム等でなる円盤状(円環状)の基台4を備えている。基台4は、互いに概ね平行な第1面4a及び第2面4bを有し、その中央付近には、基台4を第1面4aから第2面4bまで貫通する開口部4cが形成されている。開口部4cの形状は、例えば、第1面4a側から見て円形である。
基台4の径方向において開口部4cより外側の領域には、第1面4aから突出する凸部4dが設けられている。この凸部4dは、例えば、開口部4cと同心の環状に構成されている。すなわち、凸部4dは、第1面4a側から見て開口部4cを囲む態様で形成されている。
基台4の径方向において凸部4dの外側に隣接する領域には、第1面4aより窪んだ凹部4eが設けられている。この凹部4eは、例えば、開口部4c及び凸部4dと同心の環状に構成されている。すなわち、凹部4eは、第1面4a側から見て開口部4c及び凸部4dを囲む態様で形成されている。この凹部4eには、基台4に対してブレード6を固定するための接着剤8が塗布される。なお、接着剤8は、非導電材料及び導電材料のいずれで構成されても良い。
基台4の径方向において凹部4eの外側に隣接する領域には、ブレード6と接触する接触面4fが設けられている。接触面4fは、例えば、第1面4aに対して概ね平行且つ平坦に構成されている。また、この接触面4fは、開口部4c、凸部4d、及び凹部4eと同心の環状に構成されている。すなわち、接触面4fは、第1面4a側から見て開口部4c、凸部4d、及び凹部4eを囲む態様で形成されている。
基台4の第1面4a側には、ブレード6が接着、固定される。ブレード6は、例えば、金属、セラミックス、樹脂等の結合材に、ダイヤモンド、CBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒を混合して円盤状(円環状)に形成されている。ただし、ブレード6を構成する結合材や砥粒に制限はなく、結合材及び砥粒は、基台付きブレード2の仕様等に合わせて選択、変更される。
ブレード6は、互いに概ね平行な第1面6a及び第2面6bを有し、その中央付近には、ブレード6を第1面6aから第2面6bまで貫通する開口部6cが形成されている。開口部6cの形状は、例えば、第1面6a側から見て円形であり、その径は、基台4の凸部4dの外径と同等である。
この開口部6cには、凹部4eに接着剤8が塗布された状態で、第1面6a側から凸部4dが挿入される。これにより、ブレード6の第1面6aの一部に基台4の接触面4fが接触し、この接触面4fと凸部4dとによってブレード6が支持される。また、凹部4eに塗布された接着剤8によってブレード6は基台4に固定される。
なお、ブレード6の外径は、基台4の外径よりも大きくなっている。そのため、ブレード6を基台4に接着、固定すると、ブレード6の外周6dは、基台4の径方向において基台4より外側に位置することになる。すなわち、ブレード6の外周6d側の一部が基台4から外向きに突出した状態になる。
図3は、基台4の凹部4eを拡大して示す断面図である。なお、図3では、基台4を径方向に切断した断面を示している。図1、図2、及び図3に示すように、凹部4eは、接触面4fに対して概ね平行な底面4gと、基台4の内周側(凸部4d側)に位置する側面4hと、基台4の外周側(接触面4f)に位置する側面4iと、を含んでいる。
例えば、接着剤8は、底面4gの面積に合わせて凹部4eに塗布される。この底面4gは、平坦に形成されても良いが、例えば、接触面4f等と比べて粗く形成されることが望ましい。すなわち、凹部4eの底面4gの表面粗さは、接触面4fの表面粗さよりも大きいことがある。この場合には、接着剤8と底面4gとの接触面積が増えるので、基台4に対する接着剤8の接着力は高まる。
内側の側面4hは、例えば、底面4gに対して概ね垂直な領域を含み、凸部4dの外周面に接続している。また、底面4gと側面4hとの接続部は、僅かに丸みを帯びている。ただし、側面4hの形状に特段の制限はない。例えば、底面4gと側面4hとの接続部は、必ずしも丸みを帯びていなくて良い。
外側の側面4iは、例えば、凹部4eの底面4gから凹部4eの縁へと向かって凹部4eの外径が大きくなるように、接触面4fや底面4gに対して傾斜している。すなわち、側面4iの上端部は、側面4iの基端部(底面4g側)より基台4の外周側に位置している。
このように、接触面4fや底面4gに対して側面4iを傾斜させることで、例えば、底面4gに対応する分量の接着剤8を供給する場合に、接着剤8の供給量が過剰になったとしても、余分な接着剤8は側面4iに相当する領域に収容される。よって、凹部4eから接着剤8がはみ出す可能性を低く抑えて、基台付きブレード2の製造に係る歩留まりの低下を抑制できる。
凹部4eを適切な大きさに保ちつつ接着剤8のはみ出しを抑制するという観点からは、基台4を径方向に切断した断面(図3)において、接触面4fや底面4gに対して側面4iがなす角度θを10°以上45°以下とすることが望ましい。なお、図3では、角度θが20°程度の場合を示している。
図4は、基台付きブレード2が使用される切削装置12の構成例を示す斜視図である。図4に示すように、切削装置12は、各構造を支持する基台14を備えている。基台14の上方には、基台14を覆うカバー16が設けられている。カバー16の内側には、空間が形成されており、上述した基台付きブレード2を含む切削ユニット18が収容されている。
切削ユニット18は、切削ユニット移動機構(不図示)によって前後方向(Y軸方向、割り出し送り方向)に移動する。切削ユニット18の下方には、被加工物11を保持するチャックテーブル20が設けられている。チャックテーブル20は、チャックテーブル移動機構(不図示)によってX軸方向(加工送り方向)に移動し、回転機構(不図示)によってZ軸方向(鉛直方向)に平行な回転軸の周りに回転する。
被加工物11は、代表的には、シリコン等の半導体材料でなる円盤状のウェーハである。この被加工物11の表面は、例えば、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画されており、各領域には、IC(Integrated Circuit)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等のデバイスが形成されている。
なお、被加工物11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる基板等を被加工物11として用いることもできる。同様に、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。被加工物11には、デバイスが形成されていないこともある。
基台14の角部には、カセット支持台22が設置されている。カセット支持台22の上面には、複数の被加工物11を収容可能なカセット24が載せられる。カセット支持台22の高さ(Z軸方向の位置)は、被加工物11を適切に搬出、搬入できるように昇降機構(不図示)等によって制御される。
カバー16の前面16aには、ユーザインタフェースとなるタッチパネル式のモニタ26が設けられている。このモニタ26は、上述した切削ユニット18、切削ユニット移動機構、チャックテーブル20、チャックテーブル移動機構、回転機構、カセット支持台22、昇降機構等と共に、切削装置12の各部を制御する制御ユニット(不図示)に接続されている。
図5は、基台付きブレード2が切削ユニット18に装着される様子を示す斜視図であり、図6は、基台付きブレード2が装着された切削ユニット18を模式的に示す一部断面側面図である。図5及び図6に示すように、切削ユニット18は、Y軸の周りに回転するスピンドル(回転軸)32を備えている。
このスピンドル32は、筒状のスピンドルハウジング34に収容されている。スピンドル32の先端部(一端部)は、スピンドルハウジング34の外部に露出しており、このスピンドル32の先端部には、ワッシャー36、ボルト38等を介してブレードマウント40が取り付けられている。一方、スピンドル32の他端側(基端側)には、スピンドル32を回転させるためのモータ(不図示)が連結されている。
ブレードマウント40は、径方向外向きに広がるフランジ部42と、フランジ部42の第1面42aの中央から突出するボス部44と、を含む。第1面42aの外周縁の近傍の領域には、第1面42aから突出する環状の凸部42bが設けられている。この凸部42bは、例えば、基台付きブレード2の接触面4fに対応する位置及び形状に形成されている。また、凸部42bの先端面42cは、第1面42aに対して概ね平行且つ平坦に形成されている。
ボス部44は、円筒状に形成されており、その先端側の外周面44aには、ネジ山が設けられている。このボス部44を基台付きブレード2の開口部4cに通す(係合させる)ことで、基台付きブレード2は、ブレードマウント40に装着される。
基台付きブレード2をブレードマウント40に装着(係合)した状態で、ボス部44には、固定ナット46が締結される。固定ナット46には、ボス部44の径に対応する円形の開口部46aが形成されている。開口部46aの内周面には、ボス部44の外周面44aに形成されたネジ山に対応するネジ溝が設けられている。
固定ナット46をボス部44に締結すると、基台付きブレード2の第2面4bに固定ナット46が接触し、基台付きブレード2はブレードマウント40のフランジ部42に押し付けられる。その結果、ブレード6の第2面6bは、フランジ部42の先端面42cに接触する。すなわち、ブレード6は、基台4の接触面4fとフランジ部42の先端面42cとで挟持、固定されることになる。
以上のように、本実施形態に係る基台付きブレード2は、ブレード6を固定するための接着剤8が塗布される環状の凹部4eと、凹部4eより外周側でブレード6に接する接触面4fと、を有する円盤状の基台4を含み、外周側に位置する凹部4eの側面4iは、凹部4eの底面4gから凹部4eの縁へと向かって凹部4eの外径が大きくなるように接触面4f(又は底面4g)に対して傾斜している。
そのため、例えば、凹部4eの底面4gに対応する分量の接着剤8を供給する場合に、接着剤8の供給量が過剰になったとしても、余分な接着剤8は凹部4eの側面4iに相当する領域に収容され、凹部4eから接着剤8がはみ出す可能性を低く抑えられる。すなわち、接着剤8のはみ出しによる歩留まりの低下を抑制できる。
更に、本実施形態に係る基台付きブレード2では、基台4の接触面4fとブレードマウント40(フランジ部42)の先端面42cとでブレード6が挟持、固定されるので、ブレード6の振動等を抑制して加工の精度を高く維持できる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、基台付きブレードを構成する基台の凹部の底面には、基台に対する接着剤の接着力を高める何らかの構造が設けられても良い。図7は、変形例に係る基台付きブレードの構成例を示す断面図である。
この変形例に係る基台付きブレードの基本的な構造は、上記実施形態に係る基台付きブレード2の構造と同じである。よって、図7の図3等と共通する部分には、同じ符号を付し、ここでは、相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、変形例に係る基台付きブレードを構成する基台4の凹部4eの底面4gには、溝(アンカー部)4jが設けられている。この溝4jに接着剤8が充填されることで、溝4jに充填された接着剤8がアンカーのように機能して、基台4に対する接着剤8の接着力が高められる。
本変形例の溝4jは、凹部4eに沿う環状に形成されている。また、この溝4jの側面は、溝4jの底面に対して概ね垂直である。このような溝4jによって、基台4に対する接着剤8の接着力を十分に高めることができる。ただし、凹部に形成される溝の具体的な形状、配置等に制限はない。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 基台付きブレード
4 基台
4a 第1面
4b 第2面
4c 開口部
4d 凸部
4e 凹部
4f 接触面
4g 底面
4h 側面
4i 側面
4j 溝(アンカー部)
6 ブレード
6a 第1面
6b 第2面
6c 開口部
6d 外周
12 切削装置
14 基台
16 カバー
18 切削ユニット
20 チャックテーブル
22 カセット支持台
24 カセット
26 モニタ
32 スピンドル(回転軸)
34 スピンドルハウジング
36 ワッシャー
38 ボルト
40 ブレードマウント
42 フランジ部
42a 第1面
42b 凸部
42c 先端面
44 ボス部
44a 外周面
46 固定ナット
46a 開口部
11 被加工物

Claims (3)

  1. 回転軸に装着して使用される切削用の基台付きブレードであって、
    互いに概ね平行な第1面と第2面とを有し、該第1面側から第2面側に貫通する開口部が中央に形成された円盤状の基台と、
    該基台の該第1面側に固定される環状のブレードと、を含み、
    該基台の該第1面側には、該開口部を囲む環状に形成され該ブレードを該基台に固定するための接着剤が塗布される凹部と、該第1面に対して概ね平行に構成され該凹部より該基台の外周側で該ブレードに接する接触面と、が設けられており、
    該基台の外周側に位置する該凹部の環状の側面は、該凹部の底面から該凹部の縁へと向かって該側面の径が大きくなるように該接触面に対して傾斜していることを特徴とする基台付きブレード。
  2. 該凹部の該底面には、該基台に対する該接着剤の接着力を高めるアンカー部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基台付きブレード。
  3. 該凹部の該底面の表面粗さは、該接触面の表面粗さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の基台付きブレード。
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