JP7179032B2 - 作業者検知警報装置及び作業者検知警報発生方法 - Google Patents
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Description
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明は、エレベーターの昇降路内を昇降する乗りかごまたは釣合い錘を検知して、乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者から所定の距離内に至った時、作業者と乗りかごまたは釣合い錘の位置関係に合わせて警報を発する作業者検知警報装置である。
本発明の作業者検知警報装置は、作業者の近傍にあって、作業者の位置を検知しない位置に配置され、昇降路内を移動する乗りかごまたは釣合い錘を検知する移動体検知センサと、作業者の位置を検知する温度センサと、移動体検知センサが検知した乗りかごまたは釣合い錘の検知信号から、少なくとも乗りかごまたは釣合い錘のそれぞれを検出する信号処理部と、乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者に近づいたときに警報を発する警報部と、信号処理部に接続され、乗りかごまたは釣合い錘の移動速度、移動方向及び前記移動体検知センサまでの距離を算出して、乗りかごまたは釣合い錘の移動速度を制御する制御部と、乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者に近づいたときに警報を発する警報部と、を備える。
そして、警報部は、信号処理部からの検出信号と、乗りかごまたは釣合い錘の移動速度と移動方向に基づいて、昇降路内で作業している作業者を基準として、乗りかごまたは釣合い錘のいずれかと移動体検知センサとの距離が、所定値内の警報ゾーンに入ったときに、前記温度センサによって検知した作業者の位置に合わせて警報を発し、制御部は、昇降路内で作業している作業者がいる場合に、エレベーターの移動速度がエレベーターの保守速度を超えたことが検出された場合には、エレベーターの運行を停止させることを特徴とする。
また、ピット内にいる作業者の位置を正確に把握して、作業者が作業している場所によって警報パターンを変えることにより、ピット内の作業者の安全をより確実に担保することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の作業者検知警報装置の実施形態例(以下、「本例」と称する)について、図1~図8を参照して説明する。
本例の作業者検知警報装置100は、エレベーターの保守作業において、ミリ波センサによって移動体を検知するとともに、温度センサによって作業者の位置を検知し、両者の位置関係を基にして、作業者に警報を発することで作業者の安全を確保する技術である。
以下では、図1において、端末装置106、温度センサ112、送信部111を除いた一点鎖線で囲まれた機能ブロックの集合をエレベーター警報装置113として定義し、作業者検知警報装置100とは区別して説明する。
端末装置106は、警報部104から発せられる複数の警報パターンや、乗りかご301及び釣合い錘302等の移動体の運行を制御するための所定値(図7、図8で後述)を所定値書込み部105を介して制御部103に供給する。
さらに、上述したように、制御部103には、端末装置106から所定値書込み部105に書き込まれた、エレベーターの運行を制御するための所定値も供給されている。
図2は、図1に示した本例の作業者検知警報装置100の中の、特にエレベーター警報装置113のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、エレベーター警報装置113は、バス200に接続されたCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、不揮発性ストレージ204を備える。また、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信部IF)205を備える。
また、図2では、入力部206と出力部207が設けられている。入力部206には、図1に示される端末装置106からの信号が入力される所定値書込み部105が相当し、出力部207には、図1の警報部104が相当する。
図3は、本例の作業者検知警報装置100が適用されるエレベーターの構造を示す。本例の作業者検知警報装置100が適用されるエレベーターは、乗りかご301、釣合い錘302、巻上機303、かご下プーリ304、かご上プーリ306及び主ロープ307を備える。
図4は、本例の作業者検知警報装置100のエレベーター警報装置113をバッファ315に取り付けた例を示している。エレベーター警報装置113の上部にはミリ波センサ101が取り付けられており、このミリ波センサ101から広範囲に広がって発せられる移動体検知ビームにより、上方にある乗りかご301と釣合い錘302の動きを検知することができる。
なお、ミリ波センサ101を作業者314の頭部を超える高さに取り付けることで、乗りかご301または釣合い錘302等の移動体とミリ波センサ101との距離は、移動体と作業者314の距離と同程度の距離であると擬制して考えることができる。
また、本例の作業者検知警報装置100では、図1に示すように、作業者314の位置を検知する方法として、アレイ状の温度センサ112が設けられている。
作業者314が昇降路308の最下部にあるピット内で作業している場合、上述したように、図4、図5に示したミリ波センサ101では、作業者314の位置を検知することはできない。すなわち、ミリ波センサ101だけでは、ピット内に作業者314がいたとしてもこれを検知することができず、ピット内に作業者314がいないと判断されてしまうおそれがある。
したがって、温度センサ112を昇降路内に配置することにより、ピット内にいる作業者314を見逃すことがないので、作業者の検知精度が著しく向上する。
次に、図6を参照して、ピット内に作業者314がいた時の作業者検知警報装置100の温度センサ112の機能とその動作について説明する。
図6の上図に示すように、エレベーターの昇降路内には、乗りかご301と釣合い錘302が配置されている。いうまでもなく、乗りかご301が下降(または上昇)するときには、釣合い錘302は上昇(または下降)する。図6では、温度センサ112が黒丸●で示されているが、温度センサ112は、通常、アレイ状になっていて、昇降路の壁面の床上1mの水平位置か、または床上2m付近の壁面に斜め下向きに取り付けられている。
作業者314が図6の上図のピット内の(b)~(d)の位置にいる場合も、同様に下図符号(b)~(d)の部分に温度反応が見られるので、作業者314の位置を判別することが可能になる。
次に、図7、図8を参照して、乗りかご301または釣合い錘302(以下、「移動体」という)が下降してきた時の作業者検知警報装置100の制御手順について説明する。
図8に示すように、処理を開始すると、作業者検知警報装置100の温度センサ112により作業者314の位置が検知される(S10)。
なお、ステップS17で、ミリ波センサ101と乗りかご301との距離が制御ゾーン714に入っていないと判定された場合(S17のNO)には、ステップS14の処理に戻る。
301…乗りかご、302…釣合い錘、303…巻上機、304…かご下プーリ、305…頂部プーリ、306…かご上プーリ、307…主ロープ、308…昇降路、309…釣合い錘側ロープソケット、310…かご側ロープソケット、314…作業者、315…バッファ、401、401a…ガイドレール
Claims (3)
- エレベーターの昇降路内を昇降する乗りかごまたは釣合い錘を検知して、前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者から所定の距離内に至った時、作業者と乗りかごまたは釣合い錘の位置関係に合わせて警報を発する作業者検知警報装置であって、
作業者の近傍にあって、作業者の位置を検知しない位置に配置され、前記昇降路内を移動する乗りかごまたは釣合い錘を検知する移動体検知センサと、
前記作業者の位置を検知する温度センサと、
前記移動体検知センサが検知した乗りかごまたは釣合い錘の検知信号から、少なくとも乗りかごまたは釣合い錘のそれぞれを検出する信号処理部と、
前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者に近づいたときに警報を発する警報部と、
前記信号処理部に接続され、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度、移動方向及び前記移動体検知センサまでの距離を算出して、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度を制御する制御部と、
前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかが作業者に近づいたときに警報を発する警報部と、を備え、
前記警報部は、前記信号処理部からの検出信号と、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度と移動方向に基づいて、昇降路内で作業している作業者を基準として、前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかと前記移動体検知センサとの距離が、所定値内の警報ゾーンに入ったときに、前記温度センサによって検知した作業者の位置に合わせて警報を発し、
前記制御部は、昇降路内で作業している作業者がいる場合に、エレベーターの移動速度がエレベーターの保守速度を超えたことが検出された場合には、前記エレベーターの運行を停止させる
作業者検知警報装置。 - 前記警報部は、前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかと前記作業者との距離、及び前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかと前記温度センサで検知した前記作業者との位置関係により、発する警報音を変更する
請求項1に記載の作業者検知警報装置。 - エレベーターの昇降路内を昇降する乗りかごまたは釣合い錘を検出して、前記乗りかごまたは釣合い錘のそれぞれが作業者から所定の距離内に至った時、作業者の位置に合わせて警報を発する作業者検知警報発生方法であって、
作業者の近傍にあって、作業者の位置を検知しない位置に配置された移動体検知センサにより昇降路内を移動する乗りかごまたは釣合い錘を検知するステップと、
温度センサからの検知信号に基づいて前記作業者の位置を検出するステップと、
移動体検知センサからの検知信号に基づいて、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度、移動方向及び位置を検出するステップと、
信号処理部に接続され、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度、移動方向及び前記移動体検知センサまでの距離を算出して、前記乗りかごまたは釣合い錘の移動速度を、制御部により制御するステップと、
前記移動体検知センサで検知された前記乗りかごまたは釣合い錘のいずれかの位置と、前記温度センサによって検知された作業者の位置に合わせて警報部から警報を発するステップと、
昇降路内で作業している作業者がいる場合に、エレベーターの移動速度がエレベーターの保守速度を超えたことが検出された場合には、前記制御部により、前記エレベーターの運行を停止させるステップと、を含む
作業者検知警報発生方法。
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