JP7175656B2 - 電子レシートシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子レシートシステムに関する。
近年、商品販売又は役務提供に係る取引の内容が記録されたレシートを電子的に情報端末で閲覧可能としたシステム、いわゆる電子レシートシステムが開発され、実用に供されている。
従来の電子レシートシステムにおいては、取引の決済時に、電子レシート会員として登録された客から当該客を特定する会員コードの提示を受けることで、レシートが電子化される。会員コードが提示されないと、レシートは電子化されない。会員コードは、例えば客が所持するスマートフォン等の情報端末又はICカード等を介して提示される。このため、客が情報端末またはICカードを忘れた場合には、たとえ電子レシート会員であっても会員コードを提示できないので、取引の決済時に発行されるレシートは、電子レシートではなく紙レシートとなる。そして以後、その取引については電子レシートを受け取ることはできない。
特開2002-092744号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、過去分の取引についても電子レシートを受け取ることが可能な電子レシートシステムを提供しようとするものである。
一実施形態において、電子レシートシステムは、第1記憶手段と、通知手段と、取得手段と、第2記憶手段と、出力手段とを備える。第1記憶手段は、取引の内容を表すレシートデータを、当該レシートデータを特定する一意の管理コードと関連付けて記憶する。通知手段は、管理コードを取引の対象者に通知する。取得手段は、電子レシート会員を特定する会員コードと当該会員コードで特定される電子レシート会員によって入力された管理コードとを取得する。第2記憶手段は、取得手段が取得した管理コードと関連付けて第1記憶手段で記憶されているレシートデータを、取得手段で取得した会員コードと関連付けて記憶する。出力手段は、電子レシートの要求に応じて、当該要求に含まれる会員コードと関連付けて第2記憶手段で記憶されているレシートデータで生成されるレシート画像を出力する。
一実施形態における電子レシートシステムの全体構成図。 同電子レシートシステムが有する第1データベースに保存されるデータレコードのフォーマット例を示す模式図。 同電子レシートシステムが有する第2データベースに保存されるデータレコードのフォーマット例を示す模式図。 同電子レシートシステムを構成する電子レシートサーバの要部回路構成を示すブロック図。 同電子レシートシステムを構成する電子レシートサーバのメインメモリに形成される管理テーブルの構成を示す模式図。 同電子レシートシステムを構成するPOS端末の要部回路構成を示すブロック図。 同電子レシートシステムを構成するPOS端末のメインメモリに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同電子レシートシステムを構成するPOS端末のプロセッサが実行する一取引に係るデータ処理の手順を示す流れ図。 同電子レシートシステムを構成するPOS端末のプロセッサが実行する一取引に係るデータ処理の手順を示す流れ図。 同電子レシートシステムを構成する電子レシートサーバのプロセッサが実行するデータ受信処理の手順を示す流れ図。 同電子レシートシステムを構成する電子レシートサーバのプロセッサが実行するコマンド受信処理の手順を示す流れ図。 同電子レシートシステムを構成する電子レシートサーバのプロセッサが実行するコマンド受信処理の手順を示す流れ図。 レシートの一発行例を示す模式図。 管理番号付きレシートの一発行例を示す模式図。 管理コード入力画像の一例を示す模式図。 第2の実施形態において、POS端末のプロセッサが実行する一取引に係るデータ処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態において、図13に示すレシートの後に発行されるシートの一例を示す模式図。
以下、過去分の取引についても電子レシートを受け取ることが可能な電子レシートシステムの実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
始めに、電子レシートシステムの概略構成について、図1の全体構成図を用いて説明する。電子レシートシステム100は、電子レシートサーバ10と、複数のPOS(Point Of Sales)システム20と、複数の情報端末30と、複数の基地局40と、広域のネットワーク50と、を備える。ネットワーク50は、電子レシートサーバ10と、各POSシステム20と、各基地局40とを、双方向のデータ通信自在に接続する。ネットワーク50は、例えばインターネットである。
電子レシートサーバ10は、実存する店舗で商品を買い上げた客若しくは役務提供を受けた客に対し、レシートを電子化して提供する電子レシートサービスを可能にするための情報処理を行う。
電子レシートサーバ10は、第1データベース60と第2データベース70とを有する。第1データベース60及び第2データベース70の詳細については後述する。電子レシートサーバ10は、クラウドコンピューティングシステムを利用して電子レシートサービスを可能とするものであってもよい。
POSシステム20は、実存する店舗に構築される。店舗は、業態を問わない。例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、ドラッグストア、食品販売店、アパレル販売店、家電販売店、生活雑貨店、飲食店等で、POSシステム20は構築される。
POSシステム20は、複数のPOS端末21と、POSサーバ22と、ルータ23と、店舗内のネットワーク24とを含む。ネットワーク24は、各POS端末21と、POSサーバ22と、ルータ23とを、双方向のデータ通信自在に接続する。ネットワーク24は、例えばLAN(Local Area Network)である。
POS端末21は、客が買い上げる商品の販売データをメモリに登録する登録処理と、登録処理された販売データを基に客からの代金支払いを受けて取引を決済する決済処理とを行う。POSサーバ22は、各POS端末21で実行される登録処理及び決済処理を一元的に制御する。この制御により、POSサーバ22は、店舗で販売される各商品の売上、在庫等を管理する。ルータ23は、ネットワーク24とネットワーク50とを接続し、ネットワーク24からネットワーク50へ、あるいはネットワーク50からネットワーク24へと授受されるデータの中継を行う。
情報端末30は、入力デバイス、表示デバイス、無線通信ユニット等を備えた携帯型の通信機器である。入力デバイス及び表示デバイスは、典型的にはタッチパネルである。無線通信ユニットは、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信規格に従って基地局40との間で行う無線通信を制御する。この制御により、情報端末30と基地局40との間の無線通信が確立されると、基地局40は、情報端末30をネットワーク50に接続するための中継局として機能する。
情報端末30は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った客、いわゆる電子レシート会員が使用する。会員登録は、電子レシートサービスを受けるために必要なソフトウェアを情報端末30にインストールすることで可能となる。以後、このソフトウェアを電子レシートアプリと称する。客は、電子レシートアプリを用いて会員登録を行うことで、その客固有の会員IDの発番を受ける。会員IDは、情報端末30のメモリに記憶される。そして、メモリに記憶された会員IDは、電子レシートアプリを起動したときのトップ画面に表示される。会員IDは、例えばバーコードの形態で、表示デバイスに表示される。なお、会員IDの出力方法は表示に限定されない。情報端末30が近接場型の無線通信であるNFC(Near Field Communication)の機能を有している場合には、無線通信により会員IDを出力することも考えられる。
情報端末30は、ウェブ上に公開されているコンテンツを閲覧するためのウェブブラウザを実装する。このウェブブラウザにより、情報端末30は、電子レシートサーバ10によってウェブ上に公開されたコンテンツをダウンロードし、表示デバイスに表示することができる。電子レシートサーバ10がウェブ上に公開するコンテンツは、電子レシートを含む。
このような構成の情報端末30としては、例えばスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等を用いることができる。
次に、第1データベース60及び第2データベース70の詳細について、図2及び図3に示すデータレコードのフォーマット例を用いて説明する。
図2は、第1データベース60に保存されるデータレコード60Rのフォーマット例である。図2に示すように、データレコード60Rは、会員IDとレシートデータとリストデータとを含む。会員IDは、電子レシート会員を特定するためのコードである。レシートデータは、会員IDで識別される電子レシート会員による1つの店舗での商品の購買に関わる取引の内容を表すレシートのデータである。レシートデータは、店舗データ、取引日時、取引番号、端末番号、担当者名、購買商品データ、合計金額、支払いデータ等を含む。
店舗データは、店舗IDと店舗名とを含む。店舗名は、取引を行った店舗の名称である。取引日時は取引が成立した日時である。取引番号は、取引が成立する毎に、その取引を決済したPOS端末21から発番される取引識別番号である。端末番号は、取引を決済したPOS端末21に割り当てられた固有の番号である。担当者名は、取引を決済したPOS端末21に対してサインインをしている店員の氏名である。購買商品データは、取引で購買された商品、いわゆる購買商品の商品名、販売金額等である。合計金額は、購買商品の合計金額である。支払データは、合計金額に対する電子レシート会員の支払いデータである。例えば電子レシート会員が現金で支払った場合、支払いデータは預り金額と釣銭額とからなる。
リストデータは、レシートデータのリスト作成に必要な項目からなるデータである。情報端末30では、電子レシートサーバ10の制御により、そのメモリに記憶された会員IDを含むデータレコード60Rのレシートデータをリスト化した画像を表示デバイスに表示可能である。ただし、レシートデータの全てのデータ項目をリスト化して表示することは、情報端末30に実装された表示デバイスの画面サイズから好ましくない。リストは、電子レシート会員がレシートデータを識別できればよい。そこで電子レシートサーバ10は、レシートデータの各項目の中から選定された複数の項目がリスト化されて情報端末30で表示されるようにリストデータを生成する。リストデータは、その選定された複数の項目からなる。リストデータは、例えば店舗ID、店舗名、取引日時、取引識別番号及び合計金額で構成される。あるいはリストデータは、例えば店舗名、取引日時及び合計金額で構成されてもよい。
図3は、第2データベース70に保存されるデータレコード70Rのフォーマット例である。図3に示すように、データレコード70Rは、管理コード、パスワード及びレシートデータを含む。管理コードは、レシートデータを特定する一意のコードである。管理コードは、その一例としては、レシートデータの店舗IDと、取引日時と、取引識別番号との組み合わせによって構成される。すなわち店舗IDが「999」で、日時が「2018年03月03日15時15分」で、取引識別番号が「1234」であるレシートデータの管理コードは、「9992018030315151234」となる。あるいは管理コードは、「1234120803031515999」であってもよい。また、管理コードの構成要件の1つは、日時ではなく日付でもよい。すなわち管理コードは、「999201803031234」又は「123420180303999」としてもよい。なお管理コードは、これに限定されるものではない。管理コードは、レシートデータが生成される毎に発番される一連の番号であってもよい。要は、管理コードは、1つのレシートデータを特定できるコードであればよい。
パスワードは、管理コードの使用者が、その管理コードで特定されるレシートデータで生成されるレシートの発券を受けた本人であることを証明するための文字列である。パスワードは、例えばアルファベットと数字との組み合わせで構成される。なお、パスワードは必ずしも管理コードと1対1で対応していなくてもよい。異なる管理コードに対して共通のパスワードが設定される場合もあり得る。
因みに、第1データベース60及び第2データベース70は、データレコード60R及びデータレコード70Rを例えば13か月間保存する。13カ月を経過したデータレコード60R及びデータレコード70Rは、第1データベース60及び第2データベース70から削除される。なお、データレコード60R及びデータレコード70Rの保存期間は13カ月に限定されるものではない。また、データレコード60Rとデータレコード70Rとの保存期間が異なっていてもよい。例えばデータレコード60Rに対してデータレコード70Rの保存期間を短くしてもよい。
次に、電子レシートサーバ10とPOS端末21との要部構成について、図4及び図6のブロック図、さらには図5及び図7のメモリマップを用いて説明する。
図4は、電子レシートサーバ10の要部回路構成を示す。図4に示すように、電子レシートサーバ10は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インターフェース14及びシステム伝送路15を備える。システム伝送路15は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路15は、プロセッサ11と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶デバイス13がシステム伝送路15で接続されることにより、電子レシートサーバ10のコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、電子レシートサーバ10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス13となり得る。補助記憶デバイス13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ11での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス13は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信インターフェース14は、ネットワーク50に接続される。通信インターフェース14は、ネットワーク50を介して他の機器と予め設定された通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
かかる構成の電子レシートサーバ10は、図5に示すデータ構造の管理テーブル121をメインメモリ12の揮発性メモリ領域に形成している。管理テーブル121は、管理コードのフィールドf1と、パスワードのフィールドf2と、会員IDのフィールドf3と、ステータスのフィールドf4とを有する。ステータスは、同一行に記憶されるデータの状態を表す。状態には、会員ID設定前の状態と、会員ID設定後の状態とがある。本実施形態では、会員IDが“0”、すなわち設定前の状態のステータスを“0”とし、設定後の状態のステータスを“1”とする。
図6は、POS端末21の要部回路構成を示す。図6に示すようにPOS端末21は、プロセッサ211、メインメモリ212、補助記憶デバイス213、時計214、通信インターフェース215、自動釣銭機216、キーボード217、ディスプレイ218、スキャナ219、プリンタ220、カードリーダ221及びシステム伝送路222を備える。システム伝送路222は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路222は、プロセッサ211と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。プロセッサ211、メインメモリ212及び補助記憶デバイス213がシステム伝送路222で接続されることにより、POS端末21のコンピュータが構成される。
プロセッサ211は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ211は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、POS端末21としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ211は、例えばCPUである。
メインメモリ212は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ212は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ212は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ212は、プロセッサ211が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ212は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ211によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス213は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス213となり得る。補助記憶デバイス213は、プロセッサ211が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ211での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス213は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計214は、時刻を計時する。プロセッサ211は、時計214によって計時されている時刻を現在時刻として処理する。
通信インターフェース215は、ネットワーク24に接続される。通信インターフェース215は、ネットワーク24を介して接続される他の機器との間で、予め設定された通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
自動釣銭機216は、硬貨ユニットと紙幣ユニットとを含む。硬貨ユニットは、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ選別して金種を識別し、金種別に金庫に収容する。硬貨ユニットは、例えば釣銭データに基づいて金庫から該当する金種の硬貨を取出し、硬貨払出口に払い出す。紙幣ユニットは、紙幣投入口に投入された紙幣を1枚ずつ選別して金種を識別し、金種別に金庫に収容する。紙幣ユニットは、例えば釣銭データに基づいて金庫から該当する金種の紙幣を取出し、紙幣払出口に払い出す。
キーボード217は、点数、金額等の数値を置数するための置数キーの他、乗算キー、小計キー、締めキー等の種々のファンクションキーを配設した専用の入力デバイスである。汎用のキーボードの任意のキーに、POS端末21で必要な機能を割り付けたものであってもよい。締めキーは、商品販売又は役務提供に係る取引の登録締めを操作者が宣言するためのキーである。例えば現計キー、信計キー等が締めキーに相当する。
ディスプレイ218は、商品名、販売金額、合計金額、釣銭額等を表示するための表示デバイスである。ディスプレイ218は、POS端末21を操作する店員用と買物客用の2種類ある。なお、入力デバイスと表示デバイスとを兼用したタッチパネルを、キーボード217及びディスプレイ218の代わりに適用してもよい。
スキャナ219は、コードシンボルを読み取る。コードシンボルは、例えばバーコードである。コードシンボルは、例えば二次元データコードであってもよい。スキャナは、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
店舗で販売される各商品には、その商品を識別するための商品ID等をコード化したコードシンボルが付されている。また、前述したように、電子レシート会員が所持する情報端末30には、会員IDをコード化したコードシンボルが表示される。スキャナ219は、これらのコードシンボルを読み取ることが可能である。
プリンタ220は、レシート用紙に取引の明細を表すレシートデータ等を印刷する。レシートデータが印刷されたレシート用紙は、レシート発行口から排出され、カッタにより切断されて、紙レシートとして発行される。
カードリーダ221は、クレジットカード、ポイントカード等のカード媒体に記録されたカードデータを読み取る。
かかる構成のPOS端末21は、キーボード217に配置されているファンクションキーの1つを後発行キーK1としている。後発行キーK1は、電子レシートを後で受け取ることを宣言するためのキーである。例えば、情報端末30を忘れてしまったために会員IDを店舗側に提示できない電子レシート会員との取引の際に、後発行キーK1は入力される。あるいは、後で電子レシート会員になる予定であり、今回の取引のレシートも電子レシートとして受け取りたい客との取引の際に、後発行キーK1は入力される。後発行キーK1の入力は、POS端末21を操作する店員、いわゆるキャッシャによって行われる。例えば客に対して情報を表示するためのディスプレイをタッチパネルとし、このタッチパネルに後発行キーK1と同等のタッチキーを配置することで、後発行キーK1を客自身が入力するようにしてもよい。
またPOS端末21は、メインメモリ212の揮発性メモリ領域に、図7に示すように、取引メモリ231、会員IDメモリ232、管理コードメモリ233、パスワードメモリ234、第1のフラグメモリ235、第2のフラグメモリ236及び第3のフラグメモリ237を形成している。
取引メモリ231は、1つの取引に関わるデータとして、商品販売データD1、合計データD2、支払いデータD3及び取引識別データD4をそれぞれ記憶するための領域である。商品販売データD1は、商品ID、商品名、単価、販売点数、販売金額等を含む。合計データD2は、合計点数、合計金額等を含む。支払いデータD3は、預り金額、釣銭額等を含む。取引識別データD4は、店舗ID、店舗名、取引日時、取引番号、端末番号、担当者名などを含む。
会員IDメモリ232は、電子レシート会員の会員IDを記憶するための領域である。管理コードメモリ233は、前述した管理コードを記憶するための領域である。パスワードメモリ234は、前述したパスワードを記憶するための領域である。
第1のフラグメモリ235は、電子レシートフラグF1を記憶するための領域である。電子レシートフラグF1は、レシートを電子レシートとして受け取るとの宣言が有った取引であるか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、電子レシートフラグF1は、レシートを電子レシートとして受け取るとの宣言が有った取引の場合に“1”となり、レシートを電子レシートとして受け取るとの宣言が無かった取引の場合に“0”となる。
第2のフラグメモリ236は、後発行フラグF2を記憶するための領域である。後発行フラグF2は、電子レシートを後で受け取るとの宣言が有った取引であるか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、後発行フラグF2は、電子レシートを後で受け取るとの宣言が有った取引の場合に“1”となり、電子レシートを後で受け取るとの宣言が無かった取引の場合に“0”となる。
第3のフラグメモリ237は、取引中フラグF3を記憶するための領域である。取引中フラグF3は、取引の処理中あるか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、取引中フラグF3は、取引の処理中であるとき“1”となり、取引の処理中でないとき“0”となる。
このようなハードウェア構成を有するPOS端末21としては、既存のPOS端末をそのまま適用することができる。あるいは、客自身が購買商品の登録から決済までを操作するようにしたセルフ式のPOS端末であってもよい。
次に、POS端末21と電子レシートサーバ10とを主体に、電子レシートシステム100の主要な動作について、図8乃至図12の流れ図を用いて説明する。
POS端末21のプロセッサ211は、図8及び図9の流れ図に示す手順で一取引に係るデータ処理を実行する。この処理は、メインメモリ212または補助記憶デバイス213に記憶されている処理プログラムに従ったものである。なお、図8及び図9に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。
プロセッサ211は、図8のAct1として第1のフラグメモリ235の電子レシートフラグF1を調べる。当初、電子レシートフラグF1は“0”にリセットされている。プロセッサ211は、電子レシートフラグF1が“0”にリセットされていることを確認すると、Act1においてNOと判定し、Act2へと進む。プロセッサ211は、Act2として第2のフラグメモリ236の後発行フラグF2を調べる。当初、後発行フラグF2は“0”にリセットされている。プロセッサ211は、後発行フラグF2が“0”にリセットされていることを確認すると、Act2においてNOと判定し、Act3へと進む。
プロセッサ211は、Act3として後発行キーK1が入力されたか否かを確認する。後発行キーK1が入力されていない場合、プロセッサ211は、Act3においてNOと判定し、Act4へと進む。プロセッサ211は、Act4として会員IDが入力されたか否かを確認する。会員IDが入力されていない場合、プロセッサ211は、Act4においてNOと判定し、Act5へと進む。プロセッサ211は、Act5として購買商品の商品IDが入力されたか否かを確認する。商品IDが入力されていない場合、プロセッサ211は、Act5においてNOと判定し、Act1へと戻る。すなわちプロセッサ211は、電子レシートフラグF1及び後発行フラグF2が“0”にリセットされている状態では、Act3乃至Act5として、後発行キーK1が入力されるか、会員IDが入力されるか、商品IDが入力されるのを待ち受ける。
Act3乃至Act5の待ち受け状態において、プロセッサ211は、後発行キーK1が入力されたことを検知すると、Act3においてYESと判定し、Act6へと進む。プロセッサ211は、Act6として第2のフラグメモリ236の後発行フラグF2を“1”にセットする。その後、プロセッサ211は、Act1へと戻る。プロセッサ211は、Act1においてNOと判定し、Act2へと進む。今度は、後発行フラグF2が“1”にセットされているので、プロセッサ211は、Act2においてYESと判定し、Act5へと進む。すなわちプロセッサ211は、後発行キーK1が入力されて後発行フラグF2が“1”にセットされた後は、商品IDが入力されるのを待ち続ける。
一方、Act3乃至Act5の待ち受け状態において、電子レシート会員が所持する情報端末30に表示された会員IDのコードシンボルがスキャナ219で読み取られると、プロセッサ211は、会員IDが入力されたと認定する。あるいは、電子レシート会員が所有するクレジットカード又はポイントカードのカード番号と、当該電子レシート会員の会員IDとが関連付けされている場合、その会員IDと関連付けされたカード番号をカードリーダ221で読み取ると、プロセッサ211は、会員IDが入力されたと認定する。
会員IDが入力された場合、プロセッサ211は、Act4においてYESと判定し、Act7へと進む。プロセッサ211は、Act7としてその入力された会員IDを会員IDメモリ232に書き込み、記憶する。またプロセッサ211は、Act8として第1のフラグメモリ235の電子レシートフラグF1を“1”にセットする。その後、プロセッサ211は、Act1へと戻る。この場合は、電子レシートフラグF1が“1”にセットされているので、プロセッサ211は、Act1においてYESと判定し、Act5へと進む。すなわちプロセッサ211は、会員IDが入力されて電子レシートフラグF1が“1”にセットされた後は、商品IDが入力されるのを待ち続ける。
購買商品に付されている商品IDのコードシンボルがスキャナ219で読み取られると、プロセッサ211は、商品IDが入力されたと認定する。あるいは、キーボード217のキー操作により商品IDに相当するコードが入力されると、プロセッサ211は、商品IDが入力されたと認定する。
商品IDが入力された場合、プロセッサ211は、Act5においてYESと判定し、Act9へと進む。プロセッサ211は、Act9として第3のフラグメモリ237の取引中フラグF3を調べる。当初、取引中フラグF3は“0”にリセットされている。プロセッサ211は、取引中フラグF3が“0”にリセットされていることを確認すると、Act9においてNOと判定し、Act10へと進む。プロセッサ211は、Act10として取引メモリ231をクリアする。またプロセッサ211は、Act11として第3のフラグメモリ237の取引中フラグF3を“1”にセットする。その後、プロセッサ211は、Act12へと進む。
プロセッサ211は、Act12として商品登録処理を実行する。すなわちプロセッサ211は、入力された商品IDで特定される商品レコードを取得する。商品レコードは、POSサーバ22に商品IDの問合せを行うことで、商品データベースから取得する。商品データベースのローカルファイルが各POS端末21にダウンロードされている場合には、このローカルファイルから商品レコードを取得してもよい。プロセッサ211は、商品レコードに含まれる単価に販売点数を乗算して販売金額を算出する。販売点数は、通常は“1”である。販売点数は、キーボード217の置数キーと乗算キーとにより乗数が入力された場合にはその乗数となる。プロセッサ211は、商品レコードに含まれる商品名及び単価と、上述した販売点数及び販売金額とから商品販売データD1を生成する。プロセッサ211は、商品販売データD1を取引メモリ231に書き込み、記憶する。商品販売データD1は、取引メモリ231において順次記憶される。プロセッサ211は、取引メモリ231に記憶した商品販売データD1の点数及び金額をそれぞれ合計することで合計点数及び合計金額を算出する。そしてプロセッサ211は、その合計点数及び合計金額を含む合計データD2を取引メモリ231に書き込み、記憶する。合計データは、取引メモリ231において、最新のデータだけが記憶される。プロセッサ211は、取引メモリ231に記憶した商品販売データの商品名、単価、販売点数及び販売金額と、合計点数及び合計金額とをディスプレイ218に表示する。このような商品登録処理は、既存のPOS端末で実行されている周知の処理をそのまま適用できる。
プロセッサ211は、商品登録処理を終えると、Act13として登録締めが入力されたか否かを確認する。登録締めが入力されていない場合、プロセッサ211は、Act13においてNOと判定し、Act1へと戻る。
このとき、電子レシートフラグF1及び後発行フラグF2が“0”にリセットされていたならば、プロセッサ211は、後発行キーK1が入力されるか、会員IDが入力されるか、商品IDが入力されるのを待ち受ける。電子レシートフラグF1又は後発行フラグF2が“1”にセットされていた場合には、プロセッサ211は、商品IDが入力されるのを待ち受ける。これらの待ち受け状態において、2品目以降の商品IDが入力されると、この時点ではすでに取引中フラグF3が“1”にセットされているので、プロセッサ211は、Act9においてYESと判定し、Act12へと進む。すなわちプロセッサ211は、Act10及びAct11の処理をスキップし、前述した商品登録処理を実行する。
キーボード217の締めキーが入力されると、プロセッサ211は、登録締めが入力されたと認定する。登録締めが入力されると、プロセッサ211は、Act13においてYESと判定し、図9のAct21へと進む。プロセッサ211は、Act21として決済処理を実行する。
決済処理は、既存のPOS端末で実行されている周知の処理をそのまま適用できる。例えばプロセッサ211は、自動釣銭機216に投入された預り金額を基に釣銭額を算出する。そしてプロセッサ211は、釣銭額をディスプレイ218に表示するとともに、釣銭額に相当する現金を自動釣銭機216から払い出す。またプロセッサ211は、預かり金額、釣銭額等を含む支払いデータD3と、店舗ID、店舗名、取引日時、取引番号、端末番号、担当者名等を含む取引識別データD4とを、取引メモリ231に書き込み、記憶する。取引識別データD4において、店舗ID、店舗名及び端末番号は、POS端末21のメインメモリ212又は補助記憶デバイス213に予め記憶されている。取引日時は、時計214から読み出した日時である。担当者名は、POS端末21にサインインした担当者の氏名であり、メインメモリ212に記憶されている。端末番号は、決済処理が実行される毎にカウントアップするカウンタの値である。
なお、決済処理は、現金支払いに対する決済処理に限定されるものではない。決済処理は例えば、クレジットカード支払いに対する決済処理であってもよいし、電子マネー支払いに対する決済処理であってもよい。
プロセッサ211は、決済処理を終えると、Act22へと進む。プロセッサ211は、Act22として取引メモリ231に記憶された商品販売データD1、合計データD2、支払いデータD3及び取引識別データD4に基づいて、取引の内容を表すレシートのデータ、いわゆるレシートデータを生成する。
図13にレシートRE100の一例を示す。レシートRE100には、店舗名RE1、取引日時RE2、担当者名RE3、取引番号RE4、端末番号RE5、購買商品の商品名RE6及び販売金額RE7、合計金額RE8、預り金額RE9、釣銭額RE10等が記載されている。この場合、レシートデータは、商品販売データD1に含まれる商品名及び販売金額と、合計データD2に含まれる合計金額と、支払いデータD3に含まれる預り金額及び釣銭額と、取引識別データD4に含まれる店舗名、取引日時、取引番号、端末番号及び担当者名とで生成される。
レシートデータを生成し終えると、プロセッサ211は、Act23へと進む。プロセッサ211は、Act23として電子レシートフラグF1を調べる。電子レシートフラグF1が“0”にリセットされている場合、プロセッサ211は、Act27へと進む。プロセッサ211は、Act27として後発行フラグF2を調べる。後発行フラグF2が“0”にリセットされている場合、プロセッサ211は、Act27においてNOと判定し、Act32へと進む。プロセッサ211は、Act32としてレシートデータをプリンタ220に出力してレシート印字を制御する。この制御により、プリンタ220は、例えば図12に示すレイアウトのレシートRE100をレシート用紙に印字し発行する。
レシートRE100の印字制御を終えたプロセッサ211は、Act33へと進む。プロセッサ211は、Act33として取引中フラグF3を“0”にリセットする。以上で、プロセッサ211は、電子レシートフラグF1及び後発行フラグF2がいずれも“0”のときの取引、すなわちレシートを紙レシートとして受け取るだけの客との取引を終了する。
電子レシートフラグF1が“1”にセットされている場合、すなわちレシートを電子レシートとして受け取るとの宣言があった取引の締めが宣言された場合には、プロセッサ211は、Act23においてYESと判定し、Act24へと進む。プロセッサ211は、Act24として会員IDメモリ232から会員IDを取得する。そしてプロセッサ211は、Act25としてその会員IDと、Act22において生成したレシートデータとを、電子レシートサーバ10へと送信するように通信インターフェース215を制御する。この制御により、通信インターフェース215は、会員IDとレシートデータとを含むデータを電子レシートサーバ10宛に送信する。以後、会員IDとレシートデータとを含むデータを電子レシート決済データと称する。電子レシート決済データは、POSシステム20のルータ23を介してネットワーク50へと送出され、電子レシートサーバ10の通信インターフェース14で受信される。
電子レシート決済データを送信し終えると、プロセッサ211は、Act26へと進む。プロセッサ211は、Act26として電子レシートフラグF1を“0”にリセットする。その後、プロセッサ211は、Act33へと進む。プロセッサ211は、Act33として取引中フラグF3を“0”にリセットする。以上で、プロセッサ211は、電子レシートフラグF1が“1”のときの取引、すなわちレシートを電子レシートとして受け取る客との取引を終了する。
後発行フラグF2が“1”にセットされている場合、すなわち電子レシートを後で受け取ることの宣言があった取引の締めが宣言された場合には、プロセッサ211は、Act27においてYESと判定し、Act28へと進む。プロセッサ211は、Act28として管理コードとパスワードとを生成する。前述したようにプロセッサ211は、Act22において生成されたレシートデータから一意の管理コードを生成する。またプロセッサ211は、図示しない乱数発生器から発生される乱数とアルファベットとから任意のパスワードを生成する。
管理コード及びパスワードを生成し終えると、プロセッサ211は、Act29へと進む。プロセッサ211は、Act29としてその管理コード及びパスワードと、Act22において生成したレシートデータとを、電子レシートサーバ10へと送信するように通信インターフェース215を制御する。この制御により、通信インターフェース215は、管理コード及びパスワードとレシートデータとを含むデータを電子レシートサーバ10宛に送信する。以後、管理コード及びパスワードとレシートデータとを含むデータを電子レシート後発行データと称する。電子レシート後発行データは、POSシステム20のルータ23を介してネットワーク50へと送出され、電子レシートサーバ10の通信インターフェース14で受信される。
電子レシート後発行データを送信し終えると、プロセッサ211は、Act30へと進む。プロセッサ211は、Act30としてレシートデータに管理コード及びパスワードを追加する。またプロセッサ211は、Act31として後発行フラグF2を“0”にリセットする。その後、プロセッサ211は、Act32へと進む。すなわちプロセッサ211は、Act32としてレシートデータをプリンタ220に出力してレシート印字を制御する。この制御により、プリンタ220は、例えば図14に示すレイアウトのレシートRE200をレシート用紙に印字し発行する。
図14にレシートRE200の一例を示す。レシートRE200には、レシートRE100と同様の店舗名RE1、取引日時RE2、担当者名RE3、取引番号RE4、端末番号RE5、購買商品の商品名RE6及び販売金額RE7、合計金額RE8、預り金額RE9、釣銭額RE10等に加えて、管理コードRE11とパスワードRE12とが記載されている。
レシートRE200の印字制御を終えたプロセッサ211は、Act33へと進む。プロセッサ211は、Act33として取引中フラグF3を“0”にリセットする。以上で、プロセッサ211は、後発行フラグF2が“1”のときの取引、すなわち電子レシートを後から受け取るとの宣言があった客との取引を終了する。
このように本実施形態のPOS端末21においては、電子レシートを後から受け取るとの宣言があった客との取引に対しては、管理コードとパスワードとが印字されたレシートRE200が発行される。また、管理コードとパスワードとが付加されたレシートデータが、POS端末21から電子レシートサーバ10へと送信される。
さて、電子レシートサーバ10のプロセッサ11は、図10乃至図12の流れ図に示す手順の処理を実行する。なお、図10乃至図12に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。
プロセッサ11は、図10のAct41としてPOSシステム20からのデータを受信するのを待ち受けている。そして通信インターフェース14を介してPOSシステム20からのデータを受信すると、プロセッサ11は、Act41においてYESと判定し、Act42へと進む。プロセッサ11は、Act42として受信したデータが電子レシート決済データであるか否かを確認する。そして受信したデータが電子レシート決済データでない場合、プロセッサ11は、Act42においてNOと判定し、Act43へと進む。プロセッサ11は、Act43として受信したデータが電子レシート後発行データであるか否かを確認する。そして受信したデータが電子レシート後発行データでない場合、プロセッサ11は、Act43においてNOと判定し、他の処理を実行する。他の処理とは、受信したデータに基づく処理のことである。
電子レシート決済データを受信した場合には、プロセッサ11は、Act42においてYESと判定し、Act44へと進む。プロセッサ11は、Act44としてその電子レシート決済データを基に、データレコード60Rを作成する。すなわちプロセッサ11は、電子レシート決済データに含まれるレシートデータからリストデータを生成する。そしてプロセッサ11は、電子レシート決済データに含まれる会員ID及びレシートデータにリストデータを付加してデータレコード60Rを作成する。データレコード60Rを作成し終えると、プロセッサ11は、Act45へと進む。プロセッサ11は、Act45としてそのデータレコード60Rを第1データベース60に保存する。以上で、プロセッサ11は、電子レシート決済データを受信したときの処理を終了する。
電子レシート後発行データを受信した場合には、プロセッサ11は、Act43においてYESと判定し、Act46へと進む。プロセッサ11は、Act46としてその電子レシート後発行データに含まれる管理コードとパスワードとを、管理テーブル121のフィールドf1及びフィールドf2に登録する。またプロセッサ11は、管理テーブル121のフィールドf3の会員IDを“0”とし、フィールドf4のステータスを“0”とする。
こうして、管理テーブル121への管理コード、パスワード、会員ID及びステータスの登録を終えると、プロセッサ11は、Act47へと進む。プロセッサ11は、Act47としてその電子レシート後発行データを基に、データレコード70Rを作成する。すなわちプロセッサ11は、電子レシート後発行データに含まれる管理コード及びパスワードとレシートデータとからデータレコード70Rを作成する。データレコード70Rを作成し終えると、プロセッサ11は、Act48へと進む。プロセッサ11は、Act48としてそのデータレコード70Rを第2データベース70に保存する。以上で、プロセッサ11は、電子レシート後発行データを受信したときの処理を終了する。
またプロセッサ11は、図11のAct51としてコマンドを受信するのを待ち受けている。そして通信インターフェース14を介してコマンドを受信すると、プロセッサ11は、Act51においてYESと判定し、Act52へと進む。プロセッサ11は、Act52として受信したコマンドが一覧要求コマンドであるか否かを確認する。そして受信したデータが一覧要求コマンドでない場合、プロセッサ11は、Act52においてNOと判定し、Act53へと進む。プロセッサ11は、Act53として受信したコマンドが電子化要求コマンドであるか否かを確認する。そして受信したコマンドが電子化要求コマンドでない場合、プロセッサ11は、Act53においてNOと判定し、他の処理を実行する。他の処理とは、受信したコマンドに基づく処理のことである。
一覧要求コマンドは、電子レシート会員が所持する情報端末30から送信される。情報端末30において、ソフトウェア「電子レシートアプリ」を起動し、メニュー画面からレシートメニューを選択すると、一覧要求コマンドが電子レシートサーバ10宛に送信される。一覧要求コマンドには、当該情報端末30のメモリに記憶されている会員IDが含まれる。
プロセッサ11は、通信インターフェース14を介して受信したコマンドが一覧要求コマンドであることを確認すると、Act52においてYESと判定し、Act54へと進む。プロセッサ11は、Act54としてその一覧要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ11は、Act55としてその会員IDを会員IDメモリ232に記憶する。
こうして、一覧要求コマンドに含まれる会員IDを会員IDメモリ232に記憶し終えると、プロセッサ11は、Act56へと進む。プロセッサ11は、Act56としてレシート一覧画像を生成する。すなわちプロセッサ11は、第1データベース60から会員IDメモリ232に記憶した会員コードを含むデータレコード60Rを抽出し、そのデータレコード60Rのリストデータでレシート一覧画像を生成する。
レシート一覧画像を生成し終えると、プロセッサ11は、Act57へと進む。プロセッサ11は、Act57としてそのレシート一覧画像のデータを、一覧要求コマンド送信元の情報端末30へと送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14は、一覧要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、レシート一覧画像のデータを送信する。通信インターフェース14から送信されたレシート一覧画像のデータは、ネットワーク50及び基地局40を介して情報端末30へと送信される。これにより、一覧要求コマンド送信元の情報端末30では、表示デバイスにレシート一覧画像が表示される。情報端末30のユーザである電子レシート会員は、入力デバイスを操作して、レシート一覧画像の中から電子レシートを閲覧したいデータを選択する。あるいは電子レシート会員は、選択終了を指示する。
レシート一覧画像の送信を制御したプロセッサ11は、Act58として情報端末30において電子レシートを閲覧したいデータが選択されたか否かを確認する。電子レシートを閲覧したいデータが選択されていない場合、プロセッサ11は、Act58においてNOと判定し、Act59へと進む。プロセッサ11は、Act59として選択終了が指示されたか否かを確認する。選択終了が指示されていない場合、プロセッサ11は、Act59においてNOと判定し、Act58へと戻る。ここにプロセッサ11は、Act58及びAct59において電子レシートを閲覧したいデータが選択されるか選択終了が指示されるのを待ち受ける。
プロセッサ11は、Act58及びAct59の待ち受け状態において、電子レシートを閲覧したいデータが選択されたことを検知すると、Act58においてYESと判定し、Act60へと進む。プロセッサ11は、Act60として選択されたデータで特定されるデータレコード60Rのレシートデータに基づき、電子レシートの画像データを生成する。そしてプロセッサ11は、Act61としてその電子レシートの画像データを情報端末30へと送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14は、一覧要求コマンドの送信元であった情報端末30を宛先として、電子レシートの画像データを送信する。通信インターフェース14から送信された電子レシートの画像データは、ネットワーク50及び基地局40を介して情報端末30へと送信される。これにより、情報端末30では、表示デバイスに電子レシートの画像が表示される。
電子レシート画像データの送信を制御したプロセッサ11は、Act58及びAct59の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、選択終了が指示されたことを検知すると、プロセッサ11は、Act59においてYESと判定し、Act62へと進む。プロセッサ11は、Act62として会員IDメモリ232に記憶した会員IDをクリアする。以上で、プロセッサ11は、一覧要求コマンドを受信した場合の処理を終了する。
電子化要求コマンドは、電子レシート会員が所持する情報端末30から送信される。情報端末30において、ソフトウェア「電子レシートアプリ」を起動し、メニュー画面からレシート電子化メニューを選択すると、電子化要求コマンドが電子レシートサーバ10宛に送信される。電子化要求コマンドには、当該情報端末30のメモリに記憶されている会員IDが含まれる。
レシート電子化メニューは、レシートを電子レシートとして受け取れなかった過去分の取引に対して、電子レシートを後から受け取ることを可能としたメニューである。レシートを後から受けとることを宣言した客との取引では、図14に示すように、管理コードRE11とパスワードRE12とが記載されたレシートRE200が発行されている。このレシートRE200を受け取った電子レシート会員は、レシート電子化メニューを起動することにより、レシートRE200を電子レシートの形態で後から受け取ることができる。
プロセッサ11は、通信インターフェース14を介して受信したコマンドが電子化要求コマンドであることを確認すると、Act53においてYESと判定し、図12のAct71へと進む。プロセッサ11は、Act71としてその電子化要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ11は、Act72としてその会員IDを会員IDメモリ232に記憶する。
こうして、電子化要求コマンドに含まれる会員IDを会員IDメモリ232に記憶し終えると、プロセッサ11は、Act73へと進む。プロセッサ11は、Act73として管理コード入力画像を生成する。そしてプロセッサ11は、Act74としてその管理コード入力画像のデータを、電子化要求コマンド送信元の情報端末30へと送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14は、電子化要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、管理コード入力画像のデータを送信する。通信インターフェース14から送信された管理コード入力画像のデータは、ネットワーク50及び基地局40を介して情報端末30へと送信される。これにより、電子化要求コマンド送信元の情報端末30では、表示デバイスに管理コード入力画像が表示される。
図15は、管理コード入力画像SC1の一例である。図15に示すように、管理コード入力画像SC1には、管理コードの入力ボックスIN1及びパスワードの入力ボックスIN2と、確定ボタンB1及び終了ボタンB2のボタン画像とが表示されている。
管理コード入力画像SC1を確認した電子レシート会員は、情報端末30の入力デバイスを操作して、レシートRE200に記録されている管理コードとパスワードとをそれぞれ入力ボックスIN1及び入力ボックスIN2に入力する。そして電子レシート会員は、確定ボタンB1にタッチする。あるいは電子レシート会員は、入力ボックスIN1及び入力ボックスIN2にデータを入力することなく終了ボタンB2にタッチする。
管理コード入力画像SC1の送信を制御したプロセッサ11は、Act75として情報端末30において確定ボタンB1がタッチされたか否かを確認する。確定ボタンB1がタッチされていない場合、プロセッサ11は、Act75においてNOと判定し、Act76へと進む。プロセッサ11は、Act76として終了ボタンB2がタッチされたか否かを確認する。終了ボタンB2がタッチされていない場合、プロセッサ11は、Act76においてNOと判定し、Act75へと戻る。ここにプロセッサ11は、Act75及びAct76として確定ボタンB1が入力されるか終了ボタンB2が入力されるのを待ち受ける。
プロセッサ11は、Act75及びAct76の待ち受け状態において、確定ボタンB1がタッチされたことを検知すると、Act77として管理コード入力画像SC1の入力ボックスIN1及び入力ボックスIN2に入力されていた管理コードとパスワードとを情報端末30から取得する。そしてプロセッサ11は、Act78としてその管理コードとパスワードとで管理テーブル121を検索する。
プロセッサ11は、Act79として管理テーブル121のフィールドf1に、入力ボックスIN1に入力された管理コードが登録されているか否かを確認する。当該管理コードが登録されている場合、プロセッサ11は、Act79においてYESと判定し、Act80へと進む。プロセッサ11は、Act80として当該管理コードが登録されている行のフィールドf4に登録されているステータスを調べる。ここで、ステータスが“0”の場合、プロセッサ11は、Act80においてYESと判定し、Act81へと進む。プロセッサ11は、Act81として当該管理コードが登録されている行のフィールドf2に登録されているパスワードが、入力ボックスIN2に入力されたパスワードと一致するか否かを確認する。パスワードが一致する場合、プロセッサ11は、Act81においてYESと判定し、Act82へと進む。
プロセッサ11は、Act82として第2データベース70を検索し、同一の管理コード及びパスワードを含むデータレコード70Rを読み出す。そしてプロセッサ11は、Act83として置換処理を実行する。置換処理は、データレコード70Rの管理コード及びパスワードを、会員IDメモリ232に記憶されている会員IDに置き換える処理を含む。また置換処理は、管理テーブル121の当該管理コード及びパスワードが登録されているフィールドf1及びフィールドf2と同一行のフィールドf3に登録されている会員IDを、“0”から会員IDメモリ232に記憶されている会員IDに置き換える処理、及び、同一行のフィールドf4に登録されているステータスを“0”から“1”に変更する処理とを含む。
置換処理を終えると、プロセッサ11は、Act84へと進む。プロセッサ11は、Act84として管理コード及びパスワードを会員IDに置換したデータレコード70Rのレシートデータから、前述したリストデータを生成する。そしてプロセッサ11は、Act85として会員ID、レシートデータ及びリストデータからなるデータレコード60Rを、第1データベース60に保存する。
このように、第2データベース70に保存されていたデータレコード70Rを基に生成されたデータレコード60Rを第1データベース60に保存し終えたプロセッサ11は、Act86へと進む。プロセッサ11は、Act86として電子化要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、電子化終了の応答コマンドを送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14は、電子化要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、電子化終了の応答コマンドを送信する。通信インターフェース14から送信された電子化終了の応答コマンドは、ネットワーク50及び基地局40を介して情報端末30へと送信される。これにより、電子化要求コマンド送信元の情報端末30では、表示デバイスに電子化要求が受け入れられたことを表す画像が表示される。
応答コマンドの送信を制御したプロセッサ11は、Act75及びAct76の待ち受け状態に戻る。
一方、Act78において管理テーブル121に検索した結果、管理コードが登録されていない場合、管理コード入力画像SC1に入力された管理コードは間違っている。この場合、プロセッサ11は、Act79においてNOと判定し、Act87へと進む。同様に、ステータスが“1”であった場合には、そのステータスに対応して管理テーブル121で管理されている管理コードが付されたデータレコード70Rは、既に会員IDと関連付けたデータレコード60Rに変換済である。この場合、プロセッサ11は、Act80においてNOと判定し、Act87へと進む。また、パスワードが一致しない場合にも、パスワードの入力が誤りなので、プロセッサ11は、Act81においてNOと判定し、Act87へと進む。
プロセッサ11は、Act87として電子化要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、電子化エラーの応答コマンドを送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14は、電子化要求コマンドの送信元である情報端末30を宛先として、電子化エラーの応答コマンドを送信する。通信インターフェース14から送信された電子化エラーの応答コマンドは、ネットワーク50及び基地局40を介して情報端末30へと送信される。これにより、電子化要求コマンド送信元の情報端末30では、表示デバイスに電子化要求が受け入れられなかったことを表す画像が表示される。
応答コマンドの送信を制御したプロセッサ11は、Act75及びAct76の待ち受け状態に戻る。
プロセッサ11は、Act75及びAct76の待ち受け状態において、終了ボタンB2タッチされたことを検知すると、図11のAct56へと進む。そして以後、プロセッサ11は、前述したAct56乃至Act62の処理と同様の処理を実行する。したがって、Act82乃至Act85の処理において、管理テーブル121で管理されている管理コードが付されたデータレコード70Rのうち、会員IDと関連付けられて第1データベース60に保存されたデータレコード60Rは、レシート一覧画像を生成するために第1データベース60から抽出されるレコードの対象となる。したがって、電子レシート会員は、電子化要求を行った取引のレシートを電子レシートとして閲覧することができる。
ここに、電子レシートシステム100において、取引を処理する取引処理装置の一態様であるPOS端末21は、プロセッサ211を主体とするコンピュータが、キーボード217と協働してAct3及びAct4の処理を実行することにより受付手段を構成する。また同コンピュータが、通信インターフェース215と協働してAct29の処理を実行することにより送信手段を構成する。また同コンピュータが、プリンタ220と協働してAct22及びAct32の処理を実行することにより発行手段を構成し、同じくプリンタ220と協働してAct28,Act30及びAct32の処理を実行することにより通知手段を構成する。
一方、管理装置の一態様である電子レシートサーバ10は、プロセッサ11を主体とするコンピュータが、第2データベース70と協働してAct47及びAct48の処理を実行することにより第1記憶手段を構成する。また同コンピュータは、通信インターフェース14と協働してAct71乃至Act77の処理を実行することにより取得手段を構成する。また同コンピュータは、第1データベース60と協働してAct82乃至Act85の処理を実行することにより第2記憶手段を構成する。また同コンピュータは、通信インターフェース14と協働してAct60及びAct61の処理を実行することにより出力手段を構成する。
このように本実施形態の電子レシートシステム100においては、第1記憶手段、通知手段、取得手段、第2記憶手段及び出力手段を有しているので、電子レシート会員は、レシートRE200を受け取った過去分の取引について、後から電子レシートを受け取ることができる。したがって、例えば情報端末30を忘れてしまったために電子レシートを受け取ることができなかった場合でも、その取引において発行されたレシートRE200に印字された管理コードとパスワードとを使用することで、電子レシート会員は、その取引のレシートを電子レシートとして後から受け取ることができる。同様に、取引の時点では電子レシート会員ではない客も、電子レシート会員となって会員IDの発番を受けた後に、その取引で発行されたレシートRE200に印字された管理コードとパスワードとを使用することで、その取引のレシートを電子レシートとして後から受け取ることができる。
また、本実施形態の電子レシートシステム100においては、受付手段を有しているので、第1記憶手段により管理コードと関連付けて記憶されるレシートデータは、レシートデータを管理コードと関連付けて記憶することの指示入力を受け付けた取引のデータに限られる。したがって、第2データベース70の記憶容量を節約することができる。また、POS端末21と電子レシートサーバ10との間の通信トラフィック量も節約することができる。
また、本実施形態の電子レシートシステムにおいては、管理コードとパスワードとを客に通知するために、レシートRE200に管理コードとパスワードとを印字するようにしている。したがって客は、レシートRE200からそのレシート200と同一内容の電子レシートを受け取るための管理コードとパスワードとを知ることができる。また客は、レシートRE200に管理コードとパスワードを印字されて発行された取引については電子レシートを後から受け取ることができることを容易に認識できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、後発行キーK1を入力するのは締めキーの入力前に限定される。このため、レシートRE100が発行された後で客から電子レシートの受取を要求されても対応することができない。そこで次に、レシートRE100が発行された後でも電子レシートを受け取ることが可能とした第2の実施形態について、図16及び図17を用いて説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分には同一符号を付し、重複する説明については省略する。
図16は、POS端末21のプロセッサ211が実行するデータ処理の第1の実施形態からの変更部分を示す。すなわち図16は、図9のAct23において、電子レシートフラグF1が“0”にリセットされており、Act27へと進んだ後の処理を示している。プロセッサ211は、Act27として後発行フラグF2を調べる。そして、後発行フラグF2が“1”にセットされていた場合、すなわち締めキーが入力される前に後発行キーK1が入力されていた場合には、プロセッサ211は、第1の実施形態と同様に、図9のAct28乃至Act33の処理を実行する。
これに対し、後発行フラグF2が“0”にリセットされていた場合、すなわち締めキーが入力される前に後発行キーK1が入力されていなかった場合には、プロセッサ211は、Act27においてNOと判定し、Act81へと進む。プロセッサ211は、Act81としてレシートデータをプリンタ220に出力してレシート印字を制御する。この制御により、プリンタ220は、例えば図12に示すレイアウトのレシートRE100をレシート用紙に印字し発行する。
レシートRE100の印字制御を終えたプロセッサ211は、Act82へと進む。プロセッサ211は、Act82として取引中フラグF3を“0”にリセットする。その後、プロセッサ211は、Act83として入力デバイスからの入力を待ち受ける。入力デバイスは、キーボード217、スキャナ219、カードリーダ221等である。
入力デバイスからの入力を受け付けると、プロセッサ211は、Act83においてYESと判定し、Act84へと進む。プロセッサ211は、Act84として後発行キーK1が入力されたか否かを確認する。ここで、後発行キーK1以外の入力であった場合には、プロセッサ211は、Act84においてNOと判定し、他の処理を実行する。他の処理とは、入力されたデータに基づく処理のことである。
プロセッサ211は、後発行キーK1が入力されたことを検知した場合には、Act84においてYESと判定し、Act85へと進む。プロセッサ211は、Act85として、管理コードとパスワードとを生成する。そしてプロセッサ211は、Act86としてその管理コード及びパスワードと、Act22において生成したレシートデータとを、電子レシートサーバ10へと送信するように通信インターフェース215を制御する。この制御により、通信インターフェース215は、電子レシート後発行データを電子レシートサーバ10宛に送信する。
電子レシート後発行データを送信し終えると、プロセッサ211は、Act87へと進む。プロセッサ211は、レシートRE100を識別する識別データとともに管理コード及びパスワードを記録したシートSE100を印字するようにプリンタ220を制御する。この制御によりプリンタ220は、例えば図17に示すレイアウトのシートSE100をレシート用紙に印字し発行する。シートSE100には、レシートRE100を識別する識別データとして取引日時SE1、担当者名SE2、取引番号SE3及び端末番号SE4が印字されている。また、管理コードSE5及びパスワードSE6も、シートSE100に印字されている。シートSE100が発行された後、プロセッサ211は、Act83へと戻る。
このように第2の実施形態においては、レシートRE100が発行された後であっても、次の取引が開始される前であれば、後発行キーK1を入力することにより、Act85乃至Act87の処理が実行される。Act85乃至Act87の処理により、当該取引のレシートデータは、一意の管理番号及びパスワードが付加されて電子レシートサーバ10へと送信される。また、管理番号及びパスワードが印刷されたシートSE100が発行される。したがって電子レシート会員は、第1の実施形態と同様にレシート電子化メニューにおいて、シートSE100に印刷された管理番号とパスワードとを入力することで、過去分の取引について電子レシートを取得することができる。
ここで、シートSE100には、管理番号及びパスワードとともに、レシートR100を識別することが可能な取引日時SE1、担当者名SE2、取引番号SE3及び端末番号SE4が印字されている。したがって、レシートRE100とシートSE100とは別々に発行されるものの、その印字内容から関係性を照合することができる。
[他の実施形態]
以上、過去分の取引についても電子レシートを受け取ることが可能な電子レシートシステムの実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
前記実施形態では、管理コードとパスワードとをPOS端末21が生成したが、必ずしもPOS端末21が生成しなくてもよい。例えばPOSサーバ22が生成し、POS端末21は、ネットワーク24を介して管理コードとパスワードとを取得するようにしてもよい。あるいは、電子レシートサーバ10が生成し、POS端末21は、ネットワーク50及びネットワーク24を介して管理コードとパスワードとを取得するようにしてもよい。
また、パスワードは必ずしも必須ではない。管理コードだけであっても、本実施形態の作用効果は奏するものである。
また前記実施形態では、レシートデータを管理コードと関連付けて記憶することの入力を受け付ける手段として後発行キーK1を例示したが、この後発行キーK1を、レシートデータを管理コードと関連付けて記憶しないことの入力を受け付ける手段として機能させてもよい。この場合、プロセッサ211は、図9のAct27において、後発行フラグF2が“0”であるときにはYESと判定し、“1”のときにはNOと判定すればよい。
また前記実施形態では、後発行キーK1が入力された取引に限り、レシートデータに管理コード及びパスワードを付して電子レシートサーバ10に送信したが、電子レシートフラグF1が“0”にリセットされている取引については全てレシートデータに管理コード及びパスワードを付して電子レシートサーバ10に送信するようにしてもよい。すなわち、図9のAct23において、電子レシートフラグF1が“0”であることを確認すると、プロセッサ211は、Act28乃至Act33の処理を実行するように構成する。このような実施形態でも、過去分の取引について電子レシートを受け取ることが可能な電子レシートシステムを提供することができる。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]取引の内容を表すレシートデータを、当該レシートデータを特定する一意の管理コードと関連付けて記憶する第1記憶手段と、前記管理コードを前記取引の対象者に通知する通知手段と、電子レシート会員を特定する会員コードと当該会員コードで特定される前記電子レシート会員によって入力された前記管理コードとを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記管理コードと関連付けて前記第1記憶手段で記憶されている前記レシートデータを、前記取得手段で取得した前記会員コードと関連付けて記憶する第2記憶手段と、電子レシートの要求に応じて、当該要求に含まれる前記会員コードと関連付けて前記第2記憶手段で記憶されている前記レシートデータで生成されるレシート画像を出力する出力手段と、を具備する電子レシートシステム。
[2]前記レシートデータを前記管理コードと関連付けて記憶する又は記憶しないことの指示入力を受け付ける受付手段、をさらに備え、前記記憶することの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶しないことの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が有効となり、前記記憶しないことの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶することの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が無効となる、付記[1]の電子レシートシステム。
[3]前記レシートデータに基づきレシートを発行する発行手段、をさらに具備し、前記通知手段は、前記発行手段により発行された前記レシートに前記管理コードを記録することで通知する、付記[2]記載の電子レシートシステム。
[4]前記発行手段により前記レシートを発行した後で、前記受付手段により前記レシートデータを前記管理コードと関連付けて記憶することの指示入力を受け付けた場合、前記第1記憶手段及び前記通知手段が有効となり、前記通知手段は、前記レシートを識別する識別データとともに前記管理コードを記録したシートを発行することで通知する、付記[3]記載の電子レシートシステム。
[5]取引を処理する取引処理装置と、管理装置とを含み、前記管理装置は、前記取引処理装置で処理された取引の内容を表すレシートデータを、当該レシートデータを特定する一意の管理コードと関連付けて記憶する第1記憶手段と、電子レシート会員を特定する会員コードと当該会員コードで特定される前記電子レシート会員によって入力された前記管理コードとを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記管理コードと関連付けて前記第1記憶手段で記憶されている前記レシートデータを、前記取得手段で取得した前記会員コードと関連付けて記憶する第2記憶手段と、電子レシートの要求に応じて、当該要求に含まれる前記会員コードと関連付けて前記第2記憶手段で記憶されている前記レシートデータで生成されるレシート画像を出力する出力手段と、を具備し、前記取引処理装置は、前記取引の内容を表すレシートデータを、前記管理装置へと送信する送信手段と、前記管理コードを前記取引の対象者に通知する通知手段と、を具備する電子レシートシステム。
10…電子レシートサーバ、11,211…プロセッサ、12,212…メインメモリ、13.213…補助記憶デバイス、14,215…通信インターフェース、20…POSシステム、21…POS端末、22…POSサーバ、23…ルータ、24,50…ネットワーク、30…情報端末、40…基地局、60…第1データベース、70…第2データベース、121…管理テーブル、217…キーボード、K1…後発行キー、220…プリンタ、231…取引メモリ、232…会員IDメモリ、233…管理コードメモリ、234…パスワードメモリ、235~237…第1~第3のフラグメモリ。

Claims (4)

  1. 取引の内容を表すレシートデータを、当該レシートデータを特定する一意の管理コードと関連付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記管理コードを前記取引の対象者に通知する通知手段と、
    電子レシート会員を特定する会員コードと当該会員コードで特定される前記電子レシート会員によって入力された前記管理コードとを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記管理コードと関連付けて前記第1記憶手段で記憶されている前記レシートデータを、前記取得手段で取得した前記会員コードと関連付けて記憶する第2記憶手段と、
    電子レシートの要求に応じて、当該要求に含まれる前記会員コードと関連付けて前記第2記憶手段で記憶されている前記レシートデータで生成されるレシート画像を出力する出力手段と、
    前記レシートデータを前記管理コードと関連付けて記憶する又は記憶しないことの指示入力を受け付ける受付手段と、
    を具備し、
    前記記憶することの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶しないことの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が有効となり、前記記憶しないことの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶することの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が無効となる、電子レシートシステム。
  2. 前記レシートデータに基づきレシートを発行する発行手段、
    をさらに具備し、
    前記通知手段は、前記発行手段により発行された前記レシートに前記管理コードを記録することで通知する、請求項記載の電子レシートシステム。
  3. 前記発行手段により前記レシートを発行した後で、前記受付手段により前記レシートデータを前記管理コードと関連付けて記憶することの指示入力を受け付けた場合、前記第1記憶手段及び前記通知手段が有効となり、
    前記通知手段は、前記レシートを識別する識別データとともに前記管理コードを記録したシートを発行することで通知する、請求項記載の電子レシートシステム。
  4. 取引を処理する取引処理装置と、管理装置とを含み、
    前記管理装置は、
    前記取引処理装置で処理された取引の内容を表すレシートデータを、当該レシートデータを特定する一意の管理コードと関連付けて記憶する第1記憶手段と、
    電子レシート会員を特定する会員コードと当該会員コードで特定される前記電子レシート会員によって入力された前記管理コードとを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記管理コードと関連付けて前記第1記憶手段で記憶されている前記レシートデータを、前記取得手段で取得した前記会員コードと関連付けて記憶する第2記憶手段と、
    電子レシートの要求に応じて、当該要求に含まれる前記会員コードと関連付けて前記第2記憶手段で記憶されている前記レシートデータで生成されるレシート画像を出力する出力手段と、
    を具備し、
    前記取引処理装置は、
    前記取引の内容を表すレシートデータを、前記管理装置へと送信する送信手段と、
    前記管理コードを前記取引の対象者に通知する通知手段と、
    前記レシートデータを前記管理コードと関連付けて記憶する又は記憶しないことの指示入力を受け付ける受付手段と、
    を具備し、
    前記管理装置は、前記取引処理装置において、前記記憶することの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶しないことの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が有効となり、前記記憶しないことの指示入力を受け付けた場合、又は前記記憶することの指示入力を受け付けなかった場合には、前記第1記憶手段及び前記通知手段が無効となる、電子レシートシステム。
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