JP7174729B2 - エレベーターの冠水退避運転システム - Google Patents

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Description

本発明は、気象状況に応じたエレベーターの冠水退避運転を制御する技術に関する。その中でも特に、天気予報や各種警報あるいは過去の浸水実績といった情報を基に冠水退避運転の発令もしくは解除を可能とする技術に関する。
一般的にエレベーターは、遠隔監視センターに設置された情報処理装置により監視されており、台風や集中豪雨等の気象状況の変化が予想された場合に遠隔操作によってかごの待機階を建物上層階に退避させてサービスを休止する冠水退避運転を行われる。
しかし、エレベーターが通常運転に復旧された後に、当該建物近隣の河川の増水により建物浸水の可能性が生じた場合のような緊急を要する場合のエレベーターについては考慮されていないという不都合があった。
これを解消するために従来では、管理者の携帯端末から冠水退避運転を再び実施させてエレベーターの機器の冠水に対する被害を抑制する方法が提案されていた(特許文献1参照)。
特開2017-171465号公報
特許文献1では、エレベーターの機器の冠水に対する被害を抑制する方法として、管理者の携帯端末から冠水退避運転を設定または解除をする方法を取っているが、管理者が冠水退避運転の設定または解除を行う判断基準が不明確であるという課題があった。
本発明は、上記不都合を鑑みてなされたもので、その目的は、管理者が冠水退避運転の設定または解除を行う判断をし易くすることを可能とした冠水退避運転システムを提供するにある。
上記目的を達成するための本発明の構成は、冠水退避運転について、監視端末への点検項目の表示を行い、当該表示に対する確認結果に応じて、冠水退避運転の解除を行う。より具体的には、 エレベーターの冠水退避運転を制御するエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、前記エレベーターを制御するエレベーター制御装置と、前記エレベーターを監視し、Webサーバーを有する監視センター装置と、前記監視センター装置に接続された端末装置とを備え、前記監視センター装置は、冠水退避運転を行っているエレベーターの冠水に関する情報である冠水情報を周期的に取得する情報取得部と、前記情報取得部で取得された前記冠水情報を参照し、前記エレベーターが冠水していないかを判断する判定部と、前記判定部で冠水していないと判断された場合、前記エレベーターの冠水退避運転解除に関する情報を、通信部を介して前記Webサーバーに送信する制御部を備え、前記Webサーバーは、前記端末装置に、冠水退避運転解除に関する情報に基づく前記冠水退避運転解除の問い合わせであって、所定の順序で、前記冠水退避運転を解除するための複数の点検項目を表示させ、前記端末装置が前記点検項目のそれぞれに対する確認結果を受け付けた場合に、前記端末装置に、前記冠水退避運転解除を行うかの選択肢を活性化して選択可能とし、前記選択肢に対して、前記冠水退避運転解除を行うことの選択を受け付けたかを判断し、前記冠水退避運転解除を行うことの選択を受け付けた場合、前記制御部が前記通信部を介して、前記エレベーター制御装置に対して、前記冠水退避運転解除の制御指令送信するエレベーターの冠水退避運転システムである。
なお、本発明には、エレベーターの冠水退避運転システムを用いた方法やエレベーターの冠水退避運転システムを構成する各装置、構成要件も含まれる。さらに、上記のシステムや各装置で処理を実行するためのプログラム製品も含まれる。
本発明によれば、管理者が冠水退避運転の設定または解除を行う判断をし易くすることを可能となる。
本発明の一実施の形態におけるエレベーターの冠水退避運転システムを示すシステム構成図である。 本発明の一実施の形態におけるエレベーターの冠水退避運転システムの冠水退避運転を設定する際のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるエレベーターの冠水退避運転システムの冠水退避運転を解除する際のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における図3のステップS10の詳細を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における冠水退避運転を設定する際の携帯端末3の表示部3-3に表示する内容を示す図である。 本発明の一実施の形態における冠水退避運転自動を設定する際の携帯端末3の表示部3-3に表示する内容を示す図である。 本発明の一実施の形態における冠水退避運転を解除する際携帯端末3の表示部3-3に表示する内容を示す図である。 本発明の一実施の形態における冠水退避運転自動解除する際の携帯端末3の表示部3-3に表示する内容を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態におけるシステム構成図である。図1では、エレベーター装置1、監視センター2、携帯端末3および外部気象データDB4示す。なお、便宜上、エレベーター装置1と、このエレベーター装置1と通信回線を介して接続され遠隔で監視する監視サーバー2aおよびWebサーバー2bを合わせてエレベーターの冠水退避運転システムと呼ぶ。また、監視サーバー2aおよびWebサーバー2bを合わせて監視センター装置2cとも称する。さらに、Webサーバー2bの機能を監視サーバー2aに設けてもよい。なお、監視サーバー2aと、携帯端末3とは、上記の通信回路とは別の通信回路で接続することが望ましい。
次に、図1の各構成の詳細を説明する。エレベーター装置1は、エレベーター本体に設けられ、エレベーター装置1の運行を制御するエレベーター制御装置1aと、エレベーター装置1の運行状態を監視する監視端末1bとから構成される。エレベーター制御装置1aおよび監視端末1bは、エレベーター装置1と別構成とし、これと接続する構成としてもよい。さらに、エレベーター制御装置1aは、エレベーター装置1の制御を行う制御部1a1と、エレベーター装置1の運行状態を監視する監視端末1bとの間で通信を行う通信部1a2とで構成されている。
そして、監視端末1bは、通信部1a2との間と監視サーバー2aとの間で通信を行う通信部1b1と、監視サーバー2aから冠水退避運転の設定または解除の指令を受けたかの判定をする判定部1b2とで構成されている。
また、監視センター2には、エレベーター装置1の運行状態を収集して管理する監視サーバー2aと、管理者の携帯端末3から冠水退避運転の設定を受付けるWebサーバー2bとから構成されている監視センター装置2cが設けられている。ここで、監視サーバー2aおよびWebサーバー2bは、いわゆるコンピューターで実現され、後述する各機能は、プログラムに従ってCPUにより実行される。
さらに、監視サーバー2aは、通信部1b1との間とWebサーバー2bとの間で通信を行う通信部2a1と、監視サーバー2a全体の制御及びエレベーター装置1を遠隔で制御を行うための制御指令を出力する制御部2a2と、携帯端末3に表示させる際の気象データや近隣河川水位データなどの冠水情報等を取得する情報取得部2a3と、情報取得部2a3より取得した情報で冠水退避運転の設定あるいは解除を行うかの判定を行う判定部2a4と、情報取得部2a3より取得した情報及び過去の冠水情報を蓄積する情報DB2a5とで構成されている。なお、気象データには、雨量、風量、風向き、天候、警報・注意報といった警戒レベルが含まれる。
そして、Webサーバー2bは、通信部2a1との間と携帯端末3との間で通信を行う通信部2b1と、携帯端末3から設定あるいは解除された冠水退避運転の設定情報を制御する情報制御部2b2とから構成されている。なお、監視サーバー2aおよびWebサーバー2bは、まとめて1つのコンピューター、つまり、上述の監視センター装置2cとして実現してもよい。
携帯端末3は、通信部2b1との間で通信を行う通信部3-1と、携帯端末全体の制御を行う制御部3-2と、Webサーバーから受信した情報を表示する表示部3-3とで構成されている。ここで、携帯端末3は、いわゆるタブレットやスマートフォンの他、PCを含む。そして、PCにはノートPCの他、デスクトップPCも含まれる。また、携帯端末3は、エレベーター装置1を管理する管理者が利用されることが望ましい。
外部気象データDB4は、情報取得部2a3が取得する気象データや近隣河川水位データなどの冠水情報を蓄積している。つまり、外部気象データDB4は、運用者である外部組織で収集した気象データをインターネットなどの通信回路介して提供可能である。なお、気象データと河川水位データを、別の装置に蓄積してもよい。この場合、それぞれの装置は、別の運用者で管理されることになる。
次に、図2に示すフローチャートを用いて、本実施の形態のエレベーターの冠水退避運転システムの冠水退避運転の設定について説明する。なお、本フローチャートは、ゲリラ豪雨等の天候の急変にも対応できるように、エレベーターの冠水退避運転システムにおいて定常的に起動される。
まず、ステップS1において、監視サーバー2aの情報取得部2a3は、外部気象データDB4から気象データや近隣河川水位データを含む最新の冠水情報を周期的に取得する。また、情報取得部2a3は、情報DB2a5から過去の冠水情報を取得する。ここで、監視サーバー2aが、複数のエレベーター装置を監視する場合、冠水情報の取得を、各エレベーター装置1ないし所定地域ごと(複数のエレベーター装置からなるグループごと)に取得することが望ましい。この場合、情報DB2a5には、最新の冠水情報を、地域ごとに区別して登録している。
ここで、最新の冠水情報とは、取得の際に外部気象データDB4から最新データとして提供されるものを示す。また、過去の冠水情報は、過去に冠水が発生した際における冠水情報である。なお、過去の冠水情報の取得は、最新の冠水情報と同様に周期的に実行してもよいし、別のタイミングとしてもよい。別のタイミングには、気象データに警報情報が含まれるなどの条件を満たすタイミングが含まれる。
次に、ステップS2において、監視サーバー2aの判定部2a4が、最新の冠水情報を、過去の冠水情報と比較する。つまり、本処理の際の最新の雨量、河川水位や警戒レベルと、過去に冠水した際の雨量、河川水位や警戒レベルを比較する。
この結果、最新の冠水情報が、過去の冠水情報を超えた場合(Yes)、ステップS4に進む。超えない場合(No)、ステップS3に進む。なお、超えない場合には、過去の冠水情報が情報DB2a5に蓄積されていない場合も含まれる。なお、本ステップでの比較は、最新の雨量、河川水位および警戒レベルの少なくとも1つであればよく、また、風速など他のデータを用いてもよい。
次に、ステップS3において、監視サーバー2aの判定部2a4が、最新の冠水情報を、予め設定された基準値と比較する。この結果、基準値を超えている場合は、ステップS4に進む。また、基準値を超えていない場合、ステップS1に戻る。
ここで、本ステップで用いる基準値は、情報DB2a5に格納しておき、判定部2a4は情報取得部2a3から取得する。なお、本取得を、ステップS1で過去の冠水情報の代わりに取得し、ステップS3をステップS2で実行してもよい。
次に、ステップS4において、監視サーバー2aは、冠水退避運転のための専用サイトとして用いられるWebサーバー2bに、冠水退避運転設定に関する情報を送信する。そして、Webサーバー2bでは、これを登録する。つまり、監視サーバー2aの制御部2a2は、通信部2a1及び通信部2b1を介して、情報制御部2b2に、冠水退避運転設定に関する情報として、過去の冠水情報と近隣の建物の冠水退避運転設定情報を情報制御部2b2に送信する。そして、情報制御部2b2は、Webサーバー2bが保持する記憶部にそれを登録する。ここで、冠水退避運転設定に関する情報には、最新の冠水情報を含めてもよい。
これを受けて、情報制御部2b2は、通信部2b1を介して携帯端末3に、通知情報がある旨の通知を行う。この通知は、例えば、Webサーバー2bに予め登録されているメールアドレスにメール送信して実現される。また、携帯端末3のアプリケーションにプッシュ配信して実現してもよい。
Webサーバー2bの機能は監視サーバー2aの機能として実現されても良い。
次に、ステップS5において、Webサーバー2bは、携帯端末3から冠水退避運転設定に関する指令を受け付けたかを判断する。より具体的には、以下の手順で進められる。ステップS4における通知を見た管理者が入力すると、携帯端末3は専用サイトであるWebサーバー2bにアクセスする。この結果、表示部3-3は、冠水退避運転の設定を推奨する旨のメッセージおよび冠水退避運転設定に関する情報である過去の冠水情報と近隣の建物の冠水退避運転設定情報を表示する。その内容の一例を図5に示す。
図5に示すように、表示部3-3には冠水退避運転設定を推奨する旨のメッセージ3-3-1、過去の冠水情報と近隣の建物の冠水退避運転設定情報3-3-2、冠水退避運転を行うかの設定である冠水退避運転の指令入力3-3-3とが表示される。そして、管理者はこれらを基に冠水退避運転の必要性を判断する。
この結果に応じて、携帯端末3は管理者から冠水退避運転の指令入力3-3-3の「はい」もしくは「いいえ」の入力を受け付ける。つまり、冠水退避運転の設定指令と不要指令のいずれかが入力される。
そして、Webサーバー2bは、冠水退避運転の指令が携帯端末3から送信された場合、指令を受付ける。つまり、情報制御部2b2は、通信部2b1を介して、冠水退避運転の指令を受け付ける。このように、受け付けされた場合(Yes)には、ステップS7に進む。受け付けられていない場合(No)は、ステップS6に進む。
ステップS6において、Webサーバー2bは、冠水退避運転の指令の未受付の時間が一定時間経過したかを判断する。より詳細には、管理者が専用サイトから冠水退避運転の指令を入力せずに、情報制御部2b2が冠水退避運転の指令が受け付けられていない時間が一定時間経過したかを判断する。ここで、一定時間とは、予めWebサーバー2bが記憶している時間であり、ステップS4での通知からの経過時間を用いる。また、ステップS4での通知の代わりに、ステップS5でのWebサーバー2bへのアクセスしてからの時間を用いてもよい。
ステップS6で、一定時間が経過していない場合(No)は、ステップS5に戻り、冠水退避運転の指令の受け付けを待つ。一定時間が経過した場合(Yes)は、ステップS8に進む。
次に、ステップS7において、監視サーバー2aは、専用サイトであるWebサーバー2bにおいて、受け付けられた冠水退避運転の指令が設定指令か不要指令かを判断する。これは、制御部2a2が、情報取得部2a3を介して情報制御部2b2から、受け付けられた指令を受信し、その内容を判断する。この結果、設定指令の場合(Yes)、ステップS8に進む。不要指令の場合(No)は、処理を終了する。つまり、管理者によって専用サイトに対して冠水退避運転を行わない指令が出された場合は動作を終了する。
以上の処理により明示的に冠水退避運転不要の指令を受け取らない限り、冠水退避運転を実施する安全重視の運用が可能となる。
最後に、ステップS8において、監視サーバー2aは、エレベーター制御装置1aに対して、冠水退避運転を設定する制御指令を送信する。より具体的には、制御部2a2は通信部2a1、通信部1b1及び通信部1a2を介してエレベーター装置1判定部1b2に冠水退避運転を設定する制御指令を送信する。なお、本制御指令の送信は、監視端末1bを経由するかは問わない。そして、エレベーター1装置の制御部1a1は、制御指令に従ってエレベーター本体に対して冠水退避運転を実施する。
また、ステップS8においては、以下の処理も行うことがより好適である。Webサーバー2bは、携帯端末3に対して、冠水退避運転の設定、つまり、冠水退避運転を開始したことを示す通知を行う。これは、ステップS4の制御で行われる。そして、この通知を確認した管理者からの入力に従って、携帯端末3は専用サイトであるWebサーバー2bにアクセスする。このアクセスに応じて、Webサーバー2bは携帯端末3の表示部3-3に、冠水退避運転設定を自動で行ったことを示す画面を表示する。その内容の一例を図6に示す。
図6において、表示部3-3には冠水退避運転設定を自動で行った旨のメッセージ3-3-4と前記冠水退避運転設定情報3-3-2とが表示される。図5と比較して、冠水退避運転の指令入力3-3-3の有無が大きく異なる。
次に、図3のフローチャートを用いて、冠水退避運転の解除ついて説明する。
ステップS9は、図2のステップS8から続くステップであり、監視サーバー2aの情報取得部2a3は、外部気象データDB4から気象データや近隣河川水位データを含む最新の冠水情報を周期的に取得する。また、情報取得部2a3は、情報DB2a5から過去の冠水情報を取得する。このステップS9は、基本的には、取得周期も含めステップS1と同様の処理である。但し、過去の冠水情報として、過去に冠水が解消した際の冠水情報を取得する。
また、ステップS6の一定時間より本ステップS9の周期を長くすることがより好適である。これは、ステップS1、S6が冠水退避運転の設定に関するステップであるため、より短いスパンとすることで、安全性を確保するための制御である。
次に、ステップS10では、監視サーバー2aの判定部2a4が、冠水していないか、つまり、冠水が無くなったかを判断する。本処理には、ステップS9で取得した最新の冠水情報と過去の冠水情報を比較することが含まれる。これは、ステップS2と同様に、判定部2a4が本処理の際の最新の雨量、河川水位や警戒レベルと、過去に冠水が解消した際の雨量、河川水位や警戒レベルを比較する。この内容については、図4(ステップS108)で後述する。この結果、冠水していないと判断した場合(Yes)は、ステップS11に進む。逆に冠水していないと判断した場合(No)は、ステップS9に戻る。
ここで、図4を用いて、ステップS10の詳細を説明する。
まず、ステップS101において、判定部2a4は、エレベーター装置1が停電で停止していないかを判断する。これは、電力会社のシステムから提供される情報を用いて判断することが可能である。この結果、停電していなければ(Yes)、ステップS102に進み、停電していれば(No)、ステップS109に進む。
次に、ステップS102において、判定部2a4は、エレベーター装置1のピットが冠水していないかを判断する。これは、ピットに設置されたセンサを用いて実行される。つまり、センサで検知された水位を、制御部1a1が通信部1a2を介して、監視サーバー2aに送信する。監視サーバー2aでは、制御部2a2が通信部2a1を介して水位を受信し、これが一定以上の値かで、冠水を判断する。なお、冠水しているかの判断を、制御部1a1で実行し、制御部2a2がこの結果を受信してもよい。この結果、冠水していなければ(Yes)、ステップS103に進む。冠水していれば(No)、ステップS109に進む。
尚、ピットの冠水検知はセンサを用いず管理者の目視による点検結果を入力させるようにしても良い。この場合は目視による確認方法を携帯端末へ送付する。
次に、ステップS103において、判定部2a4は、一定数以上の近隣のビル、建物が、冠水退避運転を解除しているかを判断する。この判断は、当該監視サーバー2aにおいて、管理している近隣のビル、建物の冠水の冠水退避運転の状況を記憶しており、これを用いて実行される。なお、本実施の形態での制御対象であるエレベーター装置1の状況も、図2、3のフローチャートで示される処理内容用いて、当該監視サーバー2aが記憶する。本ステップでの判断が、近隣ビルで一定数以上冠水退避運転を解除しているのであれば(Yes)、ステップS104に進む。一定数以上解除していなければ(No)、ステップS106に進む。
以下、まず、近隣ビルで一定数以上冠水退避運転を解除している場合、つまり、ステップS104以下の処理を説明する。また、解除していない場合、つまり、ステップS106以降の処理は後述する。
ステップS104において、判定部2a4は、過去の冠水復旧時間を超過しているかを判断する。これは、ステップS8での制御指令からの時間を計測し、これと監視サーバー2aに格納された過去の冠水復旧時間と比較する。過去の冠水復旧時間としては、平均値、最長の冠水復旧時間などの代表値を超過しているかを判断する。この結果、超過していれば(Yes)、ステップS105に進む。超過していなかれば(No)、ステップS109に進む。
次に、ステップS103で解除していない(No)と判断された場合の処理について説明する。まず、ステップS106において、監視サーバー2aは、冠水運転の原因となる台風・低気圧の中心が通過したかを判断する。これは、判定部2a4が、通信部2a1を介して外部気象データDB4から気象データとして、台風・低気圧の情報を受信し、これを用いて中心が通過したかを判断する。この結果、通過したと判断すれば(Yes)、ステップS107に進む。通過していない判断すれば(No)、ステップS109に進む。
次に、ステップS107において、監視サーバー2aは、台風・低気圧の中心が通過してから一定時間を経過しているかを判断する。もしくは、一定距離離れたかを判断する。これは、判定部2a4が、通信部2a1を介して外部気象データDB4を用いて、現在時刻やエレベーター装置1の設置位置に基づいて判断する。この結果、一定時間経過ないし一定距離離れたら(Yes)、ステップS108に進む。一定時間経過ないし一定距離離れていなければ(No)、ステップS109に進む。
次に、ステップS108において、監視サーバー2aは、最新の冠水情報が、基準以下であるかを判断する。具体的には、判定部2a4が、ステップS9で取得した最新の冠水情報と過去の冠水情報との比較もしくは予め監視サーバー2aに記憶されている基準値との比較を行う。この結果、過去の冠水情報や基準値以下であれば(Yes)、ステップS104に進み、時間が経過したかを判断する。過去の冠水情報や基準値以下でなければ(No)、ステップS109に進む。
次に、ステップS109では、判定部2a4は、冠水が続いていると判定し、冠水退避運転を継続する、と判断する。ここで、エレベーター装置1の制御部1a1に冠水退避運転を継続する制御指令を送信してもよいし、特に処理を行わずそのまま処理を終了してもよい。そして、本フローチャートの処理を終了し、図3のステップS9に遷移する。つまり、本ステップでは、図3のステップS10のNoとの判断をしていることを意味する。
尚、より安全な運用を行う場合には近隣ビルで一定数以上冠水退避運転を解除していてもS106~S108の判定を行っても良い。
次に、図3に戻り説明を続ける。ステップS11において、制御部2a2は、冠水退避運転のための専用サイトとして用いられるWebサーバー2bに、冠水退避運転解除に関する情報を送信する。そして、Webサーバー2bでは、これを登録する。つまり、制御部2a2が、通信部2a1及び通信部2b1を介して情報制御部2b2に、冠水退避運転解除に関する情報として、過去の冠水情報と近隣の建物の冠水退避運転解除情報を情報制御部2b2に送信する。そして、情報制御部2b2は、Webサーバー2bが保持する記憶部にそれを登録する。ここで、冠水退避運転設定に関する情報には、最新の冠水情報を含めてもよい。
これを受けて、情報制御部2b2は、通信部2b1を介して前記携帯端末3に、通知情報がある旨の通知を行う。この通知は、例えば、Webサーバー2bに予め登録されているメールアドレスにメール送信して実現される。また、携帯端末3のアプリケーションにプッシュ配信して実現してもよい。
次に、ステップS12において、Webサーバー2bは、携帯端末3から冠水退避運転解除に関する指令を受け付けたかを判断する。より具体的には、以下の手順で進められる。
ステップS11における通知を見た管理者の入力に従って、携帯端末3は専用サイトであるWebサーバー2bにアクセスする。この結果、表示部3-3は、から冠水退避運転の解除を推奨する旨のメッセージ3-3-5、冠水退避運転解除に関する情報である過去の冠水情報と近隣の建物の冠水退避運転解除情報3-3-6、解除前に行う点検箇所の指示3-3-7を表示する。この表示部3-3に表示される画面の一例を図7に示す。そして、携帯端末3は、管理者が上記情報と指示された点検箇所の点検結果を基に判断した冠水退避運転解除の指令を受け付ける。ここで、点検内容と管理者からの携帯端末3への入力の具体的な内容を、図7を用いて説明する。
図7に示すように、点検箇所の指示3-3-7として、以下の項目が表示されている。
「1.昇降路に浸水、漏水がないこと。」浸水・漏水チェック
「2.昇降路に塵埃、油による汚れがないこと。」汚れチェック
「3.昇降路の壁に突起物や不要な穴がないこと。」突起物チェック
「4.ピットにゴミや可燃性の油が留まっていないこと。」可燃物チェック
そこで、管理者は1~4の各点検項目の点検を実行する。そして、携帯端末3は、管理者の検討結果をチェックボックスへチェックを受け付ける。この結果、1~4の各項目のチェックボックスに対するチェックを受け付けると、携帯端末3は「〇〇号機の冠水退避運転を今すぐ解除しますか?」の選択肢を活性化し、選択可能とする。そして、選択肢として「冠水退避運転解除」が選択された場合はステップS13に進む。また、選択肢として「冠水退避運転継続」が選択された場合は図4の処理を終了する。さらに、上述した専用サイトへのアクセスが無い場合は、ステップS12を繰り返す。つまり、冠水退避運転解除に関する指令を受け付けたかの判断を継続する。このように、ステップS12において、明示的な解除の指示を受けなければ、冠水退避運転を解除しないため、安全優先の運用を提供できる。
チェックボックスへチェックを受け付けは、以下のとおり実行してもよい。
(1)チェックボックスの各項目を項番1から4の順序で表示する。これは、携帯端末3がチェックを受け付けることを条件に、次の項目を表示することで実現できる。
(2)携帯端末3が、点検項目に関する管理者の撮影した画像を携帯端末3自身ないしWebサーバー2bに登録することで、チェックボックスへのチェックを可能とする。
なお、(1)(2)については、これらを組み合わせて実行してもよい。さらに、チェックボックスの各項目は、その少なくとも1つを用いてもよいし、表示順序も適宜変更可能である。
次に、ステップS13において、監視サーバー2aは、エレベーター制御装置1aに対して、冠水退避運転を解除する制御指令を送信する。より具体的には、制御部2a2は通信部2a1、通信部1b1及び通信部1a2を介してエレベーター装置1の判定部1b2に冠水退避運転解除の制御指令を送信する。なお、本制御指令の送信は、監視端末1bを経由するかは問わない。そして、制御部1a1は、受信した制御指令に従って、エレベーター本体に対する冠水退避運転解除を実施する。
なお、ステップS12において、Noと判断、つまり、冠水退避運転解除に関する指令を受け付けていない場合、以下の処理を行ってもよい。ここでは、Webサーバー2bは、専用サイトへのアクセスが未受付の時間が一定時間経過したかを判断する。より詳細には、管理者が専用サイトへアクセス要求を入力せずに、情報制御部2b2がその時間が一定時間経過したかを判断する。ここで、一定時間とは、予めWebサーバー2bが記憶している時間であり、ステップS11での通知からの経過時間を用いる。この結果、一定時間が経過した場合は、ステップS13に進む。また、一定時間が経過していない場合は、ステップS12に戻る。なお、この処理での一定時間は、ステップS6の一定時間より長い時間とすることが望ましい。このことで、解除の判断を設定(開始)の判断よりも安全に判断できるようになる。なお、本処理は、選択的な処理であり、冠水退避運転を設定するための一定時間(ステップS6)よりもここでの一定時間を長くすることが望ましい。このことで、安全性を担保することができる。
また、ステップS13では、上記処理で一定時間を経過したと判断された場合、図8に示す画面を表示する。本処理は、Webサーバー2bの情報制御部2b2が、通信部2b1を経由して、携帯端末3に図8に示す情報を提示することで実現される。ここで、その表示内容、つまり、表示部3-3は、冠水退避運転解除を自動で行った旨のメッセージ3-3-8、冠水退避運転解除情報3-3-6とから構成される。
また、この表示は、Webサーバー2bから携帯端末3に対してプッシュ配信してもよいし、メール送信で実現してもよい。
以上で、本実施の形態の説明を終了するが、本発明はこの形態に限定されるわけではない。
1 エレベーター装置
1a エレベーター制御装置
1a1 制御部
1a2 通信部
1b 監視端末
1b1 通信部
1b2 判定部
2 監視センター
2a 監視サーバー
2a1 通信部
2a2 制御部
2a3 情報取得部
2a4 判定部
2a5 情報DB
2b Webサーバー
2b1 通信部
2b2 情報制御部
2c 監視センター装置
3 携帯端末
3-1 通信部
3-2 制御部
3-3 表示部
4 外部気象データDB

Claims (5)

  1. エレベーターの冠水退避運転を制御するエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、
    前記エレベーターを制御するエレベーター制御装置と、
    前記エレベーターを監視し、Webサーバーを有する監視センター装置と、
    前記監視センター装置に接続された端末装置とを備え、
    前記監視センター装置は、
    冠水退避運転を行っているエレベーターの冠水に関する情報である冠水情報を周期的に取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された前記冠水情報を参照し、前記エレベーターが冠水していないかを判断する判定部と、
    前記判定部で冠水していないと判断された場合、前記エレベーターの冠水退避運転解除に関する情報を、通信部を介して前記Webサーバーに送信する制御部を備え、
    前記Webサーバーは、
    前記端末装置に、冠水退避運転解除に関する情報に基づく前記冠水退避運転解除の問い合わせであって、所定の順序で、前記冠水退避運転を解除するための複数の点検項目を表示させ
    前記端末装置が前記点検項目のそれぞれに対する確認結果を受け付けた場合に、前記端末装置に、前記冠水退避運転解除を行うかの選択肢を活性化して選択可能とし、
    前記選択肢に対して、前記冠水退避運転解除を行うことの選択を受け付けたかを判断し、
    前記冠水退避運転解除を行うことの選択を受け付けた場合、前記制御部が前記通信部を介して、前記エレベーター制御装置に対して、前記冠水退避運転解除の制御指令送信するエレベーターの冠水退避運転システム。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、
    前記Webサーバーは、
    前記端末装置に前記冠水退避運転を開始する冠水退避運転設定を推奨するメッセージおよび冠水退避運転設定に関する情報を表示させ、
    前記端末装置が前記冠水退避運転設定に関する指令を受け付けたかを判断し、
    前記冠水退避運転設定に関する指令を受け付けた場合、前記制御部は、前記通信部を介して、前記エレベーター制御装置に対して、前記冠水退避運転を設定する制御指令を送信するエレベーターの冠水退避運転システム。
  3. 請求項2に記載のエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、
    前記Webサーバーが、前記端末装置へ前記冠水退避運転設定が表示されたとき、前記冠水退避運転設定に関する指令を第1の一定時間無かったとき冠水退避運転を設定するエレベーターの冠水退避運転システム。
  4. 請求項に記載のエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、
    前記Webサーバーは、前記端末装置からのアクセスが第2の一定時間無かったとき冠水退避運転を解除するエレベーターの冠水退避運転システム。
  5. 請求項に記載のエレベーターの冠水退避運転システムにおいて、
    前記第2の一定時間は、前記第1の一定時間よりも長い時間であり、当該第2の一定時間が経過した場合、冠水退避運転を解除するエレベーターの冠水退避運転システム。
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