JP7171683B2 - リチウムイオン二次電池の非水電解液およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の非水電解液およびリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の非水電解液に関する。本発明はまた、当該非水電解液を用いたリチウムイオン二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。
リチウムイオン二次電池においては、リチウムイオンが充放電反応に関与するため、一般的に、リチウムイオンを吸蔵/放出可能な活物質と、電解質塩としてのリチウム塩が用いられている(例えば、特許文献1および2参照)。
特公平4-24831号公報 特開平6-150975号公報
一方で、リチウムイオン二次電池においては、電極上にリチウムイオンが金属リチウムとして析出し得ることが知られている。電極上に金属リチウムが析出すると容量低下を引き起こし、さらに、析出した金属リチウムがデンドライト状に成長すると内部短絡を引き起こすという問題がある。このため、析出した金属リチウムを無害化する技術の開発が求められている。
そこで本発明は、リチウムイオン二次電池において、析出した金属リチウムを無害化することが可能な技術を提供することを目的とする。
ここに開示されるリチウムイオン二次電池の非水電解液は、電解質塩としてのリチウム塩と、非水溶媒と、添加剤として、芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物と、を含有する。このような構成の非水電解液をリチウムイオン二次電池に用いることにより、当該リチウムイオン二次電池において、析出した金属リチウムを無害化することができる。
ここに開示されるリチウムイオン二次電池の非水電解液の好ましい一形態では、前記芳香族カルボン酸化合物の濃度が、0.01mmol/L以上100mmol/L以下であり、かつ前記ハロゲン化アリール化合物の濃度が、0.01mmol/L以上100mmol/L以下である。このような構成によれば、析出した金属リチウムを無害化する効果が特に高くなる。
ここに開示されるリチウムイオン二次電池の非水電解液の好ましい一形態では、前記非水溶媒が、カーボネート類である。このような構成によれば、析出した金属リチウムを無害化する効果が特に高くなる。

ここに開示されるリチウムイオン二次電池の非水電解液の好ましい一形態では、前記芳香族カルボン酸化合物が、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸であり、かつ前記ハロゲン化アリール化合物が、ヨード化アリール化合物である。このような構成によれば、析出した金属リチウムを無害化する効果が特に高くなる。
ここに開示されるリチウムイオン二次電池は、正極と、負極と、上記の非水電解液と、を備える。このような構成によれば、析出した金属リチウムを無害化することが可能なリチウムイオン二次電池が提供される。
本発明の一実施形態に係る非水電解液を用いたリチウムイオン二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る非水電解液を用いたリチウムイオン二次電池の捲回電極体の構成を示す模式分解図である。 非水溶媒の種類の検討におけるLi析出抑制率を示すグラフである。 添加剤(安息香酸および2-ヨードナフタレン)の濃度の検討におけるLi析出抑制率を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、本明細書において言及していない事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイスをいい、いわゆる蓄電池、および電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。また、本明細書において「リチウム二次電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液は、電解質塩としてのリチウム塩と、非水溶媒と、添加剤として、芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物と、を含有する。
リチウム塩としては、リチウムイオン二次電池の非水電解液の電解質塩として用いられている公知のリチウム塩を用いてよい。使用できるリチウム塩の例としては、LiPF、LiBF、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)、リチウムビス(トリフルオロメタン)スルホンイミド(LiTFSI)等が挙げられる。これらは単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。リチウム塩としては、LiPFが好ましい。非水電解液中のリチウム塩の濃度は、特に限定されないが、0.7mol/L以上1.3mol/L以下が好ましい。
非水溶媒としては、特に限定されず、リチウムイオン二次電池の非水電解液に用いられている公知の非水溶媒を用いてよい。具体例として、カーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等が挙げられる。析出した金属リチウムの無害化効果が特に高いことから、エーテル類およびカーボネート類が好ましく、カーボネート類がより好ましい。
エーテル類の例としては、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、1,3-ジオキソラン、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライムなどの鎖状エーテル;ジオキサン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフランなどの環状エーテルなどが挙げられる。これらは単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
カーボネート類の例としては、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F-DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)等が挙げられる。これらは単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。カーボネート類は、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、およびエチルメチルカーボネートからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましく、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、およびエチルメチルカーボネートからなる群より選ばれる少なくとも2種を含有する混合溶媒であることがより好ましい。
本実施形態においては、添加剤として、芳香族カルボン酸化合物とハロゲン化アリール化合物とを組合わせて使用する。これらを組合わせて用いることにより、本実施形態の非水電解液を備えるリチウムイオン二次電池において、析出した金属リチウムを無害化することができる。
使用される芳香族カルボン酸化合物は、芳香環にカルボキシル基が結合した化合物である限り特に限定されず、置換基を有していてもよく、置換基を有していなくてもよい。芳香環の例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環等が挙げられる。置換基の例としては、アルキル基(特に炭素数1~4のアルキル基)、ヒドロキシル基、ニトロ基、イミノ基、アミド基、アミノ基、アルコキシ基(特に炭素数1~4のアルコキシ基)等が挙げられる。芳香族カルボン酸化合物は、2個以上のカルボキシル基を有していてもよい。
芳香族カルボン酸化合物の具体例としては、安息香酸;1-ナフタレンカルボン酸、2-ナフタレンカルボン酸等のナフタレンカルボン酸;1-アントラセンカルボン酸、2-アントラセンカルボン酸、9-アントラセンカルボン酸等のアントラセンカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のベンゼンジカルボン酸;およびこれらが上記の置換基で置換された化合物などが挙げられる。これらは単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。意図せぬ副反応の抑制等の観点から、芳香族カルボン酸化合物としては、置換基を有していないものが好ましく、安息香酸、およびナフタレンカルボン酸がより好ましい。
使用されるハロゲン化アリール化合物は、芳香環にハロゲン原子が結合した化合物である限り特に限定されず、置換基を有していてもよく、置換基を有していなくてもよい。芳香環の例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環等が挙げられる。ハロゲン原子の例としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、好ましくはヨウ素原子である。置換基の例としては、アルキル基(特に炭素数1~4のアルキル基)、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルコキシ基(特に炭素数1~4のアルコキシ基)等が挙げられる。ハロゲン化アリール化合物は、2個以上のハロゲン原子を有していてもよい。
ハロゲン化アリール化合物の具体例としては、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン等のハロゲン化ベンゼン;1-クロロナフタレン、2-クロロナフタレン、1-ブロモナフタレン、2-ブロモナフタレン、1-ヨードナフタレン、2-ヨードナフタレン等のハロゲン化ナフタレン;1-クロロアントラセン、2-クロロアントラセン、9-クロロアントラセン、1-ブロモアントラセン、2-ブロモアントラセン、9-ブロモアントラセン、1-ヨードアントラセン、2-ヨードアントラセン9-ヨードアントラセン等のハロゲン化アントラセン;およびこれらが上記の置換基で置換された化合物などが挙げられる。これらは単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。意図せぬ副反応の抑制等の観点から、ハロゲン化アリール化合物としては、置換基を有していないものが好ましく、ハロゲン化ベンゼンおよびハロゲン化ナフタレンがより好ましい。
析出した金属リチウムの無害化効果がより高いことから、好ましくは、ヨード化アリール化合物と、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸との組み合わせであり、より好ましくは、ヨード化ナフタレンと、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸との組み合わせである。
非水電解液中の芳香族カルボン酸化合物の濃度は、特に限定されない。芳香族カルボン酸化合物の濃度が一定の値になるまでは、当該濃度が増大するにつれて、析出した金属リチウムの無害化効果がより高くなる。しかしながら、芳香族カルボン酸化合物の濃度が一定の値を超えると、析出した金属リチウムの無害化効果は飽和する。このことから、非水電解液中の芳香族カルボン酸化合物の濃度は、好ましくは、0.001mmol/L(0.001mM)以上500mmol/L以下であり、より好ましくは、0.01mmol/L以上100mmol/L以下であり、さらに好ましくは0.1mmol/L以上100mmol/L以下であり、最も好ましくは1mmol/L以上100mmol/L以下である。
非水電解液中のハロゲン化アリール化合物の濃度は、特に限定されない。ハロゲン化アリール化合物の濃度が一定の値になるまでは、当該濃度が増大するにつれて、析出した金属リチウムの無害化効果がより高くなる。しかしながら、ハロゲン化アリール化合物の濃度が一定の値を超えると、析出した金属リチウムの無害化効果は飽和する。このことから、非水電解液中のハロゲン化アリール化合物の濃度は、好ましくは、0.001mmol/L(0.001mM)以上500mmol/L以下であり、より好ましくは、0.01mmol/L以上100mmol/L以下であり、さらに好ましくは0.1mmol/L以上100mmol/L以下であり、最も好ましくは1mmol/L以上100mmol/L以下である。
また、芳香族カルボン酸化合物とハロゲン化アリール化合物との使用割合は、特に限定されないが、芳香族カルボン酸化合物の有するカルボキシル基とハロゲン化アリール化合物が有するハロゲン原子とのモル比(カルボキシル基:ハロゲン原子)で、好ましくは10:1~1:10であり、より好ましくは5:1~1:5であり、さらに好ましくは2:1~1:2であり、最も好ましくは1:1である。
芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物の組み合わせによって、リチウムイオン二次電池の電極上に析出した金属リチウムを無害化するメカニズムは次のように考えられる。
リチウムイオン二次電池において、芳香族カルボン酸化合物とハロゲン化アリール化合物とが共存していると、脱炭酸を伴う反応(特に、下記式(I)で表されるカップリング反応)が起こる。
Ar-COOH + Ar-X → Ar-Ar + CO・・・(I)
生成した二酸化炭素(CO)は、負極上に析出した金属リチウム(Li)と反応して、炭酸リチウム(LiCO)を生成する。ここで、リチウムイオン二次電池において、LiCOは、負極上に生成する被膜(SEI膜)の一成分である。したがって、生成したLiCOは、負極の被膜の一部として固定化され、その結果、Liが無害化される。
ここで、負極上に析出した金属リチウムを直接無害化するよう作用するのは二酸化炭素であるから、予め非水電解液に二酸化炭素を含有させておくことも考えられる。しかしながら、予め非水電解液に二酸化炭素を含有させた場合には、リチウムイオン二次電池が発熱膨張した際の余剰体積が減少するという不利益がある。
一方で、金属リチウムの析出は、充放電を繰り返すうちに次第に起こる場合が多い。上記式(I)で表されるカップリング反応は起こり難い反応であるために、当該カップリング反応は、急速に起こらず、リチウムイオン二次電池を使用するにつれて次第に起こる。よって、本実施形態では、芳香族カルボン酸化合物とハロゲン化アリール化合物とを共存させて、その反応速度の遅さを利用して次第に二酸化炭素(CO)を発生させることができ、二酸化炭素(CO)が存在する時期と、金属リチウムが析出する時期とを、近くすることができる。これにより、析出した金属リチウムを効果的に無害化することができ、上記の不利益も解消することができる。
なお、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液は、本発明の効果を著しく損なわない限りにおいて、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;被膜形成剤;分散剤;増粘剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液は、公知方法に従い、リチウムイオン二次電池に用いることができる。本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液をリチウムイオン二次電池に用いることにより、当該リチウムイオン二次電池において、析出した金属リチウムを無害化することができる。
そこで以下、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液を備えるリチウムイオン二次電池の構成について、図面を参照しながら例を挙げて説明する。しかしながら、当該リチウムイオン二次電池の構成は、以下説明する例に限定されない。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
図1に示すリチウムイオン二次電池100は、扁平形状の捲回電極体20と非水電解液80とが扁平な角形の電池ケース(即ち外装容器)30に収容されることにより構築される密閉型電池である。電池ケース30には外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36が設けられている。また、電池ケース30には、非水電解液80を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。電池ケース30の材質としては、例えば、アルミニウム等の軽量で熱伝導性の良い金属材料が用いられる。
捲回電極体20は、図1および図2に示すように、正極シート50と、負極シート60とが、2枚の長尺状のセパレータシート70を介して重ね合わされて長手方向に捲回された形態を有する。正極シート50は、長尺状の正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って正極活物質層54が形成された構成を有する。負極シート60は、長尺状の負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って負極活物質層64が形成されている構成を有する。正極活物質層非形成部分52a(すなわち、正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分)および負極活物質層非形成部分62a(すなわち、負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分)は、捲回電極体20の捲回軸方向(すなわち、上記長手方向に直交するシート幅方向)の両端から外方にはみ出すように形成されている。正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aには、それぞれ正極集電板42aおよび負極集電板44aが接合されている。
正極シート50および負極シート60には、従来のリチウムイオン二次電池に用いられているものと同様のものを特に制限なく使用することができる。典型的な一態様を以下に示す。
正極シート50を構成する正極集電体52としては、例えばアルミニウム箔等が挙げられる。正極活物質層54は、少なくとも正極活物質を含有する。正極活物質としては、例えばリチウム遷移金属酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiNiO、LiCoO、LiFeO、LiMn、LiNi0.8Co0.15Al0.5、LiNi0.5Mn1.5等)、リチウム遷移金属リン酸化合物(例、LiFePO等)等が挙げられる。正極活物質層54は、活物質以外の成分、例えば導電材やバインダ等を含み得る。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(例、グラファイト等)の炭素材料を好適に使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。
負極シート60を構成する負極集電体62としては、例えば銅箔等が挙げられる。負極活物質層64は、少なくとも負極活物質を含有する。負極活物質としては、例えば黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料を使用でき、黒鉛が好ましい。負極活物質層64は、活物質以外の成分、例えばバインダや増粘剤等を含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
セパレータ70としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から成る多孔性シート(フィルム)が挙げられる。かかる多孔性シートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。セパレータ70の表面には、耐熱層(HRL)が設けられていてもよい。
非水電解液80には、上述の本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液が用いられる。なお、図1は、電池ケース30内に注入される非水電解液80の量を厳密に示すものではない。
リチウムイオン二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。また、リチウムイオン二次電池100は、小型電力貯蔵装置等の蓄電池として使用することができる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
なお、一例として扁平形状の捲回電極体20を備える角形のリチウムイオン二次電池100について説明した。しかしながら、リチウムイオン二次電池は、積層型電極体(すなわち、複数の正極と、複数の負極とが交互に積層された電極体)を備えるリチウムイオン二次電池として構成することもできる。また、リチウムイオン二次電池は、円筒形リチウムイオン二次電池、ラミネート型リチウムイオン二次電池等として構成することもできる。
以下、本発明に関する実施例を説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
1.添加剤種の検討
<非水電解液の調製>
非水溶媒として、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジメチルカーボネート(DMC)とを、3:3:4の体積比で含む混合溶媒を準備した。この混合溶媒に、電解質塩としてLiPFを1.16M(1.16mol/L)の濃度となるように添加した。また、芳香族カルボン酸化合物として、安息香酸、1-ナフタレンカルボン酸、2-ナフタレンカルボン酸のいずれかを添加し、または無添加とし、ハロゲン化アリール化合物として、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、2-ヨードナフタレンのいずれかを添加し、または無添加とした。芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物の濃度はそれぞれ、1.0mM(1.0mmol/L)とした。
<評価用リチウムイオン二次電池の作製>
正極活物質としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのアセチレンブラック(AB)と、バインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを、LNCM:AB:PVdF=87:10:3の質量比でN-メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用スラリーを調製した。このスラリーを、アルミニウム箔に塗布して乾燥することにより、正極活物質層を備える正極シートを作製した。なお、正極活物質層の寸法は、47mm×45mmとした。
負極活物質としての黒鉛(C)と、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、C:SBR:CMC=98:1:1の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用スラリーを調製した。このスラリーを、銅箔に塗布して乾燥することにより、負極活物質層を備える負極シートを作製した。なお、負極活物質層の寸法は、49mm×47mmとした。
また、微多孔性ポリプロピレンシートを袋状に加工したセパレータを用意した。なお、セパレータの寸法は、51mm×49mmとした。
正極シートと負極シートとをそれぞれ袋状のセパレータに収容した後、正極活物質層と負極活物質層とが対向するように積層して電極体を作製した。この電極体に集電端子を取り付け、これをラミネートケースに収容した。ラミネートケースに、各試験例の非水電解液を注液し、ラミネートケースを熱融着して封止することにより評価用リチウムイオン二次電池を得た。
<金属リチウム析出抑制評価>
上記作製した各評価用リチウムイオン二次電池に対して、3.0Vから4.25Vまで0.3Cの電流値での定電流充電および4.25Vから3.0Vまで0.3での定電流放電を1サイクルとする充放電を、30サイクル行った。その後、各評価用リチウムイオン二次電池を解体し、負極でのLi析出面積を求めた。求めた面積と下記式(1)とを用いて算出した値を、各試験例のLi析出抑制率(%)とした。評価結果を表1に示す。
式(1):Li析出抑制率(%)={(無添加の試験例のLi析出面積-その他の試験例のLi析出面積)/無添加の試験例のLi析出面積}×100
(*無添加の試験例=芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物の両方を無添加とした試験例)
Figure 0007171683000001
表1の結果より、芳香族カルボン酸化合物と、ハロゲン化アリール化合物とを組合わせて用いることで、金属リチウムの析出面積を顕著に減少できることがわかる。すなわち、析出した金属リチウムを無害化できることがわかる。特に、ヨード化アリール化合物と、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸との組み合わせによれば、Li析出抑制率が非常に高く、なかでも、ヨード化ナフタレンと、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸との組み合わせでは、Li析出抑制率が40%以上と顕著に高かった。この理由は、ヨード化ナフタレンの反応性の高さに起因しているものと考えられる。
2.非水溶媒種の検討
非水溶媒として、ECとEMCとDMCとを3:3:4の体積比で含む混合溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、およびグライムを用意した。これらの非水溶媒に、LiPFを1.16mol/Lの濃度となるように添加すると共に、安息香酸と2-ヨードナフタレンとをそれぞれ1.0mM(1.0mmol/L)の濃度となるように添加した。これらの非水電解液を用いて、上記と同様にして評価用リチウムイオン二次電池を作製し、上記と同様にして金属リチウム析出抑制評価を行った。結果を図3に示す。
図3の結果が示すように、カーボネート類であるEC/EMC/DMCの混合溶媒を用いた非水電解液、環状エーテル類であるTHFを用いた非水電解液、鎖状エーテル類であるグライムを用いた非水電解液のすべてが、20%以上のLi析出抑制率を示した。EC/EMC/DMCの混合溶媒を用いた非水電解液が、最も高いLi析出抑制率を示し、グライムを用いた非水電解液の約2倍のLi析出抑制率を示した。
3.添加剤の濃度の検討
非水溶媒として、ECとEMCとDMCとを、3:3:4の体積比で含む混合溶媒を準備した。この混合溶媒に、LiPFを1.16mol/Lの濃度となるように添加すると共に、安息香酸と2-ヨードナフタレンとをそれぞれ、0.01mM(1.0mmol/L)、0.1mM、1.0mM、10mM、または100mMの濃度となるように添加して、非水電解液を作製した。これらの非水電解液を用いて、上記と同様にして、評価用リチウムイオン二次電池を作製し、上記と同様にして、金属リチウム析出抑制評価を行った。結果を図4に示す。
図4の結果が示すように、安息香酸および2-ヨードナフタレンの濃度が0.01mMと非常に小さくても、15%近い金属リチウム析出抑制効果を示した。安息香酸および2-ヨードナフタレンの濃度が1mMになるまでは、濃度が増加するにつれて金属リチウム析出抑制効果が増大する傾向が見られた。そして、安息香酸および2-ヨードナフタレンの濃度が1mMを超えると、金属リチウム析出抑制効果は同程度となった。
以上の結果より、上記説明した本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の非水電解液によれば、リチウムイオン二次電池において析出した金属リチウムを無害化できることがわかる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
20 捲回電極体
30 電池ケース
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極シート(正極)
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極シート(負極)
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
70 セパレータシート(セパレータ)
80 非水電解液
100 リチウムイオン二次電池

Claims (5)

  1. 電解質塩としてのリチウム塩と、
    非水溶媒と、
    添加剤として、芳香族カルボン酸化合物およびハロゲン化アリール化合物と、
    を含有する、
    リチウムイオン二次電池の非水電解液。
  2. 前記芳香族カルボン酸化合物の濃度が、0.01mmol/L以上100mmol/L以下であり、かつ前記ハロゲン化アリール化合物の濃度が、0.01mmol/L以上100mmol/L以下である、請求項1に記載の非水電解液。
  3. 前記非水溶媒が、カーボネート類である、請求項1または2に記載の非水電解液。
  4. 前記芳香族カルボン酸化合物が、安息香酸または2-ナフタレンカルボン酸であり、かつ前記ハロゲン化アリール化合物が、ヨード化アリール化合物である、請求項1~3のいずれか1項に記載の非水電解液。
  5. 正極と、
    負極と、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の非水電解液と、
    を備えるリチウムイオン二次電池。
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