JP7169313B2 - 住宅、ヒートポンプ空調装置付き住宅及び空調方法 - Google Patents

住宅、ヒートポンプ空調装置付き住宅及び空調方法 Download PDF

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Description

本発明は、床下空間の空気を床上空間に供給する住宅、ヒートポンプ空調装置付き住宅及び空調方法に関する。
従来、床下空間の空気を床上空間に供給する住宅が知られている。例えば、下記特許文献1は、断熱された基礎と、1階の床と、土間とで囲まれた床下空間の空気を、土間の表面と熱交換することで冷却して床上空間に供給する住宅を提案している。
特開2015-224485号公報
しかしながら、特許文献1の住宅は、季節の変化に伴う床下空間の蓄熱効果が小さく、熱交換による効果も限定的となっていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、一年を通して床下空間の蓄熱効果を有効に活用し得る住宅、ヒートポンプ空調設備付き住宅及び空調方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、住宅であって、住宅の1階の床よりも上側に位置する床上空間と、前記床よりも下側に位置する床下空間と、前記床下空間の空気を前記床上空間に供給するための床下空気供給部とを含み、前記床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域を含み、前記第1領域は、ヒートポンプ空調装置の室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、前記床下空気供給部は、前記排熱により蓄熱された前記第1領域で熱交換された空気を前記床上空間に供給可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の住宅において、前記床下空間は、外気が導入される第2領域を含み、前記第1領域と前記第2領域とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具を介して接続されているのが望ましい。
本発明の住宅において、前記床下空気供給部には、前記第1領域又は前記第2領域の空気を選択的に前記床上空間に供給可能な切換部が設けられるのが望ましい。
本発明の住宅において、前記第1領域には、前記第1領域内の空気の外部への排出を許容又は遮断するための第2開閉具が設けられるのが望ましい。
本発明の住宅において、前記第1領域には、前記排熱を蓄えるための潜熱蓄熱材が配置されるのが望ましい。
本発明は、上記の住宅と、前記室外機を有する前記ヒートポンプ空調装置とを備えてなる、ヒートポンプ空調装置付き住宅であることを特徴とする。
本発明は、上記のヒートポンプ空調装置付き住宅を用いた空調方法であって、夏季において、前記ヒートポンプ空調装置を冷房運転し、前記室外機の前記排熱を前記第1領域に供給することにより、前記第1領域に蓄熱する第1蓄熱工程と、初冬において、前記第1蓄熱工程を経た前記第1領域で熱交換された空気を前記床上空間に供給する第1床下空気供給工程とを含むことを特徴とする。
本発明の空調方法において、前記第1床下空気供給工程が、前記ヒートポンプ空調装置を停止した状態で行われるのが望ましい。
本発明は、上記のヒートポンプ空調装置付き住宅を用いた空調方法であって、冬季において、前記ヒートポンプ空調装置を暖房運転し、前記室外機の前記排熱を前記第1領域に供給することにより、前記第1領域に蓄熱する第2蓄熱工程と、初夏において、前記第2蓄熱工程を経た前記第1領域で熱交換された空気を前記床上空間に供給する第2床下空気供給工程とを含むことを特徴とする。
本発明の空調方法において、前記第2床下空気供給工程が、前記ヒートポンプ空調装置を停止した状態で行われるのが望ましい。
本発明の住宅において、床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域を含み、第1領域は、ヒートポンプ空調装置の室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、床下空気供給部は、前記排熱により蓄熱された前記第1領域で熱交換された空気を床上空間に供給可能に構成されている。
このような住宅は、夏季において、室外機の高温の排熱を第1領域に蓄熱することができ、初冬において、熱交換された第1領域の空気を床上空間に供給することができる。また、この住宅は、冬季において、室外機の低温の排熱を第1領域に蓄熱することができ、初夏において、熱交換された第1領域の空気を床上空間に供給することができる。このため、本発明の住宅は、一年を通して床下空間の蓄熱効果を有効に活用することができる。
本発明の住宅の一実施形態を示す断面図である。 図1の床下空間を模式的に示す平面図である。 第1領域の空気を床上空間に供給するときの住宅の断面図である。 図3の床下空間を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態の床下空間を模式的に示す平面図である。 第3の実施形態の床下空間を模式的に示す平面図である。 本発明の空調方法の一実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の住宅1を示す断面図である。図1に示されるように、本実施形態の住宅1は、地面Gから上方に突出する立ち上がり部を含む基礎2と、基礎2に支持された1階の床3とを含んでいる。これにより、住宅1は、住宅1の1階の床3よりも上側に位置する床上空間4と、床3よりも下側に位置する床下空間5とを含んでいる。床下空間5は、例えば、地面Gと基礎2と床3とにより囲まれた空間である。
なお、図1では、基礎2として布基礎が例示されているが、基礎2は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、ベタ基礎や杭基礎等、種々の周知の基礎2が適宜採用され得る。
本実施形態の住宅1は、さらに、床下空間5の空気を床上空間4に供給するための床下空気供給部6を含んでいる。このような床下空気供給部6は、床下空間5で地熱等と熱交換された空気を床上空間4に供給することができる。
本実施形態の床下空間5は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域7を含んでいる。第1領域7は、例えば、断熱材8により覆われた空間として構成されている。このような第1領域7は、周囲の温度によらず、蓄熱することができる。なお、本明細書において、熱は、周囲の温度よりも高温の熱と、周囲の温度よりも低温の熱とを含むものである。
第1領域7は、ヒートポンプ空調装置9の室外機9aの運転時の排熱を取り込み可能に構成されるのが望ましい。このような第1領域7は、室外機9aの高温の排熱と熱交換されることにより暖められ、室外機9aの低温の排熱と熱交換されることにより冷やされ得る。
本実施形態の床下空気供給部6は、排熱により蓄熱された第1領域7で熱交換された空気を床上空間4に供給可能に構成されている。このような住宅1は、夏季において、室外機9aの高温の排熱を第1領域7に蓄熱することができ、初冬において、熱交換された第1領域7の空気を床上空間4に供給することができる。また、この住宅1は、冬季において、室外機9aの低温の排熱を第1領域7に蓄熱することができ、初夏において、熱交換された第1領域7の空気を床上空間4に供給することができる。このため、本実施形態の住宅1は、一年を通して床下空間5の蓄熱効果を有効に活用することができる。
より好ましい態様として、住宅1は、1階の床3の上方に配置される屋根10と、床3から屋根10まで延びかつ住宅1の内部と外部とを仕切る外壁11とを含んでいる。本実施形態の床上空間4は、床3と屋根10と外壁11とで囲まれた空間である。なお、図1では、1階建ての住宅1が例示されているが、住宅1は、例えば、2階以上の上層階を含んでいてもよい。この場合の床上空間4は、1階の床3と屋根10と外壁11とで囲まれた空間の全体である。
図2は、図1の床下空間5を模式的に示す平面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態の床下空間5は、外気が導入される第2領域12を含んでいる。第2領域12は、例えば、基礎2に設けられた換気口13を介して外気を導入している。このような第2領域12は、外部の新鮮な空気を床下空間5に導入することができる。
本実施形態の第1領域7と第2領域12とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具14を介して接続されている。第1開閉具14は、床下空気供給部6の運転状態に応じて制御されるのが望ましい。このような第1開閉具14は、外部の新鮮な空気を、第2領域12を介して第1領域7に導入することができる。
第1領域7には、第1領域7内の空気の外部への排出を許容又は遮断するための第2開閉具15が設けられるのが望ましい。第2開閉具15は、床下空気供給部6の運転状態に応じて制御されるのが望ましい。このような第2開閉具15は、第1領域7の空気を外部へ排出することができる。
第1領域7には、例えば、排熱を蓄えるための潜熱蓄熱材(図示省略)が配置されていてもよい。潜熱蓄熱材としては、例えば、パラフィン系潜熱蓄熱材が挙げられる。潜熱蓄熱材は、例えば、断熱材8に沿って配置されている。断熱材8が潜熱蓄熱材で形成されていてもよい。このような第1領域7は、室外機9aの排熱を効率よく蓄熱することができる。
第1領域7には、室外機9aの排熱を導入するための導入口16が設けられるのが望ましい。導入口16は、例えば、室外機9aの排気口に連結された導入パイプ16aを含んでいる。このような導入口16は、室外機9aを住宅1の外部に配置した状態で、室外機9aの排熱を第1領域7に効率よく導入することができる。
床下空気供給部6には、第1領域7又は第2領域12の空気を選択的に床上空間4に供給可能な切換部17が設けられるのが望ましい。本実施形態の切換部17は、床下空間5に配置されている。床下空気供給部6は、例えば、切換部17から第1領域7に延びる第1パイプ6aと、切換部17から第2領域12に延びる第2パイプ6bと、切換部17から上方に延びる共通パイプ6cと、共通パイプ6cから床上空間4に延びる供給パイプ6dとを含んでいる。
このような床下空気供給部6は、第1領域7から、第1パイプ6a、切換部17、共通パイプ6c及び供給パイプ6dを経て、床上空間4に空気を供給することができる。また、この床下空気供給部6は、第2領域12から、第2パイプ6b、切換部17、共通パイプ6c及び供給パイプ6dを経て、床上空間4に空気を供給することができる。
床下空気供給部6は、例えば、第1領域7の空気を供給する第1送風部18と、第2領域12の空気を供給する第2送風部19とを有している。第1送風部18は、第1パイプ6aに配置されるのが望ましい。第2送風部19は、第2パイプ6bに配置されるのが望ましい。
床下空気供給部6は、切換部17が第1領域7の空気を床上空間4に供給するように切り換えられたときに第1送風部18を運転し、切換部17が第2領域12の空気を床上空間4に供給するように切り換えられたときに第2送風部19を運転するのが望ましい。このような床下空気供給部6は、床下空間5の空気をスムーズに床上空間4に供給することができる。なお、送風部は、例えば、切換部17の下流側の共通パイプ6cに1つ設けられていてもよい。
図1及び図2では、切換部17が、第2領域12の空気を床上空間4に供給するように切り換えられた第1状態が例示されている。このとき、第1領域7には、ヒートポンプ空調装置9の室外機9aの運転時の排熱が取り込まれるのが望ましい。
第1領域7と第2領域12とは、第1状態において、第1開閉具14が閉じられることで、互いの空気の行き来が遮断されている。一方、第1領域7は、第2開閉具15が開けられることで、室外機9aの排熱とともに導入される空気を排出している。このような第1状態の住宅1は、外部の新鮮な空気を、第2領域12を介して床上空間4に供給可能であるとともに、第1領域7に室外機9aの排熱を蓄熱することができる。
図3は、第1領域7の空気を床上空間4に供給するときの住宅1の断面図であり、図4は、図3の床下空間5を模式的に示す平面図である。図3及び図4では、切換部17が、第1領域7の空気を床上空間4に供給するように切り換えられた第2状態が例示されている。このとき、ヒートポンプ空調装置9は、その運転を停止しているのが望ましい。
第1領域7と第2領域12とは、第2状態において、第1開閉具14が開けられることで、互いの空気の行き来が許容されている。一方、第1領域7は、第2開閉具15が閉じられることで、第1領域7の空気を効率よく床上空間4に供給している。このような第2状態の住宅1は、外部の新鮮な空気を第1領域7に供給しつつ、第1領域7で熱交換された空気を床上空間4に供給することができる。
図1ないし図4に示されるように、本実施形態の住宅1は、上記の住宅1と、室外機9aを有するヒートポンプ空調装置9とを備えてなる、ヒートポンプ空調装置付き住宅20である。ヒートポンプ空調装置付き住宅20は、例えば、室外機9aが床下空間5に隣接する外部に配置されている。このようなヒートポンプ空調装置付き住宅20は、室外機9aのメンテナンスが容易であり、ヒートポンプ空調装置9の耐用年数が超えた場合にも交換作業をスムーズに行うことができる。
図5は、第2の実施形態の床下空間5を模式的に示す平面図である。図5に示されるように、ヒートポンプ空調装置付き住宅20は、例えば、室外機9aを床下空間5に配置してもよい。第2の実施形態の室外機9aは、第1領域7に配置されている。第2の実施形態の第1領域7には、室外機9aに外部の空気を取り込むための導入口16が設けられている。このようなヒートポンプ空調装置付き住宅20は、室外機9aが外部に配置されないので、外観性を向上させることができる。
図6は、第3の実施形態の床下空間5を模式的に示す平面図である。図6に示されるように、ヒートポンプ空調装置付き住宅20は、例えば、室外機9aの排熱が床下空間5に導入されるように、基礎2に埋め込まれていてもよい。このようなヒートポンプ空調装置付き住宅20は、床下空間5及び外部に十分な空間を確保することができ、地面Gを有効活用することができる。
次に、図1ないし図4を参酌しつつ、本実施形態のヒートポンプ空調装置付き住宅20を用いた空調方法が説明される。図7は、本実施形態の空調方法を示すフローチャートである。図7に示されるように、本実施形態の空調方法は、夏季において、ヒートポンプ空調装置9を冷房運転し、室外機9aの排熱を第1領域7に供給することにより、第1領域7に蓄熱する第1蓄熱工程S1が行われる。
図1及び図2には、第1蓄熱工程S1のときの住宅1の空気の流れが矢印で示されている。本実施形態の第1蓄熱工程S1では、室外機9aの高温の排熱を第1領域7に供給することができる。第1領域7の空気は、この高温の排熱と熱交換することで、高温状態で蓄熱されるのが望ましい。このような第1蓄熱工程S1は、夏季において、室外機9aの高温の排熱を第1領域7に蓄熱することができる。
第1蓄熱工程S1では、例えば、切換部17が第2領域12側に切り換えられ、第2送風部19が運転されている。このため、第1蓄熱工程S1では、外部の新鮮な空気を、第2領域12を介して床上空間4に供給することができる。
本実施形態の空調方法は、初冬において、第1蓄熱工程S1を経た第1領域7で熱交換された空気を床上空間4に供給する第1床下空気供給工程S2が行われる。第1床下空気供給工程S2では、例えば、切換部17が第1領域7側に切り換えられ、第1送風部18が運転されている。
図3及び図4には、第1床下空気供給工程S2のときの住宅1の空気の流れが矢印で示されている。本実施形態の第1床下空気供給工程S2は、高温状態に蓄熱された第1領域7の空気を床上空間4に供給している。このような第1床下空気供給工程S2は、第1領域7の空気により、床上空間4を暖めることができる。
第1床下空気供給工程S2は、ヒートポンプ空調装置9を停止した状態で行われるのが望ましい。すなわち、本実施形態の空調方法は、初冬において、ヒートポンプ空調装置9を運転することなく、床上空間4を暖めることができる。このような第1床下空気供給工程S2は、ヒートポンプ空調装置9の年間消費電力を低減させることに役立つ。
本実施形態の空調方法は、冬季において、ヒートポンプ空調装置9を暖房運転し、室外機9aの排熱を第1領域7に供給することにより、第1領域7に蓄熱する第2蓄熱工程S3が行われる。
図1及び図2には、第2蓄熱工程S3のときの住宅1の空気の流れが矢印で示されている。すなわち、第2蓄熱工程S3のときの住宅1の空気の流れは、第1蓄熱工程S1のときの住宅1の空気の流れと同じである。
本実施形態の第2蓄熱工程S3では、室外機9aの低温の排熱を第1領域7に供給することができる。第1領域7の空気は、この低温の排熱と熱交換することで、低温状態で蓄熱されるのが望ましい。このような第2蓄熱工程S3は、冬季において、室外機9aの低温の排熱を第1領域7に蓄熱することができる。
本実施形態の空調方法は、初夏において、第2蓄熱工程S3を経た第1領域7で熱交換された空気を床上空間4に供給する第2床下空気供給工程S4を含んでいる。第2床下空気供給工程S4では、例えば、切換部17が第1領域7側に切り換えられ、第1送風部18が運転されている。
図3及び図4には、第2床下空気供給工程S4のときの住宅1の空気の流れが矢印で示されている。すなわち、第2床下空気供給工程S4のときの住宅1の空気の流れは、第1床下空気供給工程S2のときの住宅1の空気の流れと同じである。
本実施形態の第2床下空気供給工程S4は、低温状態に蓄熱された第1領域7の空気を床上空間4に供給している。このような第2床下空気供給工程S4は、第1領域7の空気により、床上空間4を冷やすことができる。
第2床下空気供給工程S4は、ヒートポンプ空調装置9を停止した状態で行われるのが望ましい。すなわち、本実施形態の空調方法は、初夏において、ヒートポンプ空調装置9を運転することなく、床上空間4を冷やすことができる。このような第2床下空気供給工程S4は、ヒートポンプ空調装置9の年間消費電力を低減させることに役立つ。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
1 住宅
3 床
4 床上空間
5 床下空間
6 床下空気供給部
7 第1領域
9 ヒートポンプ空調装置
9a 室外機

Claims (9)

  1. 住宅であって、
    住宅の1階の床よりも上側に位置する床上空間と、
    前記床よりも下側に位置する床下空間と、
    前記床下空間の空気を前記床上空間に供給するための床下空気供給部とを含み、
    前記床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域と、外気が導入される第2領域とを含み、
    前記第1領域は、ヒートポンプ空調装置の室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、
    前記第1領域と前記第2領域とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具を介して接続されており、
    前記床下空気供給部には、前記第1領域又は前記第2領域の空気を選択的に前記床上空間に供給可能な切換部が設けられる、
    住宅。
  2. 住宅であって、
    住宅の1階の床よりも上側に位置する床上空間と、
    前記床よりも下側に位置する床下空間と、
    前記床下空間の空気を前記床上空間に供給するための床下空気供給部とを含み、
    前記床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域と、外気が導入される第2領域とを含み、
    前記第1領域は、ヒートポンプ空調装置の室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、
    前記第1領域と前記第2領域とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具を介して接続されており、
    前記第1領域には、前記排熱を蓄えるための潜熱蓄熱材が配置される、
    住宅。
  3. 前記床下空気供給部は、前記切換部から上方に延びる共通パイプを含む、請求項に記載の住宅。
  4. 前記第1領域には、前記第1領域内の空気を外部への排出を許容又は遮断するための第2開閉具が設けられる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の住宅。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載された住宅と、前記室外機を有する前記ヒートポンプ空調装置とを備えてなる、ヒートポンプ空調装置付き住宅
  6. ヒートポンプ空調装置付き住宅を用いた空調方法であって、
    前記ヒートポンプ空調装置付き住宅は、住宅と、室外機を有するヒートポンプ空調装置とを備えており、
    前記住宅は、
    前記住宅の1階の床よりも上側に位置する床上空間と、
    前記床よりも下側に位置する床下空間と、
    前記床下空間の空気を前記床上空間に供給するための床下空気供給部とを含み、
    前記床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域と、外気が導入される第2領域とを含み、
    前記第1領域は、前記室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、
    前記第1領域と前記第2領域とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具を介して接続されており、
    前記方法は、
    夏季において、前記ヒートポンプ空調装置を冷房運転し、前記室外機の前記排熱を前記第1領域に供給することにより、前記第1領域に蓄熱する第1蓄熱工程と、
    初冬において、前記第1蓄熱工程を経た前記第1領域で熱交換された空気を前記床上空間に供給する第1床下空気供給工程とを含む、
    空調方法
  7. 前記第1床下空気供給工程が、前記ヒートポンプ空調装置を停止した状態で行われる、請求項6に記載の空調方法。
  8. ヒートポンプ空調装置付き住宅を用いた空調方法であって、
    前記ヒートポンプ空調装置付き住宅は、住宅と、室外機を有するヒートポンプ空調装置とを備えており、
    前記住宅は、
    前記住宅の1階の床よりも上側に位置する床上空間と、
    前記床よりも下側に位置する床下空間と、
    前記床下空間の空気を前記床上空間に供給するための床下空気供給部とを含み、
    前記床下空間は、少なくとも一部に、周囲から断熱された第1領域と、外気が導入される第2領域とを含み、
    前記第1領域は、前記室外機の運転時の排熱を取り込み可能に構成され、
    前記第1領域と前記第2領域とは、互いの空気の行き来を許容又は遮断するための第1開閉具を介して接続されており、
    前記方法は、
    冬季において、前記ヒートポンプ空調装置を暖房運転し、前記室外機の前記排熱を前記第1領域に供給することにより、前記第1領域に蓄熱する第2蓄熱工程と、
    初夏において、前記第2蓄熱工程を経た前記第1領域で熱交換された空気を前記床上空間に供給する第2床下空気供給工程とを含む、
    空調方法。
  9. 前記第2床下空気供給工程が、前記ヒートポンプ空調装置を停止した状態で行われる、請求項8に記載の空調方法。
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