JP3156275U - エアコンを用いた快適居住空間を有する家屋 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアコンを用い、断熱処理された壁の間隙通路から屋根裏からの冷気を、また、断熱処理された基礎からは床の通気口から暖気を、それぞれ取り入れられる生活環境の優れた建物の提供。【解決手段】断熱処理した屋根裏および床下に夫々エアコン4,10を配設し、前記屋根裏および床下のそれぞれの空間を、前記エアコン4,10のいずれか一方を働かせて暖冷可能とすると共に、前記屋根裏の空間Aより、断熱処理された壁の間隙通路gを通って冷気を下降させ、冷却した壁面を介して部屋内の空気を冷却し、床下の空間Aより暖気は床の通気口8から上向きに送風させて季節に応じた冷気,暖気により生活環境に適した室内の温度制御を可能とすることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。【選択図】図1

Description

本考案は断熱処理された室内空間を、季節に応じたエアコンの暖冷制御により、常に温度差の少ない、しかも経済的に生活し易いエアコンを用いた快適空間を有する家屋に関する。
室内を快適空間に保持する家屋は数多く知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに床下に空調機を配設し、床下からの清浄空気を床上へ配管を用いて送風させて、下側より室内を温度制御する家屋も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−10554号公報 特開平10−280571号公報
特許文献1では、屋根裏には熱交換型換気扇を設け、床下には暖房部を設けているが、パイプを介して連結させており、構成が複雑でコスト高を免れ得ない。
また特許文献2は、床下のみに空調機を配設し、同様にパイプを配管して各室と接続してあり、構成が複雑でコスト高となり、有効な暖冷作用が期待できない。
本考案は叙上の点に着目して成されたもので、少なくとも屋根裏と床下にそれぞれエアコンを配設し、季節の変化に応じていづれかを作動させ、暑い季節には屋根裏のエアコンを働かせ、寒い季節には床下の一方のエアコンを働かせ、床下の空間を暖気で充満させ床を暖めかつ床に設けた通気口より直接室内に吹き込ませ、下から上向きに働く上昇気流で対流移動させて、室内を有効に温度差なく快適な居住空間にできるようにすると共に、夏季など暑い時は、屋根裏の他方のエアコンを働かせ吐出させる冷気で屋根裏の空間を冷やし、柱と間柱や根太の間隙通路を通って下降させ、冷却させて断熱処理された部屋内の空気を冷却できるようにして、きわめて簡単な構成で安価に作ることができるようにした新規なエアコンを用いた快適空間を有する家屋を提供することにある。
この考案は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)断熱処理した屋根裏および床下に、夫々エアコンを配設し、前記屋根裏および床下のそれぞれの空間を、前記エアコンのいずれか一方を働かせて暖冷可能とすると共に、前記屋根裏の空間より、断熱処理された壁の間隙通路を通って冷気を下降させ、冷却した壁面を介して部屋内の空気を冷却し、他方、床下の空間よりの暖気は床の通気口から上向きに送風させて部屋内を暖め、季節に応じた冷気,暖気により生活環境に適した室内の温度制御を可能とすることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
(2)前記(1)記載の家屋において、二階建ての場合、上下階の境界床面には間隙通路を設けて、冷気を流通可能として成ることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
(3)前記(1)における通気口は、よろい戸状のガラリであることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
本考案によれば、屋根裏および床下にそれぞれ単一のエアコンを配設してあるので、季節の変化に応じてそれぞれ各別のエアコンを働かせて空間を冷、暖し、屋内の温度を効率良く制御でき、床上の室内へは通気口のガラリによって暖気は供給され、冷気は屋根裏より壁の間隙通路を通って下降し、壁面を冷却して、冷却した壁面を介して室内を冷やし、冷気,暖気はいづれも可及的速やかに供給できると共に、全体に断熱材で被覆処理してあるので、室内の空気は熱損失を少くして自然の熱対流が有効に作用し、上下の温度差を無くして、生活環境を快適にでき、さらに各種機械機器を用いていないので、安価に家屋を作ることができ、不況下での建物としてきわめて効果的である。
本考案に係る家屋の一実施例を示す概略縦断説明図 床面の構成の一例を示す平面図 図2の床面の下部で床面を支持する基礎構造を示す平面図 基礎構造の詳細を示す一部の断面拡大図
以下本考案を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下に、本考案の一実施例を図面と共に説明する。
図面について、1は家屋、2は地上に設けたコンクリートで区劃された基礎、3は多数の間仕切り部、4は前記間仕切り部3の好みの箇所に設置されるエアコンで、排気される暖気は間仕切り部3で形成される通路5を通って、空間Aで矢符の通り、多くの間仕切り部3に流通できて暖めるようになっている。
ところで、家屋1は基礎2を含めて、図4に示すように断熱効果を有する商品名:リフレクティックス(登録商標)とかアストロホイルなどの断熱シートPを被着して外気の侵入を防止させて部屋内の温度損失の防護を図っている。
6は前記基礎2上に敷設される床、7は床6上に形成されて間仕切りされる部屋、8は必要な部屋7の床6に設けられる通気口で、よろい戸状のガラリで形成されている。この通気口8によって基礎2の各間仕切り部4の空間に充満された暖気を自然の対流作用で自動的に取り込むことができる。
9は家屋1の天井即ち屋根裏、10は好みの位置に配設されるエアコンで、排気される冷気は屋根裏9の全域の空間Aに充満させることができる。11は家屋1の外壁で、天井9や柱と間柱や根太などとの間隙通路gに沿って前記エアコン10より得られる冷気を矢符のように流通させることができる。
なお、図1に示すように二階建ての家屋1の場合には、上下階の境界床面12にも前記したと同様の構成の間隙通路gが形成されており、上下階の各部屋に冷気,暖気を有効に自然供給できるように形成することができる。
叙上の構成より成るので、四季の内、気温の高い夏季では、天井の屋根裏9に配設されるエアコンを働かせて冷気を発生させ、屋根裏9の空間Aに冷気を充満させ、天井9や家屋1の外壁11に設けた間隙通路gを通って降下し、部屋内を涼しくすることでき、この冷気も自然対流によって行われ、家の中の温度差をなくして生活環境を快適にすることができる。
また冬季など寒い時期には、床下の基礎2内に配設されたエアコンの働きにより暖気を発生させて、基礎2の通路5を通って多数の間仕切り部3に分散流通され、床6を下面より加温すると共に床6に設けた多くの通気口8を通って上昇させ、部屋各部を暖かめることができる。
ことに基礎2が暖気で一旦暖められると、基礎2のコンクリートが有する熱容量の大きいこともあって、エアコン停止時でも熱エネルギーを保存して長時間に亘って放熱できるので、エアコン使用のランニングコストを安価にして経済的に使用できる。特に、冷気や暖気を発生する2台のエアコン4,10は夜間など深夜の電気料金の安い時間に効かせることにより、昼間でもより電力料金を節約して経済効率を高めることができる。
そして、前記通気口8より部屋内に流入した暖気は、自然対流により部屋内を温度差なく有効に暖めることができ、快適空間を得ることができる。
以上の通り、夏季は屋根裏のエアコンを用いて部屋を涼しくでき、また冬季は基礎のエアコンを用いて各部屋を暖かくでき、床には通気口を、天井や壁には間隙通路を設けるだけで、格別な熱循環構造を設けることなく、自然対流によって常に部屋内での温度差のない快適な住宅を提供できる。
要するに、暖・冷各別に働くエアコンを用い、機械を用いないで暖かい空気は比重が軽いため自然に上昇し、冷たい空気は比重が重いため自然に下降するという大気の自然現象を用いた住宅を安価に提供できる。
1 家屋
2 基礎
3 間仕切り部
4,10 エアコン
5 通路
6 床
7 部屋
8 通気口
9 屋根裏(天井)
11 外壁
12 境界床面
A 空間
P 断熱シート
g 間隙通路

Claims (3)

  1. 断熱処理した屋根裏および床下に、夫々エアコンを配設し、前記屋根裏および床下のそれぞれの空間を、前記エアコンのいずれか一方を働かせて暖冷可能とすると共に、前記屋根裏の空間より、断熱処理された壁の間隙通路を通って冷気を下降させ、冷却した壁面を介して部屋内の空気を冷却し、他方、床下の空間よりの暖気は床の通気口から上向きに送風させて部屋内を暖め、季節に応じた冷気,暖気により生活環境に適した室内の温度制御を可能とすることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
  2. 請求項1記載の家屋において、二階建ての場合、上下階の境界床面には間隙通路を設けて、冷気を流通可能として成ることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
  3. 請求項1における通気口は、よろい戸状のガラリであることを特徴とするエアコンを用いた快適居住空間を有する家屋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014051874A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Hirabayashi Kensetsu Co Ltd 気密性住宅の省エネ換気システム
JP2019100179A (ja) * 2019-03-05 2019-06-24 株式会社住まいる館 輻射熱利用建築物
CN110793090A (zh) * 2018-08-03 2020-02-14 同济大学 一种新型烟气加热通风蓄热式建筑表皮结构
JP2021025665A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社ジュープラス 空調システム

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