JP7167081B2 - 給気システム - Google Patents

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Description

建物内の部屋などの対象空間に供給される空気をダクトで分配する給気システム
特許文献1(特開2001-304614号公報)には、熱交換コイルを有する空調機本体と、熱交換した空気を送風するファンを有するファンユニットとを備える空気調和システムが開示されている。特許文献1の各ファンユニットは、ダクトを介して複数の吹出口に連結され、1つの空調機本体で熱交換された空気を複数の吹出口に分流させて空調ゾーンに給気する。
特許文献1のコントローラは、熱源からの熱媒を熱交換コイルに送る流量調整自在なポンプユニットのポンプモータと、複数のファンユニットのファンモータの回転速度を制御する。複数の吹出口にはセンサが設けられており、コントローラは、それらのセンサの吹出し風量信号の合計数値の変動に応じて、各ファンの風量と熱交換コイルの熱媒流量を制御する。
特許文献1に記載されたファンユニットは、複数のファンユニットの外部に設けられた1つのコントローラにより、複数のファンユニットのファンモータの回転速度が制御されている。特許文献1のコントローラは、各ファンユニットの複数の吹出口に設けられている複数のセンサの吹出風量信号を確認しつつ、各ファンユニットのファンモータの回転速度を制御する。そのため、特許文献1のコントローラの制御負荷が大きくなってしまう。
風量の制御が可能なファンユニットを備える給気システムには、制御負荷を小さくするという課題がある。
第1観点の給気システムは、第1ユニットと、第2ユニットと、ダクトと、第1検知部と、第1コントローラとを備える。第1ユニットは、第1ファンを有する。第2ユニットは、第1空気を対象空間に供給する第2ファンを有する。ダクトは、第1ユニットから第1ファンにより送出された第1空気を第2ユニットに搬送する。第1検知部は、対象空間の第2空気の情報を検知する。第1コントローラは、第2ユニット及び第1検知部と通信を行う。第2ユニットは、第2ファンが送風する風量を検知する第2検知部と、第2ファンの回転数を制御する第2コントローラとを含む。第1コントローラは、第1検知部から取得した第2空気の情報に基づき、第2ユニットの目標風量を決定し、目標風量を第2コントローラに指示する。第2コントローラは、第2検知部により検知された風量が、目標風量になるように、第2ファンの回転数を制御する。
第1観点の給気システムは、第2ユニットが、第1コントローラから風量の指示値を受け取り、第1コントローラに依存せずに第2コントローラによって第2ユニット自身で風量の制御を自動的に行うことができる。第1コントローラから第2ユニットに対しては、適宜風量の指示値を与えればよく、第1コントローラの制御負荷を小さくすることができる。
第2観点の給気システムは、第1観点のシステムであって、第1ユニットは、熱媒体の流れる熱交換器を有する。熱交換器は、第1ファンにより送出される第1空気と熱媒体との間で熱交換を行う。
第2観点の給気システムでは、第1ユニットが、熱交換器で熱媒体と熱交換して、空気調和された第1空気を第2ユニットに送ることができる。第2ユニットは、この空気調和された第1空気を用いて、対象空間の空気調和ができる。
第3観点の給気システムは、第2観点のシステムであって、第1検知部は、温度センサ、CO濃度センサまたは湿度センサであり、第1コントローラは、予め設定された対象空間の設定温度、設定CO濃度または設定湿度と、第1検知部によって検知された値とに基づき、第2ユニットの目標風量を決定する。
第3観点の給気システムでは、第1コントローラが、目標風量によって第2ユニットの風量を制御して、対象空間の温度、湿度及びCO濃度のうちの少なくとも一つを適正な範囲に保つように制御することができる。
第4観点の給気システムは、第1観点から第3観点のいずれかのシステムであって、第1ユニットの下流側に配置され、第1ファンにより送出された第1空気の圧力を検知する第3検知部をさらに備える。第1コントローラは、第3検知部から取得した圧力の値が所定の範囲になるように、第1ファンの回転数を制御する。
第4観点の給気システムは、第1ユニットの下流側の圧力の値が所定の範囲になることにより、第1ユニットの下流側の圧力の値が所定の範囲から外れる場合に比べて、第1ファン及び第2ファンで発生する余分な費電力を省くことができる。
第5観点の給気システムは、第1観点から第4観点のいずれかのシステムであって、第2ユニットを複数備える。ダクトは、第1ユニットから第1ファンにより送出される第1空気を複数の第2ユニットに搬送する。第1検知部は、複数の第2ユニットそれぞれに対応して複数設けられている。第1コントローラは、複数の第1検知部から取得した対象空間の第2空気の情報に基づき、複数の第2ユニットの複数の目標風量を決定し、各第2コントローラに各目標風量を指示する。
第5観点の給気システムでは、第1コントローラが、第1ファンの出力を、複数の第2ファンが供給する第1空気の空気量に合わせて制御することができる。これにより、給気システムは消費電力を抑制することができる。
第6観点の給気システムは、第5観点のシステムであって、第1コントローラが、複数の第2ファンの中の少なくとも1台の第2ファンの運転状態または複数の第2ファンの中の少なくとも1台の第2ファンの風量を変更するときには、第1ファン及び複数の第2ファンの中のファン効率の高いファンの出力を増やすことを優先するかまたはファン効率の低いファンの出力を減らすことを優先する。
第6観点の給気システムでは、第1コントローラが、第1ファン及び複数の第2ファンの中のファン効率の高いファンの出力を優先的に増やし、またはファン効率の低いファンの出力を減らすよう制御する。これにより、給気システムの消費エネルギーは抑制される。
第7観点の給気システムは、第6観点のシステムであって、第1コントローラが、複数の第2ファンの中のファン効率が最も高いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファンの中のファン効率が最も高いもののファン回転数が最大になるように、第1ファンの出力を決める。
第7観点の給気システムでは、第1コントローラが、複数の第2ファンの中のファン効率が最も高いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファンの中のファン効率が最も高いもののファン回転数が最大になるように、第1ファンの出力を決める。これにより、ファン効率の低い第2ファンの出力を優先的に減らせる。
第8観点の給気システムは、第6観点のシステムであって、第1コントローラが、複数の第2ファンの中のファン効率が最も低いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファンの中のファン効率が最も低いもののファン回転数が最小になるように、第1ファンの出力を決める。
第8観点の給気システムでは、第1コントローラが、複数の第2ファンの中のファン効率が最も低いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファンの中のファン効率が最も低いもののファン回転数が最小になるように、第1ファンの出力を決める。これにより、ファン効率の高いファンの出力を優先的に増やせる。
第9観点の給気システムは、第7観点または第8観点のシステムであって、複数の第2ファンの処理静圧を検知するための複数の差圧センサを備え、コントローラが、複数の差圧センサの検出値に基づいて第1ファンの出力を決める。
第10観点の給気システムは、第7観点または第8観点のシステムであって、第1コントローラは、複数の第2ファンの中のファン効率が最大のものの風量が目標風量に達しない場合に、第1ファンの出力を増加させる。
第10観点の給気システムでは、第1コントローラは、第1ファンの出力を増加させて、複数の第2ファンの中のファン効率が最大のものの風量が目標風量に達するように制御することができる。
第11観点の給気システムは、第6観点から第10観点のいずれかのシステムであって、第1ファンにより送出される第1空気の風量を検知するための第4検知部をさらに備える。第1コントローラが、第1ファン及び複数の第2ファンのファン効率の比較に、複数の第2検知部及び第4検知部のうちの少なくとも一方を用いる。
実施形態に係る給気システムの構成を示す概念図。 変形例に係る給気システムの構成の一例を示す概念図。 コントローラの構成を説明するためのブロック図。 変形例に係る給気システムの構成の他の例を示す概念図。 変形例に係る給気システムの構成の他の例を示す概念図。 変形例に係る給気システムの構成の他の例を示す概念図。 図6に示されているコントローラの構成を説明するためのブロック図。
(1)全体構成
図1に示されている給気システム10は、第1ユニット20と、第2ユニット30と、ダクト40と、コントローラ50とを備えている。第1ユニット20は、第1ファン21を有する。複数の第2ユニット30は、それぞれ、第2ファン31を有する。各第2ファン31は、空気を第2ユニット30から対象空間100に供給する。対象空間100は、例えば、建物内の部屋である。部屋は、例えば、床、天井及び壁によって空気の移動が制限された空間である。1つまたは複数の対象空間100に対して、複数の第2ユニット30が配設される。図1には、複数の第2ユニット30を備える給気システム10の代表例として、2つの第2ユニット30を備える給気システム10が1つの対象空間100に対して配設されている例が示されている。第2ユニット30の個数は、3以上であってもよく、適宜設定されるものである。先にも述べたが、第2ユニット30が配設される対象空間100は、2以上であってもよい。
ダクト40は、第1ユニット20から第1ファン21により送出される第1空気SAを、複数の第2ユニット30に分配する。ダクト40は、主管41と、主管41から分岐した枝管42とを含んでいる。図1では、主管41が、第1ユニット20の外に配置されている場合が示されているが、主管41は、第1ユニット20の中に配置されてもよく、また第1ユニット20の中から第1ユニット20の外まで延びるように配置されてもよい。主管41は、第1ユニット20の中に配置されている場合には、第1ユニット20のケーシングの一部が主管41として機能する場合も含む。図1では、主管41の入口41aは、第1ユニット20に接続されている例が示されている。第1ファン21は、第1ユニット20内に配置されている。ここでは、第1ファン21から吹出される空気は、全てダクト40に流れ込むように構成されている。
ダクト40の主管41の出口41bは、枝管42の入口42aに接続されている。枝管42の複数の出口42bは、複数の第2ユニット30に接続されている。
各第2ユニット30と、対象空間100とは、通風路81により繋がっている。通風路81の入口81aが第2ユニット30に接続されている。各第2ファン31は、第2ユニット30の中で、ダクト40の出口42bから通風路81の入口81aに向う気流を発生させる。これは別の観点で見ると、各第2ファン31は、枝管42の出口42bから第1空気SAを吸引しているということである。各第2ファン31は、回転数を変更することにより各第2ユニット30の中(通風路81の入口81aの手前)の静圧を変更することができる。各第2ファン31は、ダクト40の静圧が一定であるとすると、回転数を大きくすることにより、各第2ユニット30の中(通風路81の入口81aの手前)の静圧を高くすることができる。第2ユニット30の中の静圧が高くなると、通風路81を流れる第1空気SAの空気量が多くなる。このように流れる空気量が変わることによって、各通風路81の出口81bから対象空間100に吹出される給気風量が変わる。
コントローラ50は、メインコントローラ51と複数のサブコントローラ52とを含んでいる。メインコントローラ51と複数のサブコントローラ52とが互いに接続されて、コントローラ50が構成されている。メインコントローラ51は、第1ファン21の回転数を制御する。言い換えると、メインコントローラ51が第1ファン21の出力を制御する。第1ファン21の出力が高くなれば、第1ファン21の送風量が多くなる方向に第1ファン21の状態が変わる。
各第2ユニット30に対しては、1つのサブコントローラ52が設けられている。各サブコントローラ52は、対応する第2ファン31に風量変更に関する指示を出す。各サブコントローラ52は、目標風量を記憶している。各サブコントローラ52は、目標風量に対して給気風量が不足していれば第2ファン31の回転数を増加させる指示(風量変更に関する指示)を出す。逆に、サブコントローラ52は、目標風量に対して給気風量が過剰であれば、第2ファン31の回転数を減少させる指示(風量変更に関する指示)を出す。
コントローラ50は、複数の第2ファン31により対象空間100に供給される空気の空気量の情報を得る。空気量の情報は、例えば、1秒間当たりに対象空間100に供給すべき空気量であり、この供給すべき空気量を言い換えると必要給気風量ということになる。得られた空気量の情報を基に第1ファン21の要求出力を決定する。コントローラ50は、決定した要求出力になるように、第1ファン21の出力を制御する。具体的には、各サブコントローラ52が、対応する第2ユニット30から、当該第2ユニット30の空気量の情報を得ている。各サブコントローラ52は、空気量の情報をメインコントローラ51に出力する。
(2)詳細構成
(2-1)第1ユニット20
第1ユニット20は、既に説明した第1ファン21以外に、熱交換器22、第4検知部23、温度センサ24及び水量調整弁25を有している。熱交換器22には、熱源ユニット60から熱媒体として例えば冷水または温水が供給される。熱交換器22に供給される熱媒体は、冷水または温水以外のもの、例えばブラインであってもよい。第4検知部23には、例えば、風量センサ、風速センサまたは差圧センサを用いることができる。
第4検知部23は、第1ファン21が送風する風量を検知する。第4検知部23は、メインコントローラ51に接続されている。第4検知部23が検知した風量の値は、第4検知部23からメインコントローラ51に送信される。第4検知部23が検知した風量は、ダクト40の主管41を流れる風量である。言い換えると、第4検知部23が検知した風量は、複数の第2ユニット30から対象空間100に供給される給気風量の総量になる。
温度センサ24は、第1ファン21からダクト40に送られる第1空気SAの温度を検知する。温度センサ24は、メインコントローラ51に接続されている。温度センサ24が検知した温度の値は、温度センサ24からメインコントローラ51に送信される。
第1ユニット20は、通風路82を介して、対象空間100に繋がっている。通風路82を通って対象空間100から戻ってきた第2空気RAは、第1ファン21により、熱交換器22を通ってダクト40に送り出される。対象空間100から戻ってきたこの第2空気RAは、対象空間100の中に在った空気である。熱交換器22を通るときに、戻ってきた第2空気RAは、熱交換器22を流れる冷水または温水と熱交換して調和空気になる。熱交換器22で熱交換をしてダクト40に送り出される第1空気SAに与えられる熱量は、水量調整弁25によって調整される。水量調整弁25の開度は、メインコントローラ51により制御される。水量調整弁25の開度が大きくなれば、熱交換器22に流れる水量が多くなり、熱交換器22と第1空気SAとの間で単位時間あたりに交換される熱量が多くなる。逆に、水量調整弁25の開度が小さくなれば、熱交換器22に流れる水量が少なくなり、熱交換器22と第1空気SAとの間の単位時間あたりの熱交換量が少なくなる。
(2-2)第2ユニット30
第2ユニット30は、既に説明した第2ファン31以外に、第2検知部32を有している。第2検知部32は、第2ファン31が送風する風量を検知する。各第2検知部32は、対応する1つのサブコントローラ52に接続されている。第2検知部32が検知した風量の値は、サブコントローラ52に送信される。第2検知部32が検知した風量は、通風路81を流れる風量である。言い換えると、第2検知部32が検知した風量は、各第2ユニット30から対象空間100に供給される給気風量になる。第2検知部32には、例えば、風量センサ、風速センサまたは差圧センサを用いることができる。
(2-3)リモートセンサ70
複数のリモートセンサ70は、温度センサの機能を有している。各リモートセンサ70は、対応するサブコントローラ52に、対象空間100の第2空気RAの温度を示すデータを送信できるように構成されている。
(3)給気システム10の動作
複数のサブコントローラ52は、それぞれ、接続されているリモートセンサ70から、検知した対象空間の温度の値を受信する。各サブコントローラ52は、設定温度を示すデータを保持している。例えば、リモートコントローラ(図示せず)などから、各サブコントローラ52に設定温度を示すデータが予め送信される。各サブコントローラ52は、リモートコントローラなどから受信した設定温度を示すデータを内蔵するメモリなどの記憶装置52b(図3参照)に記憶している。各サブコントローラ52が設定温度の値をメインコントローラ51に送信する。メインコントローラ51は、設定温度に基づき、対応するリモートセンサ70の検知した第2空気RAの温度に応じて、各第2ユニット30の目標風量を決定する。メインコントローラ51は、目標風量の値を各サブコントローラ52に送信する。
メインコントローラ51は、対象空間100に供給すべき目標風量の総量に応じて、第1ファン21の出力を決定する。
例えば、主管41の出口41b(枝管42の入口42a)の静圧が主管41の入口41aの静圧と枝管42の出口42bの静圧の中間の値をとる場合と、中間の値よりも大きな値をとる場合とを比較すると、中間の値よりも大きな値をとる場合の方が第1ファン21の出力の割合が複数の第2ファン31の出力の割合よりも大きくなる。逆に、主管41の出口41b(枝管42の入口42a)の静圧が当該中間の値をとる場合と中間の値よりも小さな値をとる場合とを比較すると、小さな値をとる場合の方が第1ファン21の出力の割合が複数の第2ファン31の出力の割合よりも小さくなる。第1ファン21の出力と複数の第2ファン31の出力の割合には、効率の良い範囲がある。そこで、メインコントローラ51は、効率の良い割合になるように、第1ファン21の出力を決定する。言い換えると、それは、メインコントローラ51が、目標風量の総量に対して、予め定められている適切な出力に、第1ファン21の出力を決定する、ということである。
例えば、第1ファン21の出力の次のような決定方法を考えれば、第1ファン21の出力に消費電力の削減に適した第1ファン21の出力の範囲があることが分かる。第1ファン21の出力を上げて第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が上がるのであれば、第1ファン21の出力を徐々に下げ、第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が再び上昇に転じる前の第1ファン21の出力に決定すれば、その決定された出力の範囲が他の範囲よりも消費電力が小さな範囲になる。逆に、第1ファン21の出力を下げて第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が上がるのであれば、第1ファン21の出力を徐々に上げ、第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が再び上昇に転じる前の第1ファン21の出力に決定すれば、その決定された出力の範囲が他の範囲よりも消費電力が小さな範囲になる。第1ファン21の出力を上げて第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が下がるのであれば、第1ファン21の出力を徐々に上げ、第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が再び上昇に転じる前の第1ファン21の出力に決定すれば、その決定された出力の範囲が他の範囲よりも消費電力が小さな範囲になる。逆に、第1ファン21の出力を下げて第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が下がるのであれば、第1ファン21の出力を徐々に下げ、第1ファン21及び複数の第2ファン31の消費電力の総計が再び上昇に転じる前の第1ファン21の出力に決定すれば、その決定された出力の範囲が他の範囲よりも消費電力が小さな範囲になる。ただし、第1ファン21の適切な出力を決定するのはこのような方法には限られない。
メインコントローラ51が目標風量を決定して目標風量の値を各サブコントローラ52に送信した後、ファン効率が最も高い第2ユニット30以外の各第2ユニット30は、対応するサブコントローラ52により第2ファン31の回転数を調整される。複数の第2ファン31の回転数の調整は互いに独立して行われる。
このとき、決定された第1ファン21の出力において、ファン効率が最も高い第2ユニット30の第2ファン31の回転数が最大になっている。ここで、ファン効率が最も高い第2ユニット30は、枝管42の入口42aの静圧が同じで対象空間100に供給する給気風量が同じ場合に、消費エネルギーが最も小さい第2ユニット30である。また、ファン効率が最も低い第2ユニット30は、枝管42の入口42aの静圧が同じで対象空間100に供給する給気風量が同じ場合に、消費エネルギーが最も大きい第2ユニット30である。
各サブコントローラ52は、給気風量を目標風量に一致させるべく、各第2ファン31の回転数を制御する。複数のサブコントローラ52は、互いに独立して、複数の第2ファン31の回転数を制御する。各サブコントローラ52は、目標風量に対して、第2検知部32が検知した風量が小さければ、各第2ファン31の回転数を増加させる。各サブコントローラ52は、目標風量に対して、第2検知部32が検知した風量が多ければ、各第2ファン31の回転数を減少させる。もし、ファン効率が最も高い第2ユニット30の回転数が下がったときには、メインコントローラ51は、第1ファン21の出力を変更して、ファン効率が最も高い第2ユニット30の回転数が最大になるように調整する。
風量を変更するとき、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31の中の少なくとも1台の第2ファンの運転状態または複数の第2ファン31の中の少なくとも1台の第2ファン31の風量を変更するときには、第1ファン21及び複数の第2ファン31の中のファン効率の高いファンの出力を増やすことを優先するかまたはファン効率の低いファンの出力を減らすことを優先する。言い換えると、メインコントローラ51は、対象空間100への給気風量を多くする場合には、第1ファン21及び複数の第2ファン31の中のファン効率の高いファンの出力を増やすように、第1ファン21の出力及び複数の第2ユニット30の目標風量を決定する。逆に、メインコントローラ51は、対象空間100への給気風量を少なくする場合には、第1ファン21及び複数の第2ファン31の中のファン効率の高いファンの出力を減らすように、第1ファン21の出力及び複数の第2ユニット30の目標風量を決定する。
しかし、メインコントローラ51は、複数の第2ユニット30の中のファン効率が最大のものの風量が目標風量に達しない場合には、第1ファン21の出力を増加させる。このとき、メインコントローラ51は、第1ファン21出力を増加させ且つ、ファン効率が最大の第2ユニット30の第2ファン31の回転数を最大に保たせる。
(4)変形例
(4-1)変形例1A
上記実施形態では、メインコントローラ51が第1ファン21の出力を決定する際、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31のうちのファン効率が最も高いものの回転数が最大となるように決定する場合について説明した。
しかし、メインコントローラ51が第1ファン21の出力を決定する際、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31のうちのファン効率が最も低いものの回転数が最小となるように、第1ファン21の出力を決定するように構成されてもよい。この場合、ファン効率が最も低い第2ユニット30以外の各第2ユニット30は、対応するサブコントローラ52が第2ファン31の回転数を調整する。複数の第2ファン31の回転数の調整は互いに独立して行われる。
また、メインコントローラ51が目標風量を小さくする場合、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31のうちのファン効率が最も高いもの処理静圧を一定とするように、第1ファン21の出力を決定する構成であってもよい。このように構成される場合、各第2ユニット30のうち処理静圧が一定の第2ユニット30は、他に比べて効率の高い第2ファン31の回転数を高く保つことができるので、給気システム10の全体としての効率を高く保つことができる。このように、処理静圧を一定に保つ構成を採用する場合には、例えば、各第2ユニット30が、第2ファン31の処理静圧を検知するための差圧センサ33(図2参照)を備えるように構成される。或いは、第2検知部32の検知結果と第2ファン31の回転数からコントローラ50が処理静圧を算出するように構成される。コントローラ50は、ファン効率が最も高い第2ユニット30の差圧センサ33の検出値に基づいて第1ファン21の出力を決める。この場合、処理差圧を一定に保たれる第2ユニット30以外の各第2ユニット30は、対応するサブコントローラ52が第2ファン31の回転数を調整する。複数の第2ファン31の回転数の調整は互いに独立して行われる。
また、メインコントローラ51が目標風量を大きくする場合、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31のうちのファン効率が最も低いものの処理静圧を一定とするように、第1ファン21の出力を決定する構成であってもよい。このように構成される場合、各第2ユニット30のうち処理静圧が一定の第2ユニット30は、他に比べて効率の低い第2ファン31の回転数を低く保つことができるので、給気システム10の全体としての効率を高く保つことができる。このように、処理静圧を一定に保つ構成を採用する場合には、例えば、各第2ユニット30が、第2ファン31の処理静圧を検知するための差圧センサ33(図2参照)を備えるように構成される。或いは、第2検知部32の検知結果と第2ファン31の回転数からコントローラ50が処理静圧を算出するように構成される。コントローラ50は、ファン効率が最も低い第2ユニット30の差圧センサ33の検出値に基づいて第1ファン21の出力を決める。この場合、処理差圧を一定に保たれる第2ユニット30以外の各第2ユニット30は、対応するサブコントローラ52が第2ファン31の回転数を調整する。複数の第2ファン31の回転数の調整は互いに独立して行われる。
(4-2)変形例1B
上記実施形態では、リモートセンサ70が温度センサを有する場合について説明したが、リモートセンサ70は、例えば、温度センサ、CO濃度センサ及び湿度センサのうちの少なくとも1つの機能持つものであってもよい。このように構成された場合、複数のサブコントローラ52は、それぞれ、接続されているリモートセンサ70から、対象空間100の温度、CO濃度及び湿度のうちの少なくとも1つの検知値を受信する。各サブコントローラ52は、リモートセンサ70の検知対象の設定値のデータを保持している。各サブコントローラ52が、これら温度、CO濃度及び湿度のうちの少なくとも1つの設定値をメインコントローラ51に送信する。メインコントローラ51は、設定値に基づき、対応するリモートセンサ70の検知値に応じて、各第2ユニット30の目標風量を決定する。メインコントローラ51は、目標風量の値を各サブコントローラ52に送信する。
(4-3)変形例1C
上記実施形態では、第1ユニット20が熱交換器22を有している場合について説明した。しかし、第1ユニット20は、熱交換器22を構成しない形態をとることもできる。給気システム10は、例えば、対象空間100のCO濃度が高いときに、対象空間100を換気するシステムとして構成されてもよい。
(4-4)変形例1D
コントローラ50はコンピュータにより実現されるものである。コントローラ50は、制御演算装置51a,52aと記憶装置51b,52bとを備える。制御演算装置51a,52aには、CPU又はGPUといったプロセッサを使用できる。制御演算装置51a,52aは、記憶装置51b,52bに記憶されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って所定の画像処理や演算処理を行う。さらに、制御演算装置51a,52aは、プログラムに従って、演算結果を記憶装置51b,52bに書き込んだり、記憶装置51b,52bに記憶されている情報を読み出したりすることができる。図3は、制御演算装置51a,52aにより実現される各種の機能ブロックを示している。記憶装置51b,52bは、データベースとして用いることができる。
(4-5)変形例1E
第1ユニット20には、図4に示されているように、外気導入ユニット110が取り付けられてもよい。外気導入ユニット110は、第3ファン111及び第5検知部112を有している。外気導入ユニット110は、第3ファン111により、対象空間100の外から外気OAを取り入れて第1ユニット20に送風する。第5検知部112は、第1ユニット20に送られる外気OAの風量を検知する。第5検知部112は、検知した外気OAの送風量の値をメインコントローラ51に送信する。外気導入ユニット110から外気OAが第1ユニット20に送られる場合に、メインコントローラ51は、第1ファン21の出力の制御について外気OAの送風量に応じた補正を行うように構成されてもよい。第5検知部112には、例えば、風量センサ、風速センサまたは差圧センサを用いることができる。
(4-6)変形例1F
変形例1Fに係る給気システム10には、図5に示されているように、図1に示された実施形態に係る給気システム10の第1ユニット20の下流側に、第3検知部である圧力センサ90が配置されている。この圧力センサ90は、第1ファン21により送出された第1空気SAの圧力を検知する。圧力センサ90は、例えば、ダクト40の中の第1ユニット20の近傍、言い換えるとダクト40の入口41aの近傍に配置される。この圧力センサ90以外の構成は、上記実施形態の給気システム10と同様であるので、説明を省略する。メインコントローラ51は、圧力センサ90が検知した第1空気SAの圧力の値を取得する。メインコントローラ51は、第1空気SAの圧力の値が所定の範囲になるように、第1ファン21の回転数を制御する。メインコントローラ51は、第1空気SAの圧力の値が所定の範囲の下限値よりも小さければ、第1ファン21の回転数を増加させる。メインコントローラ51は、第1空気SAの圧力の値が所定の範囲の上限値よりも大きければ、第1ファン21の回転数を減少させる。
また、図6に示されているように、図4に示された変形例1Eに係る給気システム10の第1ユニット20の下流側に、第3検知部である圧力センサ90を配置してもよい。図6のコントローラ50の構成が、図7に示されている。
(5)特徴
(5-1)
以上説明した給気システム10は、第1ユニット20と、第2ユニット30と、ダクト40と、第1検知部であるリモートセンサ70と、第1ユニット、第1コントローラであるメインコントローラ51とを備えている。第2ユニット30は、第1空気SAを対象空間100に供給する第2ファン31を有している。ダクト40は、第1ユニット20から第1ファン21により送出された第1空気SAを第2ユニット30に搬送する。リモートセンサ70は、対象空間100の第2空気RAの情報を検知する。第2空気RAの情報は、例えば、第2空気RAの温度、第2空気RAのCO濃度または第2空気RAの湿度である。メインコントローラ51は、第2ユニット30及びリモートセンサ70と通信を行う。第2ユニット30は、第2ファン31が送風する風量を検知する第2検知部である第2検知部32と、第2ファンの回転数を制御する第2コントローラであるサブコントローラ52とを含んでいる。メインコントローラ51は、リモートセンサ70から取得した第2空気RAの情報である例えば温度の検出値、CO濃度の検出値または湿度の検出値に基づき、第2ユニット30の目標風量を決定する。メインコントローラ51は、決定した目標風量をサブコントローラ52に指示する。サブコントローラ52は、第2検知部32により検知された風量が、目標風量になるように、第2ファン31の回転数を制御する。
このように構成された給気システム10は、第2ユニット30が、メインコントローラ51から風量の指示値を受け取り、メインコントローラ51に依存せずにサブコントローラ52によって第2ユニット30自身で風量の制御を自動的に行うことができる。このようにメインコントローラ51から第2ユニット30に対しては、適宜風量の指示値を与えればよく、メインコントローラ51の制御負荷を小さくすることができる。
(5-2)
上記実施形態の給気システム10では、第1ユニット20が、熱交換器22で熱媒体と熱交換して、空気調和された空気を複数の第2ユニット30に送ることができる。複数の第2ユニット30は、この空気調和された空気を用いて、対象空間100の空気調和ができる。
(5-3)
上述の給気システム10のコントローラ50は、対象空間100の温度、湿度及びCO濃度のうちの少なくとも一つ応じて複数の第2ユニット30により供給される空気の風量を決定し、複数の第2ユニット30のそれぞれの風量を制御している。このような給気システム10では、コントローラ50より、複数の第2ユニット30のそれぞれの風量を制御して、対象空間100の温度、湿度及びCO濃度のうちの少なくとも一つを適正な範囲に保つことができる。
(5-4)
変形例1Fに係る給気システム10では、第1ユニット20の下流側に配置され、第1ファン21により送出された第1空気SAの圧力を検知する第3検知部である圧力センサ90を備えている。メインコントローラ51は、圧力センサ90から取得した圧力の値が所定の範囲になるように、第1ファン21の回転数を制御する。その結果、第1ユニット20の下流側の圧力の値が所定の範囲になることにより、第1ユニット20の下流側の圧力の値が所定の範囲から外れる場合に比べて、第1ファン21及び第2ファン31で発生する余分な費電力を省くことができる。
(5-5)
上述の給気システム10では、メインコントローラ51が、第1ファン21の出力を対象空間100に対する給気風量の総量に合わせて適正な値に制御することができる。給気風量の総量が、複数の第2ファン31の第1空気SAの空気量の一例である。メインコントローラ51のこのような制御により、給気システム10は、システム全体としての消費エネルギーを抑制することができる。
(5-6)
上述の給気システム10は、メインコントローラ51が、複数の第2ファン31の中の少なくとも1台の運転状態または複数の第2ファン31の中の少なくとも1台の第2ファン31の風量を変更するときには、第1ファン21及び複数の第2ファン31の中のファン効率の高いファンの出力を増やすことを優先するかまたはファン効率の低いファンの出力を減らすことを優先するように構成することができる。このように構成された給気システム10では、メインコントローラ51が、ファン効率の高いファンの出力を優先的に増やし、またはファン効率の低いファンの出力を減らすよう制御して、給気システム10の消費エネルギーを抑制する。
(5-7)
上述の給気システム10は、メインコントローラ51が、複数の第2ファン31の中のファン効率が最も高い第2ファン31の処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファン31の中のファン効率が最も高い第2ファン31のファン回転数が最大になるように、第1ファン21の出力を決めることで、ファン効率の低い第2ファン31の出力を優先的に減らせるように構成することができる。このように構成する場合には、ファン効率の低い第2ファン31の出力を優先的に減らした結果、ファン効率のより高い第2ファン31の出力を減らす場合に比べて消費エネルギーを削減することができる。
(5-8)
上述の給気システム10は、メインコントローラ51が、複数の第2ファン31の中のファン効率が最も低い第2ファン31の処理静圧が一定になるように若しくは複数の第2ファン31の中のファン効率が最も低い第2ファン31のファン回転数が最小になるように、第1ファン21の出力を決めることで、ファン効率の高いファンの出力を優先的に増やせるように構成することができる。このように構成する場合には、ファン効率の高い第2ファン31の出力を優先的に増やした結果、ファン効率のより低い第2ファン31の出力を増やす場合に比べて消費エネルギーを削減することができる。
(5-9)
上述の給気システム10では、メインコントローラ51は、複数の第2ファン31の中のファン効率が最大のものの風量が目標風量に達しない場合に、第1ファン21の出力を増加させる。このように構成された給気システム10では、メインコントローラ51が、第1ファン21の出力を増加させて、複数の第2ファン31の中のファン効率が最大のものの風量が目標風量に達するように制御することができる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 給気システム
20 第1ユニット
21 第1ファン
22 熱交換器
23 第4検知部
30 第2ユニット
31 第2ファン
32 第2検知部
33 差圧センサ
40 ダクト
50 コントローラ
51 メインコントローラ (第1コントローラの例)
52 サブコントローラ (第2コントローラの例)
70 リモートセンサ (第1検知部の例)
90 圧力センサ(第3検知部の例)
特開2001-304614号公報

Claims (12)

  1. 第1ファン(21)を有する第1ユニット(20)と、
    第1空気を対象空間に供給する第2ファン(31)を有する複数の第2ユニット(30)と、
    前記第1ユニットから前記第1ファンにより送出された前記第1空気を複数の前記第2ユニットに搬送するダクト(40)と、
    前記対象空間の第2空気の情報を検知する第1検知部(70)と、
    前記第1ユニット、複数の前記第2ユニット及び前記第1検知部と通信を行う第1コントローラ(51)と、
    を備え、
    前記第2ユニットは、前記第2ファンが送風する風量を検知する第2検知部(32)と、前記第2ファンの回転数を制御する第2コントローラ(52)とを含み、
    前記第1コントローラは、前記第1検知部から取得した前記対象空間の前記第2空気の情報に基づき、複数の前記第2ユニットの各々に対し、目標風量を決定し、前記目標風量を前記第2コントローラに指示し、
    前記第2コントローラは、前記第2検知部により検知された風量が、前記目標風量になるように、前記第2ファンの回転数を制御する、給気システム(10)。
  2. 前記第1コントローラは、前記対象空間への給気風量を変更するときに、前記第1ファンの出力及び複数の前記第2ユニットの複数の前記目標風量を決定する、
    請求項1に記載の給気システム(10)。
  3. 前記第1ユニットは、熱媒体の流れる熱交換器(22)を有し、
    前記熱交換器は、前記第1ファンにより送出される前記第1空気と前記熱媒体との間で熱交換を行う、
    請求項1または請求項2に記載の給気システム(10)。
  4. 前記第1検知部は、温度センサ、CO濃度センサまたは湿度センサであり、
    前記第1コントローラは、予め設定された対象空間の設定温度、設定CO濃度または設定湿度と、前記第1検知部によって検知された値とに基づき、複数の前記第2ユニットの前記目標風量を決定する、
    請求項に記載の給気システム(10)。
  5. 前記第1ユニットの下流側に配置され、前記第1ファンにより送出された前記第1空気の圧力を検知する第3検知部をさらに備え、
    前記第1コントローラは、前記第3検知部から取得した圧力の値が所定の範囲になるように、前記第1ファンの回転数を制御する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の給気システム(10)。
  6. 前記第1検知部は、複数の前記第2ユニットそれぞれに対応して複数設けられ、
    前記第1コントローラは、複数の前記第1検知部から取得した前記対象空間の前記第2空気の情報に基づき、複数の前記第2ユニットの複数の前記目標風量を決定し、前記各第2コントローラに前記各目標風量を指示する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の給気システム(10)。
  7. 前記第1コントローラが、複数の前記第2ファンの中の少なくとも1台の前記第2ファンの運転状態または複数の前記第2ファンの中の少なくとも1台の前記第2ファンの風量を変更するときには、前記第1ファン及び複数の前記第2ファンの中のファン効率の高いファンの出力を増やすことを優先するかまたはファン効率の低いファンの出力を減らすことを優先する、
    請求項に記載の給気システム(10)。
  8. 前記第1コントローラが、複数の前記第2ファンの中のファン効率が最も高いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の前記第2ファンの中のファン効率が最も高いもののファン回転数が最大になるように、前記第1ファンの出力を決める、
    請求項に記載の給気システム(10)。
  9. 前記第1コントローラが、複数の前記第2ファンの中のファン効率が最も低いものの処理静圧が一定になるように若しくは複数の前記第2ファンの中のファン効率が最も低いもののファン回転数が最小になるように、前記第1ファンの出力を決める、
    請求項に記載の給気システム(10)。
  10. 複数の前記第2ファンの処理静圧を検知するための複数の差圧センサ(33)を備え、
    前記第1コントローラが、複数の前記差圧センサの検出値に基づいて前記第1ファンの出力を決める、
    請求項8または請求項9に記載の給気システム(10)。
  11. 前記第1コントローラは、複数の前記第2ファンの中のファン効率が最大のものの風量が前記目標風量に達しない場合に、前記第1ファンの出力を増加させる、
    請求項8または請求項9に記載の給気システム(10)。
  12. 前記第1ファンにより送出される前記第1空気の風量を検知するための第4検知部(23)をさらに備え、
    前記第1コントローラが、前記第1ファン及び複数の前記第2ファンのファン効率の比較に、複数の前記第2検知部及び前記第4検知部のうちの少なくとも一方を用いる、
    請求項7から10のいずれか一項に記載の給気システム(10)。
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