JP7163865B2 - 接続端子及びコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、接続端子及びコネクタに関するものである。
従来、プラグインハイブリッド自動車や電気自動車等の車両は、搭載された蓄電装置を充電するための充電用コネクタを備えている(例えば、特許文献1参照)。この種の車両は、充電用コネクタと蓄電装置との間を電気的に接続する部材として、各種のハーネスやハーネスを接続する端子接続部を含む各種のコネクタを備えている。
特開2018-26273号公報
ところで、上記コネクタでは、搭載された蓄電装置の大容量化や充電時間の短縮などのために、大電流化が求められている。但し、大電流化すると、通電によってコネクタの端子接続部における発熱によってコネクタの温度上昇が大きくなる。このため、充電用コネクタ等の端子接続部を有するコネクタにおいて、通電時における温度上昇を抑制することが望まれている。
本開示の目的は、通電時の温度上昇を抑制できる接続端子及びコネクタを提供することにある。
本開示の接続端子は、金属製の端子と、前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、前記端子は、相手端子と電気的に接続される端子接続部と、電線と電気的に接続される電線接続部と、前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、前記蓄熱体は、前記保持部に保持されている。
本開示の接続端子によれば、通電時の温度上昇を抑制できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のコネクタを示す概略斜視図である。 図2は、一実施形態のコネクタを示す概略側面図である。 図3は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図(図2における3-3線断面図)である。 図4は、一実施形態の車両側端子を示す概略分解斜視図である。 図5は、一実施形態の車両側端子を示す概略断面図である。 図6は、変更例の車両側端子を示す概略斜視図である。 図7は、変更例の車両側端子を示す概略断面図である。 図8は、変更例の車両側端子を示す概略斜視図である。 図9は、変更例の車両側端子を示す概略断面図である。 図10は、変更例の車両側端子を示す概略斜視図である。 図11は、変更例の車両側端子を示す概略断面図である。 図12は、変更例の車両側端子を示す概略斜視図である。 図13は、変更例の車両側端子を示す概略断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示の接続端子は、金属製の端子と、前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、前記端子は、相手端子と電気的に接続される端子接続部と、電線と電気的に接続される電線接続部と、前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、前記蓄熱体は、前記保持部に保持されている。
この構成によれば、端子が、その使用時に流れる電流により発熱する。このとき、端子の保持部に保持された蓄熱体によって、端子において発生する熱を吸収することができる。これにより、端子の急激な温度上昇を抑制できる。
[2]前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部との間に設けられていることが好ましい。この構成によれば、蓄熱体が、端子接続部と電線接続部との間に設けられる。このため、蓄熱体を、端子接続部及び電線接続部の双方の近傍に設けることができる。ここで、端子では、相手端子と接続される端子接続部や電線と接続される電線接続部で発熱が生じやすい。これら端子接続部及び電線接続部の双方の近傍に蓄熱体を設けることができるため、端子接続部及び電線接続部において発生する熱を蓄熱体によって効率的に吸収することができる。これにより、端子の急激な温度上昇を抑制できる。
[3]前記蓄熱体は、前記保持部の内部に保持されていることが好ましい。この構成によれば、蓄熱体が保持部の内部に配置される。これにより、蓄熱体を、保持部の外面を被覆しない状態で保持部に保持することができる。このため、蓄熱体を設けた場合であっても、保持部の外面からの放熱が蓄熱体によって阻害されることを抑制できる。例えば、接続端子がコネクタハウジングに保持される場合に、保持部の外面をコネクタハウジングに接触させることができる。このため、端子において発生する熱を、端子の保持部の外面を通じてコネクタハウジングに熱伝達することができる。これにより、端子において発生する熱をコネクタハウジングの外面から効率良く大気中に放出することができる。したがって、端子において発生する熱を効率良く放熱させることができる。
[4]前記蓄熱体は、前記保持部に保持されたケースと、前記ケースの内部に収容された蓄熱材と、を有する。この構成によれば、端子において発生する熱を、ケースの内部に収容された蓄熱材によって吸収することができる。これにより、端子の急激な温度上昇を抑制できる。また、端子とは別のケースに蓄熱材を収容することができるため、蓄熱体を端子とは別に取り扱うことができる。これにより、蓄熱体の取り扱い性を向上させることができる。
[5]前記ケースは、熱膨張性を有する材料からなることが好ましい。この構成によれば、熱膨張性を有する材料からなるケースが、例えば、端子から伝わる熱により膨張する。これにより、ケースを保持部に好適に密着させることができる。この結果、端子と蓄熱体との間の熱の伝達性を高めることができる。このため、端子において発生する熱を蓄熱体の蓄熱材によって効率的に吸収することができ、端子の温度上昇をより効果的に抑制できる。
[6]前記保持部は、筒状に形成されており、前記蓄熱体は、前記保持部の内部空間に設けられていることが好ましい。この構成によれば、筒状をなす保持部の内部空間に蓄熱体を挿入することにより、蓄熱体を保持部に保持することができる。
[7]前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部と前記保持部とが並ぶ方向と交差する方向に突出する突出片を有し、前記保持部は、前記蓄熱体の外面に対して前記突出片を圧着することにより、前記蓄熱体を保持していることが好ましい。
この構成によれば、蓄熱体の外面に対して突出片を圧着することにより、蓄熱体を保持部に保持することができる。これにより、蓄熱体の外面に突出片を好適に密着させることができる。この結果、端子と蓄熱体との間の熱の伝達性を高めることができる。このため、端子において発生する熱を蓄熱体によって効率的に吸収することができ、端子の温度上昇をより効果的に抑制できる。
[8]前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部との間に延びる底壁と、前記底壁に立設された側壁とを有し、前記蓄熱体は、前記側壁に係合する係合部を有することが好ましい。
この構成によれば、蓄熱体の係合部を保持部の側壁に係合させることにより、蓄熱体を保持部に保持することができる。これにより、保持部に対して蓄熱体を簡易に保持することができる。
[9]上記[1]から上記[8]のいずれか1つに記載の接続端子と、前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、を有することが好ましい。この構成によれば、端子において発生する熱を蓄熱体が吸収することにより、端子からコネクタハウジングに伝わる熱量を少なくできる。このため、コネクタハウジングの急激な温度上昇を抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(車両側コネクタ10の概略構成)
図1に示す車両側コネクタ10は、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の車両V(図2参照)に搭載されている蓄電装置(図示略)を充電するためのものである。
図2に示すように、車両側コネクタ10は、車両Vに対してボルト等の締結部材(図示略)によって固定される。車両側コネクタ10は、電線70を介して蓄電装置(図示略)に接続される。
図2及び図3に示すように、車両側コネクタ10には、相手側コネクタとして充電器側コネクタ80が接続される。図2及び図3に示した例では、車両側コネクタ10に対して充電器側コネクタ80が図中左側から接続される。これら図2及び図3における図中左側は、車両Vの外側、つまり車室外である。また、図2及び図3における左右方向は、充電器側コネクタ80の挿抜方向である。以下の説明では、図2及び図3における左右方向を前後方向と称し、図2における上下方向を上下方向と称し、図3における上下方向を左右方向と称する。また、以下の説明では、図2の左側を前方、図2の右側を後方、図2の上側を上方、図2の下側を下方、図3の上側を右方、図3の下側を左方とする。
(車両側コネクタ10の具体的構成)
図3に示すように、車両側コネクタ10は、コネクタハウジング20と、1つ又は複数(本実施形態では、2つ)の車両側端子50と、蓄熱体60とを有している。コネクタハウジング20は、ハウジング本体30と、リテーナ40とを有している。
(ハウジング本体30の構成)
ハウジング本体30は、絶縁性を有する合成樹脂により構成されている。ハウジング本体30は、嵌合部31と、フランジ部32と、筒部33と、1つ又は複数(本実施形態では、2つ)の端子収容部34と、1つ又は複数(本実施形態では、2つ)の端子保持部35とを有している。
嵌合部31は、例えば、筒状に形成されている。嵌合部31には、充電器側コネクタ80が挿入される。ここで、充電器側コネクタ80は、コネクタハウジング81と、コネクタハウジング81に保持された充電器側端子82とを有している。コネクタハウジング81の先端部(ここでは、後端部)が嵌合部31の内側に嵌合される。嵌合部31は、例えば、有底筒状に形成されている。本実施形態の嵌合部31は、前方の端部が開口した有底円筒状に形成されている。嵌合部31は、例えば、円筒状のフード部31Aと、フード部31Aの後端を閉塞する奥壁部31Bとを有している。
図1に示すように、フランジ部32は、フード部31Aの外周面からフード部31Aの径方向外側に向かって突出して形成されている。フランジ部32は、例えば、フード部31Aの周方向全周にわたって径方向外側に突出して形成されている。本実施形態のフランジ部32は、概略四角形の板状に形成されている。フランジ部32は、フランジ部32を板厚方向(ここでは、前後方向)に貫通する複数の取付孔32Xを有している。各取付孔32Xには、ボルト等の締結部材(図示略)が挿入される。これら締結部材によって車両側コネクタ10は車両V(図2参照)に固定される。
筒部33は、フランジ部32から後方に向かって延びている。本実施形態の筒部33は、概略円筒状に形成されている。図2に示すように、本実施形態の筒部33は、嵌合部31に対して下方向にずれた位置に設けられている。
図3に示すように、各端子収容部34は、奥壁部31Bから前方に向かって延びている。各端子収容部34は、例えば、筒状に形成されている。本実施形態の各端子収容部34は、円筒状に形成されている。2つの端子収容部34は、例えば、車両側コネクタ10の左右方向に並んで設けられている。
各端子保持部35は、奥壁部31Bから後方に向かって延びている。各端子保持部35は、例えば、筒状に形成されている。本実施形態の各端子保持部35は、各端子収容部34の内径よりも大きな内径を有する円筒状に形成されている。各端子保持部35は、例えば、各端子収容部34と同軸上に設けられている。各端子保持部35の内部空間は、例えば、各端子収容部34の内部空間と連通している。これら端子収容部34及び端子保持部35には、車両側端子50が挿入されている。すなわち、各端子収容部34及び各端子保持部35は、車両側端子50を収容する端子収容筒を構成している。
(車両側端子50の構成)
図4及び図5に示すように、各車両側端子50は、例えば、相手端子である充電器側端子82(図3参照)と電気的に接続される端子接続部51と、電線70(図3参照)と電気的に接続される電線接続部54とを有している。各車両側端子50は、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられた係止部55及び保持部56を有している。各車両側端子50は、例えば、端子接続部51と係止部55と保持部56と電線接続部54とが前後方向に連なって一体に形成された単一部品である。各車両側端子50の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。各車両側端子50は、その構成金属の種類や使用環境に応じて、銀メッキ、錫メッキやアルミニウムメッキ等の表面処理を施してもよい。各車両側端子50は、例えば、導電性に優れた金属棒材を切削加工することによって形成することができる。また、各車両側端子50は、例えば、導電性に優れた金属板をプレス加工することによって形成することができる。
(端子接続部51の構成)
図4に示すように、端子接続部51は、例えば、車両側端子50の前方の端部に設けられている。端子接続部51は、例えば、雌型端子である。端子接続部51は、基部52と、基部52の前方に設けられた筒状接続部53とを有している。端子接続部51は、基部52と筒状接続部53とが前後方向に連なって一体に形成されている。
基部52は、例えば、内部が中実構造をなす柱状に形成されている。基部52は、例えば、前後方向の寸法が筒状接続部53よりも短い円柱状に形成されている。図3に示すように、基部52は、例えば、端子収容部34に収容されている。基部52の外径寸法は、例えば、端子収容部34の内径寸法よりも僅かに小さい寸法に設定されている。基部52が端子収容部34に収容された状態では、例えば、基部52の外周面の少なくとも一部が端子収容部34の内周面に接触している。基部52の外周面と端子収容部34の内周面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。
筒状接続部53は、例えば、概略円筒状に形成されている。筒状接続部53には、充電器側コネクタ80の充電器側端子82が挿入される。本実施形態の充電器側端子82は、雄型端子である。図4に示すように、筒状接続部53は、例えば、複数の弾性片53Aを有している。複数の弾性片53Aは、例えば、基部52の周方向に沿って所定の間隔を空けて設けられている。換言すると、筒状接続部53には、その前端開口縁から後方に向かって切り欠くことによって形成されるスリット53Xが周方向に所定の間隔を空けて設けられている。図3に示すように、筒状接続部53の内径寸法は、充電器側端子82の外径寸法よりも僅かに小さく設定されている。筒状接続部53に充電器側端子82が挿入されると、その充電器側端子82の外周面に複数の弾性片53Aが接触する。これにより、筒状接続部53(端子接続部51)と充電器側端子82とが電気的に接続される。筒状接続部53の外径寸法は、例えば、端子収容部34の内径寸法よりも小さい寸法に設定されている。以上説明した基部52及び筒状接続部53(つまり、端子接続部51)は、端子収容部34に収容されている。
(電線接続部54の構成)
電線接続部54は、例えば、車両側端子50の後方の端部に設けられている。電線接続部54は、電線70の端部と電気的に接続されている。ここで、電線70は、導電性に優れた金属材料からなる芯線71と、その芯線71の外周を覆う絶縁被覆72とを有する被覆電線である。電線70の端部では、電線70の端末から所定長さ範囲にわたって絶縁被覆72が剥がされ、芯線71が露出されている。電線接続部54は、絶縁被覆72から露出された芯線71の端部に対して接続されている。電線接続部54は、例えば、圧着や超音波溶接などによって芯線71に接続されている。本実施形態の電線接続部54は、オープンバレル状をなしており、圧着により芯線71に接続されている。これにより、電線接続部54と芯線71とが電気的に接続される。
(係止部55の構成)
図4に示すように、係止部55は、例えば、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられている。係止部55は、例えば、端子接続部51(具体的には、基部52)の後方に設けられている。係止部55は、例えば、基部52の外周面よりも基部52の径方向外側に向かって突出して形成されている。係止部55は、例えば、基部52の周方向全周にわたって径方向外側に突出して形成されている。図5に示すように、係止部55は、例えば、内部が中空構造をなす筒状に形成されている。本実施形態の係止部55は、円筒状に形成されている。係止部55は、例えば、内部空間を有している。図3に示すように、係止部55は、例えば、端子保持部35に保持されている。係止部55の外径寸法は、例えば、端子収容部34の内径寸法よりも大きく、端子保持部35の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。係止部55は、例えば、奥壁部31Bの後面に係止している。係止部55が端子保持部35に保持された状態では、例えば、係止部55の外周面の少なくとも一部が端子保持部35の内周面に接触している。係止部55の外周面と端子保持部35の内周面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。
(保持部56の構成)
図5に示すように、保持部56は、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられている。保持部56は、例えば、係止部55の後方に設けられている。本実施形態の保持部56は、係止部55と電線接続部54との間に設けられている。保持部56は、例えば、円筒状に形成されている。保持部56の内部空間は、例えば、係止部55の内部空間と連通している。保持部56の内径寸法は、例えば、係止部55の内径寸法と同じ寸法に形成されている。例えば、保持部56の内周面は、係止部55の内周面と段差無く連続して一体に形成されている。これら保持部56の内部空間と係止部55の内部空間とによって、蓄熱体60が収容される収容空間57が構成されている。収容空間57の底部は、例えば、基部52の後面によって構成されている。保持部56の外径寸法は、例えば、係止部55の外径寸法よりも小さく設定されている。保持部56の外径寸法は、例えば、基部52の外径寸法と同程度の寸法に設定されている。
(蓄熱体60の構成)
蓄熱体60は、車両側端子50の保持部56に保持されている。すなわち、蓄熱体60は、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられている。本実施形態の蓄熱体60は、車両側端子50の係止部55及び保持部56に形成された収容空間57に収容されている。蓄熱体60は、ケース61と、ケース61に収容された蓄熱材65とを有している。
(ケース61の構成)
ケース61は、収容空間57の内周面に接するように形成された有底筒状のケース本体62と、ケース本体62の開口を塞ぐカバー63とを有している。ケース本体62及びカバー63の材料としては、熱膨張性を有する材料や、熱伝導性の良い材料を用いることができる。熱膨張性を有する材料としては、例えば、ゴム、樹脂、金属などを用いることができる。熱膨脹性を有する材料によりケース61を構成することにより、ケース61の外周面を収容空間57の内周面に密着させることができる。ゴムとしては、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、シリコンゴム、フッ素ゴムなどを用いることができる。樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂などを用いることができる。金属としては、銅系やアルミニウム系の金属材料を用いることができる。ケース本体62の材料とカバー63の材料とは、互いに同じ材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。
ケース本体62の外周面は、例えば、収容空間57の内周面に対応する形状に形成されている。本実施形態のケース本体62は、有底円筒状に形成されている。ケース本体62の外径寸法は、例えば、収容空間57の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。ケース本体62は、蓄熱材65が収容される収容部64を有している。
カバー63は、ケース本体62の開口を塞ぐようにケース本体62に固定されている。カバー63は、例えば、超音波溶接、レーザ溶接などの方法により、ケース本体62に固着されている。本実施形態のカバー63は、円形の板状に形成されている。
ケース本体62の収容部64に蓄熱材65が収容された状態において、そのケース本体62の開口がカバー63によって閉塞されると、ケース61の内部に蓄熱材65が閉じ込められる。
(蓄熱材65の構成)
蓄熱材65は、一時的に熱を貯めることができる。蓄熱材65としては、液体と固体の相変化時の潜熱を利用した材料を用いることができる。また、蓄熱材65としては、使用する温度範囲に融点を持つ材料を用いることができる。蓄熱材65の材料としては、例えば、パラフィン、硫酸ナトリウム10水和物、酢酸ナトリウム3水和物、二酸化バナジウムなどを用いることができる。
(蓄熱体60の保持態様)
蓄熱材65が内部に収容されたケース61、つまり蓄熱体60は、車両側端子50の収容空間57に挿入されている。すなわち、本実施形態の蓄熱体60は、車両側端子50の内部に設けられている。換言すると、本実施形態の蓄熱体60は、車両側端子50の外面を被覆しない状態で車両側端子50に保持されている。例えば、蓄熱体60は、収容空間57に対して前後方向に沿って挿入される。
蓄熱体60が収容空間57に収容された状態では、例えば、ケース本体62の底壁の少なくとも一部が収容空間57の底部(つまり、基部52の後面)に接触している。蓄熱体60が収容空間57に収容された状態では、ケース本体62の外周面の少なくとも一部が収容空間57の内周面に接触している。これらケース本体62の外面と収容空間57の内面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。ケース61の内部に収容された蓄熱材65は、車両側端子50から発せられる熱を貯める。
ケース61は、カバー63により閉止されている。このカバー63により、ケース61の内部において液化した蓄熱材65が漏れ出すのを抑制できる。例えば、カバー63は、液化した蓄熱材65が流通不能なようにケース本体62に固定されている。
なお、収容空間57の内面とケース61の外面との間に、接着剤や熱伝導部材(TIM:Thermal Interface Material)などを介在させるようにしてもよい。接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂系、ポリウレタン系、アクリル樹脂系の接着剤を用いることができる。熱伝導部材としては、例えば、インジウム、銀等の軟質金属、シリコーンゲル、又は金属フィラー等を含有した有機系の樹脂バインダー等を用いることができる。
以上説明した車両側端子50と蓄熱体60とによって接続端子が構成される。
(リテーナ40の構成)
図3に示すように、リテーナ40は、ハウジング本体30の筒部33の後端に取り付けられている。リテーナ40は、車両側端子50を抜け止めする。リテーナ40は、例えば、合成樹脂製である。リテーナ40の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
リテーナ40は、基部41と、周壁42と、端子押さえ部43と、電線保持部44と、包囲壁部45とを有している。基部41は、例えば、円形の板状に形成されている。周壁42は、例えば、基部41の周縁部から前方に向かって突出して形成されている。周壁42は、例えば、基部41の周縁部の周方向全周にわたって形成されている。周壁42は、例えば、ハウジング本体30の筒部33の外側に配設されている。すなわち、周壁42は、ハウジング本体30の筒部33の外側に嵌合されている。例えば、周壁42と筒部33の外周面とには、互いに係合する係合部(図示略)がそれぞれ形成されている。リテーナ40は、例えば、周壁42の係合部と筒部33の係合部とを係合させることにより、筒部33の後端に取り付けられている。
端子押さえ部43は、例えば、基部41から前方に向かって突出して形成されている。端子押さえ部43は、ハウジング本体30の端子保持部35に対応する位置に設けられている。端子押さえ部43は、例えば、筒状に形成されている。本実施形態の端子押さえ部43は、円筒状に形成されている。端子押さえ部43は、端子保持部35の内面と車両側端子50の外面との間に挿入されている。端子押さえ部43の先端部(ここでは、前端部)は、車両側端子50の係止部55の後面に当接している。このリテーナ40により、車両側端子50を後方から抜け止めすることができる。
電線保持部44は、基部41から後方に向かって突出して形成されている。電線保持部44は、端子押さえ部43に対応する位置に設けられている。電線保持部44は、例えば、端子押さえ部43と同軸上に設けられている。本実施形態の電線保持部44は、円筒状に形成されている。電線保持部44の外径寸法は、例えば、端子押さえ部43の外径寸法と同じ寸法に設定されている。電線保持部44の内径寸法は、例えば、端子押さえ部43の内径寸法と同じ寸法に設定されている。電線保持部44の内部空間と端子押さえ部43の内部空間とは互いに連通している。電線保持部44の内部空間には、電線70が収容されている。
包囲壁部45は、基部41から後方に向かって突出している。包囲壁部45は、例えば、複数の電線保持部44を一括して包囲する筒状をなすように形成されている。本実施形態の包囲壁部45は、円筒状に形成されている。
(作用)
次に、車両側コネクタ10の作用について説明する。
図1に示す充電器側コネクタ80を車両側コネクタ10に嵌合させると、車両Vに搭載された蓄電装置に対して車外の充電器から、充電器側コネクタ80及び車両側コネクタ10を通じて充電電流が供給される。このとき、充電時間の短縮のために、車外の充電器から蓄電装置に対して大きな充電電流が供給される。この充電電流の供給開始時においては、充電器側端子82と車両側端子50(端子接続部51)との接触部分と、車両側端子50と、電線70と車両側端子50(電線接続部54)との接触部分等において発熱する。特に、充電器側端子82と車両側端子50との接触部分や、電線70と車両側端子50(電線接続部54)との接触部分において発熱が生じやすい。車両側端子50等における熱は、充電開始時に急激に上昇し、所定時間経過すると、充電開始時の最大温度よりも低い温度で推移する。
このとき、本実施形態の車両側コネクタ10では、蓄熱材65を含む蓄熱体60が車両側端子50に収容されている。具体的には、車両側端子50の端子接続部51と電線接続部54との間の保持部56に蓄熱体60が保持されている。蓄熱材65は、一時的に熱を貯めるものである。蓄熱材65は、車両側端子50等において発生する熱により固体から液体に相変化することによって潜熱(溶解熱)を一時的に貯める。すなわち、蓄熱材65は、車両側端子50において生じる熱を吸収する。これにより、車両側端子50の急激な温度上昇を抑制できる。また、蓄熱材65が熱を吸収することにより、車両側端子50から電線70やコネクタハウジング20等へ伝わる熱量を少なくできる。このため、電線70やコネクタハウジング20等の急激な温度上昇も抑制できる。蓄熱材65を用いることにより、充電開始時における車両側端子50やコネクタハウジング20の最大温度を、蓄熱材65を用いていない場合の最大温度よりも低い温度とすることができる。
充電開始から所定時間経過すると、車両側端子50の温度は、最大温度よりも低い所定の温度で推移するようになる。ここで、車両側端子50や電線70は、一時的であっても上昇する最も高い最大温度に耐えられるように、例えば車両側端子50の厚さや電線70の太さなどが設定される。本実施形態では、蓄熱体60を用いることにより、車両側端子50や電線70の温度上昇を抑制できる。このため、車両側端子50及び電線70における横断面積を小さく設定することができる。これにより、車両側端子50を薄く形成することができるとともに、電線70を細く形成することができる。したがって、車両側端子50及び電線70を軽量化することができる。
ここで、蓄熱体60は、車両側端子50の一部に保持されている。すなわち、蓄熱体60は、車両側端子50に直接接触している。このため、車両側端子50で生じた熱を蓄熱体60の蓄熱材65により吸収し易くなる。したがって、車両側端子50や電線70の温度上昇を効果的に抑制できる。また、蓄熱体60は、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられる。このため、蓄熱体60が、端子接続部51及び電線接続部54の双方の近傍に設けられる。これにより、充電開始時に発熱しやすい部分、つまり端子接続部51と充電器側端子82との接触部分及び電線接続部54と電線70との接触部分の近傍に蓄熱体60を設けることができる。したがって、発熱しやすい部分で生じた熱を蓄熱体60の蓄熱材65により効率的に吸収することができる。この結果、車両側端子50や電線70の温度上昇を効果的に抑制できる。
車両Vに搭載された蓄電装置の充電が終了すると、充電器側コネクタ80が車両側コネクタ10から外される。すると、車両側コネクタ10の蓄熱材65に貯められた熱は、車両側端子50及びコネクタハウジング20を通じて徐々に放熱される。この放熱によって、蓄熱材65は固化する。充電していない場合には、車両側端子50に電流が流れないため、車両側端子50が発熱しない。この場合の蓄熱材65は、放熱して凝固する。
次に、本実施形態の効果を説明する。
(1)車両側コネクタ10は、金属製の車両側端子50と、車両側端子50に保持された蓄熱体60とを有する。車両側端子50は、充電器側端子82と電気的に接続される端子接続部51と、電線70と電気的に接続される電線接続部54と、端子接続部51及び電線接続部54と一体に形成された保持部56とを有する。蓄熱体60は、保持部56に保持されている。
この構成では、車両側端子50が、その使用時に流れる電流により発熱する。このとき、車両側端子50の保持部56に保持された蓄熱体60によって、車両側端子50において発生する熱を吸収することができる。これにより、車両側端子50の急激な温度上昇を抑制できる。このため、車両側端子50における横断面積を小さく設定することができる。これにより、車両側端子50を薄く形成することができる。したがって、車両側端子50を軽量化することができる。
(2)保持部56を、端子接続部51と電線接続部54との間に設けた。この構成によれば、保持部56に保持される蓄熱体60が、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられる。このため、蓄熱体60を、端子接続部51及び電線接続部54の双方の近傍に設けることができる。ここで、端子では、充電器側端子82と接続される端子接続部51や電線70と接続される電線接続部54で発熱が生じやすい。これら端子接続部51及び電線接続部54の双方の近傍に蓄熱体60を設けることができるため、端子接続部51及び電線接続部54において発生する熱を蓄熱体60によって効率的に吸収することができる。これにより、車両側端子50の急激な温度上昇を効果的に抑制できる。
(3)蓄熱体60は、保持部56の内部に保持されている。この構成によれば、蓄熱体60が保持部56の内部に配置される。これにより、蓄熱体60を、保持部56の外面を被覆しない状態で保持部56に保持することができる。このため、蓄熱体60を設けた場合であっても、保持部56の外面からの放熱が蓄熱体60によって阻害されることを抑制できる。例えば、車両側端子50がコネクタハウジングに保持される場合に、保持部の外面をコネクタハウジングに接触させることができる。このため、端子において発生する熱を、端子の保持部の外面を通じてコネクタハウジングに熱伝達することができる。これにより、端子において発生する熱をコネクタハウジングの外面から効率良く大気中に放出することができる。したがって、端子において発生する熱を効率良く放熱させることができる。
(4)蓄熱体60は、保持部56に保持されたケース61と、ケース61の内部に収容された蓄熱材65とを有する。この構成によれば、車両側端子50において発生する熱を、ケース61の内部に収容された蓄熱材65によって吸収することができる。これにより、車両側端子50の急激な温度上昇を抑制できる。また、車両側端子50とは別のケース61に蓄熱材65を収容することができるため、蓄熱体60を車両側端子50とは別に取り扱うことができる。これにより、蓄熱体60の取り扱い性を向上させることができる。
(5)ケース61は、熱膨張性を有する材料からなる。この構成によれば、熱膨張性を有する材料からなるケース61が、例えば、車両側端子50から伝わる熱により膨張する。これにより、ケース61を保持部56に好適に密着させることができる。本実施形態では、ケース61の外面を、車両側端子50の収容空間57の内面に好適に密着させることができる。この結果、車両側端子50と蓄熱体60との間の熱の伝達性を高めることができる。このため、車両側端子50において発生する熱を蓄熱体60の蓄熱材65によって効率的に吸収することができ、車両側端子50の温度上昇をより効果的に抑制できる。
(6)保持部56は、筒状に形成されており、蓄熱体60は、保持部56の内部空間に設けられている。この構成によれば、筒状をなす保持部56の内部空間に蓄熱体60を挿入することにより、蓄熱体60を保持部56に保持することができる。
(7)車両側コネクタ10は、車両側端子50と、その車両側端子50に保持された蓄熱体60と、車両側端子50を保持するコネクタハウジング20とを有する。この構成によれば、車両側端子50において発生する熱を蓄熱体60が吸収することにより、車両側端子50からコネクタハウジング20に伝わる熱量を少なくできる。このため、コネクタハウジング20の急激な温度上昇を抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態における保持部56の構造は特に限定されない。すなわち、保持部56の構造は、蓄熱体60を保持することのできる構造であれば特に限定されない。
・例えば図6及び図7に示すように、保持部56の代わりに、保持部90を採用してもよい。保持部90は、例えば、係止部55と電線接続部54との間に延びる底壁91と、底壁91の左右方向の両端部から上方に突出する一対の突出片92とを有している。底壁91は、例えば、前後方向及び左右方向に広がるように形成されている。各突出片92は、端子接続部51と保持部90と電線接続部54とが並ぶ方向(ここでは、前後方向)と交差する方向(ここでは、上方)に向かって突出するように形成されている。この場合の保持部90は、蓄熱体60の外面に対して突出片92を圧着することにより、蓄熱体60を保持している。これにより、蓄熱体60の外面に突出片92を好適に密着させることができる。突出片92は、例えば、ケース本体62の外周面に沿った形状に形成されている。突出片92は、ケース本体62の外周面を覆うように形成されている。
本変更例では、係止部55が、内部が中実構造をなす柱状に形成されている。本変更例の係止部55は、円柱状に形成されている。このとき、例えば図7に示すように、係止部55の後面に、蓄熱体60のケース本体62の底壁の少なくとも一部が接触している。ケース本体62の外面と係止部55の後面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。
本変更例の蓄熱体60は、例えば、一対の突出片92が上方に突出した状態の保持部90の底壁91、つまり一対の突出片92から露出された底壁91に対して上方から載置される。続いて、一対の突出片92を蓄熱体60の外面に沿わせるように圧着する。これにより、蓄熱体60の外面に突出片92を密着させた状態で、蓄熱体60を保持部90に保持することができる。この結果、車両側端子50と蓄熱体60との間の熱の伝達性を高めることができる。このため、車両側端子50において発生する熱を蓄熱体60によって効率的に吸収することができ、車両側端子50の温度上昇を効果的に抑制できる。
・例えば図8及び図9に示すように、保持部56の代わりに、保持部100を採用してもよい。保持部100は、例えば、係止部55と電線接続部54との間に延びる底壁101と、底壁101の左右方向の両端部に立設された一対の側壁102とを有している。底壁101は、例えば、前後方向及び左右方向に広がるように形成されている。
図8に示すように、各側壁102は、例えば、端子接続部51と保持部100と電線接続部54とが並ぶ方向(ここでは、前後方向)と交差する方向(ここでは、上方)に向かって突出するように形成されている。各側壁102は、例えば、底壁101の左右方向の両端部の上面から垂直に立ち上がるように形成されている。各側壁102の上端面には、底壁101側に凹む凹部102Xが形成されている。なお、本明細書における「垂直」は、厳密に垂直の場合のみでなく、本変更例における作用効果を奏する範囲内で概ね垂直の場合も含まれる。
底壁101と一対の側壁102とによって、溝状の収容空間104が形成されている。収容空間104は、例えば、四角筒状に形成されている。収容空間104は、例えば、上方に開放するように形成されている。収容空間104は、例えば、前後方向に貫通するように形成されている。ここで、本変更例の係止部55は、円柱状に形成されている。このため、図9に示すように、係止部55の後面の一部は収容空間104から露出されている。
保持部100には、蓄熱体110が保持されている。すなわち、蓄熱体110は、端子接続部51と電線接続部54との間に設けられている。本変更例の蓄熱体110は、車両側端子50の収容空間104に収容されている。蓄熱体110は、ケース111と、ケース111に収容された蓄熱材65とを有している。
ケース111は、収容空間104の内面に接するように形成された有底筒状のケース本体112と、ケース本体112の開口を塞ぐカバー113とを有している。ケース本体112及びカバー113の材料としては、ケース本体62及びカバー63(図5参照)と同様に、熱膨張性を有する材料や、熱伝導性の良い材料を用いることができる。ケース本体112の材料とカバー113の材料とは、互いに同じ材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。
ケース本体112の外面は、例えば、収容空間104の内面に対応する形状に形成されている。本実施形態のケース本体112は、有底四角筒状に形成されている。ケース本体112の外形寸法は、例えば、収容空間104の内側に嵌合可能な大きさに設定されている。ケース本体112は、蓄熱材65が収容される収容部114を有している。
図8に示すように、カバー113は、ケース本体112の開口を塞ぐようにケース本体112に固定されている。カバー113は、例えば、超音波溶接、レーザ溶接などの方法により、ケース本体112に固着されている。カバー113は、例えば、概略四角形の板状に形成されている。カバー113は、保持部100の側壁102に係合する一対の係合部113Aを有している。各係合部113Aは、例えば、左右方向に突出するように形成されている。各係合部113Aは、例えば、側壁102の凹部102Xに対応する位置に形成されている。例えば、係合部113Aは、側壁102の凹部102Xに形成された係合部(図示略)に係合するように形成されている。
図9に示すように、ケース本体112の収容部114に蓄熱材65が収容された状態において、そのケース本体112の開口がカバー113によって閉塞されると、ケース111の内部に蓄熱材65が閉じ込められる。例えば、カバー113は、液化した蓄熱材65が流通不能なようにケース本体112に固定されている。
本変更例の蓄熱体110は、例えば、保持部100の収容空間104に対して上下方向に沿って上方から挿入される。このときの蓄熱体110は、例えば、ケース本体112にカバー113が固定され、ケース111の内部に蓄熱材65が閉じ込められている。そして、図8に示すように、カバー113の係合部113Aを、側壁102の凹部102Xに形成された係合部(図示略)に係合させることにより、蓄熱体110が保持部100に保持される。これにより、保持部100に蓄熱体110を簡易に保持することができる。
蓄熱体110が保持部100に保持された状態では、例えば、カバー113の上面が保持部100から露出されている。蓄熱体110が保持部100に保持された状態では、例えば、ケース本体112の底壁の少なくとも一部が収容空間104の内面、具体的には底壁101の上面に接触している。蓄熱体110が保持部100に保持された状態では、例えば、ケース本体112の側壁の少なくとも一部が収容空間104の内面、具体的には側壁102の内側面に接触している。これらケース本体112の外面と収容空間104の内面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。
・図8に示した変更例では、保持部100の側壁102に係合する係合部113Aをカバー113に設けるようにしたが、係合部113Aの形成位置は特に限定されない。例えば、係合部113Aをケース本体112に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、端子接続部51を、筒状接続部53を含む雌型端子に具体化したが、これに限定されない。
例えば図10及び図11に示すように、端子接続部51の代わりに、端子接続部51Aを採用してもよい。端子接続部51Aは、雄型端子である。端子接続部51Aは、例えば、内部が中実構造をなす柱状に形成されている。本変更例の端子接続部51Aは、円柱状に形成されている。この場合には、例えば、充電器側端子82(図3参照)が雌型端子になる。
例えば図12及び図13に示すように、端子接続部51の代わりに、端子接続部51Bを採用してもよい。端子接続部51Bは、例えば、平板状に形成されている。この場合の充電器側端子82(図3参照)は、雌型端子であってもよいし、平板状をなす端子であってもよい。
・上記実施形態では、保持部56の内側に蓄熱体60を保持するようにしたが、これに限定されない。例えば、保持部56の外側に蓄熱体60を保持するようにしてもよい。例えば、蓄熱体60を、保持部56の外面を覆うように保持部56に保持するようにしてもよい。
例えば図12及び図13に示すように、端子接続部51Bと電線接続部54との間に設けられた保持部58の外側に蓄熱体120を保持するようにしてもよい。蓄熱体120は、保持部58の外面の一部を覆うように保持部58に保持されている。
図13に示すように、蓄熱体120は、ケース121と、ケース121に収容された蓄熱材65とを有している。ケース121は、有底筒状のケース本体122と、ケース本体122の開口を塞ぐカバー123とを有している。ケース本体122及びカバー123の材料としては、ケース本体62及びカバー63(図5参照)と同様に、熱膨張性を有する材料や、熱伝導性の良い材料を用いることができる。ケース本体122の材料とカバー123の材料とは、互いに同じ材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。
本実施形態のケース本体122は、有底四角筒状に形成されている。ケース本体122は、保持部58に対して外側から嵌合可能な大きさに設定されている。ケース本体122は、蓄熱材65が収容される収容部124を有している。カバー123は、ケース本体122の開口を塞ぐようにケース本体122に固定されている。カバー123は、例えば、超音波溶接、レーザ溶接などの方法により、ケース本体122に固着されている。カバー123は、例えば、概略四角形の板状に形成されている。蓄熱体120が保持部58に保持された状態では、例えば、カバー123の下面が保持部58の上面に接触している。カバー123の下面と保持部58の上面との接触は、面接触、線接触及び点接触のいずれの形態であってもよい。
ケース本体122の収容部124に蓄熱材65が収容された状態において、そのケース本体122の開口がカバー123によって閉塞されると、ケース121の内部に蓄熱材65が閉じ込められる。例えば、カバー123は、液化した蓄熱材65が流通不能なようにケース本体122に固定されている。
図12に示すように、ケース本体122は、保持部58に係合する一対の係合部126を有している。各係合部126は、例えば、ケース本体122の左右方向の両端部に位置する側壁から下方に突出するように形成されている。例えば、各係合部126は、収容部124(図13参照)よりも下方に突出するように形成されている。係合部126の下端部には、保持部58の下面に係合する係合爪126Aが形成されている。係合爪126Aは、保持部58の左右方向の中心部に向かって突出するように形成されている。係合爪126Aが保持部58の下面に係合することにより、蓄熱体120が保持部58に保持される。このとき、保持部58は、カバー123(図13参照)と係合部126(係合爪126A)とによって挟み込まれる。
・上記実施形態では、保持部56を、係止部55と電線接続部54との間に設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、保持部56を、係止部55と端子接続部51との間に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、保持部56及びその保持部56に保持された蓄熱体60を、端子接続部51と電線接続部54との間に設けるようにしたが、これに限定されない。すなわち、車両側端子50の一部である保持部56に蓄熱体60を保持する構造を有していれば、保持部56の形成位置は特に限定されない。例えば、電線接続部54と上下方向に重なる位置に保持部56を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態におけるリテーナ40を省略してもよい。
・上記実施形態における電線接続部54と電線70との接続方法は圧着に限定されない。例えば、電線接続部54と電線70とをレーザ溶着、超音波溶着やボルト締結で接続するようにしてもよい。
・上記実施形態における電線70の構造は特に限定されない。例えば、電線70をバスバに具体化してもよい。
・上記実施形態では、車両Vに搭載された蓄電装置を充電するための車両側コネクタ10に設けられた車両側端子50に蓄熱体60を搭載するようにしたが、これに限定されない。例えば、車両側コネクタ10以外の車両Vに搭載されたコネクタに設けられた接続端子に対して蓄熱体60を搭載するようにしてもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
V 車両
10 車両側コネクタ
20 コネクタハウジング
30 ハウジング本体
31 嵌合部
31A フード部
31B 奥壁部
32 フランジ部
32X 取付孔
33 筒部
34 端子収容部
35 端子保持部
40 リテーナ
41 基部
42 周壁
43 端子押さえ部
44 電線保持部
45 包囲壁部
50 車両側端子
51,51A,51B 端子接続部
52 基部
53 筒状接続部
53A 弾性片
53X スリット
54 電線接続部
55 係止部
56 保持部
57 収容空間
58 保持部
60,110,120 蓄熱体
61,111,121 ケース
62,112,122 ケース本体
63,113,123 カバー
64,114,124 収容部
65 蓄熱材
70 電線
71 芯線
72 絶縁被覆
80 充電器側コネクタ
81 コネクタハウジング
82 充電器側端子
90 保持部
91 底壁
92 突出片
100 保持部
101 底壁
102 側壁
102X 凹部
104 収容空間
113A 係合部
126 係合部
126A 係合爪

Claims (9)

  1. 金属製の端子と、
    前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、
    前記端子は、
    相手端子と電気的に接続される端子接続部と、
    電線と電気的に接続される電線接続部と、
    前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、
    前記蓄熱体は、前記保持部の内部に保持されている接続端子。
  2. 金属製の端子と、
    前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、
    前記端子は、
    相手端子と電気的に接続される端子接続部と、
    電線と電気的に接続される電線接続部と、
    前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、
    前記蓄熱体は、前記保持部に保持されており、
    前記保持部は、筒状に形成されており、
    前記蓄熱体は、前記保持部の内部空間に設けられている接続端子。
  3. 金属製の端子と、
    前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、
    前記端子は、
    相手端子と電気的に接続される端子接続部と、
    電線と電気的に接続される電線接続部と、
    前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、
    前記蓄熱体は、前記保持部に保持されており、
    前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部とが並ぶ方向と交差する方向に突出する突出片を有し、
    前記保持部は、前記蓄熱体の外面に対して前記突出片を圧着することにより、前記蓄熱体を保持している接続端子。
  4. 金属製の端子と、
    前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、
    前記端子は、
    相手端子と電気的に接続される端子接続部と、
    電線と電気的に接続される電線接続部と、
    前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、
    前記蓄熱体は、前記保持部に保持されており、
    前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部との間に延びる底壁と、前記底壁に立設された側壁とを有し、
    前記蓄熱体は、前記側壁に係合する係合部を有する接続端子。
  5. 前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部との間に設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接続端子。
  6. 金属製の端子と、
    前記端子に保持された蓄熱体と、を有し、
    前記端子は、
    相手端子と電気的に接続される端子接続部と、
    電線と電気的に接続される電線接続部と、
    前記端子接続部及び前記電線接続部と一体に形成された保持部と、を有し、
    前記保持部は、前記端子接続部と前記電線接続部との間に設けられるとともに、前記電線接続部と間隔を空けて設けられており、
    前記蓄熱体は、前記保持部に保持されており、
    前記保持部に保持された前記蓄熱体は、前記蓄熱体における前記端子接続部側の端面が前記端子接続部側に露出していない状態で且つ前記蓄熱体における前記電線接続部側の端面が前記電線接続部側に露出した状態となっている接続端子。
  7. 前記蓄熱体は、
    前記保持部に保持されたケースと、
    前記ケースの内部に収容された蓄熱材と、
    を有する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の接続端子。
  8. 前記ケースは、熱膨張性を有する材料からなる請求項に記載の接続端子。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の接続端子と、
    前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、
    を有するコネクタ。
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