JP7163821B2 - 開閉器操作リングカバー - Google Patents

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Description

本発明は、電柱の上部に設置された開閉器を入切りする操作綱の端部に取付けられた操作リングに装着し使用する開閉器操作リングカバーに関する。
電柱の上部に設置された柱上開閉器(以下、開閉器と記す)は、開閉器本体に設けられた操作レバーを操作することで入・切りできる構造となっている。以下、特許文献1を参照しつつ、従来の一般的な開閉器の構造、操作概要を説明する。図7は、従来の一般的な開閉器300の構造、操作概要を説明するための図であり特許文献1の図6に対応する図である。図8は、図7の操作リング101、102廻りの図である。
図7に示すように電柱250の上部に設置された開閉器300には、開閉器300を入・切りするための操作レバー301が設けられ、操作レバー301にはそれを動かすための一対の操作綱151、152が取付けられている。一方の操作綱151が「入」操作用であり、他方の操作綱152が「切」操作用である。各操作綱151、152は、電柱250に沿うように垂下し、端部にはそれぞれ、操作具200を引っ掛けるための操作リング101、102が取付けられている。
操作リング101、102は、作業者501以外の第三者が触れるのを防止するために手の届かない高所に設置されている。操作リング101、102は、下向き矢印型の環状体であり(図8参照)、電路を閉じるべく開閉器300を「入」とする場合には、地上から作業者501が専用の操作具200を操り、操作具200の鉤部を「入」操作用の操作綱151に繋がる操作リング101に引っ掛け、操作具200を介して操作綱151を引き下げる。開閉器300を「切」とする場合も同様の操作を行う。
また開閉器300には、誤操作による感電事故等を防ぐために、「入」操作または「切」操作を行った後の操作綱151、152をロックする操作綱固定装置160が設けられている。
電柱250には、腕金、装柱バンドなどの装柱金具255の他に、図8に示すように足場ボルト260が所定の間隔で設置されている。操作リング101、102は、環状であるため、風によって揺動し、足場ボルト260に引っ掛かり開閉器300を入・切りできない事象や、操作具200を介して操作綱151、152を引き下げている途中で、操作リング101、102が足場ボルト260に引っ掛かり、開閉器300を完全に「入」、「切」できない事象が発生している。操作リング101、102には、特許文献2に示される楕円形のものもあるが、これも環状ゆえ同じ事象が発生する。
上記問題を解決するために操作リングを球形としたものが提案されている(例えば特許文献3)。特許文献3に記載の操作リングは、環状体ではないので足場ボルト260に引っ掛かり難い。
特開2007-35533号公報 特開平10-64367号公報 特開2016-116326号公報
特許文献3に記載の球形の操作リングは、従来の操作リング101、102と異なり環状ではないため電柱の足場ボルト260等に引っ掛かり難い。しかしながら既設の操作リングは、多くが特許文献1、特許文献2に示される矢印型、楕円形のものであるから、特許文献3に記載の球形の操作リングを使用するには取り換えが必要となる。また球形の操作リングを操作するには専用の操作具が必要となり、従来の操作具は使用することができない。
上記のように特許文献3に記載の球形の操作リングは、有用であるが、これを使用するには多大な費用が掛かる。また特許文献3に記載の球形の操作リングを使用する場合、既設の操作リングは不要となるためもったいない。これらのことから既設の操作リングをそのまま使用し、これに簡単な改造を施し、あるいは部材を取付けることで足場ボルト等への引っ掛かりの問題を解消することが求められている。
本発明の目的は、既設の操作リングを改良することなく取付けることが可能であり、また既設の操作具を使用し操作可能であり、操作リングが足場ボルトに引っ掛ることを防止できる開閉器操作リングカバーを提供することである。
本発明は、柱上開閉器を入切する操作綱の端部に取付けられ、操作具を引っ掛け使用する操作リングに装着し使用する開閉器操作リングカバーであって、前記操作リングの内側の空間を部分的に塞ぐカバー本体と、前記カバー本体を前記操作リングに固定する固定手段と、を備え、前記操作リングに装着されたカバー本体は、電柱に設置される足場ボルトが挿通不能に、前記操作具の鉤部が挿通可能に前記操作リングの内側の空間を塞ぐことを特徴とする開閉器操作リングカバーである。
本発明の開閉器操作リングカバーにおいて、前記カバー本体は、風が流通可能な流通路を備えることを特徴とする。
本発明の開閉器操作リングカバーにおいて、前記固定手段は、操作綱の端部に取付けられている状態の既設の操作リングに対して、ワンタッチで前記カバー本体を固定可能なことを特徴とする。
本発明の開閉器操作リングカバーにおいて、前記カバー本体は、前記操作リングに装着されたとき操作リングのリング自体には被さらない大きさであり、前記操作リングに装着された状態で、操作リングのリング自体を外部から視認可能なことを特徴とする。
本発明によれば、既設の操作リングを改良することなく取付けることが可能であり、また既設の操作具を使用し操作可能であり、操作リングが足場ボルトに引っ掛ることを防止できる開閉器操作リングカバーを提供することができる。
本発明の第1実施形態の開閉器操作リングカバー1の斜視図である。 図1の開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付けた状態の斜視図である。 図1の開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付け操作具200を引っ掛けた状態の斜視図である。 本発明の第2実施形態の開閉器操作リングカバー2の斜視図である。 図4の開閉器操作リングカバー2を操作リング101に取付けた状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態の開閉器操作リングカバー3を操作リング101に取付けた状態の正面図である。 従来の一般的な開閉器300の構造、操作概要を説明するための図である。 従来の一般的な開閉器300の構造、操作概要を説明するための図である。
図1は、本発明の第1実施形態の開閉器操作リングカバー1の斜視図である。図2は、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付けた状態の斜視図、図3は、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付け操作具200を引っ掛けた状態の斜視図である。
本発明の第1実施形態の開閉器操作リングカバー1は、図7及び図8に示す電柱250の上部に設置された柱上開閉器300を入切する操作綱151、152の端部に取付けられ、操作具200を引っ掛け使用する操作リング101、102に装着し使用する開閉器操作リングカバーである。操作リング101、102は、同じ構造からなるので、ここでは操作リング101に開閉器操作リングカバー1を取付ける場合を例として説明する。
開閉器操作リングカバー1の説明に先立ち、操作リング101及び操作具200の構造、形状を説明する。ここに示す操作リング101は、従来の操作リング101と同じ構造、形状であり、棒状の部材が正面視において下向き矢印型に形成された環状の操作リングである(図8参照)。操作リング101は、正面視において、逆三角形状部105の上に突出部107を有し、突出部107の上部108は、円弧状となっている。
操作リング101の内側の空間Vは、逆三角形状部105が形作る内側の空間Vと突出部107が形作る内側の空間Vとからなる。空間Vは、電柱250に設置される足場ボルト260の頭261の大きさよりも大きく、足場ボルト260は、逆三角形状部105を容易に通過することができる。空間Vも足場ボルト260の頭261の大きさよりも大きく、足場ボルト260は、突出部107を容易に通過することができる。
操作リング101は、側面視において平坦であり、その厚さは、操作リング101を形成する棒状部材の直径と同じである。操作綱151は、操作リング101の突出部107に結び付けられる。操作綱151の直径dは、足場ボルト260の頭261の大きさhに比較して小さい。
操作具200は、従来の操作具と同様に、棒状体211の先端部に鉤部201が取付けられてなる(図3参照)。鉤部201は、基台202上に棒状の支持部203が立設され、それに直交するように棒状の引っ掛け部204が設けられている。引っ掛け部204の先端には、引っ掛け部204の直径よりも大きい球部205が設けられている。
ここで操作綱151の直径d、操作具200の球部205の直径d、足場ボルト260の頭261の大きさhを比較すると、h>d>dである。
開閉器操作リングカバー1は、操作リング101の内側の空間Vを部分的に塞ぐカバー本体11と、カバー本体11を操作リング101に固定する固定手段51と、を備える。
カバー本体11は、正面及び背面に配置される一対の枠体21、22と、一対の枠体21、22の内側を覆う網体41、42と、一対の枠体21、22の両側面に配置され一対の枠体21、22を連結する側壁35、36とを含む。枠体21と枠体22は、同一の構造・形状を有し、網体41と網体42も同一構造・形状を有する。以下、枠体21、網体41を中心に説明する。
枠体21は、金属製の板状体であり、操作リング101を正面から見て操作リング101の内側の空間Vの上部及び下部を部分的に切り落とした外形を有し、中央は広い開口部31となっている。開口部31の形状は、枠体21の外形と相似形である。
枠体21の幅は、特に限定されるものではないが、容易に変形しない強度を備えていれば狭い方が好ましい。枠体21の幅を狭くすることで中央の開口部31を広くすることができる。中央の開口部31は、風の流通路となるため、ここを広くすることで開閉器操作リングカバー1を取付けた操作リング101が風により揺動し難くなる。
また枠体21には、固定手段51である留め具53が嵌り込む受部55が設けられている。
カバー本体11は、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に装着したとき、開閉器操作リングカバー1の上部に空間Vが、下部に空間Vができる大きさとなっている。空間Vは、足場ボルト260が挿通不能で、操作綱151が挿通可能な大きさである。空間Vは、足場ボルト260が挿通不能で、操作具200の鉤部201を挿通可能な大きさである(図2、図3参照)。
枠体21の中央の開口部31は、網体41で塞がれている。ここでは網体に金網41を使用する。金網41は、足場ボルト260及び操作具200の鉤部201が挿通不能な目開きを有し、開閉器操作リングカバー1を取付けた操作リング101が風により揺動し、足場ボルト260に衝突しても破損しない強度を有する。金網41の目開きは、足場ボルト260及び操作具200の鉤部201が挿通不能な限りにおいて広い方が、風の影響を受け難く好ましい。網体41は、枠体21に対してしっかりと固定されていればよく、固定手段は特に問われない。
カバー本体11は、正面及び背面に配置される枠体21、22の側辺27、28を連結する側壁35、36を備える。側壁35、36は、容易に変形しない強度を備えていればパンチングメタル(打ち抜き金網)を用いてもよい。一方で、カバー本体11は、上壁、底壁を備えておらず、カバー本体11の天井面及び底面は開口している。これはカバー本体11内に雨水が溜まることを防ぐためである。
側壁35、36の高さは、操作リング101の厚さと略同一であり、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に装着したとき、側面視において枠体21の表面と操作リング101、枠体22の表面と操作リング101とが面一となる。このように開閉器操作リングカバー1を操作リング101に装着したとき、側面視において開閉器操作リングカバー1と操作リング101との間の段差をなくすことで足場ボルト260が引っ掛かり難くなる。
固定手段51は、枠体22に固定されたベルト52と、ベルト52の先端部に取付けられた留め具53と、枠体21に設けられた留め具53が嵌り込む受部55とで構成される。ベルト52は、柔軟性を有し操作リング101に容易に巻き付くことができる。留め具53は、材料の弾性を利用して受部55に引っ掛ける公知のスナップフィットである。受部55は、スナップフィット53の先端の凸部(爪)54が嵌り込む凹部を有する。
固定手段51は、操作リング101の突出部107の左右にそれぞれ1カ所、逆三角形状部105の左右にそれぞれ2カ所、合計6カ所を固定する。操作リング101は、突出部107と逆三角形状部105との間が段差となっているので、突出部107及び逆三角形状部105にそれぞれに取付くように固定手段51を設けると、ずれ難く開閉器操作リングカバー1を確実に固定することができる。
ベルト52は、開閉器操作リングカバー1を操作リング101にしっかりと固定できる限りにおいて幅の狭いもの、あるいは無色透明なものが好ましい。通常、操作リング101には、入操作用の方には赤色が、切操作用の方には緑色が付されている。ベルト52が不透明な材料からなる場合、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付けたとき、ベルト52部分は操作リング101が隠れてしまうので、ベルト52の幅を不必要に広くすると操作リング101の色の視認が難しくなる。
開閉器操作リングカバー1あるいはベルト52に赤色又は緑色を付して、それぞれの色の対応した操作リング101に取付け使用する方法もあるが、このような方法では2種類の開閉器操作リングカバー1を製造する必要があり、製造コストが高くなる。
固定手段51は、開閉器操作リングカバー1を操作リング101に確実に固定することができればよく特に限定されるものではない。スナップフィット53に代えて、ボルトを使用してもよい。スナップフィット53は、ワンタッチで固定できるので、既設の操作リング101に対し現場で操作リング101を取外すことなく開閉器操作リングカバー1を簡単に固定することが可能であり好ましい。
以上からなる開閉器操作リングカバー1を操作リング101に取付けると、操作具200を引っ掛けることができる一方で、操作リング101が足場ボルト260に引っ掛かることを確実に防止することができる。また開閉器操作リングカバー1は、中央部が網体41、42であり、ここが風の通り道となるので風が吹いても揺動し難く現場で好適に使用することができる。
固定手段51にスナップフィットのようなワンタッチ式の留め具53を使用した開閉器操作リングカバー1の場合、操作綱151に取付けられた状態の操作リング101に対しても現場で、操作リング101を取外すことなく取付けることができる。また開閉器操作リングカバー1は、入用の操作リング101と切用の操作リング102とを区別することなく取付け使用することができるため使い勝手がよい。
図4は、本発明の第2実施形態の開閉器操作リングカバー2の斜視図である。図5は、の開閉器操作リングカバー2を操作リング101に取付けた状態の斜視図である。図1から図3に示す第1実施形態の開閉器操作リングカバー1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の開閉器操作リングカバー2は、第1実施形態の開閉器操作リングカバー1と基本的構成及び技術的思想を共通にし、開閉器操作リングカバー2を操作リング101に取付けたとき、操作リング101に操作具200を引っ掛けることを可能とする一方で、足場ボルト260は挿通不能とし、足場ボルト260への引っ掛かりを防止する。
開閉器操作リングカバー2は、第1実施形態の開閉器操作リングカバー1と異なりカバー本体12に一枚のパンチングメタルが使用されている。カバー本体12の正面視における外形及び外形寸法は、カバー本体11の正面視における外形及び外形寸法と同じである。このため第1実施形態の開閉器操作リングカバー1と同様に、開閉器操作リングカバー2が取付けられた操作リング101に対して、足場ボルト260は挿通不能であり、操作具200の鉤部201は挿通可能である。
本実施形態においてカバー本体12にパンチングメタルが使用されるのは、風の流通路を確保するためである。パンチングメタルの孔径は、足場ボルト260及び操作具200の鉤部201が挿通不能な大きさである。パンチングメタルは、孔径が大きく、孔径の数が多い方が風が抜け易く好ましい。このためカバー本体12に、カバー本体11と同様に一枚の枠体21とそれを塞ぐ網体41を用いてもよい。
カバー本体12の厚さは、操作リング101の厚さに比較して薄い。このため開閉器操作リングカバー2を操作リング101に取付けると、開閉器操作リングカバー1と異なり高さ方向に段差が生じる。この段差が大きくなると足場ボルト260が引っ掛かる恐れがあるので、操作リング101に取付けたとき、カバー本体12が操作リング101の高さ方向の中心に位置するように固定手段61が設けられている。
固定手段61は、ヒンジ66で連結された一対の半割れパイプ状部材67、68及び一対の半割れのパイプ状部材の端部同士を連結するための留め具63で構成される。パイプ状部材67は、一端がカバー本体12の外周縁13に固定されている。留め具63は、材料の弾性を利用して受部65に引っ掛ける公知のスナップフィット63であり、スナップフィット63は、半割れパイプ状部材68の一端に設けられている。スナップフィット63が嵌り込む受部65は、半割れパイプ状部材67の一端に設けられている。
固定手段61は、操作リング101の突出部107の左右にそれぞれ1カ所、逆三角形状部105の左右にそれぞれ1カ所、合計4カ所を固定する(図5参照)。操作リング101は、突出部107と逆三角形状部105との間が段差となっているので、突出部107及び逆三角形状部105にそれぞれに取付くように固定手段61を設けると、ずれ難く開閉器操作リングカバー2を確実に固定することができる。
固定手段61には、スナップフィット63以外のものを使用可能であること、スナップフィット63は、ワンタッチで固定できるので既設の操作リング101に開閉器操作リングカバー2を取付ける手段として好ましいことは第1実施形態の固定手段51と同じである。
半割れパイプ状部材67、68の幅、固定手段61の個数は、特に限定されるものではないが、第1実施形態のベルト52と同様に、操作リング101の色の視認に関係するので、開閉器操作リングカバー2を操作リング101にしっかりと固定できる範囲において幅が狭く、個数が少なく、材料は無色透明なものが好ましい。
以上からなる第2実施形態の開閉器操作リングカバー2は、第1実施形態の開閉器操作リングカバー1に比較して構造が単純であるから安価に製造することができる。
図6は、本発明の第3実施形態の開閉器操作リングカバー3を操作リング101に取付けた状態の正面図である。図4及び図5に示す第2実施形態の開閉器操作リングカバー2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第3実施形態の開閉器操作リングカバー3は、第2実施形態の開閉器操作リングカバー2の変形例として位置付けられるものであり、基本構成は、開閉器操作リングカバー2と同じである。
第2実施形態の開閉器操作リングカバー2を装着した操作リング101に対して、操作具200の鉤部201を引っ掛けることができる場所は、開閉器操作リングカバー2の下部にできる空間Vのみである。この点は、第1実施形態の開閉器操作リングカバー1を装着した操作リング101も同じである。
開閉器操作リングカバー2を装着した操作リング101は、足場ボルト260が挿通可能なスペースがない一方で、操作具200の鉤部201を引っ掛けることができるスペースは広い方が、操作性に優れる。この点から本発明の第3実施形態の開閉器操作リングカバー3は、カバー本体14に凹部15が設けられている。
カバー本体14の凹部15は、カバー本体14の下辺16につながるように上向きに設けられている。凹部15の幅Wは、足場ボルト260の頭261の大きさh及び操作具200の鉤部201の球部205の直径dに対して、h>W>dである。このため凹部15に操作具200の鉤部201は挿通可能な一方で、足場ボルト260は挿通不能である。
カバー本体14に凹部15を設けることで、開閉器操作リングカバー3を装着した操作リング101に操作具200を引っ掛け易くなる。さらに凹部15を設けることで風の流通路が増え、開閉器操作リングカバー3を装着した操作リング101が風の影響を受け難くなる。第3実施形態の開閉器操作リングカバー3は、第2実施形態の開閉器操作リングカバー2に凹部15を設けているが、第1実施形態の開閉器操作リングカバー1においても凹部15を設けることができる。
以上、第1から第3実施形態の開閉器操作リングカバー1、2、3を用いて説明したように本発明に係る開閉器操作リングカバーは、電柱に設置される足場ボルトが挿通不能に、また操作具の鉤部が挿通可能に操作リングの内側の空間を塞ぐので、操作リングの機能を確保しつつ操作リングが足場ボルトに引っ掛かることを防止できる。また本発明に係る開閉器操作リングカバーは、既設の操作リングを改良することなく取付け可能であり、さらに既設の操作具もそのまま使用することができるのでコストの点においても好ましい。
また本発明に係る開閉器操作リングカバーは、カバー本体が風の流通路を備えるので、風が吹いても揺動し難く現場で好適に使用することができる。また本発明に係る開閉器操作リングカバーは、スナップフィットのようなワンタッチ式の固定手段を用いることができるので、操作綱に取付けられた操作リングに対しても現場で、操作リングを取外すことなく簡単に取付けることができる。
また本発明に係る開閉器操作リングカバーは、カバー本体が操作リングに装着されたとき操作リングのリング自体には被さらない大きさであり、また固定手段の構造・構成も操作リングに装着された状態で、操作リングのリング自体を外部から視認可能に構成される。このため開閉器操作リングカバーは、入用の操作リングと切用の操作リングとを区別することなく取付け使用することができ使い勝手がよい。また入用・切用の2種類の開閉器操作リングカバーを準備する必要がないのでコストの点においても好ましい。
本発明に係る開閉器操作リングカバーは、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更して使用することができる。上記実施形態では、開閉器操作リングカバーのカバー本体に枠体と網体との組合せ、あるいはパンチングメタルを使用するが、カバー本体にスリット孔が設けられた板材を用いてもよい。
図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1、2、3 開閉器操作リングカバー
11、12、14 カバー本体
21、22 枠体
31 開口部
41、42 網体、金網
51 固定手段
52 ベルト
53 留め具
61 固定手段
62 留め具
101、102 操作リング
105 逆三角形状部
107 突出部
108 突出部の上部
151、152 操作綱
200 操作具
201 鉤部
205 球部
250 電柱
260 足場ボルト
261 足場ボルトの頭
300 柱上開閉器
501 作業者

Claims (4)

  1. 柱上開閉器を入切する操作綱の端部に取付けられ、操作具を引っ掛け使用する操作リングに装着し使用する開閉器操作リングカバーであって、
    前記操作リングの内側の空間を部分的に塞ぐカバー本体と、
    前記カバー本体を前記操作リングに固定する固定手段と、
    を備え、
    前記操作リングに装着されたカバー本体は、電柱に設置される足場ボルトが挿通不能に、前記操作具の鉤部が挿通可能に前記操作リングの内側の空間を塞ぐことを特徴とする開閉器操作リングカバー。
  2. 前記カバー本体は、風が流通可能な流通路を備えることを特徴とする請求項1に記載の開閉器操作リングカバー。
  3. 前記固定手段は、操作綱の端部に取付けられている状態の既設の操作リングに対して、ワンタッチで前記カバー本体を固定可能なことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉器操作リングカバー。
  4. 前記カバー本体は、前記操作リングに装着されたとき操作リングのリング自体には被さらない大きさであり、
    前記操作リングに装着された状態で、操作リングのリング自体を外部から視認可能なことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の開閉器操作リングカバー。
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