JP2009005668A - ネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法 - Google Patents

ネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネット蓋により閉じられた開口部を、緊急を要する非常時の混乱・緊張した状態でも、容易に、且つ、確実に開けることができるネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法を提供する。
【解決手段】開口部12を有するネット本体11に取り付けられ、開口部12を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋10と、両端を開放端とし、開口部12を塞いで取り付けたネット蓋10と本体ネット11の重なり合い部分を一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置されて、ネット蓋10と本体ネット11を重ね合わせた状態に保持すると共に、全長中央部分に、配置状態でネット蓋10と本体ネット11から識別可能な円環状部13aを有する、蓋取り付け紐13とからなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法に関し、特に、鳥の進入や球の飛び出し等を防止するネットに開けられた開口部にネット蓋を取り付けるネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法に関する。
近年、鳥(野鳥)の糞害等から製品、建物、設備、人の健康等を守ることを目的に、工場、倉庫、駐車場、集合住宅等において、鳥の入り込みを防ぐ防鳥対策が施されるようになった。また、都市部の再開発計画等においては、設計段階で鳥への対策が検討され、設計仕様に防鳥対策工事が盛り込まれるようになった。
防鳥対策は、対象となる鳥の種類、飛来数、飛来目的、建物の構造等の諸条件により様々であるが、大型の建物の天井部、壁面、開口部等、広い空間への鳥の入り込みを防止する方法としては、防止対象箇所に防鳥ネットを取り付けて、一定の空間を閉鎖する方法が最も広く採用されている。
ネットは、金属や化学繊維等を用いて形成されるが、防鳥対策用には、一般的にポリエチレン製が用いられている。現在、縒り線ネット及び単線ネットの何れも、色、線径、目合いの種類が多いことから、防鳥効果だけでなく見栄えも考慮して使用するネットを選択できることも、多く採用される理由である。
ネットを設置することは、施工効率、防鳥効果、工費面からも有効な方策であり、ゴルフ練習場や運動場に面した建物へも、球が飛び込むのを防ぐ防球を目的として、同様のネットが類似した工法で設置されることがある。
ところで、ネットを設置した場合、ネットに覆われた壁面(屋内外)や天井部等の清掃及び保守管理作業を行う際の妨げとなる。そのため、ネット設置工事では、設置したネットに、設備点検が必要な箇所、配管配線の分岐点、人の出入り箇所等、ネット内に入り込むことが必要な場所を切り取って点検口を設けることにより、対処している。
ネットに設ける点検口(ハンドホール/マンホール)のサイズは、大小様々だが、例えば、600cm四方が基本的な大きさとなり、形は、円形、四角形どちらも見かけるが、四角形が最も多く用いられている。点検口は、通常、防鳥、防球ネット本来の役割を果たすべく、ネット蓋により塞がれていると共に必要に応じて速やかに開閉できることが条件となる。
ネット蓋は、点検口を確実に塞ぐため、点検口サイズより一回り大きく形成されており、開閉方法も、次に挙げるように様々である。1.単純に四隅をネットと同素材の細いロープで縛る。2.S字金具で本体ネットの網目糸に引っ掛ける。3.カラビナに代表される開閉する金属製のフックやリングで、ネット蓋と本体ネットの網目を接続する。4.ファスナを取り付ける。5.ベルクロテープを取り付ける。これら何れの方法も、長所・短所を有しており、確定的に用いられる開閉方法は無いのが現状である。
この中で金属製のフックは、強度・耐久性に優れ、確実に二本の網目糸を保持するが、次のような短所も有する。1.使い易い大きさのものが網目サイズに比べて大きい。2.自重がネットを弛ませる。3.ネット蓋と本体ネットの隙間を無くすには、フックの数が多くなり、必然的に2.の問題を増加させる。4.3.と同様の理由で、強く張りを持たせるため、本体ネットの網目糸に強い張力が掛かる。5.時間の経過と共に金属腐食、汚れ等が原因で開閉部分に支障が生じる可能性がある。
このような開閉式開口は、点検保守作業に必要なだけでなく、建物が、劇場、ショッピングモール、遊戯施設等の公共の場として使用される場合、研究施設や集合住宅で避難経路が二方向に取れない場合、バルコニー等の開口部で避難脱出装置が開口に設置されている場合等には、非常時の避難口や消防士の突入口として、不可欠の設備となる。
避難口は、人が無理なく通り抜けられる大きさならば、基本的に点検口と同様の構造でよいが、開閉は建物の内部から行うため、ネット蓋は、本体ネットの外側へ開くか落下する構造が望ましい。現在、避難口の開閉方法や構造に法的に統一された規格は無く、施工業者が独自に工夫して設置しているのが現状であり、誰にでも簡単に開閉することができる、安全で確実な開口部開閉構造が望まれる。
しかしながら、現在、避難口や突入口としての開口部の開閉方法として採用されている、上述した方法の場合、ネット蓋を開けるためには、細紐の結びを解いたり、堅くなったフックを開いたり、テンションの掛かった網目糸からフックを素早く外したりすることが必要であるが、これらの操作を、緊急を要する非常時の混乱・緊張した状態で行うことは容易でないばかりでなく、不可能な場合さえある。また、フック等を用いた場合には、開閉するために取り付けられた紐や金具止め位置に手が届く必要となる。
この発明は、ネット蓋により閉じられた開口部を、緊急を要する非常時の混乱・緊張した状態でも、容易に、且つ、確実に開けることができるネット蓋取り付け構造及びネット蓋取り付け方法を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るネット蓋取り付け構造は、開口部を有するネットに取り付けられ、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋と、両端を開放端とし、前記開口部を塞いで取り付けた前記ネット蓋と前記ネットの重なり合い部分を一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置されて、前記ネット蓋と前記ネットを重ね合わせた状態に保持すると共に、全長中央部分に、配置状態で前記ネット蓋と前記ネットから識別可能な識別部を有する、蓋取り付け紐とからなることを特徴としている。
また、この発明に係るネット蓋取り付け方法は、開口部を有するネットに、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋を、前記開口部を塞ぐように位置合わせして取り付け、蓋取り付け紐を、両端を開放端として、前記開口部を塞いで取り付けた前記ネット蓋と前記ネットの重なり合い部分を、一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置して、全長中央部分に設けた、配置状態で前記ネット蓋と前記ネットから識別可能な識別部を、引き出し方向に位置させ、前記ネット蓋と前記ネットを重ね合わせた状態に保持することを特徴としている。
この発明によれば、開口部を有するネットに、開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋を取り付け、全長中央部分に、配置状態でネット蓋とネットから識別可能な識別部を有する蓋取り付け紐を、両端を開放端とし、開口部を塞いで取り付けたネット蓋とネットの重なり合い部分を一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置することにより、ネット蓋とネットを重ね合わせた状態に保持される。
これにより、ネット蓋により閉じられた開口部を、緊急を要する非常時の混乱・緊張した状態でも、容易に、且つ、確実に開けることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るネット蓋取り付け構造の平面説明図である。図1に示すように、ネット蓋10は、ネット部材により形成されて、本体ネット(ネット)11に開けられた開口部12を塞ぐように取り付けられており、蓋取り付け紐13の装着により本体ネット11と重ね合わせた状態に保持され、蓋取り付け紐13の抜き取りにより本体ネット11との重ね合わせが解除される。
図2は、図1の本体ネットの平面説明図である。図2に示すように、本体ネット11は、金属や化学繊維等を用いて形成されており、例えば、鳥の入り込みを防止する防鳥ネット、或いはゴルフボールや野球ボール等が飛び込むのを防ぐ防球ネットとして用いられ、建物全体やバルコニーを覆って設置されている。防鳥対策用としては、一般的に、ポリエチレン(PE)製の縒り線ネットや単線ネットが用いられる。
開口部12は、必要に応じて様々な大きさや形状に形成される。例えば、本体ネット11に覆われた壁面(屋内外)や天井部等の清掃及び保守管理作業を行うために、設備点検が必要な箇所、配管配線の分岐点、人の出入り箇所等、本体ネット11内に入り込むことが必要な場所を切り取って形成され、点検口(ハンドホール/マンホール)として機能する。この場合、例えば、一辺600cmの矩形状とする。
また、開口部12は、本体ネット11に覆われる建物が、劇場、ショッピングモール、遊戯施設等の公共の場として使用される場合、研究施設や集合住宅で避難経路が二方向に取れない場合、バルコニー等の開口部で避難脱出装置が開口に設置されている場合等には、非常時の避難口や消防士の突入口として機能する。
そして、開口部12は、通常、ネット蓋10により塞がれていると共に必要に応じて速やかに開閉できることが、設置条件となる。
この本体ネット11は、素材、単線・縒り線、角目・菱目、目糸の線径、結節の有無等ネットの仕様に関係なく、通常、防鳥や防球を目的として設置され、例えば、目合い15〜50mmの化学繊維製ネットが用いられる。また、蓋取り付け紐13は、太さ2〜6mmのロープを基本に、目糸の線径、ネット蓋10の大きさとのバランス、気象条件、設備機器の振動や送風機の影響等、設置場所の環境や使用頻度を考慮して、可能な限り細いものを使用する。
図3は、図1のネット蓋の平面説明図である。図3に示すように、ネット蓋10は、開口部12(図2参照)の上下左右に、例えば、網目3〜4目分大きくなるように、開口部12を拡大した相似形状を有し、基本的に、本体ネット11と同様の素材及び網目構造により形成されるが、本体ネット11より太い線径の目糸により形成しても良い。つまり、ネット蓋10は、開口部12を覆った際、ネット蓋10の周辺部(網目3〜4目分)が、本体ネット11の開口部12周辺に重なることになる(図1参照)。このネット蓋10には、網の絡み合いや引っ掛かり等が発生することを防止するため、周縁部に、例えば、4〜6mmφのポリエチレン(PE)製ロープからなる縁取り補強ロープ14を網付けた、縁取り処理が施されている。
また、ネット蓋10には、下辺部10aに対向する上辺部10bの網目部分と、上辺部10bの両側の側辺部10c,10dの網目部分に、例えば、二つ置きに着色部15が設けられている。なお、着色部15は、二つ置きに限らず、一つ置き或いは三つ置き以上でも良い。着色部15は、上辺部10bの長手方向略中間部分を境に、上辺部10bの一方の側辺部10c側から一方の側辺部10cと、上辺部10bの他方の側辺部10d側から他方の側辺部10dとが、異なった色で着色されている。例えば、上辺部10bの一方の側辺部10c側から一方の側辺部10cは赤色着色部15aにし、上辺部10bの他方の側辺部10d側から他方の側辺部10dは緑色着色部15bにする。
図4は、図1のネット蓋の装着状態を示す説明図である。図4に示すように、ネット蓋10は、下辺部10aが、本体ネット11の開口部12下方に、例えば、結束金具16により取り付けられており(図1参照)、本体ネット11に対し、下辺部10aを回転軸として、開口部12を塞ぐ接近状態(図中、実線参照)、或いは開口部12を開口する下方離反状態(図中、破線参照)に、上下回動する。つまり、ネット蓋10は、開口部12に対し開閉自在に、且つ、開時、開口部12が形成された開口形成部(本体ネット11の開口部12下方)に、係止保持されるように装着されている。
このネット蓋10は、蓋取り付け紐13の引き抜き時に本体ネット11の網目に引き込まれないように、十分な剛性及び形状保持性を備えることができる、ネット素材及び網目構造を選択することが必要である。
図5は、図1の蓋取り付け紐の平面説明図である。図5に示すように、蓋取り付け紐13は、例えば、本体ネット11の素材と同一の素材であるポリエチレン製の1本の紐(ロープ)からなり、開口部12を塞いで取り付けたネット蓋10と本体ネット11を重ね合わせた状態で、重ね合わせた両ネット10,11の一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けることができる、形状及び太さ(例えば、3〜6mmφ)に形成されている。
この蓋取り付け紐13は、全長中央部分に、例えば、結束リング17を用いて円環状部(識別部)13aが設けられており、両端部は、それぞれ異なった色、例えば、一方の端部13bは赤色に他方の端部13cは緑色に、着色されている。
つまり、蓋取り付け紐13は、全長中央部分を境にそれぞれの側が異なった色で区別されており、これに対応して、ネット蓋10は、蓋取り付け紐13のそれぞれの側が通り抜ける網目部分に、通り抜ける側の色に対応する着色部15を有することになる。
図6は、蓋取り付け紐に設ける引き紐の説明図である。図6に示すように、蓋取り付け紐13に、引き紐(引き部材)17を設けても良い。引き紐17は、例えば、ポリエチレン製の紐(ロープ)からなり、蓋取り付け紐13に円環状部13aを設けず、蓋取り付け紐13を全長中央部分で切断し、その両切断端部と共に、下方に延ばした状態で結束リング18により一体化する。このとき、切断した蓋取り付け紐13の一方片13dを赤色に、他方片13eを緑色に、全長中央部分に取り付けた引き紐17を黒色に、それぞれ着色しても良い。なお、引き紐17は、必要なときに用意して、直接、円環状部13aに結び付けても良い。
引き紐17の長さは、例えば、蓋取り付け紐13をネット蓋10と本体ネット11の網目から引き抜く際に、引き抜き操作を行う作業者の手が十分に届く長さとするが、開口部12が点検口等に設けられている場合は、作業者の手で握ることができる長さ(200mm程度)としても良い。つまり、長い引き紐は必要ない。
そして、蓋取り付け紐13を、両端を開放端とし、開口部12を塞いで取り付けたネット蓋10(図3参照)と本体ネット11(図2参照)を重ね合わせて、重ね合わせたネット蓋10と本体ネット11の一方の面側から他方の面側へと縫うように、網目を通り抜けさせ、ネット蓋10が本体ネット11に仮止め状態になる、裁縫における仕付け糸状態に配置する(図1参照)ことで、ネット蓋10と本体ネット11を重ね合わせた状態、即ち、開口部12をネット蓋10により塞いだ状態に保持することができる(図1参照)。
図7は、蓋取り付け紐の配置状態を示し、(a)は角部における網目の通り抜け状態説明図、(b)は全長中央部分における網目の通り抜け状態説明図である。図7に示すように、蓋取り付け紐13を、開口部12に沿って網目を通り抜けさせる際、蓋取り付け紐13は、網目を、或いは、一つ置きに拾って、ネット蓋10と本体ネット11の一方の面側から他方の面側へと通り抜ける(図7(a),図1参照)が、蓋取り付け紐13が屈曲する角部(コーナー部)においては、ネット蓋10と本体ネット11の一方の面側のみを通す(図7(a)参照)。なお、蓋取り付け紐13は、網目を、一つ置きに拾う他、二つ置き以上に拾っても良い。
この蓋取り付け紐13が網目を拾う間隔は、目合い15〜20mmでは、網目間隔(目数)は3〜4目で、ロープ径は3〜4mmが対応し、目合い25〜28mmでは、網目間隔(目数)は2〜3目で、ロープ径は4〜6mm、目合い30mmでは、網目間隔(目数)は2〜3目で、ロープ径は4〜6mm、目合い35〜50mmでは、網目間隔(目数)は1目で、ロープ径は5〜6mm、がそれぞれ対応する。
また、引き紐17との接続部分である、蓋取り付け紐13の全長中央部分においては、網目を1〜2目分空けた後、左右へ同じ目数を拾って進む。この蓋取り付け紐13の全長中央部分に設けた円環状部13aは、蓋取り付け紐13を引き抜くときの引き出し方向、即ち、重ね合わせた本体ネット11とネット蓋10の一方の面側(本体ネット11側)、或いは他方の面側(ネット蓋10側)に、位置させておく。これにより、設置した本体ネット11の内側或いは外側の何れの側からも蓋取り付け紐13を引き抜くことができる。
このように、蓋取り付け紐13は、両端を開放端とし、重ね合わせたネット蓋10と本体ネット11の一方の面側から他方の面側へと網目を縫うように通り抜けさせた、裁縫における仕付け糸状態に配置されているので、円環状部13aに指を掛け或いは引き紐17を掴んで引き出すことにより、容易に、ネット蓋10と本体ネット11の網目から引き抜いて、ネット蓋10と本体ネット11から離脱させることができる。
なお、蓋取り付け紐13は、端部に解れ止めのための加熱処理を施すと共に、ネット蓋10が本体ネット11に仮止め状態になる、仕付け糸状態に配置した状態で、ネット蓋10の下辺部10aより200〜300mm程長くなる長さとする。これにより、結びつけることが不要になり、高い所に設置されていても、容易に手が届く。
図8は、図6の引き紐の操作状況を示す説明図である。図8に示すように、引き紐17は、本体ネット11及びネット蓋10の設置状態に対し、引き抜き操作を行う作業者Pが、例えば、45度以上の角度を有して引き出すことができるように取り付ける(図中、実線参照)。引き紐17の引き出し角度が40度以下の場合、本体ネット11とネット蓋10が重なった部分で摩擦力が大きくなり、引き紐17が引き出し難くなる。
このため、例えば、脱出シュート19が設置されているバルコニーBを覆って本体ネット11が装着されており、バルコニーBの奥行きが狭いため、引き紐17の引き出し角度が40度以下になる場合は、バルコニーBの天井部に、引き出し角度を変えるための係止部材、例えば、係止フック20aや円筒部材20b等を取り付けて、引き紐17の引き出し角度が45度以上になるようにし(図中、破線参照)、引き紐17と、本体ネット11及びネット蓋10の目糸との抵抗を軽減して容易に引き抜くことができるようにする。
次に、ネット蓋10を本体ネット11の開口部12を塞いで取り付けるネット蓋取り付け方法を説明する。
先ず、開口部12を有する本体ネット11(図2参照)に、ネット蓋10(図3参照)を、開口部12を塞ぐように位置合わせして取り付ける。開口部12を塞ぐように位置合わせしたネット蓋10は、下辺部10aを、本体ネット11の開口部12下方に、結束金具14により回動可能に取り付けられる。
続いて、蓋取り付け紐13の一方の端部13b(赤色)を先頭にして、ネット蓋10の上辺部10bの長手方向略中間部分から、赤色着色部15aを目印に、上辺部10bの一方の側辺部10c側を経て一方の側辺部10cへ、ネット蓋10と本体ネット11の重なり合い部分を、一方の面側から他方の面側へと二つ置き(或いは一つ置きや三つ置き以上)で網目を縫うように通り抜けさせて、ネット蓋10が本体ネット11に仮止め状態になる、裁縫における仕付け糸状態に配置する。これにより、蓋取り付け紐13の一方の端部13b(赤色)側は、ネット蓋10の一方の側辺部10c側(赤色着色部16a)に位置する。
同様に、蓋取り付け紐13の他方の端部13c(緑色)を先頭にして、ネット蓋10の上辺部10bの長手方向略中間部分から、緑色着色部15bを目印に、上辺部10bの他方の側辺部10d側を経て他方の側辺部10dへ、ネット蓋10と本体ネット11の重なり合い部分を、一方の面側から他方の面側へと二つ置き(或いは一つ置きや三つ置き以上)で網目を縫うように通り抜けさせて、ネット蓋10が本体ネット11に仮止め状態になる、裁縫における仕付け糸状態に配置する。これにより、蓋取り付け紐13の他方の端部13c(緑色)側は、ネット蓋10の他方の側辺部10d側(緑色着色部16b)に位置する。
このとき、蓋取り付け紐13の引き紐17を、蓋取り付け紐13を引き抜くときの引き出し方向(本体ネット11の内側或いは外側)に位置させておく。付け紐13を設けない場合は、円環状部13aを引き出し方向にU字状に飛び出させておく。なお、一方の端部13b(赤色)と他方の端部13c(緑色)が拾う網目の数は、同数とし、円環状部13aを境に左右均等になるようにする。
これにより、ネット蓋10を本体ネット11の開口部12を塞いだ状態に保持することができる。また、蓋取り付け紐13を仕付け糸状態に配置する際も、赤色或いは青色を目印に通していけば良いので、簡単・確実に紐通し作業ができる。
一方、ネット蓋10を本体ネット11から外して開口部12を露出させる場合を説明する。
図9は、蓋取り付け紐のネット蓋配置状態の説明図である。図9に示すように、ネット蓋10が本体ネット11の開口部12を塞いだ状態に保持されているとき、蓋取り付け紐13は、ネット蓋10の上辺部10b及び両側辺部10c,10dに沿って、恰も、裁縫における仕付け状態に配置されている。
このため、付け紐17(或いは円環状部13a)を、ネット蓋10から引き出すことにより、付け紐17(或いは円環状部13a)の移動に連れて、ネット蓋10及び本体ネット11に仕付け状態に配置されていた蓋取り付け紐13は、両端部13b,13c側双方が略同時に、ネット蓋10の上辺部10bの長手方向略中間部分に向かって移動する(図中、矢印参照)。そして、蓋取り付け紐13は、ネット蓋10の上辺部10bの長手方向略中間部分から抜き取られる。
蓋取り付け紐13が、仕付け状態に配置されているネット蓋10及び本体ネット11から抜き取られることにより、本体ネット11の開口部12を塞いだ状態に保持されていたネット蓋10は、本体ネット11との結合が解除されて、下辺部10aを回動軸として下方へ回動し、開口部12が露出する。
従って、ネット蓋10は、本体ネット11との間で、蓋取り付け紐13を、恰も、裁縫における仕付け糸状態に配置することにより、本体ネット11の開口部12を塞いだ状態に保持することができ。一方、裁縫における仕付け糸状態に配置された蓋取り付け紐13は、容易に引き出すことができるので、蓋取り付け紐13をネット蓋10及び本体ネット11から抜き取ることにより、ネット蓋10と本体ネット11の結合を解除して開口部12を露出させることができる。
図10は、ネット蓋取り付け構造の他の例を示し、(a)は開口部の説明図、(b)はネット蓋取り付け状態の説明図である。図10に示すように、ネット蓋10を、本体ネット11の開口部12(図2参照)ではなく、壁面21の開口部22((a)参照)に取り付けても良い。
この開口部22は、例えば、コンクリート、金属、合板等からなる壁面21に設けられている他、天井部等に設けられていても良く、開口部22が設けられた壁面21(開口形成部)には、開口部22を取り囲んで複数の環状部材(例えば、アイボルトやアイストラップ等)23が配列されている((a)参照)。
そして、ネット蓋10を、開口部12を塞ぎ壁面21に重ね合わせて取り付けて、各環状部材23をネット蓋10の網目を通り抜けて露出させ、蓋取り付け紐13を、両端を開放端とし、ネット蓋10から露出させた各環状部材23を連続して通り抜けさせて、ネット蓋10が本体ネット11に仮止め状態になる、裁縫における仕付け糸状態に配置する。これにより、ネット蓋10は、壁面21に重ね合わせた状態に保持される。
なお、蓋取り付け紐13の一方の端部13b(赤色)側は、ネット蓋10の一方の側辺部10c側(赤色着色部15a)に位置し、他方の端部13c(緑色)側は、ネット蓋10の他方の側辺部10d側(緑色着色部15b)に位置する等、その他の構成及び作用は、ネット蓋10を本体ネット11に仕付け糸状態に配置する場合と同様である。
また、上述した、蓋取り付け紐13を、ネット蓋10と本体ネット11を仮止めする、裁縫における仕付け糸状態に配置する方法は、ハトメ加工を施した養生シートやメッシュシートを仮固定する場合にも、ハトメ部分を重ねた状態で行うことにより、適用することができる。
このように、一本のロープ(蓋取り付け紐13)で本体ネット11とネット蓋10を簡潔、且つ、確実に重ね合わせた状態に保持し、また、引き紐17を一方向へ引くだけで、一度に左右の仮止め状態から引き抜くことができ、ネット蓋10を速やかに開放することができる。即ち、バルコニー等に設置された防鳥・防球用のネット(本体ネット11)に開けられた、避難口・脱出口等に臨む開口部12を、ネット蓋10で塞ぎ或いはネット蓋10を外して露出することが、簡便、迅速、安価に、且つ、専門的な技術、知識を必要とせずに、行うことができる。
また、本体ネット11が、水平・垂直・斜めの何れの方向に設置された場合でも、使用することができ、平時は、ロープの端部を金物等で固定したり結び付けること無く、常に、フリー状態でネット蓋10を保持することができる。
従って、細紐の結びを解いたり、堅くなったフックを開いたり、テンションの掛かった網目糸からフックを素早く外したりすることなく、ネット蓋10により閉じられた開口部12を、緊急を要する非常時の混乱・緊張した状態でも、容易に、且つ、確実に開けることができる。よって、ネット蓋10による、ネット内の配線・配管、照明、音響、空調設備等の点検口の開閉を行う際に、作業効率を向上させると共に経費を節減することができる。
なお、略年間一度の設備更新時に使用する、変電所や工場等の大型点検・搬入用開口部に設置したネットの場合には、通す網目をそれぞれ変えて、2方向、3方向から蓋取り付け紐13を挿入することにより、装着したネット蓋10のより確実な保持力を得ることが可能であり、ネット蓋10の開放時の作業手順も、網付け方法や金物部材を用いた固定方法に比べ格段に簡略化される。
また、天然素材のネットの場合、蓋取り付け紐13の素材をネットと同一素材とすることにより対応可能である。この際、耐久性、設置条件を考慮し、日常の点検、短周期の定期点検を実施する。
この発明の一実施の形態に係るネット蓋取り付け構造の平面説明図である。 図1の本体ネットの平面説明図である。 図1のネット蓋の平面説明図である。 図1のネット蓋の装着状態を示す説明図である。 図1の蓋取り付け紐の平面説明図である。 蓋取り付け紐に設ける引き紐の説明図である。 蓋取り付け紐の配置状態を示し、(a)は角部における網目の通り抜け状態説明図、(b)は全長中央部分における網目の通り抜け状態説明図である。 図6の引き紐の操作状況を示す説明図である。 蓋取り付け紐のネット蓋配置状態の説明図である。 ネット蓋取り付け構造の他の例を示し、(a)は開口部の説明図、(b)はネット蓋取り付け状態の説明図である。
符号の説明
10 ネット蓋
10a 下辺部
10b 上辺部
10c,10d 側辺部
11 本体ネット
12 開口部
13 蓋取り付け紐
13a 円環状部
13b 一方の端部
13c 他方の端部
13d 一方片
13e 他方片
14 縁取り補強ロープ
15 着色部
15a 赤色着色部
15b 緑色着色部
16 結束金具
17 引き紐
18 結束リング
19 脱出シュート
20a 係止フック
20b 円筒部材
21 壁面
22 開口部
23 環状部材
B バルコニー
P 作業者

Claims (7)

  1. 開口部を有するネットに取り付けられ、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋と、
    両端を開放端とし、前記開口部を塞いで取り付けた前記ネット蓋と前記ネットの重なり合い部分を一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置されて、前記ネット蓋と前記ネットを重ね合わせた状態に保持すると共に、全長中央部分に、配置状態で前記ネット蓋と前記ネットから識別可能な識別部を有する、蓋取り付け紐と
    からなることを特徴とするネット蓋取り付け構造。
  2. 開口部を有すると共に前記開口部を取り囲んで複数の環状部材が配列された壁面に取り付けられ、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋と、
    両端を開放端とし、前記開口部を塞ぎ前記壁面に重ね合わせて取り付けた前記ネット蓋の網目を通り抜けて露出させた前記各環状部材を、連続して通り抜けさせた仕付け糸状態に配置されて、前記ネット蓋を前記壁面に重ね合わせた状態に保持すると共に、全長中央部分に、配置状態で前記ネット蓋から識別可能な識別部を有する、蓋取り付け紐と
    からなることを特徴とするネット蓋取り付け構造。
  3. 前記蓋取り付け紐は、全長中央部分を境にそれぞれの側が異なった色で区別され、
    前記ネット蓋は、前記蓋取り付け紐のそれぞれの側が通り抜ける網目部分に、通り抜ける側の色に対応する着色部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のネット蓋取り付け構造。
  4. 前記ネット蓋は、前記開口部に対し開閉自在に、且つ、開時、前記開口部が形成された開口形成部に係止保持されるように装着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のネット蓋取り付け構造。
  5. 前記蓋取り付け紐は、前記識別部に、前記蓋取り付け紐を引き出すための引き部材を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のネット蓋取り付け構造。
  6. 開口部を有するネットに、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋を、前記開口部を塞ぐように位置合わせして取り付け、
    蓋取り付け紐を、両端を開放端として、前記開口部を塞いで取り付けた前記ネット蓋と前記ネットの重なり合い部分を、一方の面側から他方の面側へと網目を通り抜けさせた仕付け糸状態に配置して、全長中央部分に設けた、配置状態で前記ネット蓋と前記ネットから識別可能な識別部を、引き出し方向に位置させ、前記ネット蓋と前記ネットを重ね合わせた状態に保持する
    ことを特徴とするネット蓋取り付け方法。
  7. 開口部を有すると共に前記開口部を取り囲んで複数の環状部材が配列された壁面に、前記開口部を塞ぐ形状を有するネット部材からなるネット蓋を、前記開口部を塞ぐように位置合わせして取り付け、
    蓋取り付け紐を、両端を開放端として、前記開口部を塞ぎ前記壁面に重ね合わせて取り付けた前記ネット蓋の網目を通り抜けて露出させた前記各環状部材を、連続して通り抜けさせた仕付け糸状態に配置して、全長中央部分に設けた、配置状態で前記ネット蓋から識別可能な識別部を、引き出し方向に位置させ、前記ネット蓋を前記壁面に重ね合わせた状態に保持する
    ことを特徴とするネット蓋取り付け方法。
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