JP7163123B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティシステムに係り、特に、簡易な設備で構築することができ、セキュリティレベルを維持しながら、警備員の巡回を円滑におこなうのに好適なセキュリティシステムに関する。
近年、セキュリティ意識の高まりから、企業のオフィスなどに設置し、要員の持つ入退室をセキュリティカードにより管理し、監視カメラにより侵入者を撮像したり、侵入者をセンサにより検知し、ネットワークを介して、セキュリティ会社やセキュリティ管理者などに通知するセキュリティシステムが普及してきている。
例えば、特許文献1には、既存の固定電話を用いた監視システムが開示されている。特許文献1では、センサや監視カメラがイベントを検出すると、それが親機に通知され、親機は、カメラに対して録画指示をおこなったり、スマートフォンに対して警告情報を通知する。
特開2016-100791号公報
上記従来技術に記載されたセキュリティシステムでは、既存の固定電話をセキュリティシステムの一部に組み込み、安価に使い勝手がよく、セキュリティを向上できるとしている
しかしながら、上記従来技術は、巡回する警備員との連携については、考慮されていない。警備員は、オフィスの不審な侵入者とは区別して扱わなければならないのは当然ではある。警備員の巡回時に、警報発令を抑止しないと、人感センサなどに警備員自身が引っかかってしまうので、警報発令を抑止する必要があるが、警報発令を抑止すると、その分のセキュリティレベルが下がる結果になる。また、警備員の巡回時に、一時的にセキュリティを無効化するなどの特別のオペレーションをすると、そのオペレーションのため、警備のコストがかかるという問題がある。
本発明の目的は、簡易な設備で構築することができ、コストを増加させることなく、セキュリティレベルを維持しながら、警備員の巡回を円滑におこなうのに好適なセキュリティシステムを提供することにある。
本発明のセキュリティシステムは、好ましくは、電話機からの音声入力により、電話機に警報を発令させるセキュリティシステムであって、各々の電話機のセキュリティモードと、警報モードを制御するセキュリティ管理装置と、電話機とセキュリティ管理装置との回線交換をおこない、電話機とセキュリティ管理装置との呼を確立する構内交換機とを有し、セキュリティ管理装置は、あるイベントの発生により、電話機のセキュリティモードを設定し、セキュリティモードにある電話機と、構内交換機を介して呼を確立し、電話機からの音声入力により、セキュリティ管理装置は、電話機の警報を発令させて、警告音を発生させるようにしたものである。
また、より詳しくは、さらに、警備員の保持する携帯端末を有し、携帯端末は、交換機に設置されたアクセスポイントを介して、セキュリティ管理装置と接続され、携帯端末は、警備員の操作によって巡回音を発生し、セキュリティ管理装置は、巡回音に関する情報を保持し、セキュリティ管理装置は、電話機から巡回音が入力されたときには、音声が入力された電話機が含まれる一定の場所にある電話機の警報モードを警報抑止とし、警報モードが警報抑止とされた電話機は、警報を発令させないようにしたものである。
本発明によれば、簡易な設備で構築することができ、コストを増加させることなく、セキュリティレベルを維持しながら、警備員の巡回を円滑におこなうのに好適なセキュリティシステムを提供することができる。
セキュリティシステムの全体構成図である。 セキュリティ管理装置の機能構成図である。 セキュリティ管理装置のハードウェア・ソフトウェア構成図である。 電話機警報管理テーブルの一例を示す図である。 巡回音情報テーブルの一例を示す図である。 環境音情報テーブルの一例を示す図である。 セキュリティシステムの一連の処理を示すシーケンス図である。 セキュリティ装置の処理を示すフローチャートである。 セキュリティモードと警報モードの状態遷移図である。 セキュリティ装置の処理と音に関するデータフローを表す図である。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図10を用いて説明する。
先ず、図1ないし図3を用いてセキュリティシステムの構成について説明する。
セキュリティシステムは、図1に示されるように、セキュリティ管理装置100、構内交換機(PBX:Private Branch eXchanger)10、電話機200が、相互に通信できるように接続された形態である。
そして、セキュリティ管理装置100と構内交換機10とは、ネットワーク3により接続され、構内交換機10と電話機200は、内線接続15されている。ネットワーク3は、LAN(Local Area Network)でもよいし、インターネットなどのグローバルネットワークでもよい。
また、構内交換機10は、AP(Access Point)5を備えており、無線により警備員1の保持するスマートフォン300と通信できるようになっている。無線通信の規格は、例えば、近距離無線通信のIEEE802.11a/b/g/n/acなどによる。構内交換機10は、また、公衆回線25により、外部の通信機器と接続されるようになっている。
セキュリティ管理装置100は、このセキュリティシステムのセキュリティを管理する装置であり、特に、電話機200が警報を発する制御をおこなう装置である。本実施形態のセキュリティ管理装置100は、発着信機能を有し、構内交換機10を介して、電話機200との発着信がおこなえるようになっている。
構内交換機10は、電話機200、スマートフォン300、セキュリティ管理装置100、外部の通信機器間の回線交換をおこなう装置である。
本実施形態では、セキュリティシステムを設置する企業体に、構内交換機10が設置され、フロア1に、電話機11(200)、電話機12(200)、…、電話機1m(200)が設置され、フロアnに、複数の電話機n1(200)、電話機n2(200)、…、電話機nl(200)が設置されているものとする。ここで、m、n、lは、1以上の整数である。
電話機200は、受話器を取り上げなくても、本体のマイクから音声の入力ができ、本体のスピーカから音声出力ができる、いわゆるハンズフリー機能を有するものとする。
また、フロア1、…、フロアnを、巡回する警備員1は、スマートフォン300を保持しており、構内交換機10を介して、セキュリティ管理装置100と通信できるようになっている。スマートフォン300には、セキュリティ管理装置100から連絡を受け、特定の電話機200の位置を表示したり、巡回中に巡回音を発したり、セキュリティ管理装置100に現在の位置を通知する警備員アプリケーションがインストールされている。警備員1が保持する装置は、名称によらず、セキュリティ管理装置100と通信でき、インテリジェントな他の携帯端末、例えば、携帯電話機、タブレット、ノート型パソコンであってもよい。
次に、図2を用いてセキュリティ管理装置100の機能構成について説明する。
セキュリティ管理装置100は、図2に示されるように、モード制御部110、発着信制御部120、警報制御部130、音声判定部140、位置通知部150、録音部160、記憶部170の機能部を有する。
モード制御部110は、安全を確保する環境のセキュリティモード(詳細は、後述)とノンセキュリティモードの制御をする機能部である。発着信制御部120は、セキュリティ管理装置100から電話機200の発着信の制御をする機能部である。警報制御部130は、電話機200から発せられる警報の発令に関する制御をする機能部である。音声判定部140は、電話機200のマイクから入力される音声の種別を判定する制御部である。位置通知部150は、不審音を検知した電話機200の位置を警備員1の保持するスマートフォン300に通知する機能部である。録音部160は、電話機200から入力される音声を録音する機能部である。記憶部170は、セキュリティ管理装置100で扱われるデータを保持する機能部である。
記憶部170には、電話機警報管理テーブル400、セキュリティ履歴410、巡回音情報テーブル420、環境音情報テーブル430の各データが格納されている。
電話機管理テーブル400は、電話機200の警報に関する情報を管理するテーブルである。セキュリティ履歴410は、セキュリティシステムで取得される履歴である。セキュリティ履歴410には、電話機200から入力される音を録音した録音データ、警報制御や保守員にした通知、セキュリティ管理装置100から入力された入力コマンドなどの履歴が含まれる。巡回音情報テーブル420は、警備員1の巡回のときにスマートフォン300から発せられる巡回音(詳細は、後述)の情報を保持するテーブルである。環境音情報テーブル430は、セキュリティシステムの安全を確保する環境下で通常発せられる音の情報を保持するテーブルである。
なお、各種テーブルの詳細については、後に詳述する。
次に、図3を用いてセキュリティ管理装置100のハードウェア・ソフトウェア構成について説明する。
セキュリティ管理装置100のハードウェア構成としては、例えば、図3に示されるようなパーソナルコンピュータのような一般的な情報処理装置で実現される。
セキュリティ管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)502、主記憶装置504、ネットワークI/F506、表示I/F508、入出力I/F510、補助記憶I/F512が、バスにより結合された形態になっている。
CPU502は、セキュリティ管理装置100の各部を制御し、主記憶装置504に必要なプログラムをロードして実行する。
主記憶装置504は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU502が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。
ネットワークI/F506は、ネットワーク3と接続するためのインタフェースである。
表示I/F508は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置520を接続するためのインタフェースである。
入出力I/F510は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図3の例では、キーボード530とポインティングデバイスのマウス532が接続されている。
補助記憶I/F512は、HDD(Hard Disk Drive)550やSSD(Solid Sate Drive)などの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
HDD550は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。セキュリティ管理装置100には、モード制御プログラム551、発着信制御プログラム552、警報制御プログラム553、音声判定プログラム554、位置通知プログラム555、録音プログラム556がインストールされている。
モード制御プログラム551、発着信制御プログラム552、警報制御プログラム553、音声判定プログラム554、位置通知プログラム555、録音プログラム556は、それぞれCPU502で実行されることにより、モード制御部110、発着信制御部120、警報制御部130、音声判定部140、位置通知部150、録音部160の機能を実現するプログラムである。
HDD550には、また、電話機警報管理テーブル400、セキュリティ履歴410、巡回音情報テーブル420、環境音情報テーブル430が記憶されている。
次に、図4ないし図6を用いてセキュリティ管理装置100で用いられるデータ構造について説明する。
電話機警報管理テーブル400は、電話機200の警報に関する情報を管理するテーブルであり、図4に示されるように、装置ID400a、場所400b、内線番号400c、セキュリティモード400d、警報モード400e、警報モード設定時刻400fの各フィールドを有する。
装置ID400aは、電話機200を一意に識別する識別子を格納するフィールドである。場所400bは、その電話機200が設置された場所を示す情報を格納するフィールドである。内線番号400cは、構内交換機10を介しての内線通話をおこなうときの内線番号を格納するフィールドである。セキュリティモード400dは、セキュリティモードかノンセキュリティモードかを示すフラグを格納するフィールドである。警報モード400eは、その電話機200の現在の警報に関するモードを格納するフィールドである。電話機200の警報に関するモードには、「警報待機」、「警報抑止」、「警報発令中」がある。「警報待機」は、電話機200から不審音が入力されたときに、警報を発令するモードである。「警報抑止」は、電話機200から不審音が入力されたときでも、警報を抑止するモードである。「警報発令中」は、電話機200から不審音が入力され、警報を発令しているモードである。警報モード400eのフィールドは、システムがセキュリティモードのときに有効になる。警報モード設定時刻400fは、警報モード400eの値を新規に設定した時刻が格納される。
巡回音情報テーブル420は、警備員1の巡回のときにスマートフォン300から発せられる巡回音の情報を保持するテーブルであり、図5に示されるように、音源ID420a、音源データ420b、登録日420cの各フィールドを有する。
音源ID420aは、巡回音を一意に識別する識別子を格納するフィールドである。音源データ420bは、巡回音を表現する音源データを格納するフィールドである。音源データ420bは、巡回音の特定周波数を表すデータであってもよいし、wavファイルのファイル名などの音源ファイルに関するデータであってもよい。登録日420cは、その巡回音の登録日を格納するフィールドである。
警備員1は、スマートフォン300を保持しており、警備の巡回勤務のときに、スマートフォン300にインストールされている警備員アプリケーションを操作して、スマートフォン300から巡回音を発生させながら、現場を巡回することを義務付けられているものとする。
環境音情報テーブル430は、セキュリティシステムの安全を確保する環境下で通常発せられる音の情報を保持するテーブルであり、図6に示されるように、音源ID430a、音源データ430b、登録日430cの各フィールドを有する。
音源ID430aは、環境音を一意に識別する識別子を格納するフィールドである。音源データ430bは、環境音を表現する音源データを格納するフィールドである。音源データ430bは、環境音の特定周波数を表すデータであってもよいし、wavファイルのファイル名などの音源ファイルに関するデータであってもよい。登録日430cは、その環境音の登録日を格納するフィールドである。
環境音とは、セキュリティシステムの安全を確保する場所に関して、不審者の侵入などではなく、周囲の環境によって発せられる音である。環境音とは、例えば、空調の動作音、付近の工事現場からの音、交通に関する自動車や電車からの通行音などである。
次に、図7ないし図10を用いてセキュリティシステムの処理について説明する。
先ず、図7を用いてセキュリティシステムの一連の処理について説明する。
フロアの最終退場者は、電話機200により、退場前に決められた特定内線番号に発信する(A01、A02)。
特定内線番号に発信があったとき、構内交換機10を介して、セキュリティ管理装置100に着信する。セキュリティ管理装置100は、セキュリティモードの設定をおこなう(S01、図9のE01)。
例えば、フロア1の電話機200から着信があったときには、そのフロア1の全ての電話機(11~1m)200をノンセキュリティモードからセキュリティモードにする(図9のE01)。
その後、セキュリティ管理装置100とフロア1の電話機(11~1m)200と呼が確立される(A03、A04)。
フロア1の電話機(11~1m)200の警報モードは、初期値として、警報待機に設定される。
電話機(11~1m)200と呼が確立されると、オンフックで電話機(11~1m)200とセキュリティ管理装置100が通話状態となり、電話機(11~1m)200のマイクから音声入力が可能になり、スピーカから音声出力が可能となる。
一方、警備員1がスマートフォン300を保持して、現場の警備の巡回勤務のときに、スマートフォン300にインストールされている警備員アプリケーションを操作して、スマートフォン300から巡回音を発生させている(S40)。
このような状態下で、通話状態にある電話機(11~1m)のマイクから音声入力がされ(A30)、セキュリティ管理装置100に送信される(A05、A06)。
セキュリティ管理装置100は、送信されてきた音声により音声判定をおこなう(S02)。
セキュリティ管理装置100が、音声判定の結果、図5に示した巡回音情報テーブル420に登録されている巡回音(周波数、特定の音源パターン)が含まれているときには、フロア1の電話機(11~1m)200の警報モードを、警報待機から警報抑止に書き換える(S03、図9のE03:M1→M0)。
また、セキュリティ管理装置100が、音声判定の結果、図5に示した情報テーブル420に登録されている巡回音が含まれておらず、その他の音声が図6に示した環境音情報テーブル430に登録された環境音(周波数、特定の音源パターン)のみのときには、警報モードは書き換えない。
また、セキュリティ管理装置100が、音声判定の結果、図5に示した情報テーブル420に登録されている巡回音と、図6に示した環境音情報テーブル430に登録された環境音以外の音が存在するときには、その音を不審音とみなして、警報モードを警報発令中と書き換える(S03、図9のE07:M1→M2)。
セキュリティ管理装置100が、音声判定の結果、不審音が存在するときでも、電話機200の警報モードが、警報抑止のときには、警備員が巡回中であるときに発生した音であるとして、警報発令はおこなわない。
警報モードを警報発令中と書き換えたときには、不審音を検知した電話機200から警告音を発生させる(A07、A08)。
また、セキュリティ管理装置100は、警備員アプリケーションを起動させているスマートフォン300に対して、不審音を検知した電話機200の位置を通知する(A09、A10)。
現場に駆けつけた警備員1は、現場を観察し、不審者の特定などの必要なセキュリティ行動をとり、それが終了すると、警備員アプリケーションにより、警告音停止の指令を、セキュリティ管理装置100に送信する(A11、A12)。
セキュリティ管理装置100は、警告音停止の指令を受け、不審音を検知した電話機200の警報モードを、警報発令中から警報待機に書き換える(S05、図9のE05:M2→M1)。
一方、巡回音を検知し、フロア1の電話機(11~1m)200の警報モードを警報抑止に書き換えたときに、警備員1が去って、巡回音を検知しなくなってときには、一定時間経過後に(A40)、フロア1の電話機(11~1m)200の警報モードを、警報抑止から警報待機に書き換える(S03、図9のE04:M0→M1)。ここで、一定時間とは、セキュリティを確保でき、警備の実用上も問題ない時間であり、例えば、30秒程度とする。
最後に、勤務日の出社時間(実用上は、出社時間の少し前)になったときには(S06)、セキュリティシステムを動作させる必要がなくなるため、セキュリティを解除し、全てのフロアの電話機200のセキュリティモードをノンセキュリティモードにする(S07、図9のE02)。
そして、セキュリティ管理装置100は、通話状態にある電話機の呼を切断する(A13、A14)。
セキュリティモードが設定され、対象となる電話機200とセキュリティ管理装置100に呼が確立されているときに、外部から着信があったときには(A20)、構内交換機10は、自動応答機能により、「本日の営業は終了しました」等の応答をおこなう(S04)。
なお、上記の処理の流れでは、セキュリティモードの設定のイベントを、特定内線番号の着信、ノンセキュリティモードの設定のイベントを、出社時間がくることにしたが、セキュリティ管理装置100の管理画面上から設定するようにしてもよい。また、入退室カード管理システムと連動するようにしてもよい。
また、警報発令の停止を、スマートフォン300の指令によりおこなうようにしたが、セキュリティ管理装置100の管理画面上から設定できるようにしてもよい。
セキュリティ管理装置100の管理画面上に、指定したフロアの全ての電話機200、あるいは、全てのフロアの全ての警報モードが表示されるようにしてもよい。
次に、図8を用いてセキュリティ管理装置の処理について説明する。
先ず、特定内線番号から着信があるまで、ループして待機し(S100:NO)、特定内線番号から着信があるときには(S100:YES)、S101に進む。
特定内線番号から着信があったときには、特定内線番号を発信した電話機200のフロアのセキュリティモードを設定し、特定内線番号を発信した電話機200のフロアの電話機200の全てと呼を確立し、通話状態にする(S101)。
音声を受信するまで、ループして待機し(S102:NO)、音声を受信したときには(S102:YES)、音声を録音し(S103)、セキュリティ履歴410に格納する。
次に、音声を受信したときには、音声判定をおこない(S104)、図5に示した情報テーブル420に登録されている巡回音(周波数、特定の音源パターン)が含まれているときには(S105:YES)、音声を受信した電話機のフロアの電話機200の警報モードを、警報待機から警報抑止に書き換え(S107、図9のE03:M1→M0)、S102に戻る。
巡回音が含まれていないときには(S105:NO)、S106に進む。
巡回音、図6に示した環境音情報テーブル430に登録された環境音以外の音(不審音)が含まれているときには(S106:YES)、その音を検知した電話機200の警報モードが、警報待機のときには(S108:YES)、その音を検知した電話機200の警報モードを、警報発令中に書き換え(図9のE07:M1→M2)、警告音発生を指令する(S109)。
その音を検知した電話機200の警報モードが、警報待機以外のときには、S102に戻る。
S109の次に、セキュリティ管理装置100は、警備員アプリケーションを起動させているスマートフォン300に対して、不審音を検知した電話機200の位置を通知する(S110)。
そして、S102に戻る。
次に、図10を用いてセキュリティ装置の処理と音に関するデータフローについて説明する。
電話機200に音声入力があった場合には(S200)、録音をおこない録音データ610として格納する。また、同時に入力された音声と、環境音、巡回音との比較を行い(S201)、環境音や警報音源以外の音が含まれていれば、不審音して、警報発令を行う(S206)。警報発令は、不審音が入力された電話機のスピーカを使って、警告音を発生させることにより行う。
警報発令時は、警報発令中の電話機の位置を構内交換機10のアクセスポイント5経由で、警備員1のスマートフォン300に通知する(S205)。
警備員1は、警報を発令されたフロアの確認後に、スマートフォン300から警告音の停止を行う。
警告音の停止は、構内交換機10のアクセスポイント5を経由して、警報制御部130に伝えられ、警報発令が停止される
警備員1が巡回する場合には、警備員1は警報を抑止化する巡回音をスマートフォン300から発生させることができる。警備員1は、巡回に出発する前に、警備員アプリケーションに巡回音源の登録を行う。また、複数の巡回音源からランダムに選択することにより、セキュリティレベルを向上できることが期待される。
そして、同時に入力された音声と、環境音、巡回音との比較を行い(S201)、巡回音が含まれているときには(S204)、音声が入力された電話機200と同じフロアの電話機200の警報を抑止する。
録音された音声データは、警報音と環境音をフィルタして再生することができる(S202)。それにより、管理者は、不審音を聴取して確認することができる。
録音自体は警察等への証拠として利用することを考慮して、加工は行わず録音する。
警報が誤報であった場合には、すなわち、環境音を不審音として捉えていた可能性があるため、新規の環境音として環境音データベース600に登録し、検出率を向上させることができる。
以上述べてきたように、本実施形態では、既存の電話機を利用して、センサと警告音発生装置として用いるために、簡単に既存の設備を利用して、セキュリティシステムを構築することができる。
特に、警備員の巡回中は、スマートフォンから特定の巡回音を発生させ、それを検知したフロアの電話機は、警報を発令しないようにするため、特に、複雑なシステム上のオペレーションをすることなく、セキュリティレベルを下げることなく、円滑に警備員の巡回をおこなうことができる。
3…ネットワーク、5…アクセスポイント、10…構内交換機、15…内線接続、25…公衆回線、100…セキュリティ管理装置、200…電話機、300…スマートフォン

Claims (6)

  1. 電話機からの音声入力により、電話機に警報を発令させるセキュリティシステムであって、
    各々の電話機のセキュリティモードと、警報モードを制御するセキュリティ管理装置と、
    前記電話機と前記セキュリティ管理装置との回線交換をおこない、前記電話機と前記セキュリティ管理装置との呼を確立する構内交換機とを有し、
    前記セキュリティ管理装置は、あるイベントの発生により、電話機のセキュリティモードを設定し、セキュリティモードにある電話機と、前記構内交換機を介して呼を確立し、
    前記電話機からの音声入力により、前記セキュリティ管理装置は、前記電話機の警報を発令させて、警告音を発生させ
    さらに、警備員の保持する携帯端末を有し、
    前記携帯端末は、前記構内交換機に設置されたアクセスポイントを介して、前記セキュリティ管理装置と接続され、
    前記携帯端末は、警備員の操作によって巡回音を発生し、
    前記セキュリティ管理装置は、前記巡回音に関する情報を保持し、
    前記セキュリティ管理装置は、前記電話機から前記巡回音が入力されたときには、音声が入力された電話機が含まれる一定の場所にある電話機の警報モードを警報抑止とし、警報モードが警報抑止とされた電話機は、警報を発令させないことを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記セキュリティ管理装置は、音声が入力された電話機の位置情報を前記携帯端末に通知し、
    前記携帯端末は、音声が入力された電話機の位置を表示することを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
  3. 前記携帯端末は、警報を発令中の電話機に対して、警報の発令を停止する指令を、前記セキュリティ管理装置に送信し、
    前記セキュリティ管理装置は、警報を発令中の電話機に対して、前記電話機の警報の発令を停止することを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
  4. 前記セキュリティ管理装置は、セキュリティの対象となる場所の環境音に関する情報を保持し、
    前記電話機からの音声入力により、入力された音声が環境音か否かを判定し、入力された音声が環境音のみのときには、前記セキュリティ管理装置は、前記電話機の警報を発令させないことを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
  5. 前記イベントの発生は、前記セキュリティ管理装置への特定内線番号の着信であることを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
  6. 音声が入力された電話機が含まれる一定の場所とは、音声が入力された電話機が設置されたフロアであることを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
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Citations (4)

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