JP7163079B2 - 撮像システム、画像構築方法 - Google Patents

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Description

本明細書の開示は、撮像システム、及び、画像構築方法に関する。
病理検査の分野では、試料の小領域の拡大画像を順次撮影し、複数の画像を継ぎ目無く貼り合わせるバーチャルスライド画像(WSI: Whole Slide Imageともいう。)を構築する装置が提案されている。このような装置は、例えば、特許文献1、特許文献2に記載されていて、高い解像度と広い視野範囲を両立することが可能である。
特開平11-264937号公報 特開2011-118107号公報
しかしながら、従来の装置では、画像構築に多くの時間がかかってしまうため、画像構築に要する時間の短縮が望まれている。
以上のような実情から、本発明の一側面に係る目的は、良好な画質を維持しながら画像構築に要する時間を短縮してスループットを改善することである。
本発明の一態様に係る撮像システムは、光学像を電気信号に変換する矩形形状の撮像素子を含み、前記電気信号に基づいて撮像画像を取得する撮像装置と、第1の対物レンズを含み、前記第1の対物レンズのOFN(Objective Field Number)に対応する物体面上の領域である円形の実視野領域の光学像を前記撮像素子内に形成する光学系と、前記第1の対物レンズの光軸に対して前記物体面を移動する電動ステージと、前記電動ステージ及び前記撮像装置を制御することで取得された複数の撮像画像に含まれる複数の要素画像を貼り合わせることによって前記実視野領域よりも広い領域の画像である第1の広域画像を構築する制御装置と、を備え、前記複数の撮像画像は、前記物体面の互いに異なる複数の領域の画像であり、前記複数の要素画像は、複数のハニカムセル形状の六角形の画像であり、前記複数の要素画像の各々は、前記複数の撮像画像の各々の一部分であり、且つ、複数の実視野領域の画像の各々に内接し、前記複数の実視野領域に対応する前記第1の対物レンズの前記光軸の複数の位置は、互いに異なる。
本発明の一態様に係る画像構築方法は、第1の対物レンズのOFN(Objective Field Number)に対応する物体面上の領域である円形の実視野領域の光学像を矩形形状の撮像素子内に形成し、前記撮像素子で前記光学像を変換した電気信号に基づいて撮像画像を取得し、複数の撮像画像に含まれる複数の要素画像を貼り合わせることによって前記実視野領域よりも広い領域の画像である第1の広域画像を構築し、前記複数の撮像画像は、前記物体面の互いに異なる複数の領域の画像であり、前記複数の要素画像は、複数のハニカムセル形状の六角形の画像であり、前記複数の要素画像の各々は、前記複数の撮像画像の各々の一部分であり、且つ、複数の実視野領域の画像の各々に内接し、前記複数の実視野領域に対応する前記第1の対物レンズの光軸の複数の位置は、互いに異なる。
上記の態様によれば、良好な画質を維持しながら画像構築に要する時間を短縮してスループットを改善することができる。
撮像システム1の構成を示した図である。 対物レンズ21を光軸上に配置した場合における標本Smから撮像素子31までの間の光線図である。 対物レンズ22を光軸上に配置した場合における標本Smから撮像素子31までの間の光線図である。 制御装置40のハードウェア構成を示した図である。 従来の撮像システムにおける撮像素子91とイメージサークル92の関係を示した図である。 撮像システム1における撮像素子31とイメージサークル32の関係を示した図である。 複数の撮像画像の位置の関係を説明するための図である。 広域画像W内における要素画像Eの配列を示した図である。 要素画像の貼り合わせ方法の一例を示した図である。 要素画像の貼り合わせ方法の別の例を示した図である。 要素画像の貼り合わせ方法のさらに別の例を示した図である。 要素画像の貼り合わせ方法のさらに別の例を示した図である。 画像構築方法のフローチャートの一例である。 撮像画像内における要素画像の向きについて説明するための図である。 要素画像の向きと貼り合わせ方向の関係を示した図である。 画像構築方法のフローチャートの別の例である。 複数の第2の撮像画像の位置の関係を説明するための図である。 第3の広域画像の表示例である。 第3の広域画像の別の表示例である。 第1の広域画像を構築する各実施例の数値データを示した表である。 第1の広域画像を構築する各実施例の追加の数値データを示した表である。 第2の広域画像を構築する各実施例の数値データを示した表である。 広域画像を構築する参考例の数値データを示した表である。
図1は、撮像システム1の構成を示した図である。撮像システム1は、顕微鏡装置10で取得した複数の画像を用いることで広い領域の画像を構築するシステムである。撮像システム1は、特に限定しないが、例えば、病理検査で用いられるバーチャルスライド画像を構築するバーチャルスライドシステムであってもよい。
撮像システム1は、図1に示すように、顕微鏡装置10と制御装置40を備えている。撮像システム1は、表示装置50と、入力装置60を備えてもよく、さらに、ネットワーク70を経由して制御装置40に接続されている記録装置80を備えてもよい。
顕微鏡装置10は、ステージ11と、ステージ駆動部12と、光源(光源13、光源14)と、図示しない照明光学系と、撮像光学系20と、撮像装置30を備えている。撮像装置30は、撮像素子31を含んでいる。
ステージ11は、撮像対象の物体である標本Smが置かれるステージであり、制御装置40によってその駆動が制御される電動ステージである。ステージ11は、撮像光学系20の光軸上に配置された対物レンズの光軸に対して物体面を移動する。なお、ステージ11は、対物レンズの光軸と直交する方向(X方向及びY方向)に物体面を移動するだけではなく、対物レンズの光軸方向(つまり、Z方向)に物体面を移動してもよい。
ステージ駆動部12は、ステージ11を動かすモータを含むアクチュエータである。モータは、例えば、ステッピングモータ、超音波モータなどである。ステージ駆動部12には、移動量を検出するためのエンコーダが含まれてもよい。ステージ駆動部12は、制御装置40からの命令に従ってステージ11を水平方向(X方向及びY方向)へ動かすことで、撮像領域を変更する走査部である。撮像領域は、撮像装置30で撮像される領域のことである。また、ステージ駆動部12は、制御装置40からの命令に従ってステージ11を垂直方向へ動かすことで、対物レンズとステージ11の間の距離を変化させて、それによって、フォーカス調整を行う準焦部でもある。
光源13は、落射照明用の光源である。光源13は、例えば、水銀ランプ、キセノンランプなどのランプ光源である。また、光源13は、ライトガイド光源で代用されてもよい。光源14は、透過照明用の光源である。光源14は、例えば、LED光源であるが、ハロゲン光源であってもよい。なお、光源13及び光源14の各々は、特定の種類の光源に限らない。光源13及び光源14の各々は、レーザ光源であってもよい。
撮像光学系20は、標本Smの光学像を撮像装置30に投影する光学系である。撮像光学系20は、図1に示すように、切り替えて使用される対物レンズ21と対物レンズ22を含んでいる。撮像光学系20は、さらに、図2及び図3に示すように、結像レンズ23と、リレー光学系24と、開口絞り25を備えている。
図2は、対物レンズ21を光軸上に配置した場合における標本Smから撮像素子31までの間の光線図である。図3は、対物レンズ22を光軸上に配置した場合における標本Smから撮像素子31までの間の光線図である。なお、図2及び図3の実線は軸上マージナル光線を示し、破線は最軸外の主光線を示している。
対物レンズ21、対物レンズ22は、結像レンズ23と組み合わせて使用される無限遠補正型の顕微鏡対物レンズである。対物レンズ21と対物レンズ22は、乾燥系対物レンズであっても、液浸系対物レンズであってもよい。対物レンズ21は、撮像システム1の第1の対物レンズであり、対物レンズ22よりも高い倍率を有し、対物レンズ22よりも高い最大開口数を有している。対物レンズ22は、撮像システム1の第2の対物レンズであり、対物レンズ21よりも低い倍率を有し、対物レンズ21よりも低い最大開口数を有している。対物レンズ21のOFN(Objective Field Number)と対物レンズ22のOFNは同じであり、例えば、22である。なお、OFNとは、対物レンズの設計において、その対物レンズと組み合わせる接眼レンズの最大視野数のことである。20倍の対物レンズのOFNが22であるとき、組み合わされる接眼レンズの視野数は22であり、物体側の観察範囲はφ1.1[mm]となる。
結像レンズ23は、対物レンズからの光を集光し、標本Smの一次像を形成する。リレー光学系24は、対物レンズと結像レンズ23により形成された一次像を撮像素子31に投影する光学系であり、前群24aと、後群24bを含んでいる。開口絞り25は、前群24aと後群24bの間にある瞳共役位置に配置された可変絞りである。開口絞り25の径を変更することで、対物レンズの開口数を制限することができる。なお、瞳共役位置とは、対物レンズの瞳位置と光学的に共役な位置のことである。
撮像光学系20は、実視野領域の光学像を撮像装置30に含まれる撮像素子31内に形成する。この点については、後に詳述する。なお、実視野領域とは、対物レンズのOFNに対応する物体面上の領域のことである。
撮像装置30は、撮像素子31を備えるデジタルカメラである。撮像素子31は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどである。撮像素子31は、矩形形状を有している。撮像素子31は、撮像光学系20が形成した光学像を電気信号に変換し、撮像装置30は、その電気信号に基づいて撮像画像を取得し、取得した撮像画像を制御装置40へ出力する。
撮像装置30は、例えば、撮像素子31から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してRAWデータを生成するAD変換に加えて、OB減算、WB補正、デモザイキングなどの画像処理を行うことにより撮像画像を取得してもよい。なお、撮像画像とは、撮像素子31から物体面に向かって光線を逆追跡したときに撮像素子31の像が投影される物体面上の領域の画像である。また、撮像素子31から物体面に向かって光線を逆追跡したときに撮像素子31の像が投影される物体面上の領域を撮像領域という。
制御装置40は、撮像システム1の動作を制御する装置であり、例えば、ステージ11の駆動制御、撮像装置30の撮像制御、撮像画像に対する画像処理などを行う。制御装置40は、例えば、図4に示すような標準的なコンピュータであってもよい。
図4は、制御装置40のハードウェア構成を示した図である。制御装置40は、図4に示すように、プロセッサ41と、メモリ42と、入出力インタフェース46と、ネットワークインタフェース47と、バス48を備えている。制御装置40は、さらに、記録媒体43と、可搬記録媒体45を収容する可搬記録媒体駆動装置44を備えてもよい。なお、メモリ42、記録媒体43、及び、可搬記録媒体45は、それぞれプログラムを記憶した非一過性のコンピュータ読取可能記憶媒体の一例である。
プロセッサ41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む、任意の処理回路である。プロセッサ41は、メモリ42又は記録媒体43に格納されているプログラムを実行してプログラムされた処理を行う。メモリ42は、プロセッサ41のワーキングメモリである。メモリ42は、RAM(Random Access Memory)等の任意の半導体メモリである。記録媒体43は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)等の不揮発性のメモリである。
可搬記録媒体駆動装置44は、メモリ42又は記録媒体43に格納されているデータを可搬記録媒体45に出力することができ、また、可搬記録媒体45からプログラム及びデータ等を読み出すことができる。可搬記録媒体45は、持ち運びが可能な任意の記録媒体である。可搬記録媒体45には、例えば、SDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などが含まれる。
入出力インタフェース46は、外部装置(顕微鏡装置10、表示装置50、入力装置60など)と情報をやり取りする。入出力インタフェース46は、例えば、撮像装置30から出力された撮像画像を取得する。また、入出力インタフェース46は、ステージ11の駆動を制御するための命令、撮像装置30による撮像を制御するための命令などを顕微鏡装置10へ出力する。
ネットワークインタフェース47は、ネットワークへの情報の入出力を行う。ネットワークインタフェース47としては、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等が採用され得る。バス48は、プロセッサ41、メモリ42、記録媒体43等を、相互にデータの授受可能に接続する。
図4に示す構成は、制御装置40のハードウェア構成の一例である。制御装置40はこの構成に限定されるものではない。制御装置40は、汎用装置であっても専用装置であってもよい。
表示装置50は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(OLED)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどである。
入力装置60は、利用者の操作に応じた操作信号を制御装置40へ出力する。入力装置60は、例えば、キーボードであるが、マウス、ジョイスティック、タッチパネル、スタイラスなどを含んでもよい。
記録装置80は、ネットワーク70を経由してアクセス可能なオンラインストレージサーバである。記録装置80は、クラウドストレージサービスによって提供されるストレージ領域であってもよい。ネットワーク70は、例えば、インターネットであるが、専用回線などの他のネットワークであってもよい。
以上のように構成された撮像システム1では、制御装置40は、まず、ステージ11及び撮像装置30を制御することで、複数の撮像画像を取得する。この複数の撮像画像は、物体面の互いに異なる複数の領域の画像である。その後、制御装置40は、取得した複数の撮像画像に含まれる複数の要素画像を貼り合わせることによって実視野領域よりも広い領域の画像である広域画像を構築する。つまり、要素画像は、広域画像を構成する画像であり、広域画像に含まれる。その複数の要素画像の各々は、撮像装置30が取得した複数の撮像画像の各々の一部分であり、また、複数の実視野領域の画像の各々の少なくとも一部分である。ここで、この複数の実視野領域の画像に対応する対物レンズアダプタ本体21の光軸の複数の位置は、互いに異なる。これにより、撮像システム1は、従来のシステムと比較して、良好な画質を維持しながら広域画像の構築に要する時間を短縮して、スループットを改善することができる。以下、その理由について詳細に説明する。
図5は、従来の撮像システムにおける撮像素子91とイメージサークル92の関係を示した図である。従来の撮像システムでは、図5(a)に示すように、撮像素子91全体を覆うようにイメージサークル92を形成することが通常である。イメージサークル92は、実視野領域201の光学像のことであり、実視野領域201は、対物レンズのOFNに対応する物体面上の領域である。つまり、物体側では、図5(b)に示すように、実視野領域201内に撮像領域200が設けられるのが通常である。なお、実視野領域の直径をFOV(Field Of View)という。
実視野領域201については、その外側の領域に比べて良好な画質の光学像が得られる。このため、実視野領域201内に撮像領域200を設けることで中心から周辺まで高い画質を有する撮像画像を得ることが可能である。従って、従来の撮像システムでは、複数の画像を貼り合わせて広域画像を構築する場合に、顕微鏡装置で取得した撮像画像全体を無駄なく利用することができる。
一方で、円形の実視野領域201内に矩形の撮像領域200を収めようとすると、実視野領域201の利用効率が低くなってしまう。つまり、撮影で良好な画質の光学像を得ることができる領域を有効に活用することができない。このため、撮影回数が増加してしまい、その結果、広域画像の構築に時間がかかってしまう。
図6は、撮像システム1における撮像素子31とイメージサークル32の関係を示した図である。撮像システム1では、図6(a)に示すように、撮像光学系20はイメージサークル32を撮像素子31内に形成する。なお、イメージサークル32は、対物レンズ21のOFNに対応する物体面上の領域である実視野領域101の光学像である。つまり、物体側では、図6(b)に示すように、撮像領域100内に実視野領域101が設けられる。
イメージサークル32を撮像素子31内に形成することで、実視野領域101全体を画像化することができる。つまり、撮影で良好な画質の光学像が得られる領域を有効に活用することができる。このため、少ない撮影回数で広域画像の構築に必要な領域の画像を得ることが可能であり、その結果、従来よりも短い時間で広域画像を構築することができる。
また、撮像システム1では、制御装置40は、複数の要素画像を貼り合わせることによって広域画像を構築する。ここで、複数の要素画像の各々は、実視野領域の画像の少なくとも一部分であるので、良好な画質を有している。広域画像は、良好な画質を有する複数の要素画像を貼り合わせて構築されるため、良好な画質を有している。
以上のように、撮像システム1では、撮像光学系20がイメージサークル32を撮像素子31内に形成し、制御装置40が複数の要素画像を貼り合わせて広域画像を構築することで、良好な画質を維持しながら画像構築に要する時間を短縮してスループットを改善することができる。
撮像システム1では、従来と同じ大きさの撮像素子が使用される場合、イメージサークルを撮像素子内に形成するために、従来の撮像システムよりも低い投影倍率で実視野領域の光学像を撮像装置30へ投影する。このとき、従来よりも倍率の低い対物レンズを使用するのではなく、従来よりもリレー倍率の低いリレー光学系24を使用することで、投影倍率を低くすることが望ましい。又は、撮像光学系20がリレー光学系24を含まない場合には、結像レンズ23の焦点距離を従来よりも短く設計することで、投影倍率を低くすることが望ましい。
これにより、従来の撮像システムと同じ倍率の対物レンズを使用しながら投影倍率を低くすることができるため、開口数が低下することがなく解像力を維持することが可能となる。従って、撮像システム1によれば、病理検査等で要求される解像力を確保しながら、スループットを改善することができる。
なお、撮像素子31のサイズに応じてリレー光学系24の倍率が調整可能であれば、さらに望ましい。このため、リレー光学系24は、ズーム光学系であることが望ましい。又は、リレー光学系24は、例えば、スライダなどの切替機構により、リレー倍率の異なる他のリレー光学系と交換可能に、撮像光学系20内に設けられることが望ましい。
撮像システム1では、撮影で良好な画質の光学像が得られる領域を有効に活用するためには、実視野領域全体を画像化するだけではなく、実視野領域の画像のできる限り広い範囲を貼り合わせに用いることが望ましい。また、広域画像を構成する複数の要素画像の画質を一定に維持するためには、複数の要素画像はできる限り同じ形状であることが望ましい。
このため、複数の要素画像は、複数のハニカムセル形状の画像であることが望ましい。要素画像の形状がハニカムセル形状であれば、円形の実視野領域の画像の広い範囲を利用しながら、均質なハニカム構造を有する広域画像を構築することができる。ただし、複数の要素画像は、隙間なく貼り合わせることができる限り、その他の形状の画像であってもよい。
なお、ハニカムセル形状は、正六角形形状を含んでいる。正六角形は、平面充填が可能な正多角形のうち最も円形に近い正多角形である。要素画像が正六角形形状であれば、平面充填可能な他の正多角形(正三角形、正方形)形状である場合よりも、実視野領域の画像を有効に活用することができる。例えば、図6に示すように、撮像画像のうちの、イメージサークル32に内接した正六角形の領域33(実視野領域101に内接した要素画像領域102)に対応する画像を要素画像してもよい。
また、それぞれハニカムセル形状を有する複数の要素画像のうちの1つの要素画像を第1の要素画像とし、複数の要素画像のうちの第1の要素画像を取り囲む6つの要素画像を6つの第2の要素画像とし、第1の要素画像を一部分として含む撮像画像を取得したときの対物レンズの光軸の位置を第1の位置とする。このとき、撮像装置30は、図7に示すように、第1の要素画像を含む撮像画像を取得したときの光軸の位置である第1の位置から等距離にある6つの第2の位置のそれぞれに光軸がある状態で撮像することで、6つの撮像画像を取得してもよい。上述した6つの第2の要素画像の各々は、この6つの撮像画像の各々の一部分である。
また、第1の位置と6つの第2の位置のすべては互いに等距離に配置されることが望ましい。
図7は、複数の撮像画像の位置の関係を説明するための図である。図7には、第1の要素画像を含む撮像画像に対応する撮像領域110と、6つの第2の要素画像を含む6つの撮像画像に対応する撮像領域(撮像領域120、撮像領域130、撮像領域140、撮像領域150、撮像領域160、撮像領域170)と、の位置関係が示されている。撮像位置A1は、第1の要素画像を含む撮像画像を取得したときの光軸の位置、つまり、第1の位置である。撮像位置A2から撮像位置A7は、6つの第2の要素画像を含む撮像画像を取得したときの光軸の位置、つまり、6つの第2の位置である。図7に示すように、撮像位置A2から撮像位置A7は、撮像位置A1を中心とする半径Pの円C上に等間隔(距離P)に整列している。また、実視野領域111から実視野領域171のそれぞれに内接する要素画像領域112から要素画像領域172は、物体面上で隙間なく配列されている。また、互いに隣接する3つの要素画像領域に対応する3つの撮像位置(例えば、撮像位置A1、A2、A3)は、正三角形の頂点に位置する。
このように、6つの第2の要素画像を含む6つの撮像画像の中心が第1の要素画像の中心まで等距離にあれば、要素画像の形状であるハニカムセル形状は、完全な正六角形形状に限らず、正六角形形状から変形した形状であってもよい。これは、この条件を満たす限り、要素画像が正六角形形状である場合と同様に、高い移動の自由度、及び、対象物の形状に応じた無駄の少ない走査が実現可能となるからである。なお、移動の自由度、無駄の少ない走査については、後に詳述する。
図8は、広域画像W内における要素画像Eの配列を示した図である。撮像システム1によれば、図8に示すように、ハニカムセル形状の要素画像Eを貼り合わせて広域画像Wを形成することで、画質とスループットをさらに高いレベルで両立することができる。
撮像システム1では、制御装置40は、ハニカム形状の複数の要素画像を隙間なく貼り合わせるために、貼り合わせ位置を算出し、算出された貼り合わせ位置で複数の要素画像を貼り合わせる。ただし、貼り合わせ位置の算出方法は特に限定しない。貼り合わせ位置は、顕微鏡装置10のエンコーダからの出力によって特定される座標情報に基づいて算出してよい。また、貼り合わせ位置は、顕微鏡装置10で取得した撮像画像に基づいて算出してもよい。その際、例えば、SAD(Sum of Absolute Differences)、SSD(Sum of Squared Differences)、NCC(Normalized Cross Correlation)、又は、POC(Phase-Only Correlation)を評価関数としたマッチング技術を用いてもよい。
マッチング技術を用いて貼り合わせ位置を決定する場合、撮像画像中のマッチングに利用する部分については、特に限定しない。制御装置40は、例えば、図9に示すように、貼り合わせる2つの要素画像(要素画像E1、要素画像E2)を含む2つの撮像画像(撮像画像M1、撮像画像M2)の重複部分D1に基づいて、貼り合わせ位置を決定してもよい。また、図10に示すように、重複部分D1のうちの2つの実視野画像(実視野画像F1、実視野画像F2)の重複部分D2に基づいて、貼り合わせ位置を決定してもよい。図9及び図10では、貼り合わせる2つの要素画像(要素画像E1、要素画像E2)が全く重なっていなくても貼り合わせ位置を決定することができるため、広域画像の構築に必要な領域の画像をより短時間で取得することが可能となる。さらに、2つの要素画像が部分的に重なっている場合には、図11に示すように、重複部分D1のうちの2つの要素画像の重複部分D3に基づいて、貼り合わせ位置を決定してもよい。また、図12に示すように、2つの要素画像が部分的に重なっている状態で、2つの実視野画像の重複部分D4に基づいて、貼り合わせ位置を決定してもよい。
撮像システム1が満たすことが望ましい条件式について説明する。
撮像素子31が矩形形状を有し、且つ、ハニカムセル形状が正六角形形状である場合には、撮像システム1は、下記の条件式(1)を満たすことが望ましい。ただし、Hは、複数の要素画像の各々に対応する撮像素子31上の正六角形形状の領域の対角長である。Dは、撮像素子31の短辺の長さである。
0.7≦H/D≦1.2 (1)
条件式(1)を満たすことで、実視野領域の画像を有効に活用することができる。H/Dが下限値を下回ると、要素画像領域が実視野領域に対して小さくなりすぎてしまう。また、H/Dが上限値を上回ると、要素画像領域の光学像が撮像素子31に対して大きくなりすぎてしまう。
撮像システム1は、条件式(1)に加えて、下記の条件式(2)及び条件式(3)を満たすことがさらに望ましい。ただし、Pは、第1の位置と第2の位置の間の距離ある。Mは、撮像光学系20の倍率である。Sは、図11及び図12に示すように、第1の位置と第2の位置を結ぶ線分上で、第1の要素画像に対応する物体面上の領域と第2の要素画像に対応する物体面上の領域が重なり合う長さである。
Figure 0007163079000001
条件式(2)及び条件式(3)を満たすことで、重複領域の長さSが適度な長さに設定される。このため、貼り合わせ精度を確保しながら、過剰な重複撮影を防止することができるため、撮影回数を抑えることができる。(H/M-S)/(H/M)が下限値を下回ると、要素画像が互いに過剰に重複することになるため、撮影回数が増加してしまう。(H/M-S)/(H/M)が上限値を上回ると、要素画像間に隙間ができてしまう。
撮像システム1で行われる画像構築処理の手順について説明する。
図13は、撮像システム1が行う画像構築方法のフローチャートの一例である。例えば、撮像システム1の利用者が入力装置60を操作し、制御装置40のプロセッサ41が所定のアプリケーションプログラムを実行することで、図13に示す処理が開始される。
まず、制御装置40は、広域画像として画像化すべき領域の領域情報(以降、単に、広域画像の領域情報と記す。)を取得する(ステップS1)。ここでは、例えば、利用者が入力装置60を用いて標本Sm上の領域を指定し、利用者が指定した領域の情報を広域画像として画像化する領域の領域情報として制御装置40が取得する。
次に、制御装置40は、撮像位置を決定する(ステップS2)。ここでは、ステップS1で取得した領域情報に基づいて、広域画像を構築するための複数の撮像位置を決定する。撮像位置は、例えば、条件式(2)及び条件式(3)を満たすように決定される。
その後、制御装置40は、撮像光学系20が実視野領域の光学像を撮像素子31内に形成している状態で、ステージ11と撮像装置30を制御して、ステップS2で決定した撮像位置へ移動して撮像画像を取得する処理を繰り返す(ステップS3からステップS5)。これにより、制御装置40は、複数の撮像画像を取得する。
最後に、制御装置40は、取得した複数の撮像画像を用いて、広域画像を構築する(ステップS6)。より具体的には、複数の撮像画像に含まれるハニカムセル形状を有する複数の要素画像を貼り合わせることで、広域画像を構築する。
以上では、例えば図6に示すように、要素画像に対応する正六角形形状の領域が撮像素子31の長辺と平行な対角線を有する例を示したが、正六角形形状の向きはこの例に限らない。制御装置40は、例えば図14に示すように、撮像画像Mの長辺と平行な対角線を有する要素画像Eaの代わりに撮像画像Mの短辺と平行な対角線を有する要素画像Ebを用いてもよい。
制御装置40は、正六角形形状の向きを、画像化すべき領域の形状に応じて決定してもよい。より具体的には、制御装置40は、正六角形形状の向きを、画像化すべき領域を最も少ない数の要素画像領域で満たすことができる向きに決定してもよい。これにより、撮影回数を更に減らすことができるため、スループットを更に向上させることができる。
また、ハニカムセル形状(正六角形形状を含む)の要素画像を用いる撮像システム1では、貼り合わせ方向の自由度が3であり、矩形形状の要素画像を用いる従来の撮像システムより高い自由度が実現されている。このため、画像化すべき領域を走査する場合に、無駄なステージ11の移動を少なくすることができる。また、図15(a)から図15(c)に示すように、ハニカムセル形状(正六角形形状を含む)の向きを変更することで、無駄な移動をさらに少なくすることができる。無駄な移動を減らすことで、撮像位置へ素早く移動することができるため、より短時間で必要な画像を取得することが可能となる。従って、スループットの向上に寄与することができる。なお、図15に示す方向X1から方向X3は、それぞれ貼り合わせ方向を示している。
上述したように、ハニカムセル形状の向きは、撮像システム1のスループットに多大な影響を及ぼす可能性がある。そこで、撮像システム1では、図16に示すように、ある程度画質を犠牲にした広域画像を高速に構築し、その広域画像に基づいてハニカムセル形状の向きを含む設定を決定してもよい。その上で、その後に、決定した設定に従ってより画質の高い広域画像を構築してもよい。なお、以降では、ある程度画質を犠牲にした広域画像を第2の広域画像と記し、第2の広域画像よりも画質の高い広域画像を第1の広域画像と記す。
図16は、画像構築方法のフローチャートの別の例である。図17は、複数の第2の撮像画像の位置の関係を説明するための図である。図18は、第3の広域画像の表示例である。図19は、第3の広域画像の別の表示例である。例えば、撮像システム1の利用者が入力装置60を操作し、制御装置40のプロセッサ41が所定のアプリケーションプログラムを実行することで、図16に示す処理が開始される。
なお、図18と図19に描かれた太い実線部分とその内部が細胞などの観察する対象を示している。すなわち、画像化すべき領域を示している。
まず、制御装置40は、第2の広域画像として画像化すべき領域の領域情報(以降、単に、広域画像の領域情報と記す。)を取得する(ステップS11)。この処理は、図13のステップS1と同様である。
次に、制御装置40は、第2の広域画像を構築する(ステップS12)。ここでは、制御装置40は、撮像光学系20が実視野領域の光学像を撮像素子31内に形成している状態で、ステージ11と撮像装置30を制御して、複数の第2の撮像画像を取得し、取得した複数の第2の撮像画像を貼り合わせて第2の広域画像を構築する。矩形形状を有する複数の第2の撮像画像の全体を利用することで、少ない撮影回数で第2の広域画像を構築することができる。
なお、ステップS12では、制御装置40は、以下の条件式(4)及び(5)を満たすことが望ましい。ただし、PDは、図17に示すように、撮像素子31の短辺に沿った方向に隣り合う2つの第2の撮像画像を取得するときの光軸の位置の間の距離である。また、PLは、図17に示すように、撮像素子31の長辺に沿った方向に隣り合う2つの第2の撮像画像を取得するときの光軸の位置の間の距離である。なお、図17に示す領域301から領域334は撮像画像領域を示している。
0.5D/M≦PD≦D/M (4)
0.5L/M≦PL≦L/M (5)
条件式(4)及び条件式(5)を満たすことで、第2の広域画像に必要な領域を効率良く撮影して第2の広域画像を構築することができる。PDとPLの少なくとも一方が下限値を下回ると、撮像画像が互いに過剰に重複することになるため、撮影回数が増加してしまう。PDとPLの少なくとも一方が上限値を上回ると、撮像画像間に隙間ができてしまう。
なお、第2の広域画像は、実視野領域の外部の領域の画像も含んでいるため、画像周辺部の画質及び明るさが不足している可能性がある。このため、シェーディング補正、その他の画像処理によって、画質及び明るさを調整してもよい。
第2の広域画像が構築されると、制御装置40は、ステップS12で構築した第2の広域画像に基づいて画像構築設定を決定する(ステップS13)。ここでは、画像構築設定とは、第1の広域画像を構築するための設定であり、少なくとも、複数の撮像位置、ハニカムセル形状の向き、及び、複数の撮像位置の移動順序を含んでいる。なお、ステップS13では、制御装置40は、例えば、撮影回数を最小化するという基準で、複数の撮像位置、ハニカムセル形状の向き、及び、移動順序を決定してもよい。
次に、制御装置40は、第3の広域画像を表示装置50に表示させる(ステップS14)。ここでは、後述するステップS19で構築される第1の広域画像を構成する要素画像の輪郭を、ステップS12で構築した第2の広域画像に重ねることで、第3の広域画像を構築し、その後、第3の広域画像を表示装置50に表示する。第3の広域画像とともに、要素画像の数を表示してもよい。なお、要素画像の輪郭は、ステップS13の画像構築設定によって一意に決定される。図18には、ハニカムセル形状の向きが横向きに決定された場合の第3の広域画像W2が示されている。また、図19には、ハニカムセル形状の向きが縦向きに決定された場合の第3の広域画像W3が示されている。
その後、制御装置40は、利用者が画像構築設定を変更したか否かを判断する(ステップS15)。利用者は、例えば、第3の広域画像に表示されている要素画像の輪郭を回転させることで、要素画像の向きを変更してもよい。または、要素画像の向きの変更に合わせて、要素画像の数を再計算して計算結果を表示してもよい。制御装置40は、利用者によるこのような操作が行われると、画像構築設定が変更されたと判断し、ステップS13からステップS15の処理を繰り返す。制御装置40は、画像構築設定が変更されていないと判断すると、ステップS13で決定した画像構築設定に従って、ステップS16からステップS19の処理を行う。なお、ステップS16からステップS19の処理は、図13のS3からステップS6の処理と同様である。
以上では、第2の広域画像を第1の広域画像と同じ対物レンズ21を用いて構築する例を示したが、第2の広域画像は、対物レンズ21よりも低倍の対物レンズ22を用いて構築しても良い。これにより、第2の広域画像を更に少ない撮影回数で構築することができる。なお、対物レンズ21を用いて第2の広域画像を構築する場合であっても、従来の撮像システム1よりも少ない撮影回数で広域画像を構築することができる。これは、撮像光学系20が実視野領域の光学像を撮像素子31内に形成している状態で撮像画像が取得されているからである。例えば、3:4の矩形形状を有する撮像素子が使用される場合で計算すると、1回の撮影で従来の撮像システム1よりも約2.8倍の領域の画像を取得することができる。
また、対物レンズ21を用いて第1の広域画像を構築し、対物レンズ22を用いて第2の広域画像を構築する場合、撮像システム1は、以下の条件式(6)及び(7)を満たすことが望ましい。但し、NA10は、対物レンズ21の最大開口数である。NA20は、対物レンズ22の最大開口数である。NA1は、対物レンズ21を用いて撮像画像を取得するときの開口絞り25により制限された対物レンズ21の開口数である。NA2は、対物レンズ22用いて第2の撮像画像を取得するときの開口絞り25により制限された対物レンズ22の開口数である。
0.3<NA2/NA20<1 (6)
NA2<NA1≦NA10 (7)
条件式(6)を満たすことで、対物レンズ22使用時における開口効率を改善することができるため、軸外性能の改善と周辺光量の向上を図ることができる。また、条件式(7)を満たすことで、第1の広域画像を構築するときの開口数が第2の広域画像を構築するときの開口数よりも高くなるため、高い分解能を有する第1の広域画像を構築することができる。また、条件式(7)を満たす範囲で撮像素子31のサイズ等に応じて対物レンズ21の開口数を制限することで、より高い画質の第1の広域画像を構築することが可能となる。
さらに、撮像システム1は、以下の条件式を満たしてもよい。但し、λは、撮像素子31に入射する光の波長である。NAIは、撮像光学系20の像側の開口数である。kは、撮像素子31の画素ピッチである。Mは、撮像光学系20の倍率である。結像レンズ23及びリレー光学系24からなる光学系の焦点距離をFTLとし、対物レンズ21の焦点距離をFOBとすると、M=FTL/FOBで算出される。
2≦(1.22×λ/NAI)/k≦10 (8)
0.1≦k/M≦0.25 (9)
より高い画質を得るためには、回折像の大きさで定義される範囲内に画素を何個配置することができるかが重要となる。条件式(8)を満足することで、十分な数の画素が回折径内に存在することになるため、高い画質を得ることができる。(1.22×λ/NAI)/kが下限値を下回ると、十分な数の画素が回折径内に存在しないため、十分な画質が得られない。また、(1.22×λ/NAI)/kが上限値を上回ると、画素数が多くなりすぎるため、画像処理及びデータ転送にかかる時間が長くなり、十分なスループットが得られない。
条件式(8)に加えて条件式(9)を満たすことで、第1の広域画像を構築するときの倍率と画素数の関係が適切に設定されることになるため、高画質で高いスループットを実現することができる。k/Mが下限値を下回ると、画素数が多くなりすぎるため、画像処理及びデータ転送にかかる時間が長くなり、十分なスループットが得られない。k/Mが上限値を上回ると、画素数が不足してしまい第1の広域画像の画質が低下してしまう。
最後に、上述した撮像システムの実施例として具体的な数値データを開示する。図20及び図21は、第1の広域画像を構築する各実施例の数値データを示した表である。実施例1-1から実施例1-9は、いずれも20倍の対物レンズを使用した実施例である。図22は、第2の広域画像を構築する各実施例の数値データを示した表である。実施例2-1から実施例2-5は、いずれも4倍の対物レンズを使用した実施例である。図23は、広域画像を構築する参考例の数値データを示した表である。図23に示す参考例1から参考例4は、従来の撮像システムにおいて20倍の対物レンズを使用した例であり、図23に示す参考例5から参考例8は、従来の撮像システムにおいて4倍の対物レンズを使用した例である。
20倍の対物レンズを使用する図20に示す各実施例では、撮影回数は280回から470回程度である。これに対して、同じく20倍の対物レンズを使用する図23に示す参考例1から4では、撮影回数が500回を越えている。これらの比較から明らかなように、本発明の実施例の方が、参考例よりも少ない撮影回数で第1の広域画像を構築することができる。
また、4倍の対物レンズを使用する図22に示す各実施例では、撮影回数は10回程度である。これに対して、同じく4倍の対物レンズを使用する図23に示す参考例5から8では、撮影回数が20回程度である。これらの比較から明らかなように、本発明の実施例の方が、参考例よりも少ない撮影回数で第2の広域画像を構築することができる。
1:撮像システム、10:顕微鏡装置、11:ステージ、12:ステージ駆動部、13、14:光源、20:撮像光学系、21、22:対物レンズ、23:結像レンズ、24:リレー光学系、24a:前群、24b:後群、25:開口絞り、30:撮像装置、31、91:撮像素子、32、92:イメージサークル、33、301、304:領域、40:制御装置、41:プロセッサ、42:メモリ、43:記録媒体、44:可搬記録媒体駆動装置、45:可搬記録媒体、46:入出力インタフェース、47:ネットワークインタフェース、48:バス、50:表示装置、60:入力装置、70:ネットワーク、80:記録装置、100、110、120、130、140、150、160、170、200:撮像領域、101、111、171、201:実視野領域、102、112、172:要素画像領域、A1、A2、A3、A7:撮像位置、D1、D2、D3、D4:重複部分、E、E1、E2,Ea、Eb:要素画像、F1、F2:実視野画像、M、M1、M2:撮像画像、Sm:標本、W:広域画像、W2、W3:第3の広域画像

Claims (16)

  1. 光学像を電気信号に変換する矩形形状の撮像素子を含み、前記電気信号に基づいて撮像画像を取得する撮像装置と、
    第1の対物レンズを含み、前記第1の対物レンズのOFN(Objective Field Number)に対応する物体面上の領域である円形の実視野領域の光学像を前記撮像素子内に形成する光学系と、
    前記第1の対物レンズの光軸に対して前記物体面を移動する電動ステージと、
    前記電動ステージ及び前記撮像装置を制御することで取得された複数の撮像画像に含まれる複数の要素画像を貼り合わせることによって前記実視野領域よりも広い領域の画像である第1の広域画像を構築する制御装置と、を備え、
    前記複数の撮像画像は、前記物体面の互いに異なる複数の領域の画像であり、
    前記複数の要素画像は、複数のハニカムセル形状の六角形の画像であり、
    前記複数の要素画像の各々は、前記複数の撮像画像の各々の一部分であり、且つ、複数の実視野領域の画像の各々に内接し
    前記複数の実視野領域に対応する前記第1の対物レンズの前記光軸の複数の位置は、互いに異なる
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 請求項1に記載の撮像システムにおいて、
    前記複数の要素画像のうちの1つの要素画像を第1の要素画像とし、前記複数の要素画像のうちの前記第1の要素画像を取り囲む6つの要素画像を6つの第2の要素画像とし、
    前記第1の要素画像を一部分として含む撮像画像を取得したときの前記光軸の位置を第1の位置とするとき、
    前記撮像装置は、前記第1の位置から等距離にある6つの第2の位置のそれぞれに前記光軸がある状態で撮像することで、6つの撮像画像を取得し、
    前記6つの第2の要素画像の各々は、前記6つの撮像画像の各々の一部分である
    ことを特徴とする撮像システム。
  3. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記複数の撮像画像に基づいて貼り合わせ位置を算出し、
    算出された前記貼り合わせ位置で前記複数の要素画像を貼り合せる
    ことを特徴とする撮像システム。
  4. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、前記複数の撮像画像の一部分である前記複数の実視野領域の画像に基づいて、前記貼り合わせ位置を算出する
    ことを特徴とする撮像システム。
  5. 請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    記ハニカムセル形状は、正六角形形状であり、
    以下の条件式を満たすことを特徴とする撮像システム。
    0.7≦H/D≦1.2 (1)
    ただし、Hは、前記複数の要素画像の各々に対応する前記撮像素子上の正六角形形状の領域の対角長であり、Dは、前記撮像素子の短辺の長さである。
  6. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    以下の条件式を満たすことを特徴とする撮像システム。
    Figure 0007163079000002
    ただし、Pは、前記第1の位置と前記第2の位置の間の距離あり、Mは、前記光学系の倍率であり、Sは、前記第1の位置と前記第2の位置を結ぶ線分上で、前記第1の要素画像に対応する前記物体面上の領域と前記第2の要素画像に対応する前記物体面上の領域が重なり合う長さである。
  7. 請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、前記電動ステージ及び前記撮像装置を制御することで取得された複数の第2の撮像画像を貼り合せることによって前記実視野領域よりも広い領域の画像である第2の広域画像を構築し、
    下の条件式を満たすことを特徴とする撮像システム。
    0.5D/M≦PD≦D/M (4)
    0.5L/M≦PL≦L/M (5)
    ただし、Dは、前記撮像素子の短辺の長さである。Lは、前記撮像素子の長辺の長さである。Mは、前記光学系の倍率である。PDは、前記短辺に沿った方向に隣り合う2つの第2の撮像画像を取得するときの前記光軸の位置の間の距離である。PLは、前記長辺に沿った方向に隣り合う2つの第2の撮像画像を取得するときの前記光軸の位置の間の距離である。
  8. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第2の広域画像に基づいて、前記第1の広域画像を構築するための設定を決定する
    ことを特徴とする撮像システム。
  9. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    前記設定は、前記複数の撮像画像を取得するときの前記光軸の位置である複数の撮像位置、前記ハニカムセル形状の向き、及び、前記複数の撮像位置の移動順序を含む
    ことを特徴とする撮像システム。
  10. 請求項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、撮影回数を最小化するという基準で、前記複数の撮像位置、前記向き、及び、前記移動順序を決定する
    ことを特徴とする撮像システム。
  11. 請求項乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第1の広域画像を構築する前に、前記第1の広域画像を構成する前記複数の要素画像の輪郭を前記第2の広域画像に重ねることで生成される第3の広域画像を、表示装置に表示させる
    ことを特徴とする撮像システム。
  12. 請求項乃至請求項11のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記光学系は、さらに、前記第1の対物レンズと切り替えて使用される、前記第1の対物レンズよりも低倍の第2の対物レンズを備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の対物レンズを用いて前記第1の広域画像を構築し、
    前記第2の対物レンズを用いて前記第2の広域画像を構築する
    ことを特徴とする撮像システム。
  13. 請求項12に記載の撮像システムにおいて、さらに、
    前記光学系は、さらに、開口絞りを備え、
    以下の条件式を満たすことを特徴とする撮像システム。
    0.3<NA2/NA20<1 (6)
    NA2<NA1≦NA10 (7)
    ただし、NA10は、前記第1の対物レンズの最大開口数である。NA20は、前記第2の対物レンズの最大開口数である。NA1は、前記第1の対物レンズを用いて前記撮像画像を取得するときの前記開口絞りにより制限された前記第1の対物レンズの開口数である。NA2は、前記第2の対物レンズを用いて前記第2の撮像画像を取得するときの前記開口絞りにより制限された前記第2の対物レンズの開口数である。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    以下の条件式を満たすことを特徴とする撮像システム。
    2≦(1.22×λ/NAI)/k≦10 (8)
    0.1≦k/M≦0.25 (9)
    ただし、λは、前記撮像素子に入射する光の波長である。NAIは、前記光学系の像側の開口数である。kは、前記撮像素子の画素ピッチである。Mは、前記光学系の倍率である。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の撮像システムにおいて、
    前記光学系は、さらに、
    前記第1の対物レンズとともに前記実視野領域の一次像を形成する結像レンズと、
    前記一次像を前記撮像素子へ投影するリレー光学系と、を備え、
    前記リレー光学系は、倍率が可変なズーム光学系である
    ことを特徴とする撮像システム。
  16. 第1の対物レンズのOFN(Objective Field Number)に対応する物体面上の領域である円形の実視野領域の光学像を矩形形状の撮像素子内に形成し、
    前記撮像素子で前記光学像を変換した電気信号に基づいて撮像画像を取得し、
    複数の撮像画像に含まれる複数の要素画像を貼り合わせることによって前記実視野領域よりも広い領域の画像である第1の広域画像を構築し、
    前記複数の撮像画像は、前記物体面の互いに異なる複数の領域の画像であり、
    前記複数の要素画像は、複数のハニカムセル形状の六角形の画像であり、
    前記複数の要素画像の各々は、前記複数の撮像画像の各々の一部分であり、且つ、複数の実視野領域の画像の各々に内接し
    前記複数の実視野領域に対応する前記第1の対物レンズの光軸の複数の位置は、互いに異なる
    ことを特徴とする画像構築方法。
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