JP7161971B2 - ソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法 - Google Patents

ソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法 Download PDF

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Description

本発明は、ソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法に関する。
近年、車両の所有者に対して、種々の情報を通知する技術が知られている(例えば、特許文献1,特許文献2)。
特開2015-129753号公報 特開2017-097620号公報
ここで、種々の情報の通知が、車両のディスプレイやスピーカ等の通知機能部、及び車両の所有者が有する端末装置の両方に行われる場合、車両の所有者は通知が煩わしいと感じる場合がある。しかしながら、従来の技術では、車両の所有者の状況に応じて、適切に通知を行うことまではできなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両の所有者の状況に応じて、適切に通知を行うことができるソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法を提供することを目的の一つとする。
この発明に係るソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法は、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係るソフトウェア更新装置は、車両に搭載されるソフトウェア更新装置であり、少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信する通信部と、前記車両が動作中であることを検出する動作検出部と、前記車両に搭載され、前記車両の乗員に情報を通知する通知部と、車載機器において前記通信部を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御する通知制御部とを備え、前記通知制御部は、前記動作検出部によって前記車両が動作中であることが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記乗員に通知させる処理を行うと共に、前記通信部には、前記更新情報を前記車両の乗員が有する端末装置に送信させないものである。
(2):上記(1)の態様において、前記通信部は、前記動作検出部によって前記車両が動作中ではないことが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を通知させる処理を行うと共に、前記通信部に、前記更新情報を前記車両の乗員が有する端末装置に送信させるものである。
(3):この発明の一態様に係るソフトウェア更新装置は、車両に搭載されるソフトウェア更新装置であり、少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信する通信部と、前記車両の乗員が有する端末装置が、前記車両の車室内に存在することを検出する端末装置検出部と、前記車両に搭載され、前記車両の乗員に各種情報を通知する通知部と、車載機器において前記通信部を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御する通知制御部とを備え、前記通知制御部は、前記端末装置検出部によって前記端末装置が前記車室内に存在することが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記乗員に通知させる処理を行うと共に、前記通信部には、前記更新情報を前記車両の乗員が有する端末装置に送信させないものである。
(4):上記(3)の態様において、前記端末装置検出部は、前記端末装置との近距離無線通信を用いて、又は前記車両の位置情報と前記端末装置の位置情報とに基づいて、前記端末装置が前記車両の車室内に存在することを検出するものである。
(5):上記(3)、又は(4)の態様において、前記通知制御部は、前記端末装置が前記車室内に存在しないことが検出されてから所定の時間が経過した後、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させるものである。
(6):上記(1)から(5)のうちいずれか一つの態様において、前記通知制御部は、前記更新情報を前記端末装置に送信した場合、前記通知部には、前記更新情報を前記乗員に通知させる処理を行わせないものである。
(7):上記(1)から(6)のうちいずれか一つの態様において、前記車両の施錠状態を検出する施錠状態検出部を更に備え、前記通知制御部は、前記施錠状態検出部によって前記車両が解錠されたことが検出された場合において、前記通信部が前記更新情報を前記端末装置に送信していない、又は前記通知部が前記更新情報を前記乗員に通知する処理を行っていない場合に、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させるものである。
(8):上記(1)から(7)のうちいずれか一つの態様において、前記通知制御部は、前記通知部が通知を行えない状態である場合、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させるものである。
(9):この発明の一態様に係るソフトウェア更新システムは、上記(1)から(7)のいずれかに記載のソフトウェア更新装置と、エージェント装置とを備えるソフトウェア更新システムであって、前記エージェント装置は、前記車両に存在する乗員を認識する認識部と、前記乗員とのコミュニケーションを行うエージェント画像を、前記車両に搭載された表示部に表示させる表示制御部と、前記乗員の音声に応じて、音声による応答を含むサービスを提供するエージェント機能部とを備え、前記通知制御部は、前記認識部の認識結果と、前記車両を利用する乗員の端末装置の情報とに基づいて、運転席に着座する乗員の前記端末装置を特定し、前記通信部には、前記運転席に着座する乗員の前記端末装置に対して前記更新情報を送信させず、前記運転席以外の座席に着座する乗員の前記端末装置に対して前記更新情報を送信させ、前記エージェント機能部は、前記更新情報が送信される乗員に対して、前記更新情報が送信されることを通知し、前記表示制御部は、前記エージェント機能部の通知に応じて前記エージェント画像を前記表示部に表示させるものである。
(10):この発明の一態様に係るソフトウェア更新方法は、車両の乗員に各種情報を通知する通知部を備え、前記車両に搭載されるソフトウェア更新装置を実現するコンピュータが、少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信し、前記車両が動作中であることを検出し、車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御し、前記車両が動作中であることが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記乗員に通知させる処理を行わせると共に、前記更新情報を前記車両の乗員が有する端末装置に送信させないものである。
(11):この発明の一態様に係るソフトウェア更新方法は、車両の乗員に各種情報を通知する通知部を備え、前記車両に搭載されるソフトウェア更新装置を実現するコンピュータが、少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信し、前記車両の乗員が有する端末装置が、前記車両の車室内に存在することを検出し、車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御し、前記端末装置が前記車室内に存在することが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記乗員に通知させる処理を行うと共に、前記更新情報を前記車両の乗員が有する端末装置に送信させないものである。
(12):この発明の一態様に係るソフトウェア更新装置は、車両が動作中であることを示す動作中情報を取得する取得部と、車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報を送信する通信部とを備え、前記通信部は、前記取得部によって前記動作中情報が取得された場合、前記車両の通知を制御する通知制御部に対して前記更新情報を送信し、前記車両の乗員が有する端末装置に前記更新情報を送信しないものである。
(1)~(12)によれば、車両の所有者の状況に応じて、適切に通知を行うことができる。
(2)によれば、車両が動作するタイミングに合わせて適切に通知を行うことができる。
(3)~(5)によれば、所有者の位置に応じて適切な通知手段で通知を行うことができる。
(6)によれば、通知が煩わしく感じないようにすることができる。
(7)によれば、2回目以降の通知を適切な手段で行うことができる。
(8)によれば、通知手段の状態に応じて、適切に通知を行うことができる。
(9)によれば、乗員に分かりやすく通知を行うことができる。
第1実施形態に係るソフトウェア更新装置100を含むソフトウェア更新システム1の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係るソフトウェア更新装置100の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る端末装置情報122の内容の一例を示す図である。 HMI101における更新情報の通知の一例を示す図である。 端末装置300における更新情報の通知の一例を示す図である。 車両Mが動作中であるかに基づく通知処理の一例を示すフローチャートである。 車両Mが動作中であるかに基づく通知処理の一例を示すフローチャートである。 HMI101における更新情報の通知の他の例を示す図である。 端末装置300における更新情報の通知の他の例を示す図である。 既に通知が行われた場合の通知処理の一例を示すフローチャートである。 端末装置300に対する通知処理の一例を示すフローチャートである。 HMI101の故障時の通知処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るソフトウェア更新装置100aを含むソフトウェア更新システム1aの構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係るソフトウェア更新装置100aの構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係る端末装置情報122aの内容の一例を示す図である。 エージェントによるサービスの提供の一例を示す図である。 認識部116によって認識された車両Mのオーナーに対する通知処理の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る配信サーバ装置200aの構成の一例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照し、本発明のソフトウェア更新装置、ソフトウェア更新システム、及びソフトウェア更新方法の実施形態について説明する。
[ソフトウェア更新システム1の概要]
図1は、第1実施形態に係るソフトウェア更新装置100を含むソフトウェア更新システム1の構成の一例を示す図である。ソフトウェア更新システム1は、例えば、ソフトウェア更新装置100と、配信サーバ装置200と、端末装置300とを備える。ソフトウェア更新装置100と、配信サーバ装置200と、端末装置300とは、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。セルラー網や、Wi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。また、これらの構成要素は、それぞれネットワークNWを介さずに、直接、無線通信を行ってもよい。
ソフトウェア更新装置100は、車両Mに搭載される装置である。ソフトウェア更新装置100は、例えば、車両Mの車載機器においてネットワークNWを介したソフトウェアの更新が有ることを示す情報(以下、更新情報)を、後述する配信サーバ装置200から受信した場合、車両Mの乗員、又は車両Mの所有者に対して、ソフトウェアの更新が有ることを通知する処理を行う。ソフトウェアとは、例えば、車載機器を制御するECU(Electronic Control Unit)において用いられるソフトウェアである。以降の説明において、車両Mの乗員、又は車両Mの所有者を区別しない場合には、「車両Mのオーナー」と記載する。なお、車両Mのオーナーは、一人に限られず、複数人であってもよい。例えば、車両Mが、ある家庭の乗用車である場合、車両Mのオーナーは、家族全員であってもよい。車両Mのオーナーは、「車両の利用者」の一例である。
ソフトウェア更新装置100は、HMI(Human Machine Interface)101を備えており、HMI101は、車両Mのユーザに対して各種情報を提示すると共に、ユーザによる入力操作を受け付ける。HMI101は、例えば、各種表示部、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、イグニッションキーなどを含む。HMI101は、ソフトウェアの更新が有ることを示す画像を表示部に表示したり、ソフトウェアの更新が有ることを示す音声をスピーカから出力したりすることにより、車両Mの乗員に対して更新情報を通知する。HMI101は、「通知部」の一例である。
また、ソフトウェア更新装置100は、通知に応じて、車両Mのオーナーによってソフトウェアの更新が承諾された場合、後述する配信サーバ装置200から更新ソフトウェアを受信し、受信した更新ソフトウェアに車載機器のソフトウェアをアップデート(更新)する。
配信サーバ装置200は、車両Mの車載機器において、ネットワークNWを介したソフトウェアの更新が有る場合、更新情報をソフトウェア更新装置100に送信する。配信サーバ装置200は、例えば、ソフトウェア更新装置100の通知に応じて、車両Mのオーナーによってソフトウェアの更新が承諾された場合、ソフトウェア更新装置100において更新に用いられる情報(更新ソフトウェア等)を、ネットワークNWを介して送信する。
端末装置300は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどの車両Mのオーナーが所有する端末装置である。端末装置300は、ソフトウェア更新装置100の制御に基づいて、ソフトウェアの更新が有ることを示す画像を表示部に表示したり、ソフトウェアの更新が有ることを示す音声をスピーカから出力したりすることにより、端末装置300を所有する車両Mのオーナーに対して更新情報を通知する。
以降の説明において、更新情報を通知する処理において、HMI101、及び端末装置300を区別しない場合には、「通知手段」とも記載する。
[ソフトウェア更新装置100の構成]
図2は、第1実施形態に係るソフトウェア更新装置100の構成の一例を示す図である。ソフトウェア更新装置100は、例えば、HMI101と、通信部102と、制御部110と、記憶部120とを備える。
通信部102は、例えば、NIC等の通信インターフェースを含む。通信部102は、ネットワークNWを介して、配信サーバ装置200、或いは端末装置300等と通信する。
制御部110は、例えば、動作検出部111と、端末装置検出部112と、施錠状態検出部113と、通知制御部114と、更新部115とを備える。
制御部110の構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部110の構成要素の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはGPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitry)により実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置により実現される。記憶部120には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムの他に、端末装置情報122が格納される。
図3は、第1実施形態に係る端末装置情報122の内容の一例を示す図である。端末装置情報122は、例えば、車両Mのオーナーを識別可能な情報(以下、オーナー識別情報)と、車両Mのオーナーが有する端末装置300に対してソフトウェア更新装置100が各種情報を送信する際に用いられる情報(以下、端末情報連絡情報)とが、互いに対応付けられた情報である。オーナー識別情報は、例えば、車両Mのオーナー毎のコードであってもよく、車両Mのオーナーの氏名であってもよい。端末情報連絡情報は、例えば、端末装置300の電話番号やメールアドレスである。
図2に戻り、動作検出部111は、例えば、車両Mが動作中であることを検出する。車両Mが動作中であることには、車両Mが走行中であること、車両Mが走行可能な状態のまま停止していること、車両Mのメインスイッチがオン状態になっていること等(つまり、少なくともイグニッションキーがオン状態にあること)が含まれる。動作検出部111は、イグニッションキーがオン状態である場合に、車両Mが動作中であると検出し、イグニッションキーがオフ状態である場合に、車両Mが動作中ではないと検出する。なお、動作検出部111は、イグニッションキーがオフ状態であっても、HMI101等がオン状態である(例えば、ACC(Accessory)電源がオン状態である)場合に、車両Mが動作中であると検出し、HMI101等がオフ状態である場合に、車両Mが動作中ではないと検出してもよい。
端末装置検出部112は、例えば、車両Mのオーナーが有する端末装置300が車両Mの車室内に存在することを検出する。端末装置検出部112は、例えば、車両Mが有する車両Mの位置を特定する機能部から、車両Mの位置を示す情報を取得する。また、端末装置検出部112は、端末装置情報122に示される端末装置300から、端末装置300の位置を示す情報を取得する。この場合、端末装置300は、端末装置300の位置を特定する機能部を有する。端末装置検出部112は、取得した情報に基づいて、車両Mの位置と、端末装置300の位置とが合致する場合、端末装置300が車両Mの車室内に存在すると検出し、車両Mの位置と、端末装置300の位置とが合致しない場合、端末装置300が車両Mの車室内に存在しないと検出する。車両Mの位置を特定する機能部や、端末装置300の位置を特定する機能部は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機等によって実現される。
なお、端末装置検出部112は、通信部102と、端末装置300とが、Wi-Fi網や、Bluetooth等の近距離無線通信が可能か否かによって、端末装置300が車両Mの車室内に存在することを検出してもよい。この場合、端末装置検出部112は、通信部102と、端末装置300とが、近距離無線通信が可能な場合、端末装置300が車両Mの車室内に存在すると検出し、通信部102と、端末装置300とが、近距離無線通信が不可能な場合、端末装置300が車両Mの車室内に存在しないと検出する。
施錠状態検出部113は、車両Mに設けられるドアの施錠状態(つまり、施錠されているか、解錠されているか)を検出する。施錠状態検出部113は、例えば、車両Mが有する車両Mのドアロック装置から車両Mに設けられるドアの施錠状態を示す情報を取得することによって、施錠状態を検出する。
通知制御部114は、例えば、更新情報の通知を制御する。通知制御部114は、例えば、配信サーバ装置200から更新情報を受信した場合、動作検出部111、端末装置検出部112、及び施錠状態検出部113のうち、少なくともいずれかの検出結果に基づいて、HMI101、又は端末装置300の少なくとも一方に更新情報を通知する。
更新部115は、通知制御部114の制御によってHMI101、又は端末装置300の少なくとも一方において通知が行われたことに応じて、車両Mのオーナーによってソフトウェアの更新が承諾された場合、配信サーバ装置200から更新ソフトウェアを受信し、受信した更新ソフトウェアに車載機器のソフトウェアをアップデートする。一般に、更新部115が、ソフトウェアをアップデートする所定の時間は、車両Mを動作させることができない。所定の時間とは、例えば、数[分]~数十[分]程度の時間である。
[HMI101における通知の例]
図4は、HMI101における更新情報の通知の一例を示す図である。通知制御部114は、例えば、HMI101を制御して、ソフトウェアの更新が有ることを通知しつつ、車両Mのオーナーがソフトウェアの更新を承諾するか否かを問い合わせるメッセージMS1を含む通知画像を、HMI101の表示部に表示させる。メッセージMS1は、例えば、「ソフトウェアの更新が有ります。更新しますか?」等のメッセージである。また、通知画像には、ソフトウェアの更新を承諾するボタンB1と、ソフトウェアの更新を承諾しないボタンB2とが含まれる。車両Mのオーナーは、HMI101に示される通知画像のボタンB1、又はボタンB2を操作することにより、ソフトウェアの更新を承諾するか否かを選択する。
[端末装置300における通知の例]
図5は、端末装置300における更新情報の通知の一例を示す図である。通知制御部114は、例えば、通信部102を制御して、端末装置300に更新情報を送信する。端末装置300は、通知制御部114から受信した更新情報に基づいて、上述した通知画像を生成し、表示部に表示させる。ソフトウェアの更新を承諾する処理については、HMI101の処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、通知制御部114は、更新情報に代えて通知画像を端末装置300に送信してもよい。この場合、端末装置300は、受信した通知画像を表示部に表示させる。
ここで、通知制御部114がHMI101、及び端末装置300の両方に更新情報を通知すると、車両Mのオーナーは、通知を煩わしいと感じる場合がある。また、車両Mの動作中であり、車両Mのオーナーが車両Mを運転している際に、端末装置300に対して更新情報の通知が行われる場合、車両Mのオーナーは、端末装置300の通知に気を取られてしまう場合がある。このような状態を抑制すべく、通知制御部114は、各種検出結果に基づいて、更新情報の通知を制御する。以下、通知制御部114に係る更新情報の通知処理について説明する。
[動作フロー:車両Mが動作中であるかに基づく通知処理]
図6は、車両Mが動作中であるかに基づく通知処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、所定の時間間隔毎に繰り返し実行される。所定の時間間隔とは、例えば、配信サーバ装置200から更新情報が送信されたか否かを確認する際に適した時間間隔(例えば、1日~数日)である。まず、通知制御部114は、配信サーバ装置200から更新情報を受信したか(つまり、ソフトウェアの更新が有るか)否かを判定する(ステップS100)。通知制御部114は、ソフトウェアの更新が有ると判定するまでの間、待機する。通知制御部114は、ソフトウェアの更新が有ると判定した場合、動作検出部111の検出結果が、車両Mが動作していることを示すか否かを判定する(ステップS102)。通知制御部114は、動作検出部111の検出結果が、車両Mが動作していることを示す場合、HMI101に更新情報を通知させ、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させない(禁止する)(ステップS104)。通知制御部114は、動作検出部111の検出結果が、車両Mが動作していないことを示す場合、HMI101に更新情報を通知させつつ、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させる(ステップS106)。
これにより、通知制御部114は、車両Mが動作しており、車両Mのオーナーが車両Mに乗車していることが推定される場合には、HMI101にのみ更新情報を通知させ、端末装置300に更新情報を通知させず、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないようにすることができる。また、通知制御部114は、車両Mのオーナーが端末装置300の通知に気を取られないようにすることができる。
また、HMI101は、上述したステップS106の処理において、通知制御部114の制御に基づいて更新情報を通知する処理(スタンバイ)を行うものの、車両Mが動作していないため、実際に通知画像を表示部に表示するのは、次回の車両Mの動作タイミングである。したがって、上述した処理の場合、通知制御部114は、まずは端末装置300に更新情報を通知させて、車両Mのオーナーに予めソフトウェアの更新を周知しつつ、車両Mのオーナーが車両Mに乗車したとき(つまり、次回の車両Mの動作タイミング)において、改めてHMI101に更新情報を通知させる。これにより、通知制御部114は、車両Mのオーナーの位置に応じて適切な通知手段によって通知を行うことができる。
[動作フロー:端末装置300が車両Mの車室内に存在するかに基づく通知処理]
図7は、車両Mが動作中であるかに基づく通知処理の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、所定の時間間隔毎に繰り返し実行される。以下、上述した処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付して、説明を省略する。
通知制御部114は、ソフトウェアの更新が有ると判定した場合、端末装置検出部112の検出結果が、車両Mの車室内に車両Mのオーナーの端末装置300が存在することを示すか否かを判定する(ステップS202)。
通知制御部114は、端末装置検出部112の検出結果が、車両Mの車室内に車両Mのオーナーの端末装置300が存在していることを示す場合、HMI101に更新情報を通知させ、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させない(禁止する)(ステップS204)。
通知制御部114は、端末装置検出部112の検出結果が、車両Mの車室内に車両Mのオーナーの端末装置300が存在しないことを示す場合、端末装置検出部112によって端末装置300が存在しないことが検出されてから所定の時間が経過するまでの間、待機する(ステップS206)。通知制御部114は、端末装置検出部112の検出結果が、車両Mの車室内に端末装置300が存在しないことを示してから所定の時間経過後に、HMI101に更新情報を通知させつつ、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させる(ステップS208)。
これにより、通知制御部114は、車両Mが動作しており、車両Mのオーナーが車両Mに乗車していることが推定される場合には、HMI101にのみ更新情報を通知させ、端末装置300に更新情報を通知させず、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないようにすることができる。また、通知制御部114は、車両Mのオーナーが端末装置300の通知に気を取られないようにすることができる。また、これにより、通知制御部114は、車両Mのオーナーが通知を失念し、ソフトウェアの更新が行われなくなることが無いようにすることができる。また、更新部115は、車両Mのオーナーが車両Mを離れたタイミングにおいて、端末装置300に更新情報を通知させることによって、車両Mのオーナーが車両Mを利用しないタイミングにおいて、ソフトウェアの更新を促すことができ、ソフトウェアの更新によって車両Mのオーナーが車両Mを利用できなくなる事態が発生しないようにすることができる。
[通知の他の例]
以下、通知画面には、ソフトウェアの更新の承諾を保留する選択肢が含まれる場合について説明する。図8は、HMI101における更新情報の通知の他の例を示す図である。図9は、端末装置300における更新情報の通知の他の例を示す図である。図8、及び図9に示される通知画像には、ソフトウェアの更新を承諾するボタンB1と、ソフトウェアの更新を承諾しないボタンB2と、ソフトウェアの更新の承諾を保留するボタンB3とが含まれる。車両Mのオーナーは、HMI101に示される通知画像のボタンB1~B3を選択することにより、ソフトウェアの更新を承諾すること、ソフトウェアの更新を承諾しないこと、又はソフトウェアの更新を保留することを選択する。
[動作フロー:既に通知が行われた場合の通知処理の例]
図10は、既に通知が行われた場合の通知処理の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートは、所定の時間間隔毎に繰り返し実行される。所定の時間間隔は、例えば、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないような時間間隔(例えば、数日~十数日)である。
まず、通知制御部114は、配信サーバ装置200から受信した、ある更新情報に係るソフトウェアの更新が更新部115によって行われたか否かを判定する(ステップS300)。通知制御部114は、ある更新情報に係るソフトウェアの更新が更新部115によって行われたと判定した場合、処理を終了する。通知制御部114は、ある更新情報に係るソフトウェアの更新が更新部115によって行われていないと判定した場合、当該更新情報を既に端末装置300に対して通信部102に送信させたか否かを判定する(ステップS302)。ある更新情報に係るソフトウェアの更新が更新部115によって行われていない場合とは、例えば、HMI101や端末装置300において行われた通知に応じて、車両Mのオーナーが、ソフトウェアの更新を保留することを選択した場合である。通知制御部114は、当該更新情報を既に端末装置300に対して通信部102に送信させたと判定した場合、以降、当該更新情報に係る通知を通信部102に端末装置300に対して送信させない(禁止する)(ステップS304)。また、通知制御部114は、当該更新情報を既に端末装置300に対して通信部102に送信させていないと判定した場合、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させる(ステップS306)。
これにより、通知制御部114は、端末装置300に通知が何度も送信されることに伴い車両Mのオーナーが、通知を煩わしく感じないようにすることができる。これにより、通知制御部114は、一度、HMI101において行った2回目以降の通知について、車両Mのオーナーが失念しないように、適切に通知を行うことができる。
なお、上述では、図10のフローチャートが車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないような時間間隔毎に繰り返し実行される場合について説明したが、これに限られない。例えば、図10のフローチャートは、ソフトウェアの更新を行わないことが車両Mの動作に影響を及ぼす場合、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じるような短い時間間隔毎に繰り返し実行されてもよい。
[動作フロー:端末装置300に対する通知のタイミング]
図11は、端末装置300に対する通知処理の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートは、上述したステップ番号が、ステップS106、ステップS208、及びステップS306の処理において、通知制御部114が、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させると決定した際に実行されるフローチャートである。
まず、通知制御部114は、施錠状態検出部113の検出結果が、車両Mに設けられるドアが施錠されていることを示すか否かを判定する(ステップS400)。通知制御部114は、施錠状態検出部113の検出結果が、ドアが施錠されていないと判定した場合、施錠されるまでの間、待機する。通知制御部114は、施錠状態検出部113の検出結果が、ドアが施錠されていることを示すと判定した場合、施錠状態検出部113の検出結果が、ドアが解錠されている(状態に変化した)ことを示すか否かを判定する(ステップS402)。通知制御部114は、施錠状態検出部113の検出結果が、ドアが解錠されていない(つまり、施錠されている)と判定した場合、解錠されるまでの間、待機する。通知制御部114は、施錠状態検出部113の検出結果が、ドアが解錠されていることを示すと判定した場合、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させる(ステップS404)。
これにより、通知制御部114は、端末装置300の通知は、ドアが解錠されたタイミング(つまり、車両Mのオーナーが車両Mに乗車したタイミング)で行うことにより、次の降車のタイミングにおいてソフトウェアの更新を促すことができる。また、更新部115は、降車のタイミングにおいてソフトウェアの更新を促すことにより、車両Mのオーナーが車両Mを利用しないタイミングにおいて、ソフトウェアの更新を行うことができ、ソフトウェアの更新によって車両Mのオーナーが車両Mを利用できなくなる事態が発生しないようにすることができる。
[動作フロー:HMI101の故障時の通知]
図12は、HMI101の故障時の通知処理の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、常時、又は所定の時間間隔毎に繰り返し実行される。通知制御部114は、HMI101が使用可能であるか否かを判定する(ステップS500)。通知制御部114は、例えば、HMI101が認識できない場合や、車両MのオーナーによってHMI101が故障していることを示す入力があった場合に、HMI101が使用可能ではないと判定し、それ以外の場合に、HMI101が使用可能であると判定する。通知制御部114は、HMI101が使用可能ではないと判定した場合、以降の通知は、端末装置300に対してのみ行い、HMI101に通知を行わせない(禁止する)(ステップS502)。これにより、通知制御部114は、通知手段の状態に応じて、適切に通知を行うことができる。
<第2実施形態>
以下、図面を参照して第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、HMI101において画像や音声を用いた通知を行う場合について説明した。これに対して、第2実施形態では、エージェント機能を用いた通知を行う点で、上述した第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第2実施形態と共通する点については説明を省略する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[ソフトウェア更新システム1aの概要]
図13は、第2実施形態に係るソフトウェア更新装置100aを含むソフトウェア更新システム1aの構成の一例を示す図である。ソフトウェア更新システム1aは、例えば、ソフトウェア更新装置100aと、配信サーバ装置200と、端末装置300と、エージェントサーバ装置400とを備える。ソフトウェア更新装置100aと、配信サーバ装置200と、端末装置300と、エージェントサーバ装置400とは、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。セルラー網や、Wi-Fi網、Bluetooth、インターネット、WAN、LAN、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。また、これらの構成要素は、それぞれネットワークNWを介さずに、直接、無線通信を行ってもよい。
エージェントサーバ装置400は、例えば、車両Mに設けられるマイク(不図示)によって取得された車両Mの乗員の発話を示す音声に対して音響処理が行われた情報(以下、音声ストリーム)をソフトウェア更新装置100aから受信する。エージェントサーバ装置400は、受信した音声ストリームが示す音声の意味を認識して、認識した意味に応じた回答をソフトウェア更新装置100に提供する。回答は、HMI101によって出力される音声であってもよく、車両Mの車載装置の動作を指示するコマンドであってもよい。
[ソフトウェア更新装置100aの構成]
図14は、第2実施形態に係るソフトウェア更新装置100aの構成の一例を示す図である。ソフトウェア更新装置100aは、例えば、HMI101と、通信部102と、制御部110aと、記憶部120aとを備える。
制御部110aは、例えば、動作検出部111と、端末装置検出部112と、施錠状態検出部113と、通知制御部114と、更新部115と、認識部116と、エージェント機能部117と、表示制御部118と、音声制御部119とを備える。
制御部110aの構成要素は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120aに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部110aの構成要素の一部または全部は、LSI、ASIC、FPGA、またはGPUなどのハードウェア(回路部)により実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部120aは、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAMなどの記憶装置により実現される。記憶部120aには、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムの他に、端末装置情報122aが格納される。
図15は、第2実施形態に係る端末装置情報122aの内容の一例を示す図である。端末装置情報122aは、例えば、オーナー識別情報と、端末情報連絡情報と、車両Mのオーナーの特徴を示す情報(以下、特徴情報)とが、互いに対応付けられた情報である。特徴情報は、例えば、顔認識処理などによって導出された車両Mのオーナーの顔の特徴情報である。
図14に戻り、認識部116は、車両Mの車室内に設けられた車室内カメラ(不図示)が、車両Mの乗員を撮像して生成した画像と、端末装置情報122aとに基づいて、車両Mに存在する乗員を認識する。認識部116は、例えば、車室内カメラによって生成された画像に対して顔認識処理を行い、車両Mの乗員の顔の特徴情報を取得する。そして、認識部116は、取得した顔の特徴情報と、端末装置情報122aに示される特徴情報とが合致する場合、当該特徴情報に対応付けられた車両Mのオーナーが車両Mの車室内に存在すると認識する。また、認識部116は、車室内カメラによって生成された画像に基づいて、車両Mに存在すると認識された車両Mのオーナーの着座位置を認識する。着座位置は、例えば、運転席か、それ以外の座席か等によって表される。
エージェント機能部117は、例えば、エージェントサーバ装置400と協働してエージェントを出現させ、車両Mの乗員の発話に応じて、音声による応答を含むサービスを提供する。エージェント機能部117は、音声ストリームをエージェントサーバ装置400に送信し、取得した回答を、認識部116によって車両Mに存在すると認識された乗員のうち、通知制御部114に指示された乗員に対して提供する。
表示制御部118は、例えば、エージェント機能部117の指示に応じて、車室内で乗員とのコミュニケーションを行う擬人化されたエージェントの画像(以下、エージェント画像と称する)を生成し、生成したエージェント画像をHMI101の表示部に表示させる。エージェント画像は、例えば、乗員に対して話しかける態様の画像である。エージェント画像は、例えば、少なくとも観者(乗員)によって表情や顔向きが認識される程度の顔画像を含んでよい。例えば、エージェント画像は、顔領域の中に目や鼻に擬したパーツが表されており、顔領域の中のパーツの位置に基づいて表情や顔向きが認識されるものであってよい。また、エージェント画像は、観者によって、立体的に感じられ、三次元空間における頭部画像を含むことでエージェントの顔向きが認識される画像である。エージェント画像は、エージェントの動作や振る舞い、姿勢等が認識され本体(胴体や手足)の画像を含むものであってもよい。また、エージェント画像は、アニメーション画像であってもよい。
音声制御部119は、例えば、エージェント機能部117の指示に応じて、HMI101のスピーカに回答を示す音声を出力させる。車両Mは、例えば、HMI101の他に、複数のスピーカを有するスピーカユニットを備えており、表示制御部118は、スピーカユニットに含まれるスピーカのうち一部または全部に音声を出力させることにより、エージェント画像の表示位置に対応する位置にエージェント音声の音像を定位させる制御を行ってもよい。エージェント画像の表示位置に対応する位置とは、例えば、エージェント画像がエージェント音声を喋っていると乗員が感じると予測される位置であり、具体的には、エージェント画像の表示位置付近(例えば、2~3[cm]以内)の位置である。また、音像が定位するとは、例えば、乗員の左右の耳に伝達される音の大きさが調節されることにより、車両Mの乗員が感じる音源の空間的な位置が定められることである。
図16は、エージェントによるサービスの提供の一例を示す図である。図16において、通知画像には、エージェント画像IMEが含まれる。通知制御部114は、認識部116によって認識された乗員が、複数存在する場合、運転席以外の座席に着座している車両Mのオーナーに対して、ソフトウェアの更新が有ることを通知しつつ、車両Mのオーナーがソフトウェアの更新を承諾するか否かを問い合わせるメッセージ(以下、メッセージMS2)を提供するように、エージェント機能部117に指示する。メッセージMS2は、例えば、「助手席の〇〇さん(車両Mのオーナーの氏名)、ソフトウェアの更新が有ります。更新しますか?」等の運転席以外の座席に着座している車両Mのオーナーに呼びかける文章を含むメッセージであってもよい。また、通知制御部114は、認識部116によって認識された乗員が、運転席に着座している乗員のみである場合、当該乗員に対してメッセージMS2を提供するように、エージェント機能部117に指示する。
表示制御部118、及び音声制御部119は、エージェント機能部117に指示された車両Mのオーナーに対して、エージェント画像IMEの顔向きを変更し、当該車両Mのオーナーに対してメッセージMS2の音声SDを出力する。
また、エージェント機能部117は、ボタンB1~B3に示すような選択肢を、車両Mのオーナーが発話によって回答した場合、当該発話を示す音声ストリームをエージェントサーバ装置400に送信する。更新部115は、エージェントサーバ装置400から受信した回答に基づいて、ソフトウェアの更新を行ったり、ソフトウェアの更新を保留したりする。
[動作フロー:認識された車両Mのオーナーに対する通知処理について]
図17は、認識部116によって認識された車両Mのオーナーに対する通知処理の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートは、所定の時間間隔毎に繰り返し実行される。所定の時間間隔とは、例えば、配信サーバ装置200から更新情報が送信されたか否かを確認する際に適した時間間隔(例えば、1日~数日)である。以下、上述した処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付して、説明を省略する。
認識部116は、通知制御部114によってソフトウェアの更新が有ると判定された場合、認識した車両Mの乗員が複数存在するか否かを判定する(ステップS600)。通知制御部114は、認識部116によって認識された乗員が、運転席に着座している乗員のみであると判定された場合、当該乗員に対して更新情報を提供するように、エージェント機能部117に指示してHMI101に更新情報を通知させつつ、通信部102に端末装置300に対して更新情報を送信させない(禁止する)(ステップS602)。
認識部116は、車両Mの乗員が複数存在すると判定した場合、運転席以外の座席に着座している乗員を特定する(ステップS604)。通知制御部114は、認識部116によって特定された乗員に対して更新情報を提供するように、エージェント機能部117に指示してHMI101に更新情報を通知させつつ、通信部102に特定された乗員(車両Mのオーナー)の端末装置300に対して更新情報を送信させる(ステップS606)。
これにより、通知制御部114は、車両Mのオーナーが1人だけ車両Mに乗車していることが推定される場合には、HMI101にのみ更新情報を通知させ、端末装置300に更新情報を通知させず、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないようにすることができる。また、通知制御部114は、車両Mのオーナーが端末装置300の通知に気を取られないようにすることができる。
また、これにより、通知制御部114は、車両Mのオーナーが車両M(の運転席)に乗車していることが推定される場合には、HMI101にのみ更新情報を通知させ、端末装置300に更新情報を通知させず、車両Mのオーナーが通知を煩わしいと感じないようにすることができる。また、通知制御部114は、車両Mのオーナーが端末装置300の通知に気を取られないようにすることができる。また、通知制御部114は、複数の車両Mのオーナーが車両Mに乗車していることが推定される場合には、HMI101に更新情報を通知しつつも、運転席以外の座席に着座する車両Mのオーナーの端末装置300に対して通知を行うことにより、運転席に着座している車両Mのオーナーが端末装置300の通知に気を取られないようにすることができる。
また、通知制御部114は、エージェント機能部117を指示し、エージェント画像IMEによって更新情報を車両Mのオーナーに伝えることによって、分かりやすく通知を行うことができる。
[変形例:ソフトウェア更新システム1の他の構成について]
以下、図面を参照して実施形態の変形例について説明する。変形例では、実施形態のソフトウェア更新装置100、100aに搭載される機能のうち、一部の機能が、車載されていない他の装置が有している場合について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第2実施形態と共通する点については説明を省略する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図18は、変形例に係る配信サーバ装置200aの構成の一例を示す図である。以下、ソフトウェア更新装置100、100aに搭載される機能のうち、一部の機能が配信サーバ装置200に搭載される場合について説明する。配信サーバ装置200は、例えば、通信部202と、制御部210と、記憶部220とを備える。
通信部202は、例えば、NIC等の通信インターフェースを含む。通信部202は、ネットワークNWを介して、ソフトウェア更新装置100、或いは端末装置300等と通信する。
制御部210は、例えば、取得部211と、通知制御部114とを備える。制御部210の構成要素は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部220に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部110の構成要素の一部または全部は、LSI、ASIC、FPGA、またはGPUなどのハードウェア(回路部)により実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部220は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAMなどの記憶装置により実現される。記憶部220には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムの他に、端末装置情報122(或いは、端末装置情報122a)が格納される。
取得部211は、ソフトウェア更新装置100、100aから通知制御部114の通知の制御に係る各種情報を取得する。各種情報は、例えば、動作検出部111の検出結果、端末装置検出部112の検出結果、施錠状態検出部113の検出結果、及び認識部116の認識結果のうち、少なくともいずれかである。通知制御部114は、取得部211によって取得された情報や、端末装置情報122に基づいて、HMI101(又は、エージェント機能部117を介したHMI101)の通知や、端末装置300の通知を制御する。通知制御部114がHMI101や端末装置300に通知させる処理については、上述した処理と同様であるため、説明を省略する。
これにより、変形例の配信サーバ装置200aは、複数の車両Mのソフトウェアの更新に係る通知の制御を、一括して行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1a…ソフトウェア更新システム、100、100a…ソフトウェア更新装置、102…通信部、110、110a…制御部、111…動作検出部、112…端末装置検出部、113…施錠状態検出部、114…通知制御部、115…更新部、116…認識部、117…エージェント機能部、118…表示制御部、119…音声制御部、120、120a…記憶部、122、122a…端末装置情報、200、200a…配信サーバ装置、202…通信部、210…制御部、211…取得部、220…記憶部、300…端末装置、400…エージェントサーバ装置、IME…エージェント画像、M…車両

Claims (10)

  1. 車両に搭載されるソフトウェア更新装置であり、
    少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信する通信部と、
    前記車両が動作中であることを検出する動作検出部と、
    前記車両に搭載され、前記車両の利用者に情報を通知する通知部と、
    車載機器において前記通信部を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御する通知制御部とを備え、
    前記通知制御部は、
    前記動作検出部によって前記車両が動作中であることが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記車両の利用者に通知させる処理を行うと共に、前記通信部には、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させず、
    前記通信部は、
    前記動作検出部によって前記車両が動作中ではないことが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を通知させる処理を行うと共に、前記通信部に、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させる、
    ソフトウェア更新装置。
  2. 車両に搭載されるソフトウェア更新装置であり、
    少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信する通信部と、
    前記車両の利用者が有する端末装置が、前記車両の車室内に存在することを検出する端末装置検出部と、
    前記車両に搭載され、前記車両の利用者に各種情報を通知する通知部と、
    車載機器において前記通信部を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御する通知制御部とを備え、
    前記通知制御部は、
    前記端末装置検出部によって前記端末装置が前記車室内に存在することが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記車両の利用者に通知させる処理を行うと共に、前記通信部には、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させず、
    前記通知制御部は、前記端末装置が前記車室内に存在しないことが検出されてから所定の時間が経過した後、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させる、
    ソフトウェア更新装置。
  3. 前記端末装置検出部は、前記端末装置との近距離無線通信を用いて、又は前記車両の位置情報と前記端末装置の位置情報とに基づいて、前記端末装置が前記車両の車室内に存在することを検出する、
    請求項に記載のソフトウェア更新装置。
  4. 前記通知制御部は、前記更新情報を前記端末装置に送信した場合、前記通知部には、前記更新情報を前記車両の利用者に通知させる処理を行わせない、
    請求項2又は請求項のうちいずれか一項に記載のソフトウェア更新装置。
  5. 前記車両の施錠状態を検出する施錠状態検出部を更に備え、
    前記通知制御部は、
    前記施錠状態検出部によって前記車両が解錠されたことが検出された場合において、前記通信部が前記更新情報を前記端末装置に送信していない、又は前記通知部が前記更新情報を前記車両の利用者に通知する処理を行っていない場合に、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させる、
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載のソフトウェア更新装置。
  6. 前記通知制御部は、前記通知部が通知を行えない状態である場合、前記通信部に、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させる、
    請求項1から請求項のうちいずか一項に記載のソフトウェア更新装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載のソフトウェア更新装置と、エージェント装置とを備えるソフトウェア更新システムであって、
    前記エージェント装置は、
    前記車両に存在する前記車両の利用者を認識する認識部と、
    前記車両の利用者とのコミュニケーションを行うエージェント画像を、前記車両に搭載された表示部に表示させる表示制御部と、
    前記車両の利用者の音声に応じて、音声による応答を含むサービスを提供するエージェント機能部とを備え、
    前記通知制御部は、
    前記認識部の認識結果と、前記車両の利用者の端末装置の情報とに基づいて、運転席に着座する前記車両の利用者の前記端末装置を特定し、
    前記通信部には、前記運転席に着座する前記車両の利用者の前記端末装置に対して前記更新情報を送信させず、前記運転席以外の座席に着座する前記車両の利用者の前記端末装置に対して前記更新情報を送信させ、
    前記エージェント機能部は、前記更新情報が送信される前記車両の利用者に対して、前記更新情報が送信されることを通知し、
    前記表示制御部は、前記エージェント機能部の通知に応じて前記エージェント画像を前記表示部に表示させる、
    ソフトウェア更新システム。
  8. 車両の利用者に各種情報を通知する通知部を備え、前記車両に搭載されるソフトウェア更新装置を実現するコンピュータが、
    少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信し、
    前記車両が動作中であることを検出し、
    車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御し、
    前記車両が動作中であることが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記車両の利用者に通知させる処理を行わせると共に、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させず、
    前記車両が動作中ではないことが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を通知させる処理を行うと共に、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させる、
    ソフトウェア更新方法。
  9. 車両の利用者に各種情報を通知する通知部を備え、前記車両に搭載されるソフトウェア更新装置を実現するコンピュータが、
    少なくとも前記車両の利用者の端末装置を含む他装置と通信し、
    前記車両の利用者が有する端末装置が、前記車両の車室内に存在することを検出し、
    車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報の通知を制御し、
    前記端末装置が前記車室内に存在することが検出された場合、前記通知部に前記更新情報を前記車両の利用者に通知させる処理を行うと共に、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信させず、
    前記端末装置が前記車室内に存在しないことが検出されてから所定の時間が経過した後、前記更新情報を前記端末装置に対して送信させる、
    ソフトウェア更新方法。
  10. 車両が動作中であることを示す動作中情報を取得する取得部と、
    車載機器において通信を介したソフトウェアの更新が有ることを示す更新情報を送信する通信部とを備え、
    前記通信部は、
    前記取得部によって前記動作中情報が取得された場合、前記車両の通知を制御する通知制御部に対して前記更新情報を送信し、
    前記車両の利用者が有する端末装置に前記更新情報を送信せず、
    前記取得部によって前記動作中情報が取得されていない場合、前記通知制御部に対して前記更新情報を送信すると共に、前記更新情報を前記車両の利用者が有する端末装置に送信する、
    ソフトウェア更新装置。
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