JP7159934B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本開示は、内燃機関に関する。
従来、ロータリエンジンにおいて、回転方向に前後して並んで設けられた第1,第2,第3の吸気孔のうち、回転方向の後方側に位置する第2,第3の吸気口に開閉弁が設けられ、圧縮比率を可変にした構成が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6-2559号公報
上記文献に記載のエンジンでは、ピストン部の回転に伴って燃焼室が排気孔と連通し、排気ガスが排気孔から排気される排気行程が行なわれ、このとき燃焼室内の圧力が低下する。排気行程後にも燃焼室内に大気圧よりも高い残留圧力が存在する場合があり、この場合燃焼室が吸気孔と連通した瞬間に吸気孔への逆流が発生し、燃焼室への吸気流入性能が低下する虞がある。
本開示では、吸気管への気体の逆流を抑制できる、内燃機関が提供される。
本開示に従うと、円筒形状のハウジングと、ハウジング内に回転中心を中心に一方向に回転可能に支持される第1ピストン部材および第2ピストン部材とを備える、内燃機関が提供される。ハウジングの内周面、第1ピストン部材の回転方向の前方面および第2ピストン部材の回転方向の後方面は、燃料を燃焼させるための第1燃焼室および第3燃焼室を形成する。ハウジングの内周面、第1ピストン部材の回転方向の後方面および第2ピストン部材の回転方向の前方面は、燃料を燃焼させるための第2燃焼室および第4燃焼室を形成する。第1燃焼室、第2燃焼室、第3燃焼室および第4燃焼室は、一方向においてこの順に並んでいる。第1燃焼室、第2燃焼室、第3燃焼室および第4燃焼室内において、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなるサイクルが繰り返される。内燃機関は、吸気行程において第1燃焼室、第2燃焼室、第3燃焼室および第4燃焼室へ供給される空気が流れる吸気管をさらに備えている。第1~第4燃焼室が吸気管と非連通から連通状態に切り替わるときの第1~第4燃焼室内の気体の圧力が、吸気管内の気体の圧力よりも低い。
このように構成することで、燃焼室が吸気管と連通した瞬間に燃焼室内の気体が吸気管内に逆流する事態を、確実に回避することができる。
上記の内燃機関は、排気行程において第1燃焼室、第2燃焼室、第3燃焼室および第4燃焼室から排出される気体が流れる排気管をさらに備え、ピストン部材の回転方向である一方向における排気管の下流かつ吸気管の上流の位置に、第1~第4燃焼室内の気体を冷却する冷却部を備えていてもよい。これにより、燃焼室内の気体の圧力を低下させるための燃焼室の容積変化を、より小さくすることができる。
上記の内燃機関において、ハウジングは、ピストン部材の回転方向である一方向における排気管の下流かつ吸気管の上流の位置に、ハウジングが外側へ突出したフィンを有していてもよい。これにより、冷却部を確実に実現することができる。
上記の内燃機関において、ハウジングは、ピストン部材の回転方向である一方向における排気管の下流かつ吸気管の上流の位置に、ハウジングの内周面が外側へ突出するように窪んだ窪み部を有していてもよい。窪み部によって燃焼室の容積が増大することにより、燃焼室内の気体の圧力を効率的に低下させることができる。
本開示に係る内燃機関に従えば、吸気管への気体の逆流を抑制することで、吸気効率を向上させることができる。燃焼室への吸入空気量が増加することにより、内燃機関の出力を向上することができ、内燃機関の燃費を向上することができる。
実施形態の内燃機関の構成を示す斜視図である。 エンジン内部に設けられるピストン部材の構成の一例を示す図である。 内燃機関のシステム構成を示すブロック図である。 燃焼室およびエンジンの動作を説明するための模式図である。 吸気管の配置について説明する模式図である。 燃焼室の容積と燃焼室内の圧力との関係を示すグラフである。 冷却部の一例を示す模式図である。 冷却部の他の例を示す模式図である。 減圧部の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<エンジン2の概略構成>
図1は、実施形態の内燃機関の構成を示す斜視図である。実施形態の内燃機関は、回転ピストン型のエンジン2である。エンジン2の燃料には、たとえば、水素、ガソリン、ガス(液化天然ガス、液化石油ガスなど)または軽油などが用いられる。エンジン2は、ハウジング4と、吸気管6と、排気管8と、インジェクタ10と、スロットルモータ14と、第1出力軸16と、第2出力軸18とを含む。
吸気管6の一方端は、ハウジング4の吸気ポート(図示せず)に接続される。吸気管6の他方端には、たとえば、エアクリーナ(図示せず)が接続される。エアクリーナは、エンジン2の外部から吸入される空気から異物を除去する。エンジン2の作動中において、吸気管6には、エアクリーナから吸入された空気が流通する。吸気管6を流通する空気は、ハウジング4の吸気ポートに流通する。
吸気管6には、吸気管6を流通する空気の流量を制限するスロットルバルブが設けられている。スロットルモータ14は、スロットルバルブの開度を調整する。
インジェクタ10は、吸気管6のスロットルバルブよりも上流側に設けられ、燃料(たとえば、ガス)を吸気管6内に噴射する。噴射された燃料は、吸気管6内で空気と混合されてハウジング4の吸気ポートに流通する。
ハウジング4の外周部分は、図1に示すように円筒形状によって形成されており、その内周部分も円筒形状に形成されている。ハウジング4は、その内部に、第1出力軸16に接続される第1ピストン部材と、第2出力軸18に接続される第2ピストン部材とを収納する。
排気管8の一方端は、ハウジング4の排気ポート(図示せず)に接続される。排気管8の他方端には、たとえば、排気処理装置(図示せず)が接続される。エンジン2の作動中において、ハウジング4内での燃焼により生じた排気は、ハウジング4の排気ポートから排気管8に流通する。排気管に流通する排気は、排気処理装置によって浄化されて、エンジン2の外部に排出される。
第1出力軸16および第2出力軸18は、いずれもハウジング4内での燃料の燃焼によって回転する。第1出力軸16および第2出力軸18は、たとえば、モータジェネレータ(図示せず)の回転軸に接続される。このモータジェネレータは、たとえば、三相交流回転電機である。
<エンジン2の内部構造>
図2は、エンジン2内部に設けられるピストン部材の構成の一例を示す図である。図2を参照して、エンジン2の内部構造の一例について説明する。
図2に示すように、ハウジング4内には、第1ピストン部材24と、第2ピストン部材28とが組み合わされて収納される。第1ピストン部材24は、第1回転体24aと、第1壁面部材24bとを含む。第2ピストン部材28は、第2回転体28aと、第2壁面部材28bとを含む。
第1ピストン部材24と、第2ピストン部材28とは、ハウジング4によって回転可能に支持されている。第1回転体24aと第2回転体28aとは、図2中に一点鎖線で図示される回転中心AXが一致している。第1回転体24aと第2回転体28aとは、回転中心AXを中心に回転可能である。第1回転体24aと第2回転体28aとは、第1回転体24aの一方の端面と第2回転体28aの一方の端面とが軸方向に対向するように設けられる。
第1回転体24aは、その回転中心AXを含む断面に斜面部分24cを有するように形成される。第2回転体28aは、その回転中心AXを含む断面に斜面部分28cを有するように形成される。これにより、第1回転体24aと第2回転体28aとが組み合わされた状態において、第1回転体24aと第2回転体28aとの間には、V字形状の断面を有する凹部が周方向に形成される。
第1壁面部材24bは、第1回転体24aの斜面部分24cから、径方向外側に向けて延在し、第2回転体28aの斜面部分28cに向けて軸方向に延在するように、設けられている。第1壁面部材24bは、2つの三角形の板状部材によって構成される。第1壁面部材24bの2つの三角形の板状部材は、回転中心AXについて互いに対称となる位置に配置されている。
第2壁面部材28bは、第2回転体28aの斜面部分28cから、径方向外側に向けて延在し、第1回転体24aの斜面部分24cに向けて軸方向に延在するように、設けられている。第2壁面部材28bは、上述の第1壁面部材24bを構成する板状部材と同形状となる、2つの三角形の板状部材によって構成される。第2壁面部材28bの2つの三角形の板状部材は、回転中心AXについて互いに対称となる位置に配置されている。図2には、第2壁面部材28bの2つの板状部材のうちの一方のみが図示されている。
第1壁面部材24bおよび第2壁面部材28bの三角形の板状部材は、いずれも、第1ピストン部材24と第2ピストン部材28がハウジング4に収納されている状態において第1回転体24aと第2回転体28aとの間のV字形状の凹部とハウジング4の内周面とによって形成される三角形の断面形状に合致するように、形成される。
第1壁面部材24bは、三角形の一辺において、第1回転体24aの斜面部分24cに固定されている。第1壁面部材24bの三角形の一辺は、ハウジング4の内周面に対向している。第1壁面部材24bの三角形の一辺は、第2回転体28aの斜面部分28cに対向している。
第2壁面部材28bは、三角形の一辺において、第2回転体28aの斜面部分28cに固定されている。第2壁面部材28bの三角形の一辺は、ハウジング4の内周面に対向している。第2壁面部材28bの三角形の一辺は、第1回転体24aの斜面部分24cに対向している。
第1回転体24aには、回転中心が一致するように第1出力軸16が接続される。第1回転体24aとハウジング4との間には、ワンウェイクラッチ22が設けられる。ワンウェイクラッチ22は、第1回転体24aのハウジング4内における予め定められた回転方向へのみ回転を許容し、予め定められた回転方向とは逆方向への回転を抑制する。
第2回転体28aには、回転中心が一致するように第2出力軸18が接続される。第2回転体28aとハウジング4との間には、ワンウェイクラッチ26が設けられる。ワンウェイクラッチ26は、第2回転体28aのハウジング4内における予め定められた回転方向へのみ回転を許容し、予め定められた回転方向とは逆方向への回転を抑制する。
第1壁面部材24bおよび第2壁面部材28bは、三角形の板状形状に限られず、たとえば円板形状など、任意の形状を有してもよい。
<システム構成>
図3は、内燃機関のシステム構成を示すブロック図である。エンジン2の動作は、図3に示される制御装置200によって制御される。
制御装置200は、各種処理を行なうCPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)およびCPUの処理結果等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を含むメモリと、外部との情報のやり取りを行なうための入・出力ポート(いずれも図示せず)とを含む。入力ポートには、センサ類(以下に述べる筒内センサ104、吸気センサ106、排気センサ108など)が接続される。出力ポートには、制御対象となる機器(エンジン2など)が接続される。
制御装置200は、各センサおよび機器からの信号、ならびにメモリに格納されたマップおよびプログラムに基づいて、エンジン2が所望の作動状態となるように各種機器を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
入力部201は、エンジン2を使用するユーザによって操作される。ユーザは、入力部201を操作して、各種の設定値および動作指令を入力部201から制御装置200に入力する。
上述した通り、吸気管6には、スロットルバルブ12が設けられている。スロットルモータ14は、制御装置200からの制御信号THに応じて動作し、スロットルバルブ12の開度(スロットル開度)を調整する。
インジェクタ10は、制御装置200からの制御信号INJに応じて、燃料を吸気管6内に噴射する。
筒内センサ104は、ハウジング4内の気体の圧力および温度を検出する。筒内センサ104は、ハウジング4内の気体の圧力の検出結果を示す検出信号Pc、およびハウジング4内の気体の温度の検出結果を示す検出信号Tcを、制御装置200に出力する。
吸気センサ106は、吸気管6内の気体の圧力を検出する。吸気センサ106は、吸気管6内の気体の圧力の検出結果を示す検出信号Pinを、制御装置200に出力する。
排気センサ108は、排気管8内の気体の圧力を検出する。排気センサ108は、排気管8内の気体の圧力の検出結果を示す検出信号Poutを、制御装置200に出力する。
<燃焼室>
図4は、燃焼室A~Dおよびエンジン2の動作を説明するための模式図である。図4には、ハウジング4の中央部分(たとえば、第1回転体24aと第2回転体28aとの当接部分)における、回転中心AXに直交する断面が模式的に示される。図4に示すように、ハウジング4内には、ハウジング4、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28によって、燃料を燃焼させるための4つの燃焼室A~Dが形成される。
燃焼室A~Dは、各々、ハウジング4の内周面と、第1ピストン部材24の第1壁面部材24bおよび斜面部分24cと、第2ピストン部材28の第2壁面部材28bおよび斜面部分28cとによって、規定されている。第1壁面部材24bおよび第2壁面部材28bは、燃焼室A~Dの周方向の壁面を構成している。周方向に隣り合う2つの燃焼室は、第1壁面部材24bおよび第2壁面部材28bによって仕切られている。
燃焼室Aおよび燃焼室Cは、第1ピストン部材24の回転方向の前方面24m、および第2ピストン部材28の回転方向の後方面28nによって、規定されている。燃焼室Bおよび燃焼室Dは、第1ピストン部材24の回転方向の後方面24n、および第2ピストン部材28の回転方向の後方面28mによって、規定されている。
図2に示されるワンウェイクラッチ22,26は、図4においては、第1ピストン部材24と第2ピストン部材28との反時計回りの回転を抑制し、時計回りの回転を許容する。図4中の時計回り方向は、実施形態における一方向に相当する。燃焼室A、燃焼室B、燃焼室Cおよび燃焼室Dは、この一方向においてこの順に並んでいる。
図4に示される燃焼室Aでは、圧縮された空気と燃料との混合気が着火する膨張行程となる。すなわち、燃焼室Aで燃料が燃焼すると、第1ピストン部材24の反時計回りの移動がワンウェイクラッチ22によって抑制されるため、第1ピストン部材24の回転位置が維持されつつ、第2ピストン部材28のみが破線矢印の方向に回転し、燃焼室A内の気体の膨張とともに燃焼室Aの容積が増加する。
図4に示される燃焼室Bでは、膨張した排気が排気管8から排出される排気行程となる。すなわち、燃焼室Aでの燃料の燃焼によって、第2ピストン部材28が破線矢印の方向に回転すると、第1ピストン部材24の回転位置が維持されるため、燃焼室Bの容積が減少する。このとき、燃焼室Bは、排気管8と連通している。そのため、燃焼室B内の排気は、燃焼室Bの容積の減少とともに、排気管8に排出されていく。
図4に示される燃焼室Cでは、吸気管6から空気と燃料との混合気が吸入される吸気行程となる。すなわち、燃焼室Aでの燃料の燃焼によって、第2ピストン部材28が破線矢印の方向に回転すると、第1ピストン部材24の回転位置が維持されるため、燃焼室Cの容積が増加する。このとき、燃焼室Cは、第2ピストン部材28が破線矢印の方向に回転する途中で、吸気管6と連通する。そのため、燃焼室Cの容積の増加とともに、吸気管6から混合気が燃焼室C内に吸入される。
図4に示される燃焼室Dでは、吸気管6から吸入された混合気が圧縮される圧縮行程となる。すなわち、燃焼室Aでの燃料の燃焼によって、第2ピストン部材28が破線矢印の方向に回転すると、第1ピストン部材24の回転位置が維持されるため、燃焼室Dの容積が減少する。このとき、燃焼室Dは、吸気管6および排気管8のいずれにも連通していないため、燃焼室Dの容積の減少によって燃焼室D内の混合気が圧縮される。
そして、燃焼室D内の圧力が上昇することによって第1ピストン部材24に時計回りの力が作用すると、第1ピストン部材24が回転し、第1ピストン部材24と第2ピストン部材28との位置関係が入れ替わることとなる。
このようにして、燃焼室A~Dのうちのいずれかで燃焼する毎に、第1ピストン部材24と第2ピストン部材28とが交互に回転することによって、エンジン2が動作する。燃焼室A、燃焼室B、燃焼室Cおよび燃焼室D内において、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなるサイクルが繰り返される。
<吸気管6の配置について>
上述した通り、内部に燃焼室A~Dが形成されるハウジング4には、吸気行程において燃焼室A~Dに供給される気体が流れる吸気管6と、排気行程において燃焼室A~Dからの排気が流れる排気管8とが接続されている。図5は、吸気管6の配置について説明する模式図である。以下、実施形態のエンジン2における、ハウジング4に対する吸気管6および排気管8の配置について説明する。
図5に示される第1ピストン部材24および第2ピストン部材28は、図4に示される配置から回転中心AXを中心に略180°回転している。第1ピストン部材24および第2ピストン部材28の回転方向における排気管8の下流かつ吸気管6の上流の位置に、燃焼室Aがある。燃焼室Bは吸気管6と連通しており、吸気管6から気体が燃焼室B内に吸入される。燃焼室Dは排気管8と連通しており、燃焼室D内の排気が排気管8に排出される。
ハウジング4には、点火プラグ40が設けられている。エンジン2は、点火プラグ40で発生する放電火花を用いて、圧縮された空気と燃料との混合気に点火する構成とされている。図5に示される点火プラグ40は燃焼室Cに臨むように配置されている。点火プラグ40は、燃焼室C内の燃料に点火する。これにより燃焼室C内の燃料が燃焼する。
図5に示される第1ピストン部材24および第2ピストン部材28は、エンジン2に供給される燃料および空気の混合気が圧縮されるときの圧縮比が、燃料の性状などの各種の条件に基づいて最適な値となるように、配置されている。図5に示される角度βは、圧縮比が最適な値となる運転条件において、燃料が燃焼する燃焼室(図5においては燃焼室C)の容積が最も小さくなり、したがって混合気が最も圧縮されるときに、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が形成する角度である。
上述した通り、第1ピストン部材24の2つの第1壁面部材24bは、回転中心AXについて互いに対称となる位置に配置されている。第2ピストン部材28の2つの第2壁面部材28bは、回転中心AXについて互いに対称となる位置に配置されている。そのため、燃焼室Cを形成する第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が形成する角度と、燃焼室Aを形成する第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が形成する角度とは等しい。
したがって図5に示されるように、排気行程を終えた後の燃焼室Aを形成する第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が形成する角度は、角度βである。
図5に示される角度αは、燃焼室Aを形成する第1ピストン部材24および第2ピストン部材28のうち、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28の回転方向における燃焼室Aの下流側にある第2ピストン部材28と、回転中心AXと吸気管6の回転方向上流端とを通る仮想直線と、が形成する角度である。
燃焼室Aは、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が角度βを形成する図5に示される状態では、吸気管6と非連通である。図5に示される状態から、第2ピストン部材28が角度α分回転移動することで、燃焼室Aが吸気管6と連通する。燃焼室Aが吸気管6と連通した瞬間に燃焼室A内の気体が吸気管6内に逆流する事態を確実に回避するには、吸気管6と非連通状態で燃焼室Aの内圧を十分に下げた後に吸気管6から燃焼室Aへ吸気するように構成すればよいことになる。より具体的には、燃焼室Aが吸気管6と非連通から連通状態に切り替わるときの燃焼室A内の気体の圧力が、吸気管6内の気体の圧力よりも低くなるように、吸気管6の配置を設定すればよい。
吸気管6の配置を適切に設定することにより、燃焼室A内の気体の吸気管6への逆流を抑制することができる。燃焼室Aが吸気管6と連通した瞬間に吸気管6から燃焼室Aへの吸気が開始されるので、吸気効率を向上させることができる。燃焼室Aへの吸入空気量が増加することにより、エンジン2の出力を向上することができ、したがってエンジン2の燃費を向上することができる。
なお、燃焼室A内の気体の圧力は、図3に示される筒内センサ104により検出可能である。吸気管6内の気体の圧力は、図3に示される吸気センサ106により検出可能である。
上記の角度αは、排気行程において燃焼室A~Dから排出される排気の圧力が最も高くなる運転条件で、設定することができる。排気の圧力が最も高くなる運転条件とは、エンジン2をあらゆる運転条件で運転した場合に、排気管8内の圧力をたとえば圧力センサで測り、その圧力が最大になるときの運転条件を意味する。エンジン2を各回転数における最大負荷で運転した中で排気圧力が最大となる回転数の運転条件が、排気圧力が最も高くなる運転条件である。
排気圧力が最も高くなる運転条件で求められた角度αよりも、実際の角度αが大きくなるように吸気管6の位置を決めることにより、燃焼室Aが吸気管6と非連通から連通状態に切り替わるときの燃焼室A内の気体の圧力を、吸気管6内の気体の圧力よりも確実に低くすることができる。
図6は、燃焼室の容積と燃焼室内の圧力との関係を示すグラフである。図6を参照して、角度βに対する角度αの望ましい数値範囲について説明する。
図6に示されるグラフは、圧力容積図(PV線図)であり、横軸は燃焼室の体積(容積)を示し、縦軸は燃焼室内の圧力を示す。体積Vaは、は、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が角度βをなすときの燃焼室の容積を示す。圧力Poは、燃焼室の容積が体積Vaであるときの燃焼室内の気体の圧力を示す。圧力Po、体積Vaとなる点を点P1とする。圧力Ptは、吸気管6内の圧力を示す。本例においては、圧力Ptは大気圧であり、圧力Poは圧力Ptのn倍であるものとする。
図6中に実線で示されるグラフG1は、気体が等温変化する場合の圧力と体積との関係を示す。等温変化の場合、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 0007159934000001
圧力Poは圧力Ptのn倍、すなわち
Figure 0007159934000002
が成立する。点P1から等温変化して圧力Ptまで膨張したとき(図6に示される点P2)の燃焼室の容積を体積Vbとすると、式(1)より
Figure 0007159934000003
が成立し、式(2)を式(3)に代入すると、
Figure 0007159934000004
第1ピストン部材24および第2ピストン部材28の回転方向におけるハウジング4の断面積を一定とすると、燃焼室の容積は第1ピストン部材24および第2ピストン部材28がなす角度に比例する。角度βのとき燃焼室の容積は体積Vaであるので、結局、以下の式(6)(7)となる。
Figure 0007159934000005
よって、燃焼室Aの等温膨張を考慮すると、燃焼室Aが吸気管6と非連通から連通状態に切り替わるときの燃焼室Aの容積を体積Vaのn倍にすればよい。燃焼室Aが体積Vaをとるときに第1ピストン部材24および第2ピストン部材28が角度βを形成しているので、燃焼室Aの容積を体積Vaのn倍にするには、第2ピストン部材28が回転移動する角度αを角度βの(n-1)倍にすればよい。角度αを角度βの(n-1)倍より大きくすることにより、燃焼室Aが吸気管6と連通した瞬間の燃焼室A内の圧力を吸気管6内の圧力よりも低くできることになる。
たとえば、圧力Poが圧力Ptの3倍、すなわちn=3である場合には、角度αを角度βの2倍より大きくすればよいことになる。
厳密には、第2ピストン部材28の回転に伴って燃焼室Aは断熱膨張し、燃焼室Aの温度が下がることによる圧力低下も発生する。図6中に二点鎖線で示されるグラフG2は、気体が断熱変化する場合の圧力と体積との関係を示す。断熱変化の場合、以下の式(8)が成り立つ。
Figure 0007159934000006
なおκは比熱比である。
点P1から断熱変化して圧力Ptまで膨張したとき(図6に示される点P3)の燃焼室の容積を体積Vcとすると、式(8)より
Figure 0007159934000007
が成立し、式(2)を式(9)に代入すると、
Figure 0007159934000008
そのため結局、以下の式(12)(13)(14)となる。
Figure 0007159934000009
よって、断熱膨張の効果で燃焼室A内の温度が下がり圧力も下がる分、燃焼室Aが吸気管6と非連通から連通状態に切り替わるときの燃焼室Aの容積を体積Vaのn倍にまで大きくする必要はなく、燃焼室Aの容積を体積Vaのn1/κ倍にすればよい。すなわち、第2ピストン部材28が回転移動する角度αを角度βの(n-1)倍まで大きくする必要はなく、角度αを角度βの(n1/κ-1)倍にすればよい。角度αを角度βの(n1/κ-1)倍より大きくすることにより、燃焼室Aが吸気管6と連通した瞬間の燃焼室A内の圧力を吸気管6内の圧力よりも低くできることになる。
たとえば、圧力Poが圧力Ptの3倍、すなわちn=3であり、空気の比熱比κを1.4で一定とした場合には、角度αを角度βの1.2倍より大きくすればよいことになる。
さらに、燃焼室A内の気体を冷却することで、角度αをさらに小さくすることができ、したがって燃焼室A内の気体の圧力を低下させるための燃焼室Aの容積変化をより小さくすることが可能である。
図6中に一点鎖線で示されるグラフG3は、上記の断熱膨張に、燃焼室を冷却する効果を追加した場合の関係を示す。つまり、図6において、グラフG3はグラフG2を横軸方向にマイナス側に平行移動したグラフである。グラフG3上における圧力Ptのとき(図6に示される点P4)の燃焼室の容積を体積Vdとし、冷却により燃焼室A内の気体の体積が減少する効果を体積Vγ、角度γとすると、結局、以下の式(15)(16)となる。
Figure 0007159934000010
よって、燃焼室Aを冷却することで、燃焼室A内の気体の温度がさらに下がり圧力もさらに下がることを考慮すると、角度αを角度βの(n1/κ-1)倍よりもさらに小さくしても、燃焼室Aが吸気管6と連通した瞬間の燃焼室A内の圧力を吸気管6内の圧力よりも低くできることになる。
燃焼室Aを冷却する冷却部の例について説明する。冷却部は、排気行程を終えた後、吸気行程が開始されるまでの間の燃焼室を冷却するものであれば、ピストン部材が回転移動する角度αを小さくする効果を得ることができる。したがって、第1ピストン部材24および第2ピストン部材28の回転方向における、排気管8の下流かつ吸気管6の上流の位置に、燃焼室内の気体を冷却する冷却部を設ければよい。
図7は、冷却部の一例を示す模式図である。たとえば図7に示されるように、ハウジング4に、ハウジング4が外側へ突出したフィン4Fを設ける構成としてもよい。フィン4Fは複数設けられるのが好ましく、隣り合うフィン4F同士は所定の間隔を空けて配置されるのが好ましい。燃焼室Aからフィン4Fへ熱が伝達され、フィン4Fで放熱されることにより、燃焼室A内の気体を冷却する効果が得られる。したがって、ハウジング4が、冷却部として図7に示されるフィン4Fを有する構成としてもよい。
図8は、冷却部の他の例を示す模式図である。たとえば図8に示されるように、ハウジング4の外周面の近傍に、冷却回路50を設ける構成としてもよい。冷却回路50は、冷媒を循環させるポンプ51と、熱交換器52,53を有している。燃焼室Aから熱交換器52へ熱が伝達され、熱交換器53で放熱されることにより、燃焼室A内の気体を冷却する効果が得られる。したがって、冷却部として図8に示される冷却回路50が設けられる構成としてもよい。
図8に例示する冷却回路50に替えて、圧縮機、蒸発器、膨張弁および凝縮器で構成される冷凍サイクルを設けてもよい。または、冷却回路50に替えて、ペルチェ素子を設けてもよい。
上述した冷却部を設ける構成のほか、燃焼室A内の容積を増大させるための減圧部を設ける構成としてもよい。この場合、燃焼室A内の気体の圧力をさらに低下させることができ、燃焼室A内の気体が断熱膨張する効果が高められることで、ピストン部材が回転移動する角度αを小さくすることが可能になる。
図9は、減圧部の一例を示す模式図である。たとえば図9に示されるように、ハウジング4は、燃焼室Aの径方向外側の壁面を構成しているハウジング4の内周面が外側に突出するように窪んだ窪み部4Cを有してもよい。窪み部4Cを形成することで、燃焼室Aの容積を増大することができるので、燃焼室A内の気体の圧力を効率的に低下させる効果が得られ、角度αを小さくすることが可能になる。
図7,8に示される冷却部、および図9に示される減圧部は、いずれもハウジング4の径方向外側に設けられているが、この配置に限られるものではない。冷却部は、ハウジング4の軸方向端面から突出するフィンにより構成されてもよく、ハウジング4の軸方向端面の近傍に設けられた冷却回路により構成されてもよい。減圧部は、燃焼室Aの軸方向の壁面のいずれか一方または両方が軸方向に突出するように窪んだ窪み部により構成されてもよい。
上記の説明では、角度αの下限値について述べたが、角度αは下限値よりも大きいのであれば、どのように設定してもよい。角度αを下限値よりも大きく設定することで、吸気管6と連通する前の燃焼室A内の気体の温度および圧力をさらに低下することができ、吸気管6内の気体との圧力差を増大することができる。この場合、燃焼室Aが吸気管6と非連通から連通状態に切り替わると同時に、多量の気体が燃焼室A内に一気に吸入され、吸気管6内の気体を燃焼室A内に迅速に吸入することが可能になる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 エンジン、4 ハウジング、4C 窪み部、4F フィン、6 吸気管、8 排気管、10 インジェクタ、16 第1出力軸、18 第2出力軸、24 第1ピストン部材、24a 第1回転体、24b 第1壁面部材、24c,28c 斜面部分、28 第2ピストン部材、28a 第2回転体、28b 第2壁面部材、40 点火プラグ、50 冷却回路、51 ポンプ、52,53 熱交換器、104 筒内センサ、106 吸気センサ、108 排気センサ、200 制御装置、201 入力部、A,B,C,D 燃焼室、AX 回転中心、G1,G2,G3 グラフ、Po,Pt 圧力、Va,Vb,Vc,Vd 体積。

Claims (5)

  1. 円筒形状のハウジングと、
    前記ハウジング内に回転中心を中心に一方向に回転可能に支持される第1ピストン部材と、
    前記ハウジング内に前記回転中心を中心に前記一方向に回転可能に支持される第2ピストン部材とを備え、
    前記ハウジングの内周面、前記第1ピストン部材の回転方向の前方面および前記第2ピストン部材の回転方向の後方面は燃料を燃焼させるための第1燃焼室および第3燃焼室を形成し、前記ハウジングの内周面、前記第1ピストン部材の回転方向の後方面および前記第2ピストン部材の回転方向の前方面は燃料を燃焼させるための第2燃焼室および第4燃焼室を形成し、
    前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室は前記一方向においてこの順に並び、前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室内において吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなるサイクルが繰り返される、内燃機関において、
    前記吸気行程において前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室へ供給される空気が流れる吸気管をさらに備え、
    前記第1~第4燃焼室が前記吸気管と非連通から連通状態に切り替わるときの前記第1~第4燃焼室内の気体の圧力が、前記吸気管内の気体の圧力よりも低
    前記第1~第4燃焼室内において前記サイクルが繰り返されて前記第1ピストン部材と前記第2ピストン部材とが交互に回転する前記内燃機関の動作中に、前記第1~第4燃焼室のうち燃料を燃焼する燃焼室の容積が最も小さくなるときに、前記第1ピストン部材の幅の中心線および前記第2ピストン部材の幅の中心線が形成する角度をβとし、そのときの該燃焼室内の気体の圧力をPoとし、
    前記第1ピストン部材および前記第2ピストン部材が角度βをなすときに前記排気行程を終えた後の燃焼室を形成する前記第1ピストン部材および前記第2ピストン部材のうち前記一方向における下流側にあるピストン部材の幅の中心線と、前記回転中心と前記吸気管の上流端とを通る直線と、が形成する角度をαとし、
    前記吸気管内の気体の圧力をPtとし、
    空気の比熱比をκとした場合に、
    Figure 0007159934000011

    を満たす、内燃機関。
  2. 前記排気行程において前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室から排出される気体が流れる排気管をさらに備え、
    前記一方向における前記排気管の下流かつ前記吸気管の上流の位置に、前記第1~第4燃焼室内の気体を冷却する冷却部を備える、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記ハウジングは、前記一方向における前記排気管の下流かつ前記吸気管の上流の位置に、前記ハウジングが外側へ突出したフィンを有する、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記排気行程において前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室から排出される気体が流れる排気管をさらに備え、
    前記ハウジングは、前記一方向における前記排気管の下流かつ前記吸気管の上流の位置に、前記ハウジングの内周面が外側へ突出するように窪んだ窪み部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記角度αは、前記内燃機関を各回転数における最大負荷で運転した中で、前記排気行程において前記第1燃焼室、前記第2燃焼室、前記第3燃焼室および前記第4燃焼室から排出される排気の圧力が最も高くなる回転数の運転条件で設定されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の内燃機関。
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