JP7159735B2 - 画像形成装置および案内部材 - Google Patents

画像形成装置および案内部材 Download PDF

Info

Publication number
JP7159735B2
JP7159735B2 JP2018175238A JP2018175238A JP7159735B2 JP 7159735 B2 JP7159735 B2 JP 7159735B2 JP 2018175238 A JP2018175238 A JP 2018175238A JP 2018175238 A JP2018175238 A JP 2018175238A JP 7159735 B2 JP7159735 B2 JP 7159735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide member
medium
support
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018175238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020046552A (ja
Inventor
太郎 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2018175238A priority Critical patent/JP7159735B2/ja
Publication of JP2020046552A publication Critical patent/JP2020046552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7159735B2 publication Critical patent/JP7159735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置及び案内部材に関する。
特許文献1に記載の転写入口搬送機構は、トナー像を保持する像保持体と、該像保持体に保持されたトナー像を記録材上に転写する転写手段とが対向する転写領域の入口に、前記記録材を案内する転写入口搬送機構において、前記転写領域の入口に下方から姿勢を規制しながら前記記録材を案内する転写入口ガイド板と、該転写入口ガイド板の傾斜角度を変更する傾斜角変更手段とを備え、前記記録材の坪量を検知する坪量検知手段と、前記記録材の先端部のカール量を検知するカール量検知手段の少なくとも一方を有し、前記一方の検知手段の検知結果に基づいて、前記傾斜角変更手段で前記転写入口ガイド板の傾斜角度を変更することを特徴としている。
特開2014-182153号公報
支持体と媒体通路と案内部材とを含んで構成される画像形成装置において、案内部材が支持体のみに位置決めされて構成されている場合と比較して、媒体通路と案内部材との、相対的な位置決め精度を向上させた画像形成装置、及び、相対的な位置決め精度を向上させるための案内部材を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る画像形成装置は、画像転写対象の媒体が通過する媒体通路と、転写前の画像を保持する保持体を支持する支持体と、前記媒体の搬送方向における前記媒体通路の下流側、かつ、前記支持体の画像を前記媒体へ転写する転写部の上流側に配置され、前記媒体を前記支持体へ案内する案内部材と、前記案内部材を、前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする位置決め手段と、を有する。
本発明の第2の態様に係る画像形成装置は、第1の態様の画像形成装置において、前記媒体通路は、前記媒体の姿勢を制御する手段である。
本発明の第3の態様に係る画像形成装置は、第1又は第2の態様の画像形成装置において、前記媒体通路は、前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に回転が可能に設置されており、前記位置決め手段は、前記媒体通路が、前記回転する方向と異なる1方向の移動を制限するように、前記案内部材を位置決めする。
本発明の第4の態様に係る画像形成装置は、第1から第3の何れかの態様の画像形成装置において、前記案内部材は、前記支持体側に配置される第1案内部材を有し、前記位置決め手段は、前記第1案内部材を前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする。
本発明の第5の態様に係る画像形成装置は、第4の態様の画像形成装置において、前記案内部材は、前記第1案内部材に対して前記支持体の反対側に配置される第2案内部材と、前記第2案内部材を、前記第1案内部材を介して前記媒体通路に対して位置決めする第2の位置決め手段と、を有する。
本発明の第6の態様に係る画像形成装置は、第5の態様の画像形成装置において、前記保持体は、前記転写部よりも前記媒体の搬送方向における上流側で、前記第2案内部材及び前記媒体通路を前記支持体側から覆うように配置されており、前記第1案内部材は、前記第2案内部材と前記媒体通路と前記保持体とで囲まれる領域に、前記媒体の幅方向に亘って配置される。
本発明の第7の態様に係る画像形成装置は、第6の態様の画像形成装置において、前記第1案内部材の前記媒体の搬送方向における上流側の端部には、前記第1案内部材を前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に抜き挿しするときに前記媒体通路によって前記第1案内部材を案内する被案内部を有する。
本発明の第8の態様に係る画像形成装置は、第1又は第2の態様の画像形成装置において、前記保持体とで前記転写部を形成する転写手段を有し、前記転写手段には前記案内部材が固定されており、前記位置決め手段は、前記案内部材を、前記転写手段を介して、前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする。
本発明の第9の態様に係る画像形成装置は、第8の態様の画像形成装置において、前記位置決め手段は、前記媒体通路に設けられた第1位置決め部と前記転写手段に設けられた第2位置決め部とにおける一方が他方に載せられることによって、前記転写手段と前記媒体通路とを高さ方向に位置決めする。
本発明の第10の態様に係る画像形成装置は、第1又は第2の態様の画像形成装置において、前記位置決め手段は、前記支持体に、取付け手段によって取り付けられており、前記取付け手段は、回転することによって、前記案内部材と前記支持体とを着脱可能となっている。
本発明の第11の態様に係る案内部材は、画像転写対象の媒体が通過する媒体通路と、転写前の画像を保持する保持体を支持する支持体と、に対して位置決めされ、前記媒体の搬送方向における前記媒体通路の下流側、かつ、前記支持体の画像を前記媒体へ転写する転写部の上流側において、前記媒体を前記保持体へ案内する。
本発明の第12の態様に係る案内部材は、第11の態様の案内部材において、前記案内部材は、画像形成装置の前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に亘って長手方向を有し、前記長手方向の外側の端部に、前記長手方向外側の端部に向けた突起を有する。
本発明の第1の態様の画像形成装置によれば、支持体と媒体通路と案内部材とを含んで構成される画像形成装置において、案内部材が支持体のみに位置決めされて構成されている場合と比較して、媒体通路と案内部材との、相対的な位置決め精度を向上させた画像形成装置、及び、相対的な位置決め精度を向上させることができる
本発明の第2の態様の画像形成装置によれば、支持体と媒体通路と案内部材とを含んで構成される画像形成装置において、媒体通路が搬送される媒体の姿勢を制御する手段である場合においても、案内部材が支持体のみに位置決めされて構成されている場合と比較して、媒体通路と案内部材との、相対的な位置決め精度を向上させた画像形成装置、及び、相対的な位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第3の態様の画像形成装置によれば、媒体通路の回転を許容しながら、媒体通路と案内部材との位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第4の態様の画像形成装置によれば、案内部材が支持体のみに位置決めされて構成されている画像形成装置と比べて、案内部材における支持体側に配置される第1案内部材と媒体通路との位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第5の態様の画像形成装置によれば、支持体側の案内部材(第1案内部材)のみが媒体通路に対して位置決めされる構成と比べて、案内部材の支持体との反対側に設けられる案内部材(第2案内部材)の位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第6の態様の画像形成装置によれば、第1案内部材が第2案内部材と媒体通路と保持体とで囲まれる領域外に配置する構成と比べて、第1案内部材と第2案内部材と媒体通路と保持体とを全体として狭い範囲に設置することができる。
本発明の第7の態様の画像形成装置によれば、第1案内部材を支持体によって案内する構成と比べて、第1案内部材の保持体表面への接触機会を抑制することができる。
本発明の第8の態様の画像形成装置によれば、案内部材を、支持体と媒体通路と転写手段とそれぞれ位置決めする構成と比べて、簡易な構造とすることができる。
本発明の第9の態様の画像形成装置によれば、媒体通路と転写手段とが、別個に位置決めされる構成と比べて、簡易な構造で位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第10の態様の画像形成装置によれば、ネジによる締結手段を採用した構成と比較し、位置決め手段を容易に着脱することができる。
本発明の第11の態様の案内部材によれば、支持体のみに位置決めされる構成の案内部材と比べて、媒体通路と案内部材との位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第12の態様の案内部材によれば、長手方向端部に孔を設けた構成と比べ、案内部材の設置部に設ける突起を無くすことができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の二次転写部付近の概略を正面からの視点で示した拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットの動作を上方からの視点で示す模式図である。 (A)、(B)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に用いられるホルダ及び上側案内部材を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の変形例を二次転写部付近の概略を正面からの視点で示した拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の二次転写部付近の概略を正面からの視点で示した拡大図である。 (A)、(B)本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の二次転写部付近の動作を、概略を正面からの視点で示した拡大図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置(適宜、単に「装置」と称する)及び案内部材の一例について図1から図4に従って説明する。なお、各図に示された矢印UPは、鉛直方向であって装置上方向を指す。また、矢印Rは、図1に示されるように、水平方向であって装置に正対した際の右側を指す。さらに、矢印Dは、図3に示されるように、水平方向であって、装置に正対した際の奥方向を指す。また、以下説明中において前提なく上下方向を指定した場合は、図1に示す装置の上下方向を意味する。また、以下説明中において前提なく左右方向を指定した場合は、図1に示された装置に正対した際の左(L)及び右(R)方向を意味する。さらに、以下説明中において前提なく奥行方向(手前及び奥)を指定した場合は、図1に示す装置に正対した際の奥行方向を意味する。
[画像形成装置10の全体構成]
まず、画像形成装置10の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の概略を示した正面図である。
図1に示されるように、画像形成装置10には、電子写真方式により画像を形成するための画像形成部12と、形成された画像を保持するための保持体の一例としての中間転写ベルト22と、中間転写ベルト22を装着して支持するための支持体の一例としての中間転写ユニット14と、が備えられている。また、中間転写ユニット14から、画像記録用の媒体である用紙へと画像を転写するための転写手段の一例としての二次転写ユニット16が、中間転写ユニット14の下側に設けられた二次転写部18に備えられている。さらに、二次転写部18の、用紙搬送路Aにおける上流側には、画像記録用の用紙を搬送しながら用紙の姿勢(すなわち、搬送角度及び搬送方向)を調整するための媒体通路の一例としての搬送ユニット20が備えられている。より詳細には、搬送ユニット20の内部には、用紙が通過するための通路が設けてある。この通路を含んで構成される搬送ユニット20が媒体通路の一例となる。
上記構成による画像形成装置10においては、画像形成部12によって形成された画像(トナー画像)が、中間転写ユニット14に装着された中間転写ベルト22を介して、搬送ユニット20によって搬送された媒体の表面に、二次転写部18において転写される。
〔画像形成部〕
画像形成装置10には、各色のトナー層を夫々形成するための、複数の画像形成部12が備えられている。本実施形態では、透明(CL)12CL、白(W)12W、イエロー(Y)12Y、マゼンタ(M)12M、シアン(C)12C、ブラック(K)12K、のそれぞれの色に対応した合計6個の画像形成部12が備えられている。
ここで、本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)は、カラー画像を出力するための基本色である。これに対し、透明(CL)12CL、白(W)12W、は付加的な色や特殊な見栄えを加えるための選択的な役割をもつ。したがって、透明(CL)12CL、白(W)12W、は、その他の色(例えば、金、銀、等の特殊な色)への置き換えが可能である。なお、以下の説明において、各画像形成部12における、各色を区別する必要がない場合は、単に「画像形成部12」と称し、CL、W、Y、M、C、K、の各記号を省略する場合がある。
各色の画像形成部12は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。図1に示されるように、各画像形成部12には、回転する円筒状の感光体24と、感光体24を帯電する帯電器26と、が備えられている。さらに、画像形成部12には、帯電した感光体24に露光用の光を照射して静電潜像を形成する露光装置28と、トナーを含んだ現像剤によって静電潜像をトナー層によって形成された画像として現像するための現像装置30と、が備えられている。
また、各色の感光体24は、後述する中間転写ベルト22に接触可能に構成されている。また、図1に示されるように、中間転写ベルト22の周回方向(図中矢印B参照)において、上流側から透明(CL)、白(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成部12が水平方向に並んで配置されている。
(中間転写ユニット14)
中間転写ユニット14は、各色の画像形成部12に配置された一次転写ロール34を含んで構成されている。この中間転写ユニット14は、図1における手前側に引き出し可能な構造となっている。中間転写ユニット14を手前側に引き出すことで、後述する中間転写ベルト22の交換の作業性が向上する。
また、中間転写ユニット14は、各色の画像形成部12においてトナー層によって形成された画像を、中間転写ベルト22へ重畳して一次転写する。また、中間転写ユニット14は、重畳された画像を、二次転写ユニット16との協働によって二次転写部18において、媒体に二次転写するように構成されている。
(中間転写ベルト22)
中間転写ベルト22は、図1に示されるように、無端状となっている。また、中間転写ベルト22は、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。本実施形態では、中間転写ベルト22の姿勢は、正面視において装置幅方向に長く、下方向に鈍角の凸部を有する略鈍角三角形状となっている。複数のロール32のうち、図示しない1つのロールは、図示しないモータの動力により中間転写ベルト22を矢印B方向に回転させる機能を有する。中間転写ベルト22は、矢印B方向に回転することによって、一次転写された画像を二次転写部18へ搬送する。
中間転写ベルト22は、各色の感光体24に接触及び離間が可能な状態で、中間転写ユニット14に装着されている。また、中間転写ベルト22は矢印Bの方向に周回可能となっている。すなわち、中間転写ベルト22は、回転する感光体24に接触又は離間した状態で、矢印Bの方向に周回可能となっている。
〔一次転写部〕
図1に示すように、一次転写部は、感光体24と、中間転写ベルト22と、一次転写ロール34と、の接触部によって構成される。一次転写ロール34は、図1に示されるように、中間転写ベルト22を挟んで、感光体24と対向して配置される。一次転写ロール34と中間転写ベルト22とは、予め定められた荷重で接触している。このように接触している一次転写ロール34と中間転写ベルト22との間が一次転写部とされる。
また、一次転写ロール34には、図示しない給電部によって、一次転写電圧が印加される。これにより、感光体24に形成されたトナー画像が、感光体24と一次転写ロール34との間で中間転写ベルト22に転写(一次転写)される。
〔二次転写部18〕
図2に示すように、二次転写部18は、中間転写ベルト22と、二次転写ベルト36と、の接触部によって構成される。二次転写ベルト36は、図2に示されるように、中間転写ベルト22と対向して配置される。この二次転写ベルト36は、図示しないロールに架け渡されて構成されている。
二次転写ベルト36と中間転写ベルト22とは、予め定められた荷重で接触している。なお、二次転写ベルト36は、図2における時計周り方向(矢印Cの方向)に周回する。また、二次転写ベルト36は、二次転写ユニット16(詳細は後述)によって、中間転写ベルト22に対して接触及び離間が可能に支持されている。
二次転写ベルト36には、図示しない印加部によって、二次転写電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト22に転写されたトナー画像と、二次転写部18に搬送された用紙との間に電位差が生じる。すなわち、二次転写部18において、用紙とトナー画像との間に用紙の厚み方向に電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト22のトナー画像に対して静電力が作用し、二次転写部18を通過する用紙に、中間転写ベルト22からトナー画像が転写される。
(定着装置)
定着装置(不図示)は、用紙の搬送方向における二次転写部18の下流側に配置される。二次転写部18において用紙に二次転写されたトナー画像は、この定着装置を通過することで、用紙に定着される。
(用紙搬送路)
図1に示されるように、用紙搬送路Aは、あらかじめ用紙トレイ(38R及び38L)に準備された用紙を搬送する機能を有する部分である。詳細には、用紙搬送路Aは、図示しない複数の用紙搬送用のロールを含んで構成されている。これにより、用紙は用紙搬送路Aに沿って、搬送ユニット20と、二次転写部18と、定着装置と、を順に通過するように搬送される。
[画像形成動作]
次に、画像形成装置10による用紙への画像形成工程の概要を説明する。
図1に示す画像形成装置10においては、画像形成指令を受けた制御部(不図示)が、各画像形成部12を作動させる。各色の感光体24は、回転しながら帯電器26によって帯電される。また、制御部は、画像信号処理部(不図示)において画像処理が施された画像データを、各露光装置28に送る。各露光装置28は、画像データに応じて各感光体24へ露光光を射出することによって、帯電した各感光体24に露光する。これにより、各感光体24の外周面に静電潜像が形成される。各感光体24に形成された静電潜像は、各現像装置30によって現像され、各色に対応した感光体24には、各色のトナー画像が形成される。
各色の感光体24に形成された各色のトナー像は、各一次転写部において各色の一次転写ロール34によって、中間転写ベルト22に一次転写される。このとき、中間転写ベルト22が周回することにより、各色のトナー画像は重畳されながら順次中間転写ベルト22に一次転写される。このように重畳されたトナー画像は、中間転写ベルト22の周回によって二次転写部18に搬送される。そして、重畳されたトナー画像は、二次転写部18において中間転写ベルト22から用紙に転写される。
トナー画像が二次転写された用紙は、定着装置に向けて搬送される。定着装置においては、用紙のトナー画像形成面は定着ベルトに、反対側の面は定着ロールにそれぞれ加熱及び加圧される。これにより、トナー画像が用紙に定着される。
[要部構成]
次に、本実施形態の要部構成について説明する。
まず、本実施形態の要部は、中間転写ユニット14と二次転写ユニット16と搬送ユニット20と用紙案内部材64とを含んで構成される。図1に示されるように、搬送ユニット20及び二次転写ユニット16は、引き出しユニット40に載せられる。この引き出しユニット40は、手前側に引き出し可能となっている。引き出しユニット40が手前側に引き出された状態では、搬送ユニット20及び二次転写ユニット16は上方に離脱させることが可能な構造となっている。
(搬送ユニット20)
図1に示されるように、搬送ユニット20は、二次転写部18の用紙搬送方向上流側に配置されている。この搬送ユニット20によって、用紙は二次転写部18に搬送されながら、姿勢を調整される。詳細には、搬送方向に対して用紙Pの先端の傾きが補正される。ここで、図3には、搬送ユニット20及び二次転写ユニット16が、装置上方からの視点で模式的に示されている。搬送ユニット20は、図3に示されるように、回転軸42を中心に、図中Xの方向に回転可能に設置されている。搬送ユニット20を用紙が通過する際、この搬送ユニット20がX方向に回転することで、搬送される用紙Pの姿勢(X方向への傾き)が制御される。
(ホルダ50)
図2に示されるように、搬送ユニット20及び中間転写ユニット14の手前側の壁面44(図中手前側の壁面)には、図中手前側に平面(46及び48)を有する板状のホルダ50が架け渡されている。ホルダ50は、後述する長孔58及び突起62を含んで位置決め手段の一例を構成する。搬送ユニット20は、このホルダ50によって、中間転写ユニット14及び搬送ユニット20に対して相対的に位置決めされる。
図4(A)に示されるように、ホルダ50は、主要部(すなわち、後述する上流側平面48、中平面52、下流側平面46)が、板金をクランク型に曲げ加工した壁面で構成されている。ホルダ50は、媒体の搬送方向下流側に位置する下流側平面46及び装置左側に位置する上流側平面48と、これらの平面を略直角に繋ぐ中平面52と、を含んで構成される。また、下流側平面46と中平面52とは、補強部54によって補強されている。下流側平面46の上端側には、上側に開放したU字状の切り欠き56が設けられている。また、上流側平面48の下端寄り中央部には、図中上下方向の左右方向に長い長孔58が形成されている。
図2に示されるように、中間転写ユニット14における切り欠き56(図4(A)参照)に対応する場所には、固定用のネジ60が締められる。このネジ60が切り欠き56に通されながら締められることで、ホルダ50が中間転写ユニット14に固定される。また、長孔58(図4(A)参照)に対応する箇所には搬送ユニット20の手前側の壁面44に設けられた円柱形状の突起62が通される。この長孔58と突起62とが、搬送ユニット20を位置決めする位置決め手段の一例となる。ここで、長孔58の上下方向の長さは、突起62の外径と対応した長さとなっている。また、長孔58の媒体搬送方向の長さは、突起62の外径よりも長くなっている。
これにより、搬送ユニット20は、図3におけるX方向への回転が許容された状態で、ホルダ50に対して高さ方向の位置が位置決めされる。すなわち、搬送ユニット20は、ホルダ50を介して中間転写ユニットに対して高さ方向の位置が相対的に位置決めされる。なお、突起62は、搬送ユニット20における回転軸42よりも、用紙搬送方向下流側(すなわち、図1における装置右側)に設けてある。そのため、搬送ユニット20における用紙の出口部分と中間転写ユニット14及び中間転写ベルト22との位置決め精度がより向上する。
以上のように、装置手前側における、搬送ユニット20及び中間転写ユニット14の手前側の壁面44における位置決めについて説明したが、装置奥側においても同様に位置決めがされる。すなわち、図2において、搬送ユニット20及び中間転写ユニット14の奥側の壁面には、図中手前側に設けられたホルダ50と対になる奥側のホルダ(又は、これに相当する中間転写ユニットの奥側に設けられた位置決め部)が設けられている。搬送ユニット20は、この奥側のホルダ(又は、奥側に設けられた位置決め部)により、奥側においても中間転写ユニット14に対して相対的に位置決めされる。
(用紙案内部材)
図2に示されるように、案内部材の一例としての用紙案内部材64は、第1案内部材の一例としての上側案内部材66及び第2案内部材の一例としての下側案内部材68を含んで構成される。詳細には、搬送ユニット20及び二次転写ユニット16の側と、中間転写ユニット14の二次転写部18よりも上流側における下側と、で囲まれた空間に、上側案内部材66が配置される。なお、上側案内部材66の下側には、上側案内部材66と対となる下側案内部材68が位置する。
図4(A)及び図4(B)には、装置手前側のホルダ50及び上側案内部材66が示されている。上側案内部材66は、装置手前側におけるホルダ50の下流側平面46と重なる位置に壁面70を備えている。この壁面70には、左右方向に距離を開けて2箇所に孔72が設けてある。この孔72には、下流側平面46の対応した箇所に設けられた突起(不図示)がそれぞれ通される。これにより、上側案内部材66の手前側がホルダ50に対して位置決めされる。
また、上側案内部材66は、装置奥側において、奥側のホルダにおける平面と重なる位置に、2枚の壁面73及び74を備えている。詳細には、壁面73及び74は、用紙搬送方向(すなわち装置左右方向)に距離を開けて設けてある。壁面73は、装置右側に、壁面74は装置左側にそれぞれ配置されている。ここで、図4(B)に示されるように、壁面73及び74は、装置奥側に向けて突出した位置決め用の突起76及び78を備えている。この突起76及び78は、奥側のホルダの対応した箇所に設けられた孔にそれぞれ通される。これにより、上側案内部材66の奥側は、奥側のホルダに対して位置決めされる。
さらに、上側案内部材66は、手前側の壁面70と奥側の壁面73との間に、それぞれの壁面と交差するように、かつ、装置奥行方向に亘って上下方向に面を持つガイド面80を有している。さらに、ガイド面80の左端(すなわち用紙搬送方向における上流側)には、上流側に向けて延びる平面状の張り出し部が設けられている。この張り出し部の奥側端部には、奥行方向に面を持つ壁面74が形成されている。また、張り出し部は、装置奥行方向における奥側のみに形成されている。この奥側のみに形成された張り出し部は、被案内部82となる。これにより、張り出し部を装置奥行方向全域に亘って形成した場合と比べて、上側案内部材66自体の重量を軽量化することができる。また、被案内部82を手前側のみに形成した場合と比べて、上側案内部材66を安定して装置奥側に案内することができる。
ガイド面80の装置右側(すなわち、用紙搬送方向における下流側)の端部は、搬送される用紙に対して接触して用紙の側面視での姿勢を整えるためのガイド部84となっている。詳細には、このガイド部84は、ガイド面80における右端側の装置奥行方向の両端を除く部分に形成された直線状の端面によって構成される。この端面は、壁面70及び72の右端よりも、左寄りに形成されている。このように、ガイド部84の位置が、ホルダ50を介して中間転写ユニット14に対して位置決めされることで、中間転写ユニット14に対する用紙の突入角度及び位置が決定される。
また、ガイド面80の装置手前側及び奥側端部には、下側案内部材68を位置決めするための位置決め用の平面86及び88が形成されている。
図2に示されるように、搬送ユニット20における上部には、被案内部82と対応する箇所には、奥行方向に亘って長手方向を有する案内部90が設けられている。案内部90には、左右方向に平面を有する案内面92が設けられている。上側案内部材66は、装置手前側から奥側への挿入時に、被案内部82が案内面92と接触することによって案内されるようになっている。
図2に示されるように、下側案内部材68は、二次転写ユニット16に含んで構成される。また、下側案内部材68は、上側案内部材66とホルダ50との位置決め用の孔72の下側に配置される。下側案内部材68は、装置奥行方向に亘って配置され、上下方向に面を持つガイド面94と、ガイド面94の上側に設けられた半球状の位置決め部96と、を含んで構成される。半球状の位置決め部96は、上側案内部材66における位置決め用の平面86の下側の対応する位置に設けられる。また、位置決め用の平面86は、下側から突き当てられることで、上側案内部材66に対する高さ方向の相対位置が位置決めされる。同様に、下側案内部材68には、装置奥側の位置決め用の平面88の下側の対応する位置にも、半球状の位置決め部が設けられており、手前側と同様に上側案内部材66に対して位置決めされる。
(二次転写ユニット16)
二次転写ユニット16は、二次転写ベルト36と、下側案内部材68と、を含んで構成される。この二次転写ユニット16と搬送ユニット20とは、ともに引き出しユニット40に載せられる。この引き出しユニット40は、図1に示す状態から、手前側に引き出し可能となっている。二次転写ユニット16は、引き出しユニット40が引き出された状態において、上方へと持ち上げられることで、引き出しユニット40から離脱される。
図2に示されるように、二次転写ユニット16の手前側の左端98には、位置決め用の略三角形の凸部100が設けられている。この凸部100の下端102(すなわち略三角形における底辺)は、略水平に形成されている。下端102は、間接的に中間転写ユニット14と位置決めされた、奥行き方向に延びる円柱状の軸104の円周部に載せられる。これにより、二次転写ユニット16は、中間転写ユニット14に対する高さ方向のおおよその位置決めがされる。このおおよその位置決めは、上述した位置決め用の平面86と半球状の位置決め部96とによってされる位置決めの補助的な役割を担う。なお、以上のように、装置手前側における軸104及び凸部100について説明したが、装置奥側においてもこれらと対になる軸及び凸部がそれぞれ設けられており、手前側と同様に高さ方向の位置決めがされる。
図2に示されるように、二次転写ユニット16における上端の手前側には、二次転写部18付近に、上側に開放部を有するU字状の溝を有する凹部106が設けられている。この凹部106には、溝の形状に対応した外径を有し奥行方向に延びる円柱状の軸108が通される。軸108は直接又は間接的に中間転写ユニット14と位置決めされている。これにより、二次転写ユニット16は、中間転写ユニット14に対して直接又は間接的に、左右方向の位置決めがされる。なお、以上のように、装置手前側における軸108及び凹部106について説明したが、装置奥側においてもこれらと対になる軸及び凹部がそれぞれ設けられており、手前側と同様に左右方向の位置決めがされる。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
画像形成装置10が画像形成動作を行う際、搬送ユニット20から、用紙案内部材64を介して、二次転写部18へと用紙が搬送される。本実施形態においては、搬送ユニット20は、用紙案内部材64によって位置決めされている。
一方で、搬送ユニット20が用紙案内部材64によって位置決めされていない構成とした場合、用紙案内部材64と搬送ユニット20との間に、高さ方向の位置ずれが生じてしまうことがある。一例として、搬送ユニット20に対して用紙案内部材64の高さ方向の位置が高くなりすぎると、搬送される用紙の先端部が下側案内部材68に衝突することがある。下側案内部材68に衝突した用紙は、搬送方向が上方へ転換される。これにより、用紙の先端が中間転写ベルト22に対して想定外の角度で衝突をする場合や、用紙の先端が中間転写ベルト22の表面をこすってしまう場合がある。この結果、用紙の先端が、中間転写ベルト22の表面に付着したトナーによって汚れてしまうなどの不具合が生じる。
これに対し、本実施形態における画像形成装置10では、搬送ユニット20と用紙案内部材64とが、ホルダ50によって高さ方向の位置決めをされる。すなわち、搬送ユニット20と用紙案内部材64との高さ方向のズレが抑制される。そのため、搬送ユニット20から用紙案内部材64に受け渡される際に、搬送される用紙の下側案内部材68への衝突が防がれる。したがって、用紙の搬送方向が上方へ変更されることや、用紙の先端が中間転写ベルト22に想定外の衝突をすることによって汚れることが防がれる。
なお、上側案内部材66は、ホルダ50を介して中間転写ユニット14に対して位置決めされている。そのため、上側案内部材66におけるガイド部84によって姿勢を調整された用紙は、所望の姿勢で精度よく二次転写部18へと搬送される。
さらに、搬送ユニット20は、ホルダ50の長孔58に突起62が通されることで、ホルダ50を介して中間転写ユニット14および用紙案内部材64に対して高さ方向の位置決めがされる。ここで、長孔58は、水平方向に長い孔となっているため、搬送ユニット20が図3におけるX方向に回転した際、長孔58に突起62が通された状態で、突起62の水平方向の移動が許容される。したがって、搬送ユニット20の水平方向の(すなわちX方向への回転移動)が許容される。これにより、搬送ユニット20は、X方向への回転が許容されつつ、高さ方向の位置決めがされる。
図2に示されるように、上側案内部材66は、搬送ユニット20と、二次転写ユニット16及び下側案内部材68と、中間転写ユニット14と、で囲まれた狭い空間に配置される。この上側案内部材66は、装置手前側から挿入されることで、この空間に配置される構造となっている。また、中間転写ユニット14から中間転写ベルト22を外す際は、作業性確保のために上側案内部材66を手前方向へ取り外すことが可能となっている。このような作業を行う際、中間転写ベルト22が中間転写ユニット14に装着された状態で、上側案内部材66を手前側から抜き差しすることになる。ここで、中間転写ベルト22の表面は傷がつきやすいため、上側案内部材66の挿入時に、中間転写ベルト22に上側案内部材66が触れないことが好ましい。
本実施形態においては、上側案内部材66が抜き差しされる際、被案内部82が搬送ユニット20に設けられた案内部90によって案内される。例えば、上側案内部材66が手前側から挿入される際、被案内部82が案内部90突き当てられながら奥側に挿入されることが可能となる。被案内部82及び案内部90が設けられることで、これらを有しない構成の場合と比較して、上側案内部材66と中間転写ベルト22との接触を避けながら、上側案内部材66を挿入する作業がより簡易になる。
画像形成装置10から中間転写ベルト22を交換する際には、中間転写ユニット14から、手前側のホルダ50及び上側案内部材66があらかじめ外される。このとき、奥側のホルダは、構造上外しにくい位置にあるため、装着させたまま中間転写ベルトの交換作業を行うこととなる。また、中間転写ベルト22を交換する作業の際は、中間転写ユニット14によって中間転写ベルト22に与えられている張力が弱められる。そのため、中間転写ベルト22は、一時的に中間転写ユニット14の下端よりも下側に垂れ下がった状態となる。このとき、奥側のホルダに、手前側へと突出した上側案内部材66の固定用の突起を設けていた場合には、中間転写ベルト22の端部が突起へと接触して傷ついてしまう場合がある。しかしながら、本実施形態においては、奥側のホルダには突起を設けず、上側案内部材66の奥側に固定用の突起を設けているため、奥側のホルダに突起を設けた構成と比較し、中間転写ベルト22を傷つけずに交換する作業が簡易となる。
ここで、本実施形態においては、図1に示すようにホルダ50の上流側平面48は搬送ユニット20の手前側側面よりも手前側に設けてある。しかしながら、図5に示されるように、上流側平面48は、搬送ユニット20よりも奥側に配置されてもよい。この場合、突起62は、搬送ユニット20の手前側の壁面44の裏側(すなわち奥側)に設けられることとなる。このような構成を採用することにより、ホルダ50を中間転写ユニット14から外さずに、引き出しユニット40を手前側に引き出すことが可能となる。例えば、二次転写部18付近において紙詰まりが生じた際、ホルダ50を外すことなく引き出しユニット40を引き出すことが可能となる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図6を用いて説明する。なお、第2実施形態に係る画像形成装置は第1実施形態に係る画像形成装置の変形例であるため、重複する内容については、適宜、同一の番号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、本実施形態においては、第1位置決め部の一例としての軸104bが、搬送ユニット20の手前側の壁面44に設けられている。この軸104bに、二次転写ユニット16に設けられた第2位置決め部の一例としての凸部100bが載せられることで、搬送ユニット20と二次転写ユニット16との高さ方向の位置決めがなされる。
なお、搬送ユニット20の装置奥側壁面にも、手前側と対となる軸が、手前側と同様に設けられている。そして、二次転写ユニット16の装置奥側に設けられた凸部が、手前側と同様に軸に載せられることで、搬送ユニット20と二次転写ユニット16との高さ方向の位置決めがされる。
さらに、図6に示されるように、本第2実施形態においては、第1実施形態におけるホルダ50に相当する部品は設けられていない。上側案内部材66は、下側案内部材68に固定されることで、下側案内部材68に対して位置決めされる。これにより、上側案内部材66は、下側案内部材68及び二次転写ユニット16を介して、搬送ユニット20に対して間接的に高さ方向の位置決めがされる。
<作用及び効果>
以下、本第2実施形態に係る画像形成装置の作用及び効果を説明する。
本実施形態においては、二次転写ユニット16に設けられた凸部100bが、搬送ユニット20に設けられた軸104bに載せられるため、搬送ユニット20のX方向の回転は凸部100bによって制限されない。すなわち、二次転写ユニット16は、搬送ユニット20の回転を許容し、かつ、相対的な高さ方向の位置決めをする。このように、本実施形態においては、搬送ユニット20と二次転写ユニット16とが軸104b及び凸部100bを介して直接位置決めされる。これにより、本実施形態においては、搬送ユニット20と二次転写ユニット16とは、他部品を介して位置決めされる構成と比較してより精度よく高さ方向の位置決めがされる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図7を用いて説明する。なお、第3実施形態に係る画像形成装置は第1実施形態に係る画像形成装置の変形例であるため、重複する内容については、適宜、同一の番号を付して説明を省略する。
図7(A)に示されるように、本実施形態におけるホルダ50bは、ハンドル110を備えた固定部112によって固定される。このハンドル110を備えた固定部112は、取付け手段の一例である。固定部112は奥側の端面が傾斜状となっており、ハンドル110が図7(A)の上体から図7(B)の状態まで時計回りに回転されることで、固定部112の傾斜面がホルダ50を奥行方向へ抑え込むようになっている。また、ホルダ50の裏面には2箇所に設けられた突起114が、中間転写ユニット14の対応する箇所に設けられた孔に通される。これにより、ホルダ50は中間転写ユニット14に対して位置決めされる。
<作用及び効果>
以下、本第3実施形態に係る画像形成装置の作用及び効果を説明する。
本実施形態においては、ホルダ50は、ハンドル110及び固定部112という容易な構造によって、中間転写ユニット14に対して固定及び離脱される。また、ホルダ50は、突起114によって、容易に中間転写ユニット14に対して位置決めされる。このような構造によって、ホルダ50をネジ等によって中間転写ユニット14に固定した構成と比較して、上側案内部材66の交換時の作業が簡易となる。
<その他の態様>
以上、各実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、軸104は、ホルダ50と一体に成形されていてもよい。これにより、軸104とホルダ50との間の位置決めを省略することができる。
上記のホルダ50に形成された長孔58は、水平方向に長い孔として説明したが、用紙搬送方向に長い孔とすることもできる。これにより、用紙搬送方向を基準として、搬送ユニット20と用紙案内部材64とを位置決めすることができる。
上記の用紙案内部材64の壁面70に設けられた孔72とホルダ50に形成された突起との関係は、逆に構成されていてもよい。すなわち、用紙案内部材64の壁面70には、孔が形成されており、ホルダ50の対応する箇所に対応する突起が設けられていてもよい。このような構造とされることで、板金を曲げて形成されるホルダ50に突起を設ける手間を省くことができる。
上記の被案内部82は、上側案内部材66の奥側のみならず、奥行方向全域に亘って設けられていてもよい。これにより、上側案内部材66の奥側のみに被案内部82を設けた構成と比べて、上側案内部材66の剛性を、高めることができる。
上記の上側案内部材66と下側案内部材68との高さ方向の位置決めは、上側案内部材66に設けられた位置決め用の平面86、88に、下側案内部材68に設けられた半球状の位置決め部96が突き当てられる方法に限られない。例えば、平面と半球との関係は、逆であってもよい。また、半球状の位置決め部96の形状は、半球でなくてもよく、例えば円錐、円柱又は三角形であってもよい。また、上側案内部材66と下側案内部材68との設置される箇所の形状に合わせて、位置決め部の数を増減することもできる。
上記の搬送ユニット20及び用紙案内部材64は、1つの中間転写ユニット14に対して、複数箇所設けられていてもよい。このような構成により、搬送ユニット20及び用紙案内部材64を複数設けた場合にも、それぞれの用紙案内部材64を介して複数の搬送ユニット20が中間転写ユニット14に対して位置決めされる。
上記の凸部100(又は、100b)の形状は、略三角形上以外の形状に、適宜変形させることができる。例えば、長方形等の矩形状であってもよい。また、凸部100(又は、100b)が載せられる軸104(又は、104b)の形状は、円柱状以外の形状としてもよい。例えば、上側に球面を持つ半球状の突起や、上側に頂点を持つ三角形又は三角柱であってもよい。
上記の画像形成装置10の二次転写部18は、用紙が横方向に流れるように形成されていなくてもよい。すなわち、用紙の通過方向が、上下方向に構成されていてもよい。この場合、軸104(又は、104b)と凸部100(又は、100b)との関係は、軸104の上方に凸部100が載せられる関係が維持されるように、設置箇所及び形状を適宜変形させることができる。
10 画像形成装置
14 中間転写ユニット(支持体の一例)
16 二次転写ユニット(転写手段の一例)
20 搬送ユニット(媒体通路の一例)
22 中間転写ベルト(保持体の一例)
58 長孔(位置決め手段の一例)
62 突起(位置決め手段の一例)
64 用紙案内部材(案内部材の一例)
66 上側案内部材(第1案内部材の一例)
68 下側案内部材(第2案内部材の一例)
100b 凸部(第1位置決め部の一例)
104b 軸(第2位置決め部の一例)
110 ハンドル(取付け手段の一例)
112 固定部(取付け手段の一例)
A 用紙搬送路(用紙搬送方向)

Claims (8)

  1. 画像転写対象の媒体が通過する媒体通路と、
    転写前の画像を保持する保持体を支持する支持体と、
    前記媒体の搬送方向における前記媒体通路の下流側、かつ、前記支持体の画像を前記媒体へ転写する転写部の上流側に配置され、前記媒体を前記支持体へ案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする位置決め手段と、
    を有し、
    前記媒体通路は、前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に回転が可能に設置されており、
    前記位置決め手段は、前記媒体通路が、前記回転する方向と異なる1方向の移動を制限するように、前記案内部材を位置決めする、
    画像形成装置。
  2. 画像転写対象の媒体が通過する媒体通路と、
    転写前の画像を保持する保持体を支持する支持体と、
    前記媒体の搬送方向における前記媒体通路の下流側、かつ、前記支持体の画像を前記媒体へ転写する転写部の上流側に配置され、前記媒体を前記支持体へ案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする位置決め手段と、
    を有し、
    前記案内部材は、
    搬送される前記媒体に対して前記支持体側に配置され、前記位置決め手段に位置決めされる第1案内部材と、
    前記第1案内部材に対して前記支持体の反対側に配置される第2案内部材と、
    前記第2案内部材を、前記第1案内部材を介して前記媒体通路に対して位置決めする第2の位置決め手段と、
    を有し、
    前記保持体は、前記転写部よりも前記媒体の搬送方向における上流側で、前記第2案内部材及び前記媒体通路を前記支持体側から覆うように配置され、
    前記第1案内部材は、前記第2案内部材と前記媒体通路と前記保持体とで囲まれる領域に、前記媒体の幅方向に亘って配置されており、
    前記第1案内部材の前記媒体の搬送方向における上流側の端部に、前記第1案内部材を前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に抜き挿しするときに前記媒体通路によって前記第1案内部材を案内する被案内部が設けられている、
    画像形成装置。
  3. 画像転写対象の媒体が通過する媒体通路と、
    転写前の画像を保持する保持体を支持する支持体と、
    前記媒体の搬送方向における前記媒体通路の下流側、かつ、前記支持体の画像を前記媒体へ転写する転写部の上流側に配置され、前記媒体を前記支持体へ案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする位置決め手段と、
    を有し、
    前記位置決め手段は、前記支持体に、取付け手段によって取り付けられており、
    前記取付け手段は、回転することによって、前記案内部材と前記支持体とを着脱可能となっている、
    画像形成装置。
  4. 前記案内部材は、搬送される前記媒体に対して前記支持体側に配置される第1案内部材を有し、
    前記位置決め手段は、前記第1案内部材を前記媒体通路と前記支持体とに対して位置決めする、
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記案内部材は、
    前記第1案内部材に対して前記支持体の反対側に配置される第2案内部材と、
    前記第2案内部材を、前記第1案内部材を介して前記媒体通路に対して位置決めする第2の位置決め手段と、
    を有する、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記保持体は、前記転写部よりも前記媒体の搬送方向における上流側で、前記第2案内部材及び前記媒体通路を前記支持体側から覆うように配置されており、
    前記第1案内部材は、前記第2案内部材と前記媒体通路と前記保持体とで囲まれる領域に、前記媒体の幅方向に亘って配置される、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1案内部材の前記媒体の搬送方向における上流側の端部に設けられ、前記第1案内部材を前記媒体の搬送方向に対して交差する方向に抜き挿しするときに前記媒体通路によって前記第1案内部材を案内する被案内部を有する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記媒体通路は、前記媒体の姿勢を制御する手段である、
    請求項1請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2018175238A 2018-09-19 2018-09-19 画像形成装置および案内部材 Active JP7159735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018175238A JP7159735B2 (ja) 2018-09-19 2018-09-19 画像形成装置および案内部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018175238A JP7159735B2 (ja) 2018-09-19 2018-09-19 画像形成装置および案内部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020046552A JP2020046552A (ja) 2020-03-26
JP7159735B2 true JP7159735B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=69901394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018175238A Active JP7159735B2 (ja) 2018-09-19 2018-09-19 画像形成装置および案内部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7159735B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093648A (ja) 2005-09-27 2007-04-12 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置
JP2016071164A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101239A (ja) * 1986-10-20 1988-05-06 Hitachi Ltd ロ−ラガイド要素体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093648A (ja) 2005-09-27 2007-04-12 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置
JP2016071164A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020046552A (ja) 2020-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8577276B2 (en) Structure to guide print medium and image forming apparatus employing the same
CN103246193B (zh) 图像加热装置和成像装置
US8804213B2 (en) Image reading device including a feeding guide, and an image forming apparatus including the same
US8160487B2 (en) Image-forming device having first and second sheet guide pairs for guiding sheets of different sizes
JP2007003857A (ja) 画像形成装置
JP6047600B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP7159735B2 (ja) 画像形成装置および案内部材
JP4929824B2 (ja) 転写ユニット
US9856100B2 (en) Sheet guiding mechanism, image forming apparatus
US9778599B2 (en) Intermediate transfer unit that reduces damage of intermediate transfer belt placed on floor, and image forming apparatus including the same
JP6233288B2 (ja) 画像形成ユニット及びこれを備えた画像形成装置
US20050208843A1 (en) Apparatus with additionally installable equipment
JP5966627B2 (ja) 画像形成装置
JP2008310241A (ja) 画像形成装置
JP5288195B2 (ja) 画像形成装置
JP5591572B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2011180248A (ja) シート押さえ装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2005148171A (ja) 画像形成装置
US8301072B2 (en) Guide roller unit, guiding device, and image forming apparatus
JP5131531B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5928041B2 (ja) 画像形成装置
US20230244169A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP4844217B2 (ja) 画像形成装置及び転写ユニット
JP2023092842A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016038526A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7159735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150