JP7159236B2 - 直流電源設備の短絡電流遮断装置 - Google Patents

直流電源設備の短絡電流遮断装置 Download PDF

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Description

本発明は、直流電源設備の短絡電流を遮断する短絡電流遮断装置に関する。
原子力発電所等の発電所では、所内の停電が許容できない制御機器や交流電源喪失時にも運転を必要とする機器に直流電源を供給するため、直流電源設備が設置されている。
発電所内で使用される直流電源設備は、交流電源に接続される充電器と、充電器に接続される蓄電池と、直流設備に給電するための直流母線とを備えている。
直流電源設備の短絡事故時の保護は、保護協調の思想に基づいて適切な遮断器が選定・設置されており、短絡事故発生時は下流側から事故除去することで停電範囲を極小化するように事故除去する。
一方、福島事故を受けて原子力発電所には直流電源供給時間の24時間化(従来8時間)が要求されている。
本要求を実現するためには、既存蓄電池容量の増加が必要であり、関係する発電所では、蓄電池容量の大幅な増設がされている。
蓄電池容量の増加に伴い、短絡事故時における事故点へ流入する短絡電流の増大を招いている。
また、米国NRC Infomarion notice 2017-06「蓄電池及び充電器の短絡電流による直流配電系での電気故障への影響」にて、充電器盤からの短絡電流についても考慮が必要であることが示されたことから、想定する短絡電流値は、さらに増大する傾向となっている。
一般的に、直流用の配線用遮断器は、40kA程度の遮断容量となることから、直流電源設備の構成によっては、遮断容量を超える短絡電流を遮断することができず、事故除去が困難となることが判っている。
直流回路における事故時の電流を遮断する技術として、特許文献1に記載された技術がある。
特許文献1には「順方向の自励式半導体素子と順方向のサイリスタを直列に接続した半導体素子部と、順方向のサイリスタに並列に接続したアレスタと、半導体素子部と直列にキャパシタを並列に接続した半導体遮断機器と、半導体遮断機器と直列に接続した電流抑制リアクトルと、半導体遮断機器と直列に接続した機械接点式断路器または遮断器とを備える直流電流遮断装置」が記載されている。
また、特許文献2には、半導体スイッチに関する記載として「直列に接続された補助直流断路器および高速断路器、半導体スイッチ回路、および非線形抵抗が並列に接続される」と記載されている。
特開2016-103427号公報 国際公開WO2015/011949
上記特許文献1に記載の技術は、送電損失が少なく、小型化を可能とする直流遮断装置であり、蓄電池容量の増加に伴う短絡電流の増大化により生じる問題についての認識が無い。
このため、特許文献1に記載の技術では、上述した短絡電流の増大化に対応することは困難である。
また、特許文献1に記載された技術は、遮断器と並列にアレスタを接続し、短絡時に発生する過電圧にてアレスタを動作させ、故障電流を低減するものである。
しかし、アレスタが動作するまでは短絡電流が流れ続けることから、その間に短絡電流が増加し、機器への損傷の可能性が増加するものと考えられる。また、蓄電池を増設した場合は、再度仕様の検討が必要となる。
また、特許文献1に記載の技術では過電圧を発生させるため、コンデンサを使用するが発電所内の直流電源設備は故障時には数十kA程度の大電流であるため、その必要容量も過大なものとなると考えられる。
上記特許文献2には、直列接続された半導体スイッチング素子の電圧不均衡を改善し、小型かつ低コストである半導体スイッチ回路が記載されている。
しかしながら、特許文献1と同様に、特許文献2には、蓄電池容量の増加に伴う短絡電流の増大化により生じる問題についての認識が無い。
よって、特許文献2に記載の技術では、上述した短絡電流の増大化に対応することは困難である。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電池容量の増加に伴い短絡電流が増大しても、確実に短絡電流を遮断し、短絡事故を除去可能な直流電源設備の短絡電流遮断装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
直流電源設備の短絡電流遮断装置において、交流電源に接続された充電器と直流電源母線との間に配置される充電器側遮断器と、蓄電池と前記直流電源母線との間に配置される電源側遮断器と、直流電源負荷と前記直流電源母線との間に配置される母線遮断器と、前記直流電源母線の電圧及び電流を検出する検出器と、前記検出器が検出した電圧及び電流から回路インピーダンスを計算し、計算した前記回路インピーダンスを判定して前記充電器側遮断器及び前記電源側遮断器を遮断する判定回路とを備える。
本発明によれば、蓄電池容量の増加に伴い短絡電流が増大しても、確実に短絡電流を遮断し、短絡事故を除去可能な直流電源設備の短絡電流遮断装置を実現することができる。
本発明の実施例1による短絡電流遮断装置が適用された直流電源設備の概略構成図である。 判定回路のブロック図である。 マグオンリー特性を有する遮断器の動作特性カーブを示すグラフである。 本発明の実施例2の概略構成図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
〈実施例1の全体構成〉
図1は、本発明の実施例1による短絡電流遮断装置が適用された直流電源設備の概略構成図である。
図1において、交流電源101は、発電所内の交流電源である。交流電源101に接続される充電器102は、内部に整流器を内蔵しており、交流電源101を直流電源に変換する。
充電器102により直流電源に変換された直流電源側は直流電源母線103に接続されている。
発電所の通常運転時は、充電器102から出力される直流電源にて直流電源負荷(図1には示さず)への給電と充電器102に接続された蓄電池104a及び104bを充電する。
直流電源母線103には、母線遮断器112が接続されている。この母線遮断器112を介して、直流電源母線103から直流電源負荷に給電が行われる。
交流電源101の停止時は、充電器102の出力が無くなる為、蓄電池104a及び104bから直流電源負荷に電源を給電する。
短絡電流遮断装置は、直流電源母線103の電圧と電流の状態を監視するための検出器105、106、107、108の指示値から電源至近端短絡と判定し、電源側遮断器109、110及び充電器側遮断器111に遮断命令を与える判定回路200を備えている。
電源側遮断器109は、蓄電池104aと直流電源母線103との間に設置され、検出器106は、直流電源母線103の電流及び電圧を検出する。
また、電源側遮断器110は、蓄電池104bと直流電源母線103との間に設置され、検出器107は、直流電源母線103の電流及び電圧を検出する。
また、充電器側遮断器111は、充電器102と直流電源母線103との間に設置され、検出器108は、直流電源母線103の電流及び電圧を検出する。
また、検出器105は、直流電源母線103に接続され、直流電源母線103の電圧及び電流を検出する。
判定回路200は、検出器105、106、107、108で検出した電圧と検出器106、107、108で検出した電流から回路インピーダンスを計算し、ある閾値以下となった場合に短絡事故と判定し、各遮断器109、110、111、112にトリップ信号を送る。トリップ信号により各遮断器109、110、111、112が開放動作して事故除去が達成される。
直流電源母線103の交流電源101側が遮断器一次側であり、直流電源母線103の直流電源負荷に接続される遮断器112側が遮断器二次側である。
次に、短絡故障が発生した場合の各ケースについて、短絡電流遮断装置の動作を説明する。
(ケース1)
直流電源母線103または遮断器二次側に短絡故障が発生し、その抵抗値(回路インピーダンス)が第1閾値R0以下の場合、直流電源母線103の遮断器112では電流遮断が困難なため、電源101側の遮断器109、110、111を遮断する。
一台の遮断器112の遮断容量は、最大で40kA程度であり、抵抗値(回路インピーダンス)が第1閾値R0以下の場合は、短絡電流が40kAを超える場合である。よって、一台の遮断器112では、電流遮断が困難となるからである。
(ケース2)
母線103に短絡故障が発生し、その抵抗値(回路インピーダンス)が第2閾値R1以上の場合、電源101側の遮断器109、110、111が動作しない可能性があるため、短絡電流の大きさに関わらず、電源101側の遮断器109、110、111を強制的に遮断する。
なお、本ケース2は図3に示したマグオンリー特性のみを有する遮断器が遮断器109、110、111に適用されている場合に該当する。
マグオンリー特性とは、図3に示すような動作特性カーブ301となる特性である。動作特性カーブ301の範囲で遮断器が動作する。
マグオンリー特性を有する遮断器の場合は、図3から理解できるように、電源101側の遮断器109、110、111が動作しない可能性がある。
(ケース3)
母線103に短絡故障が発生し、その抵抗値(回路インピーダンス)が第2閾値R1未満の場合、または遮断器二次側に短絡故障が発生し、その抵抗値が第1閾値R0超過であれば、各遮断器109、110、111、112の動作範囲となることから特に制御は行わず、各遮断器109、110、111、112の動作特性に応じた事故除去を行う。
〈判定回路200の構成〉
図2は、判定回路200のブロック図である。なお、判定回路200は、リレー回路等によって構成されている。
図2において、入力部207のV1は検出器105から出力される電圧を示す信号である。
入力部207のV2は、蓄電池104aと遮断器109との間に取り付けられた検出器106から出力される電圧を示す信号である。
また、入力部207のI2は、検出器106から出力される電流を示す信号である。
入力部207のV3は、蓄電池104bと遮断器110との間に部に取り付けられた検出器107から出力される電圧を示す信号である。また、入力部207のI3は、検出器107から出力される電流を示す信号である。
入力部207のV4は、充電器102と遮断器111との間に部に取り付けられた検出器108から出力される電圧を示す信号である。また、入力部207のI4、検出器108から出力される電流を示す信号である。
回路インピーダンスが次式(1)を満たす場合、つまり、回路インピーダンスが第1閾値R0以下の場合、論理和回路201Aを介して、遮断器一次側の遮断器109、110、111を遮断する、遮断器109トリップ回路203、遮断器110トリップ回路204、遮断器111トリップ回路205にトリップ信号を送る。
V1÷(I2+I3+I4)≦R0 ・・・(1)
回路インピーダンスが次式(2)、(3)又は(4)を満たす場合、つまり、回路インピーダンスが第2閾値R1以上の場合、論理和回路201B及び201を介して、遮断器一次側の遮断器109、110、111を遮断する、遮断器109トリップ回路203、遮断器110トリップ回路204、遮断器111トリップ回路205にトリップ信号を送る。
V2÷I2≧R1 ・・・(2)
V3÷I3≧R1 ・・・(3)
V4÷I4≧R1 ・・・(4)
ここで、第1閾値R0は、直流電源母線103の電圧を母線遮断器112の遮断電流で割って求められるインピーダンス((直流電源母線103の電圧)÷(母線遮断器112の遮断電流))である。遮断器112の遮断電流の一例は、40kAである。
また、第2閾値R1は、直流電源母線103の電圧を母線遮断器112の動作開始電流で割って求められるインピーダンス((直流電源母線103の電圧)÷(母線遮断器112の動作開始電流(マグオンリー特性)))である。
論理和回路201Aには、遅延回路202及び遮断器二次側の遮断器112をトリップする遮断器112トリップ回路206が接続されている。
これは、遮断器一次側の遮断器109、110、111をトリップした後に遮断器二次側の遮断器112をトリップするための構成である。遮断器一次側の遮断器109、110、111をトリップした後に、遮断器109、110、111のいずれかが、何らかの原因でオンとなった場合であっても、遮断器二次側の遮断器112をオフと設定しておくことにより、確実に短絡事故から機器を保護することができる。
上記構成及び動作を通して、直流電源母線103の遮断器二次側における短絡発生時に、遮断器112の遮断電流を超える電流が流れるケースや、直流電源母線103の遮断器一次側における短絡発生時に個々の遮断器109、110、111の遮断電流が小さく遮断器一次側の遮断器が動作しないケースにおいても短絡事故を確実に除去可能となる。
また、短絡事故発生時に、下流側(遮断器二次側)の遮断器112で短絡電流を遮断することが困難と想定される場合には、先に上流側(遮断器一次側)の遮断器109、110、111から開放することで事故除去が可能となる。
下流側の遮断器112の遮断容量を超過する場合や上流側遮断器109、110、111の特性上、遮断器による事故電流遮断が困難な場合に、強制的に上流の遮断器から開放することにより、いかなる構成でも短絡事故除去が可能である。
本発明の実施例1によれば、蓄電池容量の増加に伴い短絡電流が増大しても、確実に短絡電流を遮断し、短絡事故を除去可能な直流電源設備の短絡電流遮断装置を実現することができる。
上記実施例1において、判定回路200はリレー回路等によって構成したが、判定回路200は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、一般的なコンピュータとしてのハードウエアを有するものを適用してもよい。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
図4は、実施例2の概略構成図である。実施例2は、電源融通を行う場合の例に適用した例である。
なお、実施例1と同等な構成部分には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4の例においては、図1に示した蓄電池104a、検出器106、遮断器109が省略されているが、これら蓄電池104a、検出器106、遮断器109を備える構成であっても、実施例2を適用することは可能である。
上述した実施例1は、図1に示したように、単一系統のみを想定したが、図4に示すように、電源融通を実施する場合、母線103の連絡回路の母線連絡遮断器401、402、403、404、405が同特性となることから、保護協調が困難となることがある。
遮断器112には直流電源負荷501が接続され、母線連絡遮断器402には直流電源負荷502が接続され、母線連絡遮断器405には直流電源負荷503が接続されている。
このような場合においても、事故時の電流は回路インピーダンス(抵抗値(=距離))に比例することから、各母線連絡遮断器401、402、403、404、405の開放条件として、自系統から遠方に位置する系統ほど動作する抵抗値を大きく設定する。
そして、その抵抗値以下となった遮断器を動作させることで、電源融通回路においても保護協調を図ることが可能となり、停電範囲を極小化することが可能となる。
次に、短絡故障が発生した場合の各ケースについて、短絡電流遮断装置の動作を説明する。
実施例1において説明したケース1、ケース2、ケース3については、実施例2においても同様な動作となるので、説明は省略する。
(ケース4)
短絡事故点406に短絡故障が発生し、その抵抗値(回路インピーダンス)が第3閾値R2以下の場合、判定回路200にて母線連絡遮断器401を開放して遮断し、事故除去し、自系統の直流電源負荷に給電する。
(ケース5)
短絡事故点407に短絡故障が発生し、その抵抗値(回路インピーダンス)が第4閾値R3以下の場合、判定回路200にて母線連絡遮断器404を開放して遮断し、事故除去し、自系統および融通回路の直流電源負荷に給電する。
ここで、第3閾値R2、第4閾値R3は、第1閾値R0と直流電源母線103のケーブル長(直流電源母線の長さ)から計算した抵抗値(回路インピーダンス)との和で各々求められる抵抗値(回路インピーダンス)である。
なお、第3閾値及び第4閾値は、電源回路閾値と総称することができる。
実施例2は、実施例1と同様な動作を行うことができる他、電源融通回路においても、保護協調を図ることができ、停電範囲を極小化することができるという効果が得られる。
以上のように、本発明の実施例1および2においては、直流電源母線103と直流電源母線103の上流側の充電器102との間に、遮断器111を配置し、直流電源母線103と直流電源母線103の上流側の蓄電池104a及び104bとの間に遮断器109及び110を配置し、直流電源母線103の電圧及び電流を検出する検出器105、106、107、108を配置し、判定回路200により、検出器105、106、107、108が検出した電圧及び電流から、回路インピーダンスを算出する。
そして、算出した回路インピーダンスに応じて、直流電源母線103の上流側の遮断器109、110、111を遮断するように構成されている。
直流電源母線103の上流側の遮断器は複数配置され、短絡事故時に個々の遮断器109、110、111に流れる電流がそれぞれ40kAとすると、直流電源母線103の下流側の遮断器は、遮断器112の一つであるため、遮断器112に流れる電流は3×40=120kAとなり、遮断容量を超過し、遮断不能となる。
本発明は、算出した回路インピーダンスにより短絡事故の発生を判定し、短絡電流が分散される、直流電源母線103の上流側の複数の遮断器109、110、111を遮断するように構成したので、確実に短絡電流を遮断することができる。
101・・・交流電源、102・・・充電器盤、103・・・直流電源母線、104a、104b・・・蓄電池、105、106、107、108・・・検出器、109、110、111、112、401、402、403、404、405・・・遮断器、200・・・判定回路、201A、201B・・・論理和回路、202・・・遅延回路、203・・・遮断器109トリップ回路、204・・・遮断器110トリップ回路、205・・・遮断器111トリップ回路、206・・・遮断器112トリップ回路、207・・・入力部、406、407・・・融通回路の短絡事故点、501、502、503・・・直流電源負荷

Claims (5)

  1. 交流電源に接続された充電器と直流電源母線との間に配置される充電器側遮断器と、
    蓄電池と前記直流電源母線との間に配置される電源側遮断器と、
    直流電源負荷と前記直流電源母線との間に配置される母線遮断器と、
    前記直流電源母線の電圧及び電流を検出する検出器と、
    前記検出器が検出した電圧及び電流から回路インピーダンスを計算し、計算した前記回路インピーダンスを判定して前記充電器側遮断器及び前記電源側遮断器を遮断する判定回路と、
    を備えることを特徴とする直流電源設備の短絡電流遮断装置。
  2. 請求項1に記載の直流電源設備の短絡電流遮断装置において、
    前記判定回路は、前記回路インピーダンスが、前記直流電源母線の電圧を前記母線遮断器の遮断電流で割った値である第1閾値以下の場合、前記充電器側遮断器及び前記電源側遮断器を遮断することを特徴とする直流電源設備の短絡電流遮断装置。
  3. 請求項2に記載の直流電源設備の短絡電流遮断装置において、
    前記判定回路は、前記回路インピーダンスが、前記直流電源母線の電圧を、前記母線遮断器の動作開始電流で割った値である第2閾値以上の場合、前記充電器側遮断器及び前記電源側遮断器を遮断することを特徴とする直流電源設備の短絡電流遮断装置。
  4. 請求項1に記載の直流電源設備の短絡電流遮断装置において、
    前記直流電源母線に接続される母線連絡遮断器を有する電源融通回路を、さらに備え、前記判定回路は、前記回路インピーダンスが、前記直流電源母線の電圧を前記母線遮断器の遮断電流で割った値である第1閾値と前記直流電源母線の長さから計算したインピーダンスとの和である電源回路閾値以下の場合、前記母線連絡遮断器を遮断することを特徴とする直流電源設備の短絡電流遮断装置。
  5. 請求項1に記載の直流電源設備の短絡電流遮断装置において、
    発電所の直流電源設備に用いられることを特徴とする直流電源設備の短絡電流遮断装置。
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