JP7157764B2 - 新規なピペリジン-2,6-ジオン誘導体及びその用途 - Google Patents
新規なピペリジン-2,6-ジオン誘導体及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7157764B2 JP7157764B2 JP2019561172A JP2019561172A JP7157764B2 JP 7157764 B2 JP7157764 B2 JP 7157764B2 JP 2019561172 A JP2019561172 A JP 2019561172A JP 2019561172 A JP2019561172 A JP 2019561172A JP 7157764 B2 JP7157764 B2 JP 7157764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- triazin
- oxobenzo
- cancer
- dione
- piperidine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/53—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with three nitrogens as the only ring hetero atoms, e.g. chlorazanil, melamine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D253/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D251/00
- C07D253/08—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D251/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
Description
Xは、窒素(N)または炭素(C)であり、
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-NR5R6、-N(SO2)R7、-CONR5R6、-OR5、-SR5、-SO2R5、-SO2NR5R6、-CR5R6、-CR5NR6R7、-P(O)(OR5)R6、-P(O)R5R6、-OP(O)(OR5)R6、-OP(O)R5R6、-CF3、-NR5SO2NR5R6、-CONR5COR6、-NR5C(=N-CN)NR5R6、-C(=N-CN)NR5R6、-NR5C(=N-CN)R6、-NR5C(=C-NO2)NR5R6、-SO2NR5COR6、-CO2R5、-C(C=N-OR5)R6、-CR5=CR5R6、-CCR5、-S(C=O)(C=N-R5)R6、-SF5、-OCF3、-NHCOR5、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルケニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルコキシ、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルケニル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルケニル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、非置換または置換されたC6-C24のアリールアルキル、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R3は、水素、重水素(deuterium)、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、水素、-(CH2)nOCOR8、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R5~R8は、それぞれ独立して、水素、非置換または置換されたアミノ、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルケニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキニル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
nは、1~5の整数である。
(a)下記化学式2で表される化合物を下記化学式3で表される化合物と反応させて、下記化学式4で表される化合物を製造する工程と、
(b)下記化学式4で表される化合物をNaNO2と反応させて、下記化学式5で表される化合物を製造する工程と
を含む方法を提供することを他の目的とする。
Xは、窒素(N)または炭素(C)であり、
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-NR5R6、-N(SO2)R7、-CONR5R6、-OR5、-SR5、-SO2R5、-SO2NR5R6、-CR5R6、-CR5NR6R7、-P(O)(OR5)R6、-P(O)R5R6、-OP(O)(OR5)R6、-OP(O)R5R6、-CF3、-NR5SO2NR5R6、-CONR5COR6、-NR5C(=N-CN)NR5R6、-C(=N-CN)NR5R6、-NR5C(=N-CN)R6、-NR5C(=C-NO2)NR5R6、-SO2NR5COR6、-CO2R5、-C(C=N-OR5)R6、-CR5=CR5R6、-CCR5、-S(C=O)(C=N-R5)R6、-SF5、-OCF3、-NHCOR5、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルケニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルコキシ、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルケニル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルケニル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、非置換または置換されたC6-C24のアリールアルキル、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R3は、水素、重水素、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、水素、-(CH2)nOCOR8、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R5~R8は、それぞれ独立して、水素、非置換または置換されたアミノ、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルケニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖アルキニル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
nは1~5の整数である。
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-CH3、-OCF3、-OCH3、-NHCOCH3、-COOH、-CONH2、-CONHCH3及び-NHCOC6H5からなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、-CH2OCOC(CH3)3、-CH2OCOC6H5、-CH2COC5H10N、-CH2OCOC4H8N、-CH2OCOCH(NH2)CH(CH3)CH2CH3、-CH2OCOCH2CH2CH3及び-CH2OCOC4H7NBocからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、より望ましくは、下記式の置換基であり得る。
最も望ましくは、前記化学式1において、Xは、窒素(N)であり、
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-CH3、-OCF3、-OCH3、-NHCOCH3、-COOH、-CONH2、-CONHCH3及び-NHCOC6H5からなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、-CH2OCOC(CH3)3、-CH2OCOC6H5、-CH2COC5H10N、-CH2OCOC4H8N、-CH2OCOCH(NH2)CH(CH3)CH2CH3、-CH2OCOCH2CH2CH3及び-CH2OCOC4H7NBocからなる群より選択される1種以上の置換基を表す。
(b)下記化学式4で表される化合物をNaNO2と反応させて、下記化学式5で表される化合物を製造する工程と
を含む方法を提供する。
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-CH3、-OCF3、-OCH3、-NHCOCH3、-COOH、-CONH2、-CONHCH3及び-NHCOC6H5からなる群より選択される1種以上の置換基で表され得る。
1-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-((3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-7-イル)メチル)尿素
1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-3-((3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-7-イル)メチル)尿素
2-((3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチル)1-(tert-ブチル)(2R)-ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート
1.散剤の製造
本発明による化学式1の化合物 2g
乳糖 1g
前記の成分を混合して気密包に充填して散剤を製造した。
本発明による化学式1の化合物 100mg
とうもろこし澱粉 100mg
乳糖 100mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
前記の成分を混合した後、通常の錠剤の製造方法に従って打錠して錠剤を製造した。
本発明による化学式1の化合物 100mg
とうもろこし澱粉 100mg
乳糖 100mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
前記の成分を混合した後、通常のカプセル剤の製造方法に従ってゼラチンカプセルに充填してカプセル剤を製造した。
本発明による化学式1の化合物 1g
乳糖 1.5g
グリセリン 1g
キシリトール 0.5g
前記の成分を混合した後、通常の方法によって1丸剤当り4gになるように製造した。
本発明による化学式1の化合物 150mg
大豆抽出物 50mg
ブドウ糖 200mg
澱粉 600mg
前記の成分を混合した後、30%エタノール100mgを添加して60℃で乾燥して顆粒を形成し、包に充填した。
2-アミノ-6-フルオロ安息香酸(394mg、2.54mmol)をDMF(12ml)に溶かしてEDCl-HCl(540mg、2.8mmol)及びHOBt(429mg、2.8mmol)を添加した。室温で30分間撹拌した後、アミン(361mg、2.8mmol)を添加し、DIPEA(1.4ml、8.12mmol)を添加して室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈した後、エチルアセテートで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製て純粋な2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-フルオロベンズアミド化合物406mg(60%)を白色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 266.09; calcd for C12H12FN3O3 m/z, 266.10.
窒化ナトリウム(179mg、2.6mmol)を、酢酸(12ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-フルオロベンズアミド(406mg、1.5mmol)に添加した。室温で1.5時間撹拌した後、混合物を水で希釈して沈殿した白色生成物を収集し、水洗し乾燥して3-(5-フルオロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン280mgを収得した。
MS found (M+H)+ (m/z), 277.09; calcd for C12H9FN4O3 m/z, 277.10.
DMF(1ml)に溶かした3-(5-フルオロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(50mg、0.18mmol)の溶液に、4-メトキシベンジルアミン(47μl、0.36mmol)及びDIPEA(62μl、0.36mmol)を室温で添加し、90℃で一晩中撹拌した。反応混合物を水で希釈した後、エチルアセテートで抽出した。有機層を無水Na2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して3-(5-((4-メトキシベンジル)アミノ)-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(12mg、17%)を白色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 394.9; calcd for C20H19N5O4 m/z, 394.10.
トルエン(1ml)に溶かした3-(5-((4-メトキシベンジル)アミノ)-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン溶液(10mg、0.025mmol)に、DDQ(6.9mg、0.03mmol)を室温で添加して一晩中撹拌した。反応混合物をエチルアセテートで希釈し、NaHCO3(aq)で洗浄した。有機層を無水MgSO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して純粋な化合物3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン1.6mg(23%)を白色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 274.9; calcd for C12H11N5O3 m/z, 274.10.
DMF(90ml)に溶かした2-アミノ-6-ニトロ安息香酸(7g、38mmol)に、EDCl-HCl(8g、42mmol)及びHOBt(6.5g、42mmol)を添加した。室温で30分間撹拌した後、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(25g、152mmol)及びDIPEA(21ml、121.6mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈してエチルアセテートで抽出した。有機層を無水Na2SO4上で乾燥した後、減圧濃縮して2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-ニトロベンズアミドを黄色固体(15g)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
窒化ナトリウム(2.7g、40mmol)を、酢酸に溶解した2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-ニトロベンズアミド溶液に添加した。室温で1.5時間撹拌した後、混合物を水で希釈して沈殿した白色生成物を収集し、水洗し乾燥して3-(5-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン7g(60%、第2工程の収率)を得た。
AcOH/THF(25ml/25ml)に溶かした3-(8-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(1g、3.2mmol)の溶液に、鉄(Fe、1g)を添加して室温で一晩中撹拌した。反応混合物を濾過してエチルアセテートで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して0.5g(57%)の純粋な3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオンを黄緑色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 274.9; calcd for C12H11N5O3 m/z, 274.10.
1,4-ジオキサン(10ml)に溶かした2-アミノ-6-クロロ安息香酸(1g、5.8mmol)の溶液に、トリホスゲン(570mg、1.9mmol)を添加して、溶液を2時間還流した。その後、反応物を氷で冷却した。固体をヘキサンで洗浄し真空乾燥して、1.1g(99%)の純粋な化合物を茶色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 198.09; calcd for C8H4ClNO3 m/z, 198.10.
DMF(4ml)に溶かした5-クロロ-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(200mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(194mg、1.5mmol)及びDMAP(12mg、0.10mmol)を添加し、60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(75mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(2ml)に溶かした2-アミノ-6-クロロ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)ベンズアミド(75mg、0.26mmol)の溶液に、NaNO2(31mg、0.45mmol)を添加して室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、18mg(24%)の純粋な化合物を白色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 293.09; calcd for C12H9ClN4O3 m/z, 293.10.
1,4-ジオキサン(10ml)に溶かした2-アミノ-6-メチル安息香酸(876mg、5.8mmol)の溶液に、トリホスゲン(570mg、1.9mmol)を添加して溶液を2時間還流した。その後、溶液を氷で冷却した。固体をヘキサンで洗浄し真空乾燥して、純粋な化合物880mg(85%)を茶色固体として収得した。
DMF(4ml)に溶かした5-メチル-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4[1h]-ジオン(178mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(194mg、1.5mmol)及びDMAP(12mg、0.104mmol)を添加し、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(50mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(2ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-メチルベンズアミド(50mg、0.19mmol)の溶液に、NaNO2(22mg、0.32mmol)を添加して1時間室温で撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、16mg(31%)の純粋な化合物を茶色固体として収得した。
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-5-クロロ安息香酸(500mg、2.0mmol)の溶液に、トリホスゲン(285mg、0.96mmol)を添加して2時間溶液を還流した。反応混合物を氷槽で冷却した。固体をヘキサンで洗浄し真空乾燥して、純粋な化合物400mg(70%)を茶色固体として収得した。
DMF(3ml)に溶かした6-クロロ-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(200mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(129mg、1.01mmol)及びDMAP(12.3mg、0.101mmol)を添加して反応混合液を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(70mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(3ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-6-メチルベンズアミド(50mg、0.19mmol)の溶液に、NaNO2(22mg、0.32mmol)を添加して1時間室温で撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、28mg(39%)の純粋な化合物を茶色固体として収得した。
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-5-ブロモ安息香酸(626mg、2.9mmol)の溶液に、トリホスゲン(285mg、0.96mmol)を添加して、溶液を2時間還流した。その後、反応混合物を氷で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、茶色固体の純粋な化合物630mg(90%)を収得した。
DMF(3ml)に溶かした6-ブロモ-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(244mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(129mg、1.01mmol)及びDMAP(12.3mg、0.101mmol)を添加し、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(80mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(3ml)に溶かした2-アミノ-5-ブロモ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)ベンズアミド(80mg、0.25mmol)の溶液に、NaNO2(28mg、0.41mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、42mg(51%)の純粋な化合物をアイボリー色固体として収得した。
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-5-ヨード安息香酸(762mg、2.9mmol)の溶液に、トリホスゲン(285mg、0.96mmol)を添加して、溶液を2時間還流した。その後、反応混合物を氷で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、茶色固体の純粋な化合物680mg(81%)を収得した。
DMF(3ml)に溶かした6-ヨード-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(291mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(129mg、1.01mmol)及びDMAP(12.3mg、0.101mmol)を添加し、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(80mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(5ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-ヨードベンズアミド(130mg、0.35mmol)の溶液に、NaNO2(40mg、0.59mmol)を添加して、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、20mg(15%)の純粋な化合物をアイボリー色固体として収得した。
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-3-ブロモ-5-メチル安息香酸(667mg、2.9mmol)の溶液に、トリホスゲン(285mg、0.96mmol)を添加し、溶液を2時間還流した。その後、反応混合物を氷で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、茶色固体の純粋な化合物720mg(97%)を収得した。
DMF(3ml)に溶かした8-ブロモ-6-メチル-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(258mg、1.01mmol)の溶液に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(129mg、1.01mmol)及びDMAP(12.3mg、0.101mmol)を添加し、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(170mg)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(6ml)に溶かした2-アミノ-3-ブロモ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-メチルベンズアミド(170mg、0.5mmol)の溶液に、NaNO2(59mg、0.85mmol)を添加して、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、120mg(69%)の純粋な化合物をアイボリー色固体として収得した。
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-5-(トリフルオロメトキシ)ベンゾサン(0.2g、0.904mmol)の溶液に、トリホスゲン(0.09g、0.3mmol)を添加して、溶液を2時間還流した。反応混合物を氷槽で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、0.2g(90%)の純粋な化合物をアイボリー色固体として収得した。
DMF(2ml)に溶かした6-(トリフルオロメトキシ)-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(0.2g、0.81mmol)に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(0.156g、1.22mmol)及びDMAP(0.015g、0.122mmol)を添加して、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(0.2g)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(2ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(0.1g、0.32mmol)の溶液に、NaNO2(37mg、0.54mmol)を添加して、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、76mg(70%)の純粋な化合物をアイボリー色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 342.8; calcd for C13H9F3N4O4 m/z, 342.06.
1,4-ジオキサン(5ml)に溶かした2-アミノ-5-メトキシ安息香酸(0.5g、3mmol)の溶液に、トリホスゲン(0.3g、1mmol)を添加して、溶液を2時間還流した。反応混合物を氷槽で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、0.53g(92%)の純粋な化合物を茶色固体として収得した。
DMF(2ml)に溶かした6-メトキシ-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(0.2g、1.04mmol)に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(0.2g、1.56mmol)及びDMAP(0.013g、0.104mmol)を添加して、混合物を60℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を青色固体(0.2g)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(2ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-メトキシベンズアミド(0.13g、0.5mmol)の溶液に、NaNO2(60mg、0.85mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、42mg(30%)の純粋な化合物をピンク色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 288.9; calcd for C13H12N4O4 m/z, 288.09.
MS found (M+H)+(m/z), 315.9; calcd for C14H13N5O4 m/z, 315.10.
1,4-ジオキサン(10ml)に溶かした2-アミノ-3-ニトロ安息香酸(1.0g、5.5mmol)の溶液に、トリホスゲン(0.54g、1.82mmol)を添加して、溶液を一晩中還流した。反応混合物を氷槽で冷却した。固体をヘキサンで洗浄して真空乾燥し、0.945g(83%)の純粋な化合物を黄色い固体として収得した。
DMF(2ml)に溶かした8-ニトロ-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(0.216g、1.04mmol)に、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(0.2g、1.56mmol)及びDMAP(0.013g、0.104mmol)を添加し、混合物を90℃で一晩中加温した。反応混合物をエチルアセテートで抽出し、有機層をNa2SO4上で乾燥した。粗化合物を黄色い固体(0.2g)として収得し、それを追加的な精製なく次の工程で使用した。
酢酸(2ml)に溶かした2-アミノ-N-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-ニトロベンズアミド(0.128g、0.46mmol)の溶液に、NaNO2(54mg、0.78mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して沈殿した生成物を収集し、55mg(39%)の純粋な化合物を黄色い固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 303.8; calcd for C12H9N5O5 m/z, 303.06.
AcOH/THF(2ml/2ml)に溶かした3-(8-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(0.02g、0.066mmol)の溶液に、鉄(Fe、0.02g)を添加して室温で一晩中撹拌した。反応混合物を濾過してエチルアセテートで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して0.004g(22%)の純粋な化合物を黄緑色固体として収得した。
MS found (M+H)+(m/z), 274.0; calcd for C12H11N5O3 m/z, 273.09.
MS found (M+H)+(m/z), 315.9; calcd for C14H13N5O4 m/z, 315.10.
出発物質(1g、5.1mmol)をDMF(8.2ml)及びDMFDMA(2.3ml)に溶かして115℃で17時間撹拌した。反応が終われば、濃縮して溶媒を除去し、EAに溶かした後、シリカゲル(80g)を入れて室温で3時間撹拌した。反応物を濾過し、EAで洗浄した後濃縮して、目的とする化合物5-ニトロ-1H-イソクロメン-1-オンを収得した(800mg、褐色固体、82%)。
5-ニトロ-1H-イソクロメン-1-オン(1g、5.2mmol)及び3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(0.67g、5.2mmol)をMeOH(10ml)に溶かし、5時間加熱還流した後、TEA(1.45ml)を入れて一晩中反応させた。反応が終われば、水を入れて希釈した後、EAで抽出し濃縮減圧した。濃縮物を再度トルエンに溶かした後、PPTS(0.1g)を添加し加熱還流した。反応が終われば、飽和NaHCO3水溶液で中和した後、EAで抽出し乾燥して、分離精製して目的とする化合物3-(5-ニトロ-1-オキソイソキノリン-2(1H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオンを得た。
3-(5-ニトロ-1-オキソイソキノリン-2(1H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオンをEAに溶かした後、ギ酸アンモニウム及び10%Pd/Cを入れて加熱還流した。反応が終われば、セライトで濾過し、EAで洗浄した後、濾過液を減圧濃縮して目的とする化合物3-(5-アミノ-1-オキソイソキノリン-2(1H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオンを得た。
LC/MS (m/z) 272.1 (M+H).
4-クロロ-2-ニトロ安息香酸(10g、50mmol)をドライメタノール(1mmol当たり5ml)に懸濁して0℃に冷却した。SOCl2(22ml、250mmol)をゆっくり添加した後、懸濁液を50℃で16時間加温した。生成された溶液を減圧下で濃縮し、残留物を水飽和NaHCO3溶液(2.5ml/1mmol)に溶解した。溶液をエチルアセテートで抽出した(2.5ml×3回/1mmol)。集められた有機層を飽和水性NaCl溶液(1mmol当たり7.5ml)で洗浄し、Na2SO4で乾燥して濾過した後、溶液を減圧下で濃縮してアイボリー色固体として純粋な化合物9g(70%)を得た。
密封管にカリウム[[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]メチル]トリフルオロボレート(2.6g、11mmol)、メチル4-クロロ-2-ニトロベンゾエート(2g、9.28mmol)、Pd(OAc)2(0.104g、0.464mmol)、SPhosリガンド(0.38g、0.928mmol)及びK2CO3(4g、28mmol)を充填した。混合物をN2で3回洗浄した。その後、トルエン/H2O(4:1、20ml/5ml)を反応管に添加し、N2で30分間脱気した。反応混合物を85℃で4時間撹拌した後、室温に冷却した。生成された混合物をEtOAcで抽出した後、有機層を集めて乾燥し(MgSO4)濾過した。溶媒を真空下で除去し、生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して純粋な化合物2.5g(87%)をアイボリー色固体として収得した。
THF/MeOH(10ml/10ml)に溶かした4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-2-ニトロベンゾエート(1.5g、4.8mmol)の溶液に、H2O(2.5ml)に溶かしたLiOH(0.480g、20mmol)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応が完了した後、溶媒を蒸発させてH2Oで抽出した。水層にHClを添加してEAで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、1.4g(98%)の純粋な化合物を茶色固体として収得した。
4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-2-ニトロ安息香酸(1.4g、3.85mmol)にEDCI-HCl(0.813mg、4.24mmol)及びHOBt(0.649mg、4.24mmol)を添加し、30分間室温で撹拌した。反応混合物に3-アミノピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(1.3g、7.7mmol)及びDIPEA(2.7ml、15.4mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。反応終了後、混合物をEAで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して純粋な化合物1.05g(67%)を白緑色固体として収得した。
MeOH/EA(50ml/50ml)に溶かしたtert-ブチル(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)カルバモイル)-3-ニトロベンジル)カルバメート(1g、2.5mmol)に1Pd/C(0.1g)を添加し、反応混合物を水素気体環境下で室温で16時間撹拌した。溶液をセライトで濾過し、真空下で乾燥して932mg(99%)の純粋な化合物を灰白色固体として収得した。
氷酢酸(10ml)に溶かしたtert-ブチル(3-アミノ-4-((2,6-ジオキシピペリジン-3-イル)カルバモイル)ベンジル)カルバメート(0.922g、2.45mmol)の溶液に亜硝酸ナトリウム(0.288g、4.17mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をEAで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥し、カラムクロマトグラフィーで精製して純粋な化合物0.613g(65%)を白色固体として収得した。
DCM(10ml)に溶かしたtert-ブチル((3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-7-イル)メチル)カルバメート(0.605mg、1.56mmol)の溶液に、1,4-ジオキサン(2ml)に混合した4MHClを添加し、室温で16時間撹拌した。溶媒を真空下で乾燥して0.545g(定量)の化合物(化学式32)をアイボリー色固体として収得した。
THF(10ml)に溶かした3-(7-(アミノメチル)-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(0.2g、0.62mmol)、3-クロロ-4-メチルフェニルイソシアネート(0.104g、0.62mmol)及びTEA(0.2ml、1.24mmol)の混合物を、N2下で、室温から40℃に2時間にかけて加熱した。混合物をEAで抽出してカラムクロマトグラフィーで精製し、化学式37の純粋な化合物0.134g(48%)をアイボリー色固体として収得した。
実施例18の製造方法に従って、化学式39の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式40の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式41の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式42の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式43の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式44の化合物を製造した。
[25-1]3-クロロ-N-((3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-6-イル)メチル)-4-メチルベンズアミド(化学式46)の合成
実施例18の製造方法に従って、化学式46の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式33の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式34の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式52の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式53の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式25の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式26の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式27の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式28の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式29の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式30の化合物を製造した。
実施例18の製造方法に従って、化学式38の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式54の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式55の化合物を製造した。
実施例14の製造方法に従って、化学式56の化合物を製造した。
DMF(60ml)に溶かした化合物<27-1>(5g、23.3mmol)の溶液に、ヨードメタン(7.24ml、116.3mmol)、炭酸カリウム(16.1g、116.3mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却して濾過した。濾過物を濃縮した。残留物を水で希釈してEtOAc(250ml×2回)で抽出した。集められた有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を真空下で除去して化合物<27-2>(メチル5-ブロモ-2-メチルベンゾエート)(5.34g、23.3mmol、99%)を黄色オイルとして収得した。
ジクロロエタン(45ml)に溶かした化合物<27-2>(2g、8.74mmol)の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(1.81g、13.12mmol)及び過酸化ベンゾイル(22mg、0.087mmol)を室温で添加し、7時間還流した。反応混合物を室温に冷却した。残留物を、溶離液としてEA/Hx(8%)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物<27-3>(メチル5-ブロモ-2-(ブロモメチル)ベンゾエート)(2.06g、6.69mmol、77%)を白色固体として収得した。
アセトニトリル(30ml)内のオーブン乾燥された4Å分子体の撹拌懸濁液に、NMO(1.80g、15.4mmol)を添加した。5分後、アセトニトリル(10ml)に溶かした化合物3(2.06g、6.69mmol)を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、シリカゲルで濾過し、EtOAcで溶離し、真空で濃縮して赤褐色オイルを収得した。残留物を、溶離剤としてEA/Hx(10%)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、白色固体として化合物<27-4>(メチル5-ブロモ-2-ホルミルベンゾエート)(977mg、4.02mmol、60%)を収得した。
化合物<27-5-2>:1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.25 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 6.26 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.07 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.80 (s, 3H).
(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)トリフルオロボレート(105mg、0.443mmol)、化合物<27-5>(300mg、1.11mmol)、Pd(OAc)2(12mg、0.055mmol)、SPhos(45mg、0.111mmol)及び炭酸カリウム(459mg、3.32mmol)を密封管に充填した。その後、トルエン/H2Oを反応管に添加し、N2で30分間脱気した。反応混合物を85℃で一晩中撹拌した後、室温に冷却した。生成された混合物をEtOAcで抽出し、有機層を集めてMgSO4で乾燥して濾過した。溶媒を真空下で除去し、混合物を、EA/Hx(10%)を溶離液として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MPLC)で精製し、化合物<27-6>(メチル(E)-5-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-2-(2-メトキシビニル)ベンゾエート)(233mg、0.725mmol、65%)を無色のオイルとして収得した。
LC/MS (ESI) m/z [M+H]+ : 322.0.
MeOH(1.5ml)、H2O(1.5ml)及びTHF(4.5ml)に溶かした化合物<27-6>(233mg、0.725mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(152mg、3.63mmol)を室温で添加し、50℃で一晩中撹拌した。反応混合物を濃縮してTHF及びメタノールを除去した。その後、水(50mL)を添加し、1N HCl(水性)を使用してpH3に調整し、EtOAc(50ml×2回)で抽出した。集められた有機層を減圧下で濃縮して化合物<27-7>((E)-5-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-2-(2-メトキシビニル)安息香酸)(232mg、0.725mmol、定量)を黄色ゲルとして収得した。
LC/MS (ESI) m/z [M-H]- : 306.0.
DMF(10ml)に溶かした化合物<27-7>(223mg、0.798mmol)、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(239mg、1.45mmol)、EDCIHCl(153mg、0.798mmol)、HOBt・H2O(108mg、0.798mmol)の溶液に、DIPEA(0.505ml、2.90mmol)を室温で添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈してEtOAc(50ml×2回)で抽出した。集められた有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を真空下で除去して黄色オイルを収得した。粗混合物を、溶離液としてMeOH/DCM(5%)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物<27-8>(tert-ブチル(E)-(3-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)カルバモイル)-4-(2-メトキシビニル)ベンジル)カルバメート)(124mg、0.297mmol、41%)を空色固形物として収得した。
LC/MS (ESI) m/z [M+H]+ : 417.9, [M-H]- : 416.0.
1,4-ジオキサン(1ml)に溶かした化合物<27-8>(30mg、0.072mmol)の溶液に、1,4-ジオキサン(0.180ml、0.720mmol)と混合した4NHClを添加し、室温で2時間撹拌した。その後、反応混合物をモノウェーブアシスト条件下で150℃で1時間撹拌した。反応物を蒸発乾燥した。残留物を、溶離剤としてMeOH/DCM(5%)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、アイボリー色固体として化合物<27-9>(3-(7-(アミノメチル)-1-オキソイソキノリン-2(1H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩)(26mg、0.072mmol、定量)を収得した。
LC/MS (ESI) m/z [M+H]+ : 286.9, [M-H]- : 284.9.
THF(0.5ml)に溶かした化合物<27-9>(23mg、0.071mmol)の溶液に、室温で3-クロロ-4-メチルフェニルイソシアネート(12mg、0.071mmol)、TEA(0.020ml、0.142mmol)を添加し、40℃で一晩中撹拌した。溶媒を真空下で除去し、混合物を、溶離液としてMeOH/DCM(6%)を使用してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MPLC)で精製し、<化学式47>(1-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-3-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソ-1,2-ジヒドロイソキノリン-7-イル)メチル)尿素)(18mg、0.040mmol、56%)を白色固体として収得した。
LC/MS (ESI) m/z [M+H]+ : 454.9, [M-H]- : 452.8.
実施例27の製造方法に従って、化学式48の化合物を製造した。
実施例27の製造方法に従って、化学式49の化合物を製造した。
2-ヒドロキシ-6-ニトロ安息香酸(100mg、0.55mmol)、2-アミノグルタイミド塩酸塩(180mg、1.1mmol)、EDCI-HCl(116mg、0.605mmol)、HOBt(93mg、0.605mmol)、DIEA(0.4ml、2.2mmol)の混合溶液を室温で30分間撹拌した。反応物は水とエチルアセテートを用いて分離した後、有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて残留する水を乾燥し減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィーで分離精製して化合物<30-1>(41mg、25%)を得た。
化合物<30-1>(34mg)をメタノール/ジメチルホルムアミド(5/1)混合溶液(6ml)に溶かした後、10%Pd/C(15mg)及び水素下の室温で2時間反応させた。反応物をセライトで濾過した後、濾過液を濃縮して目的とするJYR-17-187(22mg、70%、白色固体)を得た。
化合物<30-2>(20mg、0.076mmol)を酢酸(2ml)に溶かした後、亜硝酸ナトリウム(9mg、0.13mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応物は水とエチルアセテートを用いて分離した後、有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで残留する水を乾燥し減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィーで分離精製して化学式57の化合物(2.7mg、13%、アイボリー色固体)を得た。
クロロメチルピバレートの代りに1-(tert-ブチル)-4-(クロロメチル)ピペリジン-1,4-ジカルボキシレートを使用したことを除き、実施例31と同じ方法で化合物を合成した(16mg、51%、黄色固体)。
1段階で得られた化合物をジクロロメタンに溶かした後、4N HCl 1,4-ジオキセン溶液を加えて室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮して目的とする化学式60の化合物(80%)を得た。
クロロメチルピバレートの代りに1-(tert-ブチル)2-(クロロメチル)(R)-ピロリジン-1,2-ジカルボキシレートを使用したことを除き、実施例31と同じ方法で化学式64の化合物を合成した。
1段階で得られた化合物をジクロロメタンに溶かした後、4NのHClの1,4-ジオキセン溶液を加えて室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮して目的とする化学式61の化合物を得た。
クロロメチルピバレートの代りに(tert-ブトキシカルボニル)-D-イソロイシネートを使用したことを除き、実施例31と同じ方法で化合物を合成した。
1段階で得られた化合物をジクロロメタンに溶かした後、4NのHClの1,4-ジオキセン溶液を加えて室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮して目的とする化学式62の化合物を得た。
実施例7の製造方法に従って化学式65の化合物を製造した。
CRBNに対する基質タンパク質分解活性の評価
本発明の化合物がCRBN(celebron)に特異的に結合してCRBNの機能を阻害できるかを確認するために、サリドマイド及びその類似体との結合時にCRBNタンパク質によって分解されるイカロス/アイオロス(Ikaros/Aiolos)タンパク質(NatStruct Mol Biol.2014 Sep;21(9):803-9)またはGSPT1タンパク質(Nature535,252257(2016.07.14))の分解活性に本化合物が及ぼす影響を調べた。
細胞毒性の実験
Claims (8)
- 下記化学式1で表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
Xは、窒素(N)であり、
R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-NR5R6、-N(SO2)R7、-CONR5R6、-OR5、-SR5、-SO2R5、-SO2NR5R6、-CHR 5 R 6 、-CHR 5 NR 6 R 7 、-P(O)(OR5)R6、-P(O)R5R6、-OP(O)(OR5)R6、-OP(O)R5R6、-CF3、-NR5SO2NR5R6、-CONR5COR6、-NR5C(=N-CN)NR5R6、-C(=N-CN)NR5R6、-NR5C(=N-CN)R6、-NR5C(=C-NO2)NR5R6、-SO2NR5COR6、-CO2R5、-C(C=N-OR5)R6、-CR5=CR5R6、-CCR5、-S(C=O)(C=N-R5)R6、-SF5、-OCF3、-NHCOR5、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖が含まれたアルキル、非置換または置換されたC 2 -C 10 の直鎖または側鎖が含まれたアルケニル、非置換または置換されたC 2 -C 10 の直鎖または側鎖が含まれたアルキニル、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖が含まれたアルコキシ、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルケニル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルケニル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、非置換または置換されたC6-C24のアリールアルキル、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R3は、水素、重水素、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖が含まれたアルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、水素、-(CH2)nOCOR8、及び、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖が含まれたアルキルからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R5~R8は、それぞれ独立して、水素、非置換または置換されたアミノ、非置換または置換されたC1-C10の直鎖または側鎖が含まれたアルキル、非置換または置換されたC 2 -C 10 の直鎖または側鎖が含まれたアルケニル、非置換または置換されたC 2 -C 10 の直鎖または側鎖が含まれたアルキニル、非置換または置換されたC3-C10のシクロアルキル、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC3-C10のヘテロシクロアルキル、非置換または置換されたC6-C14のアリール、及び、N、O及びSからなる群より選択されたヘテロ原子を一つ以上含む非置換または置換されたC6-C14のヘテロアリールからなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
nは1~5の整数である。 - 前記化学式1において、R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-CH3、-OCF3、-OCH3、-NHCOCH3、-COOH、-CONH2、-CONHCH3及び-NHCOC6H5からなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、-CH2OCOC(CH3)3、-CH2OCOC6H5、-CH 2 OCOC 5 H 10 N、-CH2OCOC4H8N、-CH2OCOCH(NH2)CH(CH3)CH2CH3、-CH2OCOCH2CH2CH3及び-CH2OCOC4H7NBocからなる群より選択される1種以上の置換基を表すことを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - 前記化学式1の化合物は、
3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(5-フルオロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(5-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(5-クロロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(5-メチル-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(6-クロロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(6-ブロモ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(6-ヨード-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(8-ブロモ-6-メチル-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-6-カルボニトリル、
3-(5-ヨード-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(4-オキソ-6-(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(6-メトキシ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
N-(3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-5-イル)アセトアミド、
3-(8-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(8-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
N-(3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-6-イル)アセトアミド、
3-(4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(7-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(6-ニトロ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(7-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-5-カルボン酸、
3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-3-メチルピペリジン-2,6-ジオン、
3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-5-カルボキサミド、
3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-N-メチル-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-5-カルボキサミド、
N-(3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-5-イル)ベンズアミド、
3-(5-ヒドロキシ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルピバレート、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルベンゾエート、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルD-プロリネート塩酸塩、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルL-イソロイシネート塩酸塩、
(3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチルブチレート、
2-((3-(5-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)-2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)メチル)1-(tert-ブチル)(2R)-ピロリジン-1,2-ジカルボキシレート及び
3-(6-アミノ-4-オキソベンゾ[d][1,2,3]トリアジン-3(4H)-イル)ピペリジン-2,6-ジオン
からなる群より選択されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - 前記化学式1において、Xは窒素(N)であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
- 前記化学式1において、R1またはR2は、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、-CH3、-OCF3、-OCH3、-NHCOCH3、-COOH、-CONH2、-CONHCH3及び-NHCOC6H5からなる群より選択される1種以上の置換基を表し、
R4は、-CH2OCOC(CH3)3、-CH2OCOC6H5、-CH 2 OCOC 5 H 10 N、-CH2OCOC4H8N、-CH2OCOCH(NH2)CH(CH3)CH2CH3、-CH2OCOCH2CH2CH3及び-CH2OCOC4H7NBocなる群より選択される1種以上の置換基を表す
ことを特徴とする、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。 - 請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5のうちのいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を有効成分として含む、ハンセン病、慢性移植片対宿主病、炎症性疾患または癌の予防または治療用の薬学的組成物。
- 前記癌は、***癌、大腸癌、肺癌、小細胞肺癌、胃癌、肝臓癌、血液癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部または頸部癌、皮膚または眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門辺縁癌、結腸癌、卵管癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌腺癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性または急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓または尿管癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系腫瘍、中枢神経原発リンパ腫、脊髄腫瘍、脳幹部神経膠腫及び下垂体腺腫からなる群より選択されることを特徴とする、請求項7に記載のハンセン病、慢性移植片対宿主病、炎症性疾患または癌の予防または治療用の薬学的組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR10-2017-0059620 | 2017-05-12 | ||
KR20170059620 | 2017-05-12 | ||
KR1020170184761A KR102014478B1 (ko) | 2017-05-12 | 2017-12-29 | 신규한 피페리딘-2,6-디온 유도체 및 이의 용도 |
KR10-2017-0184761 | 2017-12-29 | ||
PCT/KR2018/005444 WO2018208123A1 (ko) | 2017-05-12 | 2018-05-11 | 신규한 피페리딘-2,6-디온 유도체 및 이의 용도 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020519582A JP2020519582A (ja) | 2020-07-02 |
JP7157764B2 true JP7157764B2 (ja) | 2022-10-20 |
Family
ID=64602666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019561172A Active JP7157764B2 (ja) | 2017-05-12 | 2018-05-11 | 新規なピペリジン-2,6-ジオン誘導体及びその用途 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11192878B2 (ja) |
EP (1) | EP3623366B9 (ja) |
JP (1) | JP7157764B2 (ja) |
KR (2) | KR102014478B1 (ja) |
CN (1) | CN110621664B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200054046A (ko) * | 2018-11-09 | 2020-05-19 | 한국화학연구원 | 신규한 피페리딘-2,6-디온 유도체 및 이의 용도 |
WO2021168314A1 (en) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | Plexium, Inc. | Quinazolinone compounds and related compounds |
CA3170620A1 (en) * | 2020-03-06 | 2021-09-10 | Maoyi LEI | Crystal of tricyclic compound acting on crbn protein and preparation method therefor |
CN112980882A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-06-18 | 上海科技大学 | Crbn基因在构建GSPT1敏感模型中的用途 |
WO2022250350A1 (ko) * | 2021-05-26 | 2022-12-01 | 주식회사 이노큐어테라퓨틱스 | 피페리딘디온 유도체 |
WO2022250224A1 (ko) * | 2021-05-26 | 2022-12-01 | 주식회사 이노큐어테라퓨틱스 | 피페리딘디온 유도체 |
KR102489160B1 (ko) * | 2021-05-26 | 2023-01-18 | 주식회사 이노큐어테라퓨틱스 | 피페리딘디온 유도체 |
WO2023274246A1 (zh) * | 2021-06-28 | 2023-01-05 | 成都分迪药业有限公司 | 酰胺类化合物及其用途 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540525A (ja) | 2007-09-26 | 2010-12-24 | セルジーン コーポレイション | 6、7又は8置換キナゾリノン誘導体並びにそれらを含有する組成物及びそれらを使用する方法 |
JP2011505807A (ja) | 2007-12-07 | 2011-03-03 | セルジーン コーポレイション | キナゾリノン化合物による治療をモニタリングするためのバイオマーカー |
JP2016505019A (ja) | 2013-01-14 | 2016-02-18 | デュートルクス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーDeuteRx, LLC | 3−(5置換−4−オキソキナゾリン−3(4h)−イル)−3−ジュウテロピペリジン−2,6−ジオン誘導体 |
JP2020506922A (ja) | 2017-01-31 | 2020-03-05 | アルビナス・オペレーションズ・インコーポレイテッドArvinas Operations, Inc. | セレブロンリガンド、およびセレブロンリガンドを含有する二官能性化合物 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5643915A (en) | 1995-06-06 | 1997-07-01 | Andrulis Pharmaceuticals Corp. | Treatment of ischemia/reperfusion injury with thalidomide alone or in combination with other therapies |
CA2647545C (en) | 2006-04-03 | 2016-02-23 | Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti S.P.A. | Amide substituted indazole and benzotriazole derivatives as poly(adp-ribose)polymerase (parp) inhibitors |
NZ575830A (en) * | 2006-09-26 | 2012-03-30 | Celgene Corp | 5-substituted quinazolinone derivatives as antitumor agents |
US9290475B2 (en) * | 2013-03-14 | 2016-03-22 | Deuterx, Llc | 3-(substituted-4-oxoquinazolin-3(4H)-yl)-3-deutero-piperidine-2,6-dione derivatives and compositions comprising and methods of using the same |
CN109790143A (zh) * | 2016-05-10 | 2019-05-21 | C4医药公司 | 用于靶蛋白降解的胺连接的c3-戊二酰亚胺降解决定子体 |
KR102125661B1 (ko) | 2017-02-13 | 2020-06-22 | 강푸 바이오파마슈티칼즈 리미티드 | 전립선암 치료용 조합, 약학 조성물 및 치료 방법 |
-
2017
- 2017-12-29 KR KR1020170184761A patent/KR102014478B1/ko active IP Right Grant
-
2018
- 2018-05-11 EP EP18798940.5A patent/EP3623366B9/en active Active
- 2018-05-11 CN CN201880031388.8A patent/CN110621664B/zh active Active
- 2018-05-11 JP JP2019561172A patent/JP7157764B2/ja active Active
- 2018-05-11 US US16/609,805 patent/US11192878B2/en active Active
-
2019
- 2019-08-20 KR KR1020190101826A patent/KR20190100139A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540525A (ja) | 2007-09-26 | 2010-12-24 | セルジーン コーポレイション | 6、7又は8置換キナゾリノン誘導体並びにそれらを含有する組成物及びそれらを使用する方法 |
JP2011505807A (ja) | 2007-12-07 | 2011-03-03 | セルジーン コーポレイション | キナゾリノン化合物による治療をモニタリングするためのバイオマーカー |
JP2016505019A (ja) | 2013-01-14 | 2016-02-18 | デュートルクス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーDeuteRx, LLC | 3−(5置換−4−オキソキナゾリン−3(4h)−イル)−3−ジュウテロピペリジン−2,6−ジオン誘導体 |
JP2020506922A (ja) | 2017-01-31 | 2020-03-05 | アルビナス・オペレーションズ・インコーポレイテッドArvinas Operations, Inc. | セレブロンリガンド、およびセレブロンリガンドを含有する二官能性化合物 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
CAS REGISTRY NO. 1195710-89-4,DATABASE REGISTRY, [online],2009年12月03日,[2022.03.28検索], Retrieved from: STN |
CAS REGISTRY NO. 1484840-16-5,DATABASE REGISTRY, [online],2013年12月01日,[2022.03.28検索], Retrieved from: STN |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3623366B1 (en) | 2022-01-19 |
EP3623366B9 (en) | 2022-06-15 |
JP2020519582A (ja) | 2020-07-02 |
CN110621664B (zh) | 2023-08-01 |
EP3623366A1 (en) | 2020-03-18 |
US20200062730A1 (en) | 2020-02-27 |
CN110621664A (zh) | 2019-12-27 |
US11192878B2 (en) | 2021-12-07 |
KR20180124694A (ko) | 2018-11-21 |
KR102014478B1 (ko) | 2019-08-26 |
KR20190100139A (ko) | 2019-08-28 |
EP3623366A4 (en) | 2020-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7157764B2 (ja) | 新規なピペリジン-2,6-ジオン誘導体及びその用途 | |
CA2901022C (en) | Substituted pyridine compounds as inhibitors of histone demethylases | |
JP7175888B2 (ja) | 選択的hdac1、2阻害剤としてのピペラジン誘導体 | |
CA2859224C (en) | Imidazolidinedione compounds and their uses | |
ES2377758T3 (es) | Compuestos tricíclicos basados en tiazolo[4,5-b]piridina imidazo-fusionada y composiciones farmacéuticas que los comprenden | |
JP4970946B2 (ja) | モルホリン化合物 | |
US20070010537A1 (en) | Fused pyramidine derivative and use thereof | |
CA2890981A1 (en) | Amide-substituted heterocyclic compounds useful as modulators of il-12, il-23 and/or ifn.alpha. responses | |
CN111770914B (zh) | 作为神经激肽-1受体拮抗剂的化合物及其用途 | |
CN103124730A (zh) | 杂环炔苯类化合物及其药用组合物和应用 | |
TW200530181A (en) | Heterocyclic compounds useful as growth hormone secretagogues | |
BRPI0507476B1 (pt) | monoidrato cristalino, sua composição farmacêutica e seu uso | |
TW200307539A (en) | Cycloalkyl inhibitors of potassium channel function | |
WO2009055917A1 (en) | Inhibitors of histone deacetylase | |
TW200831513A (en) | Anti-viral compounds | |
WO2009026701A1 (en) | Sirtuin inhibitors | |
TW200815454A (en) | Modulators of glucocorticoid receptor, AP-1, and/or NF-kB activity and use thereof | |
CN111051300B (zh) | 作为组蛋白脱乙酰基酶1和/或2(hdac1-2)的选择性抑制剂的新杂芳基酰胺衍生物 | |
CS186391A3 (en) | Pharmaceuticals | |
WO2005019188A1 (ja) | 縮合ピリミジン誘導体およびその用途 | |
CA2871453A1 (en) | Quinazolinedione derivative | |
WO2016140501A1 (en) | Pyridine n-oxide for enhancer of zeste homolog 2 inhibitors | |
JP2016516691A (ja) | カリウムイオンチャネル阻害剤としてのイソキノリン | |
US20060264431A1 (en) | P38 inhibitors and methods of use thereof | |
EP3856174A1 (en) | Hdac1,2 inhibitors |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221007 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7157764 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |