JP7155785B2 - 端子台ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機を収容するハウジングの外部に装着される端子台ユニットに関する。
従来、回転電機のコイルと電気的に接続された端子を有する端子台と、端子台が固定された本体部とを備えた端子台ユニットが知られている(例えば、特許文献1~2参照)。この端子台ユニットは、自動車のバッテリ電源をインバータ回路によって変換して生成された三相交流を流す三相線を回転電機のコイルと電気的に接続するための中継端子台となるものである。
特許文献1に記載の端子台ユニットは、本体部(文献ではケーシング)の側部開口に端子台を挿入し、端子台の径方向外側に環状に突出したフランジ部に設けられたねじ部材により、本体部に端子台を固定している。
特許文献2に記載の端子台ユニットは、端子台のプレートをモータケースにボルトで固定している。また、端子台をモータケースに挿入する際、端子台の中央に配置されている端子(文献では端子軸)を他の端子よりも長くしてモータケースへの挿入を案内している。
特開2010-183794号公報 特開2013-110817号公報
しかしながら、従来の端子台ユニットは、端子台に設けられたボルト締結用のフランジ部やプレートの強度が必要となり、更には本体部やモータケースにねじ孔加工が必要となるため、端子台や本体部が大型化してしまう。
そこで、コンパクトな端子台ユニットが望まれている。
本発明に係る端子台ユニットの特徴構成は、回転電機を収容するハウジングの外部に装着された端子台ユニットであって、前記回転電機のコイルと電気的に接続された端子と、当該端子の少なくとも一部を包囲する樹脂部とを有する端子台と、前記端子台が挿入される貫通孔が形成された本体部と、を備え、前記端子台は前記ハウジングの孔部の外側から挿入されており、前記端子台は、前記端子台の挿入方向である第一方向への移動が前記ハウジングにより規制され、前記端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が弾性部材を介して前記本体部により規制されており、前記弾性部材は、前記端子に固定されており、前記弾性部材が前記本体部を前記第二方向に押圧することにより、前記端子には前記第一方向に向かう押圧力が作用している点にある。
本構成では、ハウジングの孔部の外側から挿入される端子台が、端子台の挿入方向である第一方向への移動がハウジングにより規制され、端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が本体部により規制されている。このため、本構成では、従来のように端子台に形成されたフランジ部を本体部にボルト締結する構成ではないため、本体部の貫通孔をボルトが挿入される分だけ大きくする必要がなく、端子台および本体部をコンパクトに構成することができる。
本構成のように弾性部材を介在させることで、端子台ユニット又はハウジングが振動した場合や本体部、端子台又はハウジングに製造上の誤差があった場合でも、端子台の第二方向への移動を確実に規制することができる。
本構成のように、弾性部材を端子に固定すれば、端子台と弾性部材とを一体部品として扱うことが可能となるため、端子台ユニットの組付けが容易である。このように、コンパクトな端子台ユニットを提供できた。
本発明に係る端子台ユニットの特徴構成は、回転電機を収容するハウジングの外部に装着された端子台ユニットであって、前記回転電機のコイルと電気的に接続された端子と、当該端子の少なくとも一部を包囲する樹脂部とを有する端子台と、前記端子台が挿入される貫通孔が形成された本体部と、を備え、前記端子台は前記ハウジングの孔部の外側から挿入されており、前記端子台は、前記端子台の挿入方向である第一方向への移動が前記ハウジングにより規制され、前記端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が弾性部材を介して前記本体部により規制されており、前記端子は、前記第一方向側の部分が径方向内側に段落ちした端子側段部を有しており、前記樹脂部は、前記端子側段部と当接する樹脂側段部を有しており、前記端子は前記樹脂部に対して着脱可能に構成され、前記弾性部材の押圧力により、前記端子側段部が前記樹脂側段部を前記第一方向に押圧している点にある。
本構成では、ハウジングの孔部の外側から挿入される端子台が、端子台の挿入方向である第一方向への移動がハウジングにより規制され、端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が本体部により規制されている。このため、本構成では、従来のように端子台に形成されたフランジ部を本体部にボルト締結する構成ではないため、本体部の貫通孔をボルトが挿入される分だけ大きくする必要がなく、端子台および本体部をコンパクトに構成することができる。
本構成のように弾性部材を介在させることで、端子台ユニット又はハウジングが振動した場合や本体部、端子台又はハウジングに製造上の誤差があった場合でも、端子台の第二方向への移動を確実に規制することができる。
本構成のように、端子に形成した端子側段部と樹脂部に形成した樹脂側段部とを当接させることで、弾性部材の押圧力が端子を介して樹脂部に伝達され、樹脂部がハウジングに対して第一方向に押圧される。このため、端子と樹脂部とを一体成形する必要がなく、製造効率を高めることができる。このように、コンパクトな端子台ユニットを提供できた。
他の特徴構成は、前記端子と前記樹脂部との間には全周に亘ってシール部材が設けられている点にある。
本構成のシール部材により、回転電機の冷却液が端子と樹脂部との間に入り込みことを防ぎ、冷却液に混入した異物により端子台が破損するといった不都合を防止することができる。また、端子と樹脂部との間にシール部材を設けることによって端子と樹脂部とを嵌合固定できない場合であっても弾性部材を介して端子と樹脂部との相対移動を規制するため、端子台ユニットをコンパクトにできる。
端子台ユニットをモータケースに装着した全体平面図である。 蓋部を取外した状態の端子台ユニットの平面図である。 端子台ユニットの左側面図である。 端子台ユニットの右側面図である。 図2のV-V矢視断面図である。 左斜め方向から見た端子台ユニットの分解斜視図である。 右斜め方向から見た端子台ユニットの分解斜視図である。 第一端子台の分解斜視図である。 第二端子台の斜視図である。 別実施形態1に係る端子台ユニットの断面図である。 別実施形態2に係る端子台ユニットの断面図である。 別実施形態3に係る端子台ユニットの断面図である。
以下に、本発明に係る端子台ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、端子台ユニットとして、回転電機としての三相交流モータMを収容する金属製のモータケース1(ハウジングの一例)の外部に端子台ユニットXを装着した一例を説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
図1~図4に示すように、端子台ユニットXは、車両に搭載されるバッテリ(不図示)からの直流をインバータ回路(不図示)によって変換した三相交流が流れる複数(本実施形態では3つ)のインバータ側三相線11と、三相交流モータMのコイル(不図示)に三相交流を流すための複数(本実施形態では3つ)のモータ側三相線12と、を電気的に接続する中継端子台である。インバータ側三相線11が延在する方向と、モータ側三相線12が延在する方向とは異なる方向となっている。以下、図5に示す紙面右側(モータケース1側)を第一方向Y1とし、図5に示す紙面左側(インバータ側三相線11側)を第二方向Y2として説明する。インバータ側三相線11が延在する方向とモータ側三相線12が延在する方向とは、何れも第一方向Y1、第二方向Y2に対して直交する方向である。
図5に示すように、端子台ユニットXは、三相交流モータMのコイルと電気的に接続された金属製の複数の端子2A(本実施形態では3つ)と、各端子2Aの少なくとも一部を包囲する樹脂部2Bとを有する第一端子台2(端子台の一例)と、第一端子台2が挿入される貫通孔30が形成された本体部3とを備えている。端子2Aは、樹脂部2Bに対して着脱可能に構成されている。本体部3は、インバータ側三相線11の端子11aが固定される樹脂製の第二端子台4と、第二端子台4を収容する金属製のケース5とを有している。本体部3の第二端子台4には、第一端子台2の端子2Aをモータケース1に向かう第一方向Y1に押圧する弾性部材6が固定されている。つまり、弾性部材6が第一端子台2に対して第一方向Y1に向かう押圧力を作用させ、第一端子台2の第一方向Y1への移動がモータケース1により規制されている。第一端子台2の第二方向Y2への移動は、弾性部材6を介して本体部3のケース5により規制されている。また、上述した貫通孔30は本体部3のケース5に形成されている。
図8に示すように複数の端子2Aは、第一端子21Aと第二端子21Bと第三端子21Cとからなり、この順で樹脂部2Bに並列配置されている。
第一端子21Aは、第二方向Y2側の部分であってインバータ側三相線11の端子11aが電気的に接続される第一先端部21Aaと、第一先端部21Aaに隣接し断面円形状に形成された第一中間部21Abと、第一方向Y1側の部分であり、第一中間部21Abに隣接した断面D字状の第一D字状部21Acと、を有している。第一先端部21Aaには雌ねじが形成され、インバータ側三相線11の端子11aがビスBによって直接固定されている(図2参照)。図7に示すように、インバータ側三相線11の端子11aは第一端子台2の挿入方向に対して直交するように第一先端部21Aaに固定されている。このとき、インバータ側三相線11の端子11aと第一先端部21Aaとは平行になっている。また、図8に戻り、第一先端部21Aaは、インバータ側三相線11の端子11aが固定される平坦面21Aa1を第一中間部21Abに対してインバータ側三相線11側に突出させており、第一先端部21Aaの軸芯と第一中間部21Abの軸芯とを異ならせている。第一中間部21Abのうち、中央よりも若干第一D字状部21Acに寄った位置には、Oリング23(シール部材の一例)が全周に亘って配置される環状のシール溝21Ab1が形成されている。第一D字状部21Acは、第一中間部21Abに対し径方向内側に段落ちした第一端子側段部21Ac1(端子側段部の一例)を含む第一切欠き部21Ac2を周方向の一部に有している。この第一切欠き部21Ac2の切欠き面は、第一先端部21Aaの平坦面21Aa1と平行に形成されている。
第二端子21Bは、第二方向Y2側の部分であってインバータ側三相線11の端子11aが第一バスバー31を介して電気的に接続される第二先端部21Baと、第二先端部21Baに隣接し断面円形状に形成された第二中間部21Bbと、第一方向Y1側の部分であり、第二中間部21Bbに隣接し断面D字状の第二D字状部21Bcと、を有している。図2に示すように、第二先端部21Baの平坦面21Ba1には雌ねじが形成され、第一バスバー31の一方の端部31aとビスBで固定されている。この平坦面21Ba1は、第一先端部21Aaの平坦面21Aa1に対して端子2Aの周方向に所定角度傾斜(回転)しており、蓋部7に平行になるように配置されている(図8参照)。第一バスバー31の他方の端部31bは、後述する第二端子台4に固定されており、第一バスバー31は、一方の端部31aと他方の端部31bとを接続する接続部31cが平面視(蓋部7に対して垂直な方向から見た方向視)L字状に形成されている(図7参照)。図8に戻り、第二中間部21Bbのうち、中央よりも若干第二D字状部21Bcに寄った位置には、Oリング23(シール部材の一例)が全周に亘って配置される環状のシール溝21Bb1が形成されている。第二D字状部21Bcは、第二中間部21Bbに対して径方向内側に段落ちした第二端子側段部21Bc1(端子側段部の一例)を含む第二切欠き部21Bc2を周方向の一部に有している。この第二切欠き部21Bc2の切欠き面は、第二先端部21Baの平坦面21Ba1と平行に形成されている。
第三端子21Cは、第二方向Y2側の部分であってインバータ側三相線11の端子11aが第二バスバー32を介して電気的に接続される第三先端部21Caと、第三先端部21Caに隣接し断面円形状に形成された第三中間部21Cbと、第一方向Y1側の部分であり、第三中間部21Cbに隣接し断面D字状の第三D字状部21Ccと、を有している。図2に示すように、第三先端部21Caの平坦面21Ca1には雌ねじが形成され、第二バスバー32の一方の端部32aとビスBで固定されている。この平坦面21Ca1は、第二先端部21Baの平坦面21Ba1と同様、蓋部7に平行に配置されている(図8参照)。第二バスバー32の他方の端部32bは、後述する第二端子台4に固定されており、第二バスバー32は、一方の端部32aと他方の端部32bとを接続する接続部32cが、腕部が外側に拡がった平面視U字状に形成されている(図7参照)。図8に戻り、第三中間部21Cbのうち、中央よりも若干第三D字状部21Ccに寄った位置には、Oリング23(シール部材の一例)が全周に亘って配置される環状のシール溝21Cb1が形成されている。第三D字状部21Ccは、第三中間部21Cbに対して径方向内側に段落ちした第三端子側段部21Cc1(端子側段部の一例)を含む第三切欠き部21Cc2を周方向の一部に有している。この第三切欠き部21Cc2の切欠き面は、第三先端部21Caの平坦面21Ca1と平行に形成されている。
図8に示すように、樹脂部2Bは、内面に形成された複数(本実施形態では3つ)の貫通孔部24と、外面から径方向外側に環状に突出したフランジ部25と、外面に形成された複数(本実施形態では2つ)のシール溝部26とを有する断面楕円形状に構成されている。
複数の貫通孔部24は、第一端子21Aが圧入される第一貫通孔部24aと、第二端子21Bが圧入される第二貫通孔部24bと、第三端子21Cが圧入される第三貫通孔部24cとで構成されている。第一貫通孔部24aには、第一端子側段部21Ac1と当接する第一樹脂側段部24a1(樹脂側段部の一例)を有する第一凸部24a2が第一切欠き部21Ac2と対向するように形成されている。第二貫通孔部24bには、第二端子側段部21Bc1と当接する第二樹脂側段部24b1(樹脂側段部の一例)を有する第二凸部24b2が第二切欠き部21Bc2と対向するように形成されている。第三貫通孔部24cには、第三端子側段部21Cc1と当接する第三樹脂側段部24c1(樹脂側段部の一例)を有する第三凸部24c2が第三切欠き部21Cc2と対向するように形成されている。第二凸部24b2と第三凸部24c2とは貫通孔部24の内周面の同じ角度の位置に形成されており、第一凸部24a2は第二凸部24b2および第三凸部24c2に対して所定角度回転させた位置に形成されている。第一端子側段部21Ac1が第一樹脂側段部24a1と当接し、第二端子側段部21Bc1が第二樹脂側段部24b1と当接し、第三端子側段部21Cc1が第三樹脂側段部24c1と当接した状態で、第一D字状部21Ac、第二D字状部21Bc、第三D字状部21Ccの先端は樹脂部2Bから突出している。第一D字状部21Ac、第二D字状部21Bc、第三D字状部21Ccの第一方向Y1側の端面には雌ねじが形成されている(図5参照)。
図5に示すように、フランジ部25は、径方向外側に環状に突出した両側面のうち、第一方向Y1に向く一方の面がモータケース1に対して第一方向Y1に押圧されており、第一端子台2の移動がモータケース1により規制されている。第二端子台4に固定された弾性部材6によって第一端子台2の第二端子21Bが第一方向Y1に押圧され、この弾性部材6の押圧力により、第二端子側段部21Bc1が樹脂部2Bの第二樹脂側段部24b1を第一方向Y1に押圧している。これにより、フランジ部25は第一方向Y1に押圧されている。このとき、第一端子21A、第三端子21Cも同様に、第二端子台4に固定された弾性部材6によって第一方向Y1に押圧され、この弾性部材6の押圧力により、端子側段部21Ac1,21Cc1が樹脂部2Bの樹脂側段部24a1,24c1を第一方向Y1に夫々押圧している。また、フランジ部25の他方の面は本体部3のケース5と僅かな隙間を有した状態で近接しており、第一端子台2の第二方向Y2への移動が本体部3のケース5により規制されている。
図8に戻り、シール溝部26は、樹脂部2Bの外面のうち、フランジ部25を挟んだ両側の位置に環状形成されている。これらシール溝部26には、夫々Oリング27が配置されている。また、本実施形態における樹脂部2Bの外面のうち、第一貫通孔部24aに隣接した部位には、凸部28が形成されており、この凸部28は、本体部3の貫通孔30に第一端子台2を挿入する際、第一端子台2を正しく挿入するように案内するガイドとなっている。
図9に示すように、本体部3の第二端子台4は、平面視L字状に形成されており、天壁41と、複数(本実施形態では3つ)の弾性部材6が固定される側壁部42と、インバータ側三相線11の端子11aが固定され、天壁41のインバータ側端部を傾斜状に切欠いた傾斜部43と、を有している。図2に示すように、本体部3のケース5は、一方が開口した矩形ボックスの1つの角部を引退させた引退部51aにより平面視五角形状に形成されたボックス部51と、インバータ側三相線11を保持し、ボックス部51から延出した保持部52とを有している。ケース5の開口は、平面視五角形の蓋部7が複数(本実施形態では5つ)のビスBで固定されることにより閉塞されている(図6~図7参照)。
図9に戻り、第二端子台4は、第一バスバー31が挿入される第一溝部44が天壁41,側壁部42および傾斜部43に亘って設けられており、第二バスバー32が挿入される第二溝部45が天壁41および傾斜部43に亘って、及び、第三溝部46が天壁41および側壁部42に亘って設けられている。また、傾斜部43には、第一バスバー31の端部31bと1つのインバータ側三相線11の端子11aとがこの順で積層された状態でビスBにより固定される雌ねじが内部に形成された第一金属部材41aと、第二バスバー32の端部32bと1つのインバータ側三相線11の端子11aとがこの順で積層された状態でビスBにより固定される雌ねじが内部に形成された第二金属部材41bとが圧入されている。これら第一金属部材41aと第二金属部材41bとの間には、第二溝部45を含む領域に窪み部41Aが形成されており、この窪み部41Aの天壁41と平行になるように形成された底面には、ビスBにより第二端子台4をケース5に固定するための雌ねじを有する貫通孔が内部に形成された第三金属部材41cが圧入されている。第三金属部材41cは第二端子台4を貫通している。
第二端子台4の側壁部42には、複数(本実施形態では3つ)の弾性部材6が夫々圧入される複数(本実施形態では3つ)のU字状溝61が形成されている。弾性部材6は、円錐台状に形成されたゴム等で構成されている。円錐台状の弾性部材6の底部に形成された圧入突起(不図示)がU字状溝61の圧入溝61aに圧入されることで、弾性部材6が第二端子台4に固定されている。ケース5に固定された第二端子台4に圧入された弾性部材6が、第一端子台2の3つの端子2Aをモータケース1に向かう第一方向Y1に押圧する。
図3~図4および図6~図7を用いて、端子台ユニットXの組立手順について説明する。まず、弾性部材6が装着された状態の第二端子台4の第三金属部材41cにビスBを挿入して、第二端子台4をケース5に固定し、本体部3を形成する。次いで、樹脂部2Bに3つの端子2Aが圧入された状態の第一端子台2をモータケース1の孔部1aに外側から挿入した状態で、本体部3をモータケース1に近付けて第一端子台2を貫通孔30に挿入し、複数(図3~4に示すように本実施形態では3つ)のビスBaで本体部3をモータケース1に固定する。このとき、第二端子台4に固定された弾性部材6によって第一端子台2の端子2Aが第一端子台2の挿入方向である第一方向Y1に押圧され、この弾性部材6の押圧力により、端子側段部21Ac1,21Bc1,21Cc1が樹脂側段部24a1,24b1,24c1を第一方向Y1に押圧している(図5参照)。そして、第一方向Y1に押圧されている樹脂部2Bのフランジ部25は、一方の面がモータケース1に対して第一方向Y1に押圧されており、第一端子台2の移動がモータケース1により規制されている。また、フランジ部25の他方の面は、第一端子台2の挿入方向と逆方向である第二方向Y2への移動が本体部3のケース5により規制されている。
次いで、第一バスバー31を第二端子台4の第一溝部44に挿入し、第二バスバー32を第二端子台4の第二溝部45および第三溝部46に挿入する。次いで、1つのインバータ側三相線11の端子11aを第一端子21Aの第一先端部21AaにビスBで固定し、第一バスバー31の一方の端部31aを第二端子21Bの第二先端部21BaにビスBで固定し、第二バスバー32の一方の端部32aを第三端子21Cの第三先端部21CaにビスBで固定する。そして、第一バスバー31の他方の端部31bと1つのインバータ側三相線11の端子11aとをこの順で積層した状態で第二端子台4の第一金属部材41aにビスBで固定し、第二バスバー32の他方の端部32bと1つのインバータ側三相線11の端子11aとをこの順で積層した状態で第二端子台4の第二金属部材41bにビスBで固定する。最後に、蓋部7をケース5にビスBで固定し、モータケース1の外部に装着された端子台ユニットXが完成する。この端子台ユニットXの外部から視認できる端子2AにおけるD字状部21Ac,21Bc,21Ccの端面にモータ側三相線12をビスBにより固定することで、インバータ側三相線11とモータ側三相線12とが端子台ユニットXを介して電気的に接続される。
このように、弾性部材6により、第一端子台2の樹脂部2Bに形成したフランジ部25の両側面における一方の面をモータケース1に対して第一方向Y1に押圧しており、第一端子台2の移動がモータケース1により規制されている。また、第一端子台2の第二方向Y2への移動が本体部3により規制されている。つまり、第一端子台2の樹脂部2Bに形成されたフランジ部25が本体部3とモータケース1との間で挟まれた状態にある。その結果、端子台ユニットXが繰り返し振動を受けた場合でも、フランジ部25が面で衝撃を吸収するので、第一端子台2の破損が生じ難い。しかも、従来のように第一端子台2の樹脂部2Bに形成されたフランジ部25は本体部3にボルト締結される構成ではなく、本体部3の貫通孔30をボルトが挿入される分だけ大きくする必要がないので、第一端子台2および本体部3をコンパクトに構成することができる。よって、本実施形態における端子台ユニットXは耐久性が高く、コンパクトに形成される。また、弾性部材6を介在させることで、端子台ユニットX又はモータケース1が振動した場合や本体部3、第一端子台2又はモータケース1に製造上の誤差があった場合でも、第一端子台2の第二方向Y2への移動を確実に規制することができる。
また、弾性部材6を本体部3に固定すれば、本体部3と弾性部材6とを一体部品として扱うことが可能となるため、端子台ユニットXの組立て(本体部3のモータケース1への組み付け)が容易である。しかも、端子2Aに形成した端子側段部Ac1,21Bc1,21Cc1と樹脂部2Bに形成した樹脂側段部24a1,24b1,24c1とを当接させることで、弾性部材6の押圧力が端子2Aを介して樹脂部2Bに伝達され、樹脂部2Bに形成されたフランジ部25の一方の面がモータケース1に対して第一方向Y1に押圧される。このため、端子2Aと樹脂部2Bとを一体成形する必要がなく、製造効率を高めることができる。
さらに、上述したように端子2Aと樹脂部2Bとの間にOリング23を設け、樹脂部2Bとケース5との間にOリング27を設けているため、三相交流モータMの冷却液が端子2Aと樹脂部2Bとの間に入り込みことを防ぎ、冷却液に混入した異物により第一端子台2が破損するといった不都合を防止することができる。また、端子2Aと樹脂部2Bとの間にOリング23を設けることによって端子2Aと樹脂部2Bとを嵌合固定できない場合であっても弾性部材6を介して端子2Aと樹脂部2Bとの相対移動を規制するため、端子台ユニットXをコンパクトにできる。
[別実施形態]
図10に示すように、弾性部材6を端子2Aに固定し、第二端子台4に弾性部材6を当接させても良い。また、図11に示すように、弾性部材6をケース5の底部から突出した突出部位5Aに固定し、端子2Aに弾性部材6を当接させても良い。さらに、図12に示すように、弾性部材6を端子2Aに固定し、ケース5の底部から突出した突出部位5Aに弾性部材6を当接させても良い。図11~図12の場合、金属製のケース5に弾性部材6を当接させているため、端子2Aの熱を弾性部材6およびケース5を介して外部に逃がすことができる。
[その他の実施形態]
(1)インバータ側三相線11の向きやモータ側三相線12の向きは特に限定されない。また、第一端子21Aを第二端子21Bおよび第三端子21Cと同様の形状に構成しても良い。
(2)第二端子台4とケース5とを一体で成形しても良い。
(3)バスバー31,32を省略して、インバータ側三相線11の端子11aと第一端子台2の端子2A(第二端子21B、第三端子21C)とを電気的に直接接続しても良い。
(4)第二端子台4に熱逃がし用の熱伝導部材(金属部材等)を設け、弾性部材6と接触させても良い。この場合、端子2Aの熱を弾性部材6および熱伝導部材を介して外部に逃がすことができる。
(5)端子2Aを樹脂部2Bにインサート成形しても良い。この場合、端子側段部21Ac1,21Bc1,21Cc1および樹脂側段部24a1,24b1,24c1やOリング23を省略することができる。
(6)樹脂部2Bに形成された外面から径方向外側に環状に突出したフランジ部25は、樹脂部2Bの全周に亘って設ける形状に限定されず、外面の一部を径方向外側に突出させた形状であっても良い。
(7)回転電機は、三相交流モータMに限定されず、直流モータや発電機であっても良い。
本発明は、回転電機を収容するハウジングの外部に装着される端子台ユニットに利用可能である。
1 :モータケース(ハウジング)
1a :孔部
2 :第一端子台(端子台)
2A :端子
2B :樹脂部
3 :本体部
6 :弾性部材
23 :Oリング(シール部材)
24 :貫通孔部
25 :フランジ部
30 :貫通孔
M :三相交流モータ(回転電機)
X :端子台ユニット
Y1 :第一方向
Y2 :第二方向

Claims (3)

  1. 回転電機を収容するハウジングの外部に装着された端子台ユニットであって、
    前記回転電機のコイルと電気的に接続された端子と、当該端子の少なくとも一部を包囲する樹脂部とを有する端子台と、
    前記端子台が挿入される貫通孔が形成された本体部と、を備え、
    前記端子台は前記ハウジングの孔部の外側から挿入されており、
    前記端子台は、前記端子台の挿入方向である第一方向への移動が前記ハウジングにより規制され、前記端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が弾性部材を介して前記本体部により規制されており、
    前記弾性部材は、前記端子に固定されており、
    前記弾性部材が前記本体部を前記第二方向に押圧することにより、前記端子には前記第一方向に向かう押圧力が作用している端子台ユニット。
  2. 回転電機を収容するハウジングの外部に装着された端子台ユニットであって、
    前記回転電機のコイルと電気的に接続された端子と、当該端子の少なくとも一部を包囲する樹脂部とを有する端子台と、
    前記端子台が挿入される貫通孔が形成された本体部と、を備え、
    前記端子台は前記ハウジングの孔部の外側から挿入されており、
    前記端子台は、前記端子台の挿入方向である第一方向への移動が前記ハウジングにより規制され、前記端子台の挿入方向と逆方向である第二方向への移動が弾性部材を介して前記本体部により規制されており、
    前記端子は、前記第一方向側の部分が径方向内側に段落ちした端子側段部を有しており、
    前記樹脂部は、前記端子側段部と当接する樹脂側段部を有しており、
    前記端子は前記樹脂部に対して着脱可能に構成され、前記弾性部材の押圧力により、前記端子側段部が前記樹脂側段部を前記第一方向に押圧している端子台ユニット。
  3. 前記端子と前記樹脂部との間には全周に亘ってシール部材が設けられている請求項に記載の端子台ユニット。
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