JP7153550B2 - 浮遊物撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置に関するものであり、例えば処理水中の凝集フロックを撮影するために用いられるものである。
従来、この種の浮遊物撮影装置としては、例えば図19に示すように、浄水場のフロック形成池内の原水中のフロックを撮影する撮影装置101がある。この撮影装置101は、工業用のテレビカメラ102(ITV)を気密容器103内に収納し、フロック形成池内の原水104の水面109下に没したものである。気密容器103には透明な観察窓105が設けられ、観察窓105を通してテレビカメラ102で原水104中のフロック106を撮影し、撮影した画像に基づいてフロック106の大きさの分布や個数等を観測している。
気密容器103には、観察窓105の表面の汚れを取り除くためのワイパー107が設けられている。また、観察窓105の上方には、フロック106を照射するランプ108が配置されている。このランプ108は原水104の水面109下に没している。
尚、上記のような浮遊物撮影装置は例えば下記特許文献1に記載されている。
特公平6-40928
しかしながら上記の従来形式では、気密容器103内は密閉されているため、テレビカメラ102のレンズの表面や観察窓105の内面が結露し、鮮明な撮影画像を得ることができないといった問題がある。
本発明は、撮影手段の結露を防止して、鮮明な撮影画像を得ることができる浮遊物撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
上端が閉口し下端が開口する筒部材と、
筒部材の上部に設けられて筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段と、
筒部材内に気体を供給する給気装置とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
筒部材内における撮影手段と液面との間の空間が筒部材の下端の開口を介して外部と連通しているものである。
これによると、撮影手段で筒部材内の液面を撮影することにより、液体中の浮遊物の画像が得られる。この際、給気装置によって気体が筒部材内に供給されるとともに、筒部材内の気体が筒部材の下部から筒部材の外側の液面下に排出されるため、撮影時には、給気装置から供給された新しい気体が筒部材内に充満している。これにより、撮影手段の結露を防止することができ、鮮明な撮影画像を得ることができる。
また、筒部材の下端部が液体中に浸漬されているため、筒部材の周囲の液面が波打っていても、この波は筒部材に当って遮断され、筒部材内の液面は波立ちの少ない平穏な状態に保たれる。これにより、安定した画像を得ることができる。
本第2発明は、液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
上端が閉口し下端が開口する筒部材と、
筒部材の上部に設けられて筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段と、
筒部材内に気体を供給する給気装置とを有し、
筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板が備えられるものである。
これによると、背景板によって撮影深さが制限されるため、液体中の複数個の浮遊物が上下方向において重なった場合に1個の大きな浮遊物として撮影されてしまう頻度を大幅に低減することができる。これにより、得られた画像から浮遊物の個数や大きさを正確に観測することができる。
本第発明における浮遊物撮影装置は、筒部材の下部に、筒部材の外周と内周とに貫通する貫通部が形成されているものである。
これによると、給気装置によって筒部材内に供給された気体は貫通部から筒部材の外側の液面下に排出される。この際、筒部材内の液面は貫通部と同じ高さに保たれるため、筒部材の外の液面が変動しても、撮影手段と筒部材内の液面との距離が一定に保たれる。これにより、ピント(焦点)の合った鮮明な画像が得られる。
本第発明における浮遊物撮影装置は、貫通部は、貫通孔、又は、筒部材の下端から上向きに形成された切欠部である。
本第発明における浮遊物撮影装置は、給気装置は、筒部材内に供給される気体の除湿を行う除湿装置を有しているものである。
これによると、除湿装置で除湿された気体が筒部材内に供給されるため、撮影手段の結露防止の効果がより一層向上する。
本第発明における浮遊物撮影装置は、給気装置は撮影手段に向けて気体を供給するものである。
これによると、撮影手段の結露防止の効果がより一層向上する。
本第発明における浮遊物撮影装置は、筒部材は遮光体からなり、
筒部材に照明装置が設けられ、
照明装置は筒部材内の液面よりも上方位置から筒部材内の液面を照射可能である。
これによると、外部から筒部材内に入射しようとする光が遮断されるため、外部からの光が筒部材内の液面で反射する等の悪影響を防止することができる。また、照明装置に防水機能は必要無いため、コスト低減を図ることができる。
本第発明における浮遊物撮影装置は、下端部が液体中に浸漬される下降位置と下端部が液面の上方に離間する上昇位置との間で筒部材を昇降可能な昇降装置が備えられているものである。
これによると、浮遊物を撮影する場合、筒部材を下降位置まで下降して、筒部材の下端部を液体中に浸漬させる。また、浮遊物を撮影しない場合、筒部材を上昇位置まで上昇して、筒部材の下端部を液面の上方に離間させておく。これにより、液体中の汚れが筒部材の下端部に付着して堆積し難くなる。
以上のように本発明によると、撮影手段の結露を防止して、鮮明な撮影画像を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態における浮遊物撮影装置を備えた処理槽の図である。 同、浮遊物撮影装置の断面図である。 図2におけるX-X矢視図である。 本発明の第2の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 図4におけるX-X矢視図であり、第2照明装置を点灯した状態を示す。 第1の実施の形態における浮遊物撮影装置の筒部材の下端部の拡大断面図である。 第2の実施の形態における浮遊物撮影装置の筒部材の下端部の拡大断面図である。 図4におけるX-X矢視図であり、第2照明装置を点灯しない(消灯した)状態を示す。 本発明の第3の実施の形態における浮遊物撮影装置の上部拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 本発明の第5の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 図11におけるX-X矢視図である。 本発明の第6の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 図13におけるX-X矢視図である。 本発明の第7の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 本発明の第8の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 本発明の第9の実施の形態における浮遊物撮影装置の断面図である。 同、浮遊物撮影装置の筒部材の下部の図である。 従来の浮遊物撮影装置の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1~図3に示すように、1は、汚泥凝集処理システムにおいて、凝集剤が混合され攪拌された汚泥2(液体の一例)を貯留する処理槽である。汚泥2中には多数の凝集フロック3(浮遊物の一例)が存在している。
10は汚泥2中の凝集フロック3を撮影するための撮影装置(浮遊物撮影装置)である。この撮影装置10は、上端が閉口し下端が開口する円形の筒部材11と、筒部材11の上端部に設けられて筒部材11内の液面12を撮影可能なカメラ13(撮影手段の一例)と、第1照明装置14(照明装置の一例)と、筒部材11内の液面12よりも上方から筒部材11内に空気15(気体の一例)を供給する給気装置16と、昇降装置17とを有している。
筒部材11は、金属製又は樹脂製の遮光体からなり、円筒状の周壁部20と、周壁部20の上端に設けられた天井部21とを有している。尚、筒部材11の内面は艶消し加工されている。
周壁部20の下部の周方向における一箇所には、周壁部20の内周面と外周面とに貫通する貫通孔22(貫通部の一例)が形成されている。尚、貫通孔22は円形の小さな孔である。
カメラ13は、筒部材11の天井部21に取り付けられて、筒部材11内の液面12よりも上方に位置している。尚、カメラ13にはケーブル24を介して画像処理装置23が接続されている。
第1照明装置14は、円環状の照明であり、カメラ13のレンズ部分の周囲を取り囲むようにして筒部材11の天井部21に取り付けられており、筒部材11内の液面12よりも上方位置から筒部材11内の液面12を照射する。第1照明装置14の光源には例えばLED等が使用されている。
給気装置16は、エアポンプ25と、エアポンプ25から筒部材11内に送られる空気15の除湿を行う除湿装置26とを有しており、空気15を筒部材11内の液面12よりも上方箇所から筒部材11内に供給することができる。尚、エアポンプ25と除湿装置26とは屈曲自在なホース等の配管27を介して筒部材11の上部に接続されている。
昇降装置17は、筒部材11を下降位置P1と上昇位置P2との間で昇降させるものであり、処理槽1の外側面に立設された案内レール30と、案内レール30に支持案内されて上下方向へ移動自在な移動部材31と、移動部材31を上下に移動させるシリンダ等の駆動装置32とを有している。
尚、筒部材11は支持アーム33を介して移動部材31に連結されている。また、図1の仮想線および図2に示すように、下降位置P1において、筒部材11の下端部および貫通孔22が汚泥2中に浸漬されて液面35下に没する。また、図1の実線で示すように、上昇位置P2において、筒部材11の下端部が液面35の上方に離間する。
以下、上記構成における作用を説明する。
撮影装置10を用いて処理槽1内の汚泥2中の凝集フロック3を撮影する場合、給気装置16のエアポンプ25を作動して、エアポンプ25から筒部材11内に空気15を供給しながら、昇降装置17の駆動装置32を駆動して、移動部材31を下降させ、図1の仮想線および図2に示すように、筒部材11を上昇位置P2から下降位置P1まで下降する。
これにより、筒部材11の下端部および貫通孔22が汚泥2中に浸漬されて液面35下に没する。この状態で、空気15は、連続的に、エアポンプ25から筒部材11内に供給されながら筒部材11内から貫通孔22を通って筒部材11の外部へ排出されている。第1照明装置14を点灯し、カメラ13で筒部材11内の液面12を撮影することにより、汚泥2中の凝集フロック3の画像が得られる。
この際、筒部材11の下端部が汚泥2中に浸漬されているため、筒部材11の周囲の液面35が波打っていても、この波は筒部材11に当って遮断される。また、筒部材11内の液面12は、貫通孔22と同じ高さに保たれるため、筒部材11の周囲(外部)の液面35よりも下方に位置する。このように筒部材11内の液面12と筒部材11の周囲の液面35との間に上下方向の段差が発生するため、筒部材11内は大気圧よりも高い正圧に保たれ、筒部材11の周囲の液面35が波打っていても、この波のエネルギーは上記段差の存在によって筒部材11内の液面12に伝播し難くなる。このようなことから、筒部材11内の液面12は波立ちの少ない平穏な状態に保たれ、これにより、安定した画像を得ることができ、画像処理装置23で処理された画像に基づいて凝集フロック3の大きさの分布や個数等を正確に観測することができる。
また、給気装置16によって空気15が連続して筒部材11内に供給されるとともに貫通孔22から筒部材11の外側の液面35下に排出されるため、撮影時には、給気装置16から供給された新しい空気15が筒部材11内に充満している。これにより、カメラ13のレンズ等の結露を防止することができ、鮮明な撮影画像を得ることができる。
この際、除湿装置26で除湿された空気15が筒部材11内に供給されるため、カメラ13の結露防止の効果がより一層向上する。また、筒部材11内の液面12は貫通孔22と同じ高さに保たれるため、カメラ13と筒部材11内の液面12との距離が一定に保たれる。これにより、ピント(焦点)の合った鮮明な画像が得られる。
また、カメラ13は、液面12,35下に没せず、液面12,35よりも上方に位置するため、汚泥2中の汚れがカメラ13に付着することはなく、カメラ13を清掃するための特別な清掃手段が不要になる。これにより、撮影装置10の構造が簡素化され、不具合の発生が抑制される。
また、筒部材11は不透明な遮光体からなるため、外部から筒部材11内に入射しようとする光が遮断され、これにより、外部からの光が筒部材11内の液面12で反射する等の悪影響を防止することができる。さらに、筒部材11の内面は艶消し加工されているため、第1照明装置14の照射光が筒部材11の内面に当って反射するのを抑制することができる。
尚、第1照明装置14の照射光が筒部材11内の液面12に反射してカメラ13に入射することで、凝集フロック3の観測に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、スリット方向が異なる偏光フィルターを第1照明装置14側とカメラ13側に配置して、上記照射光の反射による影響を低減してもよい。
また、第1照明装置14は液面12,35よりも上方に位置するため、第1照明装置14に防水機能は必要無く、コスト低減を図ることができる。
また、図2に示すように、第1照明装置14はカメラ13のレンズ部分の周囲を取り囲むようにして筒部材11の天井部21に取り付けられているため、筒部材11内の液面12を全体的に明るく照らすことができ、均一な明るさの画像を得ることができる。
また、筒部材11内の液面12はエアポンプ25から筒部材11内に供給される空気15の圧力によって下向きに均一に押えられ、これによっても筒部材11内の液面12を波立ちの少ない平穏な状態に保つことができる。
また、上記のようにして汚泥2中の凝集フロック3の撮影を行った後、撮影装置10を使用しない場合は、昇降装置17の駆動装置32を駆動して、移動部材31を上昇させ、図1の実線で示すように、筒部材11を下降位置P1から上昇位置P2まで上昇する。
これにより、筒部材11の下端部が液面35の上方に離間するため、汚泥2中の汚れが筒部材11の下端部に付着して堆積し難くなる。
上記第1の実施の形態では、円形の貫通孔22を筒部材11に形成しているが、円形に限定されるものではなく、例えば角形等の孔であってもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図4,図5に示すように、筒部材11内の液面12よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板41が備えられている。背景板41は、光が透過し易い(透光性を有する)半透明の樹脂製又はガラス製の円板であり、周方向の複数箇所に設けられたサポート部材42を介して、筒部材11内の下部に水平に取り付けられている。尚、背景板41は通気孔22よりも所定距離だけ下方に位置している。
また、背景板41の下方には、背景板41に映る凝集フロック3の影を消すための第2照明装置45が備えられている。第2照明装置45は筒部材11の下部内周に取り付けられ、例えば防水機能を備えたLED等が使用されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
背景板41を設けることにより撮影深さが制限され、背景板41よりも深い箇所の凝集フロック3はカメラ13で撮影されることはなく、背景板41よりも浅い箇所の凝集フロック3のみがカメラ13で撮影される。このように、背景板41よりも深い箇所の凝集フロック3を間引いて撮影することができるため、汚泥2中の複数個の凝集フロック3が上下方向において重なった場合に1個の大きな凝集フロック3として撮影されてしまう頻度を大幅に低減することができる。これにより、得られた画像から凝集フロック3の個数や大きさを正確に観測することができる。
さらに、背景板41の取付位置を上下方向に調節可能な構造にすれば、撮影対象又は撮影条件に応じて最適な深さで撮影することができるため、好適である。
また、第2照明装置45を点灯することにより、第2照明装置45の照射光の一部が下方から上方へ背景板41を透過するため、背景板41の上面に映る凝集フロック3の影が消去される。これにより、背景板41の上面に映る凝集フロック3の影を実在する凝集フロック3と誤認してしまうのを防止することができ、得られた画像から凝集フロック3の個数や大きさを正確に観測することができる。
上記のような作用および効果をもう少し詳しく説明すると、例えば、先述した第1の実施の形態では、図6に示すように、汚泥2中の複数個の凝集フロック3が上下方向において重なった場合、1個の大きな凝集フロック3として撮影されてしまう可能性がある。これに対して、第2の実施の形態では、図7に示すように、汚泥2中の複数個の凝集フロック3が上下方向において重なった場合でも、背景板41よりも深い箇所の凝集フロック3を間引いて撮影することができるため、得られた画像から凝集フロック3の個数や大きさを正確に観測することができる。
また、第2の実施の形態では、図8に示すように、第2照明装置45を点灯しない場合、第1照明装置14からの照射光によって、背景板41の上面に凝集フロック3の影46が映り、この影46を実在する凝集フロック3と誤認してしまう可能性がある。これに対して、図5に示すように、第2照明装置45を点灯することにより、この影46が背景板41の上面から消去され、得られた画像から凝集フロック3の個数や大きさを正確に観測することができる。
上記第2の実施の形態では、背景板41に半透明の板を使用しているが、不透明な板であってもよく、上からの照射光の影響を軽減するために低反射率や高拡散反射率を有する板であってもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図9に示すように、給気装置16は、筒部材11の天井部21に設けられた給気ノズル48を有している。この給気ノズル48に配管27が接続されており、給気ノズル48の先端はカメラ13のレンズに向けられている。
これによると、給気装置16によって空気15が給気ノズル48からカメラ13のレンズに向かって供給されるため、カメラ13のレンズの結露防止の効果がより一層向上する。
(第4の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図2,図3に示すように、貫通孔22を筒部材11の周壁部20の下部の周方向における一箇所に形成しているが、第4の実施の形態では、図10に示すように、貫通孔22を周壁部20の下部の周方向における複数箇所に形成している。
これによると、第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
(第5の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図2,図3に示すように、貫通部の一例として貫通孔22を形成しているが、第5の実施の形態では、図11,図12に示すように、貫通部の別の例として、切欠部51を筒部材11の周壁部20の下部の周方向における一箇所に形成している。切欠部51は、筒部材11の周壁部20の内周面と外周面とに貫通し、周壁部20の下端から上向きに形成されている。
これによると、給気装置16によって空気15が連続して筒部材11内に供給されるとともに切欠部51から筒部材11の外側の液面35下に排出される。この際、筒部材11内の液面12は切欠部51の上端部分とほぼ同じ高さに保たれるため、カメラ13と筒部材11内の液面12との距離が一定に保たれる。これにより、第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
(第6の実施の形態)
上記第5の実施の形態では、図11,図12に示すように、切欠部51を筒部材11の周壁部20の下部の周方向における一箇所に形成しているが、第6の実施の形態では、図13,図14に示すように、切欠部51を周壁部20の下部の周方向における複数箇所に形成している。
これによると、第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
(第7の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図2に示すように、筒部材11を汚泥2の液面35に対して垂直に立てているが、第7の実施の形態では、図15に示すように、筒部材11が汚泥2の液面35に対して所定角度で傾斜している。これにより、カメラ13の撮影中心軸36が、筒部材11内の液面12に対し、斜め下方に向けて所定角度Aで傾斜している。
尚、貫通孔22は、筒部材11の周壁部20の下部の周方向における一箇所に形成されており、周壁部20の周方向における傾斜側の位置B1から周方向に90°ずれた位置B2にある。これにより、筒部材11の傾斜角度を変えても、カメラ13から筒部材11内の液面12までの距離が一定に保たれるため、好適である。
これによると、第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。さらに、図15に示すように、カメラ13の撮影中心軸36が筒部材11内の液面12に対して所定角度Aで斜め下方に向けて傾いているため、第1照明装置14の照射光37が筒部材11内の液面12に反射して生じる反射光38がカメラ13の視野に入り込む量を低減することができる。これにより、撮影した画像に反射光38が映り込んでしまうのを低減することができるため、得られた画像から凝集フロック3の個数や大きさを正確に観測することができる。
尚、第7の実施の形態では、筒部材11の周壁部20の周方向における一箇所に貫通孔22を形成しているが、貫通孔22の代わりに第5の実施の形態で示したような切欠部51(図11,図12参照)を形成してもよい。
また、図15に示した筒部材11に、第2の実施の形態で示した背景板41(図4参照)および第2照明装置45(図4参照)を設けることによって、第2の実施の形態と同様な作用および効果を得ることも可能である。
(第8の実施の形態)
上記第7の実施の形態では、図15に示すように、貫通孔22を筒部材11の周壁部20の下部の周方向における一箇所に形成しているが、第8の実施の形態では、図16に示すように、貫通孔22を周壁部20の下部の周方向における複数箇所に形成している。尚、各貫通孔22は仮想の水平面から同じ高さに位置している。
これによると、第7の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
(第9の実施の形態)
第9の実施の形態では、図17,図18に示すように、第8の実施の形態の貫通孔22の代わりに、切欠部51を周壁部20の下部の周方向における複数箇所に形成している。尚、各切欠部51の上端は仮想の水平面から同じ高さに位置している。
これによると、第7の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
上記各実施の形態では、筒部材11を不透明な遮光体で構成しているが、外乱光の影響が少ない場合は、筒部材11を透明又は半透明の部材で構成してもよい。
上記各実施の形態では、筒部材11を、円筒状に構成しているが、四角形や六角形等の多角形筒状、或いは、楕円筒状に構成してもよい。また、筒部材11は、遮光性を有していれば、金属製に限るものではなく、樹脂製、或いは、透明な樹脂やガラスに塗装したものでもよい。
上記各実施の形態では、円環状の第1照明装置14を用いて筒部材11内を全体的に照射しているが、円環状に限定されるものではなく、直進性の強い光を照射して撮影範囲のみをピンポイントで照らすものであってもよい。また、第1照明装置14を、筒部材11の天井部21に取り付けているが、筒部材11の周壁部20に斜め下向きに取り付けてもよい。
上記各実施の形態では、第1照明装置14から白色光を照射しているが、汚泥2の色に応じて、第1照明装置14の照射光の色を調節してもよい。この場合、第1照明装置14の照射光の色を汚泥2の色の補色にするのが好ましく、例えば、赤味がかった汚泥2に対しては第1照明装置14の照射光を青色にしたり、青味がかった汚泥2に対しては第1照明装置14の照射光を黄色に調節してもよい。
さらには、第1照明装置14の照射光は可視光でなくてもよく、撮影対象物の特性や種類に応じて、赤外線や紫外線等を照射してもよい。この場合、赤外線や紫外線等の照射光に適応した感度を有するカメラ13を用いればよい。
上記各実施の形態では、撮影装置10を用いて汚泥2中の凝集フロック3を撮影しているが、撮影対象は、汚泥2と凝集フロック3に限定されるものではなく、汚泥2以外の液体であってもよく、凝集フロック3以外の浮遊物であってもよい。
上記各実施の形態では、気体の一例として、空気15を給気装置16で筒部材11内に供給しているが、空気15に限定されるものではなく、他の気体を用いてもよい。
2 汚泥(液体)
3 凝集フロック(浮遊物)
10 撮影装置
11 筒部材
12 筒部材内の液面
13 カメラ(撮影手段)
14 第1照明装置(照明装置)
15 空気(気体)
16 給気装置
17 昇降装置
22 貫通孔(貫通部)
26 除湿装置
35 液面
41 背景板
51 切欠部(貫通部)
P1 下降位置
P2 上昇位置

Claims (8)

  1. 液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
    上端が閉口し下端が開口する筒部材と、
    筒部材の上部に設けられて筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段と、
    筒部材内に気体を供給する給気装置とを有し、
    筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
    撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
    筒部材内における撮影手段と液面との間の空間が筒部材の下端の開口を介して外部と連通していることを特徴とする浮遊物撮影装置。
  2. 液体中の浮遊物を撮影するための浮遊物撮影装置であって、
    上端が閉口し下端が開口する筒部材と、
    筒部材の上部に設けられて筒部材内の液面を撮影可能な撮影手段と、
    筒部材内に気体を供給する給気装置とを有し、
    筒部材の下端部が撮影対象である液体中に浸漬され、
    撮影手段は筒部材内の液面よりも上方に位置し、
    筒部材内の液面よりも下方の所定深さ位置に、撮影深さを制限するための背景板が備えられることを特徴とする浮遊物撮影装置。
  3. 筒部材の下部に、筒部材の外周と内周とに貫通する貫通部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浮遊物撮影装置。
  4. 貫通部は、貫通孔、又は、筒部材の下端から上向きに形成された切欠部であることを特徴とする請求項3記載の浮遊物撮影装置。
  5. 給気装置は、筒部材内に供給される気体の除湿を行う除湿装置を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の浮遊物撮影装置。
  6. 給気装置は撮影手段に向けて気体を供給することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の浮遊物撮影装置。
  7. 筒部材は遮光体からなり、
    筒部材に照明装置が設けられ、
    照明装置は筒部材内の液面よりも上方位置から筒部材内の液面を照射可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の浮遊物撮影装置。
  8. 下端部が液体中に浸漬される下降位置と下端部が液面の上方に離間する上昇位置との間で筒部材を昇降可能な昇降装置が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の浮遊物撮影装置。
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