JP7150191B2 - 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、室外ユニットおよび冷凍サイクル装置に関する。
国際公開第2010/150344号(特許文献1)には、主冷媒回路の凝縮器と主減圧機構との間で分配された冷媒を、圧縮機において冷媒が中間圧となる中間圧部へ注入するように接続したインジェクション流路を備える、冷凍サイクル装置が開示されている。インジェクション流路を採用することによって、容積式の圧縮機を用いた蒸気圧縮サイクルにおいて、高効率と高信頼性を確保することができる。
国際公開第2010/150344号
冷凍サイクル装置においては、冷媒量の過不足は冷凍装置の能力低下および構成機器の損傷を生じさせる原因となる。したがって、圧縮機が故障する前に冷媒不足を検出している場合が多い。
一般に、冷媒回路に封入された冷媒が充填量不足または漏洩などによって不足すると、冷凍サイクル装置は圧縮機の吐出冷媒の温度が目標温度よりも上昇するなどして、効率が低下する。したがって、冷媒不足によって圧縮機の故障などに至らない段階であっても、冷媒の漏洩などによって進行する冷媒不足はなるべく早期に検知することが望ましい。
この発明の目的は、早期の段階で冷媒不足を検出することができる室外ユニットおよび冷凍サイクル装置を提供することである。
本開示は、第1膨張装置および蒸発器を含む負荷装置に接続されるように構成された冷凍サイクル装置の室外ユニットに関する。室外ユニットは、負荷装置と接続するための冷媒出口ポートおよび冷媒入口ポートと、冷媒入口ポートから冷媒出口ポートに至る流路であって、負荷装置とともに冷媒が循環する循環流路を形成する第1流路と、第1流路において冷媒入口ポートから冷媒出口ポートに向けて順に配置される、圧縮機および凝縮器と、第1流路の凝縮器と冷媒出口ポートとの間の部分から分岐し、凝縮器を通過した冷媒を圧縮機に戻すように構成された第2流路と、第2流路の第1流路からの分岐点から順に第2流路に配置される第2膨張装置、受液器および減圧装置と、圧縮機、第2膨張装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、減圧装置に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置に流れる流量よりも少ない場合に、冷媒が不足していることを報知する。
本開示の室外ユニットおよびそれを備える冷凍サイクル装置によれば、インジェクション流路に受液器を配置する構成において冷媒の漏洩などによって冷媒が不足した場合に、早期の段階で冷媒不足を検出することができる。
実施の形態1に従う冷凍サイクル装置1の全体構成図である。 実施の形態1における膨張弁71の制御および冷媒量不足の検知の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に従う冷凍サイクル装置1Aの全体構成図である。 実施の形態2における膨張弁71の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3に従う冷凍サイクル装置1Bの全体構成図である。 実施の形態3における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4に従う冷凍サイクル装置1Cの全体構成図である。 実施の形態4における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組み合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に従う冷凍サイクル装置1の全体構成図である。なお、図1では、冷凍サイクル装置における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図1を参照して、冷凍サイクル装置1は、室外ユニット2と、負荷装置3と、配管84,88とを備える。室外ユニット2は、負荷装置3と接続するための冷媒出口ポートPO2および冷媒入口ポートPI2を有する。負荷装置3は、室外ユニット2と接続するための冷媒出口ポートPO3および冷媒入口ポートPI3を有する。配管84は、室外ユニット2の冷媒出口ポートPO2と負荷装置3の冷媒入口ポートPI3とを接続する。配管88は、負荷装置3の冷媒出口ポートPO3と室外ユニット2の冷媒入口ポートPI2とを接続する。
冷凍サイクル装置1の室外ユニット2は、負荷装置3に接続されるように構成される。室外ユニット2は、吸入ポートG1、吐出ポートG2、中間圧ポートG3を有する圧縮機10と、凝縮器20と、ファン22と、配管80,81,82,89とを備える。
負荷装置3は、膨張装置である膨張弁50と、蒸発器60と、配管85、86,87とを含む。蒸発器60は空気と冷媒との間で熱交換を行なうように構成される。冷凍サイクル装置1では、蒸発器60は、冷却対象空間の空気からの吸熱によって冷媒を蒸発させる。膨張弁50は、例えば、室外ユニット2と独立して制御される温度膨張弁である。なお、膨張弁50は冷媒を減圧することができる電子膨張弁であってもよい。
圧縮機10は、配管89から吸入される冷媒を圧縮して配管80へ吐出する。また、圧縮機10には中間圧ポートG3が設けられており中間圧ポートG3からの冷媒を圧縮工程の途中部分に流入させることができる。圧縮機10には種々のタイプのものを採用可能であり、例えば、スクロールタイプ、ロータリータイプ、スクリュータイプ等のものを採用し得る。圧縮機10は、インバータ制御により運転周波数を任意に変更することができるものであっても良い。この場合には、圧縮機10は、制御装置100からの制御信号に従って回転速度を調整するように構成される。圧縮機10の回転速度を調整することで冷媒の循環量が調整され、冷凍サイクル装置1の能力を調整することができる。ただし、室外ユニット2のコストを下げるために、一定速度で回転するモータによって駆動される構成のものがしばしば採用される。
凝縮器20は、圧縮機10から吐出された高温高圧のガス冷媒が外気と熱交換(放熱)を行なうように構成される。この熱交換により、ガス冷媒は凝縮されて液相に変化する。圧縮機10から配管80に吐出された冷媒は、凝縮器20において凝縮および液化され配管81へ流出する。熱交換の効率を上げるため外気を送るファン22が凝縮器20に取り付けられている。ファン22は、凝縮器20において冷媒が熱交換を行なう外気を凝縮器20に供給する。ファン22の回転数を調整することにより、圧縮機10の吐出側の冷媒圧力(高圧側圧力)を調整することができる。配管81の下流には配管82が接続されている。
室外ユニット2は、冷媒入口ポートPI2から、配管89、圧縮機10、配管80、凝縮器20、配管81,82を順に経て冷媒出口ポートPO2に至る第1流路F1を備える。第1流路F1は、負荷装置3の膨張弁50および蒸発器60が配置される流路とともに、冷媒が循環する循環流路を形成する。以下、この循環流路を冷凍サイクルの「主冷媒回路」とも言う。
室外ユニット2は、循環流路の凝縮器20の出口と冷媒出口ポートPO2との間の分岐点BPから、圧縮機10の中間圧ポートG3に冷媒を流す配管91,92,93,94,96を含んで構成される第2流路F2をさらに備える。以下において、主冷媒回路から分岐して圧縮機10に冷媒を送る第2流路F2を、「インジェクション流路」とも言う。
室外ユニット2は、さらに、第2流路F2に配置される、膨張装置である膨張弁71と、受液器73と、減圧装置72と、流量制限装置70とを備える。受液器73は、液冷媒を貯留する。膨張弁71は、主冷媒回路から分岐した配管91と受液器73の入口に接続された配管92との間に配置される。配管93は、受液器73のガス排出口と配管94とを接続し受液器73内の冷媒ガスを排出する。流量制限装置70は、配管93と配管94との間に配置され、冷媒ガスの流量を制限する。流量制限装置70としては例えばキャピラリチューブが使用できる。
配管91は、主冷媒回路の分岐点BPから分岐し受液器73へ冷媒を流入させる配管である。膨張弁71は主冷媒回路の高圧部の冷媒を中間圧力まで低下させることができる電子膨張弁である。受液器73は、減圧され二相となった冷媒の気相と液相の分離を容器内で行ない、冷媒を貯蔵し主冷媒回路の冷媒の循環量を調整することができる容器である。受液器73の上部に接続される配管93と受液器73の下部に接続される配管94は、受液器73の中でガス冷媒と液冷媒に分離した冷媒を分離した状態で取り出すための配管である。減圧装置72は、配管94に設けられ、液冷媒の流量を制限するように構成されるが、電子制御の流量調整弁などのように流量を可変に制御することはできない。減圧装置72としては、たとえば代表的にはキャピラリチューブを使用することができるが、オリフィスなど流路の断面積が狭くなり圧力差が生じるものであれば良い。減圧装置72は、流量制限装置70とともに流量を制限するので、冷媒の充填量が適正であれば受液器73には適量の液冷媒が貯留される。配管94の下流部分と中間圧ポートG3との間には配管96が設けられており、配管93を流れるガス冷媒と配管94を流れる液冷媒が合流した冷媒が流れる。
このようにインジェクション流路に受液器73を設けることにより、液管である配管81における過冷却度を確保することが容易となる。一般に受液器73にはガス冷媒が存在するため、冷媒の温度は飽和温度となるので、配管81に受液器73を配置すると過冷却度を確保できないからである。
室外ユニット2は、さらに、圧力センサ110,111と、温度センサ120,121と、圧縮機10、および膨張弁71を制御する制御装置100とを備える。
圧力センサ110は、圧縮機10の吸入ポート部分の圧力PLを検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。圧力センサ111は、圧縮機10の吐出冷媒の圧力PHを検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。
温度センサ120は、圧縮機10の吐出冷媒の温度THを検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。温度センサ121は、凝縮器20の出口の配管81の冷媒の温度T1を検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。
本実施の形態では第2流路F2は、減圧されて温度が低下した冷媒を圧縮機10へ流入させることによって圧縮機10の吐出冷媒の温度THを制御するものである。加えて第2流路F2上に設置した受液器73によって主冷媒回路の冷媒量を調整することができる。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)102と、メモリ104(ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)等を含んで構成される。CPU102は、ROMに格納されているプログラムをRAM等に展開して実行する。ROMに格納されるプログラムは、制御装置100の処理手順が記されたプログラムである。制御装置100は、これらのプログラムに従って、室外ユニット2における各機器の制御を実行する。この制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
制御装置100は、膨張弁71を、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に一致するようにフィードバック制御するとともに、膨張弁71の制御に併せて冷媒不足の検知と警告を行なうように構成される。冷媒量が適正である場合には、温度THは目標温度(たとえば100℃)に制御されるが、冷媒量が不足すると、インジェクション流路を流れる冷媒量が減少し、温度THは目標温度よりも上昇する。
図2は、実施の形態1における膨張弁71の制御および冷媒量不足の検知の制御を説明するためのフローチャートである。制御装置100は、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度より高い場合には(S21でYES)、ステップS22において、膨張弁71の開度が全開であるか否かを判断する。
ステップS22において、膨張弁71の開度が全開であった場合には、ステップS23において制御装置100は、膨張弁71の開度を増加させる。なお、ここでの「全開」とは、膨張弁71の開度が予め定められた開度の上限値になることも含む。これによって、受液器73を経由して中間圧ポートG3に流入する冷媒が増えるため、温度THが低下する。
一方、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度より低い場合には(S21でNOかつS26でYES)、制御装置100は、膨張弁71の開度を減少させる(S27)。これによって、受液器73を経由して中間圧ポートG3に流入する冷媒が減るため、温度THが上昇する。
温度TH=目標温度であれば(S21でNOかつS26でNO)、制御装置100は、膨張弁71の開度を現在の状態に維持する。
このように、制御装置100は、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に近づくように膨張弁71の開度を制御する。
一方、ステップS22において、膨張弁71の開度が全開であった場合には、これ以上膨張弁71の開度を増加させることはできない。そこで、制御装置100は、ステップS24において、膨張弁71の開度が全開である状態が、判定時間(たとえば10分)継続したか否かを判断する。
膨張弁71の開度が全開である状態が、判定時間(たとえば10分)継続していない場合(S24でNO)、制御装置100は、ステップS28に処理を進め、膨張弁71の開度を現在の状態(全開状態)に維持する。
一方、膨張弁71の開度が全開である状態が、判定時間(たとえば10分)継続した場合(S24でYES)、制御装置100は、ステップS25に処理を進め、冷媒が不足していることを示す警報を報知装置101に出力させる。報知装置101は、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示装置、警告ランプなどであり、通信回線を介して外部装置への警告信号を送信する装置であっても良い。
以上説明したように、実施の形態1によれば、一定速度で運転する圧縮機10および安価な減圧装置72を採用する室外ユニット2に対して、早い段階で冷媒不足を検知することができるので、冷凍サイクル装置の能力低下および冷媒漏洩の拡大を防ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、インジェクション流路を有する構成の冷凍サイクル装置において、圧縮機から吐出される冷媒の温度の上昇を検出することによりインジェクション流路における冷媒の流量の低下を検出し、これにより早期の段階における冷媒不足の警報を出力した。インジェクション流路の流量低下は、他の方法でも検出することが可能である。
図3は、実施の形態2に従う冷凍サイクル装置1Aの全体構成図である。なお、図3においても図1と同様に、冷凍サイクル装置における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図3を参照して、冷凍サイクル装置1Aは、室外ユニット2Aと、負荷装置3と、配管84,88とを備える。負荷装置3については、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
室外ユニット2Aは、図1を用いて説明した室外ユニット2の構成において、圧力センサ112をさらに備え、制御装置100に代えて制御装置100Aを備える。室外ユニット2Aの他の部分の構成については、室外ユニット2と同様であるので、説明は繰返さない。
圧力センサ112は、配管92の圧力PMを検出し、その検出値を制御装置100Aへ出力する。制御装置100Aは、CPU102と、メモリ104と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)等を含んで構成される。制御装置100Aは、膨張弁71を、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に一致するようにフィードバック制御するように構成される。また制御装置100Aは、圧力PMを監視し、冷媒量の不足を検出するように構成される。
冷媒の充填量不足または漏洩などによって、冷媒量が不足すると、受液器73内の液冷媒の量が減少し、受液器73から減圧装置72を通過して排出される冷媒が液相状態から二相状態に変化する。このときガス状態の冷媒は、気泡となって減圧装置72を通過する。液相単相状態の冷媒が通過する場合よりも、気泡が混じった二相状態の冷媒が通過する方が、減圧装置72の通過抵抗は大きくなる。
したがって、冷媒量が不足すると、減圧装置72の前後の圧力差が増大するので、受液器73の圧力PMも増加する。実施の形態2では、圧力センサ112を設けることによって受液器73の圧力PMを測定し、制御装置100Aが圧力PMの増加を検出することによって冷媒量の不足を検知する。
このときに、図2で説明した温度THを用いた冷媒量の不足の判定を行なわない場合、膨張弁71の制御はもっと簡単でよい。
図4は、実施の形態2における膨張弁71の制御を説明するためのフローチャートである。制御装置100Aは、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度より高い場合には(S41でYES)、膨張弁71の開度を増加させる(S42)。これによって、受液器73を経由して中間圧ポートG3に流入する冷媒が増えるため、温度THが低下する。
一方、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度より低い場合には(S41でNOかつS43でYES)、制御装置100Aは、膨張弁71の開度を減少させる(S44)。これによって、受液器73を経由して中間圧ポートG3に流入する冷媒が減るため、温度THが上昇する。
温度TH=目標温度であれば(S41でNOかつS43でNO)、制御装置100Aは、膨張弁71の開度を現在の状態に維持する。
このように、制御装置100Aは、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に近づくように膨張弁71の開度を制御する。
図5は、実施の形態2における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。制御装置100Aは、図5に示すフローチャートの処理を一定時間経過毎に繰返して、冷媒量が不足しているか否かを監視している。
制御装置100Aは、ステップS51において、圧力PMが判定値を超えるか否かを判断する。圧力PMが判定値を超えていなければ(S51でNO)、ステップS53に処理が進められ、圧力PMの監視が継続される。たとえば、圧力PMの判定値は、圧力PLと圧力PHの中央値から+10%上昇した値に設定することができる。
圧力PMが判定値を超えていれば(S51でYES)、ステップS52に処理が進められる。ステップS52では、制御装置100Aは、冷媒が不足していることを示す警報を報知装置101に出力させる。報知装置101は、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示装置、警告ランプなどであり、通信回線を介して外部装置への警告信号を送信する装置であっても良い。
以上説明したように、実施の形態2によれば、一定速度で運転する圧縮機10および安価な減圧装置72を採用する室外ユニット2に対して、早い段階で冷媒不足を検知することができるので、冷凍サイクル装置の能力低下および冷媒漏洩の拡大を防ぐことができる。
なお、処理を簡単にするために、図4では冷媒量不足の判断は行なわなかったが、図4のフローチャートの処理に代えて図2のフローチャートの処理を行なっても良い。この場合には、圧力PMに基づく冷媒量不足の判断と、温度THに基づく冷媒量不足の判断とを組み合わせて用いるため、冷媒量不足をより確実に検出することができる。
実施の形態3.
実施の形態3においては、冷媒出口ポートPO2の過冷却度を確保するために熱交換器を液管に設けた構成における冷媒量不足の検出について説明する。
図6は、実施の形態3に従う冷凍サイクル装置1Bの全体構成図である。なお、図6においても図1と同様に、冷凍サイクル装置における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図6を参照して、冷凍サイクル装置1Bは、室外ユニット2Bと、負荷装置3と、配管84,88とを備える。負荷装置3については、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
室外ユニット2Bは、図1を用いて説明した室外ユニット2の構成において、熱交換器30と温度センサ122とをさらに備え、制御装置100に代えて制御装置100Bを備える。
熱交換器30には、第1通路H1と第2通路H2とが形成される。第1通路H1は、配管81と配管82との間に接続される。第2通路H2は、配管94と配管96との間に接続される。熱交換器30は、凝縮器20を通過した第1通路H1を流れる冷媒と受液器73から排出され第2通路H2を流れる冷媒との間で熱交換するように構成される。
温度センサ122は、第1通路H1を通過した後に配管82に流れる冷媒の温度T2を検出し、その検出値を制御装置100Bへ出力する。温度センサ122は、温度センサ121とともに、第1通路H1を通過する前後の冷媒の温度差ΔT1を検出する温度差検出部K1を構成する。
制御装置100Bは、CPU102と、メモリ104と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)等を含んで構成される。
室外ユニット2Bの他の部分の構成については、室外ユニット2と同様であるので、説明は繰返さない。
制御装置100Bは、膨張弁71を、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に一致するようにフィードバック制御するように構成される。制御装置100Bは、膨張弁71の開度について、図4に示したフローチャートと同様な制御を実行する。
また制御装置100Bは、温度T1と温度T2との間の温度差ΔT1を監視し、冷媒量の不足を検出するように構成される。
冷媒の充填量不足または漏洩などによって、冷媒量が不足すると、受液器73内の液冷媒の量が減少し、受液器73から減圧装置72を通過して排出される冷媒が液相状態または二相状態から気相状態に変化する。冷媒に液相が含まれなくなると、熱交換器30の第2通路H2における熱伝達率が急激に低下する。このため、熱交換器30における熱交換の効率が低下するので、第1通路H1を通過する冷媒は冷却されにくくなり、温度差ΔT1は小さくなる。
したがって、実施の形態3では、温度差検出部K1を設け、熱交換器30の効率低下を検出することによって冷媒量の不足を検知する。
図7は、実施の形態3における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。制御装置100Bは、図7に示すフローチャートの処理を一定時間経過毎に繰返して、冷媒量が不足しているか否かを監視している。
制御装置100Bは、ステップS61において、温度T1と温度T2との温度差ΔT1が判定値より小さいか否かを判断する。温度差ΔT1が判定値以上であれば(S61でNO)、ステップS63に処理が進められ、温度差ΔT1の監視が継続される。温度差ΔT1の判定値は、たとえば固定値2K(ケルビン)とすることができる。
温度差ΔT1が判定値より小さければ(S61でYES)、ステップS62に処理が進められる。ステップS62では、制御装置100Bは、冷媒が不足していることを示す警報を報知装置101に出力させる。報知装置101は、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示装置、警告ランプなどであり、通信回線を介して外部装置への警告信号を送信する装置であっても良い。
以上説明したように、実施の形態3によれば、一定速度で運転する圧縮機10および安価な減圧装置72を採用する室外ユニット2に対して、早い段階で冷媒不足を検知することができるので、冷凍サイクル装置の能力低下および冷媒漏洩の拡大を防ぐことができる。
なお、処理を簡単にするために、図4では冷媒量不足の判断は行なわなかったが、図4のフローチャートの処理に代えて図2のフローチャートの処理を行なっても良い。この場合には、温度差ΔT1に基づく冷媒量不足の判断と、温度THに基づく冷媒量不足の判断とを組み合わせて用いる。また、図3に示した圧力センサ112を追加し、圧力PMに基づく冷媒量不足の判断をさらに組み合わせても良い。このような組み合わせによって、冷媒量不足をより確実に検出することができる。
実施の形態4.
実施の形態4においては、冷媒出口ポートPO2の過冷却度を確保するために熱交換器を液管に設けた構成における他の方法による冷媒量不足の検出について説明する。
図8は、実施の形態4に従う冷凍サイクル装置1Cの全体構成図である。なお、図8においても図1と同様に、冷凍サイクル装置における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図8を参照して、冷凍サイクル装置1Cは、室外ユニット2Cと、負荷装置3と、配管84,88とを備える。負荷装置3については、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
室外ユニット2Cは、図6を用いて説明した室外ユニット2Bの構成において、温度センサ121,122、制御装置100Bに代えて、温度センサ123,124、制御装置100Cを備える。
温度センサ123は、第2通路H2を通過する前の配管94に流れる冷媒の温度T3を検出し、その検出値を制御装置100Bへ出力する。温度センサ124は、第2通路H2を通過した後に配管96に流れる冷媒の温度T4を検出し、その検出値を制御装置100Bへ出力する。温度センサ124は、温度センサ123とともに、第2通路H2を通過する前後の冷媒の温度差ΔT2を検出する温度差検出部K2を構成する。
制御装置100Cは、CPU102と、メモリ104と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)等を含んで構成される。
室外ユニット2Cの他の部分の構成については、室外ユニット2Bと同様であるので、説明は繰返さない。
制御装置100Cは、膨張弁71を、圧縮機10の吐出冷媒の温度THが目標温度に一致するようにフィードバック制御するように構成される。制御装置100Cは、膨張弁71の開度について、図4に示したフローチャートと同様な制御を実行する。
また制御装置100Cは、温度T3と温度T4との間の温度差ΔT2を監視し、冷媒量の不足を検出するように構成される。
冷媒の充填量不足または漏洩などによって、冷媒量が不足すると、受液器73内の液冷媒の量が減少し、受液器73から減圧装置72を通過して排出される冷媒が液相状態または二相状態から気相状態に変化する。二相状態では、熱交換器30で熱交換が行なわれても、第2通路H2で起こる冷媒の相変化によって潜熱が奪われるので、温度差ΔT2は小さい。しかし、気相状態では、第1通路H1を通過する高温の冷媒によって、第2通路H2を通過するガス冷媒が加熱される。この場合、潜熱は関与せずガス冷媒の顕熱のみによって熱交換が行なわれるため、第2通路H2を通過することによって冷媒温度が上昇する。このため、冷媒量の不足時には温度差ΔT2が増加する。
したがって、実施の形態4では、温度差検出部K2を設け、温度差ΔT2を検出することによって冷媒量の不足を検知する。
図9は、実施の形態4における冷媒量の不足を検出する処理を説明するためのフローチャートである。制御装置100Cは、図9に示すフローチャートの処理を一定時間経過毎に繰返して、冷媒量が不足しているか否かを監視している。
制御装置100Cは、ステップS71において、温度T4と温度T3との温度差ΔT2が判定値より大きいか否かを判断する。温度差ΔT2が判定値以下であれば(S71でNO)、ステップS73に処理が進められ、温度差ΔT2の監視が継続される。温度差ΔT2の判定値は、たとえば固定値2K(ケルビン)とすることができる。
温度差ΔT2が判定値より大きければ(S71でYES)、ステップS72に処理が進められる。ステップS72では、制御装置100Cは、冷媒が不足していることを示す警報を報知装置101に出力させる。報知装置101は、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示装置、警告ランプなどであり、通信回線を介して外部装置への警告信号を送信する装置であっても良い。
以上説明したように、実施の形態4によれば、一定速度で運転する圧縮機10および安価な減圧装置72を採用する室外ユニット2に対して、早い段階で冷媒不足を検知することができるので、冷凍サイクル装置の能力低下および冷媒漏洩の拡大を防ぐことができる。
なお、処理を簡単にするために、図4では冷媒量不足の判断は行なわなかったが、図4のフローチャートの処理に代えて図2のフローチャートの処理を行なっても良い。この場合には、温度差ΔT2に基づく冷媒量不足の判断と、温度THに基づく冷媒量不足の判断とを組み合わせて用いる。また、図3に示した圧力センサ112を追加し、圧力PMに基づく冷媒量不足の判断をさらに組み合わせても良い。図6に示した温度センサ121,122を追加し、温度差ΔT1に基づく冷媒量不足の判断をさらに組み合わせても良い。このような組み合わせによって、冷媒量不足をより確実に検出することができる。
以上説明した実施の形態1~4の室外ユニットおよび冷凍サイクル装置について、再び図面を参照して総括する。
図1には、膨張弁50および蒸発器60を含む負荷装置3に接続されるように構成された冷凍サイクル装置1の室外ユニット2を示す。室外ユニット2は、負荷装置3と接続するための冷媒出口ポートPO2および冷媒入口ポートPI2と、第1流路F1と、圧縮機10および凝縮器20と、第2流路F2と、膨張弁71、受液器73および減圧装置72と、制御装置100とを備える。第1流路F1は、冷媒入口ポートPI2から冷媒出口ポートPO2に至る流路であって、負荷装置3とともに冷媒が循環する循環流路を形成する。圧縮機10および凝縮器20は、第1流路F1において冷媒入口ポートPI2から冷媒出口ポートPO2に向けて順に配置される。第2流路F2は、第1流路F1の凝縮器20と冷媒出口ポートPO2との間の分岐点BPから分岐し、凝縮器20を通過した冷媒を圧縮機10に戻すように構成される。膨張弁71、受液器73および減圧装置72は、分岐点BPから順に第2流路F2に配置される。制御装置100は、圧縮機10、膨張弁71を制御するように構成される。制御装置100は、減圧装置72に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置72に流れる流量よりも少ない場合に、冷媒が不足していることを報知する。
このように判断することによって、中間圧のインジェクション流路である流路F2に受液器73を設置しても冷媒不足が検知可能となる。
好ましくは、圧縮機10は、回転速度が固定で運転されるように構成される。すなわち、圧縮機10は、インバータ制御が行なわれておらず、通電すると一定速度で回転するように構成される。このように構成すれば、インジェクション流路である流路F2に減圧装置72を配置し、かつ圧縮機10を一定速度で運転する廉価な構成の室外ユニット2でも、冷媒不足または冷媒漏洩を早期の段階で検出することができる。
好ましくは、室外ユニット2は、圧縮機10が吐出する冷媒の温度THを検出する温度センサ120をさらに備える。温度センサ120の検出する温度THが目標温度よりも低下した場合に、制御装置100は、減圧装置72に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置72に流れる流量よりも少ないと判断する。
図3に示す室外ユニット2Aは、図1に示す室外ユニット2の構成に加えて、受液器73内の冷媒の圧力PMを検出する圧力センサ112をさらに備える。圧力センサ112の検出する圧力PMが目標圧力よりも低下した場合に、制御装置100Aは、減圧装置72に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置72に流れる流量よりも少ないと判断する。
図6に示す室外ユニット2Bは、図1に示す室外ユニット2の構成に加えて、熱交換器30と、温度差検出部K1とをさらに備える。熱交換器30は、第1通路H1および第2通路H2を有し、第1通路H1を流れる冷媒と第2通路H2を流れる冷媒との間で熱交換を行なうように構成される。温度差検出部K1は、第1通路H1の入口の温度T1と出口の温度T2との温度差ΔT1を検出する。熱交換器30の第1通路H1は、第1流路F1の凝縮器20と分岐点BPとの間に配置される。熱交換器30の第2通路H2は、第2流路F2の減圧装置72と圧縮機10との間に配置される。温度差ΔT1が判定値よりも小さい場合に、制御装置100Bは、減圧装置72に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置72に流れる流量よりも少ないと判断する。
図8に示す室外ユニット2Cは、図1に示す室外ユニット2の構成に加えて、第1通路H1および第2通路H2を有し、第1通路H1を流れる冷媒と第2通路H2を流れる冷媒との間で熱交換を行なうように構成された熱交換器30と、第2通路H2の入口の温度T3と出口の温度T4との温度差ΔT2を検出する温度差検出部K2とをさらに備える。熱交換器30の第1通路H1は、第1流路F1の凝縮器20と分岐点BPとの間に配置される。熱交換器30の第2通路H2は、第2流路F2の減圧装置72と圧縮機10との間に配置される。温度差ΔT2が判定値よりも大きい場合に、制御装置100Cは、減圧装置72に流れる冷媒の流量が、冷媒が液相かつ単相であるときに減圧装置72に流れる流量よりも少ないと判断する。
なお、実施の形態2(図3、図5)の圧力PM、実施の形態3(図6、図7)の温度差ΔT1、実施の形態4(図8、図9)の温度差ΔT2による判断のいずれか1つまたは複数を実施の形態1(図1、図2)による温度THを用いた判断に組み合わせて、冷媒不足の判定精度を向上させても良い。
なお、冷媒は、凝縮器20における圧力が臨界圧力以下で使用されるフロン、代替フロンなどの冷媒であってもよいが、凝縮器20における圧力が臨界圧力より高圧で使用される二酸化炭素などであってもよい。本実施の形態の室外ユニットは、いずれも、中間圧であるインジェクション流路に受液器73を設置しているので、二酸化炭素などの超臨界冷媒も液相で受液器73に貯留可能であるとともに、受液器73の設計圧力を下げてコストを削減することも可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 冷凍サイクル装置、2,2A,2B,2C 室外ユニット、3 負荷装置、10 圧縮機、20 凝縮器、22 ファン、30 熱交換器、50,71 膨張弁、60 蒸発器、70,72 流量制限装置、73 受液器、80~85,88~94,96 配管、100,100A,100B,100C 制御装置、102 CPU、104 メモリ、110~112 圧力センサ、120~124 温度センサ、BP 分岐点、F1,F2 流路、G1 吸入ポート、G2 吐出ポート、G3 中間圧ポート、H1 第1通路、H2 第2通路、K1,K2 温度差検出部、PI2,PI3 冷媒入口ポート、PO2,PO3 冷媒出口ポート。

Claims (7)

  1. 第1膨張装置および蒸発器を含む負荷装置に接続されるように構成された冷凍サイクル装置の室外ユニットであって、
    前記負荷装置と接続するための冷媒出口ポートおよび冷媒入口ポートと、
    前記冷媒入口ポートから前記冷媒出口ポートに至る流路であって、前記負荷装置とともに冷媒が循環する循環流路を形成する第1流路と、
    前記第1流路において前記冷媒入口ポートから前記冷媒出口ポートに向けて順に配置される、圧縮機および凝縮器と、
    前記第1流路の前記凝縮器と前記冷媒出口ポートとの間の分岐点から分岐し、前記凝縮器を通過した前記冷媒を前記圧縮機に戻すように構成された第2流路と、
    前記分岐点から順に前記第2流路に配置される第2膨張装置、受液器および減圧装置と、
    前記圧縮機、前記第2膨張装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記減圧装置に流れる前記冷媒の流量が、前記冷媒が液相かつ単相であるときに前記減圧装置に流れる流量よりも少ない場合に、前記冷媒が不足していることを報知する、室外ユニット。
  2. 前記圧縮機が吐出する前記冷媒の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記温度センサの検出する温度が目標温度よりも低下した場合に、前記制御装置は、前記減圧装置に流れる前記冷媒の流量が、前記冷媒が液相かつ単相であるときに前記減圧装置に流れる流量よりも少ないと判断する、請求項1に記載の室外ユニット。
  3. 前記受液器内の前記冷媒の圧力を検出する圧力センサをさらに備え、
    前記圧力センサの検出する圧力が目標圧力よりも低下した場合に、前記制御装置は、前記減圧装置に流れる前記冷媒の流量が、前記冷媒が液相かつ単相であるときに前記減圧装置に流れる流量よりも少ないと判断する、請求項1または2に記載の室外ユニット。
  4. 第1通路および第2通路を有し、前記第1通路を流れる冷媒と前記第2通路を流れる冷媒との間で熱交換を行なうように構成された熱交換器と、
    前記第1通路の入口温度と出口温度との温度差を検出する温度差検出部とをさらに備え、
    前記熱交換器の前記第1通路は、前記第1流路の前記凝縮器と前記分岐点との間に配置され、
    前記熱交換器の前記第2通路は、前記第2流路の前記減圧装置と前記圧縮機との間に配置され、
    前記温度差が判定値よりも小さい場合に、前記制御装置は、前記減圧装置に流れる前記冷媒の流量が、前記冷媒が液相かつ単相であるときに前記減圧装置に流れる流量よりも少ないと判断する、請求項1または2に記載の室外ユニット。
  5. 第1通路および第2通路を有し、前記第1通路を流れる冷媒と前記第2通路を流れる冷媒との間で熱交換を行なうように構成された熱交換器と、
    前記第2通路の入口温度と出口温度との温度差を検出する温度差検出部とをさらに備え、
    前記熱交換器の前記第1通路は、前記第1流路の前記凝縮器と前記分岐点との間に配置され、
    前記熱交換器の前記第2通路は、前記第2流路の前記減圧装置と前記圧縮機との間に配置され、
    前記温度差が判定値よりも大きい場合に、前記制御装置は、前記減圧装置に流れる前記冷媒の流量が、前記冷媒が液相かつ単相であるときに前記減圧装置に流れる流量よりも少ないと判断する、請求項1または2に記載の室外ユニット。
  6. 前記圧縮機は、回転速度が固定で運転されるように構成される、請求項1に記載の室外ユニット。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の室外ユニットと、前記負荷装置とを備える冷凍サイクル装置。
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