JP7149584B2 - 釣り糸保持器及び釣り竿 - Google Patents

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Description

本発明は、仕掛けがキャストされていないときの釣り糸を釣り竿のグリップ付近に保持させて釣り糸の絡みを防止する釣り糸保持器と、この釣り糸保持器が設けられた釣り竿とに関する。
釣りをする際には、仕掛けに餌を付ける作業や、釣り上げた魚を仕掛けから取り外す作業や、仕掛けを補修・交換する作業等を行う必要がある。これらの作業はいずれも、仕掛けを水中から上げた状態で行うが、このときに、釣り糸における釣り竿の穂先から垂れ下がる部分が度々穂先に絡む。また、釣り場を変えるために釣り竿を持って移動する際にも、振動や風が原因で釣り糸が絡むことがある。特に、近年は、アタリを敏感にキャッチできることや、キャスト時の抵抗が小さいことを理由に、細くて軽いポリエチレン製の釣り糸(いわゆる「PEライン」)が使用されることが多くなっているところ、PEラインは、コシがないため、従来のナイロン製の釣り糸よりも絡みやすい。上記の作業時や移動時における釣り糸の絡みには、多くの釣り人が悩まされている。
ところで、上述した釣り糸の絡みは、釣り糸における釣り竿の穂先から垂れ下がる部分を釣り竿のグリップ側に引っ張り、釣り糸にテンションを掛けた状態でその釣り糸をグリップ付近に保持させることができれば、防止することができる。このような釣り糸の保持を可能にするものとして、これまでには、特許文献1の道糸絡み防止具や、特許文献2の釣り糸固定器具が提案されている。特許文献1の道糸絡み防止具は、同文献の第1図や第4図に示されるように、軟質弾性材料(合成樹脂やゴム等)からなる道糸巻き部2に形成した凹部3に道糸14を噛み込ませることで、道糸14を保持するものとなっている。また、特許文献2の釣り糸固定器具は、同文献の図2及び図3に示されるように、円筒状を為す支持具体1の部分を開閉して釣り竿に取り付けることで、支持具体1の内周面と釣り竿7の外周面との隙間で釣り糸8を保持するものとなっている。
実開昭61-108187号公報 特開平10-084821号公報
しかし、特許文献1の道糸絡み防止具のように、軟質弾性材料に設けた凹部3に道糸14(釣り糸)を噛み込ませるだけでは、釣り糸14を緩くしか保持することができないため、テンションを掛けた状態で釣り糸14を凹部3に保持させると、凹部3内に保持された釣り糸14がその長手方向に移動し、釣り糸14が弛んだり、凹部3から外れたりする虞がある。この点、特許文献1の道糸絡み防止具でも、上記の凹部3内に釣り糸14を噛み込ませながら、道糸巻き部2に釣り糸14を巻き付けるようにすれば、釣り糸14をしっかりと保持することができる。しかし、道糸巻き部2に釣り糸14を巻き付ける作業には、手間を要するし、道糸巻き部2に釣り糸14を巻き付けることで、釣り糸14に癖が付く虞もある。
これに対し、特許文献2の釣り糸固定器具では、釣り糸を巻き付けることなくある程度しっかりと保持することができるため、釣り糸に癖が付かないようにすることが可能である。しかし、特許文献2の釣り糸固定器具に釣り糸を保持させようとすると、つまみ部6(同文献の図1及び図2を参照。)を操作して、支持具体1を開閉する必要がある。つまみ部6の操作には、片手を要するため、一方の手で釣り竿を掴み、他方の手で釣り糸を摘まんでいる場合には、つまみ部6を操作すること自体が難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、釣り糸を巻き付けることなくしっかりと保持できるだけでなく、釣り糸を摘まんでいる方の手で容易に操作することができる釣り糸保持器を提供するものである。また、この釣り糸保持器が設けられた釣り竿を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
仕掛けをキャストしていないときの釣り糸における釣り竿の穂先から垂れ下がる部分を釣り竿のグリップ付近に保持させて釣り糸の絡みを防止する釣り糸保持器であって、
釣り竿の穂先からグリップ付近に持ってきた釣り糸を両側から挟持するための一対の釣り糸挟持部と、
指で前後方向に操作するための操作用突起部と、
操作用突起部を後方へ操作すると一対の釣り糸挟持部を接近する向きに移動させるカム部と
を備えたことを特徴とする釣り糸保持器
を提供することによって解決される。
ここで、「前後方向」とは、釣り竿の穂先側を「前」とし、釣り竿の元竿側を「後」としたときの前後方向(釣り竿の長手方向に沿った方向)を意味している。以下においては、「前後方向」という語句以外にも、「前方」や「後方」等、「前」や「後」を含む語句が登場するが、これらの語句における「前」は、釣り竿の穂先側を指し、「後」は、釣り竿の元竿側を指している。
本発明の釣り糸保持器は、一対の釣り糸挟持部の隙間に釣り糸を入れた後、操作用突起部を操作して、一対の釣り糸挟持部を互いに接近する向きに移動させて閉じることで、釣り糸を一対の釣り糸挟持部で挟持するものとなっている。このため、釣り糸を真っすぐの状態のまましっかりと保持(挟持)することができ、釣り糸に癖が付かないようにすることが可能となっている。
加えて、本発明の釣り糸保持器において、釣り糸挟持部を操作する操作用突起部は、突起状のものであることに加えて、後方(釣り竿の元竿側)へ操作すると釣り糸挟持部が閉じるものとなっているため、釣り糸を摘まんで一対の釣り糸挟持部の隙間内に配し、釣り糸を後方に引っ張りながらその手(釣り糸を摘まんだ方の手)でそのまま(釣り糸を摘まんだ状態のまま)操作することができるようになっている。すなわち、一方の手が釣り竿を掴む等して塞がっている状態であっても、釣り糸を摘まむ方の手で容易に操作することが可能となっている。
本発明の釣り糸保持器において、操作用突起部の操作力は、カム部を介して釣り糸挟持部に伝わるようになっている。操作用突起部を後方に操作した際に、一対の挟持部が閉じるようになっているのであれば、カム部や、その周辺部の構造は、特に限定されない。カム部やその周辺部の構造としては、例えば、以下の構造が例示される。
まず、
前後方向にスライドする前後スライド部材と、
前後スライド部材を前後方向にガイドするガイド部材と
を備え、
操作用突起部を、前後スライド部材の後端側に一体的に設けて、
一対の釣り糸挟持部を、前後スライド部材の前方に設け、
それぞれの釣り糸挟持部を、弾性変形可能な弾性連結部を介して前後スライド部材に連結し、
カム部を、ガイド部材に設けたカム用傾斜面とし、
操作用突起部を後方へ引いて前後スライド部材及び一対の釣り糸挟持部が後方へ移動すると、一対の釣り糸挟持部のうち少なくとも一方が前記カム用傾斜面に当接することによって、一対の釣り糸挟持部が接近するようにした
構造が挙げられる。
以下においては、カム部やその周辺部にこの構造を採用した釣り糸保持器を、「スライド操作型の釣り糸保持器」と呼ぶことがある。
また、
釣り竿に略直交する回転軸線を中心として回転する回転部材と、
前記回転軸線に略垂直な左右方向にスライドする左右スライド部材と、
を備え、
一対の釣り糸挟持部のうち一方を、左右スライド部材に一体的に設け、
カム部を、回転部材の外周面に設けたカム用曲面とし、
操作用突起部を後方へ回転操作して回転部材が回転すると、一方の釣り糸挟持部が前記カム用曲面に押されて他方の釣り糸挟持部に接近する側に移動するようにした
構造が挙げられる。
以下においては、カム部やその周辺部にこの構造を採用した釣り糸保持器を、「回転操作型の釣り糸保持器」と呼ぶことがある。
以上のように、本発明によって、釣り糸を巻き付けることなくしっかりと保持できるだけでなく、釣り糸を摘まんでいる方の手で容易に操作することができる釣り糸保持器を提供することが可能になる。また、この釣り糸保持器が設けられた釣り竿を提供することも可能になる。
本発明の釣り糸保持器を取り付けた釣り竿を示した図である。 第一実施態様の釣り糸保持器を斜め後方から見た斜視図である。 第一実施態様の釣り糸保持器のA-A矢視(図2)の断面図である。 第一実施態様の釣り糸保持器を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部が開いた状態にあるときを示した図である。 第一実施態様の釣り糸保持器を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部が閉じた状態にあるときを示した図である。 第二実施態様の釣り糸保持器を斜め後方から見た斜視図である。 第二実施態様の釣り糸保持器におけるカム部周辺を分解した状態を示した斜視図である。 第二実施態様の釣り糸保持器のA-A矢視(図6)の断面図である。 第二実施態様の釣り糸保持器を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部が開いた状態にあるときを示した図である。 第二実施態様の釣り糸保持器を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部が閉じた状態にあるときを示した図である。
1.本発明の釣り糸保持器の概要
本発明の釣り糸保持器の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明の釣り糸保持器1を取り付けた釣り竿2を示した図である。
本発明の釣り糸保持器1は、図1に示すように、釣り竿2のグリップ付近に設けられ、釣り糸3における釣り竿2の穂先から垂れ下がる部分を、テンションを掛けた状態で釣り竿2のグリップ付近に保持できるものとなっている。このように、テンションを掛けた状態で釣り糸3を保持することにより、仕掛けに餌を付ける作業や、釣り上げた魚を仕掛けから取り外す作業や、仕掛けを補修・交換する作業等を行うときや、釣り竿を持って移動するとき等に、釣り糸3が釣り竿2の穂先に絡まないようにすることができる。
本実施態様の釣り糸保持器1では、後述するように、釣り糸3を釣り糸保持器1に保持させる操作を容易に行うことができる。また、仕掛けを水中にキャストするときには、釣り糸3を釣り糸保持器1から取り外す必要があるが、この取り外し操作も容易に行うことができるようになっている。
釣り糸保持器1を設ける箇所は、釣り竿2のグリップ付近であれば、特に限定されないが、グリップよりも穂先側であることが好ましい。図1の例においては、グリップよりも穂先側に位置するリールよりもさらにやや穂先側に、釣り糸保持器1を設けている。これにより、グリップを掴みながら、グリップを掴む手とは反対側の手で釣り糸3を摘んで釣り糸保持器1に保持させる作業を行いやすくすることができる。釣り糸保持器1は、釣り竿2の外面におけるリールが設けられる側(釣り竿2の下面側)に設けてもよいが、リールが設けられるのとは反対側(釣り竿2の上面側)に設けると、釣り糸3を釣り糸保持器1に保持させる作業をより行いやすくするために好ましい。
本実施態様の釣り糸保持器1は、釣り竿2とは別体のものをユーザー(釣り人)自身で取り付ける後付けタイプのものとなっている。後付けタイプの釣り糸保持器1は、釣り糸保持器1が設けられていない釣り竿2を、釣り糸保持器1が設けられたものに事後的に変更できるという利点を有している。ただし、本発明の釣り糸保持器1は、後付けタイプのものに限定されず、釣り竿2に予め一体的に設けた状態で提供することも可能である。
以下では、本発明の釣り糸保持器1につき、2つの実施態様(第一実施態様及び第二実施態様)を例に挙げて説明する。しかし、本発明の釣り糸保持器1の技術的範囲は、これらの実施態様に限定されない。本発明の釣り糸保持器1は、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更することが可能である。また、以下においては、「左」及び「右」という語句を使用するが、「左」は、釣り竿2のグリップを持つ人から釣り竿2の穂先を見て左側を指し、「右」は、釣り竿2のグリップを持つ人から釣り竿2の穂先を見て右側を指す。
2.第一実施態様の釣り糸保持器
まず、第一実施態様の釣り糸保持器について説明する。第一実施態様の釣り糸保持器は、上述した「スライド操作型の釣り糸保持器」の範疇に属するものとなっている。
図2は、第一実施態様の釣り糸保持器1を斜め後方から見た斜視図である。図3は、第一実施態様の釣り糸保持器1のA-A矢視(図2)の断面図である。図4は、第一実施態様の釣り糸保持器1を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部10が開いた状態にあるときを示した図である。図5は、第一実施態様の釣り糸保持器1を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部10が閉じた状態にあるときを示した図である。
第一実施態様の釣り糸保持器1は、図2に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10と、操作用突起部20と、ガイド部材30と、前後スライド部材40と、釣り竿取付部50とで構成されている。
左右一対の釣り糸挟持部10は、釣り竿2の穂先からグリップ付近に持ってきた釣り糸3を、図4及び図5に示すように、左右両側から挟持する部分となっている。釣り糸挟持部10は、硬質な素材で形成してもよいが、この場合には、釣り糸挟持部10に挟持させた釣り糸3が傷つく虞がある。一方、釣り糸挟持部10を柔らかすぎる素材で形成すると、釣り糸挟持部10の挟持力が低下する虞がある。
このため、釣り糸挟持部10は、適度な硬度を持った弾性素材(ゴムや発泡樹脂等)で形成することが好ましい。第一実施態様の釣り糸保持器1においては、釣り糸挟持部10をゴムによって形成している。釣り糸挟持部10を形成するゴムの硬度は、10~90度(「JIS K 6253」におけるショアA硬度。以下同じ。)の範囲とすることが好ましく、20~80度の範囲とすることがより好ましく、30~70度の範囲とすることがさらに好ましい。
左右一対の釣り糸挟持部10は、釣り竿2の外面から突出した状態に設けられる。釣り糸挟持部10が突出する向きは、通常、後述する操作用突起部20が突出する向きと同じとされる。第一実施態様の釣り糸保持器1においては、操作用突起部20を釣り竿2の上面から上向きに突出して設けているため左右一対の釣り糸挟持部10も、釣り竿2の上面から上向きに突出した状態に設けている。
左右一対の釣り糸挟持部10の形態は、特に限定されない。第一実施態様の釣り糸保持器1において、それぞれの釣り糸挟持部10は、立方体状に形成しているが、他の形態とすることも可能である。釣り糸挟持部10は、角部(特に前方や上方の角部)を丸めた形態とすることや面取りした形態とすることも好ましい。これにより、左右一対の釣り糸挟持部10の隙間に釣り糸3を挿入しやすくすることができる。
操作用突起部20は、指で前後方向に操作するための突起状の部分となっている。この操作用突起部20を後方(釣り竿2の元竿側)に操作すると、図5に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10が接近する向きに移動して閉じた状態となり、その間に配された釣り糸3が左右一対の釣り糸挟持部10で挟持された状態となる。逆に、この操作用突起部20を前方(釣り竿2の穂先側)に操作すると、図4に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10が離反する向きに移動して開いた状態となり、その隙間に釣り糸3を挿入することや、その隙間から釣り糸3を取り外すことが可能な状態となる。
操作用突起部20は、左右一対の釣り糸挟持部10が開いた状態にあるときでも、釣り糸挟持部10よりも後方に位置するように設けられる。これにより、釣り糸3を指で摘まんで左右一対の釣り糸挟持部10の隙間に挿入した後、釣り糸3を摘まんだ状態のままその指を後方に移動させると、その指が操作用突起部20に当たるようになるため、釣り糸3にテンションを掛けながら操作用突起部20を後方に操作して左右一対の釣り糸挟持部10で釣り糸3を挟持することが可能になる。
すなわち、[1]釣り糸3を左右一対の釣り糸挟持部10の隙間に挿入する、[2]釣り糸3にテンションを掛ける、[3]左右一対の釣り糸挟持部10を閉じる、という一連の作業をワンステップで行うことが可能になる。加えて、上記の一連の作業は、釣り糸3を摘まんだ片方の手で完結するため、もう片方の手は、釣り竿2を掴む等、別のことに使用することも可能となっている。
操作用突起部20は、上記のように、指で操作することが可能であれば、その形態を特に限定されない。第一実施態様の釣り糸保持器1においては、図2に示すように、釣り竿2の外周面から上向きに突き出た引き金状に操作用突起部20を形成している。
ガイド部材30は、後述する前後スライド部材40を前後方向にガイドするためのものとなっている。第一実施態様の釣り糸保持器1において、ガイド部材30は、前後方向に延びる前後スリット31を有するものとなっている。また、図3に示すように、釣り竿取付部50の上面には、前後スライド部材40を収容するための凹溝51が設けられている。この凹溝51も前後方向に延びた状態に設けられている。前後スリット31の左右幅は、凹溝51の左右幅及び前後スライド部材40の左右幅よりも狭く形成されている。このため、凹溝51に収容された前後スライド部材40が上方に抜け出ない構造となっている。
図4に示すように、ガイド部材30における前後スリット31の左側の内側縁と右側の内側縁には、それぞれ前後スリット31の内方に突出する凸部32を設けている。それぞれの凸部32の前端面は、前後方向に対して傾斜したカム用傾斜面α(カム部)となっている。このカム用傾斜面αによって、前後スリット31におけるカム用傾斜面αが設けられた区間は、後方になるにつれて左右幅が徐々に狭くなるようになっている。
したがって、図4に示す状態から、左右一対の釣り糸挟持部10が前後スリット31の内部を後方へ移動すると、それぞれの釣り糸挟持部10がカム用傾斜面αに当接することで、図5に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10が接近する向きに移動して閉じるようになっている。また逆に、図5に示す状態から、左右一対の釣り糸挟持部10が前後スリット31の内部を前方へ移動すると、左右一対の釣り糸挟持部10が離反する向きに移動して開くようになっている。換言すると、第一実施態様の釣り糸保持器1において、カム用傾斜面αは、前後方向の移動を左右方向の移動に変換するカム部としての機能を発揮する部分となっている。
前後スライド部材40は、前後方向にスライドする部材となっている。この前後スライド部材40の後端側には、上記の操作用突起部20を一体的に設けている。また、前後スライド部材40の前方には、左右一対の弾性連結部41を設けている。左右一対の釣り糸挟持部10は、それぞれの弾性連結部41を介して前後スライド部材40の本体部分に連結されている。このため、操作用突起部20を前後方向に操作すると、前後スライド部材40も操作用突起部20と一体的に前後方向に移動し、さらには左右一対の釣り糸挟持部10も前後方向に移動するようになっている。
弾性連結部41は、図4と図5とを見れば分かるように、弾性変形可能なもの(板バネ等により形成されて弾性的に撓むことができる部分)となっている。このため、左右一対の釣り糸挟持部10を閉じる向きに移動させることができるようになっている。また、図5に示す状態から操作用突起部20を前方に操作して、左右一対の釣り糸挟持部10を前方に移動させることにより、左右一対の釣り糸挟持部10を、弾性連結部41の弾性によって、図4に示すように、再び開いた状態へと復帰させることもできるようになっている。
釣り竿取付部50は、釣り糸保持器1を釣り竿2における所定箇所(第一実施態様の釣り糸保持器1では、リールが取り付ける部分のやや前方)に取り付けるためのものとなっている。釣り竿取付部50は、釣り竿2の所定箇所に取り付けることができるものであれば特に限定されない。第一実施態様の釣り糸保持器1において、釣り竿取付部50は、図3に示すように、断面「C」字状を為す開放筒状(スリット52を有する筒状)を為しており、そのスリット52を通じて釣り竿取付部50の内部に釣り竿を嵌め込むものとなっている。釣り竿取付部50は、釣り竿2の外周部を弾性的に締め付けた状態となる。この釣り竿取付部50は、釣り竿2に対してしっかりと取り付けることができるものでありながら、取り付け及び取り外しを容易に行えるものとなっている。
3.第二実施態様の釣り糸保持器
続いて、第二実施態様の釣り糸保持器について説明する。第二実施態様の釣り糸保持器は、上述した「回転操作型の釣り糸保持器」の範疇に属するものとなっている。第二実施態様の釣り糸保持器については、主に、第一実施態様の釣り糸保持器と異なる構成について説明し、第一実施態様の釣り糸保持器と共通の構成については、説明を極力割愛する。第二実施態様の釣り糸保持器で特に言及しない構成については、第一実施態様の釣り糸保持器で述べたものと同じ構成を採用することができる。
図6は、第二実施態様の釣り糸保持器1を斜め後方から見た斜視図である。図7は、第二実施態様の釣り糸保持器1におけるカム用曲面α(カム部)周辺を分解した状態を示した斜視図である。図8は、第二実施態様の釣り糸保持器1のA-A矢視(図6)の断面図である。図9は、第二実施態様の釣り糸保持器1を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部10が開いた状態にあるときを示した図である。図10は、第二実施態様の釣り糸保持器1を上方から見た図であって、一対の釣り糸挟持部10が閉じた状態にあるときを示した図である。
第二実施態様の釣り糸保持器1は、図6に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10と、操作用突起部20と、回転部材60と、左右スライド部材70と、固定支持部材80と、連結ピン90と、釣り竿取付部50とで構成されている。
第二実施態様の釣り糸保持器1を構成する各部材のうち、釣り糸挟持部10、操作用突起部20及び釣り竿取付部50は、上述した第一実施態様の釣り糸保持器1における釣り糸挟持部10、操作用突起部20及び釣り竿取付部50と同様の機能を発揮するものである。このため、釣り糸挟持部10、操作用突起部20及び釣り竿取付部50についての詳しい説明は割愛する。
ただし、上述した第一実施態様の釣り糸保持器1では、図2及び図3に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10を、釣り竿2の上面中央部に位置するように設けていたが、第二実施態様の釣り糸保持器1では、図6及び図8に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10を、釣り竿2の上面中央部から左側にずれた箇所に設けている。このため、第二実施態様の釣り糸保持器1では、操作用突起部20も、釣り竿2の上面から左側に突き出るように設けている。
また、上述した第一実施態様の釣り糸保持器1では、図3に示すように、左右一対の釣り糸挟持部10を同じ高さに設けていたが、第二実施態様の釣り糸保持器1では、図8に示すように、左側の釣り糸挟持部10と右側の釣り糸挟持部10とに段差Sを設けている。このため、左右一対の釣り糸挟持部10の隙間となる箇所に釣り糸3を導き入れやすくなっている。
さらに、上述した第一実施態様の釣り糸保持器1では、図3に示すように、釣り竿取付部50を断面「C」字状に形成していたが、第二実施態様の釣り糸保持器1では、図6に示すように、釣り竿取付部50を前後方向に延びる帯板状に形成している。釣り竿取付部50における内面(釣り竿2の外周面に宛がわれる面)には、クッション層53を設けており、釣り竿2の外周面に対して隙間なく密着できるようにしている。釣り竿取付部50の前端部と後端部には、左右一対のフック54を設けている。この釣り竿取付部50は、釣り竿2の外周部に掛け回したゴムベルト100の両端部を左右のフック54に引っ掛けることで、釣り糸保持器1を釣り竿2に取り付けるものとなっている。
第二実施態様の釣り糸保持器1において、右側の釣り糸挟持部10は、左右スライド部材70に対して一体的に取り付けられており、左側の釣り糸挟持部10は、固定支持部材80に対して一体的に取り付けられている。回転部材60と、左右スライド部材70と、固定支持部材80は、図7に示すように、連結ピン90を挿通することによって互いに連結され、この連結ピン90によって釣り竿取付部50(図6)に取り付けられる。
回転部材60は、上記の連結ピン90によって、釣り竿取付部50の上面に対して、釣り竿2に略直交する回転軸線Lを中心として回転可能な状態で取り付けられている。回転部材60の外周部には、操作用突起部20が一体的に設けられている。このため、操作用突起部20を図9に示す矢印Bの向きに回転操作すると、回転部材60も矢印Bの向きに回転し、操作用突起部20を矢印Bとは反対向きに回転操作すると、回転部材60も矢印Bとは反対向きに回転するようになっている。
回転部材60は、図9に示すように、その外周面のうち左側を向く部分に設けられたカム用曲面α(カム部)が右側の釣り糸挟持部10の右側面に当接するようになっている。カム用曲面αは、回転軸線Lを中心とする楕円筒面状を為している。このカム用曲面αに当接する右側の釣り糸挟持部10は、左右方向(回転軸線Lに垂直な方向)に移動可能な状態となっている。具体的には、図7に示すように、左右スライド部材70には、連結ピン90を挿通するための連結ピン挿通穴71を設けているところ、この連結ピン挿通穴71を左右方向に延びる長穴状に形成することで、左右スライド部材70の左右方向の移動を許容している。右側の釣り糸挟持部10は、図示省略の付勢手段によって右側(回転部材60側)に付勢されている。これに対して、左側の釣り糸挟持部10は、図7及び図8に示す固定支持部材80を介して、連結ピン90に対して動かない状態で取り付けられている。
したがって、図9に示す状態から、操作用突起部20を後方へ回転操作すると(矢印Bの向き回転操作すると)、回転部材60が矢印Bの向きに回転し、図10に示すように、右側の釣り糸挟持部10がカム用曲面αによって左側に押されて移動することによって、左右一対の釣り糸挟持部10が閉じるようになっている。また逆に、図10に示す状態から、操作用突起部20を前方へ回転操作すると(矢印Bとは反対向きに回転操作すると)、回転部材60も矢印Bとは反対向きに回転し、右側の釣り糸挟持部10が右側へ移動することによって、左右一対の釣り糸挟持部10が開くようになっている。
釣り糸保持器1をこのように構成することによっても、釣り糸3を巻き付けなくてもしっかりと保持することが可能である。また、[1]釣り糸3を左右一対の釣り糸挟持部10の隙間に挿入する、[2]釣り糸3にテンションを掛ける、[3]左右一対の釣り糸挟持部10を閉じる、という一連の作業をワンステップで行うことが可能となっている。
ところで、右側の釣り糸挟持部10が付勢手段により回転部材60側(右側)に付勢されていることについては既に述べた。この付勢手段は、バネ等を用いてもよいが、ゴム材料を用いることもできる。例えば、第二実施態様の釣り糸保持器1において、左側の釣り糸挟持部10と右側の釣り糸挟持部10は、分離した状態となっているが、これを下側で連続した形態とし、その下側で連続する部分のゴム材料の反発力で、右側の釣り糸挟持部10が右側に付勢されるようにしてもよい。
1 釣り糸保持器
2 釣り竿
3 釣り糸
10 釣り糸挟持部
20 操作用突起部
30 ガイド部材
31 前後スリット
32 凸部
40 前後スライド部材
41 弾性連結部
50 釣り竿取付部
51 凹溝
52 スリット
53 クッション層
54 フック
60 回転部材
70 左右スライド部材
71 連結ピン挿通穴
80 固定支持部材
90 連結ピン
100 ゴムベルト
α カム用傾斜面(カム部)
α カム用曲面(カム部)

Claims (3)

  1. 仕掛けをキャストしていないときの釣り糸における釣り竿の穂先から垂れ下がる部分を釣り竿のグリップ付近に保持させて釣り糸の絡みを防止する釣り糸保持器であって、
    前後方向にスライドする前後スライド部材と、
    前後スライド部材を前後方向にガイドするガイド部材と、
    前後スライド部材の前方に設けられ、釣り竿の穂先からグリップ付近に持ってきた釣り糸を左右両側から挟持するための左右一対の釣り糸挟持部と、
    前後スライド部材の後端側に一体的に設けられた、指で前後方向に操作するための操作用突起部と、
    操作用突起部を後方へ操作すると一対の釣り糸挟持部を接近する向きに移動させるカム部と
    を備え
    それぞれの釣り糸挟持部が、弾性変形可能な弾性連結部を介して前後スライド部材に連結され、
    カム部が、ガイド部材に設けられたカム用傾斜面とされ、
    操作用突起部を後方へ引いて前後スライド部材及び一対の釣り糸挟持部が後方へ移動すると、一対の釣り糸挟持部のうち少なくとも一方が前記カム用傾斜面に当接することによって、一対の釣り糸挟持部が接近するようにした
    ことを特徴とする釣り糸保持器。
  2. 仕掛けをキャストしていないときの釣り糸における釣り竿の穂先から垂れ下がる部分を釣り竿のグリップ付近に保持させて釣り糸の絡みを防止する釣り糸保持器であって、
    釣り竿の穂先からグリップ付近に持ってきた釣り糸を両側から挟持するための一対の釣り糸挟持部と、
    指で前後方向に操作するための操作用突起部と、
    操作用突起部を後方へ操作すると一対の釣り糸挟持部を接近する向きに移動させるカム部と
    釣り竿に略直交する回転軸線を中心として回転する回転部材と、
    前記回転軸線に略垂直な左右方向にスライドする左右スライド部材と
    を備え
    一対の釣り糸挟持部のうち一方が、左右スライド部材に一体的に設けられ、
    カム部が、回転部材の外周面に設けられたカム用曲面とされ、
    操作用突起部を後方へ回転操作して回転部材が回転すると、一方の釣り糸挟持部が前記カム用曲面に押されて他方の釣り糸挟持部に接近する側に移動するようにした
    ことを特徴とする釣り糸保持器。
  3. 請求項1又は2記載の釣り糸保持器がグリップ付近に設けられた釣り竿。
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