JP7149435B1 - カウル取り付け器具 - Google Patents
カウル取り付け器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7149435B1 JP7149435B1 JP2022034001A JP2022034001A JP7149435B1 JP 7149435 B1 JP7149435 B1 JP 7149435B1 JP 2022034001 A JP2022034001 A JP 2022034001A JP 2022034001 A JP2022034001 A JP 2022034001A JP 7149435 B1 JP7149435 B1 JP 7149435B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cowl
- bicycle
- pedestal
- attachment device
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 84
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 14
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 8
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 8
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 239000011151 fibre-reinforced plastic Substances 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 3
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001256 stainless steel alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
- B62J17/02—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
Description
カウル取り付け器具を説明する前に、図2の自転車16の斜視図について説明する。図2の自転車16は、主として車体のフレームの前部のヘッドチューブ2と、ヘッドチューブ2の上部とシートチューブ17の上部の間に介在し結合されているトップチューブ6と、ヘッドチューブ2の下部とシートチューブ17の下部の間に介在し結合されているダウンチューブ7と、サドルの下部に配置され上部をトップチューブ6と下部をダウンチューブと結合されているシートチューブ17と、ダウンチューブ7とシートチューブ17の接合部から後輪19の中心に備えられた車軸を支持するために配置されたチェーンステー20と、シートチューブ17の上部接合部から後輪の中心に備えられた車軸を支持するために配置されたシートステー21と、ヘッドチューブの上方に配置されたハンドル22と、ヘッドチューブの下方に配置されたホーク23と、車軸をホークの先端に締結した前輪と、車軸をチェーンステーとシートステーの先端の接合部に締結した後輪と、で構成されている。車体のフレームは、薄肉で軽量なアルミ合金パイプや高張力合金鋼パイプ、チタン合金パイプ、炭素繊維強化プラスチック等で製作されている。図1、2、及び4では、カウル取り付け器具の説明を容易にするため、自転車のハンドルは簡略化し、ブレーキ装置、変速装置、クランク、チェーン、電動アシスト自転車及び電動自転車の駆動部等を省略した形態で示している。
図5のフロントカウル3について説明する。本フロントカウル3は、円柱または多角柱の突出部8に結合するため、前後方向に伸びた突出部8と一致する形状及び寸法の円筒または多角形の嵌合穴28と、円柱または多角形の突出部8に勾配44が形成されている場合は嵌合穴28にも同一の勾配と、突出部8に取り付ける締結手段として円筒または多角形の嵌合穴28の上下を貫通した複数個のボルト穴27と、を備える。突出部8の上部に複数個のねじ穴13A(図10)を施工している場合、複数個のボルト穴27A(図10)は嵌合穴28の上部のみ貫通とし長穴の形態を備え、複数個のボルト部材14A(図10)のみで締結することもできる。図5の嵌合穴28は例えば四角形の嵌合穴の形態と、例えば突出部8と一致した勾配44と、嵌合穴28の上下を貫通した複数個のボルト穴27と、を備えた形態を作図したものである。フロントカウル3の材質としては、軽量で必要な強度を備えたものであれば使用可能であり、一般にABS樹脂、繊維強化プラスチック等が採用される。図5は、運転者の前方の視界を確保するためポリカーボネイト等の透明な風防29と、フロントカウル3と多角形の嵌合穴28には風圧や振動による外力による変形や破損を防止するためのリブ30と、を備える。図5では透明な風防29をフロントカウル3に例えば小ネジ8本で締結しているが、フロントカウルを透明な素材で製作した場合は風防29とフロントカウル3は一体の形態として製作することもできる。
以下、図1,2,3に従って説明する。本発明の第一の実施の形態のカウル取り付け器具は、主として自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)のヘッドチューブ2に取り付ける台座1と、台座1とヘッドチューブ2の間に介在する台座取り付け調整手段9と、台座1をヘッドチューブ2に締結する台座用固定手段4と、台座1と一体の形態でトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)を両サイドから挟んで拘束する回転止め5と、回転止め5とトップチューブ6またはダウンチューブ7または両方)の間に介在する左右取り付け調整手段10と、回転止め5とトップチューブまたはダウンチューブ(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)を締結する回転止め用固定手段12と、台座1の前方にフロントカウルを取り付ける突出部8と、突出部8とフロントカウル3の間に介在する前後調整手段11と、突出部8とフロントカウル3を結合する締結手段と、を備えて構成される。突出部8とフロントカウル3の締結手段として、突出部8の例えばボルト穴13と、フロントカウル3の例えばボルト穴27と、例えばボルト部材14と、例えばナット部材15と、を備える。
図1に従って以下説明を記述する。台座1は、トップチューブ2またはダウンチューブ(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)を挟んで取り付ける回転止め5と、フロントカウル3を取り付ける突出部8と、一体の形態を備える。台座1のヘッドチューブ2に取り付ける部分は、ヘッドチューブ2の外径よりも大きな内径を持つ例えば半円筒状またはV字型の形状とすることもできるが、多様な形態のヘッドチューブ2に一致させるため台座取り付け調整手段9を介してヘッドチューブ2に取り付け、台座用固定手段4を使用して締結する。台座1の材質としては、軽量で必要な強度を備えたものであれば使用可能であり、一般にナイロン樹脂、繊維強化プラスチック、アルミ合金などが採用される。
回転止め5は、台座1及び突出部8と一体の形態を備え、トップチューブ6(またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)を挟んで取り付ける。挟んで取り付けることにより、台座1及び台座1と一体の突出部8及び突出部8に取り付けるフロントカウル3を、容易に自転車(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)の進行方向に取り付けることができる。市販の自転車(電動アシスト自転車、電動自転車を含む)のトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の形状は、楕円や3角形の断面形状を備えたものや、円柱形状の場合も外径寸法の異なる場合があるため、回転止め5のトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)との取り付け面は平面の形状を備え、両側の回転止め5の間隔はトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の外形寸法より広い寸法(例えば45~65mm)で製作し、回転止め5とトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の間の隙間には、適切な厚さ寸法、形状を備えた左右取り付け調整手段10を挿入し使用する。
突出部8は、円柱または多角柱(3~9角柱)の形状と、円柱または多角柱の先端が細くなる形態の適切な勾配と、突出部8とフロントカウル3の締結手段として突出部に施工された複数個のボルト穴13と、突出部8の付け根に貫通した1か所または複数個所(2~5)の通し穴36と、を備える。図1,2、4の突出部は多角柱の形態で作図したものである。突出部8が多角柱の形態を備えた場合は、外力によりフロントカウルが突出部8を軸として回転方向に位置が変化することを容易に防止できる。円柱または多角柱の先端が細くなる適切な勾配の形態を備えることで、フロントカウルを突出部に取り付けた際、突出部との取り付け部の隙間をなくし強固に固定することができる。突出部の多角柱が偶数(4、6、8角柱等)の角柱の場合、貫通したボルト穴13は上下とも平面に施工できるので、形態として好ましい。
突出部8とフロントカウル3の締結手段としては、フロントカウル3の嵌合穴28の上下を貫通する複数個のボルト穴27と、突出部8の上下を貫通する複数個のボルト穴13と、を備え、ボルト穴13とボルト穴27を使用し複数個のボルト部材14と、複数個のナット部材15で締結する。円柱または多角柱の形態の突出部8で勾配を備えている場合は、突出部8のボルト穴13とフロントカウル3のボルト穴27の位置を正確に一致させることは難しいため、ボルト穴13またはボルト穴27いずれかを長穴の形態とすることで、容易にボルト部材14がボルト穴13とボルト穴27を通過しナット部材15で締結することができる。フロントカウル3の嵌合穴28のボルト穴27は上部のみ貫通し、突出部8にねじ穴13Aを施工し、直接ボルト部材14Aで締結することもできる。ボルト部材13,13Aとナット部材15には、フロントカウル3との間に介在する座金を使用することもできる。ボルト部材14とナット部材15は、一般に炭素鋼の外周にメッキを施工したもの、ステンレス鋼、またはアルミ合金製を選択する。
台座取り付け調整手段9は、弾力性あるシート状の素材を台座1の筒状の内径に適合した寸法にカットし、台座1とヘッドチューブの間の上下に取り付け使用する。台座1のヘッドチューブ2と締結する個所の筒状の内径はヘッドチューブ2の外径より大きく製作されており、適切な厚さ寸法の台座取り付け調整手段9を台座1とヘッドチューブ2の間に取り付けることで、台座1とヘッドチューブ2の間は隙間なく結合できる。市販の自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)のヘッドチューブ2の外径及び形状は同一ではないため、厚さの異なる台座取り付け調整手段9を使用することで、多くの市販車に同じ台座1を取り付けることが可能となる。台座取り付け調整手段9の材質は、弾力性を有し摩擦係数が大きな素材が好ましいので、一般に合成ゴムが採用される。台座取り付け調整手段9は、は台座1の半筒状の形態の内側に接着剤または両面テープで貼り付けることで脱落を防止することができる。
フロントカウル3を進行方向に対して上下方向の取り付け角度を調整する場合は、図4の台座取り付け調整手段(上用)9aと台座取り付け調整手段(下用)9bの厚さ寸法を変えることで、台座1のヘッドチューブ2に対する上下取り付け角度45を変更することができるため、台座1に備わる突出部8と、突出部8に結合されるフロントカウル3の進行方向に対して上下方向の取り付け角度を調整することができる。
台座用固定手段4は突出部8の付け根に貫通した通し穴36と、トップチューブ6とダウンチューブ7をヘッドチューブ2に接合する部分のトップチューブ6とダウンチューブ7の間と、を通して締結される。突出部8の付け根に貫通した通し穴36は1か所の他、複数個(2~5)備えることも可能であり、複数個の通し穴36を備えている場合は台座1をヘッドチューブの上部または下部に取り付けるかによって上側の通し穴36または下側の通し穴36を選択する。台座用固定手段4には締め付けが可能なベルトや針金なども使用できるが、自転車(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)のフレームを傷つけず、適度な力で締め付けが可能で、緩み止めを備えたものが望ましい。図1には一例としてナイロン樹脂製の結束バンドを記載する。
回転止め5をトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)に強固に固定する場合は、回転止め用固定手段12で締結する。回転止め5は回転止め用固定手段12を通す貫通した通し穴25を備え、回転止め用固定手段12は回転止め5の通し穴25を使用してトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の外周と回転止め5を結束する。固定手段25は通し穴25を使用することで、外力による回転止め5と固定手段25の位置関係が変化することを防止できる。横風や振動等の作用する外力が小さい場合は、回転止め用固定手段12による締結を使用せず、回転止め5によるトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)を挟んで取り付けることによる拘束のみで使用することもできる。回転止め用固定手段12には締め付けが可能なベルトや針金なども使用できるが、自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)のフレームを傷つけず、適度な力で締め付けが可能で、緩み止めを備えたものが望ましい。図1には一例としてナイロン樹脂製の結束バンドを記載する。
左右取り付け調整手段10は、弾力性ある素材を適した寸法にカットし、回転止め5とトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の隙間に挿入し使用する。トップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の形状が楕円や3角形の断面形状を備えたものや多様な外形寸法の円柱形状の場合でも、隙間寸法と形状に適した左右取り付け調整手段10を使用することで、回転止め5は左右取り付け調整手段10を介してトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)と隙間なく接することが出来るので、フロントカウル3及びカウル取り付け器具の外力の影響による左右方向の取り付け角度の変化を防止できる。左右取り付け調整手段10の材質は一般に合成ゴムを採用し、弾力性を有し摩擦係数が大きな素材を使用することで、回転止め5とトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の外径寸法、形状が多少異なる場合でも、密着して取り付けることが出来る。左右取り付け調整手段10は、回転止め5の内側に接着剤または両面テープで接着し使用することで左右取り付け調整手段10の脱落を防止することができる。
フロントカウル3の自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)の進行方向に対する左右方向取り付け角度46(図3)を微調整する場合は、回転止め5とトップチューブ6またはダウンチューブ7(及びトップチューブ6及びダウンチューブ7を含む)の間に介在する左右取り付け調整手段10を、左右で異なる厚さ寸法と適度な勾配を有したものを挿入し、左右方向の取り付け角度46(図3)を調整することができる。
前後調整手段11は、フロントカウル3と突出部8の間に介在し、フロントカル3を進行方向に対して前後方向に任意の位置へ調整するために使用する。前後調整手段11は、特定の位置でのフロントカウルの嵌合穴28と一致する形状及び寸法の外部形態と、特定の位置での突出部8と一致する形状及び寸法の内部形態と、を備えており、特定の位置でフロントカウル3の嵌合穴28と突出部8の間の隙間に密着するので、フロントカウル3を進行方向に対し特定の前後方向位置に調整することができる。前後調整手段11の材質は例えばナイロン樹脂やフッ素樹脂を使用するが、これに限定せずステンレス鋼やアルミの薄板、金属テープの他、紙・ビニールテープも使用することができる。前後調整手段11は、脱落防止のため突出部8の外側に接着剤または粘着テープで接着して使用することもできる。
図6は、本発明の第2の実施の形態のカウル取り付け器具とフロントカウルを取り付ける自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)の取り付け部と、フロントカウルと、を説明するための全体構成の分解図である。図7は台座1Aの軸32の詳細と、軸32に接続される回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aと、を説明するための詳細図である。図8(a)は、台座1Aの軸32と回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aの穴31の嵌め込み時の説明用の詳細拡大図である。図8(b)は、台座1Aの軸32から回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aを取り外し時の説明用の穴31及び軸32の詳細拡大図である。図9は、台座1Aの軸32に回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aを取り付け後の説明用の斜視図である。
図6に従って台座1Aを以下説明する。第2の実施の形態の台座1Aは、別ピースの回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bを嵌め込むための軸32と、台座1Aと軸32の間に介在する座41と、を備え、回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bの穴31を軸32に嵌め込んで使用する。市販の自転車16(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)ではヘッドチューブ2とトップチューブ6の接続部の交差する角度37Bはそれぞれの自転車16で異なるが、回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bは軸32を中心に回転することが出来るので回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bをトップチューブ6の角度37Bに合わせ取り付けることが出来る。器具1Aの材質としては、軽量で必要な強度を備えたものであれば使用可能であり、一般にナイロン樹脂、繊維強化プラスチック、アルミ合金などが採用される。
図7,8(a)、図8(b)に従って台座1Aの軸32について以下説明する。台座1Aの軸32は、取り付けの際に回転止め(左)5Aと回転止め(右)5Bが軸32から脱落するのを防止する抜け止め38と、軸32と回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bの脱着を容易にする割り溝39と、同じく回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bと軸32の脱着を容易にする抜け止め38の両側に施工された面取り40と、取り付けの際に回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bと台座1Aの角部との干渉を防止する座41と、を備える。
図8(a)、図8(b)に従って抜け止め38の機能について以下説明する。図8(a)、図8(b)の軸32の外径は例えば9mmであり、軸32の端部に設置されている抜け止めの外径は例えば10mmであり、軸32に嵌め込む回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bの長穴31の幅は例えば9.5mmであり、軸32に例えば30度の面取り40と、例えば幅2mmの割り溝39と、例えば長穴31に1mmのフレット42と、を備えることにより、脱着時は割り溝39が僅かに変形し、穴の角部のフィレット42と、抜け止め38の勾配により、軸32と回転止め(左)5A及び回転止め(右)5Bが容易に脱着できる。
図6~8(a)、図8(b)に従って回転止め(右)5Bと回転止め(左)5Aを以下説明する。回転止め(右)5Bと回転止め(左)5Aは、台座1Aから分割された別ピースの形態と、回転止め(右)5Bと回転止め(左)5Aを台座1Aの軸32に嵌め込むための長孔31と、回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aを突出部8に締結するためのバンド33を通すための穴34と、を備える。回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aの突出部8と締結する接触面43は、多角柱の突出部8と同一の勾配と、回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aと突出部8の間に介在し弾力性と摩擦係数の大きな滑り止め35と、を備え、運転中の振動等の外力による取り付け位置の変化を防止している。回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aの材質としては、軽量で必要な強度を備えたものであれば使用可能であり、一般にナイロン樹脂、繊維強化プラスチック、アルミ合金などが採用される。滑り止め35は厚さ1mmの合成ゴムが一般に採用され、接着剤または両面テープで回転止め(右)5B及び回転止め(左)5Aの接触面43に接着して使用し、滑り止め35の脱落を防止している。
第1の実施の形態で説明した図1の自転車16のヘッドチューブ2とトップチューブ6の接続部の交差する角度37Aは例えば95度であるが、図6の自転車のヘッドチューブ2とトップチューブ6の接続部の交差する角度37Bは例えば110度であり、差が大きい。このため図1の角度37Aに適合するよう製作された台座1と一体の回転止め5は、図6の自転車(または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車)の角度37Bと適合しないため、回転止め5が図6のトップチューブ6の側面に取り付けることができない。しかし、図6に示す第2の実施の形態の台座1Aの別ピースとした回転止め(左)5Aと回転止め(右)5Bは、軸32を中心に取り付け角度を変更し、穴31が長穴になっているので上下にスライドすることができるので、図1の自転車16の角度37A及びトップチューブ6と、図6の自転車の角度37B及びトップチューブ6と、の両方に最適な位置で取り付けることができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態のカウル取り付け器具と、フロントカウル3と、を説明するための全体構成の分解図である。
図6に従って台座1Aを以下説明する。第3の実施の形態のカウル取り付け台座1Aは、第1及び第2の実施の形態と同様、フロントカウル3Aを取り付け結合する多角柱の突出部8Aと一体の形態としているが、第1及び第2の実施の形態と異なり勾配の無い多角柱の突出部8Aと、フロントカウルとの締結手段として複数個のねじ穴13Aと、を備える。フロントカウル3Aは、台座1Aの多角柱の突出部8Aと同一形状及び寸法の嵌合穴28Aと、多角柱の突出部8Aとの締結手段として複数個の長穴27Aと、を備える。台座1Aの多角柱の突出部8Aとフロントカウル3Aの嵌合穴28Aは勾配の無い同一寸法であるため、前後調整手段11を使用しなくても、フロントカウルを進行方向に対して前後方向に任意の位置に調整することができる。台座1Aの多角柱の突出部8Aの上面には多数のねじ穴13A(図6ではM6x18個所)を備えており、任意の位置で締結することが可能になっている。図6の締結用ボルト部材14Aは2か所としているが、製作公差上、突出部8Aとフロントカウル3Aの嵌合穴28Aの結合部には微小な隙間が生じるため、風圧や走行中の路面からの外力が大きい場合には、ボルト部材14Aの本数を追加し締結力を増加することができる。台座1Aの材質としては、軽量で必要な強度を備えたものであれば使用可能であり、一般にナイロン樹脂、繊維強化プラスチック、アルミ合金などが採用される。
Claims (11)
- 自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪自転車の車体前方を覆うフロントカウルを、自転車または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車に取り付けるカウル取り付け器具において、
カウル取り付け器具を自転車または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車のヘッドチューブに固定するための台座と、
台座を自転車または電動アシスト自転車、電動自転車、三輪自転車のヘッドチューブに締結するための台座用固定手段と、
フロントカウルを台座に取り付けるための突出部と、
突出部とフロントカウルを結合する締結手段と、
トップチューブまたはダウンチューブを両サイドから挟んで台座の取り付け方向を自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪自転車の進行方向に拘束する回転止めと、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1のカウル取り付け器具において、
前記回転止めをトップチューブまたはダウンチューブに、さらに締結するための回転止め用固定手段と、
さらに、回転止めに形成した回転止め用固定手段を通すための貫通した通し穴と、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1ないし請求項2のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記突出部は多角柱の形状に形成され、
さらに、台座に形成した自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪自転車のヘッドチューブに締結するための前記台座用固定手段を通すための突出部付け根部に貫通する穴、を設けたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1から請求項3のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記カウル取り付け器具の台座と自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪自転車のヘッドチューブの間に介在する台座取り付け調整手段と、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1から請求項4のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記回転止めと自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪車のトップチューブまたはダウンチューブの間に介在する左右取り付け調整手段と、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1から請求項5のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記カウル取り付け器具の前記突出部には先端を適度に細くする勾配を設け、
フロントカウルと突出部の間に介在しフロントカウルの取り付け位置を自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、または三輪自転車の進行方向に向かって前後方向に調整するための前後調整手段と、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1から請求項6のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記カウル取り付け器具の台座と分離して別ピースとした右の回転止め及び左の回転止めと、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項7のカウル取り付け器具において、
前記右の回転止め及び左の回転止めと突出部を締結するための固定部材と、
固定部材を通すため前記右の回転止め及び左の回転止めに形成された貫通した通し穴と、
さらに、前記右の回転止め及び左の回転止めと突出部の間に介在し、前記右の回転止め及び左の回転止めと突出部の接続位置が外力により変化することを防止する滑り止めと、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項7ないし請求項8のいずれかのカウル取り付け器具において、
前記右の回転止め及び左の回転止めをカウル取り付け器具の台座に嵌め込むため台座に形成された軸と、
前記右の回転止め及び左の回転止めを台座に形成された軸に嵌め込むため、前記右の回転止め及び左の回転止めに形成された穴と、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項9のカウル取り付け器具において、
前記右の回転止め及び左の回転止めが、前述のカウル取り付け器具の台座に形成された軸から脱落することを防止するため、軸の端部に施工された抜け止めと、
前記右の回転止め及び左の回転止めと台座に形成された軸の脱着を容易にするため、軸の端部に施工された割り溝と、
前記右の回転止め及び左の回転止めと台座に形成された軸を容易に脱着するため、軸の抜け止めの両側に施工された面取りと、
前記右の回転止め及び左の回転止めと台座に形成された軸を容易に脱着するため、前記右の回転止め及び左の回転止めに施工された前述の穴の端部のフィレットと、を備えたことを特徴とするカウル取り付け器具。 - 請求項1から請求項10のいずれかのカウル取り付け器具に取り付けられるフロントカウルにおいて、フロントカウル本体とフロントカウル後方に形成された前後方向に伸びる嵌合穴と、を備え、嵌合穴が前記突出部の外周形状に一致するよう形成されていることを特徴とするフロントカウル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022034001A JP7149435B1 (ja) | 2022-03-06 | 2022-03-06 | カウル取り付け器具 |
PCT/JP2023/003439 WO2023171188A1 (ja) | 2022-03-06 | 2023-02-02 | カウル取り付け器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022034001A JP7149435B1 (ja) | 2022-03-06 | 2022-03-06 | カウル取り付け器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7149435B1 true JP7149435B1 (ja) | 2022-10-06 |
JP2023129755A JP2023129755A (ja) | 2023-09-19 |
Family
ID=83507671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022034001A Active JP7149435B1 (ja) | 2022-03-06 | 2022-03-06 | カウル取り付け器具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7149435B1 (ja) |
WO (1) | WO2023171188A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011195000A (ja) | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Takashi Nakamura | 各種自転車対応用上下分離一対型防風フロントカバー。 |
JP5387443B2 (ja) | 2010-02-25 | 2014-01-15 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
WO2020129978A1 (ja) | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 本田技研工業株式会社 | 加飾成形品 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5387443A (en) * | 1977-01-12 | 1978-08-01 | Mitsuyuki Yoshida | Method of attaching front cover of twoowheel vehicle |
JPH0572687U (ja) * | 1992-03-10 | 1993-10-05 | 学 上野 | 自転車の風防カバー |
KR20110005352A (ko) * | 2009-07-10 | 2011-01-18 | 이영태 | 자전거 차양커버 |
-
2022
- 2022-03-06 JP JP2022034001A patent/JP7149435B1/ja active Active
-
2023
- 2023-02-02 WO PCT/JP2023/003439 patent/WO2023171188A1/ja unknown
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5387443B2 (ja) | 2010-02-25 | 2014-01-15 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2011195000A (ja) | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Takashi Nakamura | 各種自転車対応用上下分離一対型防風フロントカバー。 |
WO2020129978A1 (ja) | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 本田技研工業株式会社 | 加飾成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023129755A (ja) | 2023-09-19 |
WO2023171188A1 (ja) | 2023-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8651350B2 (en) | Accessory mounting structure | |
AU2005302582B2 (en) | Bicycle handlebar with removable and adjustable aerobar | |
US9291130B2 (en) | Saddle-ride type vehicle | |
US7837212B2 (en) | Handlebar stem for a bicycle | |
US5190346A (en) | Adjustable wraparound bicycle seat post clamping apparatus with a single fastener | |
JP5694854B2 (ja) | 鞍乗り型車両のハンドルウェイト取り付け構造 | |
US6003405A (en) | Bicycle handlebar bar ends | |
US8230758B1 (en) | Multiple axis adjustable handlebars and handlebar mounting risers | |
US10479437B2 (en) | Accessory stem | |
US9656714B2 (en) | Recumbent bicycle with improved rear wheel support and pedal locating method | |
JP2012001198A (ja) | 自転車 | |
US4066290A (en) | Bicycle fairing | |
US8640935B2 (en) | Mounting assembly for child's bicycle seat | |
JP7149435B1 (ja) | カウル取り付け器具 | |
US20200130764A1 (en) | Bicycle rack assembly for a suspension fork | |
US10906605B2 (en) | Dual crown steering assembly | |
WO2009026721A1 (en) | Bicycle steering assembly | |
JP5639957B2 (ja) | 鞍乗型車両用灯火器支持装置 | |
EP4227197A2 (en) | Bicycle frame with cantilevered seatmast and seatpost securing assembly | |
JP2017065667A (ja) | スクリーン装置及び車両 | |
US11919593B2 (en) | Saddle-ride type vehicle | |
JP2016041531A (ja) | 乗り物の部材取付構造 | |
GB2615729A (en) | A bicycle frame mounting device | |
US10640168B2 (en) | Split handlebar for a bicycle | |
JP6734188B2 (ja) | 自転車用フレームおよびこれを備えた自転車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7149435 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |