JP7148417B2 - ブローバイガス還流装置 - Google Patents
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Description
クランクケースからのブローバイガスをヘッドカバーの内部を通して吸気通路に導くように構成され、
ブローバイガスからオイルを捕捉して除去するオイルセパレータが前記ヘッドカバーの内部に取付けられ、
捕捉されたオイルを排出するオイル落し部が前記オイルセパレータから下方に突設されるとともに、前記オイル落し部の下端に、オイルの下方移動は許容し、かつ、上方移動は阻止する逆止弁が設けられ、
前記逆止弁は、前記オイル落し部の底壁に流路及び弁装着用孔が形成されるとともに、前記底壁の下面を座面とするアンブレラ弁で構成され、
前記アンブレラ弁は、前記下面に当接される傘部分と、前記傘部分から上方に延びて前記弁装着用孔に差し込まれる支軸部分とを備えるとともに、前記傘部分から下方に延びて前記オイル落とし部の下方に形成されるオイル溜り部に達する誘導突起を備えていることを特徴とする。
CCV(クランクケースベンチレーション)でもあるブローバイガス還流装置Bは、図1(A)に示されるように、ヘッドカバー上壁5Aの下側に収容されるオイルセパレータSを有している。オイルセパレータSの平面視形状は、図4に示されるように、ヘッドカバー上壁5Aの上方突出形状に合せてその内側にピッタリと内装できるように、略横向きT字状に形成されている。オイルセパレータSの前後及び右側のそれぞれに、ヘッドカバー5の内側にボルト止め装着するための挿通孔24が形成されている。
(1)オイルセパレータSをボックス形状として、ヘッドカバー5の内部に隙間を伴って収容してあるから、外気温が直接にオイルセパレータSに及ぶことがなく、寒冷時でも冷え難いが得られる。
(2)従来では、ヘッドカバーから外装オイルセパレータへの外部配管が必要であったが、本発明ではその外部配管を省略することができる。
(3)オイルセパレータSがヘッドカバー5に内蔵されているので、エンジンとしての外観に現れる部分で、部品を組付けることがなく、組付け性がよい。
(4)オイル落し部12の下端に逆止弁V(アンブレラ弁13)が装備されているので、オイルセパレータSから排出されたオイルや動弁機構38などによって飛散されたオイルが、オイル落し部12内へ逆流することがなく、より円滑なオイル排出が行える。
オイル落し部12に装備される逆止弁Vは、アンブレラ弁13のほか、ボール式やポペット式など、他の構造のものでもよい。
8 ガス出口部
10 セパレータ入口
11 セパレータ出口
12 オイル落し部
12a 弁装着用孔
13 アンブレラ弁
13A 傘部分
13B 支軸部分
13C 誘導突起
14 ヘッドカバー内部側開口
25 底壁
25a 下面(座面)
26 流路
27 オイル溜り部
36 フィルタ
38 動弁機構
39 隙間部分
A 吸気通路
S オイルセパレータ
V 逆止弁
Claims (5)
- クランクケースからのブローバイガスをヘッドカバーの内部を通して吸気通路に導くように構成され、
ブローバイガスからオイルを捕捉して除去するオイルセパレータが前記ヘッドカバーの内部に取付けられ、
捕捉されたオイルを排出するオイル落し部が前記オイルセパレータから下方に突設されるとともに、前記オイル落し部の下端に、オイルの下方移動は許容し、かつ、上方移動は阻止する逆止弁が設けられ、
前記逆止弁は、前記オイル落し部の底壁に流路及び弁装着用孔が形成されるとともに、前記底壁の下面を座面とするアンブレラ弁で構成され、
前記アンブレラ弁は、前記下面に当接される傘部分と、前記傘部分から上方に延びて前記弁装着用孔に差し込まれる支軸部分とを備えるとともに、前記傘部分から下方に延びて前記オイル落とし部の下方に形成されるオイル溜り部に達する誘導突起を備えているブローバイガス還流装置。 - 前記オイル落し部は、前記ヘッドカバーの内側に設けられている動弁機構の隙間部分に向けて突設されている請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
- 前記オイルセパレータは、ブローバイガスを導入するセパレータ入口と、フィルタと、前記オイル落し部と、ブローバイガスを排出するセパレータ出口とを備えている請求項1又は2に記載のブローバイガス還流装置。
- 前記ヘッドカバーに前記ブローバイガスの出口であるガス出口部が形成され、前記ガス出口部のヘッドカバー内部側開口に前記オイルセパレータのセパレータ出口が重ねられている請求項1~3の何れか一項に記載のブローバイガス還流装置。
- 前記オイルセパレータは、前記ヘッドカバーに着脱可能にボルト止めされている請求項1~4の何れか一項に記載のブローバイガス還流装置。
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JP2020112091A JP2020112091A (ja) | 2020-07-27 |
JP7148417B2 true JP7148417B2 (ja) | 2022-10-05 |
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Family Applications (1)
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Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JP2011047353A (ja) | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Toyota Boshoku Corp | オイルミストセパレータ |
JP2012036802A (ja) | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Toyota Motor Corp | オイルセパレータの配設構造 |
JP2012241551A (ja) | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関のオイルセパレータ |
JP2016223340A (ja) | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 和興フィルタテクノロジー株式会社 | オイル分離装置 |
JP2017002837A (ja) | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 株式会社クボタ | エンジン |
-
2019
- 2019-01-11 JP JP2019003378A patent/JP7148417B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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