JP7147418B2 - 液体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターのような、液体をヘッドユニットからワークに噴射させて所定の処理を行う液体処理装置に関する。
所定のワークに液体を噴射する処理を行う液体処理装置として、例えばインクジェット式プリンターにおいては、微量のインク(液体)を印字対象に噴射するヘッドユニットが用いられる。ワークが所定の搬送方向に搬送され、ヘッドユニットが前記搬送方向と直交する走査方向に往復移動されながらインクを噴射すると、ワーク上に文字や画像が形成される。
特許文献1には、上記のインクジェット式プリンターが開示されている。このプリンターは、ヘッドユニットが搭載されるキャリッジを備える。キャリッジは、ワークに対してインクを噴射するヘッドユニットの噴射処理の実行時において、走査方向に往復移動される。更に、キャリッジは、上下方向に昇降可能に構成されている。キャリッジは、ヘッドユニットがワークの厚みに応じた高さ位置となるように上下方向に昇降されることにより、上下方向の位置が設定される。キャリッジの上下方向の位置の設定後に、キャリッジの移動に伴ってヘッドユニットが走査方向に往復移動されながらインクを噴射することにより、ワーク上に画像が形成される。
特開2005-67105号公報
ヘッドユニットの噴射処理の実行時において、搬送方向に搬送されたワークに波打ち等が発生し、ワークにおけるインクが噴射される噴射面に波打ち等に起因した凹凸が生じる場合がある。ワークに波打ち等に起因した凹凸が生じた状態でキャリッジが走査方向に往復移動された場合、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が、走査方向で一定とはならない。このような場合には、ワークに対して高精度な処理を施すことができず、ワーク上に形成された画像の品質が低下する虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ワークに対して高精度な処理を施すことが可能な液体処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る液体処理装置は、所定のワークを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたワークに上方から液体を噴射する噴射処理を実行するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットが搭載される搭載部を有し、前記搬送方向と直交するワークの幅方向と平行な走査方向に沿って往復移動可能なキャリッジと、前記走査方向に沿って延び、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドし、前記噴射処理の実行時における前記キャリッジの移動範囲となる噴射処理領域が設定されたキャリッジガイドと、前記キャリッジを前記走査方向に往復移動させる移動機構と、前記ヘッドユニットが搭載された前記搭載部を上下方向に昇降させる昇降機構と、前記ヘッドユニットに対するメンテナンス処理を実行するメンテナンス機構と、前記移動機構を制御する移動制御部と、前記昇降機構を制御する昇降制御部とを含む制御装置と、を備える。前記キャリッジガイドには、前記メンテナンス処理が実行される領域として、前記噴射処理領域に対して前記走査方向の一方側に隣接したメンテナンス領域が設定されている。前記移動制御部は、前記搬送部によってワークが搬送されたときに、前記キャリッジを前記噴射処理領域内で前記走査方向に往復移動させる噴射時移動制御を実行し、前記ヘッドユニットによる前記噴射処理の休止時において、前記キャリッジを前記メンテナンス領域内で前記走査方向に移動させるメンテナンス時移動制御を実行する。前記昇降制御部は、前記キャリッジが前記噴射処理領域内で往復移動しているときに、前記ヘッドユニットとワークとの間の前記上下方向に沿った距離が前記噴射処理領域の全域にわたって所定の基準範囲内に収まるように、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる噴射時昇降制御を実行し、前記キャリッジが前記メンテナンス領域内で移動しているときに、前記メンテナンス機構による前記ヘッドユニットに対する前記メンテナンス処理の実行が可能となるように、前記搭載部を前記上下方向に昇降させるメンテナンス時昇降制御を実行する。
この液体処理装置によれば、ヘッドユニットが搭載されるキャリッジにおいて、走査方向への往復移動は移動制御部によって制御され、上下方向への昇降は昇降制御部によって制御される。移動制御部は、搬送部によってワークが搬送されたときに、キャリッジを噴射処理領域内で走査方向に往復移動させる噴射時移動制御を実行する。昇降制御部は、キャリッジが噴射処理領域内で往復移動しているときに、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が噴射処理領域の全域にわたって所定の基準範囲内に収まるように、搭載部を上下方向に昇降させる噴射時昇降制御を実行する。これにより、搬送部により搬送されたワークに波打ち等に起因した凹凸が生じた状態でキャリッジが走査方向に往復移動された場合であっても、搭載部の上下方向への昇降動作に伴ってヘッドユニットが昇降され、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が噴射処理領域の全域にわたって所定の基準範囲内とされる。このため、液体処理装置は、ワークに対して高精度な処理を施すことが可能となる。
また、搬送部により搬送されたワーク上に異物等が付着している場合がある。このようにワーク上に異物等の付着が発生していると、キャリッジが噴射処理領域内で往復移動しているときに、ヘッドユニットがワーク上の異物等と接触して損傷してしまう虞がある。昇降制御部の噴射時昇降制御においては、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が所定の基準範囲内とされるので、キャリッジの走査方向への往復移動時にワーク上において異物等の付着が発生している部分を通過するときには、搭載部が上昇されることになる。これにより、ヘッドユニットのワーク上の異物等との接触を回避することができ、ヘッドユニットの損傷を防止することができる。
また、ヘッドユニットによる噴射処理の休止時において、昇降制御部は、キャリッジがメンテナンス領域内で移動しているときに、搭載部を上下方向に昇降させるメンテナンス時昇降制御を実行する。これにより、メンテナンス機構によるヘッドユニットに対するメンテナンス処理の実行が可能となる。
上記の液体処理装置において、前記昇降機構は、ステッピングモーターと、前記ステッピングモーターのローターに連結されると共に前記搭載部と係合し、前記ローターと一体的に回転することにより、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる昇降部材と、を含む構成であってもよい。そして、前記昇降制御部は、パルス状の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記制御信号が入力される毎に、前記ローターを所定のステップ角だけ回転させる駆動信号を生成する駆動信号生成部と、を有する。
この態様では、ヘッドユニットが搭載された搭載部の上下方向への昇降時の昇降量は、ステッピングモーターのローターの回転時におけるステップ角に基づき調整可能となる。これにより、搭載部の昇降量、すなわちヘッドユニットの昇降量をローターのステップ角に基づき高精度に調整することができる。
上記の液体処理装置は、前記搭載部に配置され、前記ヘッドユニットと前記搬送部により搬送されたワークとの間の前記上下方向に沿った距離に応じた信号を出力する検知センサを、更に備える構成であってもよい。そして、前記昇降制御部は、前記噴射時昇降制御において、前記検知センサから出力された信号に基づいて、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる。
この態様では、キャリッジが噴射処理領域内で往復移動しているときに、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が、検知センサにより検知される。昇降制御部は、検知センサからの出力信号に基づき、ヘッドユニットが搭載された搭載部を上下方向に昇降させることができる。
上記の液体処理装置において、前記検知センサは、前記搭載部における前記走査方向の両端部にそれぞれ配置されている。
この態様では、キャリッジが噴射処理領域内で走査方向の一方側へ移動しているときに、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が、搭載部における走査方向一方側端部に配置された検知センサにより検知される。同様に、キャリッジが噴射処理領域内で走査方向の他方側へ移動しているときに、ヘッドユニットとワークとの間の上下方向に沿った距離が、搭載部における走査方向他方側端部に配置された検知センサにより検知される。昇降制御部は、搭載部における走査方向の両端部にそれぞれ配置された各検知センサからの出力信号に基づいて、ヘッドユニットが搭載された搭載部を上下方向に昇降させることができる。
上記の液体処理装置において、前記メンテナンス機構は、前記メンテナンス領域内の前記走査方向の一方側の端部に設定されたパージ位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記ヘッドユニットに加圧された液体を送り出すパージ処理を実行するパージ機構と、前記メンテナンス領域内で前記パージ位置に対して前記走査方向の他方側に離れたクリーニング位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記パージ処理後の前記ヘッドユニットを清掃するクリーニング処理を実行するクリーニング機構と、前記メンテナンス領域内で前記クリーニング位置に対して前記走査方向の他方側に離れたキャップ位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記クリーニング処理後の前記ヘッドユニットにキャップを被せるキャップ処理を実行するキャップ機構と、を含む。前記移動制御部は、前記メンテナンス時移動制御において、前記キャリッジが前記パージ位置、前記クリーニング位置、及び前記キャップ位置の順に配置されるように、当該キャリッジを前記メンテナンス領域内で移動させる。前記昇降制御部は、前記メンテナンス時昇降制御において、前記キャリッジが前記パージ位置、前記クリーニング位置、及び前記キャップ位置に配置される毎に、前記搭載部を順次下降させる。
この態様では、昇降制御部は、メンテナンス領域内を走査方向に移動するキャリッジがパージ位置、クリーニング位置、及びキャップ位置に配置される毎に、搭載部を順次下降させる。これにより、パージ処理、クリーニング処理及びキャップ処理を含むヘッドユニットに対するメンテナンス処理が、パージ位置、クリーニング位置及びキャップ位置の各位置において適切に実行される。
本発明によれば、ワークに対して高精度な処理を施すことが可能な液体処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の断面図である。 アウターカバーを取り外した状態の画像形成装置の正面図である。 アウターカバーを取り外した状態の画像形成装置の一部を拡大して示す斜視図である。 画像形成装置に備えられるキャリッジの全体斜視図である。 キャリッジの側面図である。 キャリッジの背面図である。 画像形成装置の断面図であって、昇降機構を示す図である。 画像形成装置の断面図であって、昇降機構を示す図である。 昇降機構の昇降駆動モーターを概略的に示す図である。 検知センサを示す図である。 検知センサのアクチュエータの側面図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 ヘッドユニットによる噴射処理時におけるキャリッジの移動の様子を概略的に示す図である。 第1メンテナンスエリアにおけるキャリッジの動作を示す正面図であって、パージ処理の実行時における動作を示す図である。 第1メンテナンスエリアにおけるキャリッジの動作を示す正面図であって、クリーニング処理の実行時における動作を示す図である。 第1メンテナンスエリアにおけるキャリッジの動作を示す正面図であって、キャップ処理の実行時における動作を示す図である。
[画像形成装置の全体構成]
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。まず、本発明に係る液体処理装置が適用されるインクジェット式プリンターとしての画像形成装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、画像形成装置1の断面図である。図3は、アウターカバー102を取り外した状態の画像形成装置1の正面図であり、図4は、アウターカバー102を取り外した状態の画像形成装置1の一部を拡大して示す斜視図である。なお、図1~図4、後出の図において、前後、左右、上下の方向表示を付しているが、これは説明の便宜のためであり、何ら方向の限定を企図したものではない。
画像形成装置1は、各種サイズの紙シートや樹脂シート、或いは布生地などの各種ワークWに、インクジェット方式で印字、印画などの印刷処理を行う画像形成装置であって、とりわけ大サイズ且つ長尺のワークWに対する印刷処理に好適な画像形成装置である。画像形成装置1は、キャスター付きのベースフレーム101と、このベースフレーム101に載置され、前記印刷処理(画像形成処理)を実行する装置本体11とを含む。
装置本体11は、ワーク搬送路12、搬送ローラー13、複数のピンチローラーユニット14及びキャリッジ2を含む。ワーク搬送路12は、印刷処理の施されるワークWを、後方側から装置本体11へ搬入し、前方側から搬出するための、前後方向に延びる搬送路である。搬送ローラー13は、左右方向に延び、ワーク搬送路12のワークWを間欠送りする駆動力を発生するローラーである。換言すれば、搬送ローラー13は、左右方向に延びる所定の軸心回りに回転され、ワークWがヘッドユニット21(画像形成部)に対向する画像形成位置を通過するように、ワークWを前方向(所定の搬送方向)に搬送する搬送部である。ピンチローラーユニット14は、搬送ローラー13に対して上方から対向するように配置され、搬送ローラー13と搬送ニップ部を形成するピンチローラー140を備えている。ピンチローラーユニット14は、搬送ローラー13に沿った左右方向に所定間隔を置いて複数個配置されている。
キャリッジ2は、ワークWに対して印刷処理を行うユニットが搭載され、ベースフレーム101上において、ワークWの搬送方向と直交するワークWの幅方向と平行な走査方向(左右方向)に沿って往復移動が可能な移動体である。ベースフレーム101の上方側には、キャリッジ2の前記往復移動をガイドするガイドレール15Hを備えたキャリッジガイド15が、走査方向に沿った左右方向に延在するように配設されている。キャリッジガイド15には、タイミングベルト16Aが左右方向に周回移動が可能に組み付けられている。キャリッジ2は、タイミングベルト16Aに対する固定部を有し、移動駆動モーター16B(後記の図13)の駆動によるタイミングベルト16Aの正転又は逆転の前記周回移動に伴って、前記ガイドレール15Hに案内されつつ、左右方向(走査方向)に移動する。タイミングベルト16Aと移動駆動モーター16Bとは、キャリッジ2を左右方向(走査方向)に往復移動させる移動機構16を構成する。
前記印刷処理は、搬送ローラー13及びピンチローラーユニット14がワークWを間欠送りし、ワークWの停止中にキャリッジ2が左右方向に移動して当該ワークWを印画走査するという態様で実行される。なお、ワーク搬送路12において、キャリッジ2の通過経路の下方には、ワークWを吸引する機能が付設されたプラテン121(図2,4)が配置されている。すなわち、当該プラテン121にワークWに対する画像形成位置が配置されている。前記印刷処理時には、ワークWがプラテン121に吸着された状態で、キャリッジ2が印画走査を実行する。
装置本体11は、アウターカバー102によって覆われている。アウターカバー102の右方側の領域には、サイドステーション103が配置されている。サイドステーション103の内部には、印刷処理用のインク(所定の液体)を貯留するインクカートリッジ(不図示)を保持する、不動のインクカートリッジ棚17が収容されている。
サイドステーション103の前方部分は、キャリッジ2の退避空間となる第1退避エリア104である。図3に示すように、ベースフレーム101には、ワーク搬送路12に応じた間隔を左右方向に置いて、左フレーム105及び右フレーム106が立設されている。作業領域で区分すると、これら左右フレーム105,106間の領域が、前記印刷処理の実行時におけるキャリッジ2の移動範囲となる印刷エリアP(噴射処理領域)とされている。
キャリッジガイド15は、印刷エリアPよりも長い左右幅を有しており、キャリッジ2は印刷エリアPの右外側及び左外側まで移動可能である。キャリッジガイド15の右端側(走査方向の一方端部側)、つまり印刷エリアPに対して右方側(走査方向の一方側)に隣接した領域は、第1メンテナンスエリアM1(第1メンテナンス領域)である。また、キャリッジガイド15の左端側(走査方向の他方端部側)、つまり印刷エリアPに対して左方側(走査方向の他方側)に隣接した領域は、第2メンテナンスエリアM2(第2メンテナンス領域)である。前記印刷処理の休止時において、キャリッジ2は第1メンテナンスエリアM1又は第2メンテナンスエリアM2に退避する。前記印刷処理の休止時に、キャリッジ2が第1メンテナンスエリアM1に配置された状態において、後述するパージ処理、クリーニング処理及びキャップ処理を含むメンテナンス処理が実行される。また、前記印刷処理の休止時に、キャリッジ2が第2メンテナンスエリアM2に配置された状態において、ユーザーによる画像形成装置1のメンテナンスが行われる。
ベースフレーム101の後方側には、印刷処理対象のワークWの巻回体である送り出しロールWaを収容する送り出し部107が備えられている。送り出し部107は、テンションローラー109Aで所定の張力をワークWに付与しつつ、当該ワークWを送り出す。また、ベースフレーム101の前方側には、印刷処理後のワークWの巻回体である巻き取りロールWbを収容する巻き取り部108が備えられている。巻き取り部108は、巻き取りロールWbの巻回軸を回転駆動する図略の駆動源を備え、テンションローラー109Bで所定の張力をワークWに付与しつつ、当該ワークWを巻き取る。
図4に示すように、キャリッジ2には、搬送ローラー13により搬送されたワークWに上方からインク(液体)を噴射する噴射処理(印刷処理)を実行して画像を形成するヘッドユニット21と、インクカートリッジからヘッドユニット21へインクを供給する液体供給ユニット3とが搭載されている。図4では、2台のヘッドユニット21と、8台の液体供給ユニット3とがキャリッジ2に搭載されている例を示している。すなわち、1台のヘッドユニット21当たり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各インクを供給するために、4台の液体供給ユニット3が装備されている。キャリッジ2は、キャリッジガイド15に沿って左右方向に往復移動する。なお、各液体供給ユニット3に異なる色のインクが充填され、2台のヘッドユニット21から最大8色のインクが噴射される態様でもよい。
[キャリッジの構成]
図5は、画像形成装置1に備えられるキャリッジ2の全体斜視図である。図6はキャリッジ2の側面図であり、図7はキャリッジ2の背面図である。図8及び図9は、画像形成装置1の断面図であって、昇降機構60を示す図である。図10は、昇降機構60の昇降駆動モーター61を概略的に示す図である。
キャリッジ2は、ヘッドユニット21を保持するヘッド保持体としてのキャリッジフレーム20を備える。キャリッジフレーム20は、最も下方に位置する下段フレーム201と、下段フレーム201の上方に間隔を置いて配置された上段フレーム202と、上段フレーム202の上面に組み付けられたラック203と、上段フレーム202の後方面に取り付けられた背面フレーム204とを含む。
下段フレーム201は、キャリッジフレーム20においてヘッドユニット21が搭載される搭載部を構成する。下段フレーム201と上段フレーム202とは、上下方向に延びる連結支柱205によって連結されている。背面フレーム204には、上下方向に延びるガイド支柱206が備えられている。背面フレーム204には、下段フレーム201及び上段フレーム202の連結体を、ワークWの搬送方向及び走査方向と直交する上下方向に昇降させる昇降機構60が搭載されている。
図8及び図9に示すように、昇降機構60は、昇降駆動モーター61と、昇降駆動モーター61から下方に延びてネジ部を有する駆動シャフト62と、下段フレーム201に取り付けられたナット部63とを含む。昇降駆動モーター61は、ヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201と、その下段フレーム201と連結支柱205を介して連結された上段フレーム202との連結体を、上下方向に昇降させる駆動源である。昇降駆動モーター61は、ステッピングモーターにより構成されており、図10に示すように、ローター611とステーター612とを含む。駆動シャフト62は、その一端部が昇降駆動モーター61のローター611に連結されると共に、他端部に設けられたネジ部において下段フレーム201のナット部63と係合している。駆動シャフト62は、昇降駆動モーター61のローター611と一体的に正転又は逆転の両方向に回転することにより、ナット部63を介して係合された下段フレーム201を上下方向に昇降させる昇降部材である。昇降駆動モーター61の正転又は逆転の回転駆動に伴って駆動シャフト62が回転することにより、下段フレーム201及び上段フレーム202の連結体は、ガイド支柱206でガイドされつつ、上下方向へ昇降(移動)することができる。
下段フレーム201には、上述の如く、ヘッドユニット21が搭載されている。下段フレーム201及び上段フレーム202の連結体は上記の通り上下方向に昇降可能であるので、ワークWに対するヘッドユニット21の上下方向の高さ位置が調整可能である。
上段フレーム202には、液体供給ユニット3が搭載されている。8台の液体供給ユニット3は、ラック203内において左右方向に整列された態様で、上段フレーム202に支持されている。図5に示すように、液体供給ユニット3は、タンク部31及びポンプ部32を備えた本体部30を備える。タンク部31は、負圧環境下でヘッドユニット21に供給されるインクを一時的に貯留する空間を形成する領域である。ポンプ部32は、前記負圧環境の形成のための減圧処理、並びに、ヘッドユニット21の清浄化のための後記のパージ処理の際に稼働されるパージ機構としての機能を果たす領域である。また、背面フレーム204には、タイミングベルト16Aへの固定部等が具備されている。
昇降機構60の昇降駆動モーター61は、前述したように、ステッピングモーターにより構成されており、ローター611とステーター612とを含む(図10)。ローター611は、N極とS極とを有する永久磁石である。ステーター612は、A相コイル613Aが巻回されたA相磁極613と、B相コイル614Aが巻回されたB相磁極614と、/A相コイル615Aが巻回された/A相磁極615と、/B相コイル616Aが巻回された/B相磁極616とを備える。B相磁極614は、A相磁極613の位置からローター611が90度回転した位置にある。/A相磁極615は、B相磁極614の位置からローター611が90度回転した位置にある。/B相磁極616は、/A相磁極615の位置からローター611が90度回転した位置にある。
昇降駆動モーター61においては、A相コイル613Aを流れる駆動電流によって、A相磁極613が励磁される。B相コイル614Aを流れる駆動電流によって、B相磁極614が励磁される。/A相コイル615Aを流れる駆動電流によって、/A相磁極615が励磁される。/B相コイル616Aを流れる駆動電流によって、/B相磁極616が励磁される。A相コイル613Aと、/A相コイル615Aとは、A相コイル613Aに流れる駆動電流と、/A相コイル615Aに流れる駆動電流とが逆向きになるように接続されている。B相コイル614Aと、/B相コイル616Aとは、B相コイル614Aに流れる駆動電流と、/B相コイル616Aに流れる駆動電流とが逆向きになるように接続されている。
昇降駆動モーター61においては、A相コイル613A、B相コイル614A、/A相コイル615A、及び/B相コイル616Aに流れる駆動電流を制御することにより、ローター611が正転又は逆転の両方向に回転する。ローター611が回転すると、その回転と一体的に駆動シャフト62が回転する。駆動シャフト62が回転すると、その駆動シャフト62のネジ部と螺合するナット部63が取り付けられた下段フレーム201が、上下方向に昇降する。
[キャリッジの走査方向の位置を検知する機構について]
画像形成装置1は、タイミングベルト16Aの正転又は逆転の周回移動に伴って走査方向(左右方向)に往復移動するキャリッジ2の位置を検知する機構として、キャリッジ位置検知機構10を備えている(図6及び図7参照)。キャリッジ位置検知機構10は、エンコーダシート10Eと、位置検知センサ10Sとを含んで構成される。
エンコーダシート10Eは、走査方向(左右方向)に沿って直線状に延びるように、キャリッジガイド15に取り付けられている。エンコーダシート10Eは、右端部に固設された第1取付部H1と、左端部に固設された第2取付部H2と、第2取付部H2にばね部材S1を介して連結された第3取付部H3とを有している。第1取付部H1がキャリッジガイド15に設定された第1メンテナンスエリアM1内の所定位置に固定され、第3取付部H3が第2メンテナンスエリアM2内の所定位置に固定されている。これにより、エンコーダシート10Eは、第1メンテナンスエリアM1から第2メンテナンスエリアM2に渡って張架するように、キャリッジガイド15に取り付けられる。なお、エンコーダシート10Eの中央下端部分は、キャリッジガイド15に固定された複数の支持部材H4によって支持されている。
図7に示すように、エンコーダシート10Eは、光透過部E11と遮光部E12とが左右方向に交互に配置された縞パターンを有する。光透過部E11は、位置検知センサ10Sの発光部L1から受光部R1への光の透過を許容する。遮光部E12は、発光部L1から受光部R1への光の透過を規制する。
位置検知センサ10Sは、キャリッジ2の背面フレーム204に取り付けられたセンサである。位置検知センサ10Sは、エンコーダシート10Eの上端部分を挟んで対向配置される発光部L1と受光部R1とを有する透過型のフォトセンサである。以下では、透過型のフォトセンサをPI(Photo-interrupter)センサと称する。PIセンサからなる位置検知センサ10Sを備えたキャリッジ位置検知機構10においては、走査方向(左右方向)に往復移動するキャリッジ2の位置は、位置検知センサ10Sがエンコーダシート10Eの光透過部E11及び遮光部E12を通過することに基づき検知することができる。位置検知センサ10Sがエンコーダシート10Eの光透過部E11を通過すると位置検知センサ10SからHigh信号が出力される。一方、位置検知センサ10Sがエンコーダシート10Eの遮光部E12を通過すると位置検知センサ10SからLow信号が出力される。このHigh信号又はLow信号をカウントすることにより、キャリッジ2の移動距離が算出可能であり、これにより走査方向(左右方向)に往復移動するキャリッジ2の位置を検知することができる。
[ヘッドユニットとワークとの間の距離を検知する機構について]
画像形成装置1は、ヘッドユニット21と搬送ローラー13により搬送されたワークWとの間の上下方向に沿った距離を検知する機構として、検知センサ50A,50Bを備えている(図5参照)。検知センサ50A,50Bは、ヘッドユニット21と共に昇降可能なように、キャリッジ2の下段フレーム201に配置されている。本実施形態では、検知センサ50A,50Bは、キャリッジ2の下段フレーム201における走査方向(左右方向)の両端部にそれぞれ配置されている。以下では、下段フレーム201における左端部に配置された検知センサを「第1検知センサ50A」と称し、下段フレーム201における右端部に配置された検知センサを「第2検知センサ50B」と称する。
第1及び第2検知センサ50A,50Bは、ヘッドユニット21と搬送ローラー13により搬送されたワークWとの間の上下方向に沿った距離に応じた信号を出力する。また、第1及び第2検知センサ50A,50Bは、ワークW上に異物等が付着していた場合には当該異物等を検知する機能も有する。第1及び第2検知センサ50A,50Bの構造について、図11及び図12を参照して説明する。第1及び第2検知センサ50A,50Bは、本体部500と、検知部501と、アクチュエータ502と、を有する。
本体部500は、第1及び第2検知センサ50A,50Bの各部材を支持する。本体部500は、下段フレーム201に固定されている。
検知部501は、本体部500の下方に配置される。検知部501は、アクチュエータ502の軸部502A回りの揺動角度に応じて、異なるパルス信号を出力する。検知部501は、発光部501Aと、受光部501Bと、を有する。発光部501Aと受光部501Bとの間には、図11に示すように、アクチュエータ502の遮光部502Cが配置される。発光部501Aは、不図示の検出光を出射する。受光部501Bは、発光部501Aから出射された検出光を受光する。
アクチュエータ502は、検知部501に揺動可能に支持されている。アクチュエータ502は、軸部502Aと、接触部502Bと、遮光部502Cと、を有する。軸部502Aは、検知部501の下端部に前後方向(水平方向)に延びると共に回動可能に支持されており、アクチュエータ502の揺動における支点となる。接触部502Bは、軸部502Aから前方且つ下方に延びている。接触部502Bは、検知部501(ヘッドユニット21)の上下方向への昇降に伴って、ワークWに当接可能な湾曲した先端部を有する。遮光部502Cは、軸部502Aに対して接触部502Bと反対側に配置されており、図12に示すように、扇形形状を有する。遮光部502Cには、所定の角度で開口された細長状のスリット502Dが複数配置されている。当該複数のスリット502Dは、アクチュエータ502の軸部502A回りの揺動における径方向に沿って延びている。図12では、検知部501において出射される出射光の位置がスポット501Sで図示されている。接触部502Bの先端部(湾曲部)がワークWに当接し、アクチュエータ502が図12の矢印方向に揺動すると、アクチュエータ502の揺動角度に応じた数のスリット502Dがスポット501Sにおいて検出光を透過する。この結果、アクチュエータ502の揺動角度に応じたパルス信号が第1及び第2検知センサ50A,50Bから出力される。
なお、上記では、第1及び第2検知センサ50A,50Bが検知部501とアクチュエータ502とを含む構成について説明したが、第1及び第2検知センサ50A,50Bは、レーザ変位計などのように距離を測定可能な他のセンサからなるものでもよい。
[画像形成装置の制御系について]
次に、画像形成装置1の制御系の構成について、図13のブロック図を参照して説明する。画像形成装置1は、制御装置70を備える。制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等から構成されている。制御装置70は、CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、キャリッジ2を走査方向(左右方向)に移動させる駆動源となる移動駆動モーター16Bを制御すると共に、キャリッジ2においてヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201を上下方向に昇降させる駆動源となる昇降駆動モーター61を制御する。制御装置70は、図13に示すように、移動制御部71と、昇降制御部72とを含む。
移動制御部71は、制御装置70において移動駆動モーター16Bを制御する処理領域である。移動制御部71は、移動駆動モーター16Bの駆動を制御することにより、タイミングベルト16Aを周回移動させてキャリッジ2を走査方向(左右方向)に往復移動させる。移動制御部71は、キャリッジ2の走査方向(左右方向)の位置を検知する位置検知センサ10Sの検知結果に基づいて、キャリッジ2を往復移動させる。移動制御部71は、搬送ローラー13によってワークWがプラテン121上に搬送されたときに、キャリッジ2を印刷エリアP内で走査方向(左右方向)に往復移動させる噴射時移動制御を実行する。
昇降制御部72は、制御装置70において昇降駆動モーター61を制御する処理領域である。昇降制御部72は、昇降駆動モーター61の駆動を制御することにより、昇降駆動モーター61のローター611と回転一体に連結された駆動シャフト62を回転させて、キャリッジ2においてヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201を上下方向に昇降させる。昇降制御部72は、キャリッジ2が印刷エリアP内で往復移動しているときに、下段フレーム201を上下方向に昇降させる噴射時昇降制御を実行する。昇降制御部72は、噴射時昇降制御において、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が印刷エリアPの全域にわたって所定の基準範囲内に収まるように、下段フレーム201を上下方向に昇降させる。昇降制御部72は、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が印刷エリアPの全域にわたって、前記基準範囲内の所定の基準値で一定となるように、下段フレーム201を上下方向に昇降させることが望ましい。
本実施形態では、キャリッジ2が印刷エリアP内で往復移動しているときに、ヘッドユニット21と搬送ローラー13により搬送されたワークWとの間の上下方向に沿った距離が、第1及び第2検知センサ50A,50Bにより検知される。昇降制御部72は、第1及び第2検知センサ50A,50Bから出力された、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離に応じた信号に基づいて、下段フレーム201を上下方向に昇降させる。なお、前述したように、第1及び第2検知センサ50A,50Bは、ワークW上に異物等が付着していた場合には当該異物等を検知する機能も有している。このため、第1及び第2検知センサ50A,50Bからの出力信号が異物等を含んだ距離に応じた信号であった場合には、昇降制御部72は、ヘッドユニット21のワークW上の異物等との接触を回避するように下段フレーム201を上昇させることになる。
また、図5に示すように、下段フレーム201における左端部に第1検知センサ50Aが配置され、下段フレーム201における右端部に第2検知センサ50Bが配置されている。移動制御部71の噴射時移動制御によってキャリッジ2が印刷エリアP内で左方向へ移動しているときに、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が、第1検知センサ50Aにより検知される。同様に、移動制御部71の噴射時移動制御によってキャリッジ2が印刷エリアP内で右方向へ移動しているときに、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が、第2検知センサ50Bにより検知される。昇降制御部72は、噴射時昇降制御において、下段フレーム201における走査方向(左右方向)の両端部にそれぞれ配置された各検知センサ50A,50Bからの出力信号に基づいて、ヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201を上下方向に昇降させることができる。
昇降制御部72は、図13に示すように、制御信号生成部721と駆動信号生成部722とを含む。制御信号生成部721は、所定のパルスレートを有するパルス状の制御信号を生成する。パルスレートは、制御信号の周波数と言い換えることができる。
駆動信号生成部722は、制御信号生成部721により生成されたパルス状の制御信号が入力される毎に、ステッピングモーターからなる昇降駆動モーター61のローター611を所定のステップ角だけ回転させる駆動信号を生成する。具体的には、駆動信号生成部722は、制御信号生成部721により生成されたパルス状の制御信号に基づいて、A相コイル613A、B相コイル614A、/A相コイル615A、及び/B相コイル616Aに流れる駆動電流を駆動信号として生成する。
駆動信号生成部722により生成された駆動信号(駆動電流)が各コイルに入力されることによって、A相磁極613、B相磁極614、/A相磁極615、及び/B相磁極616が励磁される。これにより、昇降駆動モーター61のローター611が回転し、その回転と一体的に、ローター611に連結された駆動シャフト62が回転する。駆動シャフト62が回転すると、その駆動シャフト62のネジ部と螺合するナット部63が取り付けられた下段フレーム201が、上下方向に昇降する。ヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201の上下方向への昇降時の昇降量は、ステッピングモーターからなる昇降駆動モーター61のローター611の回転時におけるステップ角に基づき調整可能となる。これにより、下段フレーム201の昇降量、すなわちヘッドユニット21の昇降量をローター611のステップ角に基づき高精度に調整することができる。
以上説明したように、ヘッドユニット21が搭載されるキャリッジ2において、走査方向(左右方向)への往復移動は移動制御部71によって制御され、上下方向への昇降は昇降制御部72によって制御される。図14に示すように、移動制御部71は、搬送ローラー13によってワークWがプラテン121上に搬送されたときに、移動駆動モーター16Bの駆動を制御してタイミングベルト16Aを周回移動させることにより、キャリッジ2を印刷エリアP内で左右方向に往復移動させる噴射時移動制御を実行する。
昇降制御部72は、キャリッジ2が印刷エリアP内で往復移動しているときに、昇降駆動モーター61の駆動を制御して駆動シャフト62を回転させることにより、下段フレーム201を上下方向に昇降させる噴射時昇降制御を実行する。昇降制御部72は、ヘッドユニット21のインク吐出面211とワークWとの間の上下方向に沿った距離が印刷エリアPの全域にわたって所定の基準範囲内に収まるように、下段フレーム201を上下方向に昇降させる。これにより、搬送ローラー13によりプラテン121上に搬送されたワークWに波打ち等に起因した凹凸WE1が生じた状態でキャリッジ2が左右方向に往復移動された場合であっても、下段フレーム201の上下方向への昇降動作に伴ってヘッドユニット21が昇降され、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が印刷エリアPの全域にわたって所定の基準範囲内とされる。このため、画像形成装置1は、ワークWに対して高精度な印刷処理(ヘッドユニット21による噴射処理)を施すことが可能となる。
また、搬送ローラー13によりプラテン121上に搬送されたワークWに異物等の付着物WE2が付着している場合がある。このようにワークW上に異物等の付着物WE2の付着が発生していると、キャリッジ2が印刷エリアP内で往復移動しているときに、ヘッドユニット21がワークW上の異物等の付着物WE2と接触して損傷してしまう虞がある。昇降制御部72の噴射時昇降制御においては、ヘッドユニット21とワークWとの間の上下方向に沿った距離が所定の基準範囲内とされる。このため、キャリッジ2の左右方向への往復移動時にワークW上において付着物WE2の付着が発生している部分を通過するときには、下段フレーム201が上昇されることになる。これにより、ヘッドユニット21のワークW上の付着物WE2との接触を回避することができ、ヘッドユニット21の損傷を防止することができる。
[メンテナンス機構について]
図15は、第1メンテナンスエリアM1におけるキャリッジ2の動作を示す正面図であって、パージ処理の実行時における動作を示す図である。図16は、第1メンテナンスエリアM1におけるキャリッジ2の動作を示す正面図であって、クリーニング処理の実行時における動作を示す図である。図17は、第1メンテナンスエリアM1におけるキャリッジ2の動作を示す正面図であって、キャップ処理の実行時における動作を示す図である。
前述したように、キャリッジガイド15において、印刷エリアPに対して右方側(走査方向の一方側)に隣接した領域には、第1メンテナンスエリアM1が設定されている。印刷処理の休止時(ヘッドユニット21による噴射処理の休止時)において、キャリッジ2は、第1メンテナンスエリアM1に退避する。画像形成装置1は、キャリッジ2が第1メンテナンスエリアM1に配置された状態において、ヘッドユニット21に対するメンテナンス処理を実行するメンテナンス機構として、パージ処理を実行するポンプ部32(パージ機構、図5)と、クリーニング処理を実行するクリーニング機構10Aと、キャップ処理を実行するキャップ機構10Bと、を含む。
第1メンテナンスエリアM1には、キャリッジ2の走査方向の右方端の位置を規制するエンドフレーム18が設置されている。エンドフレーム18は、上下方向に延びる平板からなるフレームである。第1メンテナンスエリアM1内には、走査方向の一方側の端部(右端部)に、ポンプ部32によるパージ処理が実行されるパージ位置が設定されている。また、第1メンテナンスエリアM1内には、そのパージ位置に対して走査方向の他方側(左方側)に離れた位置に、クリーニング機構10Aによるクリーニング処理が実行されるクリーニング位置が設定されている。更に、第1メンテナンスエリアM1内には、そのクリーニング位置に対して走査方向の他方側(左方側)に離れた位置に、キャップ機構10Bによるキャップ処理が実行されるキャップ位置が設定されている。
印刷処理の休止時(ヘッドユニット21による噴射処理の休止時)において、移動制御部71は、移動駆動モーター16Bを制御し、キャリッジ2を第1メンテナンスエリアM1内で走査方向(左右方向)に移動させるメンテナンス時移動制御を実行する。具体的には、移動制御部71は、メンテナンス時移動制御において、キャリッジ2がパージ位置、クリーニング位置、及びキャップ位置の順に配置されるように、当該キャリッジ2を第1メンテナンスエリアM1内で移動させる。
そして、キャリッジ2が第1メンテナンスエリアM1内で走査方向(左右方向)に移動しているときに、昇降制御部72は、昇降駆動モーター61を制御し、ヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201を上下方向に昇降させるメンテナンス時昇降制御を実行する。昇降制御部72は、ポンプ部32、クリーニング機構10A及びキャップ機構10Bを含むメンテナンス機構によるヘッドユニット21に対するメンテナンス処理(パージ処理、クリーニング処理、キャップ処理)の実行が可能となるように、下段フレーム201を上下方向に昇降させる。具体的には、昇降制御部72は、メンテナンス時昇降制御において、キャリッジ2がパージ位置、クリーニング位置、及びキャップ位置に配置される毎に、下段フレーム201を順次下降させる。
ポンプ部32、クリーニング機構10A及びキャップ機構10Bを含むメンテナンス機構によるヘッドユニット21に対するメンテナンス処理(パージ処理、クリーニング処理、キャップ処理)について、以下に詳細に説明する。
<パージ処理について>
印刷処理の休止時(ヘッドユニット21による噴射処理の休止時)において、キャリッジ2は、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって走査方向に移動されて、第1メンテナンスエリアM1内の走査方向の一方側の端部(右端部)に設定されたパージ位置に配置される(図15)。第1メンテナンスエリアM1内の右端に位置するエンドフレーム18には、パージ機構としてのポンプ部32に駆動力を与える駆動モーター32Mが取り付けられている。ポンプ部32は、第1メンテナンスエリアM1内のパージ位置にキャリッジ2が配置された状態において、駆動モーター32Mの駆動力によって、ヘッドユニット21に加圧されたインクを送り出すパージ処理を実行する。なお、パージ位置には、パージ処理の実行時にヘッドユニット21から吐出されるインク滴を回収可能なインク受け部ISが配置されている。
<クリーニング処理について>
パージ処理の実行後において、キャリッジ2は、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって走査方向に移動される。具体的には、キャリッジ2は、タイミングベルト16Aの周回移動に伴ってキャリッジガイド15に沿って左方向に、第1メンテナンスエリアM1内のクリーニング位置に向かって移動される。この移動によってキャリッジ2は、駆動モーター32Mが取り付けられているエンドフレーム18からは離間する。
クリーニング機構10Aは、第1メンテナンスエリアM1内のクリーニング位置にキャリッジ2が配置された状態において(図16)、パージ処理後のヘッドユニット21を清掃するクリーニング処理を実行する。クリーニング機構10Aは、クリーニング処理の実行において、パージ処理後のヘッドユニット21におけるインク吐出面211(液体噴射面)を清掃する。
クリーニング機構10Aは、ホルダ部10A1と、そのホルダ部10A1に保持されるクリーニング部材10A2とを含む。クリーニング機構10Aにおいては、クリーニング部材10A2がヘッドユニット21のインク吐出面211に当接することにより、当該インク吐出面211を清掃する。本実施形態では、クリーニング機構10Aによるクリーニング処理の実行時において、キャリッジ2は、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって左方側(走査方向の他方側)へ移動する。つまり、クリーニング機構10Aは、クリーニング位置に固定的に配置され、キャリッジ2の左方側への移動に伴って移動するヘッドユニット21のインク吐出面211にクリーニング部材10A2が当接することにより、当該インク吐出面211を清掃する。
パージ処理の実行後において、キャリッジ2は、エンドフレーム18から離間した状態となるまで、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって左方向に移動される。その後、昇降制御部72のメンテナンス時昇降制御によって、キャリッジ2においてヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201が下方側へ下降される。この状態で、キャリッジ2は、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によってクリーニング位置に向かって左方側へ移動される。このキャリッジ2の移動に伴って移動するヘッドユニット21のインク吐出面211にクリーニング部材10A2が当接することにより、当該インク吐出面211を清掃する。このように、キャリッジ2の移動によって、ヘッドユニット21に対するクリーニング処理を施すことができる。このため、クリーニング機構10Aを駆動させる構造が不要であり、装置構成を簡素化することができる。
<キャップ処理について>
クリーニング処理の実行後において、キャリッジ2は、移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって走査方向に移動される。具体的には、キャリッジ2は、タイミングベルト16Aの周回移動に伴ってキャリッジガイド15に沿って更に左方向に、第1メンテナンスエリアM1内のキャップ位置に向かって移動される。
キャップ機構10Bは、第1メンテナンスエリアM1内のキャップ位置にキャリッジ2が配置された状態において(図17)、クリーニング処理後のヘッドユニット21のインク吐出面211にキャップを被せるキャップ処理を実行する。
キャップ機構10Bは、ヘッドユニット21のインク吐出面211に被せられるキャップが載置される載置台10B1と、上下方向に弾性変形可能に載置台10B1の下面に接続されるバネ部材10B2とを含む。キャップ位置に配置されたキャリッジ2においては、昇降制御部72のメンテナンス時昇降制御によってヘッドユニット21が搭載された下段フレーム201が下方側へ下降される。この下段フレーム201の下方側への下降により、ヘッドユニット21のインク吐出面211が載置台10B1に載置されたキャップに当接する。このとき、バネ部材10B2は、圧縮変形し、載置台10B1をインク吐出面211側へ付勢する。これにより、載置台10B1に載置されたキャップがインク吐出面211に被せられる。
ヘッドユニット21のインク吐出面211にキャップが被せられた状態では、一定時間内においてはインク詰まりの発生がなく、パージ処理及びクリーニング処理が不要である。このため、画像形成装置1の休止時におけるメンテナンス処理の実行後に、印刷処理を再開するときには、印刷処理への速やかな移行が可能となる。
以上説明したように、ヘッドユニット21が搭載されたキャリッジ2は、印刷エリアPに対して右方側に隣接した第1メンテナンスエリアM1への移動が可能である。ヘッドユニット21は、キャリッジ2が第1メンテナンスエリアM1内に配置された状態において、ポンプ部32によるパージ処理、クリーニング機構10Aによるクリーニング処理、並びにキャップ機構10Bによるキャップ処理が施される。
ここで、第1メンテナンスエリアM1内でのキャリッジ2の配置位置については、右端から左方側に向かって、パージ位置(図15)、クリーニング位置(図16)及びキャップ位置(図17)の順番に並んでいる。つまり、第1メンテナンスエリアM1内において、パージ位置が最も外側に位置し、キャップ位置が最も内側に位置し、クリーニング位置がその間に位置している。移動制御部71のメンテナンス時移動制御によって、キャリッジ2が第1メンテナンスエリアM1内において左方側に向かって、パージ位置、クリーニング位置及びキャップ位置を通るように移動されることにより、パージ処理、クリーニング処理及びキャップ処理を含むヘッドユニット21に対するメンテナンス処理が、適切に実行される。
また、パージ位置、クリーニング位置及びキャップ位置は、第1メンテナンスエリアM1内に集約して設定されている。このため、パージ処理、クリーニング処理及びキャップ処理を含むヘッドユニット21に対するメンテナンス処理の実行時において、キャリッジ2の移動範囲は、第1メンテナンスエリアM1内に限定される。この結果、メンテナンス処理の実行時におけるキャリッジ2の移動距離を短くすることができ、メンテナンス処理の所要時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、前述したように、キャリッジ2において、ヘッドユニット21が搭載される下段フレーム201は、キャリッジ2の走査方向となる左右方向と直交する上下方向に昇降可能に構成されている。昇降制御部72のメンテナンス時昇降制御によって下段フレーム201が上下方向に昇降されることにより、ヘッドユニット21の高さ位置は、キャリッジ2がパージ位置、クリーニング位置及びキャップ位置に配置される毎に、順次低くなるように調整される。具体的には、ヘッドユニット21のインク吐出面211の高さ位置は、キャリッジ2がパージ位置に配置された状態の高さ位置H1(図15)が最も高く、クリーニング位置に配置された状態の高さ位置H2(図16)、キャップ位置に配置された状態の高さ位置H3(図17)の順に、低くなるように調整される。これにより、パージ処理、クリーニング処理及びキャップ処理を含むヘッドユニット21に対するメンテナンス処理が、より適切に実行される。
1 画像形成装置(液体処理装置)
10A クリーニング機構
10B キャップ機構
13 搬送ローラー(搬送部)
15 キャリッジガイド
16 移動機構
16A タイミングベルト
16B 移動駆動モーター
2 キャリッジ
20 キャリッジフレーム
201 下段フレーム(搭載部)
21 ヘッドユニット
3 液体供給ユニット
30 本体部
31 タンク部
32 ポンプ部(パージ機構)
50A,50B 検知センサ
60 昇降機構
61 昇降駆動モーター(ステッピングモーター)
611 ローター
612 ステーター
62 駆動シャフト(昇降部材)
63 ナット部
70 制御装置
71 移動制御部
72 昇降制御部
721 制御信号生成部
722 駆動信号生成部
P 印刷エリア(噴射処理領域)
M1 第1メンテナンスエリア(メンテナンス領域)

Claims (5)

  1. 所定のワークを搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送されたワークに上方から液体を噴射する噴射処理を実行するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットが搭載される搭載部を有し、前記搬送方向と直交するワークの幅方向と平行な走査方向に沿って往復移動可能なキャリッジと、
    前記走査方向に沿って延び、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドし、前記噴射処理の実行時における前記キャリッジの移動範囲となる噴射処理領域が設定されたキャリッジガイドと、
    前記キャリッジを前記走査方向に往復移動させる移動機構と、
    前記ヘッドユニットが搭載された前記搭載部を上下方向に昇降させる昇降機構と、
    前記ヘッドユニットに対するメンテナンス処理を実行するメンテナンス機構と、
    前記移動機構を制御する移動制御部と、前記昇降機構を制御する昇降制御部とを含む制御装置と、を備え、
    前記キャリッジガイドには、前記メンテナンス処理が実行される領域として、前記噴射処理領域に対して前記走査方向の一方側に隣接したメンテナンス領域が設定されており、
    前記移動制御部は、前記搬送部によってワークが搬送されたときに、前記キャリッジを前記噴射処理領域内で前記走査方向に往復移動させる噴射時移動制御を実行し、前記ヘッドユニットによる前記噴射処理の休止時において、前記キャリッジを前記メンテナンス領域内で前記走査方向に移動させるメンテナンス時移動制御を実行し、
    前記昇降制御部は、前記キャリッジが前記噴射処理領域内で往復移動しているときに、前記ヘッドユニットとワークとの間の前記上下方向に沿った距離が前記噴射処理領域の全域にわたって所定の基準範囲内に収まるように、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる噴射時昇降制御を実行し、前記キャリッジが前記メンテナンス領域内で移動しているときに、前記メンテナンス機構による前記ヘッドユニットに対する前記メンテナンス処理の実行が可能となるように、前記搭載部を前記上下方向に昇降させるメンテナンス時昇降制御を実行する、液体処理装置。
  2. 前記昇降機構は、
    ステッピングモーターと、
    前記ステッピングモーターのローターに連結されると共に前記搭載部と係合し、前記ローターと一体的に回転することにより、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる昇降部材と、を含み、
    前記昇降制御部は、
    パルス状の制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記制御信号が入力される毎に、前記ローターを所定のステップ角だけ回転させる駆動信号を生成する駆動信号生成部と、を有する、請求項1に記載の液体処理装置。
  3. 前記搭載部に配置され、前記ヘッドユニットと前記搬送部により搬送されたワークとの間の前記上下方向に沿った距離に応じた信号を出力する検知センサを、更に備え、
    前記昇降制御部は、前記噴射時昇降制御において、前記検知センサから出力された信号に基づいて、前記搭載部を前記上下方向に昇降させる、請求項1又は2に記載の液体処理装置。
  4. 前記検知センサは、前記搭載部における前記走査方向の両端部にそれぞれ配置されている、請求項3に記載の液体処理装置。
  5. 前記メンテナンス機構は、
    前記メンテナンス領域内の前記走査方向の一方側の端部に設定されたパージ位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記ヘッドユニットに加圧された液体を送り出すパージ処理を実行するパージ機構と、
    前記メンテナンス領域内で前記パージ位置に対して前記走査方向の他方側に離れたクリーニング位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記パージ処理後の前記ヘッドユニットを清掃するクリーニング処理を実行するクリーニング機構と、
    前記メンテナンス領域内で前記クリーニング位置に対して前記走査方向の他方側に離れたキャップ位置に前記キャリッジが配置された状態において、前記クリーニング処理後の前記ヘッドユニットにキャップを被せるキャップ処理を実行するキャップ機構と、を含み、
    前記移動制御部は、前記メンテナンス時移動制御において、前記キャリッジが前記パージ位置、前記クリーニング位置、及び前記キャップ位置の順に配置されるように、当該キャリッジを前記メンテナンス領域内で移動させ、
    前記昇降制御部は、前記メンテナンス時昇降制御において、前記キャリッジが前記パージ位置、前記クリーニング位置、及び前記キャップ位置に配置される毎に、前記搭載部を順次下降させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の液体処理装置。
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