JP7144854B2 - マルチポイント管理システム、プログラム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地域の大型スーパーマーケット店等の地域基幹店で償還可能な価値情報を、周辺の地域店舗群にて発行可能とするマルチポイント管理システム、プログラム及び方法に関する。
従来、小売業では、店舗に来店する顧客の囲い込みを目的として、例えば、ポイントやクーポンなどの価値情報を付与するためのポイントカードを発行しており、顧客は商品購入時にポイントカードを提示することで、カードに蓄積されたポイントサービスを受けたり、ポイントを貯めたりできるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2008-83903号公報
しかしながら、上述したポイントサービスを、一店舗が自社メディアや自社単独のポイントカードを介して展開させる場合には、導入開発費のほか、設備の運用及び保守管理のコスト、人件費などの負担が大きく、また会員数の伸びについても限界一定の限界がある。利用者側からすれば、来店頻度の少ない業種では、ポイントの特典交換までの到達点が遠く魅力が半減してしまい、そのためにカードを持ち歩こうというインセンティブが低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、導入開発費やシステム保守管理、人件費など、ポイントサービスを導入する際のコストを低減しつつ、来賓店来店頻度の少ない業種であってもポイントカードを持ち歩こうというインセンティブを高めることのできるマルチポイント管理システム、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
償還可能店で償還可能な価値情報を記録、管理及び運用するポイント管理サーバーと、
償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と、
を備え、価値情報を、償還可能店以外の発行可能店舗にて発行可能とするマルチポイント管理システムであって発行可能店舗において、カード媒体からカード識別情報を取得するサービス提供装置と、サービス提供装置に設けられ、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額に応じて所定の価値情報を発行する発行処理部と、カード識別情報と、発行処理部によって発行された価値情報とを関連付けて価値情報発行履歴として記録する発行履歴記録部と、決済処理装置による決済処理に係る商品又はサービスに対して発行された価値情報に関する特典情報と、価値情報又は特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを関連付けて連携情報として、ポイント管理サーバーにおいて記憶する連携情報記憶部とを備える。
また、本発明は、償還可能店で償還可能な価値情報を記録、管理及び運用するポイント管理サーバーと、
前記償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と、
を備えるマルチポイント管理システムを用い、前記価値情報を、償還可能店以外の発行可能店舗にて発行可能とするマルチポイント管理方法であって、
(1)償還可能店において、決済処理装置が、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理ステップと、
(2)発行可能店舗において、カード媒体からカード識別情報をサービス提供装置が取得するとともに、サービス提供装置において、発行処理部が、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額に応じて所定の価値情報を発行する発行処理ステップと
(3)発行履歴記録部が、カード識別情報と、発行処理部によって発行された価値情報とを関連付けて価値情報発行履歴として記録する発行履歴記録ステップと
(4)決済処理に係る商品又はサービスに対して発行された価値情報に関する特典情報と、価値情報又は特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを、関連付けて連携情報として連携情報記憶部が記憶する連携情報記憶ステップと、
(5)発行可能店舗において、サービス提供装置が、カード媒体からカード識別情報を取得し、取得されたカード識別情報に紐付けられた連携情報に基づいて利用可能な特典情報を選択可能に出力するサービス提供ステップと、
を含み、
発行処理ステップにおいて発行処理部は、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定の価値情報を発行する
上記発明において、サービス提供装置は、カードの読み取り方式に応じてカード識別情報を取得する複数種のリーダー部と、複数種のリーダー部をユーザー操作に応じて選択する選択部とをさらに備え、選択部を通じて選択されたリーダー部を介して、カード媒体からカード識別情報を取得することが好ましい。
上記発明において、発行処理部は、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスを特定する情報の入力をさらに受け付け、入力された商品又はサービスに紐付けられた特典情報に応じて、発行する価値情報を変更する機能を有することが好ましい。
なお、上述した本発明に係るシステムや方法は、所定の言語で記述された本発明のプログラムをコンピューター上で実行することにより実現することができる。即ち、本発明のプログラムを、携帯端末装置やスマートフォン、ウェアラブル端末、モバイルPCその他の情報処理端末、パーソナルコンピューターやサーバーコンピューター等の汎用コンピューターのICチップ、メモリ装置にインストールし、CPU上で実行することにより、上述した各機能を有するシステムを構築して、本発明に係る方法を実施することができる。
また、本発明のプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、また、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録することにより、スタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。この記録媒体として、具体的には、フレキシブルディスクやカセットテープ等の磁気記録媒体、若しくはCD-ROMやDVD-ROM等の光ディスクの他、RAMカードなど、種々の記録媒体に記録することができる。そして、このプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピューターや専用コンピューターを用いて、上述したシステム及び方法を簡便に実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
以上述べたように、この発明によれば、スーパーマーケットなど各地域で中心となる基幹店舗が発行するポイントを、周囲の店舗でも発行可能とすることによって、ポイントカードの魅力を増大させ、来店頻度の少ない業種であってもポイントカードを持ち歩こうというインセンティブを高めることができる。周囲の店舗にて発行されたポイント数に応じてその店舗に対し課金をし、徴収された課金を基幹店舗にキックバックすることによって、ポイントサービスを導入・運用・保守に要するコストを軽減することができる。
実施形態に係る地域還元型ポイントサービスの概要を示す説明図である。 実施形態に係るポイント管理システムの全体構成を示す概念図である。 実施形態に係るサービス提供装置の外観を示す斜視図である。 実施形態に係るサービス提供装置の内部構造を示すブロック図である。 実施形態に係る店舗管理サーバー及びPOSレジ装置の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る自社ポイント管理サーバーの内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係るポイント管理システムにおける各装置間でのデータ処理を示すブロック図である。 実施形態に係る地域基幹店9におけるポイント償還時の動作を示すフロー図である。 実施形態に係る地域基幹店9におけるポイント付与時の動作を示すフロー図である。 実施形態に係る地域店舗8における動作を示すフロー図である。 実施形態に係るポイント管理システムにおけるサービス提供装置5の画面構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るマルチポイント管理システムの実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、地域還元型ポイントサービスに本発明に係るマルチポイント管理システムを適用する場合を例に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(地域還元型ポイントサービスの概要)
図1に本実施形態に係る地域還元型ポイントサービスの概要を示す。この地域還元型ポイントサービスは、大型スーパーマーケット店等の地域基幹店9が発行するポイントカード6を、周辺の地域店舗8においても利用可能とすることで、ポイント原資を地域の中で循環させ地域全体のメリットを増大させるものである。具体的には、本発明のマルチポイント管理システムSを特定の地域内に普及させ、地域基幹店9をポイントの償還可能店として、この地域基幹店9で償還可能な価値情報であるポイントを、償還可能店以外の地域店舗8を発行可能店舗として地域店舗8にて発行可能とする。本実施形態では、インターネット上にWebサイトやメールマガジン配信システム等のプラットフォームメディア40を集客及びパーソナルプロモーションメディアとして配置する。
このプラットフォームメディア40には地域基幹店9及び地域店舗8が加盟店として登録されており、地域基幹店9のカード会員の他、プラットフォームメディア40に会員登録した利用客Csは、スマートフォン3等の情報処理端末でプラットフォームメディア40にアクセスすることにより、地域基幹店9や地域店舗8に関する店舗情報が閲覧でき、各店舗に関する情報をはじめ、各利用客が保有するポイントに関する情報や、クーポンや割引等の特典情報を配信する。例えば、プラットフォームメディア40を通じて各加盟店(地域基幹店9及び地域店舗8)のチラシやキャンペーン情報等の加盟店案内が全利用客Csに向けて配信され、地域基幹店9のカード会員を含むプラットフォームメディア40の会員ユーザーを加盟店に集客する。
この際、普段、地域店舗8を利用しない地域基幹店9のカード会員であっても、地域店舗8でも地域基幹店9が発行するポイントの付与を受けられるメリットがあるため地域店舗8を利用するインセンティブが生じることから、地域店舗8への送客効果が期待できる。
また、プラットフォームメディア40を通じて、レコメンド情報の配信やクーポン発行等によるターゲティングなどの販促掲載やキャンペーンをパーソナルプロモーションとして実施することによりさらなる集客効果を増大させ、クーポンや割引サービスキャンペーン、割り増しポイント贈呈などの特典を、地域店舗8への来店時にポイントカード6を通じて提供することにより、地域店舗8への送客効果も増大させることができる。
(マルチポイント管理システムの全体構成)
図2にマルチポイント管理システムSの全体構成を示す。本実施形態に係るマルチポイント管理システムSは、地域基幹店9において商品を購入又はサービスの提供を受ける利用客Csに対して発行され地域基幹店9で償還可能な価値情報であるポイントを、地域基幹店9以外の地域店舗8でも発行可能とする機能を有するシステムである。なお、本実施形態において「価値情報」とは、商品の販売又はサービスの提供に対して付加価値を有する計数可能な情報であって、ポイントや引換券、割引券(本実施形態における買物券)、回数券、及び入場券等の電子クーポン情報等が含まれる。
地域基幹店9は、例えば、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、飲食店等、商品の販売やサービスの提供を行う施設であり、POSレジ装置70aが配置され、店員Opがレジ等の決済作業を担当している。この地域基幹店9では、ポイントカードを発行しているとともに、商品の会計の際に、個々の商品の表面に貼られたバーコードを読み取り、このバーコードを通じて購入に係る商品の商品名や販売価格をPOSレジ装置70aに入力するとともに、ポイントカード6の識別情報を読み取ることによって、どの来店客が、いつ、何をいくらで購入したかが記録されるようになっている。さらに、この地域基幹店9では、紙媒体や電子データを通じて「買物券」と呼ばれるクーポンを発行しており、このクーポンを来店客が会計の際に提示することにより、そのクーポンを特定する識別子をコード化したバーコードを、POSレジ装置70aに読み取らせることで、当該バーコードで特定された買物券の額による割引サービス、商品引換サービス等を提供している。
一方、地域店舗8は、例えば、地域基幹店9周辺で、小売り販売や飲食の提供等のサービスを行う店舗群であり、店員Opがレジ等の決済作業を担当している。この地域店舗8には、サービス提供装置5と、POSレジ装置70aとが配置され、ポイントカード6の利用が可能であり、会計の際にサービス提供装置5に対して支払代金を入力することで、金額に応じたポイントの付与が可能となっている。
そして、マルチポイント管理システムSは、通信ネットワーク4上に、加盟店(地域基幹店9及び地域店舗8)における各利用客の購入履歴に応じて発行されるポイントを管理するポイント管理サーバー1と、地域基幹店9に対して決済処理サービスを提供する店舗管理サーバー2とが分散配置されている。なお、本実施形態では、サーバーを単一の装置としていたが、本発明はこれに限定するものではなく、機能別にサーバー装置を設けて複数のサーバー装置で構成させてもよい。
また、マルチポイント管理システムSでは、地域基幹店9にPOSレジ装置70aが設けられており、来店客は地域基幹店9が発行しているポイントが利用可能なポイントカード6を所有している。ポイントカード6はPOSレジ装置70aに備えられたバーコードリーダー7aや磁気カードリーダー7bで読み取りが可能なカードであり、このポイントは、店舗管理サーバー2を通じてポイント管理サーバー1によって記録され、管理・運用されている。さらに、ポイントカード6には、地域店舗8に設置されたサービス提供装置5との間でデータの受け渡しが可能となっており、本実施形態では、カード媒体の表面に当該カードの識別情報がコード化されたバーコードが印刷され、このバーコードをサービス提供装置5のバーコードリーダーで読み取ることによっても当該カードの識別情報がサービス提供装置5側で取得されるようになっている。なお、このポイントカード6とサービス提供装置5との間におけるデータの受け渡しは、NFC(Near field communication)等の近距離無線通信で行うようにしてもよい。
通信ネットワーク4は、通信プロトコルTCP/IPを用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークであり、この通信ネットワークには、10BASE-Tや100BASE-TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークのLANの他、各種IP網が含まれる。また、通信ネットワーク4には、有線接続やWifi通信を介しての接続が可能であり、例えば、店舗内に設置したWifiルーターや無線LANルーターなどをアクセスポイントとして、これらと無線通信が可能な端末装置を接続することができる。
ポイント管理サーバー1は、地域基幹店9の店舗管理サーバー2、及び地域店舗8のサービス提供装置5と接続され、地域基幹店9によるポイントサービスを周辺の地域店舗8に拡張させるべくデータの連携を行うサーバー装置であり、例えば、Webサーバー及びアプリケーションサーバー、データベースサーバーなど機能を分配された複数の装置からなるサーバー群で構成することができる。なお、POSレジ装置70aは店舗管理サーバー2を通じてポイント管理サーバー1に接続可能となっている。
また、このポイント管理サーバー1は、ポイントサービスをWeb上に展開するためのプラットフォームメディアとしてのWebサーバー機能やメールマガジンの配信機能も備えており、このWebサーバー機能は、ポイントカードや加盟店案内、加盟店販促に関する情報を提供するWebサイトを管理・運用するWebサーバーであり、WWW(World Wide Web)などのドキュメントシステムにより、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルや画像ファイルから構成されるWebサイトやメールマガジンなどの情報送信を行う。
このポイント管理サーバー1の情報配信機能は、サーバーコンピューター又はその機能を持ったソフトウェアにより実現され、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じ、通信ネットワークを通じてWebサイトや電子クーポン等を配信する。また、このポイント管理サーバー1情報配信機能としては、ポイントの発行や、その利用状況の収集等を行う機能も有し、本実施形態では、ポイントに関する情報を専用のアプリケーションやブラウザソフトにより、当該バーコードのURLにアクセスすることによって提示可能としている。
店舗管理サーバー2は、例えば、地域基幹店9における商品管理や価格設定管理、販売売上げ管理、その他の経理処理を支援するサーバー装置であって、地域基幹店9に設置されたPOSレジ装置70aと接続され、POSレジ装置70aに内蔵されたデータ送信手段から通信網を通じて、地域基幹店9での商品の販売実績やポイントカードの利用履歴を収集する。
地域基幹店9に設置されたPOSレジ装置70aは、例えば汎用的なレジスター装置であり、商品の価格などを光学的に読み取り利用者の支払い代金を計算したり、金銭の管理をする機能に加えて、ポイントカードの読み取り機能を備えている。具体的にPOSレジ装置70aには、ポイントカード6等からカードの識別子(本発明の第1識別子)であるカードIDを読み取る接触式、又は非接触式のカードリーダーが接続されており、ポイントカード6等に対してポイントを発行するポイント付与手段としての機能を果たす。このPOSレジ装置70aには、POSレジ装置70aが読み取ったカードIDと、購入に係る商品の情報を関連付けて、通信ネットワーク4を通じて店舗管理サーバー2へ送信する機能を備え、紙媒体に印刷された買物券の情報(クーポンID等)を読み取るバーコードリーダー7aが接続されており、読み取った買物券の情報に応じて、自社独自の割引サービスや商品引換サービス、又は入場サービスなどを提供する。
一方、地域店舗8に設置された汎用レジ装置70bは、本マルチポイント管理システムSに直接関与する装置ではなく、単に各店舗における会計・決済処理を行う機能を有する装置であり、本マルチポイント管理システムSとは関係なく独自の会計・決済処理やポイントサービスのための機能を備えたものであってもよい。地域店舗8の店員Opは、この汎用レジ装置70bで計算した会計・決済金額をサービス提供装置5に手入力で入力することで、サービス提供装置5を通じて、地域店舗8における会計処理と本マルチポイント管理システムSによる地域還元型ポイントサービスとを連携させる。
地域店舗8に設置されたサービス提供装置5は、ポイントカード6からカード識別情報を取得し、取得されたカード識別情報に基づいてポイント管理サーバー1にポイント情報や特典情報の問い合わせを行うとともに、入力された決済代金に応じたポイントの付与処理を実行する専用装置である。このサービス提供装置5は、POSレジ装置70aの脇など、利用客Csと店員Opの両者が操作できる位置に配置され、無線LANや有線等を通じて通信ネットワーク4に接続されている。
ポイントカード6は、利用客Csが所持し、ポイントを蓄積するためのカード媒体であり、本実施形態では地域基幹店9及び地域店舗8で利用可能なカードである。そして、このポイントカード6内には、カード固有であって、カードを識別する識別情報であるカードIDが記録されている。このカードIDを記録する手法としては、カードIDをコード化したバーコード6aを媒体表面に印刷したり、磁気部の他、ICチップや、RFIDのように、非接触通信によりデータの読み出し書き込みが行えるような記録部を設けるなどが挙げられる。
(各装置の内部構成)
次いで、各装置の内部構成について説明する。図3は、本実施形態に係るサービス提供装置5の外観を示す斜視図であり、図4は、本実施形態に係るサービス提供装置5の内部構造を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
(1)サービス提供装置5の構成
図3及び図4に本実施形態にかかるサービス提供装置5の外観及び内部構成を示す。サービス提供装置5は、主としてポイントカード6のカード識別情報を取得するとともに、取得したカード識別情報に基づくポイント情報や、特典情報(キャンペーンやクーポンその他の加盟店販促情報)をタッチパネル51cに表示させる専用装置であり、会計時に入力された決済金額の入力を受け付け、入力された決済金額に応じたポイントを付与する機能も備えている。
サービス提供装置5には、ポイントカード6の表面に表示されたバーコード6aを読み取ることによって、そのカードID等の識別情報を取得する読取手段としてバーコードリーダー部515を備えている。また、サービス提供装置5は、カードIDに紐付けられたポイント数や特典情報を表示するタッチパネル51cを備えている。
このようなサービス提供装置5の具体的な構成は、図3に示すように、ポイントカード6を挿入可能な所定容積の読取空間5dを有する筐体であり、タッチパネル51cを上面に備えた本体5aと、本体5aを水平に且つ所定の高さ位置に支持する支持部5bと、支持部5bを垂直に保持すべく本体5aの下方において水平に配置される平板状の基台部5cとから概略構成される。本体5aの下面、すなわち読取空間5d内上部には、読取空間5d内部に挿入されたポイントカード6のバーコード6aと対向するように、バーコードリーダー部515が下方に向けて保持されている。
本実施形態において、バーコードリーダー部515は、例えば、レーザー光を往復させて投光することによりカード媒体上のバーコードを照射し、その反射光をCCDセンサーが受光することで、バーコードの情報を読み取るリーダー装置となっている。バーコードリーダー部515には、バーコードから反射された反射光を集光レンズで受光し、受光された反射光を電気信号に変換し、CCDセンサーによって変換された電気信号がCPU等の制御部によって処理され、デジタルデータに変換される。本体5aの上面には、タッチパネル51cが配置され、ユーザーに対する操作ガイドや、ポイントの残高、特典情報等が表示されるとともに、利用したい特典情報を選択するなどのユーザー操作を受け付ける。
また、サービス提供装置5は、バーコードリーダーとは異なる読み取り方式の各種リーダー装置が接続される。図3に示した例では、磁気リーダー516がUSBケーブル516aを介して接続されている。この他のリーダー装置としては、例えばNFC等の非接触通信などによりポイントカード6側のRFタグ等から情報を読み取るためのリーダー装置を接続することもできる。
そして、内部構成としては図4に示すように、サービス提供装置5には、制御部524と、通信インターフェース521と、メモリ523と、入力インターフェース513と、出力インターフェース512とが備えられている。
通信インターフェース521は、データ通信を行うための通信インターフェースであり、無線等による非接触通信や、ケーブル,アダプタ手段等により接触(有線)通信をする機能を備えている。また、通信インターフェース521として、NFCやWifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信を行う機能を設けて、ポイントカード6の識別子を非接触で取得する受信するようにしてもよい。本実施形態において、通信インターフェース521は、店舗管理サーバー2から当該ポイントカード6に関するポイント情報や特典情報を受信するとともに、読み取ったバーコードの情報や、当該バーコードに基づき表示された特典情報に対する操作情報を店舗管理サーバー2に送信する。
メモリ523は、ファームウェアやOS(Operating System)、アプリケーション、その他のデータ等などを記憶する記憶装置である。入力インターフェース513は、タッチパネル51cのタッチセンサー513aなどユーザー操作を入力するデバイスであり、出力インターフェース512は、ディスプレイである表示部512aやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。
制御部524は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって種々の処理を実行する。本実施形態において、制御部524には、価値情報管理部524aと、駆動制御部524bとが仮想的に構築される。
価値情報管理部524aは、ポイントに関する情報をポイント管理サーバー1に対して問い合わせたり、それに対する応答(ポイントの残高やポイントに紐付けられた特典情報等)を表示部512aに表示させる機能全体を制御するモジュールであり、例えば、店舗管理サーバー2との間でデータを送受し、店舗管理サーバー2から受信した情報に基づいてポイント残高や特典情報を表示部512aに表示させる。具体的に、価値情報管理部524aは、発行可能店舗である地域店舗8において、ポイントカード6からカード識別情報を取得し、取得されたカード識別情報に紐付けられた連携情報に基づいて利用可能な特典情報を選択可能に出力する。
また、この価値情報管理部524aは、発行処理部524cと、発行履歴記録部524dとを有している。発行処理部524cは、地域店舗8において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を、入力インターフェース513を通じて受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定のポイントを発行するモジュールである。発行履歴記録部524dは、カード識別情報と、発行処理部524cによって発行されたポイントとを関連付けて価値情報発行履歴として記録するモジュールであり、この価値情報発行履歴はメモリ523に蓄積されるとともに、通信インターフェース521を通じてポイント管理サーバー1に送信され、ポイント管理サーバー1のサービス提供装置制御部122を通じて、連携情報データベース132に蓄積される。
また、発行処理部524cは、発行可能店舗である地域店舗8において購入した商品又は利用したサービスを特定する情報の入力をさらに受け付け、入力された商品又はサービスに紐付けられた特典情報に応じて、発行するポイント数を変更する機能を有する。詳述すると、カードIDには、ポイント管理サーバー1において連携情報と紐付けられており、カード識別情報によりポイントカードが特定されると、そのポイントカードに紐付けられた連携情報が読み出され、連携情報に含まれるポイント情報及び特典情報が抽出され、これらの連携情報がサービス提供装置5の発行処理部524cに返信される。
この連携情報に基づいてサービス提供装置5では、当該ポイントカードに貯められたポイント残高が表示されるとともに、そのポイントに紐付けられた利用可能な特典情報が表示部512aに選択可能に表示される。この利用可能な特典情報とは、地域店舗8の属性や、その地域店舗8で購入した商品又は提供されたサービスの属性に応じて利用可能となるクーポンや割引サービスであり、ユーザーが地域基幹店9において購入した商品・サービスに紐付けられて各ユーザーに付与され、付与された特典のうち、当該地域店舗8で購入した商品やサービスの種別等の条件が合致した場合に利用可能となる。利用可能となった特典は、タッチパネル51cを通じて入力されたユーザーの選択操作に基づいて消費される。この特典の消費形態としては、例えば、その地域店舗8での割引サービスや、贈呈されるポイント数が割り増されたりなどが挙げられる。
駆動制御部524bは、サービス提供装置5内の各機能の動作を制御するモジュールであり、各種リーダー装置を駆動させて、ポイントカード6に記録されたカード識別子を取得する機能を備える。具体的に駆動制御部524bは、リーダー選択部524eを有している。詳述すると、サービス提供装置5には、ポイントカード6に記録されたカードID等の識別情報を取得する読取手段が複数種備えられており、リーダー選択部524eは、複数種の読み取り手段(磁気リーダー516、バーコードリーダー部515、非接触無線通信部517)をユーザー操作に応じて選択するモジュールであり、価値情報管理部524aは、リーダー選択部524eを通じて選択された読取手段を介して、ポイントカード6からカード識別情報を取得する。
(2)店舗管理サーバー2及びPOSレジ装置70aの内部構成
次いで、地域基幹店9に設置される店舗管理サーバー2及びPOSレジ装置70aの構成について説明する。図5に本実施形態にかかるPOSレジ装置70a及び店舗管理サーバー2の内部構成を示す。
POSレジ装置70aは通信ネットワーク4を通じて店舗管理サーバー2に接続されており、POSレジ装置70aにおける来店客の決済処理及びポイント処理の他、買物券等のクーポンに関する処理が、店舗管理サーバー2との連携により実行される。なお、店舗管理サーバー2は、地域基幹店9内に設置しても翼、地域基幹店9の外部に設置するものであってもよい。
図5に示すように、店舗管理サーバー2は、通信インターフェース21と、制御部22と、自社カード情報データベース23と、商品情報データベース24と、会計情報データベース25とを備えている。
通信インターフェース21は、通信ネットワーク4を通じて、POSレジ装置70aやその他のサーバー装置との間でデータの送受信を行う通信インターフェースである。この通信インターフェース21を通じて、例えば、POSレジ装置70aから決済に係るカードIDや購入した商品に関する情報を取得し、これらの情報を他のサーバー装置に送信したり、ポイント情報をPOSレジ装置75に返信したりする。
制御部22は、CPU(Central Processing Unit.)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、各部の動作制御など種々の処理を行っている。そして、本実施形態では、会計処理部221及びポイント処理部222が構築される。
会計処理部221は、POSレジ装置70aにおいて実行された決済処理を集計し、決済処理の履歴である会計情報として会計情報データベース25に蓄積するとともに、各顧客のポイントの利用履歴を自社カード情報データベース23に蓄積するモジュールである。また、日ごとの閉店後に実行されるバッチ処理も、この会計処理部221で実行される。このバッチ処理では、その日に実行された決済処理を集計し、その日の販売実績、売上、買物券等のクーポンの利用履歴などを集計し、会計情報は会計情報データベース25に蓄積する。
ポイント処理部222は、ポイントの発行や利用に関する処理を実行するモジュールである。来店客が商品購入の決済に際し、ポイントを貯める場合には自社カード情報データベース23に蓄積されたカードIDに紐付けられたポイント残高に購入代金に応じたポイントを加算し、ポイントの利用をする場合には自社カード情報データベース23に蓄積されたポイント残高から利用ポイント数分を減算する。また、ポイント処理部222は、同図(b)に示すように、外部ポイントカードサービスと連携を行うモジュールとして償還処理部222aと、連携情報管理部222bと、購買履歴解析部222cとを備えている。
償還処理部222aは、POSレジ装置70aで読み込まれたポイントカード或いは買物券のポイントカード識別情報D5に基づいて、店舗管理サーバー2に問い合わせを行い、ポイントカードに紐付けられた外部ポイントカードのカードIDを取得するモジュールである。なお、読み込まれたバーコードが買物券である場合には、サービス提供装置5側で読み込まれた広域ポイントカードの識別子と、買物券バーコードとの関連付けを行う。この関連付けられたデータは、ポイント管理サーバー1側にフィードバックされ、データベース管理部126を通じて記録され、ポイント情報D71及び特典情報D72としてマルチポイント連携処理部123に引き渡される。ここで、カードIDは、図7に示すように、POSレジ装置70aからはバーコードなどのポイントカード識別情報D5として取得される。取得されたカードIDは、連携情報管理部222b及び購買履歴解析部222cに入力される。なお、この外部ポイントカードとは、ポイントカード以外のポイントカードを指し、本実施形態では広域ポイントカードとなる。
連携情報管理部222bは、決済処理部72a若しくは会計処理部221による決済処理に係る商品又はサービスに対して発行されたポイントに関する特典情報と、ポイント情報又は特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを、関連付けて連携情報として生成して連携情報記憶部に記憶させるモジュールである。本実施形態において連携情報記憶部はポイント管理サーバー1に設けられた連携情報データベース132であり、連携情報管理部222bは、マルチポイント連携処理部123を介して、連携情報管理部222bで生成された連携情報を連携情報データベース132に記憶させる。
購買履歴解析部222cは、決済処理部72a若しくは会計処理部221による決済処理に係る商品又はサービスに対してポイントを発行する際に、決済処理に係る商品又はサービスの属性に基づいて特典発生要件テーブルを参照し、決済処理に係る商品又はサービスが特典発生要件テーブルに記載された特典発生要件を満たす場合に、その該当する特典、例えばクーポンや割引券を発行し、発行した特典に関する情報を特典情報として連携情報管理部222bに送出する。連携情報管理部222bでは、購買履歴解析部222cから送出された特典情報と、決済処理に係る商品又はサービスに対して発行されたポイントとを関連付けて連携情報を生成する。上述した特典に関する情報としては、特典の名称、特典ID、使用期限、特典適用条件が含まれ、特典適用条件としては、特典を利用できる店舗属性、対象となる商品・サービスなどが含まれる。
上記自社カード情報データベース23は、発行されたポイントカードのカードIDに、カードの利用者を識別する顧客ID、利用者の購入履歴情報(購入した商品、店舗情報、決済金額、決済日時等)、ポイント情報(ポイント残高、ポイントの利用履歴等)、当該顧客の個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、年齢など)、及び発行された特典に関する情報など、顧客に関する情報を関連付けて蓄積するデータベースである。商品情報データベース24は、店舗で取り扱っている商品に関する情報を蓄積するデータベース装置であり、商品に関する情報としては、各商品の商品名、商品コード、商品属性、販売価格等が含まれる。また、商品情報データベース24は、買物券や割引券等のクーポンなどの特典を発行するための特典発生要件テーブルも蓄積されている。このクーポンに関する情報としては、各クーポンのサービス名、クーポンコード、クーポン属性、割引価格等が含まれる。なお、このクーポンの割引価格は、マイナスの値が設定されており、会計処理においてクーポンが使用されると、支払額は減算されることとなる。
特典発生要件テーブルの例を表1に示す。この特典発生要件テーブルは、特定企業の新製品販促キャンペーンといったように、特定の商品・サービス又は商品群・サービス群に関する特典が企画された際に、その特典ID、名称、種別、特典発生要件及び特典適用条件を追記するものであり、ポイントを発行する際に決済処理に係る商品又はサービスの属性に基づいて参照され、決済処理に係る商品又はサービスが特典発生要件テーブルに記載された特典発生要件を満たす場合に、その該当する特典、例えばクーポンや割引券を発行し、発行した特典に関する情報を特典情報として連携情報管理部222bに送出される。
Figure 0007144854000001
表1の例では、A社の新芽映画リールの販促キャンペーンとして特典IDD00001が登録されており、この特典の内容は、種別が加盟店に来店したときの割引サービスであり、特典発生要件がA社新銘柄ビールを発生期限内に購入した場合に一本当たり10ポイントを付与し、適用期限内に所定の飲食系の地域店舗8に来店したときには、特典が100ポイントたまるごとに所定金額の割引サービスを受けることができる。他の例としては、B社のドリンクを羞悪定数料購入した場合にはスポーツジム系の地域店舗8に来店した際に通常の2倍の数量のポイントが付与されたり、C社のパンを地域基幹店9で購入した場合に所定の雑貨店に来店したときに商品のプレゼントが贈られたりなどがある。
なお、地域店舗8において割引や商品プレゼントなどの場合はその割り引いた金額や商品の代金が地域店舗8の負担となるが、付与ポイントが2倍となるなど地域店舗8側でポイントの贈呈のみが行われる特典であるときには、その贈呈されたポイントが価値情報発行履歴として発行履歴記録部524dによって記録され、その記録された価値情報発行履歴に基づいて、その贈呈されたポイント分の課金が地域店舗8に生じ、マルチポイント管理システムSが地域店舗8からポイント分の代金を徴収し、徴収された代金は手数料等が差し引かれて地域基幹店9に対して支払われる。
上記会計情報データベース25は、店舗全体における決済処理の履歴を記録するデータベース装置であり、POSレジ装置70aにおいて実行された会計処理における、決済処理実行日、購入商品、決済金額、クーポン利用履歴、購入者に関する情報等が蓄積される。なお、購入者に関する情報としては、決済時にポイントカードなどが提示され購入者を特定できる場合にはその顧客ID、購入者を特定できない場合には、年齢、性別など決済時に取得可能な情報を含めることができる。
一方、POSレジ装置70aは、来店客(顧客)が購入した商品に関する情報(商品コードや商品名、値段)を取得するとともに、取得された情報に係る商品に対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置であり、本実施形態では、通信インターフェース71と、制御部72と、メモリ73と、操作キー74とを備えている。
通信インターフェース71は、通信ネットワーク4を通じて、店舗管理サーバー2との間でデータの送受信を行う通信インターフェースである。スキャナ7a,7bは、識別情報を取得する機能を備えたリーダーライタ装置であり、本実施形態では、ポイントカード6からカードIDを読み取る、接触式、非接触式の装置などが用いられる。バーコードリーダー7aは、商品バーコード又は紙媒体に出力された買物券、又はサービス提供装置5の表示部512aに表示された買物券のバーコードを光学的に読み取る読取装置であり、これらの情報は制御部72に送信される。
メモリ73は、商品コードに商品名や値段等関連付けて記録したり、電子クーポンの情報に基づいたサービス内容を記憶するメモリ装置である。制御部72は、商品の決済を行ったり、装置全体の制御を行うCPU等の演算処理装置であり、本実施形態では、読み取った商品コードに基づいて販売価格を画面上に表示させて決済処理を実行したり、電子クーポンの情報に基づいて割り引きなどの処理を実行する。また、制御部72は、スキャナ7a,7bで読み取った電子クーポンを識別するクーポンIDと、スキャナ7a,7bが読み取ったカードIDとを関連付けて、通信ネットワーク4上へ送信する情報連結手段としての機能を有している。
制御部72は、CPU等の演算処理装置であり、メモリ73に格納されたOS(Operating System:基本ソフト)や、ファームウェア等が実行されることにより、各種の機能モジュールが仮想的に構築される。本実施形態において制御部72には、決済処理部72aと、ポイント処理部72bとが構築される。ポイント処理部72bは、サービス提供装置5のタッチパネルに表示された買物券バーコード等の価値情報を取得し、取得された買物券の金額(価値情報の値)に応じて、例えば、買物券の金額に応じて割り引くなどして、決済処理における支払額を変更する償還処理部としての機能を果たす。一方、決済処理部72aは、顧客が購入した商品の金額を合算して支払額を計算し、決済処理を実行するモジュールであり、本実施形態では、ポイント処理部72bによって変更された支払額により決済処理を実行するとともに、ポイントカードを識別する第1識別情報(ポイントカードID)と、POSレジ装置における決済処理、又はポイント処理部72bによる支払額の変更履歴(買物券利用履歴)とを関連付けて決済履歴として記録する決済履歴記録部としての機能を果たす。この決済履歴はメモリ73に一時的に保存され、定期的に或いは必要に応じて店舗管理サーバー2の会計処理部221又はポイント処理部222へ送り出され、集計されて会計情報として会計情報データベース25に蓄積される。
(3)ポイント管理サーバー1の内部構成
次いで、ポイント管理サーバー1について説明する。図6及び図7にポイント管理サーバー1の内部構成、及び店舗管理サーバー2との関係を示す。ポイント管理サーバー1は、制御部12と、記憶部13と、通信インターフェース11とを備えている。
記憶部13は、各データを蓄積するデータベース群であり、本実施形態では、コード情報データベース131と、連携情報データベース132と、顧客情報データベース133と、端末情報データベース134とを備えている。これらの各データベースは、相互にリレーションシップが張られており同期処理により情報の共有が可能となっている。
顧客情報データベース133は、ポイントカードの利用者に関する情報として、利用者を特定する顧客IDや、カードの利用履歴を蓄積するデータベースであり、顧客IDに、当該顧客の購入履歴情報、個人情報、ポイント情報、及び使用したクーポン情報(クーポンID)等が関連付けられて蓄積される。連携情報データベース132は、ポイントカードと特典情報とを関連付ける連携情報を蓄積するデータベースであり、ポイントカードのカード識別子と、特典情報の特典IDとを関連付けるとともに、これらの組み合わせに対して顧客情報を紐付けるリレーションが設定されている。コード情報データベース131は、バーコードなどコード化された情報を蓄積するデータベースであり、各種カードを識別するコードに関する情報や、買物券やその他の電子クーポンに関する情報を蓄積している。端末情報データベース134は、各店舗に設置されたサービス提供装置5に関する情報を蓄積するデータベースであり、サービス提供装置5を識別する識別情報に、店舗名や店舗の種別、店舗の位置や電話番号等の店舗情報等が関連付けて蓄積されている。
ポイント管理サーバー1の通信インターフェース11は、通信ネットワーク4を通じてサービス提供装置5や、その他のサーバーとの間でデータの送受信を行う通信インターフェースである。この通信インターフェース11を通じて、例えば、POSレジ装置70aや店舗管理サーバー2、サービス提供装置5からポイントカードに関する情報(カード識別子やカード種別等)を取得したり、サービス提供装置5で読み取られたコード情報を取得したり、店舗管理サーバー2から顧客に関する情報を取得したりする。
制御部12は、CPUやDSP等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行っている。本実施形態において、制御部12には、スキャンデータ解析部121と、サービス提供装置制御部122と、マルチポイント連携処理部123と、リアルタイム処理部124と、端末情報管理部125と、データベース管理部126とが構築される。
スキャンデータ解析部121は、サービス提供装置5で読み取られたスキャンデータD1を取得して解析するモジュールであり、スキャンデータD1を解析することにより暗号化されていたテキスト文字を平文に復号し、マルチポイント連携処理部123に入力する。サービス提供装置制御部122は、サービス提供装置5の動作を制御するモジュールであり、サービス提供装置5における操作データ、例えばポイント処理要求D2を受信したり、サービス提供装置5のタッチパネル51cに表示させる画像である、操作画面表示データD3などを送信する。この操作画面表示データD3としては、例えば図11に示すような、会計金額を入力させる入力ボックスD31や、付与されるポイントである進呈ポイントD32を表示させたり、会計金額を入力させるテンキーD34、最終確認ボタンD33表示するウィンドウW1が含まれる。また、操作画面表示データD3としては、加盟店販促用のチラシやクーポン情報、利用可能な特典情報を選択するための選択ボタンが表示されるウィンドウ等が含まれる。
マルチポイント連携処理部123は、サービス提供装置5で読み取られたポイントカードの情報から、当該カードに紐付けられた特典情報を呼び出し、双方の情報を紐付ける処理を実行するモジュールであり、特典情報抽出部123aと、価値情報利用履歴管理部123bとを備えている。特典情報抽出部123aは、スキャンデータ解析部121が解析した文字列から、その読み取られたカードのカードID、カード種別、発行元の等のカード情報D61を抽出し、そのカード情報D61に基づいて連携情報データベース132を検索し、その読み取られたカードに関する特典情報D72を取得し抽出するモジュールであり、抽出された抽出結果は、リアルタイム処理部124に渡される。
他方、価値情報利用履歴管理部123bは、利用者がポイント付与や特典を利用した履歴情報である価値情報発行履歴D62をカード情報D61とともに、記憶部13に登録するモジュールである。また、価値情報利用履歴管理部123bは、利用者が特典の利用やポイントの償還を要求した場合に、コード情報データベース131又は店舗管理サーバー2に対して、利用に係るカード情報D61に基づいて、利用する特典やポイント残高に関する情報を問い合わせ、取得された特典情報D72を、サービス提供装置制御部122を通じてサービス提供装置5に表示させる機能も備えている。
リアルタイム処理部124は、例えば、販促情報や特典情報の表示、特典の利用処理、ポイント償還処理などのように、即時性が要求される処理を実行するモジュールであり、ポイント処理部222を通じて、ポイント残高や特典情報の照会、特典の利用、ポイントの償還を受け付ける。
端末情報管理部125は、ポイント管理サーバー1による管理対象となるサービス提供装置5を管理するモジュールであり、端末情報データベース134に端末IDの登録を要求する端末登録要求D4に応じて、その端末ID及び個々の認証情報を紐付けてデータベースに登録し、これらの端末情報に基づいてセキュリティの管理を実行する。
データベース管理部126は、各モジュールからの検索要求に応じて各データベースを検索したり、指定されたデータベースの値を更新したりするモジュールである。なお、データベース管理部126は、アクセス者の各データベースに対するアクセス権限も管理しており、アクセス者の権限に応じてそのアクセスを規制する機能も備えている。
また、マルチポイント連携処理部123は、バッチ処理系のモジュールも備えており、このバッチ処理系のモジュールは、一日一回、例えば閉店後の定時に、その日一日分の決済処理の集計や、ポイントの付与処理などをまとめて実行する。例えば、バッチ処理において算出された付与すべきポイント数が付与処理情報として店舗管理サーバー2側から送信されたときには、ポイントカードのカードID(当該第2識別情報)に関連付けられたポイント数を増加させるべく、上記利用履歴(価値情報発行履歴)に基づいて、連携情報データベース132に記録されたポイント残高の値を変更する。
(マルチポイント管理方法)
以上の構成を有するマルチポイント管理システムSを動作させることによって、本発明のマルチポイント管理方法を実施することができる。図8及び図9に、地域基幹店9における動作を示し、図10に地域店舗8における動作を示す。
先ず、地域基幹店9における動作について説明する。会計処理に際し地域基幹店9のレジコーナーで店員Opが、図8に示すように、POSレジ装置70aのバーコードリーダー7aを用いて、顧客が購入しようとしている商品に付された商品コードをスキャンして、決済代金を算出する(S101)。この決済代金の算出と併せて、利用客Csは会計処理に際しポイントカード6を店員Opに提示し、店舗スタッフは、利用客Csが提示したポイントカード6をPOSレジ装置70aのバーコードリーダー7a又は磁気カードリーダー7bでスキャンする(S102)。
スキャンされたポイントカード6のカード識別子は、ポイント管理サーバー1に送信され、ポイント残高等の問い合わせが実行され(S103)、この問い合わせに応じてポイント管理サーバー1は、記憶部13を参照して当該カード識別子に関連付けられたポイントの残高を回答する(S301)。この回答を受けて、POSレジ装置75にて取得したポイント残高を表示する(S104)。
詳述すると、図7に示すように、POSレジ装置70aにてスキャンされたバーコードデータなど、読み取られたポイントカード識別情報D5が店舗管理サーバー2を通じてポイント管理サーバー1に送信され、ポイント管理サーバー1側でポイントカード6について連携情報データベース132を検索する。この検索結果に基づいて当該ポイントカードのポイント残高をPOSレジ装置70a側に回答する(S301)。このポイント残高の回答を受けて、当該地域基幹店9のPOSレジ装置75に対して、ポイント管理サーバー1側から回答されたポイント残高の表示する(S104)。この表示指示を受けて、地域基幹店9のPOSレジ装置70aは、当該ポイントの残高をタッチパネル51cに表示させる(S104)。このタッチパネル51cによるポイント残高の表示に際し、蓄積されたポイントを支払い用に償還するか否かの問い合わせも表示される(S105)。
来店客がポイントの利用、即ち蓄積されたポイントを償還して、今回の支払いに充てることを選択した場合には(S105における「Y])、サービス提供装置5のタッチパネル51cにおいて、来店客に対してポイントの利用金額の入力を促す(S106)。そして、来店客の入力操作に応じて、指定されたポイント数(金額)のポイント償還取引が、店舗管理サーバー2側で実行され(S201)、ポイント償還データがポイント管理サーバー1側に送信され、このポイント償還データを受けて、ポイント管理サーバー1側では、使用されたポイント減算処理が実行される(S302)。ステップS201のポイント償還取引が実行された後、地域基幹店9内では、入力されたポイント分の割引がなされた決済処理が実行される(S107)。
上述したステップS105において利用客Csが他社ポイントの利用を希望しなかった場合(S105における「N」)には、通常の決済処理がなされる(S109)。このステップS109における通常の決済処理では、決済金額に応じたポイントカードに対して自動的にポイントが付与される。これらの決済処理が完了した後、購入商品・サービスに関する情報及び決済履歴が店舗管理サーバー2に送信され(S108)、店舗管理サーバー2において購入商品情報及び決済履歴を記録する(S202)。
次いで、ポイントを付与する場合の処理について説明する。図9に示すように、ポイントの付与は、例えば地域基幹店9の閉店後など、定期的にバッチ処理として行われる売り上げ集計処理時に、その日に付与されたポイントをまとめて計算する(S401)。具体的には、地域基幹店9の閉店後に売り上げを集計する際、ポイントカードごと即ちカードIDごとに購買履歴を集計し、購買金額に応じて付与すべきポイント数を算出し(S501)、算出されたポイント数について該当するカードIDに対して加算処理を実行する(S502)。
このポイント付与処理の後、購買履歴の解析を行う(S503)。具体的には、決済処理部72a若しくは会計処理部221によってバッチ処理として売上集計処理が実行された際に、購買履歴解析部222cが、売上集計に含まれる各決済処理に係る商品又はサービスに対して発行されたポイントについて、決済処理に係る商品又はサービスの属性に基づいて特典発生要件テーブルを参照し、決済処理に係る商品又はサービスが特典発生要件テーブルに記載された特典発生要件を満たす場合に、その該当する特典、例えばクーポンや割引券を発行し、発行した特典に関する情報を特典情報として生成する(S504)。連携情報管理部222bは、購買履歴解析部222cが生成した特典情報と、カード媒体を識別するカード識別情報とを、関連付けて連携情報として生成して連携情報データベース132に記憶させる。
その後、このポイント管理サーバー1側におけるポイント加算処理の実行、及び特典情報を含む連携情報の生成を受けてWebサイト等における開示情報を更新する(S505)。
次に、地域店舗8における決済時における手順を説明する。図10に、本実施形態に係るシステムの地域店舗8における決済時における手順を示す。
先ず、決済金額を入力する(S601)。具体的には、地域店舗8に設置された汎用レジ装置70bにより会計・決済処理を行い、地域店舗8の店員Opは、この汎用レジ装置70bで計算した会計・決済金額をサービス提供装置5に手入力で入力する。次いで、読み取り種別(カード種別)の選択を要求し(S602)、ユーザーによるカード種別選択操作に応じて、選択された種別でスキャンを実行する(S603)。詳述すると、サービス提供装置5には、ポイントカード6に記録されたカードID等の識別情報を取得する読取手段が複数種備えられており、リーダー選択部524eは、複数種の読み取り手段(磁気リーダー516、バーコードリーダー部515、非接触無線通信部517)の選択をユーザーに対して要求する。ユーザーのカード種別を選択する操作に応じて、リーダー選択部524eは、選択された読取手段を介してポイントカード6をスキャンする(S603)。
このポイントカード6のスキャンによって取得されたカード識別情報に基づいて連携情報(ポイント・特典情報)の問い合わせを実行する(S604)。ここでは、地域店舗8に設置されたサービス提供装置5を通じて、取得されたカード識別情報に基づいてポイント管理サーバー1にポイント情報や特典情報の問い合わせを行う。具体的には、価値情報管理部524aが、ポイントに関する情報をポイント管理サーバー1に対して問い合わせる。利用可能な特典情報がある場合には(S605における「Y」)、ポイント管理サーバー1からの応答であるポイントの残高やポイントに紐付けられた特典情報等を表示部512aに選択可能に表示させる(S606)。 詳述すると、カードIDには、ポイント管理サーバー1において連携情報と紐付けられており、カード識別情報によりポイントカードが特定されると、そのポイントカードに紐付けられた連携情報が読み出され、連携情報に含まれるポイント情報及び特典情報が抽出され、これらの連携情報がサービス提供装置5の発行処理部524cに返信される。この連携情報に基づいてサービス提供装置5では、当該ポイントカードに貯められたポイント残高が表示されるとともに、そのポイントに紐付けられた利用可能な特典情報が表示部512aに選択可能に表示される。この利用可能な特典情報とは、地域店舗8の属性や、その地域店舗8で購入した商品又は提供されたサービスの属性に応じて利用可能となるクーポンや割引サービスであり、ユーザーが地域基幹店9において購入した商品・サービスに紐付けられて各ユーザーに付与され、付与された特典のうち、当該地域店舗8で購入した商品やサービスの種別等の条件が合致した場合に利用可能となる。
そして、ユーザーが特典の利用を選択した場合には、ユーザーが選択した特典で付与ポイントを算出する(S607における「Y]及びS608)。利用可能となった特典は、タッチパネル51cを通じて入力されたユーザーの選択操作に基づいて消費される。この特典の消費形態としては、例えば、その地域店舗8での割引サービスや、贈呈されるポイント数が割り増されたりなどが挙げられる。発行処理部524cは、選択された特典情報に応じて、発行するポイント数を変更する。
一方、ステップS605において利用可能な特典情報がない場合には(S605における「N」)、ポイント情報及び利用可能な特典がない旨のメッセージを出力する(S609)。利用可能な特典情報がない場合(S605における「N」)、若しくは特典情報があってもユーザーがその利用を選択しない場合(S607における「N」)には、特典を用いずに通常のレートで付与ポイントを算出し(S610)、ポイント付与処理を実行する(S611)。詳述すると、発行処理部524cが、地域店舗8において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を、入力インターフェース513を通じて受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定のポイントを発行する。併せて、発行履歴記録部524dが、カード識別情報と、発行処理部524cによって発行されたポイントとを関連付けて価値情報発行履歴として記録する。この価値情報発行履歴はメモリ523に蓄積されるとともに、通信インターフェース521を通じてポイント管理サーバー1に送信され、ポイント管理サーバー1のサービス提供装置制御部122を通じて、連携情報データベース132に蓄積される。
なお、地域店舗8において割引や商品プレゼントなどを実施した場合はその割り引いた金額や商品の代金が地域店舗8の負担となるが、付与ポイントが2倍となるなど地域店舗8側でポイントの贈呈のみが行われる特典であるときには、その贈呈されたポイントが価値情報発行履歴として発行履歴記録部524dによって記録され、その記録された価値情報発行履歴に基づいて、その贈呈されたポイント分の課金が地域店舗8に生じ、マルチポイント管理システムSが地域店舗8からポイント分の代金を徴収し、徴収された代金は手数料等が差し引かれて地域基幹店9に対して支払われる。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、スーパーマーケットなど各地域で中心となる地域基幹店9が発行するポイントを、周囲の地域店舗8でも発行可能とすることによって、ポイントカードの魅力を増大させ、来店頻度の少ない業種であってもポイントカードを持ち歩こうというインセンティブを高めることができる。また、周囲の地域店舗8にて発行されたポイント数に応じてその店舗に対し課金をし、徴収された課金を基幹店舗にキックバックすることによって、ポイントサービスを導入・運用・保守に要するコストを軽減することができる。
詳述すると、本実施形態ではプラットフォームメディア40に地域基幹店9及び地域店舗8が加盟店として登録し、地域基幹店9のカード会員の他、プラットフォームメディア40に会員登録した利用客Csは、各店舗に関する情報をはじめ、各利用客が保有するポイントに関する情報や、クーポンや割引等の特典情報の配信を受けることができる。例えば、プラットフォームメディア40を通じて各加盟店(地域基幹店9及び地域店舗8)のチラシやキャンペーン情報等の加盟店案内が全利用客Csに向けて配信され、地域基幹店9のカード会員を含むプラットフォームメディア40の会員ユーザーを加盟店に集客することができる。この際、普段、地域店舗8を利用しない地域基幹店9のカード会員であっても、地域店舗8でも地域基幹店9が発行するポイントの付与を受けられるメリットがあるため地域店舗8を利用するインセンティブが生じることから、地域店舗8への送客効果が期待できる。
また、プラットフォームメディア40を通じて、レコメンド情報の配信やクーポン発行等によるターゲティングなどの販促掲載やキャンペーンをパーソナルプロモーションとして実施することによりさらなる集客効果を増大させ、クーポンや割引サービスキャンペーン、割り増しポイント贈呈などの特典を、地域店舗8への来店時にポイントカード6を通じて提供することにより、地域店舗8への送客効果も増大させることができる。
Cs…利用客
D1…スキャンデータ
D2…ポイント処理要求
D3…操作画面表示データ
D31…入力ボックス
D32…進呈ポイント
D33…最終確認ボタン
D34…テンキー
D4…端末登録要求
D5…ポイントカード識別情報
D61…カード情報
D62…価値情報発行履歴
D71…ポイント情報
D72…特典情報
Op…店員
S…マルチポイント管理システム
W1…ウィンドウ
1…ポイント管理サーバー
2…店舗管理サーバー
3…スマートフォン
4…通信ネットワーク
5…サービス提供装置
6…ポイントカード
6a…磁気部
7a…バーコードリーダー
71…POSレジ装置
72…汎用レジ装置
7b…磁気カードリーダー
8…地域店舗
9…地域基幹店
11…通信インターフェース
12…制御部
13…記憶部
21…通信インターフェース
22…制御部
23…自社カード情報データベース
24…商品情報データベース
25…会計情報データベース
40…プラットフォームメディア
51a…表示部
51c…タッチパネル
71…通信インターフェース
72…制御部
72a…決済処理部
72b…ポイント処理部
73…メモリ
74…操作キー
75…POSレジ装置
121…スキャンデータ解析部
122…サービス提供装置制御部
123…マルチポイント連携処理部
123a…特典情報抽出部
123b…価値情報利用履歴管理部
124…リアルタイム処理部
125…端末情報管理部
126…データベース管理部
131…コード情報データベース
132…連携情報データベース
133…顧客情報データベース
134…端末情報データベース
221…会計処理部
222…ポイント処理部
222a…償還処理部
222b…連携情報管理部
222c…購買履歴解析部
512…出力インターフェース
512a…表示部
513…入力インターフェース
513a…タッチセンサー
521…通信インターフェース
523…メモリ
524…制御部
524a…価値情報管理部
524b…駆動制御部
524c…発行処理部
524d…発行履歴記録部
524e…リーダー選択部

Claims (9)

  1. 償還可能店で償還可能な価値情報を記録、管理及び運用するポイント管理サーバーと、
    前記償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と、
    を備え、前記価値情報を、前記償還可能店以外の発行可能店舗にて発行可能とするマルチポイント管理システムであって、
    前記発行可能店舗において、カード媒体からカード識別情報を取得するサービス提供装置と、
    前記サービス提供装置に設けられ、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額に応じて所定の価値情報を発行する発行処理部と、
    前記カード識別情報と、前記発行処理部によって発行された価値情報とを関連付けて価値情報発行履歴として記録する発行履歴記録部と、
    前記決済処理装置による決済処理に係る商品又はサービスに対して発行された価値情報に関する特典情報と、前記価値情報又は前記特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを関連付けて連携情報として、前記ポイント管理サーバーにおいて記憶する連携情報記憶部と
    を備え
    前記サービス提供装置は、前記発行可能店舗において、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得し、取得された前記カード識別情報に紐付けられた連携情報に基づいて利用可能な特典情報を選択可能に出力し、
    前記発行処理部は、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定の価値情報を発行する
    ことを特徴とするマルチポイント管理システム。
  2. 前記サービス提供装置は、
    カードの読み取り方式に応じて前記カード識別情報を取得する複数種のリーダー部と、
    前記複数種のリーダー部をユーザー操作に応じて選択する選択部と
    をさらに備え、
    前記選択部を通じて選択されたリーダー部を介して、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載のマルチポイント管理システム。
  3. 前記発行処理部は、前記発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスを特定する情報の入力をさらに受け付け、入力された商品又はサービスに紐付けられた特典情報に応じて、発行する価値情報を変更する機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチポイント管理システム。
  4. 償還可能店で償還可能な価値情報を記録、管理及び運用するポイント管理サーバーと、
    前記償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と、
    を備えたマルチポイント管理システムにおいて、前記価値情報を、前記償還可能店以外の発行可能店舗にて発行可能とするマルチポイント管理プログラムであって、コンピューターを、
    前記償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と、
    前記発行可能店舗において、カード媒体からカード識別情報を取得するサービス提供装置と、
    前記サービス提供装置に設けられ、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額に応じて所定の価値情報を発行する発行処理部と、
    前記カード識別情報と、前記発行処理部によって発行された価値情報とを関連付けて価値情報発行履歴として記録する発行履歴記録部
    前記決済処理に係る商品又はサービスに対して発行された価値情報に関する特典情報と、前記価値情報又は前記特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを、関連付けて連携情報として記憶する連携情報記憶部
    として機能させ
    前記サービス提供装置は、前記発行可能店舗において、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得し、取得された前記カード識別情報に紐付けられた連携情報に基づいて利用可能な特典情報を選択可能に出力し、
    前記発行処理部は、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定の価値情報を発行する
    ことを特徴とするマルチポイント管理プログラム。
  5. 前記サービス提供装置は、
    カードの読み取り方式に応じて前記カード識別情報を取得する複数種のリーダー部と、
    前記複数種のリーダー部をユーザー操作に応じて選択する選択部と
    をさらに備え、
    前記選択部を通じて選択されたリーダー部を介して、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載のマルチポイント管理プログラム。
  6. 前記発行処理部は、前記発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスを特定する情報の入力をさらに受け付け、入力された商品又はサービスに紐付けられた特典情報に応じて、発行する価値情報を変更する機能を有することを特徴とする請求項4又は5に記載のマルチポイント管理プログラム。
  7. 償還可能店で償還可能な価値情報を記録、管理及び運用するポイント管理サーバーと、
    前記償還可能店において、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理装置と
    を備えたマルチポイント管理システムを用い、前記価値情報を、前記償還可能店以外の発行可能店舗にて発行可能とするマルチポイント管理方法であって、
    前記償還可能店において、決済処理装置が、購入した商品又は利用したサービスに関する情報を取得するとともに、取得された情報に係る商品又はサービスに対する支払額を算出し決済処理を行う決済処理ステップと、
    前記発行可能店舗において、カード媒体からカード識別情報をサービス提供装置が取得するとともに、前記サービス提供装置において、発行処理部が、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額に応じて所定の価値情報を発行する発行処理ステップと
    発行履歴記録部が、前記カード識別情報と、前記発行処理部によって発行された価値情報とを関連付けて価値情報発行履歴として記録する発行履歴記録ステップと、
    前記決済処理に係る商品又はサービスに対して発行された価値情報に関する特典情報と、前記価値情報又は前記特典情報を特定するためのカード媒体を識別するカード識別情報とを、関連付けて連携情報として連携情報記憶部が記憶する連携情報記憶ステップと、
    前記発行可能店舗において、サービス提供装置が、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得し、取得された前記カード識別情報に紐付けられた連携情報に基づいて利用可能な特典情報を選択可能に出力するサービス提供ステップと、
    を含み、
    前記発行処理ステップにおいて発行処理部は、発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスに対する支払額の入力を受け付け、入力された支払額及び選択された特典情報に応じて所定の価値情報を発行する
    ことを特徴とするマルチポイント管理方法。
  8. 前記サービス提供ステップでは、
    カードの読み取り方式に応じて前記カード識別情報を取得する複数種のリーダー部をユーザー操作に応じて選択部が選択し、
    選択されたリーダー部を介して、前記カード媒体から前記カード識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載のマルチポイント管理方法。
  9. 前記発行処理ステップでは、前記発行可能店舗において購入した商品又は利用したサービスを特定する情報の入力をさらに受け付け、入力された商品又はサービスに紐付けられた特典情報に応じて、発行する価値情報を変更することを特徴とする請求項7又は8に記載のマルチポイント管理方法。
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