JP7143946B2 - 車両の走行制御方法及び走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自律走行制御を含む車両の走行制御方法及び走行制御装置に関する。
車両に搭載される自動運転システムとして、隣の車線への車線変更をドライバーに提案するものが知られている。例えば、特許文献1に記載の自動運転システムでは、走行中の車線の隣の車線の車両密度が閾値密度よりも低い場合に、隣の車線への車線変更をドライバーに提案する。
特開2018-025989号公報
しかしながら、従来技術では、予め設定された目的地までのルートを走行している車両に対し、ルート上の分岐地点や合流地点の近くで車線変更を提案する可能性がある。例えば、提案に応じて分岐地点等の近くで車線変更を行い、分岐地点等が車線変更前の車線にある場合、道路の混雑状況等によっては、分岐地点等がある車線に戻れなくなる。
本発明が解決しようとする課題は、予め設定された目的地までのルートに沿って走行する車両に、ルートに沿った走行を阻害するタイミングでは車線変更の提案を行わない車両の走行制御方法及び走行制御装置を提供することである。
本発明は、予め設定された目的地までのルートを走行する車両に、自律走行制御による車線変更によって先行車両を追い越す、追い越し支援機能の実行を承諾するか否かの追い越し情報を提示する。この追い越し情報の提示は、車両から走行方向変更地点までの距離が、予め設定された提示禁止距離よりも短い場合に行わないようにすることで、上記課題を解決する。
本発明によれば、提示禁止距離を適切に設定することで、ルートに沿った走行を阻害するタイミングで追い越し情報が提示されるのを禁止することができる。これにより、ドライバーが、分岐地点等の走行方向変更地点の近くで不用意に追い越し情報に承諾し、走行方向変更地点がある車線へ戻れなくなるのを防ぐことができる。
本発明に係る車両の走行制御装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図1の入力装置の一部を示す正面図である。 車線変更支援機能による自動車線変更制御を示す平面図である。 追い越し支援機能による隣接車線への自動車線変更制御を示す平面図である。 車線変更支援機能による元の走行車線への自動車線変更制御を示す平面図である。 ルート走行支援機能による自動車線変更制御を示す平面図である。 図1の制御装置の状態遷移を示すブロック図である。 本発明に係る車両の走行制御装置の基本的な走行制御処理を示すフローチャートである。 本発明に係る車両の走行制御装置の基本的な走行制御処理により発生する課題を示す平面図である。 図9に示す課題を解決するために提示禁止距離を設定した第1実施形態を示す平面図である。 第1実施形態に係る車両の走行制御装置の走行制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態においてルート設定の有無等に応じて提示禁止距離を設定する手順を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態に係る車両(以下、自車両ともいう)の走行制御装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態の車両の走行制御装置1は、本発明に係る車両の走行制御方法を実施する一実施の形態でもある。図1に示すように、本実施形態に係る車両の走行制御装置1は、センサ11と、自車位置検出装置12と、地図データベース13と、車載機器14と、ナビゲーション装置15と、提示装置16と、入力装置17と、駆動制御装置18と、制御装置19とを備える。これらの装置は、相互に情報の送受信を行うために、たとえばCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続されている。
センサ11は、自車両の走行状態を検出する。たとえば、センサ11は、自車両の前方を撮像する前方カメラ、自車両の後方を撮像する後方カメラ、自車両の左右の側方を撮像する側方カメラ等のカメラを含む。また、センサ11は、自車両の前方の障害物を検出する前方レーダー、自車両の後方の障害物を検出する後方レーダー、自車両の左右の側方に存在する障害物を検出する側方レーダー等のレーダーを含む。さらに、センサ11は、自車両の車速を検出する車速センサ、ドライバーによるハンドルの保持を検出するタッチセンサ(静電容量センサ)およびドライバーを撮像するドライバーモニターなどを含む。なお、センサ11として、上述した複数のセンサのうち1つを用いる構成としてもよいし、2種類以上のセンサを組み合わせて用いる構成としてもよい。センサ11は、検出結果を所定時間間隔で制御装置19に出力する。
自車位置検出装置12は、GPSユニット、ジャイロセンサ、および車速センサなどを備える。自車位置検出装置12は、GPSユニットにより複数の衛星通信から送信される電波を検出し、対象車両(自車両)の位置情報を周期的に取得する。また、自車位置検出装置12は、取得した対象車両の位置情報と、ジャイロセンサから取得した角度変化情報と、車速センサから取得した車速とに基づいて、対象車両の現在位置を検出する。自車位置検出装置12は、検出した対象車両の位置情報を、所定時間間隔で制御装置19に出力する。
地図データベース13は、各種施設や特定の地点の位置情報を含む三次元高精度地図情報を格納し、制御装置19からアクセス可能とされたメモリである。三次元高精度地図情報は、データ取得用車両を用いて実際の道路を走行した際に検出された道路形状に基づく三次元地図情報である。三次元高精度地図情報は、地図情報とともに、カーブ路及びそのカーブの大きさ(たとえば曲率又は曲率半径)、道路の合流地点、分岐地点、料金所、車線数の減少位置などの詳細かつ高精度の位置情報が、三次元情報として関連付けられた地図情報である。
車載機器14は、車両に搭載された各種機器であり、ドライバーの操作により動作する。このような車載機器としては、ハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダル、方向指示器、ワイパー、ライト、クラクション、その他の特定のスイッチなどが挙げられる。車載機器14は、ドライバーにより操作された場合に、その操作情報を制御装置19に出力する。
ナビゲーション装置15は、自車位置検出装置12から自車両の現在の位置情報を取得し、ナビゲーション用の地図情報に自車両の位置を重ね合わせてディスプレイなどに表示する。また、ナビゲーション装置15は、目的地が設定された場合に、その目的地までのルートを設定し、設定したルートをドライバーに案内するナビゲーション機能を備える。このナビゲーション機能は、ディスプレイの地図上にルートを表示し、音声等によってルートをドライバーに知らせる。ナビゲーション装置15で設定されたルートは、制御装置19が備えるルート走行支援機能でも利用される。ルート走行支援機能は、設定されたルートに基づいて、自車両を目的地まで自律走行させる機能である。
提示装置16は、たとえば、ナビゲーション装置15が備えるディスプレイ、ルームミラーに組み込まれたディスプレイ、メーター部に組み込まれたディスプレイ、フロントガラスに映し出されるヘッドアップディスプレイ等の各種ディスプレイを含む。また、提示装置16は、オーディオ装置のスピーカー、振動体が埋設された座席シート装置など、ディスプレイ以外の装置を含む。提示装置16は、制御装置19の制御に従って、各種の提示情報をドライバーに報知する。
入力装置17は、たとえば、ドライバーの手動操作による入力が可能なボタンスイッチ、ディスプレイ画面上に配置されたタッチパネル、又はドライバーの音声による入力が可能なマイクなどの装置である。本実施形態では、ドライバーが入力装置17を操作することで、提示装置16により提示された提示情報に対する設定情報を入力することができる。図2は、本実施形態の入力装置17の一部を示す正面図であり、ハンドルのスポーク部などに配置されたボタンスイッチ群からなる一例を示す。図示する入力装置17は、制御装置19が備える自律走行制御機能(自律速度制御機能及び自律操舵制御機能)のON/OFF等を設定する際に使用するボタンスイッチである。入力装置17は、メインスイッチ171と、リジューム・アクセラレートスイッチ172と、セット・コーストスイッチ173と、キャンセルスイッチ174と、車間調整スイッチ175と、車線変更支援スイッチ176とを備える。
メインスイッチ171は、制御装置19の自律速度制御機能及び自律操舵制御機能を実現するシステムの電源をON/OFFするスイッチである。リジューム・アクセラレートスイッチ172は、自律速度制御機能の作動をOFFしたのちOFF前の設定速度で自律速度制御機能を再開したり、設定速度を上げたり、先行車に追従して停車したのち再発進させたりするスイッチである。セット・コーストスイッチ173は、走行時の速度で自律速度制御機能を開始したり、設定速度を下げたりするスイッチである。キャンセルスイッチ174は、自律速度制御機能をOFFするスイッチである。車間調整スイッチ175は、先行車との車間距離を設定するためのスイッチであり、たとえば短距離・中距離・長距離といった複数段の設定から1つを選択するスイッチである。車線変更支援スイッチ176は、制御装置19が車線変更の開始をドライバーに確認した場合に車線変更の開始を指示する(承諾する)ためのスイッチである。なお、車線変更の開始を承諾した後に、車線変更支援スイッチ176を所定時間よりも長く操作することで、制御装置19による車線変更の提案の承諾を取り消すことができる。
なお、図2に示すボタンスイッチ群以外にも、方向指示器の方向指示レバーやその他の車載機器14のスイッチを入力装置17として用いることができる。例えば、制御装置19から自動で車線変更を行うか否かを提案された場合に、ドライバーが方向指示レバーを操作すると、提案された車線変更ではなく、方向指示レバーが操作された方向に向かって車線変更を行う。なお、入力装置17は、入力された設定情報を制御装置19に出力する。
駆動制御装置18は、自車両の走行を制御する。たとえば、駆動制御装置18は、自律速度制御機能により自車両が設定速度で定速走行する場合には、自車両が設定速度となるように、加減速度および走行速度を実現するための駆動機構の動作およびブレーキ動作を制御する。また、駆動制御装置18は、自律速度制御機能により自車両が先行車両に追従走行する場合にも、同様に駆動機構及びブレーキの動作を制御する。なお、駆動機構の動作制御は、エンジン自動車にあっては内燃機関の動作、電気自動車系にあっては走行用モータの動作を含む。また、ハイブリッド自動車にあっては、内燃機関と走行用モータとのトルク配分を含む。
また、駆動制御装置18は、自律操舵制御機能により、上述した駆動機構とブレーキの動作制御に加えて、ステアリングアクチュエータの動作を制御することで、自車両の操舵制御を実行する。例えば、駆動制御装置18は、自律操舵制御機能によりレーンキープ制御を実行する場合に、自車両が走行する自車線のレーンマーカを検出し、自車両が自車線内の所定位置を走行するように、自車両の幅員方向における走行位置を制御する。また、駆動制御装置18は、自律操舵制御機能により、後述する車線変更支援機能、追い越し支援機能又はルート走行支援機能を実行する場合に、自車両が車線変更を行うように、自車両の幅員方向における走行位置を制御する。さらに、駆動制御装置18は、自律操舵制御機能により右左折支援機能を実行する場合には、交差点などにおいて右折又は左折する走行制御を行う。なお、駆動制御装置18は、後述する制御装置19の指示により自車両の走行を制御する。また、駆動制御装置18による走行制御方法として、その他の公知の方法を用いることもできる。
制御装置19は、自車両の走行を制御するためのプログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)等を備える。なお、動作回路としては、CPU(Central Processing Unit)に代えて又はこれとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。
制御装置19は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、自車両の走行状態に関する情報を取得する走行情報取得機能と、自車両の走行速度及び/又は操舵を自律制御する自律走行制御機能とを実現する。制御装置19の走行情報取得機能は、自車両の走行状態に関する走行情報を取得する機能である。たとえば、制御装置19は、走行情報取得機能により、センサ11の前方カメラ、後方カメラ及び側方カメラにより撮像された車両外部の画像情報を走行情報として取得する。また、制御装置19は、走行情報取得機能により、前方レーダー、後方レーダー及び側方レーダーによる検出結果を、走行情報として取得する。さらに、制御装置19は、走行情報取得機能により、センサ11の車速センサにより検出された自車両の車速情報や、車内カメラにより撮像されたドライバーの顔の画像情報も走行情報として取得する。
さらに、制御装置19は、走行情報取得機能により、自車両の現在の位置情報を走行情報として自車位置検出装置12から取得する。また、制御装置19は、走行情報取得機能により、設定された目的地及び目的地までのルートを走行情報としてナビゲーション装置15から取得する。さらに、制御装置19は、走行情報取得機能により、カーブ路及びそのカーブの大きさ(たとえば曲率又は曲率半径)、合流地点、分岐地点、料金所、車線数の減少位置などの位置情報を走行情報として地図データベース13から取得する。加えて、制御装置19は、走行情報取得機能により、ドライバーによる車載機器14の操作情報を、走行情報として車載機器14から取得する。
制御装置19の自律走行制御機能は、自車両の走行をドライバーの操作に依ることなく自律制御する機能である。制御装置19の自律走行制御機能は、自車両の走行速度を自律制御する自律速度制御機能と、自車両の操舵を自律制御する自律操舵制御機能とを含む。以下、本実施形態の自律速度制御機能と自律操舵制御機能について説明する。
《自律速度制御機能》
自律速度制御機能は、先行車を検出しているときは、ドライバーが設定した車速を上限にして、車速に応じた車間距離を保つように車間制御を行いつつ先行車に追従走行する機能である。一方、先行車を検出していない場合には、自律速度制御機能は、ドライバーが設定した車速で定速走行を行う。前者を車間制御、後者を定速制御ともいう。なお、自律速度制御機能は、センサ11により道路標識から走行中の道路の制限速度を検出し、あるいは地図データベース13の地図情報から制限速度を取得して、その制限速度を自動的に設定車速にする機能を含んでもよい。
自律速度制御機能を作動させるには、まずドライバーが、図2に示す入力装置17のリジューム・アクセラレートスイッチ172又はセット・コーストスイッチ173を操作して、所望の走行速度を入力する。たとえば、自車両が70km/hで走行中にセット・コーストスイッチ173を押すと、現在の走行速度がそのまま設定されるが、ドライバーが所望する速度が80km/hであるとすると、リジューム・アクセラレートスイッチ172を複数回押して、設定速度を上げればよい。逆にドライバーが所望する速度が60km/hであるとすると、セット・コーストスイッチ173を複数回押して、設定速度を下げればよい。また、ドライバーが所望する車間距離は、図2に示す入力装置17の車間調整スイッチ175を操作し、たとえば短距離・中距離・長距離といった複数段の設定から1つを選択すればよい。
定速制御は、センサ11の前方レーダー等により、自車線の前方に先行車が存在しないことが検出された場合に実行される。定速制御では、設定された走行速度を維持するように、車速センサによる車速データをフィードバックしながら、駆動制御装置18によりエンジンやブレーキなどの駆動機構の動作を制御する。
車間制御は、センサ11の前方レーダー等により、自車線の前方に先行車両が存在することが検出された場合に実行される。車間制御では、設定された走行速度を上限にして、設定された車間距離を維持するように、前方レーダーにより検出した車間距離データをフィードバックしながら、駆動制御装置18によりエンジンやブレーキなどの駆動機構の動作を制御する。なお、車間制御で走行中に先行車両が停止した場合は、先行車両に続いて自車両も停止する。また、自車両が停止した後、たとえば30秒以内に先行車両が発進すると、自車両も発進し、再び車間制御による追従走行を開始する。自車両が30秒を超えて停止している場合は、先行車両が発進しても自動で発進せず、先行車両が発進した後、リジューム・アクセラレートスイッチ172を押すか又はアクセルペダルを踏むと、再び車間制御による追従走行を開始する。
《自律操舵制御機能》
自律操舵制御機能は、上述した自律速度制御機能の実行中に所定の条件が成立した場合に、ステアリングアクチュエータの動作を制御することで、自車両の操舵制御を実行する機能である。この自律操舵制御機能は、例えば、レーンキープ機能、車線変更支援機能、追い越し支援機能、及びルート走行支援機能などを含む。レーンキープ機能とは、例えば車線の中央付近を走行するようにステアリングアクチュエータを制御して、ドライバーのハンドル操作を支援する機能である。レーンキープ機能は、車線幅員方向維持機能などとも呼ばれる。
《車線変更支援機能》
車線変更支援機能は、図3に示すように、ドライバーが方向指示レバーを操作すると方向指示器を点灯し、予め設定された車線変更開始条件を満たした場合に、自動車線変更の一連の処理である車線変更操作(以下LCP)を開始する。車線変更支援機能は、走行情報取得機能により取得した各種の走行情報に基づいて、車線変更開始条件が成立したか否かを判断する。車線変更開始条件として、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・ハンズオンモードのレーンキープモードである。
・ハンズオン判定中である。
・速度60km/h以上で走行している。
・車線変更方向に車線がある。
・車線変更先の車線に車線変更可能なスペースがある。
・レーンマーカの種別が車線変更可能である。
・道路の曲率半径が250m以上である。
・ドライバーが方向指示レバーを操作してから1秒以内である。
なお、ハンズオンモードのレーンキープモードとは、詳しくは後述するが、自律速度制御機能と、自律操舵制御機能のレーンキープ機能とが実行中で、かつ、ドライバーによるハンドルの保持が検出されている状態を言う。また、ハンズオン判定中とは、ドライバーによるハンドルの保持が継続されている状態を言う。
車線変更支援機能は、車線変更開始条件を満たした場合にLCPを開始する。このLCPでは、自車両の隣接車線への横移動と、実際に隣接車線へ移動する車線変更操縦(以下、LCM)とを含む。車線変更支援機能は、LCPを実行中に、自動で車線変更を行っていることを表す情報を提示装置16によりドライバーに提示し、周囲への注意を促す。車線変更支援機能は、LCMが完了すると、方向指示器を消灯し、隣接車線でのレーンキープ機能の実行を開始する。
《追い越し支援機能》
追い越し支援機能は、図4に示すように、自車線の前方に自車両よりも遅い先行車両が存在し、かつ、予め設定された所定の追い越し提案条件を満たした場合に、追い越し情報を提示装置16によりドライバーに提示する。ここで、追い越し情報とは、ドライバーに対し、先行車両の追い越しを行なうことを提案するための情報である。また、追い越し支援機能は、追い越し情報の提示に対し、ドライバーが入力装置17の車線変更支援スイッチ176を操作して承諾し(承諾入力に相当)、かつ、予め設定された追い越し開始条件を満たした場合に、上述したLCPを開始する。追い越し支援機能は、走行情報取得機能により取得した各種走行情報に基づいて、追い越し提案条件及び追い越し開始条件が成立したか否かを判断する。
追い越し提案条件として、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・ハンズオフモードのレーンキープモードである。
・速度60km/h以上で走行している。
・車線変更方向に車線がある。
・車線変更先の車線に5秒後に車線変更可能なスペースがある。
・レーンマーカの種別が車線変更可能である。
・道路の曲率半径が250m以上である。
・自車両の速度が設定速度より5km/h以上遅い。
・先行車両の速度が設定速度より10km/以上遅い。
・自車両と先行車両との車間距離が、自車両と先行車両との速度差に基づいて予め設定された閾値を下回っている。
・車線変更先の車線に存在する先行車両の速度が所定条件を満たす。
なお、ハンズオフモードのレーンキープモードとは、詳しくは後述するが、自律速度制御機能と、自律操舵制御機能のレーンキープ機能とが実行中で、かつ、ドライバーによるハンドルの保持が不要なモードを言う。また、車線変更先の車線に存在する先行車両の速度が所定条件を満たす、という条件は、車線変更先の車線の種類によって異なった条件が適用される。例えば、左側通交の複数車線の道路において、左側の車線から右側の車線に車線変更を行う場合に、左側車線に存在する自車両の速度が、右側車線の先行車両の速度よりも約5km/h以上速いことが条件となる。これとは逆に、左側通交の複数車線の道路において、右側車線から左側車線に車線変更する場合には、自車両と、左側車線の先行車両との速度差が約5km/h以内であることが条件となる。なお、この自車両と先行車両との相対速度差に関する条件は、右側通交の道路では逆になる。
追い越し支援機能は、ドライバーが追い越し情報の提示に承諾し、かつ、予め設定された所定の追い越し開始条件を満たした場合に、方向指示器を点灯してLCPを開始する。追い越し開始条件として、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・ハンズオンモードのレーンキープモードである。
・ハンズオン判定中である。
・速度60km/h以上で走行している。
・車線変更方向に車線がある。
・車線変更先の車線に車線変更可能なスペースがある。
・レーンマーカの種別が車線変更可能である。
・道路の曲率半径が250m以上である。
・自車両の速度が設定速度より5km/h以上遅い(左側通交で右側車線に車線変更する場合)。
・先行車両の速度が設定速度より10km/以上遅い(左側通交で右側車線に車線変更する場合)。
・車線変更先の車線に存在する先行車両の速度が所定条件を満たす。
・車線変更支援スイッチ176の操作から10秒以内である。
なお、先行車両の速度が設定速度より10km/以上遅い、という条件は、ドライバーの設定により変更可能であり、変更後の設定速度が追い越し開始条件となる。変更可能な速度としては、例えば、10km/h以外に、15km/h、20kが選択可能である。また、車線変更先の車線に存在する先行車両の速度が所定条件を満たす、という条件は、上述した追い越し提案条件と同様である。
追い越し支援機能は、追い越し開始条件を満たした場合にLCPを開始し、隣接車線への横移動と、LCMとを実行する。追い越し支援機能は、LCPを実行中に、自動で車線変更を行っていることを表す情報を提示装置16によりドライバーに提示し、周囲への注意を促す。追い越し支援機能は、LCMが完了すると、方向指示器を消灯し、隣接車線でのレーンキープ機能の実行を開始する。また、追い越し支援機能は、先行車両の追い越し後に、再び追い越し提案条件を満たした場合に、元の車線に戻ることを提示装置16によりドライバーに提案する。この提案に対し、ドライバーが入力装置17の車線変更支援スイッチ176を操作して承諾し、かつ、追い越し開始条件を満たした場合には、追い越し支援機能は、自車両を元の車線に戻すようにLCPを開始する。
《ルート走行支援機能》
ルート走行支援機能は、設定されたルートに分岐地点や合流地点、出口や料金所等の走行方向変更地点が存在し、走行方向変更地点までの距離が所定距離以内であり、かつ、所定のルート走行提案条件を満たした場合に、ルート走行情報を提示装置16により提示し、走行方向変更地点への車線変更を提案する。また、ルート走行支援機能は、車線変更の提案が車線変更支援スイッチ176の操作により承諾され、かつ、所定のルート走行開始条件を満たした場合にLCPを開始する。ルート走行支援機能は、走行情報取得機能により取得した各種走行情報に基づいて、ルート走行提案条件及びルート走行開始条件が成立したか否かを判断する。
なお、ナビゲーション装置15で設定されたルートが設定されているが、ルート走行支援機能が実行されていない場合、又は設定で無効になっている場合には、ナビゲーション装置15によりルートを案内する通常のナビゲーション機能が実行される。
図6に示す例は、左側通交の片側3車線の道路で自車両が右側車線を走行中に、左側車線に存在する分岐地点に向けて2回の車線変更を順次行ない、分岐地点から左側車線の左側に延びる分岐路へ移動する例を示している。ルート走行支援機能は、分岐地点まで第1所定距離以内(例えば、分岐地点まで約2.5km~1.0km手前)であり、かつ、ルート走行提案条件を満たした場合に、右側車線から中央車線への車線変更をルート走行情報により提案する。なお、第1所定距離(車線変更提案区間ともいう)は、走行方向変更地点が存在する車線まで移動するために必要な車線変更の回数に応じて予め設定されている。例えば、図6に示すように、右側車線から中央車線を経て左側車線へ2回の車線変更が必要な場合には、例示したように、分岐地点まで約2.5km~1.0km手前までの区間が第1所定距離(車線変更提案区間)となる。
なお、ルート走行提案条件として、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・ナビゲーション装置15で目的地が設定されている。
・ハンズオフモードのレーンキープモードである。
・速度60km/h以上で走行している。
・車線変更方向に車線がある。
・レーンマーカの種別が車線変更可能である。
・道路の曲率半径が250m以上である。
なお、ルート走行提案条件では、車線変更先に車線変更可能なスペースが存在しない場合でも、ルートに沿った車線変更が必要なことをドライバーに報知するため、ルート走行情報を提示する。
ルート走行支援機能は、ドライバーが分岐地点に向かうための車線変更に承諾し、かつ、ルート走行開始条件を満たした場合に、方向指示器を点灯してLCPを開始する。ルート走行開始条件として、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・ハンズオンモードのレーンキープモードである。
・ハンズオン判定中である。
・速度60km/h以上で走行している。
・車線変更方向に車線がある。
・車線変更先の車線に車線変更可能なスペースがある。
・レーンマーカの種別が車線変更可能である。
・車線変更提案区間を走行している。
・道路の曲率半径が250m以上である。
ルート走行支援機能は、ルート走行開始条件を満たした場合にLCPを開始し、中央車線への横移動と、LCMとを実行する。ルート走行支援機能は、LCMが完了すると、方向指示器を消灯し、中央車線でのレーンキープ機能の実行を開始する。ルート走行支援機能は、LCPを実行中に、自動で車線変更を行っていることを表す情報を提示装置16によりドライバーに提示し、周囲への注意を促す。
また、ルート走行支援機能は、図6に示すように、中央車線でのレーンキープ機能の実行中に、分岐地点まで第2所定距離以内(例えば、分岐地点まで約2.3km~700m手前)であり、かつ、ルート走行開始条件を満たした場合に、方向指示器を点灯して2回目のLCPを開始し、中央車線から左側車線へ車線変更を行なう。ルート走行支援機能は、2回目のLCMが完了すると、方向指示器を消灯し、左側車線でのレーンキープ機能の実行を開始する。
さらに、ルート走行支援機能は、左側車線でのレーンキープ機能の実行中に、分岐地点まで第3所定距離以内(例えば、分岐地点まで約800m~150m手前)であり、かつ、ルート走行開始条件を満たした場合に、方向指示器を点灯する。また、ルート走行支援機能は、分岐地点を超えた地点から分岐路への自律操舵制御を開始し、左側車線から分岐路へ車線変更を行なう。ルート走行支援機能は、分岐路への車線変更が完了すると、方向指示器を消灯し、分岐路でのレーンキープ機能の実行を開始する。
図7は、制御装置19に確立された各機能の状態遷移を示すブロック図である。同図に示すシステムとは、制御装置19により実現される自律走行制御システムを意味する。同図に示すシステムOFFの状態から、図2のメインスイッチ171をONすると、当該システムがスタンバイ状態となる。このスタンバイ状態から、図2のセット・コーストスイッチ173又はリジューム・アクセラレートスイッチ172をONすることで、自律速度制御が立ち上がる。これにより、上述した定速制御又は車間制御が開始し、ドライバーはハンドルを操作するだけで、アクセルやブレーキを踏むことなく、自車両を走行させることができる。
自律速度制御を実行中に、図7の条件(1)が成立すると自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンキープモードに遷移する。この条件(1)としては、特に限定されないが、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・自車両の両側のレーンマーカを検出している。
・ドライバーがハンドルを持っている。
・車線の中央付近を走行している。
・方向指示器が作動していない。
・ワイパーが高速(HI)で作動していない。
・高精度地図がある場合、前方約200m以内に料金所、出口、合流地点、交差点、車線数減少地点がない。
なお、ハンズオンモードとは、ドライバーがハンドルを持っていないと自律操舵制御が作動しないモードをいい、ハンズオフモードとは、ドライバーがハンドルから手を離しても自律操舵制御が作動するモードをいう。なお、ドライバーによるハンドルの保持は、センサ11のタッチセンサにより検出する。
自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンキープモードを実行中に、図7の条件(2)が成立すると、自律操舵制御・ハンズオフモードのレーンキープモードに遷移する。この条件(2)として、次の条件が全て成立することなどを例示できる。
・自車両が自動車専用道を走行している。
・対向車線と構造的に分離された道路を走行している。
・高精度地図がある道路を走行している。
・制限速度以下の車速で走行している。
・GPS信号が有効である。
・ドライバーがハンドルを持っている。
・ドライバーが前を向いている。
・前方約800m以内に料金所、出口、合流、交差点、車線数減少地点がない。
・前方約500m以内に100R以下の急カーブがない。
・トンネル入り口から500mを超えたトンネル内を走行していない。
・アクセルペダルが踏まれていない。
なお、ドライバーが前を向いているか否かは、例えば、センサ11のドライバーモニターカメラの撮像画像に基づいて判断される。
逆に、自律操舵制御・ハンズオフモードのレーンキープモードを実行中に、図7の条件(3)が成立すると、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンキープモードに遷移する。この条件(3)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・自車両が自動車専用道以外の道路を走行している。
・対面通行区間を走行している。
・高精度地図がない道路を走行している。
・制限速度を超えた車速で走行している。
・GPS信号が受信できなくなった。
・前方注視警報が作動した後、ドライバーが5秒以内に前を向かなかった。
・ドライバーモニターカメラで運転者を検知できなくなった。
・前方約800m先に料金所、出口、合流、車線数減少のいずれかがある。
・車速が約40km/h未満で走行している場合、前方約200m以内に100R以下の急カーブがある。
・車速が約40km/h以上で走行している場合、前方約200m以内に170Rの以下急カーブがある。
・トンネル入り口から500mを超えたトンネル内を走行している。
・ドライバーがハンドルを持って、アクセルペダルを踏んでいる。
・接近警報が作動している。
自律操舵制御・ハンズオフモードのレーンキープモードを実行中に、図7の条件(4)が成立すると、自律操舵制御を中止して自律速度制御に遷移する。この条件(4)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・自車両の両側のレーンマーカを一定時間検出しなくなった。
・ドライバーがハンドル操作をしている。
・ワイパーが高速(HI)で作動している。
なお、ドライバーによるハンドル操作は、ハンドルに加えられたトルクを検知することにより判断する。
また、自律操舵制御・ハンズオフモードのレーンキープモードを実行中に、図7の条件(5)が成立すると、自律操舵制御及び自律速度制御を中止してスタンバイ状態に遷移する。この条件(5)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・ドライバーがブレーキを操作した。
・ドライバーが図2のキャンセルスイッチ174を操作した。
・自車両のドアが開いた。
・運転席のシートベルトが解除された。
・着座センサでドライバーが運転席からいなくなったことを検知した。
・セレクトレバーが「D」または「M」以外になった。
・パーキングブレーキが作動した。
・車両の横滑り防止装置がOFFになった。
・横滑り防止装置が作動した。
・スノーモードがONにされた。
・エマージェンシーブレーキが作動した。
・車速制御により車両が停止した後、停止状態が約3分継続した。
・前方カメラが、汚れ、逆光、雨・霧などで対象物を正しく認識できないといった視界不良を検出した。
・前方レーダーが遮蔽、電波障害を検出した。
・前方レーダーが軸ずれを検出した。
・側方レーダーが遮蔽、電波障害を検出した。
・側方レーダーが軸ずれを検出した。
自律操舵制御・ハンズオンモードを実行中に、図7の条件(6)が成立すると、自律操舵制御を中止して自律速度制御に遷移する。この条件(6)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・自車両の両側のレーンマーカを検出しなくなった。
・ドライバーがハンドル操作をした。
・ドライバーが方向指示レバーを操作した。
・ワイパーが高速(HI)で作動した。
・高精度地図がある場合に料金所区間になった。
・前方カメラが、汚れ、逆光、雨・霧などで対象物を正しく認識できない視界不良を検出した。
また、自律操舵制御・ハンズオンモードを実行中に、図7の条件(7)が成立すると、自律操舵制御及び自律速度制御を中止してスタンバイ状態に遷移する。この条件(7)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・ドライバーがブレーキを操作した。
・ドライバーが図2のキャンセルスイッチ174を操作した。
・自車両のドアが開いた。
・運転席のシートベルトが解除された。
・着座センサでドライバーが運転席からいなくなったことを検知した。
・セレクトレバーが「D」または「M」以外になった。
・パーキングブレーキが作動した。
・車両の横滑り防止装置がOFFになった。
・横滑り防止装置が作動した。
・スノーモードがONにされた。
・エマージェンシーブレーキが作動した。
・車速制御により車両が停止した後、停止状態が約3分継続した。
・前方レーダーが遮蔽、電波障害を検出した。
・前方レーダーが軸ずれを検出した。
自律速度制御を実行中に、図7の条件(8)が成立すると、スタンバイ状態に遷移する。この条件(8)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
ライバーがブレーキを操作した。
・ドライバーが図2のキャンセルスイッチ174を操作した。
・自車両のドアが開いた。
・運転席のシートベルトが解除された。
・着座センサでドライバーが運転席からいなくなったことを検知した。
・セレクトレバーが「D」または「M」以外になった。
・パーキングブレーキが作動した。
・車両の横滑り防止装置がOFFになった。
・横滑り防止装置が作動した。
・スノーモードがONにされた。
・エマージェンシーブレーキが作動した。
・車速制御により車両が停止した後、停止状態が約3分継続した。
・前方レーダーが遮蔽、電波障害を検出した。
・前方レーダーが軸ずれを検出した。
自律操舵制御・ハンズオフモードのレーンキープモードを実行中に、図7の条件(9)が成立すると、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンチェンジモードに遷移する。この条件()として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・システムが追い越し支援機能又はルート走行支援機能に基づいて車線変更を提案し、ドライバーが車線変更支援スイッチ176を操作した。
・ドライバーが車線変更支援機能を実行するために方向指示レバーを操作した。
自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンチェンジモードを実行中に、図7の条件(10)が成立すると、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンキープモードに遷移する。この条件(10)として、特に限定されないが、次のいずれかの条件が成立することなどを例示できる。
・LCPの開始前に、制限速度を超えた。
・LCPの開始前に、ドライバーがハンドルを持って、アクセルペダルを踏んだ。
・前方に遅い車がいた場合の車線変更提案中に車線変更支援スイッチ176を押した後、10秒以内にLCPが開始できなかった。
・ルートに従って走行するための車線変更提案中に車線変更支援スイッチ176を押した後、LCPを開始できず分岐地点に近づきすぎてしまった。
・LCPの作動後、5秒以内にLCMを開始できなかった。
・LCPを開始し、LCMを開始する前に車速が約50km/hを下回った。
・LCPが作動した後、LCMを開始する前に車線変更に必要な隣接車線のスペースがなくなった。
・LCM開始前にドライバーがキャンセル操作を行った。
・LCM開始前にレーンマーカが非検知となった。
・LCM開始前に、車線変更する方向に隣接車線がない、または、前方一定距離内にその隣接車線がなくなると判断した。
・LCM開始前に、前方一定距離内に曲率半径250m以上のカーブがあると判断した。
・LCM開始前に、前方一定距離内に区分線の種類がその隣接車線への車線変更禁止している区間があると判断した。
・LCM開始前に、側方レーダーが遮蔽、電波障害を検出した。
・LCM開始前に、側方レーダーが軸ズレを検出した。
・ハンズオン警報が作動したこと。
・ドライバーが方向指示器を停止した。
・LCPが完了した。
なお、ハンズオン警報は、次のいずれかの条件が成立したときに作動する。
・LCPが作動した後、約2秒以内にドライバーがハンドルを持たなかった。
・前方に遅い車がいた場合の車線変更提案中に車線変更支援スイッチ176を押した後、約2秒以内にドライバーがハンドルを持たなかった。
・ルートに従って走行するための車線変更提案中に車線変更支援スイッチ176を押したのち、約2秒以内にドライバーがハンドルを持たなかった。
なお、自律操舵制御・ハンズオフモード、自律操舵制御・ハンズオンモード、自律速度制御、スタンバイ状態のいずれかの状態でメインスイッチ171をOFFすると、システムOFFとなる。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る走行制御処理について説明する。図8は、本実施形態に係る走行制御処理を示すフローチャートである。なお、制御装置19は、以下に説明する走行制御処理を所定時間間隔で実行する。また、以下においては、制御装置19の自律走行制御機能により、自律速度制御と自律操舵制御を実行し、車線変更支援機能、追い越し支援機能及びルート走行支援機能をそれぞれ実現する車線変更支援制御、追い越し支援制御及びルート走行支援制御実行するものとして説明する。
まず、図8のステップS1にて、制御装置19のメインスイッチ171がONされているか否かを判定し、メインスイッチ171がOFFである場合はONになるまでステップS1を繰り返す。メインスイッチ171がONである場合はステップS2に進み、ドライバーにより走行速度が設定されているか否かを判定する。走行速度が設定されていない場合はステップS1へ戻り、走行速度が設定されるまでステップS1及びS2を繰り返す。なお、ドライバーによる走行速度の設定は、ドライバーが、図2に示す入力装置17のリジューム・アクセラレートスイッチ172又はセット・コーストスイッチ173を操作して、所望の走行速度を入力することにより行われる。
走行速度が設定されたら自律速度制御を開始する。ステップS3では、自車両の前方の障害物を検出する前方レーダー(センサ11)を用いて自車両が走行する車線の前方に先行車両が存在するか否かを検出し、先行車両が存在する場合はステップS4へ進んで車間制御を実行する。先行車両が存在しない場合は、ステップS5へ進んで定速制御を実行する。これにより、ドライバーは、ハンドルを操作するだけで、アクセルやブレーキを踏むことなく、自車両を所望の速度で走行させることができる。
ステップS4の車間制御又はステップS5の定速制御を実行している間に、ステップS6にて、上述した自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンキープモードに遷移する条件(1)が成立するか否かを判定する。条件(1)が成立する場合はステップS7へ進み、条件(1)が成立しない場合はステップS3に戻る。
ステップS7では、自車両の前方の障害物を検出する前方レーダー(センサ11)を用いて自車両が走行する車線の前方に先行車両が存在するか否かを検出する。先行車両が存在する場合は、ステップS8へ進んで車間制御・レーンキープモードを実行する。先行車両が存在しない場合は、ステップS9へ進んで定速制御・レーンキープモードを実行する。
ステップS8の車間制御・レーンキープモード又はステップS9の定速制御・レーンキープモードを実行している間に、続くステップS10にて、上述した自律操舵制御・ハンズオフモードに遷移する条件(2)が成立するか否かを判定する。条件(2)が成立する場合はステップS11へ進み、条件(2)が成立しない場合はステップS3に戻る。自律操舵制御・ハンズオフモードに遷移する条件(2)が成立したステップS11では、自車両の前方の障害物を検出する前方レーダー(センサ11)を用いて自車両が走行する車線の前方に先行車両が存在するか否かを検出する。先行車両が存在する場合は、ステップS12へ進んで車間制御・レーンキープモード・ハンズオフを実行する。先行車両が存在しない場合は、ステップS13へ進んで定速制御・レーンキープモード・ハンズオフを実行する。
ステップS14では、ドライバーにより方向指示レバーが操作されたか否かを判断する。方向指示レバーが操作された場合には、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンチェンジモードに遷移する条件(9)が成立してステップS15へ進む。ステップS15では、車線変更支援制御を実行する。ステップS15の車線変更支援制御が完了すると、ステップS3に戻る。ステップS14でドライバーにより方向指示レバーが操作されなかった場合には、ステップS16へ進む。
ステップS16では、設定速度よりも遅い先行車両が存在するか否かを判断する。設定速度よりも遅い先行車両が存在する場合には、条件(9)が成立するか否かを判定し、条件(9)が成立する場合には、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンチェンジモードに遷移して、ステップS17へ進む。ステップS17では、追い越し支援制御を実行する。ステップS17の追い越し支援制御が完了すると、ステップS3に戻る。ステップS16で設定速度よりも遅い先行車両が存在しなかった場合には、ステップS18へ進む。
ステップS18では、ナビゲーション装置15に目的地までのルートが設定されているかを判断する。ルートが設定されていない場合にはステップ1に戻る。ステップS18で、ナビゲーション装置15に目的地までのルートが設定されている場合には、ステップS19へ進む。ステップS19では、ルート上に存在する分岐地点等の走行方向変更地点まで所定距離に到達しているか否かを判断する。ステップS19で走行方向変更地点まで所定距離に到達している場合には、条件(9)が成立するか否かを判定し、条件(9)が成立する場合には、自律操舵制御・ハンズオンモードのレーンチェンジモードに遷移して、ステップS20へ進む。ステップS20では、ルート走行支援制御を実行する。ステップS20のルート走行支援制御が完了すると、ステップS3に戻る。ステップS19で走行方向変更地点まで所定距離に到達していなかった場合には、ステップS1に戻る。
なお、図8のフローチャートでは、車線変更支援制御、追い越し支援制御、ルート走行支援制御の要否を順に判断しているが、実際には各制御の要否を並列に判断しており、いずれかの支援制御の実行中に他の支援制御の実行が必要になった場合には、支援制御同士で実行の要否を調停し、優先的に実行する支援制御を決定する。
《第1実施形態》
次に、図8のフローチャートで説明した走行制御の基本的な処理において発生する可能性がある問題を解決する第1実施形態について説明する。図8のフローチャートで説明した走行制御処理のルート走行支援制御では、例えば、図9に示すように、自車両が分岐地点から分岐路へルート走行支援機能により車線変更を行なうために、車線変更地点が存在する左側車線を走行している場合に、自車両の前方に自律速度制御の設定速度よりも遅い先行車両が現れると、追い越し支援機能が実行されることがある。この追い越し支援機能による追い越しの提案が分岐地点の近くで行なわれ、ドライバーが追い越し提案に承諾した場合、自車両は先行車両を追い越すために、左側車線から中央車線、あるいは右側車線まで車線変更を行なう場合がある。このように、分岐地点の近くで追い越し支援機能による車線変更が行なわれた場合、道路の混雑状況等によっては、左側車線に戻って分岐地点に向かうことができなくなることがある。
本実施形態では、上述した問題の発生を防ぐため、図10に示すように、分岐地点から提示禁止距離Dvだけ手前の位置に追い越し情報の提示禁止ポイントを設定する。また、自車両から分岐地点等の走行方向変更地点までの距離が所定の提示禁止距離Dvよりも短い場合に、追い越し支援機能による追い越し情報の提示を行わないように制御する。なお、提示禁止距離Dvとしては、例えば、図6に示す実施形態において、3車線道路の右側車線から左側車線へ移動する際にルート走行情報を提示する第1所定距離(例えば、走行方向変更地点まで約2.5km手前)としてもよい。
次に、図11を参照して、本実施形態に係る走行制御処理について説明する。図11は、本実施形態に係る走行制御処理を示すフローチャートである。制御装置19の追い越し支援機能は、ステップS30において、自車両の前方に自律速度制御の設定速度よりも遅い先行車両が存在する場合にステップS31に進む。ステップS31では、センサ11から自車両の位置情報を取得し、地図データベース13から地図情報を取得し、ナビゲーション装置15から設定されたルート情報を取得する。制御装置19の追い越し支援機能は、これらの取得した情報を基にして、自車両から直近の走行方向変更地点までの距離を算出する。制御装置19の追い越し支援機能は、算出した走行方向変更地点までの距離と、提示禁止距離Dvとを比較する。走行方向変更地点までの距離が提示禁止距離Dvよりも短い場合には、ステップS32に進んで追い越し情報の提示を禁止する。これとは逆に、ステップS31において、走行方向変更地点までの距離が提示禁止距離Dvよりも長い場合には、ステップS33に進み、制御装置19は追い越し支援制御を実行する。
《第2実施形態》
第1実施形態では、提示禁止距離Dvとして、所定の距離を用いたが、ルート設定の有無や、ルート走行支援機能の有効/無効に応じて、提示禁止距離Dvを変更してもよい。以下、図12を参照して、本実施形態に係る走行制御処理について説明する。図12は、本実施形態において、提示禁止距離Dvの設定手順を示すフローチャートである。
制御装置19の追い越し支援機能は、ステップS40において、ナビゲーション装置15で目的地までのルートが設定されているか否かを確認する。制御装置19の追い越し支援機能は、ナビゲーション装置15で目的地までのルートが設定されている場合には、ステップS41に進み、ルート走行支援機能の設定が有効であるか否かを確認する。制御装置19の追い越し支援機能は、ルート走行支援機能の設定が有効である場合には、ステップS42に進み、提示禁止距離Dvを第1提示禁止距離daに設定する。
また、制御装置19の追い越し支援機能は、ステップS41において、ルート走行支援機能の設定が無効である場合には、ステップS43に進み、提示禁止距離Dvを第2提示禁止距離dbに設定する。さらに、制御装置19の追い越し支援機能は、ステップS40において、ナビゲーション装置15で目的地までのルートが設定されていない場合には、ステップS44に進み、提示禁止距離Dvを第3提示禁止距離dcに設定する。
第1提示禁止距離da、第2提示禁止距離db及び第3提示禁止距離dcは、da>db>dcとなっており、例えば、da=2500m、db=300m、dc=0mとなっている。第1提示禁止距離daは、ルート走行支援機能により自車両の車線変更が行われるため、第1実施形態の提示禁止距離と同じにすることで、走行方向変更地点に確実に向かうことができるようにしている。また、第2提示禁止距離dbは、ナビゲーション装置15のナビゲーション機能のルート案内にしたがってドライバーが操舵を行うため、走行方向変更地点に近い位置で追い越し情報が提示された場合でも短い距離で車線変更を行うことができるので、第1提示禁止距離daよりも大幅に短く設定している。第3提示禁止距離dcは、ルートが設定されておらず、ルート走行支援機能も無効であることから、ドライバーが自分の意思で自車両の操舵を行っており、走行方向変更地点で車線変更を行うとは限らないので、走行方向変更地点でも追い越し情報の提示を可能にしている。
なお、第2実施形態では、ルート設定の有無や、ルート走行支援機能の有効/無効に応じて、提示禁止距離Dvを設定したが、例えば、自車両の走行車線から、走行変更地点が存在する車線まで移動するために必要な車線変更の回数に応じて提示禁止距離Dvを設定してもよい。その場合でも、走行方向変更地点へ向かって安全に車線変更を行うことができるように、提示禁止距離Dvは、上述した第2提示禁止距離db以上に設定することが好ましい。
以上のように、本実施形態に係る車両の走行制御装置1及び走行制御方法によれば、予め設定された目的地までのルートを走行する車両に、自律走行制御により車線変更を行わせて先行車両を追い越しさせる追い越し支援機能の実行を承諾するか否かの追い越し情報をドライバーに提示する場合に、車両から走行方向変更地点までの距離が、予め設定された提示禁止距離よりも短い場合に、追い越し情報の提示を行わないようにしたので、提示禁止距離を適切に設定することで、ルートに沿った走行を阻害するタイミングで追い越し情報が提示されるのを禁止することができる。これにより、ドライバーが不用意に追い越し情報の提示を承諾して車線変更が実行され、道路の混雑等により、走行方向変更地点へ向かうことができなくなるような事態の発生を防ぐことができる。
また、ルートを提示して目的地まで案内するナビゲーション機能と、自律走行制御により車両をルートに沿って自律走行させるルート走行支援機能とを備えている場合に、ルート走行支援機能が実行されている場合には、提示禁止距離として第1提示禁止距離を設定し、ナビゲーション機能が実行されている場合には、提示禁止距離として、第1提示禁止距離よりも短い第2提示禁止距離を設定するようにしたので、ナビゲーション機能によるルート案内に基づいてドライバーが車両の操舵を行う場合には、走行方向変更地点に近い位置で追い越し情報が提示された場合でも、ドライバーの意思をできるだけ尊重して追い越し支援機能を実行させることができる。
さらに、ナビゲーション機能とルート走行支援機能のどちらも実行されていない場合には、提示禁止距離として、第2提示禁止距離よりも短い第3提示禁止距離を設定するようにしたので、走行方向変更地点に近い位置で追い越し情報が提示された場合でも、ドライバーの意思をできるだけ尊重して追い越し支援機能を実行させることができる。また、走行方向変更地点として、分岐地点、合流地点、道路からの出口又は料金所の少なくとも1つを含むようにしたので、ルートに沿って走行するために様々な走行方向変更地点で車線変更を行う必要がある場合でも、ドライバーによる不用意に追い越し情報の提示への承諾によって、走行方向変更地点へ向かうことができなくなるような事態の発生を防ぐことができる。
1…走行制御装置
11…センサ
12…自車位置検出装置
13…地図データベース
14…車載機器
15…ナビゲーション装置
16…提示装置
17…入力装置
171…メインスイッチ
172…リジューム・アクセラレートスイッチ
173…セット・コーストスイッチ
174…キャンセルスイッチ
175…車間調整スイッチ
176…車線変更支援スイッチ
8…駆動制御装置
19…制御装置

Claims (4)

  1. 予め設定された目的地までのルートを走行する車両に、自律走行制御による車線変更により先行車両を追い越す、追い越し支援機能の実行を承諾するか否かの追い越し情報を提示する車両の走行制御方法において、
    前記車両を前記ルートに沿って自律走行させるルート走行支援機能が実行されている場合には、前記追い越し情報の提示禁止距離として第1提示禁止距離を設定し、
    前記ルートを提示して前記目的地まで案内するナビゲーション機能が実行されている場合には、前記提示禁止距離として、前記第1提示禁止距離よりも短い第2提示禁止距離を設定し、
    前記ルートにおける前記車両の位置を検出し、
    前記車両の位置よりも前方の前記ルートに、前記車両の走行方向の変更が必要な走行方向変更地点が存在するか否かを検出し、
    前記車両から前記走行方向変更地点までの距離が、前記提示禁止距離よりも短い場合には、前記追い越し情報の提示を行わない車両の走行制御方法。
  2. 前記ナビゲーション機能と前記ルート走行支援機能のどちらも実行されていない場合には、前記提示禁止距離として、前記第2提示禁止距離よりも短い第3提示禁止距離を設定する請求項1に記載の車両の走行制御方法。
  3. 前記走行方向変更地点は、分岐地点、合流地点、道路からの出口又は料金所の少なくとも1つを含む請求項1又はに記載の車両の走行制御方法。
  4. 予め設定された目的地までのルートを走行する車両に、自律走行制御による車線変更により先行車両を追い越す、追い越し支援機能の実行を承諾するか否かの追い越し情報を提示する車両の走行制御装置において、
    前記走行制御装置は、
    前記車両を前記ルートに沿って自律走行させるルート走行支援機能が実行されている場合には、前記追い越し情報の提示禁止距離として第1提示禁止距離を設定し、
    前記ルートを提示して前記目的地まで案内するナビゲーション機能が実行されている場合には、前記提示禁止距離として、前記第1提示禁止距離よりも短い第2提示禁止距離を設定し、
    前記ルートにおける前記車両の位置を検出し、
    前記車両の位置よりも前方の前記ルートに、前記車両の走行方向の変更が必要な走行方向変更地点が存在するか否かを検出し、
    前記車両から前記走行方向変更地点までの距離が、前記提示禁止距離よりも短い場合には、前記追い越し情報の提示を行わない車両の走行制御装置。
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