JP7143776B2 - 制御システム、及び、制御システムの制御方法 - Google Patents

制御システム、及び、制御システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御システム、制御システムの駆動方法、制御プログラム、及び、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
ロボット同士の衝突を回避する制御システムの従来技術として、特許文献1に記載された技術がある。これによれば、ハイブリッド干渉領域、アクセス予約、および存在することなどの領域宣言を、インターロックが必要な動作プログラムの前に1度実行することで、インターロック(動作プログラムの前後でlock/unlockを行う)を考慮しないプログラミングが可能となる。これにより、リアルタイムに制御が行われていない場合(ティーチング時)においても、適切に自動でインターロックが行われ、システム全体の不整合が起こらない。
特表2016-538642号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、領域宣言のためのプログラムの作成が必要となる。領域宣言のためのプログラムは、設置位置の周囲の設備や、他のロボットとの位置関係等の様々な条件に応じてロボット毎に決まるロボット独自のプログラムである。そのため、ロボットを使用するユーザ側でロボット毎に作成しており、ユーザの負担となっている。
本発明の一態様は、ロボット自身が他のロボットとの衝突を回避することで、ロボットの動作を指示するユーザプログラムを作成するユーザの負担を軽減した制御システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御システムは、多関節を有する複数のロボットが同一のネットワークに接続された制御システムであって、前記複数のロボットは、第1ロボット及び第2ロボットを含み、前記第2ロボットは、前記第1ロボットの可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報、及び、前記第2ロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報、が付加された制御データを、前記ネットワークを介して取得する通信制御部と、前記第1ロボットの前記可動部の軌道と、前記第2ロボットの目標位置から特定される、前記第2ロボットの前記可動部の現在位置から目標位置へ至るまでの軌道とに基づいて、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する判定部と、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突する場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正する軌道計算部とを備える。
前記構成によると、前記第2ロボット自身が、前記第1ロボットと衝突しないような軌道を計算する。このため、ユーザは、前記第2ロボットと前記第1ロボットとの干渉を考えずに、ロボットを動作させるユーザプログラムを作ることができる。この結果、ロボット自身が他のロボットとの衝突を回避することで、ロボットの動作を指示するユーザプログラムを作成するユーザの負担を軽減した制御システムが実現できる。
また、前記複数のロボットは、所定期間毎に、前記ネットワークを介して前記制御データを受信する。
また、前記軌道計算部は、さらに、前記第2ロボットにおける前記可動部の現在位置から、当該第2ロボットの前記可動部の前記目標位置へ至るまでの、前記所定期間毎の当該第2ロボットの前記可動部の予定位置を計算する。
前記構成のように、第2ロボットを制御する制御装置側ではなく、前記第2ロボット側にて、当該第2ロボットの現在位置から目標位置へ至るまでの複数の予定位置を計算することで、ユーザが予め第2ロボットの軌道をプログラミングしておく手間を省くことができる。
また、前記第2ロボットは、さらに、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道に基づいて、当該第1ロボットの当該可動部の周囲を含む所定範囲の軌道である第1周囲範囲軌道を計算し、前記軌道計算部が計算した前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道に基づいて、前記第2ロボットの前記可動部の周囲を含む所定範囲の軌道である第2周囲範囲軌道を計算する周囲範囲軌道計算部を備え、前記判定部は、前記第2周囲範囲軌道に、前記第1周囲範囲軌道が含まれるか否かを判定することで、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する。
前記構成によると、第2ロボットを制御する制御装置側ではなく、当該第2ロボット側において、前記第1ロボットの回避判定範囲と第2ロボットの回避判定範囲とを計算するため、両者が衝突しないような第2ロボットの軌道をより早く決定することができる。これにより、第1ロボット及び第2ロボットが衝突する可能性がある回避判定範囲を小さくすることができる。それゆえ、製造ラインのサイズを小さくすることができる。また、各ロボットの回避判定範囲を計算する負荷を制御装置が計算していた場合と比べて、当該負荷を分散することができる。
また、前記軌道計算部は、前記判定部によって、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突すると判定された場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正し、当該修正された軌道における次の所定期間後の前記第2ロボットの予定位置を表す予定位置情報を、前記制御データに付加し、前記通信制御部は、前記予定位置情報が付加された前記制御データを前記ネットワークに出力する。
また、前記複数のロボットのそれぞれには、他のロボットに対して衝突を回避させる優先順位が設定されており、前記第1ロボットの優先順位よりも、前記第2ロボットの優先順位が低く、当該第2ロボットが前記第1ロボットに対する衝突を回避する。
前記構成により、ロボット同士がお互いに回避行動を採った場合に衝突してしまうことを防止することができる。すなわち、より確実に、ロボット同士の衝突を回避することができる。また、優先順位の高い第1ロボットを、より早く作業が行える軌道に沿って動作させることができる。
また、前記第2ロボットは、前記複数のロボットのうち、前記第1ロボットに加えて、他のロボットの軌道を計算し、当該他のロボットに対しても衝突を回避する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御システムは、複数のロボットが同一のネットワークに接続された制御システムの制御方法であって、前記複数のロボットは、第1ロボット及び第2ロボットを含み、前記第2ロボットにおいて、前記第1ロボットの可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報、及び、前記第2ロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報、が付加された制御データを、前記ネットワークを介して取得するステップと、前記第1ロボットの前記可動部の軌道と、前記第2ロボットの目標位置から特定される、前記第2ロボットの前記可動部の現在位置から目標位置へ至るまでの軌道とに基づいて、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する判定ステップと、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突する場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正する軌道計算ステップとを行わせる。
本発明の各態様に係る制御システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御システムが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御システムをコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、ユーザプログラムを作成するユーザの負担を軽減した制御システムを得ることができる。
一実施形態に係る制御システムの要部構成を示す模式図である。 制御装置から複数のロボットおよび他装置に送信される1フレーム分の制御データの構成を示す図である。 一実施形態に係る制御システムが備えるロボットの概略構成を表す図である。 一実施形態に係る制御システムに係る第1ロボットの機能ブロックを表す図である。 一実施形態に係る制御システムに係る第1ロボットの制御部の処理の流れを表す図である。 一実施形態に係る制御システムに係る第2ロボットの機能ブロックを表す図である。 一実施形態に係る制御システムに係る第2ロボットの制御部の処理の流れを表す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)について説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
〔§1 適用例〕
本実施形態に係る制御システムは、機械や設備といった対象装置を制御する制御装置と、制御装置に接続された機械や設備といった制御対象を含む。制御対象には多関節を有する複数のロボットが含まれる。
図1は、一実施形態に係る制御システム1の要部構成を示す模式図である。制御システム1は、フィールドネットワーク(同一のネットワーク)を介して接続された、制御装置10、および複数のロボット30を含む。制御システム1においては、フィールドネットワークを介して、複数のロボット30は、ロボット30以外の他装置40(例えばサーボ等)とも接続されていてもよい。複数のロボット30は、少なくとも、第1ロボット31、及び、第2ロボット32を含み、さらに、他のロボットを含んでもよい。一例として、制御システム1において、制御装置10と、第1ロボット31と、第2ロボット32と、他装置40とは、LANケーブル2を介して直列的に接続されている。
フィールドネットワークは、制御装置10と、複数のロボット30および他装置40との間で遣り取りされる各種データを伝送する。フィールドネットワークとしては、産業用イーサネット(登録商標)であるEtherCAT(登録商標)を採用している構成を例示するが、これに限らず、定周期で各種データの送受信が行われるネットワークを用いることができる。例えば、フィールドネットワークとして、PROFINET(登録商標)、MECHATROLINK(登録商標)-III、Powerlink、SERCOS(登録商標)-III、CIP Motionなどの産業用のイーサネット(登録商標)などを用いることができる。
第2ロボット32は、第1ロボット31の現在位置の情報と目標位置の情報と第2ロボット32の目標位置の情報とをフィールドネットワークを介して受信する。第2ロボット32は、自装置の現在位置を知っている。第2ロボット32は、第1ロボット31の現在位置と目標位置とから第1ロボット31の軌道を計算し、第2ロボット32の現在位置と目標位置とから第2ロボット32の軌道を計算する。第2ロボット32は、第1ロボット31の軌道と第2ロボット32の軌道から、第1ロボット31と第2ロボット32とが衝突するか否かを判定する。衝突する場合、第2ロボット32は、衝突を回避するために、自装置の軌道を修正する。
各ロボットの軌道の計算、衝突の判定、及び回避するための軌道修正を、目標位置を指示するマスター装置である制御装置10ではなく、スレーブ装置である第2ロボット32自身に行わせる。これにより、計算負荷の分散させることができる。また、適切な軌道をより早く決定することができる。それゆえ、動作誤差を考慮した周囲範囲(他のロボットが入らないようにする範囲)を小さくすることができる。その結果、複数のロボットを間隔を詰めて配置することができ、製造ラインのサイズを小さくすることができる。また、ユーザは、第2ロボットと第1ロボットとの干渉を考えずに、ロボットを動作させるユーザプログラムを作ることができる。
〔§2 構成例〕
図1に示すように、制御装置10は、機械および設備などの制御対象を制御するPLC(programmable logic controller)であり、複数のロボット30、及び、他装置40を制御する。制御装置10から複数のロボット30には、フィールドネットワークを介して指令値が送信され、各ロボット30は、受信した指令値に基づいて動作する。他装置40にもフィールドネットワークを介して指令値が送られ、他装置40も、受け取った指令値に基づいて動作する。制御装置10は、フィールドネットワークを介した制御データの伝送において、当該制御データの伝送を主体的に管理する。
本実施形態では、複数のロボット30それぞれには、他のロボット30の可動部に対して衝突を回避させる優先順位が設定されているものとする。ここでは、一例として、フィールドネットワークにおける上流側(制御装置10に近い側)のロボット30よりも下流側(制御装置10から遠い側)のロボット30の優先順位が低いものとする。すなわち、第1ロボット31の軌道の優先順位よりも、第2ロボット32の軌道の優先順位が低く、第2ロボット32が第1ロボット31に対する衝突を回避する。これにより、ロボット30同士がお互いに同じ方向に回避行動を採った場合に衝突してしまうことを防止することができる。すなわち、より確実に、ロボット30同士の衝突を回避することができる。
なお、回避対象であるロボット30(ここでは第1ロボット31)をマスター側のロボット30、回避行動を採るロボット(ここでは第2ロボット32)をスレーブ側のロボット30等と称する場合がある。
図2は、制御装置10から複数のロボット30および他装置40に送信される1フレーム分の制御データ60のパケットの構成を示す図である。EtherCAT(登録商標)では、複数のロボット30は、それぞれのロボット30用の制御データが1セットとなった制御データ60を、所定周期毎に、フィールドネットワークを介して送受信する。図2において、制御データ60のうち、左端が第1ロボット31を制御するための制御データ(軌道特定情報)61であり、その横が第2ロボット32を制御するための制御データ(軌道特定情報)62で、さらに他のロボットが存在する場合、制御データ62の横に順にそれぞれのロボットの制御データが設けられる。制御データ61、62・・・は、フィールドネットワークに接続されて制御装置10にて制御されるロボット30の数分含まれる。図2では、制御データ60のうち、右端に、他装置40の制御データ70が設けられている。
ロボット毎の制御データは、それぞれINデータ(入力データ)とOUTデータ(出力データ)とを含む。すなわち、制御データ61はINデータ61aとOUTデータ61bとを含み、制御データ62はINデータ62aとOUTデータ62bとを含み、・・・制御データ70はINデータ70aとOUTデータ70bとを含む。
INデータは、制御装置10からロボット30または他装置40に伝えるための情報である。各INデータには、制御装置10によって、各ロボット30を動作させるための指令値が付加される。具体的には、制御装置10によって、制御データ60のうち、制御データ61のINデータ61aには第1ロボット31を動作させるための指令値が付加され、制御データ62のINデータ62aには第2ロボット32を動作させるための指令値が付加され、・・・制御データ70のINデータ71aには他装置40を動作させるための指令値が付加される。
指令値は、ロボット30の動きを決定するデータであり、例えば、本実施形態では、ロボット30が移動する目標位置(XYZ座標)を示す情報(目標位置情報)である。ロボット30は、目標位置に従って、軌道を計算し、計算した軌道に従って可動部を動作させる。
OUTデータは、ロボット30または他装置40から制御装置10に伝えるための情報である。各OUTデータには、各ロボット30によって、自装置の状態を表す情報が付加される。具体的には、制御データ60のうち、制御データ61のOUTデータ61bには第1ロボット31によって第1ロボット31の状態を表す情報が付加され、制御データ62のOUTデータ62bには第2ロボット32によって第2ロボット32の状態を表す情報が付加され、・・・制御データ70のOUTデータ70bには他装置40によって他装置40の状態を表す情報が付加される。
自装置の状態を表す情報とは、例えば、各ロボット30の可動部(例えばマニピュレータ)の現在位置(XYZ座標)を表す情報である。この各ロボット30の現在位置とは、各ロボット30の実際の現在位置であってもよいし、所定期間後(次フレーム時)に各ロボット30が動作している予定位置を、現在位置とみなしてもよい。
制御データ60のうち、制御データ61は、第1ロボット31の可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報を含む。制御データ62は、第2ロボット32の可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報を含む。
各ロボット30は、制御データ60のうち、自装置のために割り当てられた領域の制御データを少なくとも取り込む。例えば、マスター側のロボット30(第1ロボット31)は、自装置のために割り当てられた制御データ61のINデータ61aを取り込む。さらに、本実施形態では、後述のように、スレーブ側のロボット30(第2ロボット32)は、制御データ60のうち、自装置のために割り当てられた制御データ62のINデータ62aだけでなく、回避対象であるマスター側のロボット30(第1ロボット31)のために割り当てられた制御データ61も取り込み、マスター側のロボット30(第1ロボット31)の軌道も把握する。
図1及び図2を用いて、制御システム1における、制御データ60の流れを説明する。制御装置10は、I/Oポート50を有する。I/Oポート50は、送信部(図1では「TX」と記載)51と受信部(図1では「RX」と記載)52とを含む。第1ロボット31は、I/Oポート50a・50bを有する。I/Oポート50a・50bは、それぞれ、送信部51と受信部52とを含む。第2ロボット32もI/Oポート50a・50bを有し、他装置40もI/Oポート50a・50bを有する。すなわち、第1ロボット31、第2ロボット32及び他装置40は、I/Oポートを2つずつ備えている。
そして、例えば、制御装置10におけるI/Oポート50と第1ロボット31のI/Oポート50aとはLANケーブル2にて接続されている。第1ロボット31のI/Oポート50bと第2ロボット32のI/Oポート50aとはLANケーブル2にて接続されている。第2ロボット32のI/Oポート50bと他装置40のI/Oポート50aとはLANケーブル2にて接続されている。ここでは、他装置40がフィールドネットワークの末端の装置である。
制御装置10は、各ロボット30の目標位置を示す情報を制御データ60の各INデータに付加して、一括して送信部51よりフィールドネットワークへ送信する(出力処理)。制御装置10からフィールドネットワークへ送信された制御データ60は、最初の第1ロボット31のI/Oポート50aの受信部52に送信されて、第1ロボット31が備えるもう一つのI/Oポート50bの送信部51から2番目の第2ロボット32のI/Oポート50aにおける受信部52へ送信される。この際、第1ロボット31は、制御装置10から受信した制御データ60のうち、自装置のために割り当てられている領域(すなわち制御データ61)にアクセスして、INデータ61aを取り込むと共にOUTデータ61bに自装置の現在位置を示す情報を付加する。2番目の第2ロボット32には、第1ロボット31にてOUTデータ61bに現在位置を示す情報が付加された制御データ60が送信される。
そして、第2ロボット32も第1ロボット31と同様に、受信した制御データ60のうち、自装置のために割り当てられている領域(すなわち制御データ62)にアクセスして、INデータ62aを取り込む。加えて、第2ロボット32は、制御データ60のうち、第1ロボット31のために割り当てられている領域(すなわち制御データ61)にもアクセスし、第1ロボット31のために割り当てられている制御データ61のINデータ61a及びOUTデータ61bも取り込む。そして、第2ロボット32は、制御データ60のうちOUTデータ62bに自装置の現在位置を示す情報を付加する。同様の処理が、フィールドネットワークを介して接続されている各ロボットにおいて順次行われる。
ここでは、末端の他装置40においても同様にINデータ70aを取り込むと同時にOUTデータ70bに自装置の現在位置を示す情報を付加する。末端の他装置40から送信された制御データ60は、フィールドネットワークを逆流して、第2ロボット32、第1ロボット31を順に通って、制御装置10に戻る。
制御装置10から送信された制御データ60が最終的にフィールドネットワークを周回(往復)して返ってくるまでの間に、フィールドネットワークを介して接続されている全てのロボット30のうち、マスター側のロボット30は、自装置のために割り当てられた制御データにおけるINデータの取り込み及びOUTデータへの自装置の現在位置を示す情報の付加を行う。また、スレーブ側のロボット30は、自装置のために割り当てられた制御データにおけるINデータの取り込み及びOUTデータへの自装置の現在位置を示す情報の付加と、自装置よりマスター側のロボット30に割り当てられた制御データの取り込みとを行う。
このように、制御システム1では、フィールドネットワークを介して、所定期間毎に、制御データ60を周回させる。所定期間は、特に限定されるものではないが、例えば、1msec程度とすることができる。なお、フィールドネットワークを制御データ60が1回周回する期間(所定期間)をフレームと称する場合がある。
なお、第2ロボット32は、複数のロボット30のうち、第1ロボット31だけでなく、第1ロボット31に加えて他のロボット30の軌道を計算し、当該他のロボット30に対しても衝突を回避する行動を採るように設定されていてもよい。この場合、第2ロボット32は、制御データ60が末端の他装置40から返ってきたときに、自装置よりスレーブ側の他のロボット30が付加したOUTデータを取り込んでもよい。そのため、回避させる優先順位は、ネットワークの接続順(制御データ60の受信順)とは関係なく設定することができる。
図3は、一実施形態に係る制御システム1が備えるロボット30の概略構成を表す図である。図3では、制御システム1が備えるロボットの一例として、第2ロボット32を例示しているが、他のロボット30についても同様である。第2ロボット32は、ロボット本体32aと、ロボット本体32aに接続された、多関節を有する可動部であるロボットアーム32bとを備えている。
第2ロボット32は、上流側の第1ロボット31から制御データ60を取得すると、制御データ60のうち、自装置のために割り当てられた制御データ62のINデータ62aに付加された目標位置を取得し、可動部であるロボットアーム32bの現在位置を示す情報を自装置のために割り当てられた制御データ62のOUTデータ62bに付加する。そして、第2ロボット32は、当該制御データ60を下流側の他装置40へ送信する。第2ロボット32は、可動部であるロボットアーム32bの現在位置から、取得した目標位置へ至る軌道を計算する。そして、第2ロボット32は、計算した軌道に沿って可動部であるロボットアーム32bを移動させる。これにより、可動部であるロボットアーム32bの現在位置が更新される。
ここで、軌道とは、ロボットアーム32bの現在位置から目標位置までの所定時間毎(フレーム毎)の予定位置(XYZ座標)である。換言すると、軌道とは、ロボットアーム32bが現在位置から目標位置まで動く所定時間毎(フレーム毎)のロボットアーム32bが存在する予定の領域の集合である。軌道とは、時間と空間とを合わせた4次元空間においてロボットアーム32bが存在する予定の領域の集合である。
ここで、ロボットアーム32bが現在位置から目標位置まで動くときの存在する予定の領域の集合(すなわち軌道)だけを考慮して第2ロボット32及び他のロボット30の制御を行うと、種々の誤差によって、第2ロボット32が他のロボット30と衝突してしまう可能性がある。このため、予め、ロボットアーム32bを中心とした筒状等、ロボットアーム32bとその周囲とを含む広い領域である所定の周囲範囲Rを設定しておく。そして、第2ロボット32は、ロボットアーム32bの軌道を計算すると、当該軌道と周囲範囲Rとに基づいて、軌道よりも所定時間毎の領域が大きい領域の集合である周囲範囲軌道を計算する。そして、後述のように、当該計算した第2ロボット32の周囲範囲軌道と、マスター側である第1ロボット31の周囲範囲軌道とに基づいて、マスター側の第1ロボット31との衝突を避ける回避行動を採る。つまり、第2ロボと32は、周囲範囲軌道内にマスター側の第1ロボット31が存在する場合は、自装置が回避すべきと判定する。
また、現在位置とは、第2ロボット32の可動部であるロボットアーム32bの実際の現在位置(制御データ60を取得した時のロボットアーム32bの位置)であってもよいし、次フレーム時のロボットアーム32bの予定位置であってもよい。
図4は、第1ロボット31の機能ブロックを表す図である。本実施形態では、第1ロボット31は、第2ロボット32が衝突を回避する回避対象のロボット30である。すなわち、第1ロボット31は、第2ロボット32よりも衝突と回避させる優先順位が高いマスター側のロボット30の例である。
第1ロボット31は、ロボット本体31aと、ロボットアーム(可動部)31bとを備える。ロボット本体31aは、I/Oポート50a・50bに加え、通信制御部21と、第1制御部22Mとを備えている。
通信制御部21は、I/Oポート50a及びI/Oポート50bを介して、第1ロボット31の通信を制御する。通信制御部21は、外部装置からI/Oポート50a又はI/Oポート50bの受信部52を介して制御データ60を受信する。通信制御部21は、制御データ60のうちINデータ61aを取り込んで第1制御部22Mに出力すると共に、現在位置を示す情報を制御データ60のOUTデータ61bに書き込む。通信制御部21は、制御データ60を、I/Oポート50a又はI/Oポート50bの送信部51へ出力することで、外部装置へ送信する。
第1制御部22Mは、第1ロボット31の駆動を制御する。また、第1制御部22Mは、制御データ60に付加された各種情報に基づいて第1ロボット31の動作を制御したり、制御データ60に付加する各種情報を生成したりする。第1制御部22Mは、軌道計算部23Mと、動作制御部26とを備えている。この第1制御部22Mの処理の流れについて、図4及び図5を用いて説明する。
図5は、第1ロボット31の第1制御部22Mの処理の流れを表す図である。軌道計算部23Mは、制御データ60のうち、第1ロボット31用に割り当てられている制御データ61におけるINデータ61aに付加されているロボットアーム31b(自装置の可動部)の目標位置を取得する(ステップS1)。そして、軌道計算部23Mは、ロボットアーム31bの現在位置と、取得した目標位置とから、ロボットアーム31bにおける目標位置へ至る軌道を計算する(ステップS2)。次いで、動作制御部26は、軌道計算部23Mが計算した軌道に基づいて、第1ロボット31の可動部であるロボットアーム31bの動作を制御する(ステップS3)。そして、軌道計算部23Mは、ステップS2にて計算した軌道から、次フレーム時のロボットアーム31bの予定位置を、現在位置を示す情報として、第1ロボット31の通信制御部21に出力する(ステップS4)。通信制御部21は、次フレームにおいて制御データ60を受信すると、INデータ61aを取り込んで第1制御部22Mに出力すると共に、現在位置を示す情報をOUTデータ61bに書き込む。通信制御部21は、制御データ60を、送信部51を介して下流側の第2ロボット32へ送信する。
図6は、第2ロボット32の機能ブロックを表す図である。本実施形態では、第2ロボット32は、第1ロボット31に対して衝突することを回避する行動を採る回避側のロボット30である。すなわち、第2ロボット32は、第1ロボット31よりも衝突を回避させる優先順位が低いスレーブ側のロボット30の例である。
第2ロボット32は、ロボット本体32aと、ロボットアーム(可動部)32bとを備える。ロボット本体32aは、I/Oポート50a・50bに加え、通信制御部21と、第2制御部22Sとを備えている。
通信制御部21は、I/Oポート50a及びI/Oポート50bを介して、第2ロボット32の通信を制御する。通信制御部21は、外部装置からI/Oポート50a又はI/Oポート50bの受信部52を介して制御データ60を受信する。通信制御部21は、制御データ60のうちINデータ62a、INデータ61a、及びOUTデータ61bを取り込んで第2制御部22Sに出力すると共に、現在位置を示す情報を制御データ60のOUTデータ62bに書き込む。通信制御部21は、制御データ60を、I/Oポート50a又はI/Oポート50bの送信部51へ出力することで、外部装置へ送信する。
第2制御部22Sは、第2ロボット32の駆動を制御する。また、第2制御部22Sは、制御データ60に付加された各種情報に基づいて第2ロボット32の動作を制御したり、制御データ60に付加する各種情報を生成したりする。第2制御部22Sは、軌道計算部23Sと、周囲範囲軌道計算部24と、判定部25と、動作制御部26とを備えている。この第2制御部22Sの処理の流れについて、図6及び図7を用いて説明する。
図7は、第2ロボット32の第2制御部22Sの処理の流れを表す図である。軌道計算部23Sは、制御データ60のうち、第2ロボット32に割り当てられている制御データ62におけるINデータ62aに付加されているロボットアーム32b(自装置の可動部)の目標位置を取得する。加えて、軌道計算部23Sは、制御データ60のうち、回避対象である第1ロボット31に割り当てられている制御データ61における、INデータ61aに付加されているロボットアーム31b(回避対象のロボットにおける可動部)の目標位置と、OUTデータ61bに付加されているロボットアーム31bの現在位置とを取得する(ステップS21)。
次いで、軌道計算部23Sは、ロボットアーム32b(自装置の可動部)の現在位置と、取得したロボットアーム32bの目標位置とから、ロボットアーム32bにおける目標位置へ至る軌道を計算する(ステップS22)。さらに、軌道計算部23Sは、ロボットアーム31bの現在位置と、ロボットアーム31bの目標位置とから、ロボットアーム31bの目標位置へ至る軌道も計算する(ステップS23)。
そして、周囲範囲軌道計算部24は、ステップS22にて軌道計算部23Sが計算したロボットアーム32bの軌道と、自身又は他の記憶部に予め記憶されているロボットアーム32bの周囲範囲Rとから、ロボットアーム32bにおける目標位置へ至るまでの周囲範囲軌道を計算する(ステップS24)。さらに、周囲範囲軌道計算部24は、ステップS23にて軌道計算部23Sが計算したロボットアーム31b(回避対象のロボットにおける可動部)の軌道と、自身又は他の記憶部に予め記憶されているロボットアーム31bの周囲範囲Rとから、ロボットアーム31bにおける目標位置へ至るまでの周囲範囲軌道を計算する(ステップS25)。
次いで、判定部25は、ステップS24において周囲範囲軌道計算部24が計算したロボットアーム32bの周囲範囲軌道(第2周囲範囲軌道)に、ステップS25において周囲範囲軌道計算部24が計算したロボットアーム31bの周囲範囲軌道(第1周囲範囲軌道)が含まれるか否か(一部でも重なるか否か)を判定する(ステップS26)。
ステップS26において、ロボットアーム32bの周囲範囲軌道に、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道が含まれると判定部が判定すると(ステップS26のYes)、軌道計算部23Sは、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道を避けるように、ロボットアーム32bにおける現在位置から目標位置へ至る軌道を再計算(修正)する(ステップS27)。例えば、軌道計算部23Sは、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道から離れる方向に、ロボットアーム32bの軌道を修正する。そして、周囲範囲軌道計算部24は、ステップS27にて軌道計算部23Sが再計算したロボットアーム32bにおける軌道と、自身又は他の記憶部に予め記憶されているロボットアーム32bの周囲範囲Rとから、ロボットアーム32bにおける目標位置へ至るまでの周囲範囲軌道を再計算する(ステップS28)。そして、ステップS26へ戻る。
ステップS26において、ロボットアーム32bの周囲範囲軌道に、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道が含まれないと判定部が判定すると(ステップS26のNo)、動作制御部26は、軌道計算部23Sが計算した軌道に基づいて、第2ロボット32の可動部であるロボットアーム32bの動作を制御する(ステップS29)。そして、軌道計算部23Sは、ロボットアーム32bの軌道から、次フレーム時のロボットアーム32bの予定位置を、現在位置を示す情報として、第2ロボット32の通信制御部21に出力する(ステップS30)。通信制御部21は、次フレームにおいて制御データ60を受信すると、INデータ62a、INデータ61a、及びOUTデータ61bを取り込んで第2制御部22Sに出力すると共に、現在位置を示す情報をOUTデータ62bに書き込む。通信制御部21は、制御データ60を、送信部51を介して下流側の他のロボット30へ送信する。
なお、ステップS27において、軌道計算部23Sは、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道を避けるように、ロボットアーム32bの軌道を再計算している。この軌道計算部23Sが軌道を再計算する方法としては、ロボットアーム31bの周囲範囲軌道を避けるように、ロボットアーム32bの現在位置から目的位置までの空間経路を変更してもよいし、空間経路を変更せずにロボットアーム32bの移動速度を変更する(すなわち、所定期間毎のロボットアーム32bの予定位置を変更する)ようにしてもよい。
また、複数のロボット30それぞれに、他のロボット30に回避行動を採らせる優先順位を設けずに、それぞれのロボット30が、互いに回避行動を採ってもよい。
(主な効果)
このように、制御システム1において、スレーブ側の第2ロボット32は、マスター側の第1ロボット31のロボットアーム31bにおける現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための制御データ61におけるINデータ61a及びOUTデータ61bと、自装置のロボットアーム32bの目標位置を示す情報が付加されたINデータ62aとを、フィールドネットワークを介して取得する。
そして、第2ロボット32において、判定部25は、第1ロボット31のロボットアーム31bの軌道と、第2ロボット32の目標位置から特定される、ロボットアーム32bの現在位置から目標位置へ至るまでの軌道とに基づいて、第1ロボット31と第2ロボット32とが衝突するか否かを判定する(S26)。そして、軌道計算部23Sは、第1ロボット31と第2ロボット32とが衝突する場合、第1ロボット31から避けるように第2ロボットのロボットアーム32bの軌道を再計算する(ステップS27)。
このように、第2ロボット32自身が、第1ロボット31と衝突しないような軌道を計算する。このため、ユーザは、干渉を考えずに、ロボットを動作させるユーザプログラムを作ることができる。この結果、ロボット30自身が他のロボット30との衝突を回避することで、ロボット30の動作を指示するユーザプログラムを作成するユーザの負担を軽減した制御システム1が実現できる。
また、第2ロボット32において、軌道計算部23Sは、第2ロボット32におけるロボットアーム32bの現在位置から、第2ロボット32のロボットアーム32bの目標位置へ至るまでの、所定期間毎の第2ロボット32のロボットアーム32bの予定位置を軌道として計算する(ステップS22)。このように、第2ロボット32を制御する制御装置10側ではなく、第2ロボット32側にて、第2ロボット32のロボットアーム32bの現在位置から目標位置へ至るまでの複数の予定位置を軌道として計算することで、ユーザが予め第2ロボット32のロボットアーム32bの軌道をプログラミングしておく手間を省くことができる。
前記第2ロボット32における周囲範囲軌道計算部24は、第2ロボット32のロボットアーム32bの軌道に基づいて、第2ロボット32のロボットアーム32bにおける周囲範囲軌道を計算し(ステップS24)、第1ロボット31のロボットアーム31bの軌道に基づいて、第1ロボット31のロボットアーム31bにおける周囲範囲軌道を計算する(ステップS25)。そして、判定部25は、具体的には、第2ロボット32におけるロボットアーム32bの周囲範囲軌道に、第1ロボット31におけるロボットアーム31bの周囲範囲軌道が含まれるか否かを判定することで(ステップS26)、第1ロボット31と第2ロボット32とが衝突するか否かを判定する。
これにより、第2ロボット32を制御する制御装置10側ではなく、第2ロボット32側において、第1ロボット31の周囲範囲軌道と第2ロボット32の周囲範囲軌道とを計算するため、両者が衝突しないような第2ロボット32の軌道をより早く決定することができる。これにより、第1ロボット31及び第2ロボット32が衝突しないように確保するマージン(周囲範囲)を小さくすることができる。それゆえ、製造ラインのサイズを小さくすることができる。また、各ロボット30の周囲範囲軌道を計算する負荷を制御装置10が計算していた場合と比べて、当該負荷を分散することができる。
そして、軌道計算部23Sは、判定部S26によって、第1ロボット31と第2ロボット32とが衝突すると判定された場合(ステップS26のYes)、第1ロボット31から避けるように第2ロボット32のロボットアーム32bの軌道を計算しなおす(ステップS27)。そして、軌道計算部23Sは、計算しなおした軌道における次フレーム時の第2ロボット32のロボットアーム32bの予定位置を表す情報(予定位置情報)を、制御データ62におけるOUTデータ62bに付加する。これにより、第2ロボット32におけるロボットアーム32bの現在位置を、他の装置に通知することができる。よって、適宜、他の装置は、第2ロボット32におけるロボットアーム32bの現在位置及び目標位置に基づいて、第2ロボット32におけるロボットアーム32bと衝突しないように回避行動を採ることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
第1ロボット31及び第2ロボット32の制御ブロック(特に軌道計算部23S、周囲範囲軌道計算部24、判定部25、動作制御部26、通信制御部21、及び軌道計算部23M)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、第2ロボット32は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 制御システム
2 LANケーブル
10 制御装置
21 通信制御部
22M、22S 制御部
23M、23S 軌道計算部
24 周囲範囲軌道計算部
25 判定部
26 動作制御部
30 ロボット
31 第1ロボット(ロボット)
31a、32a ロボット本体
31b、32b ロボットアーム(可動部)
32 第2ロボット(ロボット)
40 他装置
50、50a、50b I/Oポート
51 送信部
52 受信部
60、61、62 制御データ
61a、62a、70a、71a INデータ
61b、62b、70b OUTデータ

Claims (8)

  1. 制御装置および多関節を有する複数のロボットが同一のネットワークに直列的に接続された制御システムであって、
    前記制御装置は、前記複数のロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報を制御データに付加し、該制御データを前記ネットワークへ送信し、
    前記複数のロボットは、第1ロボット及び第2ロボットを含み、
    前記第2ロボットは、
    前記第1ロボットの可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報、及び、前記第2ロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報、が付加された制御データを、前記ネットワークを介して取得する通信制御部と、
    前記第1ロボットの前記可動部の軌道と、前記第2ロボットの目標位置から特定される、前記第2ロボットの前記可動部の現在位置から目標位置へ至るまでの軌道とに基づいて、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する判定部と、
    前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突する場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正する軌道計算部とを備える、制御システム。
  2. 前記複数のロボットは、所定期間毎に、前記ネットワークを介して前記制御データを受信する請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記軌道計算部は、さらに、前記第2ロボットにおける前記可動部の現在位置から、当該第2ロボットの前記可動部の前記目標位置へ至るまでの、前記所定期間毎の当該第2ロボットの前記可動部の予定位置を計算する請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記第2ロボットは、さらに、
    前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道に基づいて、当該第1ロボットの当該可動部の周囲を含む所定範囲の軌道である第1周囲範囲軌道を計算し、前記軌道計算部が計算した前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道に基づいて、前記第2ロボットの前記可動部の周囲を含む所定範囲の軌道である第2周囲範囲軌道を計算する周囲範囲軌道計算部を備え、
    前記判定部は、前記第2周囲範囲軌道に、前記第1周囲範囲軌道が含まれるか否かを判定することで、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記軌道計算部は、前記判定部によって、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突すると判定された場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正し、当該修正された軌道における次の所定期間後の前記第2ロボットの予定位置を表す予定位置情報を、前記制御データに付加し、
    前記通信制御部は、前記予定位置情報が付加された前記制御データを前記ネットワークに出力する請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記複数のロボットのそれぞれには、他のロボットに対して衝突を回避させる優先順位が設定されており、
    前記第1ロボットの優先順位よりも、前記第2ロボットの優先順位が低く、当該第2ロボットが前記第1ロボットに対する衝突を回避する請求項1~5の何れか1項に記載の制御システム。
  7. 前記第2ロボットは、前記複数のロボットのうち、前記第1ロボットに加えて、他のロボットの軌道を計算し、当該他のロボットに対しても衝突を回避する請求項6に記載の制御システム。
  8. 制御装置および複数のロボットが同一のネットワークに直列的に接続された制御システムの制御方法であって、
    前記制御装置は、前記複数のロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報を制御データに付加し、該制御データを前記ネットワークへ送信し、
    前記複数のロボットは、第1ロボット及び第2ロボットを含み、
    前記第2ロボットにおいて、
    前記第1ロボットの可動部における現在位置から目標位置へ至るまでの軌道を特定するための軌道特定情報、及び、前記第2ロボットの可動部の目標位置を示す目標位置情報、が付加された制御データを、前記ネットワークを介して取得するステップと、
    前記第1ロボットの前記可動部の軌道と、前記第2ロボットの目標位置から特定される、前記第2ロボットの前記可動部の現在位置から目標位置へ至るまでの軌道とに基づいて、前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突するか否かを判定する判定ステップと、
    前記第1ロボットと前記第2ロボットとが衝突する場合、前記第1ロボットの前記可動部の前記軌道を避けるように前記第2ロボットの前記可動部の前記軌道を修正する軌道計算ステップとを行わせる、制御システムの制御方法。
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