JP7138774B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、庫内を照らす照明装置を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫には、庫内を明るく照らすための照明装置が配置されている。冷蔵庫のヒンジ式の扉を開けることにより、冷蔵庫に取り付けられたドアスイッチが反応すると、ドアスイッチによって切り換えられる電気信号が、冷蔵庫を制御する制御基板に供給される。そして、制御基板から照明装置に対して照明を点灯する命令が送信されることにより、照明装置が点灯する。このような照明装置では、主に、LED(Light Emitting Diode)が発光源として用いられる。
このような冷蔵庫では、照明装置の配置場所および配置方法について、様々な配置場所および配置方法が提案されている。例えば、特許文献1には、天井壁面の、庫内の収納棚よりも前方に設けられた凹部に照明装置を設け、収納棚および庫内の奥壁面に向けて光を照射する冷蔵庫が開示されている。
また、特許文献2には、側壁面の、庫内の収納棚よりも前方に設けられた凹部に照明装置を設け、収納棚および庫内の奥壁面に向けて光を照射する冷蔵庫が開示されている。さらに、特許文献3には、天井壁面および側壁面における庫内の収納棚よりも前方に、突出するとともに正面視左右方向に延設された傾斜部に照明装置を設け、収納棚および庫内の奥壁面に向けて光を照射する冷蔵庫が開示されている。
特開2008-039355号公報 特許第4055803号公報 特開2012-220134号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の冷蔵庫のように、照明装置を庫内の壁面に設けられた凹部に配置した場合、冷蔵庫の筐体に設けられたウレタンおよび真空断熱材等の断熱部材を照明装置の分だけ減らす必要があるため、断熱性能が悪化してしまう。
また、冷蔵庫の扉には、食品を収納するドアポケットが設けられているが、特許文献3に記載の冷蔵庫のように、照明装置を天井壁面等に延設した場合、庫内の視認性を向上させることができるが、ドアポケットおよびドアポケットに収納される食品と、照明装置とが接触する虞がある。そのため、ドアポケットに収納される食品の大きさが制限されてしまう。この場合、ドアポケットに収納される食品が制限されないように、ドアポケットの大きさおよび配置位置等の仕様を変更することも考えられる。しかしながら、ドアポケットは、ユーザからの要求に基づいて予め決められた大きさの食品が収納できるようになっているため、ドアポケットの仕様を変更することは、非常に困難である。
すなわち、特許文献3に記載の冷蔵庫では、断熱性能の悪化を抑制するとともに、庫内の視認性を向上させることができるが、ドアポケットに収納される食品が制限されてしまう。
本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、断熱性能の低下を抑制しつつ、収納される食品に対する制限および収納量の低下を抑制することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の冷蔵庫は、前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、前記貯蔵室内の天井面に下方に突出するように設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置とを備え、前記貯蔵室扉は、前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、前記貯蔵室は、前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、前記照明装置は、前記天井面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、前記天井面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、前記照明装置と前記ガイドピンとが一体的に形成されているものである。
また、本発明の冷蔵庫は、前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、前記貯蔵室内の天井面に下方に突出するように設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置とを備え、前記貯蔵室扉は、前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、前記貯蔵室は、前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、前記照明装置は、前記天井面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、前記天井面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、前記ガイドピンは、冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成され、前記背面部は、前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されているものである。
さらに、本発明の冷蔵庫は、前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、前記貯蔵室内の床面に設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置とを備え、前記貯蔵室扉は、前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、前記貯蔵室は、前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、前記照明装置は、前記床面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、前記床面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、前記照明装置と前記ガイドピンとが一体的に形成されているものである。
さらにまた、本発明の冷蔵庫は、前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、前記貯蔵室内の床面に設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置とを備え、前記貯蔵室扉は、前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、前記貯蔵室は、前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、前記照明装置は、前記床面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、前記床面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、前記ガイドピンは、冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成され、前記背面部は、前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されているものである。
以上のように、本発明によれば、照明装置が貯蔵室内の天井面に下方に突出するように設けられるとともに、前後方向においてドアポケットと重なり、左右方向においてドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置に配置される。これにより、貯蔵室扉を開閉した場合でもドアポケットおよびドアポケットに収納された食品に接触しない位置に照明装置が配置されるため、断熱性能の低下を抑制しつつ、収納される食品に対する制限および収納量の低下を抑制することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の一例を示す外観図である。 図1に示す線分A-Aを矢印方向から見た場合の冷蔵庫の内部構造図である。 図2の制御基板の構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る照明装置と冷蔵室の天井壁面との関係の一例を示す概略図である。 実施の形態1に係る照明装置と冷蔵室の天井壁面との関係の他の例を示す概略図である。 照明装置と冷蔵室の天井壁面との関係の第1の比較例を示す概略図である。 照明装置と冷蔵室の天井壁面との関係の第2の比較例を示す概略図である。 照明装置が収納棚の上部に設けられた場合の、照明装置による光の照射について説明するための概略図である。 照明装置が収納棚よりも前面側に設けられた場合の、照明装置による光の照射について説明するための概略図である。 上面から見て照明装置がドアポケットに重なる位置に設けられた場合の、図2の冷蔵室を上面から見た場合の内部構造図である。 上面から見て照明装置がドアポケットに重ならない位置に設けられた場合の、図2の冷蔵室を上面から見た場合の内部構造図である。 照明装置におけるLEDの光軸のx軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。 照明装置におけるLEDの光軸のz軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。 照明装置におけるLEDの光軸のy軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫を側面側から見た場合の冷蔵室の内部構造図である。 図15の照明装置およびガイドピンの一例を示す概略図である。 図15の照明装置およびガイドピンの他の例を示す概略図である。 図16のガイドピンの他の例を示す概略図である。 図17のガイドピンの他の例を示す概略図である。 片開き式扉が設けられた冷蔵室を上面から見た場合の内部構造図である。 片開き式扉が設けられた冷蔵室の他の例を上面から見た場合の内部構造図である。 片開き式扉が設けられた冷蔵室のさらに他の例を上面から見た場合の内部構造図である。 冷蔵室を上面から見た場合の一例を示す内部構造図である。 図23の照明装置と収納棚との配置関係について説明するための第1の例を示す概略図である。 図23の照明装置と収納棚との配置関係について説明するための第2の例を示す概略図である。 図23の照明装置と収納棚との配置関係について説明するための第3の例を示す概略図である。 照明装置の一例を示す概略図である。 照明装置の明るさについて説明するための概略図である。 点灯制御信号のデューティ比と照度との関係の一例を示すグラフである。 デューティ比が50%である場合の点灯制御信号の一例を示すグラフである。 デューティ比が75%である場合の点灯制御信号の一例を示すグラフである。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の説明に用いられる図面では、各構成要素についての大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態1に係る冷蔵庫について説明する。本実施の形態1に係る冷蔵庫は、庫内を照らすことができる照明装置を備えたものである。
[冷蔵庫100の構成]
図1は、本実施の形態1に係る冷蔵庫100の一例を示す外観図である。なお、以下の説明において、右側および左側は、冷蔵庫100の前面側から背面側に向かう方向(前後方向)を正面としたときの方向を示す。すなわち、右側は、図1の紙面の右側に対応し、左側は、図1の紙面の左側に対応するものとする。また、以下では、左側から右側へ向かう方向(左右方向)をx方向とし、前面側から背面側へ向かう方向(前後方向)をy方向とし、上面側から下面側へ向かう方向(上下方向)をz方向として説明する。
図1に示すように、冷蔵庫100は、外郭を構成する筐体100Aを備える。筐体100Aは、前面に開口を有する外箱(図示せず)と、仕切壁で各貯蔵室が区画され、外箱の開口から外箱内に嵌め込まれた内箱(図示せず)と、外箱と内箱との空間に充填されたウレタン212または真空断熱材211などの断熱部材210(図4~図7参照)とで構成された、断熱性を有する箱体である。冷蔵庫100は、筐体100A内に、上段から順に、冷蔵室1、筐体100Aの左右方向に併設された製氷室2および切替室3、野菜室4ならびに冷凍室5を貯蔵室として備えている。
冷蔵室1、製氷室2および切替室3、野菜室4ならびに冷凍室5の各貯蔵室には、冷蔵庫100の前面側にそれぞれ貯蔵室扉が設けられている。冷蔵室1の開口面には、図示しないヒンジを軸として回転方向に開閉する観音開き式扉1Aが設けられている。観音開き式扉1Aは、例えば、左右で幅が異なる一対の扉で形成されている。製氷室2には、引出式扉2Aが前後に開閉自在に設けられている。同様に、切替室3には引出式扉3Aが設けられ、野菜室4には引出式扉4Aが設けられ、冷凍室5には引出式扉5Aが設けられている。
これらの引出式扉2A~5Aは、当該引出式扉2A~5Aに固定して設けられた図示しないフレームを、各貯蔵室の左右の内壁面に水平に形成された図示しないレールに対してスライドさせるようになっている。これにより、引出式扉2A~5Aは、冷蔵庫100の奥行方向、つまり前後方向(y方向)に開閉できるようになっている。
観音開き式扉1Aの外側表面には、貯蔵室の保冷温度の設定および急冷設定などを行う操作部である操作パネル101が設けられている。なお、操作パネル101は、この例に限られず、例えば冷蔵室1の内壁面に配置されてもよい。
冷蔵庫100は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、冷蔵庫100は、製氷室2および切替室3を設けないで構成してもよい。また、冷蔵庫100は、野菜室4および冷凍室5の位置を逆に構成してもよい。
図2は、図1に示す線分A-Aを矢印方向から見た場合の冷蔵庫100の内部構造図である。図2に示すように、冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4および冷凍室5の各貯蔵室は、隣接する貯蔵室との間での熱の移動を遮断する断熱仕切り壁6によって仕切られている。
野菜室4には、被冷却物を内部に収納できる収納ケース401が引出し自在に格納されている。収納ケース401は、引出式扉4Aのフレームによって支持されており、引出式扉4Aの開閉に連動して前後方向にスライドするようになっている。同様に、切替室3および冷凍室5には、被冷却物を内部に収納できる収納ケース301および収納ケース501がそれぞれ引出し自在に格納されている。また、製氷室2には、製氷した氷を内部に収納できる収納ケース201が引出し自在に格納されている。なお、各貯蔵室に設けられる収納ケースの数はそれぞれ1つであってもよいが、冷蔵庫100全体の容量を考慮して、整理性などが向上する場合には2つ以上であってもよい。
冷蔵室1には、食品10を収納するための1または複数の収納棚1aが上下方向(z方向)に設けられている。収納棚1aは、例えば透過性を有する部材で形成されている。また、観音開き式扉1Aには、食品10を収納するための1または複数のドアポケット1bが設けられている。ドアポケット1bは、観音開き式扉1Aの庫内側の面に、予め決められた高さの食品10が収納できるように設けられている。
なお、収納棚1aの大きさは、食品収納量を少しでも増やすために、ドアポケット1bに接触しない範囲で可能な限り広く形成されている。そのため、ドアポケット1bと収納棚1aとの間には、スペースがほとんどない。
さらに、冷蔵室1の内部には、冷蔵室1内に光を照射する照明装置7が設けられている。照明装置7は、例えば、発光源としての少なくとも1つのLEDと、LEDを覆うカバーとを有している。LEDは、例えば基板に実装されている。この基板には、コネクタが取り付けられ、制御基板120に接続されたリード線130が取り付けられるのが一般的である。また、照明装置7の背面は、例えば、水分の侵入を防ぐためにシール部材で覆われる場合もある。なお、LEDを覆うカバーは、発光したLEDの眩しさを軽減するために、シボ加工が施されたり、光を拡散するような形状に形成されたりすることが多い。
本実施の形態1において、照明装置7は、収納棚1aよりも前面側かつ冷蔵室1の天井壁面に、下方(z方向)に突出するように設けられている。
また、冷蔵庫100には、複数の扉開閉検知スイッチ102が設けられている。複数の扉開閉検知スイッチ102は、観音開き式扉1Aおよび引出式扉2A~5Aのそれぞれに対応して設けられ、それぞれの扉の開閉を検知し、開閉状態を出力する。なお、扉の開閉を検知する部屋を限定する場合、扉開閉検知スイッチ102は、扉の開閉を検知する部屋だけに設けられてもよい。
冷蔵庫100の背面側には、各貯蔵室を冷却するための冷却機構として、圧縮機111と、冷却器112と、送風ファン113と、風路114と、制御基板120とが設けられている。また、図示しないが、冷蔵庫100の背面側には、凝縮器と、減圧装置としての毛細管とが設けられている。冷蔵庫100では、圧縮機111、凝縮器、毛細管および冷却器112が配管等で接続され、内部を冷媒が循環することにより、冷凍サイクル装置が構成される。冷凍サイクル装置が制御基板120によって制御されて動作することにより、各貯蔵室に供給される冷気が生成される。
圧縮機111は、冷凍サイクル装置内を循環する冷媒を圧縮する。冷却器112は、冷凍サイクル装置内の冷媒を蒸発させ、蒸発時の吸熱作用によって周辺の空気を冷却する。送風ファン113は、冷却器112の近傍に配置され、冷却器112によって冷却された冷却空気を、冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4および冷凍室5の各貯蔵室に送風する。風路114は、冷却器112によって冷却された冷却空気を、送風ファン113によって各貯蔵室に供給する経路である。
圧縮機111で圧縮された冷媒は、凝縮器で凝縮される。凝縮された冷媒は、毛細管で減圧される。減圧された冷媒は冷却器112において蒸発し、この蒸発時の吸熱作用により冷却器112周辺の空気が冷却され、冷気が生成される。
冷却器112によって生成された冷却器112周辺の冷気は、送風ファン113によって風路114を通った後、冷凍室5、切替室3、製氷室2および冷蔵室1へと送風され、各貯蔵室を冷却する。冷蔵室1から排出される戻り冷気は、図示しない冷蔵室用帰還風路を循環することにより野菜室4を冷却し、その後、図示しない野菜室用帰還風路を通って冷却器112に戻される。
なお、各貯蔵室の温度は、各貯蔵室に設置された図示しないサーミスタにより検知される。そして、各貯蔵室の温度は、予め設定された温度になるように、風路114に設置された図示しないダンパの開度、圧縮機111の出力および送風ファン113の送風量が制御基板120で調整されることによって制御される。
制御基板120は、冷蔵庫100全体の動作を制御する。制御基板120は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。
図3は、図2の制御基板120の構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御基板120は、操作パネル101、サーミスタ116および扉開閉検知スイッチ102から信号が入力される。また、制御基板120は、圧縮機111、送風ファン113、ダンパ115および照明装置7に対して信号を出力する。制御基板120は、取得部121、演算部122、判定部123、駆動部124および記憶部125を備えている。
取得部121は、操作パネル101から操作内容に対応した操作信号、および、サーミスタ116および扉開閉検知スイッチ102が検知した信号を取得する。演算部122は、取得部121が取得した各信号に対して各種の演算処理を行う。判定部123は、演算部122の演算結果に基づき、各種判定を行う。駆動部124は、判定部123の判定結果に基づき、圧縮機111、送風ファン113、ダンパ115および照明装置7を駆動するように、各部に対して駆動信号を出力する。記憶部125は、制御基板120の各部で用いられる各種の情報を記憶する。
[照明装置7の配置]
照明装置7の配置について、図4~図11を参照して説明する。ここでは、冷蔵室1の上下方向(z方向)に対する照明装置7の配置について、図4~図7を用いて説明し、冷蔵室1の前後方向(y方向)に対する照明装置7の配置について、図8~図11を用いて説明する。
図4は、本実施の形態1に係る照明装置7と冷蔵室1の天井壁面との関係の一例を示す概略図である。図4に示すように、照明装置7は、ネジ板220を介して冷蔵室1の天井壁面に取り付けられている。このとき、照明装置7は、冷蔵室1の上下方向(z方向)において、一部が天井壁面に埋め込まれるようにして取り付けられる。すなわち、照明装置7は、冷蔵室1の上下方向(z方向)において、少なくとも一部が天井壁面から下方に突出するように設けられる。
冷蔵庫100の筐体100Aを構成する外箱と冷蔵室1の天井壁面との間には、上述したように断熱部材210が設けられている。断熱部材210は、例えば、真空断熱材211およびウレタン212の一方もしくは両方で構成され、冷蔵庫100の外部からの熱の侵入を防ぐことで断熱する。この例では、断熱部材210は、上側に真空断熱材211が用いられ、下側にウレタン212が用いられている。この場合、断熱部材210は、ウレタン212が真空断熱材211と内箱との間(隙間)に流し込まれ、発泡されて隙間なく充填されることによって形成されている。
図5は、本実施の形態1に係る照明装置7と冷蔵室1の天井壁面との関係の他の例を示す概略図である。図5に示す例は、照明装置7における冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれる上下方向(z方向)の高さが図4の例よりも低い場合を示す。この場合、ウレタン212よりも断熱性能の高い真空断熱材211の厚みが、図4の例よりも厚くなるように、断熱部材210が配置されている。
ここで、本実施の形態1に係る照明装置7の比較例として、照明装置7の大半が冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれるように配置される場合について考える。図6は、照明装置7と冷蔵室1の天井壁面との関係の第1の比較例を示す概略図である。図6に示す例は、照明装置7の大半が冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれるように、照明装置7が天井壁面に取り付けられる場合を示す。
また、第1の比較例では、照明装置7の大半が天井壁面に埋め込まれるため、照明装置7の取付形状に沿って加工されるウレタン212の上下方向(z方向)における厚みが厚くなる一方で、真空断熱材211の厚みが薄くなっている。そのため、図4に示す例と比較して、断熱性能が悪化してしまう。
図7は、照明装置7と冷蔵室1の天井壁面との関係の第2の比較例を示す概略図である。図7に示す例は、図6に示す第1の比較例と同様に、照明装置7の大半が冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれるように、照明装置7が天井壁面に取り付けられる場合を示す。また、第2の比較例では、真空断熱材211も照明装置7の取付形状に沿って加工されている。
第2の比較例では、真空断熱材211が加工されるため、真空断熱材211の上下方向(z方向)における厚みを、図4に示す例と略同様の厚みとすることができる。そのため、図4に示す例と同様に、断熱性能の低下を抑制することができる。
しかしながら、第2の比較例では、真空断熱材211が加工されるため、加工費が加算されることによってコストが増大し、さらに、加工工程が増えることによって製造時間も増大してしまう。また、照明装置7が取り付けられる位置では、真空断熱材211が照明装置7の取付形状に沿って加工されるため、真空断熱材211の上下方向(z方向)における厚みが薄くなる。そのため、照明装置7の取付位置では、断熱性能が悪化してしまう。
また、図7に示す例において、ウレタン212は、照明装置7の取付位置付近では流れ込む流路が細くなるため、適切に流れ込まず、十分に充填できない可能性がある。この場合には、断熱性能が悪化してしまう。
したがって、本実施の形態1において、照明装置7は、大半を冷蔵室1の天井壁面に埋め込むように配置されるのではなく、少なくとも一部が天井壁面から下方に突出するように配置される。この場合、照明装置7の取付位置における断熱部材210は、図4に示すように上下方向(z方向)の厚みが薄くなるものの、真空断熱材211を加工する必要がないため、断熱性能の低下を抑制することができる。また、図5に示すように、照明装置7の天井壁面に埋め込まれる上下方向(z方向)の高さを低くすることで、ウレタン212より断熱性能の高い真空断熱材211の厚みを厚くして、断熱性能の低下を抑制することもできる。
なお、図4~図7に示す例において、真空断熱材211とウレタン212との厚さの割合関係は一例であり、真空断熱材211をできるだけ厚くすれば断熱性能を向上させることができ、ウレタン212をできるだけ厚くすればコストを低減することができる。
図8は、照明装置7が収納棚1aの上部に設けられた場合の、照明装置7による光の照射について説明するための概略図である。図9は、照明装置7が収納棚1aよりも前面側に設けられた場合の、照明装置7による光の照射について説明するための概略図である。なお、図8および図9は、ユーザUによって冷蔵室1の観音開き式扉1Aが開かれた状態を示す。
図8に示す例では、照明装置7が収納棚1aの上部に設けられ、収納棚1aの前面側に光が照射されるようにLEDの光軸Lが設定されている。この場合、収納棚1aの前面側に食品10が配置されると、照明装置7からの光が食品10によって遮られる。そのため、照明装置7からの光が一部の食品10の前面に照射されず、ユーザUが観音開き式扉1Aを開いて冷蔵室1内を見たときの冷蔵室1内の視認性が悪化する。
これに対して、図9に示す例では、照明装置7が収納棚1aの前面側であり、収納棚1aの前面側に光が照射されるようにLEDの光軸Lが設定されている。この場合、収納棚1aの前面側に食品10が配置されても、食品10によって遮られる光の量が減少する。これにより、光がすべての食品10の前面に照射されるため、ユーザUが観音開き式扉1Aを開いて冷蔵室1内を見たときの視認性が向上する。
このように、冷蔵室1内の照明装置7の配置位置によって、冷蔵室1内の視認性が大きく異なり、照明装置7はできるだけ冷蔵室1(冷蔵庫100)の前面側に配置した方が、食品10の視認性向上には効果的である。そこで、本実施の形態1に係る冷蔵庫100では、冷蔵室1内の視認性が向上するように、照明装置7が収納棚1aよりも前面側に設けられるようにする。
なお、ドアポケット1bおよびドアポケット1bに収納される食品10と、照明装置7との接触を防ぐために、ドアポケット1bと収納棚1aとの間に照明装置7を配置することが考えられる。しかしながら、この場合には、収納棚1aまたはドアポケット1bを小さくする必要があり、食品収納量を減らしてしまう。
次に、冷蔵室1の左右方向(x方向)に対する照明装置7の配置について説明する。図2では、照明装置7とドアポケット1bに配置された食品10とが、冷蔵庫100の側面から投影した場合に、衝突する箇所にそれぞれ配置されているが、照明装置7と食品10との左右方向(x方向)における位置関係が判然としない。そこで、ここでは、左右方向(x方向)における照明装置7と食品10との関係について考える。
上述したように、冷蔵室1内において、観音開き式扉1Aのドアポケット1bは、350mlの缶などの予め決められた高さの食品10が収納できるようになっている。照明装置7が収納棚1aよりも前面側かつ天井壁面に設けられている場合、照明装置7の配置位置によっては、観音開き式扉1Aが閉じられた際に、照明装置7がドアポケット1bに収納された食品10と衝突する可能性がある。
図10は、上面から見て照明装置7がドアポケット1bに重なる位置に設けられた場合の、図2の冷蔵室1を上面から見た場合の内部構造図である。図11は、上面から見て照明装置7がドアポケット1bに重ならない位置に設けられた場合の、図2の冷蔵室1を上面から見た場合の内部構造図である。
図10に示すように、上面から見て照明装置7がドアポケット1bに重なる位置に設けられた場合において、冷蔵庫100の上面から投影すると、ドアポケット1bに収納された食品10の高さによっては、照明装置7が食品10と衝突してしまう。一方、図11に示すように、上面から見て照明装置7がドアポケット1bに重ならない位置に設けられた場合、照明装置7は、観音開き式扉1Aが開閉された際のドアポケット1bの移動範囲外となっている。そのため、照明装置7が食品10と衝突することがない。
そこで、本実施の形態1における照明装置7は、図11に示すように、観音開き式扉1Aを回転方向(図11の点線矢印方向)に開閉させた際に、ドアポケット1bおよびドアポケット1bに収納された食品10と衝突しない位置に設けられる。すなわち、照明装置7は、観音開き式扉1Aと共に回転するドアポケット1bの開閉軌跡に重ならない位置に設けられる。
[照明装置7による光の照射角度]
次に、照明装置7による光の照射角度について説明する。本実施の形態1に係る照明装置7は、左右方向であるx軸回り、前後方向であるy軸回り、および、上下方向であるz軸回りに予め設定された角度でLEDの光軸Lが傾斜するように設置される。
一般的に、冷蔵庫100における照明装置7のLEDには、表面実装型LEDが使われている。この場合、LEDの指向角θは120°程度のものが多く、庫内を広範囲で明るく照らすことができる。さらに、照明装置7の角度が予め設定されることにより、照明装置7は、庫内の様々な場所に配置した食品10を照らすことができ、また、庫内を隅々まで照らすことができる。
(光軸Lのx軸回りの傾斜角度)
図12は、照明装置7におけるLEDの光軸Lのx軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。図12は、冷蔵室1を側面側から見た場合であって、冷蔵室1の観音開き式扉1Aが開かれた状態を示す。図12に示すように、照明装置7は、鉛直方向(z方向)を基準として、x軸回りに角度αだけ冷蔵室1の背面壁側(y方向)にLEDの光軸Lが傾斜するように設けられている。このときの角度αは、0~90°とすると好ましい。
(光軸Lのz軸回りの傾斜角度)
図13は、照明装置7におけるLEDの光軸Lのz軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。図13は、冷蔵室1を上面側から見た場合であって、冷蔵室1の観音開き式扉1Aが開かれた状態を示す。図13に示すように、照明装置7は、前後方向(y方向)を基準として、z軸回りに角度βだけ左右方向(x方向)にLEDの光軸Lが傾斜するように設けられている。
(光軸Lのy軸回りの傾斜角度)
図14は、照明装置7におけるLEDの光軸Lのy軸回りの傾斜角度について説明するための概略図である。図14は、冷蔵室1を正面側から見た場合であって、冷蔵室1の観音開き式扉1Aが開かれた状態を示す。図14に示すように、照明装置7は、鉛直方向(z方向)を基準として、y軸回りに角度γだけ左右方向(x方向)にLEDの光軸Lが傾斜するように設けられている。
このように、LEDの光軸Lの角度α、βおよびγを設定した場合、LEDの光軸Lが庫内の中心方向に向けられるため、照明装置7は、冷蔵室1内の前面側かつ正面から見て中心方向から食品10の前面を全体的に照らすことができる。これにより、冷蔵室1内に収納された食品10の視認性を向上させることができる。また、冷蔵室1内の側面壁および背面壁に光が照射されるため、冷蔵室1内が明るく見え、清潔感を向上させることができる。さらに、LEDの光軸Lが背面壁側に向けられているため、ユーザが観音開き式扉1Aを開いて冷蔵室1内を見た場合に、LEDの光軸Lがユーザの視線に入りにくくなる。そのため、ユーザに対する眩しさを軽減することができる。
なお、LEDの光軸Lのz軸回りおよびy軸回りのそれぞれの傾斜角度βおよびγは、観音開き式扉1Aの一対の扉における左右方向(x方向)の幅が異なる場合に設定すると好ましい。観音開き式扉1Aの一対の扉における左右方向(x方向)の幅が異なる場合、照明装置7は、観音開き式扉1Aの一対の扉の幅が異なることによって、正面側から見て中心からずれた位置に設置されることになる。この場合にLEDの光軸Lの角度βおよびγを設定することにより、LEDの光軸Lが中心方向に向くため、冷蔵室1内を全体的に照らすことができる。そして、冷蔵室1内をより均一に照らすことができるため、冷蔵室1内に収納された食品10の視認性を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、照明装置7は、観音開き式扉1Aを開閉した際に、観音開き式扉1Aと共に回転するドアポケット1bの移動範囲外に配置される。これにより、照明装置7と、ドアポケット1bおよびドアポケット1bに収納された食品10との衝突が防止される。そのため、予め決められた高さの食品10をドアポケット1bへ収納できるので、ドアポケット1bに収納される食品10に対する制限を設ける必要がない。そして、照明装置7は、収納棚1aの上部でもなく、ドアポケット1bの移動範囲内でもない、食品10を配置することができない箇所に配置されている。そのため、冷蔵室1内における食品10の収納量を減らすことなく照明装置7を配置することができる。
また、照明装置7は、図6および図7のように大半を冷蔵室1の壁面に埋め込むようにして配置されるものではなく、図4および図5のように壁面に取り付けられるものである。これにより、照明装置7は、冷蔵庫100の筐体100Aを構成する断熱部材210を減らすことなく配置されるため、冷蔵庫100の断熱性の悪化を抑制しながら、冷蔵室1内の視認性を向上させることができる。
さらに、従来の冷蔵庫からの設計変更の際には、照明装置7の配置位置を変更するだけであり、配置位置の変更に伴う追加の部品および作業工程が発生しない。そのため、コストの上昇を抑制しながら、上記の効果を得ることができる。
本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、冷蔵庫上面から投影した場合に、照明装置7は、収納棚1aよりも前面側に配置されるとともに、収納棚1aに収納された食品10に対して光を照射するようにLEDの光軸Lが設定されている。これにより収納棚1aに食品10が収納されている状態であっても、収納棚1aの前面に対して全体的に光が照射される。そのため、冷蔵室1内の視認性を向上させることができる。
本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、照明装置7は、左右方向を示す軸回りにLEDの光軸Lが傾斜するように配置されている。また、照明装置7は、上下方向を示す軸回りにLEDの光軸Lが傾斜するように配置されている。さらに、照明装置7は、前後方向を示す軸回りにLEDの光軸Lが傾斜するように配置されている。
これにより、照明装置7は、冷蔵室1内の前面側かつ正面から見て中心方向から食品10の前面を全体的に照らすことができる。そのため、冷蔵室1内に収納された食品10の視認性を向上させることができる。また、冷蔵室1内の側面壁および背面壁に光が照射されるため、冷蔵室1内が明るく見え、清潔感を向上させることができる。さらに、LEDの光軸Lが背面壁側に向けられているため、ユーザが観音開き式扉1Aを開いて冷蔵室1内を見た場合に、LEDの光軸Lがユーザの視線に入りにくくなり、ユーザに対する眩しさを軽減することができる。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2では、観音開き式扉1Aに設けられた回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンを利用して、照明装置7を配置する場合について説明する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図15は、本実施の形態2に係る冷蔵庫100を側面側から見た場合の冷蔵室1の内部構造図である。図15は、冷蔵室1の観音開き式扉1Aが開かれた状態を示す。一般に、冷蔵庫100の冷蔵室1に観音開き式扉1Aが設けられている場合、観音開き式扉1Aを構成する一対の扉の一方には、観音開き式扉1Aが閉じられた際に形成される一対の扉の間の隙間を閉塞するための図示しない回転仕切体1c(図11参照)が設けられている。また、図15に示すように、冷蔵室1側には、回転仕切体1cに対応するようにガイドピン20が設けられている。
ガイドピン20は、観音開き式扉1Aに設けられた回転仕切体1cの回転方向を誘導するために設けられている。ガイドピン20は、天井壁面の、観音開き式扉1Aと対向する位置に設けられている。なお、ガイドピン20は、これに限られず、冷蔵室1の床面に設けられてもよい。
図16は、図15の照明装置7およびガイドピン20の一例を示す概略図である。図16に示すように、本実施の形態2において、ガイドピン20は、天井壁面に配置された照明装置7よりも冷蔵庫前面側に設けられている。すなわち、照明装置7は、ガイドピン20よりも冷蔵庫背面側に設けられる。また、ガイドピン20の冷蔵庫背面側を形成する背面部20aは、正面から見た際に、照明装置7の高さよりも高く形成されている。
このようにして照明装置7が配置された場合、図15に示すように、ユーザUが観音開き式扉1Aを開けて冷蔵室1内を正面から見た場合、照明装置7は、ガイドピン20によってユーザUの視界に入らず、ユーザUに認識させないように配置される。また、照明装置7から照射される光により、冷蔵室1内は明るくなる一方で、ユーザUに対して照明装置7から直接照射される光がガイドピン20の背面によって遮られる。そのため、ユーザUが照明装置7からの直接光によって感じる不快な眩しさを抑制することができる。また、上記のようにして照明装置7から光が照射される場合には、冷蔵室1内全体が明るくなるため、冷蔵室1内の明るさの均整度を高めることができ、視認性および清潔感をより向上させることができる。
また、照明装置7はユーザUから認識されないため、ユーザUからは、冷蔵室1内が相対的に明るく見える。さらに、照明装置7がユーザUから認識されないことにより、照明装置7は、間接照明としての役割を果たし、冷蔵庫100の意匠性を高めることができる。さらにまた、ガイドピン20は、観音開き式扉1Aを備える従来の冷蔵庫に設けられているものであるため、従来の冷蔵庫から本実施の形態2に係る冷蔵庫100へ設計変更する際には、部品点数が増加することなく、安価に冷蔵庫の設計変更を行うことができる。
なお、図15および図16に示す例では、照明装置7とガイドピン20とが別体で形成された場合について説明したが、これに限られず、例えば照明装置7とガイドピン20とが一体的に形成されてもよい。
図17は、図15の照明装置7およびガイドピン20の他の例を示す概略図である。図17に示すように、照明装置7は、ガイドピン20の背面部20aを当該装置のカバー部の前面部として用いて接続されている。
図18は、図16のガイドピン20の他の例を示す概略図である。図19は、図17のガイドピン20の他の例を示す概略図である。本実施の形態2では、図18および図19に示すように、冷蔵庫上面から投影した場合に、ガイドピン20の冷蔵庫背面側を形成する背面部20aが、照明装置7の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されてもよい。この場合、照明装置7は、ユーザUに対してより認識し難くさせることができる。
このように、照明装置7とガイドピン20とを一体的に形成することにより、部品点数を削減できるとともに、一体的に形成された照明装置7とガイドピン20とを一度に組み付けることができるため、冷蔵庫100の製造工程を削減することができる。したがって、冷蔵庫100を安価かつ短時間で製造することができる。
また、照明装置7およびガイドピン20を取り付ける際に、それぞれをネジを用いて冷蔵室1内に取り付ける必要がなくなるため、ネジ止め点数を削減することができる。そのため、ネジ止めに必要な作業時間および使用するネジの個数による価格を低減することができる。そして、これによっても、冷蔵庫100をより安価かつ短時間で製造することができる。
さらに、照明装置7のカバー部の一部がガイドピン20によって代用されることにより、カバーを小型化することができるため、照明装置7を安価に製造することができる。さらにまた、照明装置7とガイドピン20とが一体的に形成されるため、図15および図16に示す例と比較して、ユーザUは、照明装置7をより認識し難くなる。そのため、照明装置7の間接照明としての役割をより高めることができ、意匠性をさらに向上させることができる。
以上のように、本実施の形態2に係る冷蔵庫100において、照明装置7は、ガイドピン20の背面側に配置されている。このとき、ガイドピン20は、背面部20aの高さが照明装置7の高さよりも高く形成されると好ましい。これにより、照明装置7は、ユーザUに認識させないように配置されるため、ユーザUが感じる不快な眩しさを抑制することができるとともに、冷蔵室1内を相対的に明るく見せることができる。
また、本実施の形態2に係る冷蔵庫100において、照明装置7とガイドピン20とが一体的に形成されている。これにより、製造工程および製造コスト等が削減されるため、冷蔵庫100を安価かつ短時間で製造することができる。
なお、ガイドピン20が冷蔵室1の床面に設けられている場合、照明装置7も床面に設けられてもよい。この場合にも、照明装置7は、ガイドピン20の背面側に配置される。このとき、ガイドピン20の冷蔵庫背面側を形成する背面部20aが、正面から見た際に、照明装置7の高さよりも高く形成されていると、ユーザUが照明装置7からの直接光によって感じる不快な眩しさを抑制することができる。
以上、冷蔵庫100の実施の形態1および2について説明したが、冷蔵庫100は、上述した実施の形態1および2に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。実施の形態1および2では、貯蔵室である冷蔵室1の貯蔵室扉として、一対の扉で構成された観音開き式扉1Aが設けられている場合を例にとって説明したが、これはこの例に限られない。例えば、貯蔵室扉は、1つの扉で構成された片開き式扉が用いられてもよい。
図20は、片開き式扉1Bが設けられた冷蔵室1を上面から見た場合の内部構造図である。図20に示すように、冷蔵室1の開口面には、図示しないヒンジを軸として回転方向に開閉する1つの扉で形成された片開き式扉1Bが設けられている。片開き式扉1Bには、観音開き式扉1Aと同様に、1または複数のドアポケット1bが設けられている。
この場合においても、実施の形態1および2と同様に、照明装置7は、片開き式扉1Bを回転方向(図20の点線矢印方向)に開閉させた際に、ドアポケット1bおよびドアポケット1bに収納された食品10と衝突しない位置に設ければよい。すなわち、照明装置7は、片開き式扉1Bと連動するドアポケット1bの移動範囲外となる位置に設ければよい。
図21は、片開き式扉1Bが設けられた冷蔵室1の他の例を上面から見た場合の内部構造図である。上述した図20では、片開き式扉1Bの冷蔵室1側の面に1つのドアポケット1bが設けられた場合を示したが、図21では、ドアポケット1bが分割されている。すなわち、この例では、片開き式扉1Bの冷蔵室1側の面に複数のドアポケット1bが設けられている。このように、片開き式扉1Bに複数のドアポケット1bが設けられた場合であっても、照明装置7は、図20に示す例と同様に、片開き式扉1Bと連動するドアポケット1bの移動範囲外となる位置に設けられればよい。
図22は、片開き式扉1Bが設けられた冷蔵室1のさらに他の例を上面から見た場合の内部構造図である。図22は、片開き式扉1Bが左側に開く場合の例を示す。図20および図21では、冷蔵庫100を正面から見て、片開き式扉1Bが右側に開くように設けられた場合を示すが、これに限られず、図22に示すように、片開き式扉1Bは、左側に開くように設けられてもよい。
なお、実施の形態2のように、照明装置7がユーザUに認識されないようにする場合には、実施の形態2のガイドピン20に代わる部品を、照明装置7の前面側に配置すればよい。このとき、照明装置7の前面側に配置される部品の高さは、照明装置7の高さよりも高くなるようにすると好ましい。
また、実施の形態2において、照明装置7は、できるだけ冷蔵庫100前面側に配置した方が食品10の視認性向上に効果的であると説明したが、ガイドピン20が冷蔵庫100に設けられている場合には、ガイドピン20にできるだけ近づけて配置すればよい。もしくは、照明装置7は、上述したように、ガイドピン20と一体的に形成されてもよい。さらに、片開き式扉1Bが設けられた冷蔵庫100のように、ガイドピン20を使用しない機種では、照明装置7は、片開き式扉1Bと接触しない程度で、できるだけ前面側に配置されてもよい。
また、実施の形態1および2では、照明装置7の発光源としてLEDを用いた場合について説明したが、これに限られず、白熱電球等の他の発光部品を発光源として用いてもよい。例えば、照明装置7の発光源として白熱電球を用いた場合、LEDを用いた場合と比較して、発光部品のコストを低減することができるため、照明装置7全体のコストを低減することができる。
照明装置7の発光源としてのLEDは、1個に限られず、複数個であってもよい。LEDを複数個用いることにより、冷蔵室1内に照射される光のムラを抑制することができる。また、LEDを複数個用いる場合において、LEDの個数を増加させることにより、光のムラをさらに抑制することができる。一方、LEDの個数を減少させることにより、発光部品のコストを低減することができるため、照明装置7全体のコストを低減することができる。
照明装置7において、LEDが実装されている基板の枚数は、1枚に限られず、例えば複数枚であってもよい。この場合、複数の基板のそれぞれに対してLEDが実装され、各基板ごとにLEDの光軸Lを異ならせることで、冷蔵室1内をより広範囲に照らすことができるため、庫内の明るさが均一になり、庫内の視認性を向上することができる。
照明装置7における幅方向(x方向)の大きさは、意匠性を考慮すると、ガイドピン20の幅と同程度とすると好ましい。ただし、照明装置7における幅方向(x方向)の大きさがより大きいほど、照明装置7にLEDをより多く搭載することができる。この場合、庫内を明るくすることができるため、収納された食品10の視認性を向上させることができる。さらに、LEDをより多く搭載した場合、照明装置7は、カバーによる光の拡散を容易に行うことができるため、冷蔵室1内を広範囲に明るく照らすことができる。
また、照明装置7は、天井壁面に配置される場合に限られず、例えば、床壁面または側壁面に配置されてもよい。さらに、照明装置7は、冷蔵室1に配置される場合に限られず、冷凍室5等の他の貯蔵室に配置されてもよい。
さらに、照明装置7による光の照射角度は、予め設定される場合に限られず、例えばユーザUによって任意に変更できるようにしてもよい。これにより、冷蔵室1内への食品10の収納状態に応じて、光の照射状態を適切に設定することができる。
また、実施の形態1および2では、冷蔵室1を上面から見た場合に、照明装置7の前後方向(y方向)が収納棚1aと重ならない場合について説明したが、これに限られない。例えば、照明装置7は、収納棚1aと重なるまで前後方向(y方向)に延びるように形成されてもよい。
図23は、冷蔵室1を上面から見た場合の一例を示す内部構造図である。図23に示すように、照明装置7は、冷蔵室1を上面から見た場合に、前後方向(y方向)において、収納棚1aと重なるように形成されている。このように、照明装置7が前後方向(y方向)において収納棚1aと重なることにより、収納棚1aが明るく照らされるため、収納棚1aに収納されている食品10の視認性を向上させることができる。
図24は、図23の照明装置7と収納棚1aとの配置関係について説明するための第1の例を示す概略図である。図25は、図23の照明装置7と収納棚1aとの配置関係について説明するための第2の例を示す概略図である。図26は、図23の照明装置7と収納棚1aとの配置関係について説明するための第3の例を示す概略図である。
図24の第1の例において、冷蔵室1を上面から見た場合に、照明装置7は、前後方向(y方向)の収納棚1aと重なる第1部分7aが冷蔵室1の天井壁面から下方(z方向)に突出するように設けられている。この場合、収納棚1aにおける高さ方向(z方向)の収納スペースの一部が照明装置7によって占有されるため、収納スペースが減ってしまう。したがって、照明装置7が配置される冷蔵室1の幅方向(y方向)の中央部分においては、食品10を収納棚1aに収納した際に、照明装置7と食品10とが接触する可能性がある。
一方、図25の第2の例において、冷蔵室1を上面から見た場合に、照明装置7は、前後方向(y方向)の収納棚1aと重なる第1部分7aの少なくとも一部が冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれるように設けられている。この場合、収納棚1aにおける高さ方向(z方向)の収納スペースの一部が照明装置7によって占有されることがない。そのため、第2の例では、食品10の収納性を向上させつつ、収納棚1aに収納されている食品10の視認性を向上させることができる。なお、「第1部分7aの少なくとも一部が天井壁面に埋め込まれる」とは、第1部分7aの大半が天井壁面に埋め込まれることを含む。また、第1部分7aの天井壁面に埋め込まれる高さは、例えば半分以上、または2/3以上など、照明装置7と収納棚1aとの配置関係および照明装置7の寸法等を考慮して適宜決定することができる。
図26の第3の例において、冷蔵室1を上面から見た場合に、照明装置7は、第2の例と同様に、前後方向(y方向)の収納棚1aと重なる第1部分7aの少なくとも一部が冷蔵室1の天井壁面に埋め込まれるように設けられている。また、第3の例において、照明装置7は、第1部分7aよりも冷蔵庫前面側の第2部分7bが奥に向かうに従って天井壁面に近づくように傾斜して形成されている。これにより、照明装置7における冷蔵庫前面側の突出領域が第1の例および第2の例よりも少なくなるため、収納棚1aへの食品10の収納性をさらに向上させることができる。なお、「第1部分7aの少なくとも一部が天井壁面に埋め込まれる」とは、図25に示す例と同様に、第1部分7aの大半が天井壁面に埋め込まれることを含む。また、第1部分7aの天井壁面に埋め込まれる高さは、例えば半分以上、または2/3以上など、照明装置7と収納棚1aとの配置関係および照明装置7の寸法等を考慮して適宜決定することができる。
なお、第1~第3の例で説明したことは、照明装置7が床面に設けられている場合も同様である。すなわち、照明装置7が床面に設けられているときであって、冷蔵室1を上面から見た場合に、照明装置7は、前後方向(y方向)の収納棚1aと重なる第1部分7aが冷蔵室1の床面に埋め込まれるように設けられている。
さらに、実施の形態1および2では、照明装置7が冷蔵室1の天井壁面に下方(z方向)に突出するように設けられた場合について説明したが、これに限られない。例えば、照明装置7は、カバーのみが下方に突出するように設けられてもよい。
図27は、照明装置7の一例を示す概略図である。図27に示すように、照明装置7は、上下方向(z方向)において、冷蔵室1の天井壁面からカバーの下面部のみが突出し、LEDが天井壁面よりも上方に位置するように設けられている。このように照明装置7が設けられた場合でも、LEDからの光が収納棚1aの前面側に照射されるため、冷蔵室1内の視認性を向上させることができる。
実施の形態1および2では、照明装置7におけるLEDの光軸Lが冷蔵室1内の中心方向に向けられる場合について説明したが、これに限られず、例えばLEDの光軸Lは、冷蔵室1の床面に向けられてもよい。これにより、ユーザの手元が明るく照らされるため、食品10の投入時および取り出し時にユーザの視認性を向上させることができる。
照明装置7は、点灯または消灯のみが制御されるだけでなく、例えば点灯時の明るさが制御されてもよい。図28は、照明装置7の明るさについて説明するための概略図である。図28に示す信号は、照明装置7を点灯させる際の、制御基板120から照明装置7に対して供給される1周期分の点灯制御信号を示している。照明装置7は、通常、数kHz程度の短い周期で点灯および消灯を繰り返している。このとき、ユーザは、目の錯覚によって照明装置7が点滅しているようには見えず、連続的に点灯しているように見える。
このように照明装置7の点灯を制御している場合、照明装置7では、1周期中の点灯時間の比率であるデューティ比(=点灯時間/周期)に応じて、照明光の照度が決定される。ここで、周期は点灯時間と消灯時間とを加算した値となる。すなわち、照明装置7からの照明光の照度は、1周期あたりの点灯時間と消灯時間との比率によって決定される。
図29は、点灯制御信号のデューティ比と照度との関係の一例を示すグラフである。図29において、横軸は点灯制御信号のデューティ比を示し、縦軸はデューティ比が「1」である場合の照度を基準とした場合の相対値を示す。図29に示すように、照明装置7の照度は、デューティ比が高くなるに従って増加し、デューティ比が低くなるに従って減少する。すなわち、照明装置7の照度は、1周期あたりの点灯時間を長くすると増加し、1周期あたりの点灯時間を短くすると減少する。
図30は、デューティ比が50%である場合の点灯制御信号の一例を示すグラフである。図31は、デューティ比が75%である場合の点灯制御信号の一例を示すグラフである。図30に示すように、デューティ比が50%である場合、照明装置7のLEDの点灯時間と消灯時間との比は、「1:1」となる。また、図31に示すように、デューティ比が75%である場合、照明装置7のLEDの点灯時間と消灯時間との比は、「3:1」となる。
このように、デューティ比が75%の場合は、デューティ比が50%の場合と比較して1周期あたりの点灯時間が長いため、照明装置7の照度は、デューティが75%の場合の方が高くなる。したがって、照明装置7の照度を明るくしたい場合には、LEDの点灯制御信号のデューティ比を大きくし、照度を暗くしたい場合には、点灯制御信号のデューティ比を小さくする。このとき、デューティ比が変更されていても、LEDに流れる電流は一定とする。
なお、照明装置7の照度の変更は、上述した例に限られない。例えば、照明装置7の照度は、照明装置7のLEDに供給される電流値を変更することによって変更されてもよい。具体的には、LEDに対して電流を供給する回路に対して抵抗値の異なる複数の抵抗が設けられる。そして、設定された照度に応じて電流が流れる抵抗が切り替えられる。このとき、点灯制御信号のデューティ比は一定とする。
1 冷蔵室、1A 観音開き式扉、1B 片開き式扉、1a 収納棚、1b ドアポケット、1c 回転仕切体、2 製氷室、2A、3A、4A、5A 引出式扉、3 切替室、4 野菜室、5 冷凍室、6 断熱仕切り壁、7 照明装置、7a 第1部分、7b 第2部分、10 食品、20 ガイドピン、20a 背面部、100 冷蔵庫、100A 筐体、101 操作パネル、102 扉開閉検知スイッチ、111 圧縮機、112 冷却器、113 送風ファン、114 風路、115 ダンパ、116 サーミスタ、120 制御基板、121 取得部、122 演算部、123 判定部、124 駆動部、125 記憶部、130 リード線、210 断熱部材、211 真空断熱材、212 ウレタン、220 ネジ板、301、401、501 収納ケース。

Claims (22)

  1. 前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、
    前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、
    前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、
    前記貯蔵室内の天井面に下方に突出するように設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置と
    を備え、
    前記貯蔵室扉は、
    前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、
    前記貯蔵室は、
    前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、
    前記照明装置は、
    前記天井面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、
    前記天井面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、
    前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、
    前記照明装置と前記ガイドピンとが一体的に形成されている
    冷蔵庫。
  2. 前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、
    前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、
    前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、
    前記貯蔵室内の天井面に下方に突出するように設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置と
    を備え、
    前記貯蔵室扉は、
    前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、
    前記貯蔵室は、
    前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、
    前記照明装置は、
    前記天井面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、
    前記天井面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、
    前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、
    前記ガイドピンは、
    冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成され、
    前記背面部は、
    前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されている
    冷蔵庫。
  3. 前記貯蔵室内に設けられ、前記食品を収納する収納棚をさらに備え、
    前記照明装置は、
    前記収納棚に収納された前記食品に対して光を照射するように前記発光源の光軸が設定されている
    請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の左右方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が上下方向に対して傾斜するように配置される
    請求項1~3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の上下方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が前後方向に対して傾斜するように配置される
    請求項1~4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の前後方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が左右方向に対して傾斜するように配置される
    請求項1~5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記ガイドピンは、
    冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成されている
    請求項1、および請求項1に従属する請求項3~6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記背面部は、
    前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されている
    請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 前記照明装置と前記ガイドピンとが一体的に形成されている
    請求項2、および請求項2に従属する請求項3~6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記貯蔵室内に設けられ、前記食品を収納する収納棚をさらに備え、
    前記照明装置は、
    前記天井面の前後方向において、前記収納棚に重なる位置を含む位置に配置されている
    請求項1~9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記照明装置は、
    前記天井面の前後方向において前記収納棚に重なる部分の少なくとも一部が前記天井面に埋め込まれている
    請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、
    前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、
    前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、
    前記貯蔵室内の床面に設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置と
    を備え、
    前記貯蔵室扉は、
    前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、
    前記貯蔵室は、
    前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、
    前記照明装置は、
    前記床面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、
    前記床面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、
    前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、
    前記照明装置と前記ガイドピンとが一体的に形成されている
    冷蔵庫。
  13. 前面が開口し、内部の食品を貯蔵する貯蔵室と、
    前記前面に開閉自在に設けられた観音開き式扉である貯蔵室扉と、
    前記貯蔵室扉の前記貯蔵室側の面に設けられ、前記食品を収納するドアポケットと、
    前記貯蔵室内の床面に設けられ、前記貯蔵室内に発光源から光を照射する照明装置と
    を備え、
    前記貯蔵室扉は、
    前記観音開き式扉を構成する一対の扉の一方に、前記観音開き式扉を閉めた際に形成される前記一対の扉の間の隙間を閉塞する回転仕切体が設けられ、
    前記貯蔵室は、
    前記回転仕切体の回転方向を誘導するガイドピンが設けられ、
    前記照明装置は、
    前記床面の前後方向において、前記ドアポケットと重なる位置であり、
    前記床面の左右方向において、前記ドアポケットの開閉軌跡に重ならない位置であり、
    前記ガイドピンの冷蔵庫背面側に配置され、
    前記ガイドピンは、
    冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成され、
    前記背面部は、
    前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されている
    冷蔵庫。
  14. 前記ガイドピンは、
    前記床面に設けられている
    請求項12または13に記載の冷蔵庫。
  15. 前記ガイドピンは、
    冷蔵庫背面側を形成する背面部の高さが前記照明装置の高さよりも高く形成されている
    請求項12または請求項12に従属する請求項14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記背面部は、
    前後方向において、前記照明装置の一部と重なるように冷蔵庫背面側に延びて形成されている
    請求項15に記載の冷蔵庫。
  17. 前記貯蔵室内に設けられ、前記食品を収納する収納棚をさらに備え、
    前記照明装置は、
    前記収納棚に収納された前記食品に対して光を照射するように前記発光源の光軸が設定されている
    請求項12~16のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  18. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の左右方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が上下方向に対して傾斜するように配置される
    請求項12~17のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  19. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の上下方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が前後方向に対して傾斜するように配置される
    請求項12~18のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  20. 前記照明装置は、
    前記貯蔵室の前後方向を示す軸回りに、前記発光源の光軸が左右方向に対して傾斜するように配置される
    請求項12~19のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  21. 前記貯蔵室内に設けられ、前記食品を収納する収納棚をさらに備え、
    前記照明装置は、
    前記床面に、上方に突出するように設けられ、
    前記床面の前後方向において、前記収納棚に重なる位置を含む位置に配置されている
    請求項12~20のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  22. 前記照明装置は、
    前記床面の前後方向において前記収納棚に重なる部分が前記床面に埋め込まれている
    請求項21に記載の冷蔵庫。
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