JP7132551B1 - 水洗大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ボウル部の汚物受け面の全面にまんべんなく洗浄水を流すことにより、不洗部の発生を抑制することができる水洗大便器を提供する。【解決手段】本発明の水洗大便器(1)は、汚物受け面(8)と、リム部(10)と、汚物受け面とリム部の間に形成された棚面(12)と、を備えたボウル部(6)であって、このボウル部の棚面が右側と左側に設けられた直線部(40a,40b)と、直線部の前端に接続された前方円弧部(42)と、直線部の後端に接続された後方円弧部(44)とにより形成されたボウル部と、リム吐水口(22)から棚面に洗浄水を吐水して旋回流を形成するリム吐水部(16)などを有し、リム吐水口から棚面の直線部に沿って洗浄水を後方に向けて吐水し、リム吐水口の上流側に位置する棚面に、リム吐水口に向かって上昇する傾斜面(50)が形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、ボウル部の棚面が直線部を含むように形成された水洗大便器に関する。
近年の水洗大便器では、少ない流量の洗浄水により洗浄し汚物を排出するようにしているが、洗浄水の流量が少ない場合であっても、ボウル面の全面を良好に洗浄する必要がある。
特許文献1の水洗大便器においては、洗浄水の流速を速めるようにしているが、流速を速めると遠心力が大きくなりすぎて洗浄水が下方に流下し難くなる。これを解消するため、特許文献1の水洗大便器においては、リム吐水口の上流側のボウル面に段差状に立ち上がった形態の落下用誘導面を形成し、この落下用誘導面により、旋回流を下方に流下し易いようにしている。
特許文献2の水洗大便器において、リム部に縦壁状の流れ変更部を設け、吐水口から吐水される洗浄水を流れ変更部に衝突させ、洗浄水を溜水部に流下させるようにしている。
特許文献3の水洗大便器においては、汚物が付着し易いボウル部の後方領域の棚部の幅を小さくすることにより、後方に向けて吐水される洗浄水をボウル部の後方領域にスムーズに流れ込むようにしている。
特許第6242140号公報 特許第6068417号公報 特開2018-48518号公報
水洗大便器においては、洗浄水により洗浄し汚物を排出するためにボウル部の全面に洗浄水をまんべんなく流す必要があるが、洗浄水の流量が少ない場合には、ボウル部に不洗部が生じるおそれがあった。
このボウル部に不洗部が生じることを防止するため、上述した特許文献1乃至3の水洗便器においては、種々の工夫がなされているが、これらは、十分ではなく、更なる改良が要望されている。
特に、ボウル部の棚部に直線部が含まれるような水洗大便器において、棚部の直線部は流路抵抗が少ないため、洗浄水の旋回流がボウル部の汚物受け面に流下し難く、それにより、ボウル部の汚物受け面に不洗部が生じることがある。よって、ボウル部の棚部に直線部が含まれるような水洗大便器を開発する場合には、この問題を解決する必要がある。
本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、洗浄水の流量が少なくても、ボウル部の汚物受け面の全面にまんべんなく洗浄水を流すことにより、不洗部の発生を抑制することができる水洗大便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水により洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上縁に形成されたリム部と、汚物受け面とリム部の間に形成された棚面と、を備えたボウル部であって、このボウル部の棚面が前方から見て右側と左側に設けられた直線部と、これらの直線部の前端に接続された前方円弧部と、直線部の後端に接続された後方円弧部とにより形成されたボウル部と、リム部に設けられたリム吐水口から棚面に洗浄水を吐水して旋回流を形成するリム吐水部と、洗浄水源から供給される洗浄水をリム吐水部に導く導水路と、を有し、リム吐水部のリム吐水口から棚面の直線部に沿って洗浄水を後方に向けて吐水し、リム吐水部のリム吐水口の上流側に位置する棚面に、リム吐水口に向かって上昇する傾斜面が形成されていることを特徴としている。
ボウル部の棚面が前方から見て右側と左側に設けられた直線部と、これらの直線部の前端に接続された前方円弧部と、前記直線部の後端に接続された後方円弧部とにより形成された水洗大便器においては、洗浄水の旋回流が棚面を流れるとき、前方円弧部又は後方円弧部から直線部に向かって流れる際には直線部において旋回流の流路抵抗が少ないため(旋回流が整流されるため)に洗浄水が棚面から汚物受け面に流下し難く、一方、直線部から前方円弧部又は後方円弧部に向かって流れる際には前方及び後方円弧部において旋回流が乱れるために洗浄水が棚面から汚物受け面に流下し易くなる。リム吐水部のリム吐水口はボウル部の棚面の直線部に沿って洗浄水を後方に向けて吐水するので、リム吐水口の近傍の汚物受け面は、洗浄水が流下し難く、不洗部が生じ易い。
そのため、本発明においては、リム吐水口の上流側に位置する棚面に、リム吐水口に向かって上昇する傾斜面が形成されているため、この傾斜面により洗浄水の勢いが低下し、これにより、リム吐水口の近傍の汚物受け面に洗浄水が流下し易くなるので、リム吐水口の近傍の汚物面に不洗部が生じることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、ボウル部の棚面は、ボウル部の前端の高さが、ボウル部の後端の高さよりも低く設定され、棚面の傾斜面はリム吐水口とボウル部の前端との間に形成されている。
このように構成された本発明においては、棚面の傾斜面がリム吐水口とボウル部の後端よりも低い前端との間に形成されているので、この傾斜面により洗浄水の勢いが低下して洗浄水が汚物受け面に流下し易くなる。
本発明において、好ましくは、ボウル部の棚面は、その高さが直線部と後方円弧部で略一定である。
このように構成された本発明においては、ボウル部の棚面の高さが直線部と後方円弧部で略一定であるので、棚面を流れる洗浄水の勢いが変化し難くなり、これにより、棚面を流れる洗浄水の勢いが変化することにより生じる洗浄水の乱れが少なくなるので、汚物受け面に不洗部を生じることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、棚面の傾斜面は、直線部と前方円弧部が接続された連結部を跨いで設けられている。
このように構成された本発明においては、棚面の傾斜面が直線部と前方円弧部が接続された連結部を跨いで設けられているので、洗浄水が流下し難い連結部においても洗浄水が流下し易くなり、これにより、洗浄水が棚面上を旋回し過ぎることなく、リム吐水口付近の汚物受け面に不洗部を生じさせることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、棚面は、その棚幅がボウル部の前端で最も広くボウル部の後端で最も狭く形成されている。
このように構成された本発明においては、ボウル部の前方領域では洗浄水の勢いが弱くなるが、棚面の棚幅がボウル部の前端で最も広く形成されているので、洗浄水を棚面により維持してリム吐水口の近傍まで旋回させて洗浄水を流下させることができる。一方、ボウル部の後方領域では洗浄水の勢いが強いので、棚面の棚幅がボウル部の後端で最も狭くなるように形成されていても、洗浄水が流下しすぎることがない。
本発明の水洗大便器によれば、洗浄水の流量が少なくても、ボウル部の汚物受け面の全面にまんべんなく洗浄水を流すことにより、不洗部の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体概要図である。 本発明の実施形態による水洗大便器を示す平面図である。 図1のIII-III線に沿って見た断面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のボウル部及び棚部を示す平面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器の棚部における洗浄水の流れを説明するための棚部の概略平面図である。 図2のVI―VI線に沿って見た部分断面図である。 ボウル部の全周における棚面の相対高さHを示す表である。 図7に示された棚面の全周における相対高さHを示す線図である。 ボウル部の全周における棚面の幅Wを示す表である。 図9に示された棚面の全周における幅Wを示す線図である。 図2のXI-XI線に沿って見た部分断面図である。 ボウル部の全周における棚面と汚物受け面を連結する内側連結部の曲率半径R2を示す表である。 図12に示された全周における内側連結部の曲率半径R2を示す線図である。 ボウル部の全周における棚面とリム部を連結する外側連結部の曲率半径R3を示す表である。 図14に示された全周における棚面とリム部を連結する外側連結部の曲率半径R3を示す線図である。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態による水洗大便器の基本構造を説明する。図1は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体概要図であり、図2は本発明の実施形態による水洗大便器を示す平面図であり、図3は図1のIII-III線に沿って見た断面図である。
先ず、図1に示すように、本発明の一実施形態による水洗大便器1は、水道等の洗浄水源から洗浄水供給装置2を介して洗浄水が供給される便器本体4を備えている。
ここで、図2に示された平面図において、便器本体4を前方から見たとき左側に位置する側を左側とし、右側に位置する側を右側とし、以下の説明を行う。
次に、図1及び図2に示すように、便器本体4は、ボウル部6を有し、このボウル部6は、汚物を受ける汚物受け面8と、ボウル部6の上縁に形成されたリム部10と、汚物受け面8とリム部10の間に形成された棚面12を備えている。この棚面12は、内側に少しだけ傾斜した平坦面であり、この平坦面がボウル部6の全周に形成されている。
便器本体4は、さらに、ボウル部6の底部から延びる排水トラップ管路14と、を備えている。このボウル部6の底部と排水トラップ管路14の連通部の上方には、溜水15が形成されている。
次に、図1乃至図3に示すように、ボウル部8のリム部10には、洗浄水源から供給される洗浄水をボウル部6に吐水してボウル部6に旋回流を形成するリム吐水部16が形成されている。リム吐水部16は、ボウル部6の便器本体4を前方から見て右側のリム部10に設けられている。また、リム吐水部16には、供給された洗浄水が通水するリム通水路18がリム部10の内部に形成されると共に、このリム通水路18の下流端には洗浄水を後方に向けて吐水するリム吐水口20が形成されている。
ここで、本実施形態では、リム吐水口20は、リム部10に設けられた単一の吐水口であり、このため、リム吐水口20からは強い勢いの洗浄水を吐水することができ、後述するように、汚れ易いボウル部6の後方領域を洗浄し易くなり、領域X2(図5参照)において不洗部を減らすことができる。
リム通水路18は、便器本体4を前方側から見て右側のリム部10の内部において、便器本体4の後方側から前方に向かって延びた後、その途中から後方側に向かって内側に屈曲する、いわゆる、Uターン形状となっている。さらに、リム通水路18の上流側には、上述した洗浄水供給装置2のリム側給水路2aが接続されている。さらに、リム部6のリム吐水口20の直ぐ下流側で且つ棚面12の外周側に吐水口通水面21が形成されている。この吐水口通水面21では、リム6の内周面がオーバーハングしている。リム側給水路2aからリム通水路18に供給された洗浄水は、リム吐水口20から後方に向けて吐水口通水面21に吐水され、その後、棚面12を経て、ボウル部6に吐出されるようになっている。このリム吐水口20から吐水される洗浄水の流量は、10L/min~16L/minである。
次に、図1及び図2に示すように、上述した排水トラップ管路14は、入口部14aと、上昇管路14bと、下降管路14cを備えている。この排水トラップ管路14の下降管路14cには、排水ソケット22に接続され、この排水ソケット22の下流端は、排水管24に接続されている(壁排水)。本実施形態においては、この壁排水の他に、床に排水ソケットを接続して、床に設けられた排水管に排水する(床排水)ようにしてもよい。
便器本体4のボウル部6の底部にはジェット導水路26が形成され、このジェット導水路26の下流端にはジェット吐水口26aが形成され、このジェット吐水口26aは、排水トラップ管路14の入口部14aに向けて指向している。このジェット吐水口26aから排水トラップ管路14の入口部14aに向けて洗浄水が吐出され、ジェット吐水が行われるようになっている。
次に、図1に示すように、洗浄水供給装置2の下流側には、切替弁28が設けられ、この切替弁28により、洗浄水の給水が、リム側給水路2aとタンク側給水路2bに切り替わるようになっている。
タンク側給水路2bの下流側には、貯水タンク28が設けられ、この貯水タンク28の下流側には、ポンプ給水路2cを介して加圧ポンプ30が接続されている。この加圧ポンプ30の下流側には、ジェット側給水路2dが接続され、このジェット側給水路2dにより、上述したジェット導水路26に貯水タンク28内の洗浄水が供給されるようになっている。
上述した洗浄水供給装置2は、止水栓、定流量弁、ダイヤフラム式主弁、電磁弁等を備えている。洗浄水供給装置2は、さらに、コントローラ32を備え、このコントローラ32により、上述した各種の弁の開閉操作、切替弁28の切替操作、及び、加圧ポンプ30の回転数や作動時間等を制御するようになっている。
ここで、切替弁28は、洗浄水をリム側給水路2aとタンク側給水路2bの双方に同じタイミングで洗浄水を供給することも可能であり、この場合にはリム側とタンク側への給水量の割合を任意に変更することができるようになっている。
これらにより、本実施形態による水洗大便器1においては、水道直圧の洗浄水が、洗浄水供給装置2のリム側給水路2aから便器本体4のリム通水路18を経てリム吐水口20に供給され、リム吐水口20からの吐水(いわゆる、「リム吐水」)することができるようになっている。
さらに、洗浄水は、洗浄水供給装置2のタンク側給水路2b、貯水タンク28、ポンプ給水路2c及び加圧ポンプ30を経た後、ジェット側給水路2dから便器本体4のジェット導水路26を経てジェット吐水口26aに供給され、ジェット吐水口26aからの吐水(いわゆる、「ジェット吐水」)することができるようになっている。
本実施形態による水洗大便器1は、水道直圧の洗浄水によるリム吐水と、貯水タンク28から加圧ポンプ30により加圧された洗浄水によるジェット吐水とを併用するようにした、いわゆる、ハイブリット式の水洗大便器1である。
次に、図1に示すように、貯水タンク28の内部には、上側フロートスイッチ34及び下側フロートスイッチ36がそれぞれ配置されている。これらのフロートスイッチ34,36により貯水タンク28内の水位を検出することができるようになっている。
上側フロートスイッチ34は、貯水タンク28内の水位が所定の貯水水位に達するとオンに切り替わり、この上側フロートスイッチ34のオン状態をコントローラ32が検知して、洗浄水供給装置2の電磁弁を閉弁させるようになっている。
一方、下側フロートスイッチ36においては、貯水タンク28内の水位が、上側フロートスイッチ34が検知する所定の貯水水位よりも低い所定の水位まで低下するとオンに切り替わり、この下側フロートスイッチ36のオン状態をコントローラ32が検知して、加圧ポンプ22を停止させるようになっている。
また、加圧ポンプ30は、貯水タンク28に貯水された洗浄水をポンプ給水路2cに吸引し、このポンプ給水路2cから洗浄水をジェット側給水路2dに加圧することにより、ジェット吐水口26aから吐出させることができるようになっている。
上述した本実施形態による水洗大便器1においては、便器洗浄時に、コントローラ32が、使用者による便器洗浄スイッチ(図示せず)の操作等を検知し、洗浄水供給装置2を作動させて、洗浄水源から便器本体4に洗浄水を供給するようになっている。
これにより、リム吐水口20及びジェット吐水口26aからの吐水が順次開始されて、ボウル部6の汚物受け面8を洗浄した洗浄水は、ボウル部6の汚物と共に排水トラップ管路14から外部へ排出されるようになっている。
さらに、コントローラ32は、洗浄終了後、洗浄水供給装置2の切替弁28をタンク側給水路2b側に切り替え、洗浄水が貯水タンク28に補給されるようになっている。
そして、貯水タンク28内の水位が上昇し、上側フロートスイッチ34が所定の貯水水位を検出すると、コントローラ32は、洗浄水供給装置2による洗浄水の貯水タンク28への補給を停止するようになっている。
次に、図4及び図5により、ボウル部6の棚面12の構造等について詳細に説明する。図4は本発明の実施形態による水洗大便器のボウル部及び棚部を示す平面図であり、図5は本発明の実施形態による水洗大便器の棚部における洗浄水の流れを説明するための棚部の概略平面図である。
先ず、図4に示すように、ボウル部6の棚面12は、上面視で、ボウル部6の右側及び左側において平行に延びる右側直線部40a及び左側直線部40bと、これらの右側及び左側直線部40a,40bの前端に接続された前方円弧部42と、右側直線部40aと左側直線部40bの後端に接続された後方円弧部44とにより形成されている。
具体的には、右側直線部40aの前端と前方円弧部42は連結部46aにより連結され、右側直線部40aの後端と後方円弧部44は、連結部46bにより連結され、後方円弧部44と左側直線部40bの後端は連結部46cにより連結され、左側直線部40bの前端は前方円弧部42と連結部46dにより連結されている。
なお、上述した右側直線部40aと左側直線部40bは、右側及び左側において「ほぼ平行」に延びるように設けるようにしてもよい。
ここで、前方円弧部42と後方円弧部44は、両者ともに、単一の曲率半径R1により形成されている。
なお、これらの前方円弧部42と後方円弧部44は、複数の曲率半径を組み合わせて形成するようにしてもよい。
より具体的に説明すると、図4に示すように、ボウル部6の棚面12は、前後方向に延びる中心線C1に対して略左右対称の形状であり、さらに、左右の幅方向に延びる中心線C2に対して前後方向も略対称形状となっている。また、前方円弧部42は、中心O1を持つ単一の半径R1の半円形状となっており、同様に、後方円弧部44は、中心O2を持つ単一の半径R2の半円形状となっている。
さらに、図4において、位置Aはボウル部6の前端であり、位置Bはボウル部6の前端と右側直線部40aの前端との中間位置であり、位置Cは右側直線部40aの前端であり、位置Dは、右側直線部40aの中間位置であり、位置D1はリム吐水口20の位置であり、位置Dと位置D1はほぼ同じ位置にある。位置Eは右側直線部40aの後端とボウル部6の後端との中間位置であり、位置Gはボウル部6の後端であり、位置Hはボウル部6の後端と左側直線部40bの後端との中間位置であり、位置Iは左側直線部40bの後端であり、位置Jは左側直線部40bの中間位置であり、位置Kは左側直線部40bの前端であり、位置Lは左側直線部40bの前端とボウル部6の前端との中間位置である。
ここで、中心線C2から位置Aまでの前後方向長さL1よりも中心線C2から位置Gまでの前後方向長さL2が長くなっている。このため、使用者の立位での***や座位での***において、ボウル部6の後方領域の汚物受け面8が広くなり、***時の安心感を増すことができる。また、位置Cから位置Eまでの前後方向長さL3と位置Iから位置Kまでの前後方向長さL4は、略一定であり、さらに、前後方向長さL3及び前後方向長さL4よりも、位置E(位置I)から位置Gまでの前後方向長さ(=R2)及び位置C(位置K)から位置Aまでの前後方向長さ(=R1)の方が長くなっている。換言すると、右側直線部40aの前後方向長さL3及び左側直線部40bの前後方向長さL4よりも、前方円弧部42の曲率半径R1及び後方円弧部44の曲率半径R2の方が長くなっている。この結果、直線部40a、40bから円弧部42、44に洗浄水が流れる場合には、円弧部の曲率半径R1、R2が長く設定されているため、洗浄水の流れの変化が緩やかになり、洗浄水の飛び散りを抑えることができる。
次に、図5により、ボウル部6の棚面12を流れる洗浄水の挙動について説明する。図5に示すように、右側直線部40aから後方円弧部44に流れる洗浄水の流れをF1とし、後方円弧部44から左側直線部40bに流れる洗浄水の流れをF2とし、左側直線部40bから前方円弧部42に流れる洗浄水の流れをF3とし、前方円弧部42から右側直縁部40aに流れる洗浄水の流れをF4とする。
ここで、棚面12の右側直線部40aと左側直線部40bを流れる洗浄水は、流路抵抗が少ないので汚物受け面8に流下し難く、一方、前方円弧部42及び後方円弧部44を流れる洗浄水は、流れの方向が変化して流れが乱れるのでこの流れの乱れにより汚物受け面8に流下し易くなる。遠心力の影響よりも流れの乱れの影響の方が大きくなっている。
そのため、円弧部から直線部に流れる洗浄水の流れF2及びF4においては、洗浄水が棚面12から流下し難く、一方、直線部から円弧部に流れる洗浄水の流れF1及びF3においては、洗浄水が棚面12から流下し易くなる。このような洗浄水の挙動により、円弧部から直線部に洗浄水が流れる領域X1及び領域X2において、汚物受け面に不洗部が生じ易くなる。
ここで、ボウル部6の後方領域(領域X2を含む)においては、位置D1に設けられたリム吐水口20から洗浄水が後方吐水されるので、リム吐水口20から比較的距離が近いので、洗浄水の勢いが強く乱れが大きいので後方円弧部44から洗浄水が流下し易いので不洗部は生じ難い。一方、ボウル部6の前方領域(領域X1を含む)においては、洗浄水の勢いが小さく乱れも少ないので、洗浄水は前方円弧部42から流下し難く、そのため、不洗部が生じ易い。
本実施形態においては、図5の領域X1、即ち、前方円弧部42から右側直線部40aに位置する棚面12に、リム吐水口20に向かって上昇する傾斜面(上昇面)50が形成されている。
この上昇する傾斜面(上昇面)50について、図6乃至図8により、詳細に説明する。図6は図2のVI―VI線に沿って見た部分断面図であり、図7はボウル部の全周における棚面の相対高さHを示す表であり、図8は図7に示された棚面の相対高さHを示す線図である。
先ず、図6乃至図8に示すように、ボウル部6の棚面12の全周における相対高さHは、一定ではない。棚面12は、ボウル部6の前端(位置A)で最も低い位置となり、ボウル部6の前端からリム吐水口20(位置D1)(又は右側直線部40aの中央位置D)までリム吐水口20に向けて上昇する傾斜面(上昇面)50が形成されている。さらに、棚面12は、リム吐水口20(位置D1)(又は右側直線部40aの中央位置D)からボウル部6の後端(位置G)を通って左側直線部40bの中央位置Jまで同じ高さに形成されている。さらに、棚面12は、左側直線部40bの中央位置Jからボウル部6の前端(位置A)まで前端に向けて下降する傾斜面(下降面)52が形成されている。
ここで、リム部6の頂部は、略一定に形成されているので、棚面12に対して、リム部6の前端は後端に比べて高さが大きくなり、そのため、座位における***時に小便などがボウル部6の前端にあたり、ボウル部6からの飛び散りを抑制することができる。
本実施形態による水洗大便器1においては、上述したように領域X1(即ち、前方円弧部42と右側直線40aが接続された連結部46aを跨ぐ領域)において、棚面12に上昇面50を形成したので、洗浄水の流速が低下し、それにより、リム吐水口20(又は右側直線部40aの中央位置D)の領域にある棚面12の下方になる汚物受け面8に不洗部が生じるのを抑制することができる。
ここで、図7及び図8に示すように、棚面12は、ボウル部6の前端(位置A)で最も低くなり、右側直線部40aの中央部(位置D)からボウル部6の後端(位置G)を通り左側直線部40bの中央部(位置J)までの領域で、位置Aよりも高い一定の高さに形成されている。
さらに、図7及び図8に示すように、右側直線部40a、後方円弧部44、及び、左側直縁部40bの棚面12の相対高さは、略一定となっている。
上述した棚面12に形成された上昇した傾斜面(上昇面)50は、ボウル部6の前端(位置A)からリム吐水口20(位置D1)まで延びているが、これに限らず、位置Aと位置D1の間の棚面12に形成されるものであってもよい。さらに、上昇面50は、前方円弧部42と右側直線部40aを接続する連結部46aを跨ぐように形成されるのが好ましい。
上述した棚面12に設けられた上昇する傾斜面(上昇面)50の上昇高さH1は、15mm~20mmが好ましい。
次に、図9及び図10により、棚面の棚幅Wについて説明する。図9はボウル部の全周における棚面の棚幅Wを示す表であり、図10は図9に示された棚面の全周における棚幅Wを示す線図である。
図9及び図10に示すように、棚面12の棚幅Wは、ボウル部6の前端(位置A)で最も広くなり、ボウル部6の後端(位置G)で最も狭くなっている。また、リム吐水口22付近(位置D1)の棚面12の棚幅Wは、洗浄水の吐水を安定させるために、右側直線部40aの他の領域よりも少しだけ広くなっている。
ここで、棚面12のボウル部6の前端(位置A)の棚幅Wは25mm~35mmであるのが好ましい。また、棚面12のボウル部6の後端(位置G)の棚幅Wは10mm~20mmであるのが好ましい。
上述した本実施形態による水洗段便器1においては、ボウル部6の前端(位置A)では洗浄水の勢いが弱くなるが、棚面12の棚幅Wがボウル部6の前端(位置A)で最も広く形成されているので、洗浄水を棚面12により維持してリム吐水口20の近傍まで旋回させて洗浄水を流下させることができる。一方、ボウル部6の後端Gでは洗浄水の勢いが強いので、棚面12の棚幅Wがボウル部の後端で最も狭くなるように形成されていても、洗浄水が流下しすぎることがない。
さらに、本実施形態においては、棚面12の後方円弧部44の位置F、G.Hにおける棚幅Wはほぼ同じである。棚面12の棚幅が変化することより洗浄水が流下し易くなり且つ後方円弧部44において洗浄水の流れる方向が変化して乱れが発生し易くなるので、このように棚面12の位置F,G,Hにおける棚幅をほぼ一定にすることにより、洗浄水が流下し過ぎないようにしている。
次に、図11乃至図13により、ボウル部6の全周における棚面と汚物受け面を連結する内側連結部の内側曲率半径R3について説明する。図11は図2のXI-XI線に沿って見た部分断面図であり、図12はボウル部の全周における棚面と汚物受け面を連結する内側連結部の曲率半径R3を示す表であり、図13は図12に示された全周における内側連結部の曲率半径R3を示す線図である。
図11に示すように、棚面12と汚物受け面8は内側連結部54により連結されている。この内側連結部54は、上下方向に沿った凸形状の曲率半径R3により形成されている。
図12及び図13に示すように、内側連結部54の曲率半径R3は、ボウル部6の前端(位置A)よりもボウル部6の後端(位置G)の方が小さい値となっている。
本実施形態による水洗大便器1においては、棚面12と汚物受け面8を連結する内側連結部54の上下方向に沿った曲率半径R3が、ボウル部6の前端(位置A)よりも後端(位置G)の方が小さな値となっているので、ボウル部6の後方領域を洗浄する場合、ボウル部6の後端(位置G)では、洗浄水が右側直線部40aから後方円弧部44に流れ且つ洗浄水に勢いがあり乱れが大きくなるので洗浄水が流下し易いが、内側連結部54の曲率半径R3を前端(位置A)よりも小さい値とすることにより、洗浄水が流下し過ぎないようにしている。
一方、ボウル部6の前方領域を洗浄する場合、ボウル部6の前端(位置A)では、左側直線部40bから前方円弧部42に流れる洗浄水の勢いが弱くなり乱れも小さくなるので、洗浄水が流下し難いので、内側連結部54の曲率半径R3をボウル部6の後端(位置G)よりも大きな値として設定することにより、洗浄水を流下し易くし、さらに、前方円弧部42から右側直線部40aに流れる洗浄水も流下し難いので、ボウル部6の前端(位置A)で内側連結部54の曲率半径R3を大きくすることにより、洗浄水を流下し易くし、リム吐水口20の近傍の汚物受け面8に不洗部が生じることを抑制することができる。
さらに、図12及び図13に示すように、内側連結部54の曲率半径R3は、ボウル部6の後端(位置G)から前端(位置A)に向かった大きな値となっている。
ここで、ボウル部6の前端(位置A)における内側連結部54の曲率半径R3は40mm~45mmが好ましい。ボウル部6の後端(位置G)における内側連結部54の曲率半径R3は25mm~30mmが好ましい。
本実施形態による水洗大便器1においては、リム吐水口20から棚面12の右側直線部40aに沿って後方に向けて洗浄水を吐水するようにしているので、ボウル部6の後方領域の方が前方領域よりも洗浄水に勢いがあり乱れが大きくなるので棚面12から汚物受け面8に流下し易く、ボウル部6の前方領域の方が後方領域よりも洗浄水に勢いがなく乱れも小さいので棚面12から汚物受け面に流下し難い。そのため、本実施形態による水洗大便器1においては、棚面12と汚物受け面8を連結する内側連結部54の曲率半径R3がボウル部6の後端(位置G)から前端(位置A)に向けて大きな値となっているので、ボウル部6の後方領域では洗浄水が流下し過ぎることなく、前方領域では洗浄水が流下し易くなり、ボウル部6の汚物受け面8における不洗部の発生を抑制することができる。
次に、図11、図14及び図15により、ボウル部の全周における棚面とリム部を連結する外側連結部の内側曲率半径R4について説明する。図14はボウル部の全周における棚面とリム部を連結する外側連結部の曲率半径R4を示す表であり、図15は図14に示された全周における棚面とリム部を連結する外側連結部の曲率半径R4を示す線図である。
図11に示すように、棚面12とリム部6は外側連結部56により連結されている。この外側連結部56は、上下方向に沿った凹形状の曲率半径R4により形成されている。
図14及び図15に示すように、ボウル部6の右側領域では、外側連結部56の曲率半径R3は、リム吐水口22付近(位置D1)が最も小さな値となっているが、概略的には、ボウル部6の前端(位置A)から後端(位置G)に向けて大きな値となっている。
一方、ボウル部6の左側領域では、外側連結部56の曲率半径R3は、ボウル部6の前端(位置A)で最も小さな値となり、ボウル部6の後端(位置G)に向けて大きな値となっている。
ここで、ボウル部6の前端(位置A)における外側連結部56の曲率半径R4は6mm~8mmが好ましい。ボウル部6の後端(位置G)における外側連結部56の曲率半径R3は12mm~15mmが好ましい。(注:数値範囲を記載して下さい。)
本実施形態による水洗大便器1においては、棚面12とリム部6を連結する外側連結部56の上下方向に沿った曲率半径R4が、ボウル部6の後端(位置G)から前端(位置A)に向かって大きな値となっているので、ボウル部6の後方領域で洗浄水が棚面12から汚物受け面8に流下し難い場合には、ボウル部6の後方領域で洗浄水が流下し易くなり、ボウル部6の後方領域に適量の洗浄水を流下させて付着した汚物を洗い流すことができる。
1 水洗大便器
4 便器本体
6 ボウル部
8 汚物受け面
10 リム部
12 棚面
16 リム吐水部
20 リム吐水口
40a 右側直線部
40b 左側直線部
42 前方円弧部
44 後方円弧部
46a,46b,46c,46d 連結部
50 上昇する傾斜面(上昇面)
52 下降する傾斜面(下降面)
54 内側連結部
56 外側連結部
R1 前方円弧部の曲率半径
R2 後方円弧部の曲率半径
R3 内側連結部の曲率半径
R4 外側連結部の曲率半径

Claims (5)

  1. 洗浄水により洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
    汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上縁に形成されたリム部と、汚物受け面とリム部の間に形成された棚面と、を備えたボウル部であって、このボウル部の棚面が前方から見て右側と左側に設けられた直線部と、これらの直線部の前端に接続された前方円弧部と、上記直線部の後端に接続された後方円弧部とにより形成された上記ボウル部と、
    上記リム部に設けられたリム吐水口から上記棚面に洗浄水を吐水して旋回流を形成するリム吐水部と、
    洗浄水源から供給される洗浄水を上記リム吐水部に導く導水路と、を有し、
    上記リム吐水部のリム吐水口から上記棚面の直線部に沿って洗浄水を後方に向けて吐水し、
    上記リム吐水部のリム吐水口の上流側に位置する上記棚面に、上記リム吐水口に向かって上昇する傾斜面が形成されていることを特徴とする水洗大便器。
  2. 上記ボウル部の棚面は、上記ボウル部の前端の高さが、ボウル部の後端の高さよりも低く設定され、上記棚面の傾斜面は上記リム吐水口とボウル部の前端との間に形成されている、請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 上記ボウル部の棚面は、その高さが上記直線部と後方円弧部で略一定である、請求項1又は2に記載の水洗大便器。
  4. 上記棚面の傾斜面は、上記直線部と上記前方円弧部が接続された連結部を跨いで設けられている、請求項1乃至3に記載の水洗大便器。
  5. 上記棚面は、その棚幅が上記ボウル部の前端で最も広く上記ボウル部の後端で最も狭く形成されている、請求項1乃至4に記載の水洗大便器。
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