JP7130398B2 - マイクユニット、及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置を含む電子機器が備えるマイクユニット、及びマイクユニットを備える電子機器に関する。
デジタルビデオカメラ等の撮像装置を含む電子機器においては、映像と共に音声等を集音記録するためのマイクロホンが内蔵されることが一般的である。マイクロホンは、振動板と一体に取り付けられたボイスコイルを磁気回路内に配置し、振動板が振動することによって生じる電気信号から音声信号を生成する。
撮像装置内部では、撮影時には光学レンズ系のズーム部などの機構部が駆動する際に発生する振動が外装部材を伝播してマイクロホンに到達し、振動板を揺らしてしまうことがある。そして、この振動が音声信号として検出され、振動雑音として記録されてしまうという問題がある。
そこで、この種の振動雑音を低減する技術が提案されている(特許文献1)。この提案では、扁平状に形成されたゴム部品の環状の外周体と環状の内周体とが複数の連結部で一体に形成されており、その連結部に複数の貫通穴を設けることでゴム部品の減衰特性をマイクエレメントの共振周波数近傍にする。この技術を撮像装置に適用することで、外装を伝播してマイクロホンに伝達される振動を低減させることができるとしている。
特開2014-57137号公報
しかし、上記特許文献1では、貫通穴の形状でゴム部品の減衰特性を調整するため、ゴムの減衰特性を大きく変化させることは難しい。また、貫通穴の形状でゴムの減衰特性を調整するため、貫通穴の大きさも大きくなってしまうという問題がある。
そこで本発明では、外装を伝播して集音部に到達する振動を効果的に低減することが可能なマイクユニット、及びそれを備える電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のマイクユニットは、集音部と、前記集音部を弾性的に保持する弾性部材で形成された第1保持部材と、前記第1保持部材を弾性的に保持する弾性部材で形成された第2保持部材と、前記第2保持部材を弾性的に保持するマイクホルダと、を備え、前記第1保持部材と前記第2保持部材は、互いに硬度が異なる材料で形成され、前記マイクホルダは、前記第2保持部材を間に圧縮して挟み込んだ状態で取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、外装を伝播して集音部に到達する振動を効果的に低減することが可能となる。
本発明の実施形態の一例であるマイクユニットを備えるデジタルビデオカメラを右前側から見た斜視図である。 図1に示すデジタルビデオカメラを左前側から見た斜視図である。 マイク部の分解斜視図である。 マイクユニットの分解斜視図である。 内側マイクゴムの斜視図である。 外側マイクゴムの正面側から見た斜視図である。 外側マイクゴムを背面側から見た斜視図である。 マイクホルダの斜視図である。 外側マイクゴムに内側マイクゴムを組み込んだ状態を示す斜視図である。 外側マイクゴムに内側マイクゴムを組み込んだ状態の断面図である。 外側マイクゴムのマイクホルダへの組み付けについて説明する図である。 マイクユニットの断面図である。 係止片におけるマイク部の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例であるマイクユニットを備えるデジタルビデオカメラを右前側から見た斜視図である。図2は、図1に示すデジタルビデオカメラを左前側から見た斜視図である。なお、本実施形態では、図1に示すように、デジタルビデオカメラの被写体側を前側とし、デジタルビデオカメラを後側から見て左側及び右側とする。また、本実施形態では、本発明の電子機器として、撮像装置の一例であるデジタルビデオカメラを例示するが、これに限定されない。
図1及び図2に示すように、本実施形態のデジタルビデオカメラ100(以下、カメラ100という。)は、カメラ本体101の前側にレンズ部102が設けられ、カメラ本体101の右側面には、グリップ部103が設けられている。また、カメラ本体101の上部には、ハンドル部104が設けられ、ハンドル部104の前端部には、マイク部105が設けられている。
カメラ本体101は、カメラ100全体を制御する不図示の制御基板、電源部、記録部、撮像素子、及び各種操作部等が内蔵されている。レンズ部102は、カメラ本体101の前側に一体に配置され、不図示の複数枚のレンズ群等からなる撮影光学系や絞り等の光学要素、およびこれらの光学要素を駆動するアクチュエータを有する。そして、レンズ部102の撮影光学系を通過した被写体光束は、撮像素子に結像して光電変換される。
また、レンズ群には、撮影画像の画角を変化させるズームレンズや被写体にピントを合わせるフォーカレンズが含まれ、これらのレンズは、アクチュエータを駆動することにより、光軸方向に移動する。また、アクチュエータを駆動することにより、絞りによる受光光量を調節することができる。ここで、アクチュエータの駆動時には、振動が発生し、その振動はカメラ100の外装部材100aに伝播する。
グリップ部103は、撮影時にカメラ100を撮影者の目線の高さに片手で把持するための部位である。また、グリップ部103には、ズームや絞り等のレンズ部102のアクチュエータを操作する部位や記録の開始停止を指示するトリガーキー等の各種操作系が設けられている。なお、カメラ100を片手で把持して使用する際には、利き手を用いて把持した方が安定性が良く使い勝手に優れる。一般的には、右手が利き手の人の方が多いため、本実施形態では、グリップ部103は、カメラ本体101の右側側面に設けられている。
ハンドル部104は、カメラ本体101の上面に設けられており、ハンドル前脚部1041、ハンドル後脚部1042、ハンドル把持部1043、及びハンドル前方部1044を有する。ハンドル前脚部1041は、カメラ本体101上面の中央よりもやや前方から上方向に延びる柱状の部位である。ハンドル後脚部1042は、カメラ本体101上面の後側端部から上方向に延びる柱状の部位である。
ハンドル把持部1043は、カメラ本体101の上面に対して所定の空間を空けた位置にて、ハンドル前脚部1041とハンドル後脚部1042の間をレンズ部102の光軸に対して略平行に接続する部位である。ハンドル把持部1043とカメラ本体101の上面の間には空間があるため、ハンドル把持部1043を把持することが可能となっている。これにより、例えばローアングル撮影時やカメラ100の持ち運びが容易となり、カメラ100は非常に使い勝手の良いものになっている。
また、ハンドル把持部1043の下側面には波状の凹凸が設けられており、この凹凸はハンドル把持部1043を把持した際に指を係止することが容易にでき、非常に持ちやすい形状となっている。ハンドル前方部1044は、ハンドル前脚部1041からレンズ部102の光軸と略平行に前側に突出した部位である。
マイク部105は、撮影環境における音声信号を記録するためのユニットであり、ハンドル前方部1044に配置されている。マイク部105の構成については、後述する。
次に、図3を参照して、マイク部105について詳述する。図3は、マイク部105の分解斜視図である。
図3に示すように、マイク部105は、ハンドル前方部1044の外観の一部を構成するマイクベースカバー108に対してマイクユニット106がネジ109にて固定され、その外側がマイクカバー107にて覆われる。また、ハンドル前方部1044の内部には、音声系統の信号処理を行うマイク基板110が設けられており、マイク基板110はマイクユニット106と電気的に接続されている。
マイクユニット106は、振動板が音声等の撮影環境下における振動を受けて振動し、その振動を電気信号に変換するユニットであり、その詳細は後述する。マイクカバー107は、マイクユニット106の周囲を覆う外装カバーである。マイクカバー107のマイクユニット106を覆っている部位はメッシュ状の金属部材で構成されているため、外側の音が内側に通りやすい構成になっている。また、マイクカバー107は、金属材料で形成されているため、メッシュ状であってもマイク部105の強度を十分に確保することができる。
次に、図4を参照して、マイクユニット106の詳細について説明する。図4は、マイクユニット106の分解斜視図である。図4に示すように、マイクユニット106は、マイクエレメント111、内側マイクゴム112、マイクスポンジ113、外側マイクゴム114、マイクホルダ115、及びワイヤ116から構成されている。
マイクエレメント111は、正面側に振動板を持つ集音部が設けられ、背面側には電気接続部が設けられている。また、マイクエレメント111の内部には、振動板から入力された音声信号を電気信号に変換するための回路(不図示)が配置されている。
マイクスポンジ113は、所定の開口率を有し弾性力を持つ多孔質樹脂部材であり、急激な風圧で生じる風切音を抑え、音圧がマイクエレメント111の集音部に対して直接あたることを防止する。
内側マイクゴム112及び外側マイクゴム114は、共に弾性を有するゴム系の弾性部材で構成される。内側マイクゴム(第1保持部材)112は、マイクエレメント111を弾性的に保持し、外側マイクゴム(第2保持部材)114は内側マイクゴム112を弾性的に保持する。外側マイクゴム114は、内側マイクゴム112よりも柔らかいゴム素材を使用している。なお、内側マイクゴム112及び外側マイクゴム114の詳細形状については、後述する。
マイクホルダ115は、マイクユニット106の土台となる薄板状の金属材料で形成された部材である。
ワイヤ116は、その一端がマイクエレメント111の背面の電気接続部に対して半田付けされており、他端はマイク基板110に電気的に接続されている。集音部から得られた音声信号は、マイクエレメント111内部にて電気信号に変換されたのちに、ワイヤ116を通じてマイク基板110に送られ所定の処理が行われる。
図5(a)は内側マイクゴム112を正面側から見た斜視図、図5(b)は図5(a)を裏面側から見た斜視図である。なお、内側マイクゴム112は、光軸を中心に左右対称に一対配置されているため、図5では、片側のみを図示している。
図5(a)に示すように、内側マイクゴム112は、正面側にマイクエレメント111の集音部を避けた位置に開口を有しており、その開口の周りには正面側から見て一段低いエレメント前凹部117が形成されている。また、内側マイクゴム112の背面側周囲には、薄肉なフランジ部118が全周に渡り設けられている。
図5(b)に示すように、内側マイクゴム112の裏面側には、マイクエレメント111の電気接続部を避けた位置に開口を有しており、外周の長辺側の各辺に2個ずつ、フランジ部118の縁の一部を切り欠いた爪掛かり部119が形成されている。
図6は、外側マイクゴム114を正面側から見た斜視図である。図7は、外側マイクゴム114を背面側から見た斜視図である。なお、外側マイクゴム114についても、光軸を中心に左右対称に一対配置されているため、図6及び図7では、片側のみを図示している。
図6及び図7に示すように、外側マイクゴム114には、表裏を連通する穴120を有する凹部121が裏面側に設けられている。凹部121の縁には、外周の長辺の各辺に2個ずつ、内側に向かって突出する爪部122が設けられている。また、爪部122から凹部121側に所定距離離間した位置には、爪部122と対向する面を持つ段差部123が形成されている。
外側マイクゴム114の正面側には、穴120の周囲を囲うようにリブ124が切れ目無く輪状に設けられている。また、外側マイクゴム114の短辺側の両側面には、穴120を長手方向に挟むように凸部125がそれぞれ1つずつ設けられている。2つの凸部125を結ぶ直線に直交する長手方向の両側面には、短手方向に突出する係止片126が2箇所ずつ設けられている。そして、光軸を中心に左右対称に配置された一対の外側マイクゴム114は、係止片126の反対側の長手方向の側面どうしが連結部127によって一体に連結されている。
図8は、マイクホルダ115の斜視図である。図8に示すように、マイクホルダ115には、マイクユニット106をマイクベースカバー108に対してネジ109(図3参照)で固定するための固定エリア128が設けられている。固定エリア128は、その一辺が鈍角に立ち上がり、最も広く平らなベース面129へと接続されている。
そして、固定エリア128とベース面129とを接続する谷部には、貫通穴130が2つ設けられている。ベース面129の両側には、それぞれ開口部を持つ立曲げ部131が対向するように設けられており、ベース面129と立曲げ部131により略コ字状に形成されている。また、マイクホルダ115は、固定エリア128から鈍角で立ち上がったベース面129の先端部を中心とした線対称形状となっているため、先端が尖った略三角形状になっている。
次に、図9を参照して、マイクユニット106におけるマイクエレメント111の保持方法について説明する。図9は、外側マイクゴム114に内側マイクゴム112を組み込んだ状態を示す斜視図である。なお、前述したように、内側マイクゴム112及び外側マイクゴム114は、光軸を中心に左右対称に一対配置されているため、図9では、片側のみを図示している。
まず、マイクエレメント111を集音部を正面側に、電気接続部を裏面にして内側マイクゴム112に取り付ける。その後、図9に示すように、マイクエレメント111を保持した状態の内側マイクゴム112を外側マイクゴム114の凹部121に挿入する。
図10は、外側マイクゴム114に内側マイクゴム112を組み込んだ状態の断面図である。
図10に示すように、外側マイクゴム114の凹部121の大きさは、縦横幅および深さ共に内側マイクゴム112の外形よりも大きく設定されている。そのため、外側マイクゴム114の凹部121に内側マイクゴム112をスムーズに挿入可能である。このとき、外側マイクゴム114に設けられた爪部122が内側マイクゴム112の爪掛かり部119に係止され、内側マイクゴム112が抜け落ちることを防いでいる。
なお、外側マイクゴム114の爪部122と段差部123との間の距離は、内側マイクゴム112の爪掛かり部119におけるフランジ部118の厚みよりも短く設定されている。そのため、外側マイクゴム114に内側マイクゴム112を組み込んだ状態においてはフランジ部118が厚み方向に圧縮されて反力が生じる。
この反力によって内側マイクゴム112は凹部121内に保持され、カメラ100に振動が加えられた際でも内側マイクゴム112ががたついて動いてしまうことなく、良好に集音することができる。また、内側マイクゴム112の裏側の面は、外側マイクゴム114の裏側の面に対して若干奥まった位置に配置されるように設定されている。
また、爪掛かり部119は、爪部122の形状に対応した凹形状になっているが、本実施形態では、複数の爪部122のうちの一つが他より幅広い形状となっている。このため、外側マイクゴム114に対して、内側マイクゴム112を所定の位相以外では組み込むことができず、また、左右逆にも組む込むこともできない構成になっており、誤組立を防ぐことができる。
次に、図11を参照して、外側マイクゴム114のマイクホルダ115への組み付けについて説明する。
外側マイクゴム114をマイクホルダ115に組み付ける際は、内側マイクゴム112を組み込んだ状態で、図11に示すように、外側マイクゴム114を連結部127を中心に二つ折りにする。そして、係止片126をマイクホルダ115の貫通穴130に通して裏側に引っ掛ける。このとき、外側マイクゴム114には、元の形状に戻ろうとする反力が発生するが、係止片126が貫通穴130の裏面に引っ掛かっているため、外側マイクゴム114がマイクホルダ115に固定される。
また、外側マイクゴム114の凸部125とマイクホルダ115の立曲げ部131は、互いに向い合う位置に配置されており、組み付け時には外側マイクゴム114の凸部125をマイクホルダ115の立曲げ部131に設けられた開口部に係止する。なお、2つの立曲げ部131間の距離は外側マイクゴム114の幅よりも若干短い寸法設定となっている。これにより、外側マイクゴム114は2つの立曲げ部131の間に圧縮した状態で挟まれ、横方向の位置を規制することが可能となる。
そして、外側マイクゴム114の凸部125をマイクホルダ115の立曲げ部131の開口部に挿入する。なお、凸部125の外形寸法は立曲げ部131の開口部の開口幅よりも若干大きい寸法設定となっている。これにより、上方向への浮きなども規制することが可能となっている。
このように、マイクホルダ115に対して外側マイクゴム114をネジ止めなどを用いずにゴムの反力だけでベース面129に対して押し付けて保持することが可能であり、非常に弾性的な保持を実現している。
図12は、マイクユニット106の断面図である。図12に示すように、マイクユニット106の組み付け状態において、内側マイクゴム112と外側マイクゴム114の凹部121の底面との間は当接しておらず、空間が設けられている。すなわち、内側マイクゴム112と外側マイクゴム114はフランジ部118でのみ当接しており、その他の部位においては隙間が設けられている。
また、内側マイクゴム112にはエレメント前凹部117が設けられているため、外側マイクゴム114の凹部121内にはマイクエレメント111の前側(正面側)に比較的大きな空間が形成されることになる。本実施形態では、このエレメント前凹部117内にマイクスポンジ113を配置している。
マイクスポンジ113は穴120に対して十分に大きい寸法に設定しているため、抜け落ちることは無く、内側マイクゴム112と外側マイクゴム114の間に挟まれた状態でマイクエレメント111の前側に配置されている。そのため、本実施形態のマイクユニット106では、内部に強い風圧の風が侵入してきてもマイクスポンジ113によって減衰され、マイクエレメント111の集音部を大きく揺らすことは無い。すなわち、マイクスポンジ113は、風による雑音を低減する風防部材として機能する。
前述したように、マイクユニット106においては、内側マイクゴム112の裏側の面は外側マイクゴム114の裏側の面に対して若干奥まった位置に配置されるように設定されている。つまり、マイクホルダ115のベース面129に対して当接しているのは外側マイクゴム114だけであり、内側マイクゴム112は外側マイクゴム114を介してしか保持されていない構成となっている。そのため、マイクエレメント111は非常に弾性的に保持されることとなり、振動がマイクエレメント111に伝達しにくい構成となっている。
図13は、外側マイクゴム114の係止片126におけるマイク部105の断面図である。図13に示すように、マイク部105の内側では、マイクユニット106は、外側マイクゴム114のリブ124でのみマイクカバー107の内面と接触している。このとき、リブ124は、若干圧縮されて配置されている。
マイクカバー107と外側マイクゴム114のリブ124のみで接触する構成を採ることにより、マイクカバー107の内面側でマイクエレメント111の正面側(前側)を密閉することができる。すなわち、カメラ100内部を伝播してきた音がマイクエレメント111の集音部に到達することを防ぐことができ、音声ノイズを抑制することができる。
また、マイクエレメント111の正面側の空間を密閉しながらもマイクカバー107と外側マイクゴム114の接触面積を小さくすることができるため、外装を伝わってくる振動がマイクエレメント111に伝わるのを抑制することができる。このため、記録した音声情報に振動ノイズが乗ることを抑制する事が可能となる。
さらに、マイク部105では、図13に示すように、マイクユニット106の外側マイクゴム114の係止片126がマイクホルダ115の固定エリア128の一部とマイクベースカバー108の一部との間に圧縮されながら挟まれて固定されている。
この係止片126は、マイク部105まで外装を伝播してきた振動がネジ109からマイクホルダ115に伝播し、マイクエレメント111へ振動を伝達する経路の途中に存在する。圧縮されたゴムが挟まることにより係止片126が固定エリア128の揺れを抑える効果を発揮し、固定エリア128からマイクユニット106内部を抜けてマイクエレメント111に到達する振動をも抑制する。これにより、振動ノイズを低減することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、マイクユニット106の外側マイクゴム114は内側マイクゴム112よりも柔らかいゴム素材を使用している。ゴム素材の硬度が異なれば、振動の減衰特性は異なるため、減衰特性が異なる2種類のゴム素材を組み合わせてマイクエレメント111を保持することは、1種類のゴム素材で保持する場合に比べて、複数の周波数帯において効果的に振動を減衰することができる。
また、外側マイクゴム114を内側マイクゴム112より柔らかいゴム素材で形成することにより、リブ124の圧縮が容易になるため、マイクユニット106とマイクカバー107との密着性が向上し、ノイズ抑制効果が高いものとなる。
以上より、本実施形態では、外装を伝播してマイクエレメント111に到達する振動を効果的に低減することが可能となる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
100 カメラ
101 カメラ本体
102 レンズ部
104 ハンドル部
105 マイク部
106 マイクユニット
111 マイクエレメント
112 内側マイクゴム
114 外側マイクゴム
115 マイクホルダ

Claims (7)

  1. 集音部と、前記集音部を弾性的に保持する弾性部材で形成された第1保持部材と、前記第1保持部材を弾性的に保持する弾性部材で形成された第2保持部材と、前記第2保持部材を弾性的に保持するマイクホルダと、を備え、
    前記第1保持部材と前記第2保持部材は、互いに硬度が異なる材料で形成され
    前記マイクホルダは、前記第2保持部材を間に圧縮して挟み込んだ状態で取り付けられることを特徴とするマイクユニット。
  2. 前記第2保持部材は、前記第1保持部材に比べて硬度が低いことを特徴とする請求項1に記載のマイクユニット。
  3. 前記第1保持部材に保持された前記集音部の正面側には所定の空間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクユニット。
  4. 前記所定の空間には、弾性を有する風防部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマイクユニット。
  5. 前記第2保持部材は、前記マイクホルダに対して、少なくとも3つの方向で係止されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のマイクユニット。
  6. 前記マイクホルダは、線対称で一対配置されてそれぞれ接続部にて接続され、前記接続部から離れるにしたがって一対の前記マイクホルダの間の距離が離れることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のマイクユニット。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のマイクユニットと、前記マイクユニットの外装カバーと、を備え、前記外装カバーの内面には、前記第2保持部材が接触することを特徴とする電子機器。
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