JP7129415B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本明細書は、コンベアで搬送されてくる回路基板に部品を実装する2つの実装ヘッドを備えた部品実装機に関する技術を開示したものである。
この種の部品実装機は、特許文献1(特開2004-241595号公報)に記載されているように、2つの実装ヘッドを別々にXY方向に移動させる2つのXY移動装置を備え、各XY移動装置は、各実装ヘッドを回路基板の搬送方向であるX方向に移動させるXスライド(X軸テーブル)と、このXスライドをX方向と直交する方向であるY方向に移動させるYスライド(Y軸テーブル)とを備えた構成となっている。この場合、2つのXY移動装置は、2つのYスライドがX方向に異なる領域(基板搬入側の領域と基板搬出側の領域)をY方向に移動するように配置され、且つ、各Yスライドに各XスライドとそれをX方向に移動させる各駆動源(リニアモータ又は送りねじ装置)が支持されていると共に、各Xスライドに各実装ヘッドが支持された構成となっている。
この種の部品実装機は、2つの実装ヘッドのXY方向の位置(XY座標)を精度良く位置決め制御するために、2つの実装ヘッドのXY方向の位置を正確に測定する必要がある。特許文献1には、実装ヘッドのX座標(XスライドのX座標)の測定を、Xスライドの移動方向に沿ってYスライドに設けたリニアスケールを使用して行うことが記載されているが、実装ヘッドのY座標(YスライドのY座標)の測定方法については記載されていない。一般には、実装ヘッドのY座標(YスライドのY座標)の測定は、Yスライドの移動方向に沿って実装機本体側に固定したリニアスケールを使用して行うものが多い。
特開2004-241595号公報
ところで、各Yスライドには、各実装ヘッドを支持する各XスライドとそれをX方向に移動させる各駆動源(リニアモータ又は送りねじ装置)が支持されているため、各YスライドをY方向に移動させるときに、各Yスライドと一体的に各実装ヘッドと各Xスライド及びその駆動源の全てを同時にY方向に移動させることになる。これにより、各YスライドをY方向に移動させるときに各Yスライド側から実装機本体に作用する反力がかなり大きくなるため、2つのYスライドのうち、片方のYスライドがY方向に移動するときに、大きな反力が2つのXY移動装置を支持する実装機本体にY方向に作用して該実装機本体がY方向に変形してしまう。その際、実装機本体の変形は、一様に生じるものではなく、図6に示すように、YスライドがY方向に移動した側がY方向に大きく変形し、Yスライドが停止している側は、変形量が小さい。
1台の部品実装機に2つのXY移動装置を設ける場合、同一構成のXY移動装置を2つ並べて配置した構成とするのが一般的である。この場合、2つの実装ヘッドのY座標(YスライドのY座標)を2つのリニアスケールを使用して測定する場合、各リニアスケールの配置も各Yスライドに対して同じ配置となり、各Yスライドの左側(基板搬入側)に各リニアスケールを配置した構成、又は、各Yスライドの右側(基板搬出側)に各リニアスケールを配置した構成のどちらかとなる。いずれの場合も、2つのリニアスケールのうちの片方のリニアスケールが実装機本体の中央側に配置された構成となる。
この場合、例えば、各Yスライドの左側(基板搬入側)に各リニアスケールを配置した構成では、図6に示すように、左側のYスライドがY方向に移動して実装機本体が変形した場合に、右側のYスライドは停止しているのに、該実装機本体の中央側がY方向に変形して該実装機本体の中央側に固定されたリニアスケールの位置がY方向にずれてしまう。その結果、停止している右側のYスライドのY座標の測定値がずれるため、そのずれを補正するように右側のYスライドがY方向に駆動されて右側の実装ヘッドの位置がY方向にずれてしまい、そのずれが実装ヘッドの位置決め精度を低下させて部品実装精度を低下させる要因となる。
この対策として、実装機本体全体の機械的強度を高めて該実装機本体の変形を防ぐことが考えられるが、近年の部品実装機は、部品実装速度を高速化するために各YスライドのY方向の移動速度が高速化されて各Yスライド側から実装機本体に作用する反力が益々大きくなる傾向があるため、実装機本体全体の機械的強度の増強によって上述した課題を解決するには、実装機本体全体の機械的強度を大幅に高める必要があり、実装機本体の製造コストが大幅にアップする欠点がある。
上記課題を解決するために、コンベアで搬送されてくる回路基板に部品を実装する2つの実装ヘッドと、前記2つの実装ヘッドを別々に前記回路基板の搬送方向であるX方向に移動させる2つのXスライドと該2つのXスライドを別々にX方向と直交する方向であるY方向に移動させる2つのYスライドとを組み合わせて構成された2つのXY移動装置と、前記2つのYスライドのY方向の位置情報を測定するためにY方向に平行に延びるように配置された2つのリニアスケールと、前記2つのYスライドにそれぞれ設けられ、前記2つのリニアスケールから各YスライドのY方向の位置情報を読み取る2つのセンサと、前記2つのXY移動装置を支持する実装機本体のうちの基板搬入側の端部と基板搬出側の端部に沿ってそれぞれY方向に細長く延びるフランジ状に設けられた基板搬入側及び基板搬出側の各フレームとを備え、前記2つのXY移動装置は、前記実装機本体のうちの前記基板搬入側及び基板搬出側の各フレームとは別の部分に支持された部品実装機であって、前記2つのXY移動装置は、前記2つのYスライドがX方向に異なる領域をY方向に移動するように配置され、且つ、前記各Yスライドに前記各XスライドとそれをX方向に移動させる各駆動源が支持されていると共に、前記各Xスライドに前記各実装ヘッドが支持され、前記2つのリニアスケールは、前記実装機本体のうちの前記基板搬入側のフレームと前記基板搬出側のフレームに取り付けられ、前記2つのセンサは、前記2つのYスライドのうちの前記2つのリニアスケールから各YスライドのY方向の位置情報を読み取り可能な位置に配置された構成としたものである。
この場合、2つのYスライドのうち、基板搬入側のYスライドをY方向に移動させるときには、その反力による実装機本体の変形量は基板搬出側の側面部で最小となり、一方、基板搬出側のYスライドをY方向に移動させるときには、その反力による実装機本体の変形量は基板搬入側の側面部で最小となる。従って、基板搬入側のYスライドのY方向の位置(Y座標)を測定するリニアスケールは、実装機本体の基板搬入側の端部に沿ってY方向に細長く延びるフランジ状に設けられた基板搬入側のフレームに取り付け、一方、基板搬出側のYスライドのY方向の位置を測定するリニアスケールは、実装機本体の基板搬出側の端部に沿ってY方向に細長く延びるフランジ状に設けられた基板搬出側のフレームに取り付けた構成(つまり2つのリニアスケールを実装機本体のうちの基板搬入側のフレームと基板搬出側のフレームに配置して実装機本体の中央側に配置しない構成)とすれば、一方のYスライドがY方向に移動したときの反力による実装機本体の変形量が小さい部位に、停止中の他方のYスライドのY方向の位置を測定するリニアスケールを配置した構成となる。これにより、一方のYスライドがY方向に移動したときの反力により実装機本体が変形しても、その変形によって停止中の他方のYスライドのY方向の位置を測定するリニアスケールがY方向に位置ずれする量を大幅に低減することができて、当該リニアスケールのY方向への位置ずれによって停止中の他方のYスライドがY方向に駆動されて位置ずれする量を大幅に低減することができ、実装機本体の変形によって実装ヘッドの位置決め精度が低下することを極力防止することができる。しかも、この効果は、リニアスケールの配置を変えるだけで得られるため、実装機本体全体の機械的強度を大幅に高める必要がなく、実装機本体の製造コストの大幅アップも回避できる利点もある。
図1は一実施例の部品実装機を2台配列し、一方の部品実装機からフィーダや上部カバー等を取り除いて示す斜視図である。 図2はフィーダ、上部カバー、補強部材等を取り除いた部品実装機を拡大して示す斜視図である。 図3は図2に示す部品実装機の平面図である。 図4は図3のIV-IV線に沿って示す主要部の拡大縦断面図である。 図5は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図6は比較例における実装機本体の変形の影響を説明する概略平面図である。 図7は本実施例における実装機本体の変形の影響を説明する概略平面図である。
以下、図面を用いて一実施例を説明する。
まず、図1乃至図5を用いて部品実装機10の構成を説明する。
この部品実装機10は、部品実装基板を生産する部品実装ラインに少なくとも1台設置される。図1は、2台の部品実装機10を設置した例を示している。
部品実装機10は、コンベア11で搬送されてくる回路基板12に部品を実装する2つの実装ヘッド13L,13R(図2参照)と、2つの実装ヘッド13L,13Rを別々に回路基板12の搬送方向であるX方向とこのX方向と直交する方向であるY方向に移動させる2つのXY移動装置14L,14Rとを備えた構成となっている。
2つのXY移動装置14L,14Rは、同一の構成でサイズも同じであり、2つの実装ヘッド13L,13Rを別々にX方向に移動させる2つのXスライド15L,15Rと、該Xスライド15L,15Rを別々にY方向に移動させる2つのYスライド16L,16Rとを組み合わせて構成されている。2つのXY移動装置14L,14Rは、2つのYスライド16L,16RがX方向に異なる領域(基板搬入側の領域と基板搬出側の領域)をY方向に移動するように配置され、且つ、各Yスライド16L,16Rには、各Xスライド15L,15Rが支持されていると共に、各Xスライド15L,15RをX方向に移動させる各駆動源である各X軸駆動装置17L,17R(図5参照)が支持されている。
各X軸駆動装置17L,17Rは、例えば送りねじ装置又はリニアモータ等を用いて構成されている。更に、各Yスライド16L,16Rに支持された各Xスライド15L,15Rには、各実装ヘッド13L,13Rが支持されていると共に、回路基板12の基板マークを撮像するマーク撮像用のカメラ(図示せず)が支持されている。
各実装ヘッド13L,13Rには、それぞれ部品を吸着する1本又は複数本の吸着ノズル18(図2参照)が保持されていると共に、部品吸着動作時と部品実装動作時に各吸着ノズル18を下降/上昇させるZ軸駆動装置19L,19R(図5参照)が設けられている。各実装ヘッド13L,13Rは、回転型の実装ヘッドであっても良いし、回転しない実装ヘッドであっても良い。
一方、各Yスライド16L,16RをY方向に移動させる駆動源であるY軸駆動装置は、リニアモータ21L,21Rを用いて構成されている。2つのリニアモータ21L,21Rは、各々のシャフト状の固定子23L,23RがY方向に平行に延びて各固定子23L,23RのY方向両端部が実装機本体31に支持され、各固定子23L,23Rに沿って直線運動する各可動子22L,22Rに各Yスライド16L,16Rが取り付けられている。各リニアモータ21L,21RのX方向の位置は、各Yスライド16L,16RのX方向幅の中央に相当する位置となっている。本実施例では、各リニアモータ21L,21Rは、シャフト型のリニアモータを用いているが、フラット型のリニアモータを用いても良い。その他、Y軸駆動装置は、リニアモータに代えて、送りねじ装置を用いて構成しても良い。
各リニアモータ21L,21Rの固定子23L,23Rの両端部を支持する実装機本体31は、部品実装機10の骨組みを構成する箱型の構造体であり、その内側には、回路基板12をX方向に搬送するコンベア11が配置され、その上方を2つの実装ヘッド13L,13RがXY方向に移動するようになっている。実装機本体31の正面側には、部品を供給するテープフィーダ、トレイフィーダ等の部品供給装置32(図1参照)をセットするスペースが設けられている。
この種の部品実装機10は、2つの実装ヘッド13L,13RのXY方向の位置(XY座標)を精度良く位置決め制御するために、2つの実装ヘッド13L,13RのXY方向の位置を正確に測定する必要がある。
そこで、本実施例では、各実装ヘッド13L,13RのY方向の位置情報(Y座標)である各Yスライド16L,16RのY方向の位置情報(Y座標)を測定するために、実装機本体31に2つのリニアスケール33L,33R(図3、図4参照)がY方向に平行に延びるように設けられている。各リニアスケール33L,33Rは、例えば磁気式、光電式(光学式)、電磁誘導式等、いずれの方式のものであっても良い。
2つのリニアスケール33L,33Rは、実装機本体31の左右両端側(基板搬入側と基板搬出側)に寄せて配置され、実装機本体31の中央側には配置されていない。各リニアスケール33L,33Rを取り付ける部分は、図3及び図4に示すように、実装機本体31の左右両端部(基板搬入側の端部と基板搬出側の端部)に沿ってY方向に細長く延びるフランジ状に設けられた左右の各フレーム34L,34Rであり、左右の各フレーム34L,34Rの下面側には、各Yスライド16L,16Rの外側の端部をY方向にガイドする各ガイドレール35L,36R(図1、図4参照)が取り付けられていると共に、各リニアスケール33L,33Rが各ガイドレール35L,36Rと平行に取り付けられている。
実装機本体31の中央部(2つのXY移動装置14L,14Rの間)に梁状に設けられた中フレーム37(図1乃至図3参照)の下面側には、各Yスライド16L,16Rの内側の端部をY方向にガイドする各ガイドレール35R,36L(図2参照)が取り付けられている。各Yスライド16L,16Rの左右両端部には、各ガイドレール35L,35R,36L,36Rと摺動自在に嵌合するガイド部材38(図1、図4参照)が設けられている。
各Yスライド16L,16Rのうち、各リニアスケール33L,33Rから各Yスライド16L,16RのY方向の位置情報を読み取り可能な位置に、その位置情報を読み取る各センサ40L,40R(図4、図5、図7参照)が設けられている。本実施例では、2つのリニアスケール33L,33Rと2つのセンサ40L,40Rは、実装機本体31の左右両側(基板搬入側と基板搬出側)に対称に配置されている。
各実装ヘッド13L,13RのX方向の位置情報(X座標)である各Xスライド15L,15RのX方向の位置情報(X座標)を測定するために、各センサ41L,41R(図5参照)が設けられている。各Xスライド15L,15RのX方向の位置情報を測定する構成については図示しないが、例えば、各Yスライド16L,16Rに各Xスライド15L,15Rの移動方向であるX方向に沿って各リニアスケールを設け、各リニアスケールから各Xスライド15L,15RのX方向の位置情報を読み取る各センサ41L,41Rを各Xスライド15L,15Rに設けた構成としても良い。或は、各Xスライド15L,15RをX方向に移動させる各X軸駆動装置17L,17Rとして送りねじ装置を用いる場合には、その送りねじ装置のモータに設けられたエンコーダ(センサ41L,41R)の出力パルスをカウントして、そのカウント値から各Xスライド15L,15RのX方向の位置情報(実装ヘッド13L,13RのX座標)を算出するようにしても良い。
更に、本実施例では、実装機本体31のうちの基板搬入側と基板搬出側の両側面部にはそれぞれ機械的強度を補強する板状の補強部材44(図1、図3参照)が設けられている。各補強部材44には、コンベア11に載せて回路基板12を搬入・搬出するための開口部が形成されている。
部品実装機10の制御装置45は、1台又は複数台のコンピュータ(CPU)により構成され、コンベア11の基板搬送動作を制御すると共に、各XY移動装置14L,14Rにより各実装ヘッド13L,13Rを別々にXY方向に移動させて、部品供給装置32から供給される部品を吸着ノズル18で吸着する部品吸着動作と、該部品を回路基板12に実装する部品実装動作とを制御する。
部品実装機10の制御装置45は、各XY移動装置14L,14Rにより各実装ヘッド13L,13RをXY方向に移動させる際に、各実装ヘッド13L,13RのXY方向の位置(XY座標)を各センサ41L,41R,40L,40Rで測定して各実装ヘッド13L,13RのXY方向の位置を位置決め制御する。この際、各Xスライド15L,15RのX方向の位置を各センサ41L,41Rで測定して、その測定値を各実装ヘッド13L,13RのX方向の位置(X座標)としてX方向の位置決め制御を行い、各Yスライド16L,16RのY方向の位置を各センサ40L,40Rで測定して、その測定値を各実装ヘッド13L,13RのY方向の位置(Y座標)としてY方向の位置決め制御を行う。
ところで、各Yスライド16L,16Rには、各実装ヘッド13L,13Rを支持する各Xスライド15L,15RとそれをX方向に移動させる各X軸駆動装置17L,17Rが支持されているため、各Yスライド16L,16RをY方向に移動させるときに、各Yスライド16L,16Rと一体的に各実装ヘッド13L,13Rと各Xスライド15L,15R及び各X軸駆動装置17L,17Rの全てを同時にY方向に移動させることになる。これにより、各Yスライド16L,16RをY方向に移動させるときに各Yスライド16L,16R側から実装機本体31に作用する反力がかなり大きくなるため、図6、図7に示すように、2つのYスライド16L,16Rのうち、片方のYスライドがY方向に移動するときに、大きな反力が2つのXY移動装置14L,14Rを支持する実装機本体31にY方向に作用して該実装機本体31がY方向に変形してしまう。その際、実装機本体31の変形は、一様に生じるものではなく、YスライドがY方向に移動した側がY方向に大きく変形し、Yスライドが停止している側は、変形量が小さい。
2つの実装ヘッド13L,13RのY座標(Yスライド16L,16RのY座標)を2つのリニアスケール33L,33Rを使用して測定する場合、各リニアスケール33L,33Rの配置を各Yスライド16L,16Rに対して同じ配置とすると、図6の比較例に示すように、2つのリニアスケール33L,33Rのうちの片方のリニアスケールが実装機本体31の中央側に配置された構成となる。
この場合、例えば、各Yスライド16L,16Rの左側(基板搬入側)に各リニアスケール33L,33Rを配置した構成では、図6に示すように、左側のYスライド16LがY方向に移動して実装機本体31が変形した場合に、右側のYスライド16Rは停止しているのに、該実装機本体31の中央側がY方向に変形して該実装機本体31の中央部に固定されたリニアスケール33Rの位置がY方向にずれる。その結果、停止している右側のYスライド16RのY座標の測定値がずれるため、そのずれを補正するように右側のYスライド16RがY方向に駆動されて右側の実装ヘッド13Rの位置がY方向にずれてしまい、そのずれが実装ヘッド13Rの位置決め精度を低下させて部品実装精度を低下させる要因となる。
この場合、2つのYスライド16L,16Rのうち、基板搬入側のYスライド16LをY方向に移動させるときには、その反力による実装機本体31の変形量は基板搬出側の側面部で最小となり、一方、基板搬出側のYスライド16RをY方向に移動させるときには、その反力による実装機本体の変形量は基板搬入側の側面部で最小となる。この特性を考慮して、本実施例では、図7に示すように、基板搬入側のYスライド16LのY方向の位置(Y座標)を測定するリニアスケール33Lは、実装機本体31の基板搬入側に寄せて配置し、一方、基板搬出側のYスライド33RのY方向の位置を測定するリニアスケール33Rは、実装機本体31の基板搬出側に寄せて配置した構成(つまり2つのリニアスケール33L,33Rを実装機本体31のうちの基板搬入側と基板搬出側に寄せて配置して実装機本体31の中央側に配置しない構成)としている。このようにすれば、一方のYスライドがY方向に移動したときの反力による実装機本体31の変形量が小さい部位に、停止中の他方のYスライドのY方向の位置を測定するリニアスケールを配置した構成となる。これにより、一方のYスライドがY方向に移動したときの反力により実装機本体31が変形しても、その変形によって停止中の他方のYスライドのY方向の位置を測定するリニアスケールがY方向に位置ずれする量を大幅に低減することができて、当該リニアスケールのY方向への位置ずれによって停止中の他方のYスライドがY方向に駆動されて位置ずれする量を大幅に低減することができ、実装機本体31の変形によって実装ヘッド13L,13Rの位置決め精度が低下することを極力防止することができる。しかも、この効果は、リニアスケール33L,33Rの配置を変えるだけで得られるため、実装機本体31全体の機械的強度を大幅に高める必要がなく、実装機本体31の製造コストの大幅アップも回避できる利点もある。
また、本実施例では、実装機本体31のうちの基板搬入側と基板搬出側の両側面部に、それぞれ機械的強度を補強する補強部材44を設けているため、実装機本体31の基板搬入側と基板搬出側に配置した各リニアスケール33L,33Rを保持する左右の各フレーム34L,34Rが変形することを防止できて、各Yスライド16L,16RのY方向の位置の測定精度をより一層向上できる利点がある。
尚、本実施例では、各リニアモータ21L,21RのX方向の位置は、各Yスライド16L,16RのX方向幅の中央に相当する位置となっているが、これに限定されず、例えば、各リニアモータ21L,21RのX方向の位置をそれぞれ外側に寄せて、各リニアモータ21L,21Rの可動子22L,22Rと各センサ40L,40Rとの間の距離を接近させて、各可動子22L,22RのY方向の位置(各Yスライド16L,16RのY方向の位置)の測定精度を更に向上させるようにしても良い。
その他、本発明は、本実施例に限定されず、例えば、実装機本体31の構造を適宜変更したり、各リニアスケール33L,33Rとセンサ40L,40Rとの相対的な位置関係や両者の取付構造を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても良いことは言うまでもない。
10…部品実装機、11…コンベア、12…回路基板、13L,13R…実装ヘッド、14L,14R…XY移動装置、15L,15R…Xスライド、16L,16R…Yスライド、17L,17R…X軸駆動装置、18…吸着ノズル、19L,19R…Z軸駆動装置、21L,21R…リニアモータ、22L,22R…可動子、23L,23R…固定子、31…実装機本体、32…部品供給装置、33L,33R…リニアスケール、34L…左フレーム、34R…右フレーム、35L,35R,36L,36R…ガイドレール、40L,40R,41L,41R…センサ、44…補強部材、45…制御装置

Claims (5)

  1. コンベアで搬送されてくる回路基板に部品を実装する2つの実装ヘッドと、
    前記2つの実装ヘッドを別々に前記回路基板の搬送方向であるX方向に移動させる2つのXスライドと該2つのXスライドを別々にX方向と直交する方向であるY方向に移動させる2つのYスライドとを組み合わせて構成された2つのXY移動装置と、
    前記2つのYスライドのY方向の位置情報を測定するためにY方向に平行に延びるように配置された2つのリニアスケールと、
    前記2つのYスライドにそれぞれ設けられ、前記2つのリニアスケールから各YスライドのY方向の位置情報を読み取る2つのセンサと
    前記2つのXY移動装置を支持する実装機本体のうちの基板搬入側の端部と基板搬出側の端部に沿ってそれぞれY方向に細長く延びるフランジ状に設けられた基板搬入側及び基板搬出側の各フレームとを備え、
    前記2つのXY移動装置は、前記実装機本体のうちの前記基板搬入側及び前記基板搬出側の各フレームとは別の部分に支持された部品実装機であって、
    前記2つのXY移動装置は、前記2つのYスライドがX方向に異なる領域をY方向に移動するように配置され、且つ、前記各Yスライドに前記各XスライドとそれをX方向に移動させる各駆動源が支持されていると共に、前記各Xスライドに前記各実装ヘッドが支持され、
    前記2つのリニアスケールは、前記実装機本体のうちの前記基板搬入側のフレームと前記基板搬出側のフレームに取り付けられ、
    前記2つのセンサは、前記2つのYスライドのうちの前記2つのリニアスケールから各YスライドのY方向の位置情報を読み取り可能な位置に配置されている、部品実装機。
  2. 前記実装機本体のうちの基板搬入側と基板搬出側の両側面部にはそれぞれ機械的強度を補強する補強部材が設けられている、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記2つのYスライドをY方向にガイドする2つのガイドレールを備え、
    前記2つのリニアスケールは、前記基板搬入側及び前記基板搬出側の各フレームの下面に前記2つのガイドレールと平行に取り付けられている、請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 前記2つのリニアスケールと前記2つのセンサは、前記実装機本体の基板搬入側と基板搬出側に対称に配置されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の部品実装機。
  5. 前記2つのXY移動装置は、前記2つのYスライドをY方向に移動させる駆動源として2つのリニアモータを備え、前記2つのリニアモータは、各々の固定子がY方向に平行に延びて各固定子のY方向両端部が前記実装機本体に支持され、各固定子に沿って直線運動する各可動子に各Yスライドが取り付けられている、請求項1乃至4のいずれかに記載の部品実装機。
JP2019538827A 2017-08-30 2017-08-30 部品実装機 Active JP7129415B2 (ja)

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