JP7127829B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
なお、遊技機は、遊技場などに設置されるものであり、様々な種類があるが、本発明の一例として、スロットマシン1に適用した場合について説明する。
図1~3に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、回動可能に軸支された複数のリール41a、41b、41cが内蔵され、前面が開口された箱状の筐体1bと、筐体1bの前面側の開口を開閉する前扉1aとで構成されている。
そして、スロットマシン1の内部には、マイクロコンピュータなどで構成された主制御部7と、主制御部7からの指令により、ランプ9a、スピーカ9bなどの報知手段を制御する副制御部8と、必要な機械及び装置などが収納されている。
筐体1bの中央には、リール41a、41b、41cと、各リール41a、41b、41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサなどを備えるドラムユニット4とが設けられている。
メダル払出装置6は、遊技媒体としてのメダルを貯留する遊技媒体貯留部であるホッパー60と、ホッパー60内のメダルをメダル払出口6aに払い出す払出装置61とで構成されている。
そして、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ10により検出され、判別された後、適合するメダルの場合、案内レール20を経由して、ホッパー60内に誘導される。
ホッパー60は、この開口部からメダルを受け入れて、ホッパー60内にメダルを貯留し、底面には、メダルを払い出すための回転板(図示しない)が設けられている。
主制御部7は、上述した各操作部からの信号やメダルセレクタ10からの信号に基づき、ドラムユニット4、メダル払出装置6などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン1の遊技を進行させる。
また、ベットボタン2aが操作された場合は、その操作信号が主制御部7に入力される。
主制御部7は、これらの信号の入力の有無からゲーム可能なメダル数を監視するとともに、スタートレバー3の操作を監視する行うようになっている。
主制御部7は、ゲーム開始可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a、41b、41cを回転させる制御を行うようになっている。
そして、主制御部7は、各停止ボタン5a、5b、5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するように回転している各リール41a、41b、41cの停止制御を行うようになっている。
そして、副制御部8は、主制御部7が管理する遊技の進行状態、遊技状態、内部抽選において当選した抽選対象などを識別し、ゲームと同期した所定の遊技演出の制御を行うようになっている。
具体的には、この不正行為では、メダル払出口6aから不正器具を挿入し、返却通路40を介して、案内レール20に到達させ、案内レール20を転動するメダルを本来あり得ない通過ルートで回収する(図4(c)参照)。
このとき、メダルは、メダルセレクタ10に検出されるとともに、案内レール20を転動した後、返却通路40の受入口410に導かれ落下し、メダル払出口6aから回収される。
その結果、不正行為を行う者は、メダルを投入し、そのメダルをメダルセレクタ10に検出された後、回収することができるため、メダルが1枚でもあれば、無限に遊技することができてしまうことになる。
そこで、本実施形態のスロットマシン1は、案内レール20とホッパー60との間に、レールホルダ30を介在させることで、不正にメダルを回収する行為を防ぐことができる。
図4は、前扉1aの裏面側の外観を示しており、(a)は正面図、(b)は(a)のA-A矢視断面図、(c)は(a)のB-B矢視断面図である。
前扉1aの裏面側には、図4に示すように、中央から下方にかけて、メダルセレクタ10と、案内レール20と、レールホルダ30と、返却通路40とが設けられている。
先に、前扉1aの裏面側のメダルセレクタ10周辺を構成するこれらの各種部材について説明し、その後、案内レール20とホッパー60との間に、レールホルダ30を介在させたときの、それぞれの位置関係について説明する。
まず、メダル投入口2から投入されたメダルを検知し、適合するメダルか否かを判別するメダルセレクタ10(本発明のセレクタ)について、説明する。
メダルセレクタ10には、メダル投入口2から投入されたメダルが転がりながら移動できるように傾斜をもった傾斜経路が形成されている。
また、メダルセレクタ10は、上端がメダル投入口2に繋がっており、スロットマシン1の内部へメダルを誘導するとともに、「経路の切り替え」と、「メダルの通過検出」と、「投入されたメダルの真偽の選別」とを行うように構成されている。
一方、電磁開閉機構をオフにすると、メダルが返却通路40に取り込まれ、返却通路40を介してメダル払出口6aから払い出される。
また、電磁開閉機構は、クレジットメダル数が最大値となっているときや、リール41a、41b、41cの回転中は、オフになり、メダル投入口2から投入されるメダルを、メダル払出口6aから遊技者に返却する。
適合する径寸法の真メダルは、傾斜経路の下端まで転がるように制御され、案内レール20を介して筐体1b側に設けられたホッパー60内に導かれ貯留される。
一方、適合しない径寸法の偽メダル(例えば、直径が規定値よりも小さいメダル)は、傾斜経路の途中から落下するように制御され、返却通路40に取り込まれ、前扉1a側に設けられたメダル払出口6aから払い出される。
なお、直径が規定値よりも大きいメダルは、メダル投入口2において、投入が制限されるため、適合する径寸法の真メダルのみが、ホッパー60内に導かれる。
次に、メダルセレクタ10によって真メダルと判別されたメダルをホッパー60内に導く、案内レール20(本発明の遊技媒体誘導通路)について、説明する。
図5は、案内レール20の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図、(c)は背面図である。
案内レール20は、例えば、滑り性が高いPOM樹脂(ポリアセタール樹脂)などの合成樹脂を射出成型することにより形成される。
案内レール20は、前扉1aに固定され、メダルセレクタ10の下端と繋がっており、メダルセレクタ10内を転動してきたメダルを筐体1b側に設けられたホッパー60内に送り込むためのメダル搬送用のガイド部材である。
すなわち、案内レール20は、メダルセレクタ10とホッパー60の開口部との間を結ぶ架け橋となり、メダルセレクタ10から導かれたメダルが起立状態を維持したまま、自重によって転動させ、ホッパー60の開口部へとガイドする。
また、案内レール20は、横幅が狭く、断面が「U」字状、又は断面「V」字状などに形成され、メダルが転動しやすいように、所定の角度で傾斜して形成されている。
これは、直線誘導部230は、メダルセレクタ10の流路が重力方向に対して、所定の角度で傾斜していることに合わせたものであり、メダルセレクタ10の下端から排出されたメダルが、直線誘導部230に円滑に進入できるようにしたものである。
また、曲線誘導部240は、メダルが湾曲方向へ旋回しながら転動する際に、受ける遠心力に対抗するように、メダルを湾曲内側に向かう方向へ傾斜させるようにしたものである。
また、突出部200は、退出口220と曲線誘導部240との間に位置するように形成されている。
次に、案内レール20を不正な器具や道具(以下、不正器具という)から保護するレールホルダ30について、説明する。
図6は、レールホルダ30の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図、(c)は背面図である。
レールホルダ30は、例えば、寸法安定性に優れるABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)などの合成樹脂を射出成型することにより形成される。
レールホルダ30は、案内レール20の退出口220近くの周囲を囲むように、着脱可能に案内レール20に取り付けられる。
また、レールホルダ30には、図6に示すように、リブ300と、レール保持面310と、差し込み穴320とが設けられている。
また、リブ300の長さや厚さは、ホッパー60と対向する面から垂直方向にかけて均一に形成してある。
レールホルダ30は、このようなリブ300を設けることで、案内レール20の退出口220近くの周囲を囲むことができるため、不正器具が案内レール20の退出口220に近づくことを防止することができる。
なお、このリブ300は、ホッパー60と対向する面の周囲に垂直に突出して形成する以外にも、ホッパー60と対向する面に対して内側や外側に向かって傾斜を持たせたり、湾曲状にするなど適宜変更してもよい。
このような形状のレール保持面310をレールホルダ30に設けることで、案内レール20とレールホルダ30との隙間から不正器具が侵入することを防ぐことができる。
差し込み穴320は、案内レール20に形成された突出部200を差し込むために貫通された矩形状の貫通穴であり、その貫通穴の周囲は面取り加工されている。
そして、この差し込み穴320に案内レール20の突出部200を差し込むことにより、レールホルダ30を案内レール20に取り付けることができる。
そのため、案内レール20の突出部200の幅と、レールホルダ30の差し込み穴320の幅は、差し込み穴320の方がやや小さいか、又は同一であり、突出部200の大きさに応じた差し込み穴320が設けられている。
また、差し込み穴320は、同じくホッパー60と対向する面の周囲に沿って形成されたリブ300に囲まれている。
レールホルダ30は、図7に示すように、案内レール20に形成された突出部200をレールホルダ30に形成された差し込み穴320に差し込むことで取り付けられる。
このとき、レールホルダ30を案内レール20の退出口220側へ水平方向に、しかも、案内レール20の取付面とレールホルダ30の取付面とが互いに当接するまで、案内レール20の突出部200を差し込み穴320に差し込むことになる。
このようにして、レールホルダ30は、差し込み穴320を設けることで、案内レール20がスロットマシン1に固定された状態でも、容易にレールホルダ30を取り付けることができる。
すなわち、突出部200を差し込み穴320に水平方向に差し込むことで、レールホルダ30を取り付ける構成とすることで、レールホルダ30の自重の重さによって、下方へ落下することなく、レールホルダ30を案内レール20に取り付けることができる。
また、レールホルダ30に差し込み穴320を設けることで、案内レール20へ取り付ける際の位置決めができるため、常時、レールホルダ30を正確な位置へ取り付けることができる。
なお、上述では、差し込み穴320をレールホルダ30に設けた場合を一例として、説明したが、これに限るものではなく、例えば、差し込み穴320を案内レール20に設けても良く、その場合、レールホルダ30に突出部200を設けることになる。
従って、案内レール20自体が大型化、複雑化などすることなく、既存のスロットマシン1にも容易に適用することができる。
また、突出部200の形状は、矩形状の板状に限られず、例えば、円柱状でもよく、その場合、差し込み穴320の形状は、突出部200の形状に合わせて円形状に形成することになり、任意の形状に適宜変更することが可能である。
すなわち、レールホルダ30に設けられたリブ300が、メダル払出口6aから侵入する不正器具が案内レール20の退出口220に到達することを防止する。
次に、メダルセレクタ10によって、偽メダルと判別されたメダルや、詰まったメダルをメダル払出口6aに返却する返却通路40(本発明の遊技媒体返却通路)について、説明する。
図8は、返却通路40の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図、(c)は背面図である。
返却通路40は、例えば、滑り性が高いABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)などの合成樹脂を射出成型することにより形成される。
返却通路40は、図8に示すように、メダルセレクタ10から判別されたメダルなどを受け入れる受入口410と、メダル払出口6aに対向して配置される送出口420と、受入口410と送出口420とを繋ぐ通路430と、メダル払出装置6から払い出されるメダルを払い出す連通口440とを備えて構成されている。
また、連通口440は、通路430を介して送出口420と繋がっている。
また、メダル払出装置6から払い出されるメダルは、連通口440から通路430を介して、送出口420に至って、メダル払出口6aから払い出される。
具体的には、返却通路40は、上方から落下してくるメダルを受け入れるために、上端面が開口され、この開口が受入口410となっている。
受入口410と連通する空間は、前扉1aの裏面側に傾斜する通路430を形成しており、送出口420に至るまでの通路430には、落下するメダルの移動方向を変化させるクランク部を少なくとも二以上備えるようになっている。
連通口440の下部には、返却リブ440aが形成されており、メダル払出装置6によって払い出されるメダルが、この返却リブ440aに当接することで、メダルの払い出し方向を一定になるように調整している。
これにより、メダル払出装置6から送り出されるメダルは、返却通路40を通って、メダル払出口6aから外部へ払い出されるようになっている。
この傾斜面Iの傾斜角度θが大きすぎると、傾斜面Iに落下したメダルが跳ねてしまい、メダル払出口6aから飛び出してしまうことがあった。
反対に、傾斜面Iの傾斜角度θが小さすぎると、円滑にメダル払出口6aに払い出されず、通路430内でメダルが滞留してしまうことがあった。
しかし、送出口420手前の通路430の傾斜面Iの傾斜角度θを25度にすることで、遊技者にメダルを払い出すときに、メダルが跳ねることなく、かつ、返却通路40内での滞留を抑制しつつ、メダルを払い出すことができる。
すなわち、メダルは、返却通路40内を落下しながらも、円滑にメダル払出口6aを通して、遊技者に払い出されることになる。
なお、送出口420手前の通路430の傾斜面Iの傾斜角度θは、25度に限定されるものではなく、例えば、メダルの径寸法やメダルの重量によって、25度±5の範囲内で適宜変更することができる。
次に、メダルの落下を防止する落下防止部400について、説明する。
25度の傾斜を持たせた傾斜面Iの裏面側には、図8(c)に示すように、落下防止部400が設けられている。
図9は、この落下防止部400を説明するために、返却通路40を下面側から見た図であり、(a)は返却通路40に形成されている落下防止部400の外観を示す斜視図、(b)は落下防止部400の拡大図である。
図8(c)及び図9に示すように、落下防止部400には、傾斜面Iに対して垂直に延びる複数の平板状のプレート400aが配列されており、このプレート400aは、返却通路40に一体形成されている。
プレート400aは、図9(b)に示すように、その周縁が面取り加工されており、人が接触することで発生する可能性がある怪我や、物との接触による破損などを防止する。
また、プレート400aは、傾斜面Iの上方端から下方端に向けて延びて形成されており、そのプレート400aが等間隔に配置されている。
すなわち、プレート400aは、傾斜面Iの全面に亘って、傾斜方向に沿って満遍なく形成されている。
また、裏面側に落下防止部400を設けた通路430は、通路430内でも、特に、メダルが落下する衝撃を受けやすく、破損しやすい通路430であり、その上、スロットマシン1のメダル払出口6a手前の下方に位置するため、目につきにくく破損の発見が遅れる恐れがある。
また、返却通路40外への落下を防止するために、他に傾斜面Iの樹脂の厚さを厚くするなどの対策が考えられるが、製造コストや、遊技機の重量が増加するといった問題がある。
さらに、近年、環境の保護やゴミの減量化などの観点から、スロットマシン1に用いられる部品のリサイクルの重要性が以前にも増して高まっている。
この点、返却通路40に簡易な構造の落下防止部400を設けることで、製造コストや、スロットマシン1の重量の増加を抑えつつ、他のスロットマシン1に返却通路40の再利用をした際、長期の使用によって樹脂が削れたとしても、返却通路40外のメダルの落下を防止することができる。
なお、落下防止部400は、複数のプレート400aが、等間隔に平行に配列する以外にも、複数のプレート400aを格子状に交差させても同様の効果が期待できる。
また、落下防止部400は、上述した返却通路40の傾斜面Iの裏面側以外にも、例えば、ホッパー60の裏面側など、メダルの落下の衝撃を受けやすい場所に落下防止部400を設けても良い。
図10に示すように、レールホルダ30が取り付けられた案内レール20は、前扉1aを閉じた状態のとき、ホッパー60の開口部近くに配置される。
すなわち、レールホルダ30は、ホッパー60に対向する案内レール20の退出口220近くに取り付けられ、その一部がホッパー60の周壁面600に載置される。
また、レールホルダ30は、案内レール20の突出部200をレールホルダ30の差し込み穴320に差し込むことで、取り付けられる。
この差し込み穴320は、上述した通り、ホッパー60と対向する面の周囲に沿って形成されたリブ300に囲まれており、不正器具が到達しにくい場所に位置している。
その上、差し込み穴320の幅は、突出部200の幅よりやや小さいか、又は同一に形成されており、突出部200の大きさに応じた差し込み穴320が設けられている。
さらに、レールホルダ30は、レールホルダ30のレール保持面310が案内レール20の外周面に沿った曲面状に形成されているため、レール保持面310と案内レール20の外周面とが密着し、案内レール20との間で隙間が空かないように取り付けられている。
すなわち、レールホルダ30は、ホッパー60の周壁面600の上面に配置され、案内レール20の外周面に密着して取り付けられているため、案内レール20と、ホッパー60との少なくとも一部がそれぞれ重なり合う状態(オーバーラップする状態)で、配置されている。
このようにレールホルダ30を配置することで、レールホルダ30は、案内レール20と、ホッパー60との位置関係で、隙間を作らずに、案内レール20の退出口220近くの周囲を囲むことができる。
その結果、不正器具が案内レール20の退出口220近くに入り込もうとすると、レールホルダ30のリブ300に当接してしまうため、案内レール20の退出口220に近づくことを防止することができる。
これは、レールホルダ30が、筐体1bではなく、前扉1aに固定された案内レール20に取り付けられているためであり、そのため、レールホルダ30を周壁面600の上面に隙間なく載置することができるようになる。
図11に示すように、レールホルダ30が取り付けられた案内レール20は、その退出口220がホッパー60の周壁面600よりも、さらにホッパー60の開口部の内側に配置された状態で前扉1aに固定されている。
そして、案内レール20に取り付けたレールホルダ30も、同様に、その一部がホッパー60の周壁面600より、さらにホッパー60の開口部の内側に入り込んだ状態で配置されている。
レールホルダ30は、案内レール20と、ホッパー60との位置関係で、隙間を作らずに、案内レール20からメダルが排出されるまで案内レール20の退出口220の周囲を囲むことができる。
そのため、案内レール20の本来の役目であるメダルセレクタ10によって判別されたメダルをホッパー60内に支障なく導くことができる。
すなわち、レールホルダ30は、メダルをホッパー60内に誘導するという本来の機能を維持しつつ、不正器具が案内レール20の退出口220近くに入り込むことを防止するため、例えば、投入したメダルが不正に回収されるという不正行為を確実に防止することができ、不正行為に対する安全性をより万全にすることができる。
その結果、メダル払出口6aから不正器具を挿入して、案内レール20を転動するメダルを返却通路40に導くような不正を防ぐことができる。
また、レールホルダ30は、前扉1aに固定された案内レール20に取り付けるため、ホッパー60に対して、案内レール20を適切な位置に導くことができる。
本発明の遊技機によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部、又は一部を解決することができる。
例えば、本実施形態では、本発明をスロットマシン1に適用して説明したが、これに限るものではなく、例えば、パチンコ(例えば、玉スロ)などその他の遊技機にも適用することができる。
また、メダル払出口6aから不正器具を挿入し、返却通路40を介して、案内レール20に到達させ、その案内レール20に転動した後のメダルを返却通路40の受入口410に導く不正行為を例にして説明したが、これに限るものではない。
例えば、案内レール20を転動した後のメダルを返却通路40の受入口410以外に落下させ、通常のルートを変更する不正にもレールホルダ30を適用することができる。
1a 前扉
1b 筐体
2 メダル投入口(遊技媒体投入口)
6 メダル払出装置
6a メダル払出口(遊技媒体払出口)
60 ホッパー(遊技媒体貯留部)
600 周壁面
10 メダルセレクタ(セレクタ)
20 案内レール(遊技媒体誘導通路)
200 突出部
30 レールホルダ
300 リブ
310 レール保持面
320 差し込み穴
40 返却通路(遊技媒体返却通路)
400 落下防止部
400a プレート
Claims (1)
- 前面が開口された箱状の筐体と、
前記筐体の前面側の開口を開閉する前扉と、
前記前扉に設けられ、遊技媒体を投入可能な遊技媒体投入口と、
前記遊技媒体投入口から投入された前記遊技媒体を検出するセレクタと、
前記遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留部と、
前記セレクタから排出された前記遊技媒体を前記遊技媒体貯留部へ導く遊技媒体誘導通路と、
前記遊技媒体誘導通路に取り付けられるレールホルダと、
を備え、
前記レールホルダは、
前記遊技媒体誘導通路と前記遊技媒体貯留部との間に介在し、かつ前記前扉が前記筐体の前面側を閉じた状態のとき、前記遊技媒体誘導通路と前記遊技媒体貯留部と上下方向に重なり合う状態で配置される
ことを特徴とする遊技機。
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