JP7125669B2 - 車両の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の冷却装置に関するものである。
車両においては、エンジン温度(エンジンの冷却水温度)を所定温度に維持するために、走行風によって冷却される(放熱される)ラジエータに対して、エンジンの冷却水を循環させるようにしている。ラジエータに対して電動ファンを設けて、適宜電動ファンを作動させることによりラジエータを通過する大気の通過量を増大させて、ラジエータの冷却能力(放熱能力)を向上させることも一般的に行われている。
特許文献1には、ラジエータの前方にグリルシャッターを装備して、エンジンの冷却水温度と車速とに応じて、グリルシャッターの開度を変更制御するものが開示されている。グリルシャッターの開度を大きくするほど、ラジエータに導入される走行風の風量が増大されて、ラジエータでの冷却能力が向上されることになる。
特開2007-1503号公報
ところで、車両用のエンジン、特にガソリンを燃料とするエンジンにあっては、あらかじめ設定された複数の燃焼形態の中から、エンジンの運転状態に応じて選択される特定の燃焼形態でもって燃焼を行わせるようにしたものが実用化されつつある。上記複数の燃焼形態としては、例えばSI燃焼、HCCI燃焼、SPCCI燃焼がある。SI燃焼は、通常行われている一般的な燃焼形態であり、点火プラグによって混合気に着火した後、火炎伝播による燃焼を行うものである(火花着火式燃焼)。HCCI燃焼は、混合気を圧縮着火させるものである(圧縮着火燃焼)。SPCCI燃焼は、混合気の一部について前記点火プラグによって着火させた後に残りの混合気について自己着火させるものである(部分圧縮着火燃焼)。
HCCI燃焼やSPCCI燃焼を少なくとも一部の運転領域で行うことのあるエンジンにあっては、SI燃焼を行う場合に比してエンジン温度をより高温に維持することが要求される。このため、エンジンの冷却水が循環されるラジエータに対して、走行風の導入量を調整するグリルシャッターを設けて、イグニッションスイッチがオフされたとき(エンジンが停止されたとき)に、次の始動に備えてエンジンを高温に維持すべく(エンジンの放熱を極力防止すべく)、グリルシャッターを閉作動させることが考えられる。
一方、エンジンに供給する燃料が高温になりすぎると、燃料中にべーパ(気泡)を生じるベーパ障害が発生するおそれがある。特に、エンジンの蓄熱量が多い状態でエンジンを停止させると、エンジンからの放熱によってその付近に存在する燃料系統が高温になって、ベーパ障害が発生する可能性が高くなる。
ベーパ障害を防止するために、ラジエータに設けた電動ファンを作動させて、エンジンルーム内に大気を導入して、燃料系統の高温化を防止することが考えられる。しかしながら、上述したように、イグニッションスイッチをオフしてエンジンを停止させた際に、グリルシャッターが閉作動されると、電動ファンを作動させてもエンジンルーム内に大気を十分に導入することができないものとなる。このため、電動ファンを長時間作動させることも考えられるが、燃費の悪化防止やバッテリ蓄電量の低減防止のために、電動ファンを長く作動し続けるには限界があり、ベーパ障害の発生防止に関して根本的な解決とはならない。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、イグニッションスイッチがオフされた後における燃料のベーパ障害の発生を、電動ファンを長時間作動させることなく防止できるようにした車両の冷却装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような基本的な解決手法を採択してある。すなわち、
エンジンと、
前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
前記ラジエータに対して流れる大気の流量を調整する電動ファンと、
前記グリルシャッターおよび前記電動ファンを制御する制御手段と、
燃料温度に関する値を検出する温度検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、イグニッションスイッチがオフされて前記エンジンが停止された際に前記グリルシャッターを閉じるように制御する一方、該イグニッションスイッチがオフされたときに前記温度検出手段で検出される検出温度があらかじめ設定された所定値以上のときは前記電動ファンを作動させると共に該グリルシャッターを開作動させる、
ようにしてある。
上記基本手的な解決手法によれば、イグニッションスイッチがオフされたときは、基本的に、次のエンジン再始動に備えて、エンジンを保温するためにグリルシャッターが閉じられる。この一方、イグニッションスイッチをオフしたときに、燃料温度に関する値が所定値以上であって燃料のベーパ障害の発生が想定されるときは、グリルシャッターを開いた状態にすると共に電動ファンを作動させて、ラジエータやエンジンルーム内に十分に大気(外気)を導入するようにして、エンジンやその周辺部材が高温になりすぎることが防止されて、燃料のベーパ障害発生が防止される。勿論、電動ファンを作動させた際に、グリルシャッターを開くことによりラジエータやエンジンルームへの大気導入が十分に行われて、グリルシャッターを閉じておく場合に比して、電動ファンの作動時間を短くすることができる。
上記基本的な解決手法を前提として、本発明にあっては、次のような態様を採択してある。すなわち、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で前記電動ファンの作動が停止されたときは、前記温度検出手段で検出される検出温度が所定の低い温度にまで低下したことを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、ようにしてある。この場合、燃料温度に関する値が十分低下したことを確認した状態でグリルシャッターを閉作動させるので、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことを防止する上で好ましいものとなる。
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で前記電動ファンの作動が停止されたときは、前記温度検出手段で検出される検出温度が変化しないか低下していることを条件として、該グリルシャッターを閉作動させる、ようにしてある。この場合、燃料温度に関する値がもはや上昇しないことを確認した状態でグリルシャッターを閉作動させるので、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことを防止する上で好ましいものとなる。
前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以下で、かつ前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が第2所定値よりも低いことを条件として、該グリルシャッターを閉作動させる、
ようにしてある。この場合、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことをより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が該停止用しきい値温度よりも低い温度に設定された第2所定値よりも低いことを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
ようにしてある。この場合、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことをより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が変化しないか低下していることを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
ようにしてある。この場合、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことをより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が該停止用しきい値温度よりも低い温度に設定された第2所定値よりも低下しかつ該燃料温度が変化しないか低下していることを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
ようにしてある。この場合、グリルシャッターの閉作動後に燃料のベーパ障害を発生してしまうことをより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記エンジンの蓄熱量を検出する蓄熱量検出手段を備え、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされた後の前記電動ファンの作動と前記グリルシャッターの開作動とを、前記蓄熱量検出手段で検出される蓄熱量があらかじめ設定された所定のしきい値以上であることを条件として実行する、
ようにしてある。この場合、ベーパ障害が発生する可能性の有無をエンジンの蓄熱量により判定して、イグニッションスイッチがオフされた後での電動ファンの作動やグリルシャッターの開作動を極力行わないようにする上で好ましいものとなる。
前記エンジンが、少なくとも一部の運転領域において、混合気の一部について点火プラグによって着火させた後に残りの混合気について自己着火させるSPCCI燃焼と混合気を全て自己着火させるHCCI燃焼との少なくとも一方の燃焼形態をとり得るようにされている、ようにしてある。この場合、高温状態に維持することが要求される燃焼形態が採択されるエンジンである場合に、イグニッションスイッチをオフした後でのエンジン保温性確保と燃料のベーパ障害発生防止とを共に満足させることことができる。
前記エンジンが、その周囲をカバー部材によって覆われて断熱性が高められたカプセル式とされている、ようにしてある。この場合、特に保温性が要求されるカプセル式のエンジンにおいて、イグニッションスイッチをオフした後でのエンジン保温性確保と燃料のベーパ障害発生防止とを共に満足させることことができる。
本発明によれば、イグニッションスイッチがオフされた後における燃料のベーパ障害の発生を、電動ファンを長時間作動させることなく防止できる。
本発明が適用されたエンジンの一例を示す側面断面図。 図1の左側面図。 エンジンのカバー部材を部分的に開いた状態を前上方から見た斜視図。 エンジンとラジエータとグリルシャッターと電動ファンとの配設関係を示す側面図。 グリルシャッターを斜め前方から見た斜視図。 エンジンの運転状態に応じた燃焼形態の設定例を示す特性図。 本発明の制御系統例をブロック図的に示す図。 本発明の制御例を示すタイムチャート。 本発明の制御例を示すフローチャート。
図1において、エンジン1は、4つの気筒2を直列に配設した直列4気筒の往復動型エンジンとされている、また、エンジン1は、ガソリンを燃料とするものとなっている。
各気筒2には、気筒内に直接燃料噴射を行う燃料噴射弁3と、点火プラグ4とが配設されている。エンジン1には、変速機30が連結されている(例えばトルクコンバータを有する歯車式多段変速機)。
図1中、5はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、7はシリンダヘッドカバー、8はオイルパンである。図2にも示すように、エンジン1は、変速機30を含めて、その外周面の大部分が、断熱性を高めるために、カバー部材20によって覆われている(エンジン1をカプセル式としてある)。カバー部材20は、上部カバー部材21と下部カバー部
材22と変速機カバー部材23とに大別される。
上部カバー部21は、エンジン1のうち、シリンダブロック5の上部から上方部位を覆っている。下部カバー部22は、シリンダブロック5の上部から下方部位を覆っている。変速機カバー部23は、変速機30をほぼ全体的に覆っている。各カバー部21~23は、例えば耐熱性の合成樹脂により形成することができ、その内面に別途断熱材を貼着しておくこともできる。
上部カバー部21は、下側に位置する固定部材21Aと、上側に位置する可動部材21Bとの分割構成とされている。図2に示すように、可動部材21Bの後部に、車体に固定されたブラケット24の前端部が回動可能に連結されており、この回動中心が符号αで示される。
図3、図4は、エンジン1等を車両Vに搭載した状態が示される。ただし、図4では、可動部材21以外のカバー部材20を略してある。図3に示すように、ボンネット31を開いた状態で、回動中心αを中心に、可動部材21Bを上方へ揺動させることにより、シリンダヘッドカバー7等が露出されて、整備性が確保される。
図3では、エンジン1における吸入空気の取入口9が、前方に向けて開口されている状態が示される。この取入口9は、シュラウドアッパ32の直上部に位置される(後述するラジエータの直上方というラジエータ近傍に位置される)。このシュラウドアッパ32は、左右のホイールエプロンの前端部同士を連結している。また、シュラウドアッパ32の左右端部からは、図2に示すように、下方に延びる左右一対のラジエータシュラウド33が下方に延びている。このラジエータシュラウド33の下端部は、図示を略すフロントサブフレームの前端部に連結されている。なお、後述するラジエータは、左右一対のラジエータシュラウド33の間に配設される。
次に、図4を参照しつつ、エンジン1の前方部位付近の構造について説明する。まず、エンジン1の前方には、エンジン1の冷却水が循環されるラジエータ40が配設されている。このラジエータ40の直後方には、上下一対の電動ファン50が配設されている。電動ファン50の駆動モータが符号51で示される。
ラジエータ40の直前方には、グリルシャッター60が配設されている。グリルシャッター60は、実施形態では、図5にも示すように、車幅方向に延びる複数枚のフィン(ルーバ)61を上下方向に隔置して配設したものを、左右2列設けたものとなっている。各フィン61は、図示を略す連結ロッド等によって互いに連動されている。そして、グリルシャッター60の車幅方向略中間部には、フィン61を駆動する電動モータ62が配設されている。モータ62の駆動を制御することにより、フィン61つまりグリルシャッター60が、全閉状態と全開状態との間で、段階式あるいは連続可変式にその開度が変更される。グリルシャッター60(フィン61)の開度が大きいほど、ラジエータ40への走行風の導入量が増大されて、ラジエータ40の冷却能力が増大される。前述した吸入空気の取入口9は、グリルシャッター60の上端よりも若干高い位置にあって、グリルシャッター60によっては取入口9への走行風の導入が阻害されないようになっている。
図6は、エンジンの1の運転状態(運転領域)に応じて、燃焼形態を変更するための特性図である。図6では、エンジン回転数とエンジン負荷(例えばアクセル開度)とをパラメータとして、A1~A5の5つの領域が設定されている。領域A1~A3は、SPCCI燃焼を行う領域である。また、領域A4、A5は、SI燃焼を行う領域である。
SPCCI燃焼が行われる領域A1~A3は、所定エンジン回転数以下の相対的に低回
転領域である。このうち、低負荷域となる領域A1では、空気過剰率λが1よりも十分に大きくされる(例えばλ=25~30で、理論空燃比よりも十分にリーンな空燃比)。また、中負荷域となる領域A2では、λ=1(つまり理論空燃比)とされる。さらに、高負荷域となる領域A3では、λが1以下(理論空燃比またはそれよりもリッチな空燃比)とされる。
SI燃焼が行われる領域A4は、低回転かつ高負荷となる領域で、λ=1とされる。また、SI燃焼が行われる領域A5は、相対的に高回領域であり、λは1以下(理論空燃比またはそれよりもリッチな空燃比)とされる。
上述したSI燃焼を行うときのエンジン1の目標温度(目標冷却水温度)が、低い温度となる例えば90℃に設定されている。また、SPCCI燃焼を行うときのエンジン1の目標温度(目標冷却水温度)が、高い温度となる例えば105℃に設定されている。各目標冷却水温度は、エンジン1に対する冷却水の入り口部位での温度とされる。
図7は、本発明の制御系統例が示される。図中、Uは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)であり、燃焼形態に応じた燃料噴射や点火の制御を行うと共に、前述した電動ファン50およびグリルシャッター60を制御する。このコントローラU(における記憶手段としてのメモリ)には、図6に示すエンジンの運転状態に応じた燃焼形態の領域分けのマップと、燃焼形態に応じた目標冷却水温度とが記憶されている。
コントローラUには、各種センサあるいはスイッチS1~S6からの検出信号が入力される。センサS1は、温度センサで、エンジン1への入り口部位での冷却水温度を検出する。センサS2は、回転数センサで、エンジン1の回転数を検出する.センサS3は、負荷センサ(例えばアクセル開度センサ)で、エンジン負荷を検出する。センサS4は、燃料の温度を検出する温度センサで、実施形態では、エンジン1の近傍に配設される燃料用高圧ポンプの温度を検出するものとなっている。
センサS5は、吸入空気量を検出するもので、エンジン1の蓄熱量を検出(推定)するためのものである。すなわち、コントローラUは、センサS5で検出される吸入空気量の積算値に基づいて、エンジン1の蓄熱量を算出(推定)する。なお、吸入空気量の積算値に基づいてエンジン1の蓄熱量を算出する点について、例えば特開2017-66920号公報に開示されているので、それ以上の説明は省略する。勿論、エンジン1の蓄熱量の検出は、吸入空気量に基づく他、従来既知の適宜の手法によって行うことができる。スイッチS6は、マニュアル操作されるイグニッションスイッチであり、エンジン1の始動と停止とを選択する。
コントローラUによって、燃料噴射弁3、点火プラグ4、電動ファン50(のモータ51)、グリルシャッター60(のモータ62)が制御される。
図8は、コントローラUの制御内容を示すタイムチャートである。コントローラUは、次のような制御を行う。
まず、走行状態から、イグニッションスイッチS6がオフされてエンジン1が停止されたときは、基本的に、エンジン1の放熱を防止するためにグリルシャッター60が閉作動(実施形態では全閉)される。
イグニッションスイッチS6がオフされた時点で、エンジン1の蓄熱量があらかじめ設定された所定のしきい値A以上のときは、燃料系統にベーパ障害が発生する可能性のある
ときであると判断される(図8では、t1時点で蓄熱量がしきい値A以上のときを示す)。
蓄熱量がしきい値A以上のときは、温度センサS1で検出される冷却水温度が所定のしきい値B以上であると、電動ファン50が作動され(図8t2時点)、しきい値B未満になると電動ファン50の作動が停止される(図8t3)。エンジン1が停止された状態で電動ファン50が作動された後に、電動ファン50の作動が停止されたときは、再度の電動ファン50の作動は行われないものとされる。また、エンジン1の停止後の電動ファン50の最大駆動時間に上限値が設定されている(例えば120秒~180秒)。
グリルシャッター60は、図8の例では、走行中は開作動された状態とされる。そして、エンジン1が停止されたときは、グリルシャッター60は、基本的に閉作動される。ただし、エンジン停止時にその蓄熱量がしきい値A以上であることから、グリルシャッター60は開作動されたままとされる。
電動ファン50の作動が停止された図8t3時点以後も、グリルシャッター60は開作動されたままに維持される。これにより、グリルシャッター60が閉作動されている場合に比して、大気によるエンジンルーム内の温度低減が図られる。
電動ファン50の作動停止後におけるグリルシャッター60の閉作動は、次の条件を全て満足したときとして設定されている。すなわち、第1の条件は、検出された冷却水温度がしきい値B未満ということである(図8のt5時点)。第2の条件は、温度センサS4で検出される燃料温度が、あらかじめ設定された燃料温度用のしきい値C未満ということである(しきい値Cは、冷却水温度用のしきい値Bよりも低い温度に設定)。図8では、t1以降の全ての時期に第2の条件が満足されて状況となっている。第3の条件は、検出された燃料温度が、変化なしか低下しているときとして設定されている。換言すれば、検出された燃料温度が、それまでの最大値を超えないような状況になったときとされる。図8では、t4燃料温度が最大値となったときで、t5時点で第3の条件が満足されたことが確認される。t5時点では、既に第1の条件、第2の条件が満足されていることから、グリルシャッターが閉作動される。
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、コントローラUによる前述した制御内容について説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。また、図9の制御は、イグニッションスイッチS6がオフされたときに開始される。さらに、図9の制御例では、エンジン停止後に、電動ファン50が作動された後に作動停止されたときは、電動ファン60の再度の作動は行わないようになっている。
まず、Q1において、エンジン1の蓄熱量がしきい値A以上であるか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、ベーパ障害が発生する可能性が想定されるときである。このときは、Q2において、温度センサS1で検出される冷却水温度が、しきい値B以上であるか否かが判別される。なお、このQ2の判別は、実際には、Q1の判別でYESのときから所定時間(例えば数秒程度)遅延した後に行われる(遅延時間は、図8のt1時点からt2時点の間というように、冷却水温度が上昇するのを待つ時間)。このQ2の判別でYESのときは、電動ファン50が作動されると共に、Q4においてグリルシャッター60が開作動されたままとされる(図8t2時点対応)。
Q4の後、Q5において、電動ファン50の電源保持最大時間内であるか否か、つまり電動ファン50の作動上限時間(前述したように例えば120秒~180秒)内か否かが判別される。このQ5の判別でYESのときは、Q2に戻る。また、Q5の判別でNOのときは、制御が終了される。
前記Q2の判別でNOのときは、Q6において、電動ファン50が停止される。この後、Q7において、検出される冷却水温度がしきい値B未満であるか否かが判別される。このQ7の判別でYESのときは、検出された燃料温度に変化がないかあるいは低下しているかが判別される。このQ8の判別でYESのときは、検出される燃料温度が、しきい値C未満であるか否かが判別される。このQ9の判別でYESのときは、Q10において、グリルシャッター60が閉作動されて(図8のt5時点対応)、制御が終了される。
前記7の判別でNOのとき、Q8の判別でNOのとき、あるいはQ9の判別でNOのときは、それぞれ、Q11において、グリルシャッター60が開作動されたままとされる。Q11の後、Q12において、電動ファン50の電源保持最大時間内であるか否かが判別される(Q5に対応)。このQ12の判別でYESのときは、Q7に戻る。また、Q12の判別でNOのときは、制御が終了される。
Q11、Q12の処理によって、電動ファン50の電源保持最大時間内であれば、燃料温度に基づく閉作動の3つの条件が満足しない限り、グリルシャッター60は開作動のままとされて、燃料温度の低下が促進されることになる(ベーパ障害のより確実な防止)。なお、Q12の判別でNOのときは、さらに所定の遅延時間(例えば数十秒程度)経過した後に、グリルシャッター60を閉作動させるようにしてもよい。
なお、図9の制御例において、電源保持最大時間を経過した時点から所定の遅延時間(例えば60秒~120秒)が経過した時点で、グリルシャッター60を閉作動させるようにしてもよい(Q5の判別でNOのとき、あるいはQ12の判別でNOのときに、最終的にグリルシャッター60を閉作動させる処理)。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。
(1)エンジン1がとり得る複数の燃焼形態としては、例えば、SI燃焼とSPCCI燃焼とHCCI燃焼との3つの燃焼態様のうち任意の2以上の燃焼態様を設定することができる。具体的には、SI燃焼とHCCI燃焼との2つの燃焼形態の間での切換え、SPCCI燃焼とHCCI燃焼との2つの燃焼形態の間での切換え、SI燃焼とSPCCI燃焼とHCCI燃焼との3つの燃焼形態の間での切換え、とすることができる。HCCI燃焼を行う際には、例えば図6における領域A1をHCCI燃焼領域とすることができる。また、SI燃焼のみを行うものであってもよい。勿論、ディーゼルエンジンにおいても同様に適用し得る。
(2)エンジン1は、その気筒数は問わないものであり、例えば3気筒、6気筒等であってもよい。また、エンジン1は、直列式に限らず、V型や水平対向等、適宜の形式を選択できる。さらに、エンジン1を覆うカバー部材20を有しないものであってもよい。
(3)エンジン1の停止後において、開作動されたグリルシャッター60を閉作動させる条件は、前述した3つの条件のうちいずれか1つ、または任意の2つの条件を満足したとき等、適宜設定できる。同様に、作動されている電動ファン50を停止させるときのしきい値温度を、作動開始させるときのしきい値温度Bよりも所定分低い温度Dとして設定することもできる(この場合、検出冷却水温度がしきい値温度B以上になったときは、一旦停止された電動ファン50を再度作動させるようにすることもできる)。また、燃料に関する温度としては、冷却水温度のみあるいは燃料温度のみを利用することもできる。
(4)ラジエータ40に導入される冷却水量の調整は、適宜の手法により行うことができる。例えば、サーモスタットを利用して、冷却水温度が高いほど上記冷却水量が多くなるように設定することができる。また、開度調整式の電磁弁を利用して、実際の冷却水温度が目標冷却水温度に対して高いほど上記冷却水量が多くなるように制御することもできる
。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、ラジエータ、電動ファンおよびグリルシャッターを有する車両に適用して好適である。
V:車両
S1:温度センサ(冷却水温度)
S4:温度センサ(燃料温度)
S6:イグニッションスイッチ
1:エンジン
2:気筒
3:燃料噴射弁
4:点火プラグ
9:取入口(吸入空気用)
32:シュラウドアッパ
33:ラジエータシュラウド
40:ラジエータ
50:電動ファン
51:電動モータ
60:グリルシャッター
61:フィン
62:電動モータ

Claims (9)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
    開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
    前記ラジエータに対して流れる大気の流量を調整する電動ファンと、
    前記グリルシャッターおよび前記電動ファンを制御する制御手段と、
    燃料温度に関する値を検出する温度検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、イグニッションスイッチがオフされて前記エンジンが停止された際に前記グリルシャッターを閉じるように制御する一方、該イグニッションスイッチがオフされたときに前記温度検出手段で検出される検出温度があらかじめ設定された所定値以上のときは前記電動ファンを作動させると共に該グリルシャッターを開作動させ、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で前記電動ファンの作動が停止されたときは、前記温度検出手段で検出される検出温度が所定の低い温度にまで低下したことを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  2. エンジンと、
    前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
    開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
    前記ラジエータに対して流れる大気の流量を調整する電動ファンと、
    前記グリルシャッターおよび前記電動ファンを制御する制御手段と、
    燃料温度に関する値を検出する温度検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、イグニッションスイッチがオフされて前記エンジンが停止された際に前記グリルシャッターを閉じるように制御する一方、該イグニッションスイッチがオフされたときに前記温度検出手段で検出される検出温度があらかじめ設定された所定値以上のときは前記電動ファンを作動させると共に該グリルシャッターを開作動させ、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で前記電動ファンの作動が停止されたときは、前記温度検出手段で検出される検出温度が変化しないか低下していることを条件として、該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  3. エンジンと、
    前記エンジンの冷却水が循環されて、該冷却水を冷却するためのラジエータと、
    開度調整式とされ、前記ラジエータに対する走行風の導入量を変更するためのグリルシャッターと、
    前記ラジエータに対して流れる大気の流量を調整する電動ファンと、
    前記グリルシャッターおよび前記電動ファンを制御する制御手段と、
    燃料温度に関する値を検出する温度検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、イグニッションスイッチがオフされて前記エンジンが停止された際に前記グリルシャッターを閉じるように制御する一方、該イグニッションスイッチがオフされたときに前記温度検出手段で検出される検出温度があらかじめ設定された所定値以上のときは前記電動ファンを作動させると共に該グリルシャッターを開作動させ、
    前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記グリルシャッターが開作動されている状態で、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以下で、かつ前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が第2所定値よりも低いことを条件として、該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  4. 請求項1において、
    前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が該停止用しきい値温度よりも低い温度に設定された第2所定値よりも低いことを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  5. 請求項2において、
    前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が変化しないか低下していることを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  6. 請求項3において、
    前記温度検出手段は、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、燃料の温度を検出する燃料温度検出手段とを含み、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされたときに、前記冷却水温度検出される冷却水温度があらかじめ設定された第1所定値以上である場合に、前記電動ファンを作動させると共に前記グリルシャッターを開作動させ、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記電動ファンが作動されると共に前記グリルシャッターが開作動されているときは、前記冷却水温度検出手段で検出される冷却水温度が前記第1所定値以下の温度に設定された停止用しきい値温度よりも低下したときに該電動ファンの作動を停止させる一方、前記燃料温度検出手段で検出される燃料温度が該停止用しきい値温度よりも低い温度に設定された第2所定値よりも低下しかつ該燃料温度が変化しないか低下していることを条件として該グリルシャッターを閉作動させる、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記エンジンの蓄熱量を検出する蓄熱量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記イグニッションスイッチがオフされた後の前記電動ファンの作動と前記グリルシャッターの開作動とを、前記蓄熱量検出手段で検出される蓄熱量があらかじめ設定された所定のしきい値以上であることを条件として実行する、
    ことを特徴とする車両の冷却装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記エンジンが、少なくとも一部の運転領域において、混合気の一部について点火プラグによって着火させた後に残りの混合気について自己着火させるSPCCI燃焼と混合気を全て自己着火させるHCCI燃焼との少なくとも一方の燃焼形態をとり得るようにされている、ことを特徴とする車両の冷却装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記エンジンが、その周囲をカバー部材によって覆われて断熱性が高められたカプセル式とされている、ことを特徴とする車両の冷却装置。
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