JP7124444B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金処理装置に関し、例えば、現金の入金処理を行なう現金処理装置に適用し得るものである。
例えば、金融機関等の店舗内の営業カウンタ等には、現金処理装置が設置されている。例えば、オペレータは現金処理装置の操作部又は現金処理装置に接続されている管理端末を操作し、現金処理装置は、入金取引、出金取引、整理計数等の様々な現金処理を行なう。現金処理装置における現金処理のうち、紙幣カセットに蓄積する紙幣を補充する紙幣補充処理(以下では、単に「補充処理」とも呼ぶ。)がある。
従来の現金処理装置における紙幣補充処理を、図2を参照して簡単に説明する。
現金処理装置における紙幣補充処理は、入金口に投入された紙幣を、一時保留部を経由せず、紙幣カセットに直接搬送して蓄積する。より具体的には、オペレータの操作により紙幣補充処理が開始すると、現金処理装置の表示部に操作画面が表示され(ステップS91)、オペレータにより複数の紙幣が入金口に投入される。入金口にある検知センサが紙幣を検知して紙幣挿入を確認(検知)すると(ステップS93)、入金口に集積された紙幣が1枚ずつ搬送路に搬送される。紙幣が紙幣認識部を通過し、紙幣認識部が紙幣枚数を計数し(ステップS94)、紙幣カセットに紙幣が補充される。
紙幣が投入される入金口は複数枚の紙幣を集積することができる。入金口の集積枚数は限りがあり、例えば最大200枚程度の紙幣を集積できる。そのため、多数枚の紙幣を紙幣カセットに補充する場合、オペレータが何回かに分けて紙幣を入金口に投入し、紙幣枚数が計数される。例えば、1回の計数では、最大200枚の紙幣を計数することができる。
紙幣認識部によりリジェクトされた紙幣は、オペレータにリジェクト紙幣を抜き取らせるために出金口に搬送される。出金口にある検知センサ(残留センサ)がリジェクト紙幣を検知すると、現金処理装置は出金口のシャッタを開ける(ステップS96)。これにより、オペレータにリジェクト紙幣の抜き取りを可能としている。出金口の残留紙幣がなくなり紙幣の抜き取りを検知すると(ステップS97)、シャッタが閉じ(ステップS98)、処理がステップS92に移行する。すなわち、残りの紙幣が入金口に投入されて、S93~S98の処理が繰り返し行なわれる。全ての紙幣投入が終了すると、操作画面上で「終了」ボタンが選択されて(ステップS92)、処理が終了する。
特開2018-10355号公報
しかしながら、従来の現金処理装置における紙幣補充処理には、以下のような課題が生じ得る。
リジェクト紙幣が発生した場合、出金口のリジェクト紙幣をオペレータに抜き取らせ出金口を残留なし(Empty)とする必要がある。例えば、500枚の紙幣を紙幣カセットに補充する場合、計数毎にリジェクト紙幣が発生すると、「計数(200枚)⇒出金口抜き取り(1回目)⇒計数(200枚)⇒出金口抜き取り(2回目)⇒計数(100枚)⇒出金口抜き取り(3回目)」のように、出金口における3回の紙幣抜き取りが必要となる。
紙幣カセットへの補充枚数が増加すれば増加するほど、出金口からリジェクト紙幣の抜き取り回数も増加するおそれがあり、紙幣カセットへの補充完了時間が長くなってしまうことがある。
そのため、本開示は、カセット(現金収納部)に紙幣を蓄積する際に、蓄積処理を連続して行なうことができ、出金口から紙幣を抜き取る作業を減らすことができ、カセットへの補充完了時間を削減でき、紙幣蓄積処理に係る負担を軽減することができる現金処理装置を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、本発明に係る現金処理装置は、(1)複数の現金を投入する入金部と、(2)1又は複数の現金収納部と、(3)入金部から繰り出された現金を計数すると共に、各現金の状態を認識する認識部と、(4)認識部によりリジェクトされたリジェクト媒体の搬送先である1又は複数の出金部と、(5)入金部から繰り出された各現金を、認識部で計数および認識して対応する現金収納部へ蓄積する計数処理を行ない、1回の蓄積処理を、複数回の計数処理に分けて行なう制御部とを備え、制御部が、各回の計数処理の終了時に、各出金部にリジェクト媒体が残留していても、計数処理を連続して行なうことを許容するものであり、制御部が、各回の計数処理の終了時若しくは終了前に、リジェクト媒体が発生した旨を報知させることを特徴とする。
本発明によれば、カセット(現金収納部)に紙幣を補充する際に、補充処理を連続して行なうことができ、出金口から紙幣を抜き取る作業を減らすことができ、カセットへの補充完了時間を削減でき、紙幣補充処理に係る負担を軽減することができる。
第1の実施形態に係る現金処理装置の内部構成を示す内部構成図である。 従来の現金処理装置における紙幣補充処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の現金処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置における紙幣補充処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の補充処理に係る操作画面の一例を示す画面図である。 第1の実施形態に係る表示画面(リジェクト紙幣抜取要求画面)の構成を示す画面図である。 第1の実施形態に係るリジェクト紙幣のリジェクト要因一覧画面の構成を示す画面図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、本発明を利用して、金融機関等の店舗内の営業カウンタ等に設けられている現金処理装置における蓄積処理を行なう場合を例示する。ここで、蓄積処理は、入金口に投入(集積)された複数の紙幣を、紙幣カセット(「現金収納部」とも呼ぶ。)に蓄積(装填)させる処理であり、リジェクト紙幣(「リジェクト媒体」とも呼ぶ。)については出金口に排出する処理である。蓄積処理は、例えば、紙幣補充処理、ダイレクト入金処理等を含む。また、蓄積処理では、蓄積しようとする複数の紙幣を、複数回に分けて入金口に投入し、各回で紙幣枚数が計数され、その合計枚数を1回の蓄積処理で蓄積した枚数とすることができる。つまり、1回の蓄積処理を複数回の計数処理に分けて行なうことができる。
(A-1)第1の実施形態の構成
[現金処理装置の内部構成]
図1は、第1の実施形態に係る現金処理装置の内部構成を示す内部構成図である。図1は、現金処理装置10の側面から筐体内部を透視した図である。
図1において、第1の実施形態に係る現金処理装置10は、入金部(以下では、「入金口」とも呼ぶ。)1、1又は複数(図1では2個)の出金部(以下では、「出金口」とも呼ぶ。)2(2-12-2)、一時保留部3、認識部(以下では、「紙幣認識部」とも呼ぶ。)4、搬送5、複数(図1では5個)の紙幣カセット6(6-1~6-5)、収納専用カセット7、操作表示部9を有する。各紙幣カセット6-1~6-5、収納専用カセット7は、金庫としての下部ユニット8に搭載されており、下部ユニット8には金庫扉81が設けられている。
操作表示部9は、オペレータによる所定の操作入力を受け付けたり、各種取引の操作ガイダンスや現金処理装置10の状態等を表示したりする。操作表示部9は、操作部と表示部とが物理的に一体となったタッチパネルディスプレイであってもよいし、操作部と表示部とが物理的に異なるものであってもよい。また、操作表示部9は、現金処理装置10と接続している管理端末(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
入金口1は、入金に係る紙幣を取り込む部分である。入金口1は、オペレータにより複数の紙幣を束にして収容することができる。入金口1に投入された紙幣を検知するため、入金口1には検知センサ12が設けられている。また、入金口1は、紙幣を1枚ずつ搬送路に繰り出すため、集積された複数の紙幣から紙幣を1枚ずつ分離する分離機能部(図示しない)を有する。1枚ずつ分離された紙幣は搬送路5に搬送される。なお、入金口1は複数の紙幣を集積可能であれば、複数の紙幣を集積可能な入金口1は、紙幣の面を下にして平積みして集積するものや、奥側に向けて斜め下向きになっており斜め方向に紙幣を集積するものや、紙幣の長辺を下にして縦置きにして集積するもの等としてもよい。入金口1の最大集積枚数(集積許容枚数)は、特に限定されないが、例えば200枚程度等とする。また、入金口1には、複数の紙幣を収容する紙幣収納部に対して開閉動作するシャッタ11が設けられている。この実施形態では、シャッタ11が設けられている場合を例示するが、シャッタ11がないものであってもよい。
出金口2(2-1、2-2)は、紙幣を排出する部分である。この実施形態では、2個の出金口2である場合を例示するが、1個の出金口2であってもよいし、3個以上の出金口2であってもよい。出金口2は、搬送路5から1枚ずつ搬送される紙幣を順番に集積する集積機能部(図示しない)を有する。また、出金口2における残留紙幣を検知するため、各出金口2(2-1、2-2)には検知センサ22(22-1、22-2)が設けられている。また、各出金口2(2-1、2-2)には、紙幣を収納する現金収納部に対して開閉動作する開閉部としてのシャッタ21(21-1、21-2)が設けられている。
紙幣認識部4は、搬送5を通じて通過する紙幣の状態を鑑別したり、通過する紙幣枚数を計数したりする。例えば、紙幣認識部4は、紙幣の真偽判定(真券又は偽造券の判定)、正損判定(汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券等、又は正券の判定)、金種判定、計数等を行なう。なお、搬送路5は双方向(例えば図1では、右方向又は左方向)に紙幣を搬送することが可能であり、紙幣認識部4は、いずれかの方向で通過する紙幣の状態を認識することができる。
ここで、紙幣認識部4は、リジェクト判定又は正常判定を行なうものである。リジェクト判定は、予め設定されたリジェクト要因となる条件(複数の条件)を用いて、紙幣の正常性が相応しくないとする判定である。例えば、リジェクト要件となる条件を用いて、偽造券、汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券、スキュー等を判定する。また、正常判定は、リジェクト判定以外の判定であり、リジェクト要因となる条件を用いて、紙幣の正常性が相応しいとする判定である。
特に、紙幣補充処理を行なう際、紙幣認識部4は、例えば日本国の2千円券のように市場取引量の少ない紙幣もリジェクト紙幣として判定する。すなわち、紙幣認識部4は、紙幣カセット6-1~6-5に装填(補充)する紙幣が出金対象(リサイクル対象)に相応しいか否かを判定も判定する。従って、紙幣補充処理を行なう場合、リジェクト紙幣は、出金対象(リサイクル対象)とならない紙幣や、例えば、偽造券、汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券、スキュー等のような異常券を含むものである。
一時保留部3は、一時的に紙幣を蓄積する部分である。一時保留部3は一時的に紙幣を蓄積することができ、一時保留部3の使用方法は様々な方法に利用できる。一時保留部3は、搬送路5からの紙幣を集積する集積機能部や、一時保留部3に集積された複数の紙幣を1枚ずつ分離して搬送路5に送る分離機能部を有する。
紙幣カセット6-1~6-5は、複数の紙幣を収納する紙幣収納部である。紙幣カセット6-1~6-5は、集積機能部及び分離機能部を有する還流型カセット(リサイクル型カセット)としてもよいし、集積機能部又は分離機能部のいずれかを有する非還流型カセットとしてもよい。つまり、非還流型カセットは、出金専用又は入金専用のカセットであり、還流型カセットは、入金時には搬送された紙幣を収納し、その後の出金時には、収納されている紙幣を順次分離して出金紙幣として出金するカセットである。紙幣カセット6-1~6-5は、予め収納する紙幣の金種が定められている。また紙幣カセット6-1~6-5は、現金処理装置10から着脱可能である。
収納専用カセット7は、紙幣の集積機能部のみを有する非還流型カセットである。収納専用カセット7は、様々な区別をされた紙幣を収納することができる多目的な紙幣カセットである。例えば、収納専用カセット7は、リジェクト紙幣を収納したり、正常紙幣、外国紙幣、偽造券等を収納したりすることができる。
搬送5は、上述した各ユニット(すなわち、入金口1、出金口2、一時保留部3、紙幣認識部4、各紙幣カセット6-1~6-5、収納専用カセット7)間で、紙幣を搬送するものである。
[現金処理装置の制御系構成]
図3は、第1の実施形態の現金処理装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
図3において、現金処理装置10の制御系50は、制御部51、出金口シャッタ駆動制御部54、表示制御部55、搬送機構制御部56を有する。
制御部51は、現金処理装置10の各種機能を司る処理部又は装置である。制御部51は、例えば、プロセッサと記憶部53(メモリ)を有するコンピュータ(例えば、マイクロコンピュータ等)であり、記憶部53に格納されている処理プログラムをプロセッサが実行することにより、現金処理装置10の各種機能を実現する。また、処理プログラムは、インストールすることにより構築することができ、その場合でも機能的には図3のように示すことができる。
制御部51は、主な処理機能部として取引処理部52を有する。取引処理部52は、現金処理装置10における各種取引処理を行なう。取引処理部52は、主に、入金処理部521、出金処理部522、補充処理部523を有する。なお、取引処理部52が行なう取引処理は、これらに限定されるものではない。
入金処理部521は、オペレータによる操作に基づいて入金口1に投入された紙幣について入金処理を行なう。入金処理では、入金口1に投入された紙幣が、搬送路5に繰り出されて紙幣認識部4に向けて搬送され、紙幣認識部4を通過する。紙幣認識部4により紙幣の金種や紙幣状態が判定されて、紙幣は、対応金種の紙幣カセット6-1~6-5に搬送されて紙幣カセット6-1~6-5に蓄積される。入金処理部521は、紙幣認識部4による計数結果及び認識結果に基づいて金種枚数及び入金額(合計額)を求め、その結果を操作表示部9に表示する。
入金処理部521は、入金口1から投入された紙幣の入金処理を行うものである。入金処理部521による入金処理としては、通常の入金処理と、ダイレクト入金処理とがある。通常の入金処理とは、紙幣認識部4により紙幣の鑑別後に一時保留部3に一時的に退避させ、入金完了後に、再度紙幣認識部4に紙幣に与えて鑑別された結果に基づいて、対応する紙幣カセット6-1~6-5に入金する処理である。ダイレクト入金処理は、投入された紙幣を紙幣認識部4に与えて、紙幣認識部4により鑑別された結果に基づいて、一時保留部3に退避させることなく、直接対応する紙幣カセット6-1~6-5に入金する処理である。
出金処理部522は、操作表示部9を介して入力された出金情報(例えば、出金に係る金種、金種枚数等)に基づいて、対応金種の紙幣カセット6-1~6-5に蓄積されている紙幣の出金処理を行うものである。出金処理部522は、紙幣カセット6-1~6-5から繰り出した紙幣を紙幣認識部4に与え、紙幣認識部4による紙幣の鑑別を行った後、出金口2に紙幣を出金する。
補充処理部523は、オペレータによる操作に基づいて、紙幣カセット6-1~6-5に蓄積させる紙幣を補充する紙幣補充処理を行なう。補充処理部523は、ダイレクト入金処理と同様に、紙幣認識部4による紙幣の鑑別や計数を行ない、一時保留部3に退避させることなく、直接対応する紙幣カセット6-1~6-5に紙幣を補充する。
なお、紙幣認識部4によりリジェクト判定されたリジェクト紙幣は、オペレータに抜き取らせるために、紙幣認識部4を通過後、紙幣カセット6-1~6-5に搬送されることなく、出金口2に搬送される。
ここで、補充処理は、1金種補充動作モードと、複数金種補充動作モードとを有する。これらの補充処理の動作モードは、操作表示部9を通じて、オペレータにより選択されるようにしてもよい。または、いずれかの動作モードが予め設定されていてもよい。
1金種補充動作モードは、1種類の金種(1金種)の複数の紙幣を入金口1に投入して、1又は複数の紙幣カセット6-1~6-5に蓄積させる紙幣を補充する動作モードである。これにより、1種類の金種の紙幣を投入して、1又は複数の紙幣カセット6-1~6-5に補充することができる。
複数金種補充動作モードは、複数種類の金種が混合している紙幣を入金口1に投入して、紙幣認識部4により金種判定をさせた上で、対応金種の紙幣カセット6-1~6-5に補充する動作モードである。これにより金種が混在している紙幣を投入して、対応する金種の紙幣カセット6-1~6-5に振り分けて補充することができる。
補充処理における1回の計数処理では、予め設定された最大枚数の紙幣を計数して、紙幣カセット6-1~6-5に紙幣を補充する。この実施形態では、1回の計数処理で計数する最大枚数を例えば200枚とする。これは、集積可能な入金口1の最大集積枚数との関係から、1回の計数処理で計数可能な枚数を設定している。なお、1回の計数処理で計数する最大枚数は200枚に限定されない。入金口1の最大集積枚数が、より多い場合には前記入金口1の最大集積枚数に合わせて計数枚数を多くしてもよいし、少ない場合には計数枚数を少なくしてもよい。
また、補充処理部523は、補充処理の際に、「IN-USEボタン」を含む操作画面を操作表示部9に表示させる。IN-USEボタンは、1回の補充処理で紙幣認識部4がリジェクト判定し、出金口2において検知センサ22がリジェクト紙幣を検知したときに、当該出金口2のシャッタ21を「開」させるボタンである。IN-USEボタンは出金口2のシャッタ21を開けることを指示するボタンとして機能するので、IN-USEボタンをシャッタ開要求ボタン(「開要求ボタン」とも呼ぶ。)とも呼ぶ。
例えば、200枚の紙幣が入金口1に投入され、紙幣認識部4が200枚の紙幣を計数・補充する1回の計数処理で、リジェクト紙幣が発生した場合、当該出金口2のシャッタ21は開かない。換言すると、1回の計数処理でリジェクト紙幣が発生した場合でも、当該出金口2のシャッタ21は閉じたままであり、IN-USEボタンが押下されたときに、当該出金口2のシャッタ21が開くことになる。
これにより、複数回に分けて計数処理を行う補充処理において、1回の計数処理で出金口2にリジェクト紙幣がある場合でも、当該リジェクト紙幣の抜き取りをオペレータに要求することなく、次の計数処理を続けて行なうことができる。その結果、オペレータによるリジェクト紙幣の抜き取り作業を減らすことができ、紙幣カセット6-1~6-5への補充完了時間を短くすることができる。
ここで、1回の計数処理が終了し、リジェクト紙幣が出金口2にある場合、リジェクト紙幣が出金口2にあることをオペレータに知らせるために、補充処理部523は様々な方法を適用できる。
例えば、操作表示部9の操作画面において、「IN-USEボタン」が点滅、点灯するようにしてもよい。また、現金処理装置10に設けられたランプが点滅、点灯するようにしてもよい。さらに、現金処理装置10に設けられたスピーカーから音声や音を出力するようにしてもよい。さらに、上記に例示した報知方法の一部又は全部を組みわせた方法としてもよい。
さらに、上述した報知方法(例えば「IN-USEボタン」やランプの点滅等)の報知タイミングは、例えば、紙幣認識部4によりリジェクト紙幣が検知されたときとしてもよいし、リジェクト判定後1回の計数処理が終了したときとしてもよいし、出金口2の検知センサ22が残留紙幣を検知したとき等としてもよい。いずれにしても、1回の計数処理の終了時点までのいずれかの時点で、オペレータにリジェクト紙幣がある旨を報知することができればよい。上述した紙幣認識部4によるリジェクト紙幣の検知タイミング、若しくは、出金口2の検知センサ22の検知タイミングで報知することにより、オペレータに対して早期にリジェクト紙幣があることを知らせることができる。また上述した1回の計数処理の終了時点で報知することにより、次の計数における紙幣投入の準備段階でオペレータに知らせることができる。
また、補充処理部523は、操作画面にある「終了」ボタンが押下されると、出金口2の検知センサ22によりリジェクト紙幣の残留を確認し、リジェクト紙幣がある場合には、残留しているリジェクト紙幣の抜き取りをさせるために、当該出金口2のシャッタ21を開き、そうでない場合には、補充処理を終了する。これにより、全ての紙幣の補充が終了したときに、出金口2にリジェクト紙幣が残留しているか否かを確認することができ、リジェクト紙幣が出金口2に残留しているときには、リジェクト紙幣の抜き取りをオペレータに要求することができる。つまり、紙幣補充の終了時に、リジェクト紙幣の抜き取りをオペレータに要求できる。
記憶部53は、制御部51が実行する処理プログラムや、処理に必要なデータ等を記憶するものである。
出金口シャッタ駆動制御部54は、制御部51の制御を受けて、出金口2のシャッタ21の開閉動作を制御する。補充処理の際、リジェクト紙幣が発生したときに、IN-USEボタンが押下されると、制御部51(補充処理部523)からの指令に基づいて、出金口2のシャッタ21を「開」とする。また、「終了」ボタンが押下され、リジェクト紙幣が出金口2にある場合、制御部51(補充処理部523)からの指令に基づいて、出金口シャッタ駆動制御部54は出金口2のシャッタ21を「開」とする。
ここで、この実施形態のように、複数(2個)の出金口2-1及び2-2が設けられている場合、リジェクト紙幣の抜き取りを要求するために、出金口シャッタ駆動制御部54は、次のようにして出金口2のシャッタ21の開閉動作を行なう。
例えば、出金口2-1及び2-2のいずれか一方にリジェクト紙幣がある場合、リジェクト紙幣がある出金口2-1のシャッタ21-1を開き、他方の出金口2-2のシャッタ21-2は閉じたままとする。
また例えば、出金口2-1及び2-2の両方にリジェクト紙幣がある場合、いずれか他方の出金口2-2のシャッタ21-2を閉じたままで、一方の出金口2-1のシャッタ21-1を開く。そして、当該一方の出金口2-1からリジェクト紙幣の抜き取りが終えた後、当該一方の出金口2-1のシャッタ21-1を閉じ、その後、他方の出金口2-2のシャッタ21-2を開く。このようにすることで、オペレータによるリジェクト紙幣の抜き取りを容易に促すことができる。なお、出金口2-1及び2-2の両方にリジェクト紙幣がある場合に、両方の出金口2-1及び2-2のシャッタ21-1及び21-2を同時に開閉するようにしてもよい。
操作表示制御部55は、制御部51の制御を受けて、操作表示部9に表示させる画面を制御するものである。操作表示制御部24は、オペレータにより入力された情報(例えば、取引種別の選択情報、入出金に係る金種や枚数に関する情報、入金紙幣の返却指示の情報等)を制御部51に与える。また、操作表示制御部55は、制御部51から入出金情報(例えば、入出金で計数された金種や枚数等)を操作表示部に表示するものである。
搬送機構制御部56は、制御部51の制御を受けて、搬送5の動作を駆動制御するものである。
ここで、この実施形態のように、複数(2個)の出金口2-1及び2-2が設けられている場合、搬送機構制御部56は、いずれか一方の出金口2-1にリジェクト紙幣を搬送する。そして、当該一方の出金口2-1が満杯(Full)になると、リジェクト紙幣の搬送先を他方の出金口2-2に切り替える。これにより、オペレータによるリジェクト紙幣の抜き取りを容易にすることができる。
(A-2)第1の実施形態の動作
図4は、第1の実施形態に係る現金処理装置10における紙幣補充処理の動作を示すフローチャートである。
現金処理装置10では、オペレータの操作により、紙幣カセット6-1~6-5への紙幣補充処理が開始し、操作表示部9には補充処理に係る操作画面が表示される(ステップS101)。
図5は、第1の実施形態の補充処理に係る操作画面の一例を示す画面図である。
図5に例示するように、操作画面61には、例えば「紙幣を挿入して下さい」等のガイダンス表示と共に、IN-USEボタン(図5では、「シャッタを開ける」等と表示する。)62及び終了ボタン63を有する。
補充処理の開始時には、入金口1に紙幣が投入されることで補充処理が開始するため、この時点では、IN-USEボタン62、終了ボタン63は押下されない。すなわち、ステップS102;No及びステップS103;Noであり、ステップS104に移行する。
オペレータは、紙幣カセット6-1~6-5に補充する複数の紙幣を入金口1に投入する。入金口1に許容できる集積枚数には限りがあり(例えば200枚程度等)、1回の計数処理で計数できる枚数(例えば200枚等)も決まっている。そのため、それ以上の紙幣を補充する場合、オペレータは、複数回に分けて紙幣を入金口1に投入し、複数回の計数処理を経て補充処理を行なうことになる。ここでは、オペレータが複数回の計数処理を行なう場合を例示する。
[初回の計数処理]
補充処理において、初回の計数処理では、オペレータにより複数の紙幣が入金口1に投入される。入金口1において、検知センサ22が紙幣の有無を検知して、紙幣投入を確認する(ステップS104)。
投入された紙幣の金種枚数を計数するため、入金口1に集積されている紙幣は、1枚ずつ搬送路5に繰り出されて紙幣認識部4に搬送される。紙幣認識部4は、通過する紙幣の状態を判定すると共に計数する(ステップS105)。
このとき、紙幣認識部4により正常と判定された紙幣は、対応する紙幣カセット6-1~6-5に搬送されて装填(補充)され、リジェクト紙幣は、出金口2に搬送される。
ここで、この実施形態では、2個の出金口2-1~2-2がある場合を例示する。2個の出金口2-1~2-2のうち、いずれかの出金口2をリジェクト紙幣の搬送先とする(例えば、出金口2-1を搬送先とする。)。そして、リジェクト紙幣の検出枚数が多く、当該出金口2-1の集積枚数が許容枚数に達したとき、搬送機構制御部56は、リジェクト紙幣の搬送先を、出金口2-1から他方の出金口2-2に切り替える。これにより、リジェクト紙幣が多い場合でも対応可能である。
上述したように、初回の計数処理で、入金口1に集積された紙幣は、順番に繰り出され、紙幣認識部4を介して、対応する紙幣カセット6-1~6-5に装填(補充)される。そして、例えば200枚の計数処理が行われると、1回の計数処理が終了し、処理はステップS102に移行する。
初回の計数処理が終了すると、補充処理部523はIN-USEボタン62が押下されたか否かを判断する。操作画面61上でオペレータによりIN-USEボタン62が押下されると(ステップS103;Yes)、ステップS106に移行する。一方、IN-USEボタン62が押下されない場合(ステップS103;No)には、ステップS104に移行する。
ここで、出金口2の検知センサ22により出金口2にリジェクト紙幣がある場合には、補充処理部523は、操作画面61のIN-USEボタン62を点滅・点灯させて、リジェクト紙幣があることをオペレータに知らせるようにしてもよい。
[IN-USEボタン非押下の場合]
次に、IN-USEボタン62が押下されない場合の処理動作を説明する。
リジェクト紙幣が発生しなかった(リジェクト紙幣が出金口2にない)場合、従来と同様に、出金口2のシャッタ21は閉じたままである。この場合、オペレータにより次の計数処理の対象となる複数の紙幣が入金口1に投入される。
一方、リジェクト紙幣が発生した(リジェクト紙幣が出金口2にある)場合でも、操作画面61のIN-USEボタン62が押下されないときには(ステップS103;No)、出金口2のシャッタ21は閉じたままであり、次の計数処理が可能となる。すなわち、処理はステップS104に移行する。そして、オペレータは、次の計数処理の対象となる複数の紙幣を入金口1に投入することができ、計数処理を続行できる。
つまり、次の計数処理でも、上述した初回の計数処理と同様に、入金口1に紙幣が投入されると(ステップS104)、紙幣認識部4により各紙幣状態が判定されると共に計数される(ステップS105)。
そして、各回の計数処理が終了した時点で、補充処理部523はIN-USEボタン62が押下されたか否かを判断する。つまり、各回の計数処理の終了時で、IN-USEボタン62が押下されると(ステップS103;Yes)、ステップS106に移行し、IN-USEボタン62が押下されない場合(ステップS103;No)には、ステップS104に移行する。ステップS103の判断は、リジェクト紙幣が発生したときに行うこととしてもよい。
上述したように、各回の計数処理の終了時に、オペレータによるIN-USEボタン62の押下を許容することにより、その都度の状況に応じて、リジェクト紙幣の抜き取りを可能とすることができる。
[IN-USEボタン押下の場合]
次に、各回の計数処理において、IN-USEボタン62が押下された場合の処理動作を説明する。
各回の計数処理の終了時において、IN-USEボタン62が押下された場合(ステップS103;Yes)、出金口2では、検知センサ22が紙幣の有無を確認する。出金口2にリジェクト紙幣が残留している場合(ステップS106;Yes)、出金口シャッタ駆動制御部54の制御により、当該出金口2のシャッタ21は開く(ステップS107)。
そして、出金口2にあるリジェクト紙幣がオペレータに抜き取られ、検知センサ22がリジェクト紙幣の抜き取りを確認すると(ステップS108)、出金口2のシャッターが閉じて(ステップS109)、ステップS102に移行する。
出金口2にあるリジェクト紙幣の抜き取りをオペレータに要求する際、例えば図6に例示する表示画面(リジェクト紙幣抜取要求画面)71を操作表示部9に表示するようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、表示画面71は、「リジェクト紙幣を出金口から抜き取ってください」というガイダンス表示と共に、各出金口2-1及び2-2(図6では、出金口#1及び#2と表示する。)におけるリジェクト紙幣の残留数を示す残留数表示部72及び73を有する。これにより、オペレータは、各出金口2-1及び2-2に残留しているリジェクト紙幣の残留数を知ることができる。また、2個の出金口2-1及び2-2のうちいずれの出金口2にリジェクト紙幣が残留しているかを知ることができる。
また、表示画面71が、各リジェクト紙幣のリジェクト要因を示す一覧表示画面(リジェクト要因一覧表示画面)を表示する一覧表示ボタン74を有するようにしてもよい。一覧表示ボタン74が押下されると、図7に例示するリジェクト紙幣のリジェクト要因一覧画面が操作画面に表示される。図7に示すように、リジェクト要因一覧画面75は、リジェクト発生順に、各リジェクト紙幣のリジェクト要因が表示される。これにより、オペレータはリジェクト紙幣の発生要因を知ることができる。例えば、紙幣折れであるとき、当該紙幣の状態が正常であるときには、紙幣折れを正した上で再度その紙幣を入金口1に投入して紙幣カセット6-1~6-5に補充することができる。
出金口2のシャッタ21を開けてから所定時間経過しても検知センサ22がリジェクト紙幣の抜取りを確認できない場合は、出金口2のシャッタ21を閉じて、補充処理を中断する。
上述したように、各回の補充処理の終了時に、オペレータによりIN-USEボタン62が押下されて、リジェクト紙幣が出金口2に残留しているときに、出金口2のシャッタ21が開き、リジェクト紙幣の抜き取りが可能となる。言い換えると、リジェクト紙幣の抜き取り負担を減らして、効率的な補充処理を行なうときには、各回の計数処理後に、IN-USEボタン62を押下しないようにすることができる。
従来の補充処理では、各回の計数処理でリジェクト紙幣が出金口2にある場合、各回の補充処理の終了毎に、出金口2のシャッタ21が開き、リジェクト紙幣の抜き取りをオペレータに要求している。
これに対して、この実施形態によれば、オペレータによるIN-USEボタン62が押下されない場合には、リジェクト紙幣の抜き取りを要求せず、引き続き次の計数処理が可能となる。
例えば、500枚の紙幣を紙幣カセット6-1~6-5に補充する場合を例示して簡単に説明する。1回目及び2回目の各回の計数処理では200枚ずつ計数し、3回目の計数処理では100枚の紙幣を計数して紙幣カセット6-1~6-5に紙幣を補充する。各回の計数処理でリジェクト紙幣が発生したとすると、従来の場合、各回の計数処理毎にリジェクト紙幣の抜き取りが必要となる。これに対して、この実施形態によれば、最短で、「計数(200枚)⇒計数(200枚)⇒計数(100枚)⇒出金口抜き取り」となる。つまり、3回の計数に対して、出金口2のリジェクト紙幣の抜き取りが1回で済む。
リジェクト紙幣が出金口2に残留していない場合(ステップS106;No)、ステップS102に移行する。
[補充処理の終了時]
そして、最後の補充処理が終了すると、補充処理を終了するために、操作画面61の終了ボタン63がオペレータにより押下される(ステップS102;Yes)。処理はステップS110に移行する。
出金口2では、検知センサ22が紙幣の有無を確認し、出金口2にリジェクト紙幣が残留しているか否かを判断する(ステップS110)。
リジェクト紙幣が出金口2に残留している場合(ステップS110;Yes)、出金口シャッタ駆動制御部54の制御により、当該出金口2のシャッタ21は開き(ステップS111)、出金口2にあるリジェクト紙幣がオペレータに抜き取られ、検知センサ22がリジェクト紙幣の抜き取りを確認すると(ステップS112)、出金口2のシャッターが閉じて(ステップS113)、補充処理が終了する。
一方、リジェクト紙幣が出金口2に残留していない場合(ステップS110;No)、補充処理は終了する。
出金口2のシャッタ21を開けてから所定時間経過しても検知センサ22がリジェクト紙幣の抜取りを確認できない場合は、出金口2のシャッタ21を閉じて、補充処理を中断する。
補充処理部523は、各紙幣カセット6-1~6-5への紙幣補充結果を示すために、各紙幣カセット6-1~6-5に補充した紙幣の金種枚数を操作表示部9に表示する。
(A-3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、リジェクト紙幣が発生した場合でも、出金口に紙幣を残留させたまま、次の計数処理を続行させることができる。その結果、補充処理の計数処理毎に行なっていた出金口からのリジェクト紙幣の抜き取り回数を減らすことができ、補充処理に係る時間を短縮することができる。
(B)他の実施形態
上述した第1の実施形態においても種々の変形実施形態について言及したが、この開示は以下の変形実施形態も適用できる。
(B-1)第1の実施形態では、金融機関等の店舗内の営業カウンタ等に設置されている現金処理装置に、本発明に係る現金処理装置を適用する場合を例示した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、紙幣を還流させる(リサイクルする)現金収納部を有するATMにも適用可能である。
(B-2)また、上述した第1の実施形態では、現金処理装置における紙幣補充処理を行なう場合を例示したが、現金処理装置において、投入された紙幣を紙幣カセットに直接蓄積させる入金処理(いわゆるダイレクト入金処理)を行なう場合にも適用できる。
(B-3)第1の実施形態では、IN-USEボタンが操作表示部に表示されるソフトボタンである場合を例示したが、IN-USEボタンはハードキーであってもよい。
(B-4)第1の実施形態では、出金口2にシャッタ21が設けられている構成として説明したが、これに限定されず、出金口2にシャッタ21が無い構成としてもよい。この場合、各回の計数処理終了時に出金口2にリジェクト紙幣が残留していることが検知センサ22で検知されている状態であっても、次の計数処理を開始する。出金口2に搬送されたリジェクト紙幣は、どの時点であってもオペレータにより抜取り可能である。補充処理の終了指示がなされた場合は、出金口2にリジェクト紙幣が残留しているかを検知センサ22により確認し、リジェクト紙幣の残留が検知されるとリジェクト紙幣の抜取りを誘導する画面を表示する。
10…現金処理装置、1…入金口、2(2-1、2-2)…出金口、3…一時保留部、4…紙幣認識部、5…搬送部、6(6-1~6-5)…紙幣カセット、7…収納専用カセット、9…操作表示部、61…操作画面、62…IN-USEボタン、63…終了ボタン。

Claims (6)

  1. 複数の現金を投入する入金部と、
    1又は複数の現金収納部と、
    上記入金部から繰り出された上記現金を計数すると共に、上記各現金の状態を認識する認識部と、
    上記認識部によりリジェクトされたリジェクト媒体の搬送先である1又は複数の出金部と、
    上記入金部から繰り出された上記各現金を、上記認識部で計数および認識して対応する上記現金収納部へ蓄積する計数処理を行ない、1回の蓄積処理を、複数回の上記計数処理に分けて行なう制御部と
    を備え、
    上記制御部が、各回の上記計数処理の終了時に、上記各出金部に上記リジェクト媒体が残留していても、上記計数処理を連続して行なうことを許容するものであり、
    上記制御部が、各回の上記計数処理の終了時若しくは終了前に、リジェクト媒体が発生した旨を報知させる
    ことを特徴とする現金処理装置。
  2. 上記各出金部には、出金口に対して開閉動作する開閉部が設けられており、
    上記制御部が、上記認識部により上記リジェクト媒体が検出されても、上記各出金部の上記開閉部の開放をせず、次の上記計数処理を続行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 少なくとも、開要求ボタンを含む画面を表示する操作表示部をさらに備え、
    上記制御部が、上記開要求ボタンが選択され、上記各出金部に上記リジェクト媒体があるとき、上記各出金部の上記開閉部を開放する
    ことを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 上記操作表示部における上記開要求ボタンの選択が、各回の上記計数処理の終了毎になされることを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 上記制御部が、各回の上記計数処理の終了時若しくは終了前に、上記リジェクト媒体がある上記出金部を表示する画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  6. 上記各出金部には、出金口に対して開閉動作する開閉部が設けられており、
    上記制御部が、上記蓄積処理が終了したときに、上記各出金部に上記リジェクト媒体の有無を確認させて、上記リジェクト媒体がある場合に、当該出金部の上記開閉部を開放することを特徴とする請求項のいずれかに記載の現金処理装置。
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