JP7123067B2 - 医療用鋸テンプレートシステム - Google Patents

医療用鋸テンプレートシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7123067B2
JP7123067B2 JP2019548371A JP2019548371A JP7123067B2 JP 7123067 B2 JP7123067 B2 JP 7123067B2 JP 2019548371 A JP2019548371 A JP 2019548371A JP 2019548371 A JP2019548371 A JP 2019548371A JP 7123067 B2 JP7123067 B2 JP 7123067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
angle
saw template
template system
setting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019548371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020508804A (ja
JP2020508804A5 (ja
Inventor
ノンネンマン マルティン
ファームバッハ フランツ‐ペーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aesculap AG
Original Assignee
Aesculap AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aesculap AG filed Critical Aesculap AG
Publication of JP2020508804A publication Critical patent/JP2020508804A/ja
Publication of JP2020508804A5 publication Critical patent/JP2020508804A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7123067B2 publication Critical patent/JP7123067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/14Surgical saws ; Accessories therefor
    • A61B17/15Guides therefor
    • A61B17/154Guides therefor for preparing bone for knee prosthesis
    • A61B17/157Cutting tibia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/14Surgical saws ; Accessories therefor
    • A61B17/15Guides therefor
    • A61B17/154Guides therefor for preparing bone for knee prosthesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • A61B2034/2046Tracking techniques
    • A61B2034/2055Optical tracking systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • A61B2090/3904Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers specially adapted for marking specified tissue
    • A61B2090/3916Bone tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • A61B2090/3983Reference marker arrangements for use with image guided surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • A61B2090/3991Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers having specific anchoring means to fixate the marker to the tissue, e.g. hooks

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は、人間の又は動物の骨に対して医療用鋸テンプレートを整列させるための整列機器を含む医療用鋸テンプレートシステムであって、前記整列機器が、骨内に固定可能な緊締要素用の少なくとも1つの緊締要素受けと、鋸テンプレートに連結可能である又は連結される第1連結部材と、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の距離を変えるための距離変更装置と、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の角度を変えるための角度変更装置とを含む、医療用鋸テンプレートシステムに関する。
特に関節内補綴物を埋込む前に骨面を準備するために、冒頭に記載した種類の医療用鋸テンプレートシステムが使用される。例えば骨空洞内に押し込んで骨セメント及び/又は例えば骨ねじ又は骨釘のような骨緊締手段を用いて固定することにより、関節内補綴物の構成要素がその上で固定される骨面を準備するために、例えばその種類のテンプレートシステムが使用され、患者の脛骨及び/又は大腿が部分的に切除される。
鋸テンプレートを、特にその鋸刃用ガイド開口を、所望の仕方で整列できるようにして関節の構成要素を確実に最適に位置決めできるようにするために、鋸テンプレートのガイド穿孔の高さ及び傾斜を、整列機器を用いて単純なやり方で設定することができる。このことは、一方で例えば第1連結部材を、それを用いて並進運動させることのできる距離変更装置によって、他方で鋸テンプレートを伴った第1連結部材の傾斜がそれを用いて設定可能である角度変更装置によって、可能になる。
膝関節内補綴物を埋込む際に利用可能な空間が非常に少ないことを考慮して、鋸テンプレートシステムを極力コンパクトに構成することが望ましい。更に、その取扱いは外科医にとって単純かつ直感的なものであるべきである。
従って、冒頭に記載した種類の医療用鋸テンプレートシステムを、容易に取扱い可能であるような仕方で改良することが本発明の目的である。
この目的は本発明によれば、冒頭に記載した種類の医療用鋸テンプレートシステムにおいて、前記距離変更装置が、距離設定部材回転軸の周りで回転可能である距離設定部材を含む、及び/又は、前記角度変更装置が、角度設定部材回転軸の周りで回転可能である角度設定部材を含む、という点で達成される。
その種類の整列機器を用いれば、特に例えば前記整列機器の前記少なくとも1つの緊締要素受け内へ係合する骨緊締要素を用いて前記整列機器が骨上で固定される際に、この整列機器に連結される鋸テンプレートを、極めて正確なやり方で整列させることが可能である。従って例えば、前記距離設定部材を回転させることにより、前記第1連結部材を、及びこの第1連結部材に連結又は接続される鋸テンプレートを、高さにおいて調整することができる。前記角度設定部材が回転されることにより、特に前記鋸テンプレートのガイド穿孔の傾斜を、単純なやり方で変更することができる。例えば前記距離設定部材及び/又は前記角度設定部材は、設定ホイールの形態に構成することができる。前記設定ホイールには目盛りを設けることができ、従って例えば、外科医がどのような仕方で前記第1連結部材及び前記鋸テンプレートをそれぞれ移動させたのか又はそれらの前記傾斜を調整したのかが外科医にとって容易に可視であるようにすることができる。
前記距離設定部材回転軸が前記角度設定部材回転軸を規定する場合、前記鋸テンプレートシステムは、特に単純かつコンパクトなやり方で構成することができる。従って、両方の回転軸は一致する。これらの回転軸は数学的に理解されるべきであり、例えば支承アスクル又は同様のもののような機械軸として理解されるべきではない。
前記第1連結部材の位置及び/又は傾斜の設定を極力個別にできるようにするために、前記距離変更装置と前記角度変更装置とが互いとは無関係に作動可能であると有利である。例えばこのことは、前記距離設定部材と前記角度設定部材とが互いとは無関係に回転可能であるように配置又は形成されるような仕方で可能にすることができる。
前記距離設定部材が設定ホイールの形態に構成されると、前記鋸テンプレートシステムの取扱いにとって有利である。
前記角度設定部材が設定ホイールの形態に構成されると、更に好ましい。角度設定部材を外科医により単純なやり方で回転させて、前記鋸テンプレートシステムが配置される骨に対する前記鋸テンプレートの傾斜角度を設定することができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記距離設定部材及び前記角度設定部材が回転可能に装着又は保持される基体を前記整列機器が含むことを実現することができる。このような基体を提供することにより、前記鋸テンプレートシステムの特にコンパクトな構造が可能になる。特に、前記基体の開放的な組立てを実現することができるのであり、このことは前記鋸テンプレートシステムの良好な洗浄可能性を可能にする。
前記距離設定部材に距離設定部材支承要素が関連付けられ、前記角度設定部材に角度設定部材支承要素が関連付けられると好ましい。距離設定部材支承要素及び角度設定部材支承要素によって、前記距離設定部材及び前記角度設定部材は前記基体上に、単純かつ確実なやり方で回転可能に装着又は保持することができる。
前記距離設定部材支承要素及び/又は前記角度設定部材支承要素が支承ピン又はねじの形態に構成される場合、前記鋸テンプレートシステムは、特に単純かつ安価なやり方で構成することができる。例えば前記距離設定部材及び前記角度設定部材は、前記支承ピン又はねじを収容するための穿孔を有することができるのであり、この穿孔によって、前記基体上で、前記基体に対してやはり回転可能であるような仕方で固定される。特に前記距離設定部材支承要素及び前記角度設定部材支承要素は、前記距離設定部材及び前記角度設定部材が、前記距離設定部材回転軸及び前記角度設定部材回転軸の周りでそれぞれ単に回転可能であるように装着されるが、軸方向では距離設定部材回転軸及び角度設定部材回転軸と平行には変位できないような仕方で、配置及び形成される。
前記距離設定部材支承要素が前記基体上に又は前記距離設定部材上に配置又は形成される場合、前記距離設定部材は、前記基体上に単純なやり方で回転可能に装着することができる。
前記角度設定部材支承要素が、前記基体上に又は前記角度設定部材上に配置又は形成されると更に有利である。従って前記角度設定部材は前記基体上に、単純なやり方で回転可能に装着することができる。
前記距離設定部材及び/又は前記角度設定部材が、半径方向において前記距離設定部材回転軸から離れる方を向く少なくとも1つの凹部を及び/又は半径方向において前記距離設定部材回転軸から離れる方を向く少なくとも1つの突起を有すると好ましい。前記凹部は、特に作動時の、即ち前記距離設定部材及び前記角度設定部材をそれぞれ回転させる際の外科医の触覚を改良する凹状窪みの形態に構成することができる。従って半径方向に突出する少なくとも1つの突起を更に提供することは、外科医が、前記距離設定部材及び前記角度設定部材をそれぞれどの方向へ回転させたのかを容易に判断することもできるという利点を有する。前記少なくとも1つの突起上に任意で凹部があることにより、レバーを取り付けることが可能になることがあり、その結果として作動時の外科医の触覚を更に一層改良することができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記基体上に変位可能に装着されると共に摺動要素長手方向軸を規定し、前記距離設定部材を前記距離設定部材回転軸の周りで回転させることにより前記摺動要素長手方向軸の方向に変位可能であるような仕方で前記距離設定部材と直接的に又は間接的に協働するように配置又は形成される摺動要素を前記距離変更装置が含むことを実現することができる。前記距離設定部材と前記摺動要素とが互いに直接協働するように構成される場合、前記整列機器は特にコンパクトに構成することができる。従って複雑な歯車系の組立ては、回避することができる。
前記摺動要素の変位時に前記鋸テンプレートを規定のように確実に配向できるようにするために、前記摺動要素が、前記摺動要素長手方向軸に関して回転不能であるように前記基体上を案内されると好ましい。
前記摺動要素の移動を規定のやり方で指定できるようにするために、前記基体が、前記摺動要素が移動可能に案内される摺動要素ガイドを含むと有利である。
前記摺動要素ガイドが凹部又は穿孔の形態に構成される場合、前記基体は単純なやり方で構成することができる。
前記摺動要素ガイドは、好ましくは非円形断面を含む。従って、前記摺動要素が前記摺動要素長手方向軸の周りで回転できないように、前記基体に対する前記摺動要素用の回転防止手段を、単純なやり方で形成することができる。
前記距離変更装置が、前記距離設定部材回転軸に対して偏心的に配置される摺動キャッチを含み、前記摺動キャッチが、前記距離設定部材上に配置又は形成されると共に前記摺動要素と移動可能に係合している、又は、前記摺動キャッチが、前記摺動要素上に配置又は形成されると共に前記距離設定部材と移動可能に係合していると有利である。提案するこの設計により、前記距離設定部材と前記摺動要素とが前記摺動キャッチを経由して直接協働することが、単純なやり方で可能になる。
前記摺動キャッチがピンの形態に構成され、前記ピンのピン長手方向軸が前記距離設定部材回転軸と平行に又は略平行に走る場合、前記整列機器は、特に単純かつコンパクトなやり方で構成することができる。
前記距離設定部材から前記摺動要素に駆動力を伝達するために、前記摺動キャッチが、対応するガイド凹部内に入り込むと更に有利である。例えば前記摺動キャッチが前記距離設定部材上に配置又は形成される場合、前記ガイド凹部は、前記摺動要素上に配置又は形成することができる。前記ガイド凹部は、特に互いに平行に整列すると共に互いから離間する2つのガイドピンにより形成し、前記摺動キャッチがそれらの間で係合できるようにすることができる。好ましくは前記ガイドピン間の距離が、凡そ前記摺動キャッチの直径に対応する結果、ここでは極力遊びの無い力の伝達が可能である。
前記摺動要素長手方向軸は、好ましくは、前記距離設定部材回転軸に対して交差方向に、特に垂直に走る。従って特に、前記距離設定部材の時計回りの方向における回転方向が、前記変位要素の一方向における変位運動を引き起こすことができると共に、前記距離設定部材の反時計回りの方向における回転が、前記摺動要素の、反対方向における変位を引き起こすことができるような仕方で、前記整列機器を構成することができる。
枢動軸の周りで枢動可能であるように前記基体上に装着されると共に、前記角度設定部材を前記角度設定部材回転軸の周りで回転させることにより前記枢動軸の周りで枢動可能であるような仕方で前記角度設定部材と直接的に又は間接的に協働するように配置又は形成される枢動要素を前記角度変更装置が含むと更に有利である。従って特に、例えば前記角度設定部材と前記枢動要素とが直接協働する場合、前記整列機器の特にコンパクトな構造を達成することができる。従って、複雑に向きを変える歯車系は無しで済ませることができる。
前記枢動軸が前記角度設定部材回転軸と平行に走る場合、前記枢動要素を枢動するための力を、特に単純なやり方で伝達することができる。
前記第1連結部材は、好ましくは前記枢動要素上に配置又は形成される。特に前記第1連結は、前記枢動要素との一体部品として形成することができる。この配置により、特に前記距離変更装置でもって前記摺動要素が前記基体に対して変位する際に前記第1連結部材の組の前記角度変更装置との整列が維持されるような仕方で、前記整列機器を構成することが可能になる。
前記第1連結部材が連結部材長手方向軸を規定し、前記連結部材長手方向軸が前記摺動要素長手方向軸に対して交差方向に走ると好ましい。従って特に、高さ調整を傾斜調整から単純なやり方で分離することができる。
特に前記連結部材長手方向軸が前記枢動軸に対して交差方向に、特に垂直に走る場合、前記整列機器を鋸テンプレートに連結することが特に単純になる。
前記基体が2つの支承ジョーを含み、前記枢動要素が、前記支承ジョー上で保持される支承ピン上で前記支承ジョー間に装着される又は前記支承ジョーが、前記枢動要素上で突出する2つの支承突起上に装着されると好ましい。このようにして、前記枢動要素を前記基体上に、単純かつコンパクトなやり方で枢動可能に装着することができる。
特に前記支承ピン又は前記支承突起が前記枢動軸を規定することにより、前記整列機器の特にコンパクトな構成を達成することができる。
前記角度変更装置が、前記角度設定部材回転軸に対して偏心的に配置される枢動キャッチを含み、前記枢動キャッチが前記角度設定部材上に配置又は形成されると共に前記枢動要素と移動可能に係合している、又は、前記枢動キャッチが前記枢動要素上に配置又は形成されると共に前記角度設定部材と移動可能に係合していると更に好ましい。この構成により前記第1連結部材の整列を、特に前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の前記角度を変更するために、特に前記枢動キャッチを介して前記枢動要素に作動力を直接伝達することが可能になる。作動力は、前記角度設定部材を介して導入される。偏心とは、特に前記枢動キャッチの位置が、前記角度設定部材回転軸から距離をおいていることを意味する。
前記摺動キャッチがピンの形態に構成され、前記ピンのピン長手方向軸が前記角度設定部材回転軸と平行に又は略平行に走る場合、前記整列機器は、特に単純かつ安価なやり方で構成することができる。特に前記ピン長手方向軸は、前記枢動軸と平行に走ることができる。
前記角度設定部材から前記枢動要素に駆動力を伝達するために、前記枢動キャッチが対応する枢動キャッチガイド凹部内へ係合する場合、前記角度設定部材と前記枢動要素との間の力の伝達を、特に単純なやり方で達成することができる。
前記枢動軸は、好ましくは前記距離設定部材回転軸と平行に又は略平行に走る。このことにより、前記整列機器の特にコンパクトな構造が可能になる。
角度調整を特に小さい力で実行できるようにするために、前記枢動軸の前記角度設定部材回転軸からの距離が、前記枢動キャッチの前記角度設定部材回転軸からの距離よりも大きいと好ましい。
前記摺動キャッチの前記距離設定部材回転軸からの距離が、前記枢動キャッチの前記距離設定部材回転軸からの距離よりも大きいと有利である。
前記枢動軸の前記角度設定部材回転軸からの距離は、好ましくは、前記枢動軸の前記枢動キャッチからの距離よりも大きい。従って前記枢動要素を、特に小さい枢動力で枢動することができる。
前記距離変更装置が、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の前記距離を不連続の距離刻みで変えるように構成されると好ましい。従って例えば、前記距離変更装置は、その設定位置を維持するような仕方で構成することができる。更に外科医は、特に前記距離を変更するために自身が行った距離変更刻みの数に関するフィードバックを得ることもできる。
外科医が前記距離を規定のやり方で設定できるようにするために、前記不連続の距離刻みが同じ寸法である又はほぼ同じ寸法であると有利である。
前記距離変更装置は、好ましくは前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の不連続の距離を設定するための距離刻み設定装置を含む。前記距離刻み設定装置を用いて、不連続の距離刻みを指定することができる。
前記距離刻み設定装置が、相互に協働する第1距離掛止部材と第2距離掛止部材とを含む距離掛止機構の形態に構成され、前記第1距離掛止部材と第2距離掛止部材とが、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の不連続の距離にて係合していると有利である。このような距離掛止機構により、特に距離を変更する際に、触覚によるフィードバックを外科医に与えることが可能になる。
前記第1及び第2距離掛止部材が、一方で前記距離設定部材上に他方で前記基体上に配置又は形成される場合、前記距離刻み設定装置は単純なやり方で構成することができる。
複数の第1距離掛止部材が、好ましくは距離歯部を形成する歯状物の形態に構成される。前記距離歯部は、例えば線形歯部又は弧形歯部の形態に構成することができる。
前記距離歯部が、前記距離設定部材回転軸を同心円状に包囲するように配置又は形成される場合、前記整列機器の特にコンパクトな構成を達成することができる。従って前記距離歯部は、例えば、前記距離設定部材回転軸から一定の距離をおいたところに配置される第2掛止部材と確実に協働することができる。
第2距離掛止部材が、基本位置から付勢要素に抗して偏向可能である距離掛止体の形態に構成されると有利である。従って前記距離掛止体は、前記付勢要素の作用と反対に移動し、前記距離設定部材を回転させると前記距離歯部の隣接する歯状物間で引き続き係合することができる。
特に前記付勢要素の作用方向が前記距離設定部材回転軸と平行に又は略平行に走ることにより、前記整列機器の特にコンパクトな構造が可能になる。
前記第1距離掛止部材が、前記基体の方を向いた前記距離設定部材から突出するように配置又は形成されると有利である。特に前記距離設定部材は、前記歯部を含む又は支承することができる。
鋸テンプレートを使用する際に、負荷下にあっても設定距離を容易にかつ確実に維持するために、前記第1距離掛止部材の前記距離設定部材回転軸からの距離が、前記摺動キャッチの前記距離設定部材回転軸からの距離よりも大きいと好ましい。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記角度変更装置が、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の不連続の角度を設定するための角度刻み設定装置を含むことを実現することができる。このことにより、外科医が前記角度を不連続の刻みで、例えば1°の刻みで変更し、従って前記鋸テンプレートの最適かつ正確な調整及び位置決めを得ることが、単純なやり方で可能になる。
前記角度刻み設定装置が、相互に協働する第1角度掛止部材と第2角度掛止部材とを含む角度掛止機構の形態に構成され、前記第1角度掛止部材と第2角度掛止部材とが、前記緊締要素受けと前記第1連結部材との間の不連続の角度にて係合していると好ましい。従って不連続の角度刻みを、外科医により単純なやり方で設定することができる。
前記第1及び第2角度掛止部材が、一方で前記角度設定部材上に他方で前記基体上に配置又は形成される場合、前記整列機器は単純かつコンパクトなやり方で構成することができる。
複数の不連続の角度刻みを指定できるようにするために、複数の第1角度掛止部材が、角度歯部を形成する歯状物の形態に構成されると好ましい。このような角度歯部は、特に、前記角度歯部の隣接する歯状物間に係合することのできる、従って、規定の角度位置を指定することのできる単一の第2角度掛止部材と協働することができる。
前記角度歯部は、好ましくは前記角度設定部材回転軸を同心円状に包囲するように配置又は形成される。このことにより、前記角度変更装置の単純かつコンパクトな構造が可能になる。
第2角度掛止部材が、基本位置から付勢要素に抗して偏向可能である角度掛止体の形態に構成されると好ましい。従って前記角度掛止体が球の形態に構成され、前記付勢要素が圧縮ばねの形態に構成される場合、特に球形押圧片を形成することができる。
特に前記第2距離掛止部材及び前記第2角度掛止部材に、共通の付勢要素が関連付けられることにより、前記整列機器の特にコンパクトな構造を達成することができる。従って一方で前記角度歯部と、他方で前記距離歯部と協働する二重球形押圧片を、効果的に形成することができる。前記付勢要素は、前記基体の特に凹部内に例えば穴内に配置することができる。
前記付勢要素の作用方向は、好ましくは前記角度設定部材回転軸と平行に又は略平行に走る。従って前記第1角度掛止部材と第2角度掛止部材とが協働すると、最大の掛止力を達成することができる。同じことが、前記第2距離掛止部材と協働する前記付勢要素にも当てはまる。
前記第1角度掛止部材が、前記基体の方を向いた前記角度設定部材から突出するように配置又は形成されると有利である。従ってこれらの部材は、前記基体から突出する第2角度掛止部材と、単純なやり方で協働することができる。
前記第1角度掛止部材の前記角度設定部材回転軸からの距離が、前記枢動キャッチの前記角度設定部材回転軸からの距離よりも大きいと好ましい。従って特に、鋸テンプレートを使用する際に、負荷下にあっても設定角度を容易にかつ確実に維持することができる。
緊締要素受けが、前記摺動要素上に配置又は形成されると更に有利である。特に前記緊締要素受けは、断面において回転対称である穿孔の形態に、例えば穴の形態に構成することができる。このような構成により、特に前記摺動要素を、従って前記整列機器全体を、前記緊締要素受けにより規定される回転軸又は枢動軸の周りで枢動することが可能になる。従って、骨上に前記鋸テンプレートを大雑把に位置決めすることをまず実行することができる。その後、前記距離変更装置及び前記角度変更装置を用いて細かい調整が行われる。更に前記緊締要素受けのこの配置により、前記距離及び前記角度の前記変更をいわば連続して実行することが可能になる。前記距離変更装置によって前記基体を前記摺動要素に対して、従って前記緊締要素受けに対して変位させることができる。更に前記第1連結部材を、前記基体に対して、従って前記緊締要素受けに対しても、距離の変更とは無関係に枢動することができる。更に前記摺動要素と前記緊締要素との間の接続の安定性を改良するために、前記緊締要素受けは長尺スリーブの形態に構成することができる。従って特に、前記緊締要素受けを通過する前記緊締要素と前記摺動要素との間の遊びを最小にすることができる。
前記医療用鋸テンプレートシステムが、骨に係留させるための少なくとも1つの緊締要素を含むと好ましい。緊締要素は、特に前記整列機器を骨上に配置及び位置決めするように働くことができる。その際、前記緊締要素は前記整列機器の前記緊締要素受けを通して案内される。緊締要素受けは、特に前記摺動要素上に配置することができる。特に前記鋸テンプレートにより案内される鋸カットを、外科用鋸を用いて骨上に入れる前に、更なる緊締要素が、外科医により所望の位置にもたらされた前記鋸テンプレートを骨上に固定するように働くことができる。
前記少なくとも1つの緊締要素が、骨ピンの形態に又は骨ねじの形態に構成される場合、前記鋸テンプレートシステムは骨上に単純なやり方で固定することができる。特に前記緊締要素は、前記整列機器の前記緊締要素受け内に回転可能に案内することのできる円筒形区域を有することができる。
前記鋸テンプレートシステムが、鋸刃用の少なくとも1つのガイド穿孔を備えた鋸テンプレートを含むと好ましい。前記ガイド穿孔は、特にガイド溝の形態に構成することができる。前記鋸テンプレートは、2つの、3つの、又はそれ以上のガイド溝を有することができる。
前記鋸テンプレートを骨上に規定のやり方で固定できるようにするために、前記鋸テンプレートが、少なくとも1つの緊締要素を収容するための少なくとも1つの鋸テンプレート緊締要素受けを含むと好ましい。好ましくは、少なくとも2つの鋸テンプレート緊締要素受けが設けられ、少なくとも2つの鋸テンプレート緊締要素受けは、互いに平行に走るのではない長手方向軸を規定する。
更に前記鋸テンプレートが、前記第1連結部材と係合させるための第2連結部材を含むと有利なことがある。従って前記鋸テンプレートは、必要に応じて前記整列機器から分離させることができる。従って、特に前記鋸テンプレートが、対応する緊締要素を用いて骨上の規定の位置に固定されると、前記鋸テンプレートから前記整列機器を解放することができる。外科用部位を極力すっきりさせるために、前記整列機器は、鋸カットを入れる前に除去することができる。その際、整列機器は邪魔になっている。
前記鋸テンプレートが、前記第1連結部材に解放不能に接続される又は前記第1連結部材との一体部品として形成されると更に好ましい。従って、前記整列機器の前記緊締要素受けと前記鋸テンプレートとの間の特に遊びの無い接続を形成することができる。
前記鋸テンプレートの空間における位置を極力正確に決定できるようにするために、前記鋸テンプレートが、医療用参照ユニットの第2連結要素と係合させるための少なくとも1つの第1連結要素を含むと有利である。前記鋸テンプレートの空間における前記位置及び/又は配向を識別できるようにするために、前記医療用参照ユニットは、特に医療用ナビゲーションシステムにより、特にその検出装置により、検出されるように構成することができる。従って特に、前記鋸テンプレートの骨上での整列を、外科医により、ナビゲーションの援助でもって実行することができる。
空間におけるその位置及び/又は配向が医療用ナビゲーションシステムを用いて決定可能である医療用参照ユニットを、前記鋸テンプレートシステムが含むと有利である。従って関節インプラントの埋込みにとって必要な骨面を準備するために、記載するように鋸テンプレートは、ナビゲーションの援助でもって骨上に位置決めし、この骨に対して整列させることができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記参照ユニットが、前記鋸テンプレート上に配置又は形成されることを又は前記参照ユニットが、前記鋸テンプレートの前記第1連結要素と連結位置において係合させるための第2連結要素を含むことを実現することができる。従って、特に前記鋸テンプレートが前記所望のやり方で骨上に位置決めされ固定されると、前記参照ユニットは前記鋸テンプレートから除去することができる。従って外科医が、外科用部位にて利用可能である空間が多くなる。
続いて、更なる説明のため、本発明の好適な実施形態を図面と合わせて記載する。
脛骨に固定される医療用鋸テンプレートシステムの略全体斜視図。 図1の鋸テンプレートシステムの部分分解斜視図。 図2の配置の更なる斜視図。 図2の配置の矢印Aの方向における図。 図4の配置の矢印Bの方向における図。 図4の配置の矢印Cの方向における図。 図4の線7‐7に沿った断面図。
図1に、全体として参照符号10で表す医療用鋸テンプレートシステムを概略的に描く。この医療用鋸テンプレートシステムは整列機器12を含み、任意で鋸テンプレート14を含み、ならびに任意で、骨18に固定するための1つ以上の緊締要素16を含む。
緊締要素16は、特に骨ピン又は骨ねじの形態に構成することができる。
整列機器12は、鋸テンプレート14に一時的に連結するためのインタフェースを形成する略直方体の第1連結部材20を含む。ピン形の連結部材20は、この連結部材を鋸テンプレート14上に形成される第2連結部材22と力ロック式及び/又はポジティブロック式のやり方で係合させるために、図示しない板ばねを含む。第2連結部材22は、直方体の凹部の形態に構成される。
任意で鋸テンプレート14を整列機器12に異なる相対位置において連結するために、鋸テンプレート14上に、更なる第2連結部材24及び26を形成することができる。
整列機器12は更に、緊締要素受け28を含む。緊締要素受け28は、ガイドスリーブ34の穴32の形態に構成される。ガイドスリーブ34は、長手方向軸30を規定する。
第1連結部材20は、連結部材長手方向軸36を規定する。
整列機器12は、更に緊締要素受け28と第1連結部材20との間の距離40を変えるための距離変更装置38を含む。
整列機器12は、更に緊締要素受け28と第1連結部材20との間の角度44を変えるための、具体的に言えば、特に長手方向軸30と連結部材長手方向軸36とにより囲まれる角度44を設定するための角度変更装置42を含む。
距離40を変更するために、距離変更装置38は距離設定部材回転軸46の周りで回転可能であると共に、設定ホイール50の形態に構成される距離設定部材46を含む。
角度変更装置42は、角度設定部材回転軸52の周りで回転可能であると共にこれも設定ホイール56の形態に構成される角度設定部材54を含む。
図に描く整列機器12の場合、距離設定部材回転軸46と角度設定部材回転軸52とは一致する。換言すれば、距離設定部材回転軸46は角度設定部材回転軸52を規定する。
距離変更装置38は、角度変更装置42とは無関係に作動可能である。
整列機器12は、距離設定部材48と角度設定部材54の両方が回転可能に装着又は保持される略半月形の基体を含む。
距離設定部材48には、ねじ62の形態の距離設定部材支承要素60が関連付けられ、このねじ62の脛部には、基体58上のねじ穴64の雌ねじに対応する雄ねじが設けられる。ねじ62の脛部は、設定ホイール50上の穿孔66を通過するのであり、ねじ62の脛部をねじ穴64に螺入することにより、設定ホイール50を基体58に回転可能に緊締することができる。
同様のやり方で、角度設定部材54にねじ70の形態の角度設定部材支承要素68が関連付けられ、ねじ70の脛部は、基体58上のねじ穴72に螺着することができる。ねじ70の脛部には、雄ねじが設けられる。設定ホイール56に穿孔74が設けられ、設定ホイール56は、設定ホイール50に対応するように、基体58に回転可能に接続することができる。
距離設定部材48と角度設定部材54の両方は、半径方向において距離設定部材回転軸46から離れる方を向く複数の凹部76を有するのであり、設定ホイール50及び56の、一種の外歯が形成される。
更に各設定ホイール50、56上に形成されるのは、半径方向において距離設定部材回転軸46から離れる方を向いて突出する突起78である。また2つの突起78は、距離設定部材回転軸46と平行に延びるのであり、各々は互いの方を向き、また各々は、距離設定部材回転軸46に対して垂直に走ると共に例えばレバーに一時的に連結可能である穴を有する。
距離変更装置38は更に、摺動要素長手方向軸82を規定する摺動要素80を含む。摺動要素長手方向軸82は、長手方向軸30に対して垂直に走る。
非円形断面を有する穿孔86の形態の摺動要素ガイド84が、基体58上に形成される。穿孔86は、摺動要素長手方向軸82を規定する穴88により及び半径方向において摺動要素長手方向軸82から離れる方を向くように形成されて、摺動要素長手方向軸82に関して互いと正反対である2つの切欠90により形成される。
摺動要素80は、自由端94に隣接する穴96の設けられる円筒形ボルト92の形態に構成され、穴96内に、緊締要素受け28を形成するための穴32の設けられるスリーブ98が挿入される。
端部94から離れる方を向く第2端部100に隣接して形成されるのは、ガイドピン104が挿入される更なる穴102であり、互いから離れる方を向くガイドピンの両自由端106が、ボルト92を越えて側方に突き出す。ガイドピン104の長手方向軸は、長手方向軸30と平行に整列する。両端部106が側方の切欠90内へ係合するのであり、摺動要素80は摺動要素ガイド内で摺動要素長手方向軸82と平行に変位可能であるが、摺動要素長手方向軸の周りでの回転に抗して固着される。
距離変更装置38は更に、距離設定部材48上で距離設定部材回転軸46に関して偏心的に配置される摺動キャッチ108を含む。摺動キャッチ108はピン110の形態に構成され、ピンのピン長手方向軸は距離設定部材回転軸46と平行に走る。
摺動キャッチ108は、ガイド凹部112内へ係合する。ガイド凹部112は、ピン110の直径に対応する互いからの距離を有する2つのピン114及び116により形成される。
ピン114及び116は、摺動要素80上の穴内又はめくら孔内に挿入され、それらの長手方向軸が長手方向軸30と平行に走るように整列する。このようにして摺動要素ガイド80は、摺動キャッチ108と移動可能に係合しているのであり、偏心の原理により、摺動要素80を移動させるための駆動力を距離設定部材48から摺動要素に伝達することができる。設定ホイール50を回転させることにより、摺動キャッチ108は、距離設定部材回転軸46の周りで回転され、摺動要素80を摺動要素ガイド84内で変位させることができる。
摺動要素長手方向軸82は、距離設定部材回転軸46に対して垂直に走る。
距離設定部材48は、記載する仕方で摺動要素80と直接協働するように構成される。
角度変更装置42は、枢動軸118の周りで枢動可能であるように基体58上に装着されると共に枢動レバーの形態に構成される枢動要素120を含む。
枢動軸118は、角度設定部材回転軸52と平行に走る。
第1連結部材20は、枢動要素120上に形成され、枢動要素の自由端を形成する。連結部材長手方向軸36は枢動軸118に対して垂直に走るのであり、具体的に言えば、枢動要素120が枢動軸118の周りで基体58に対してどのように枢動されるかということとは無関係である。
基体58上では、2つの平坦な支承ジョー122が互いに平行に突出し、枢動要素120は、それらの支承ジョー122間で、支承ジョー122上で保持される支承ピン124上に装着される。支承ピン124は、枢動軸118を規定する。
角度変更装置42は、角度設定部材24上で角度設定部材回転軸52に関して偏心的に配置される枢動キャッチ126を含む。枢動キャッチ126はピン128の形態に構成され、ピンのピン長手方向軸は角度設定部材回転軸52と平行に走る。
偏心の原理により角度設定部材から枢動要素120に駆動力を伝達するために、枢動キャッチ126は枢動要素120と移動可能に係合しているのであり、具体的に言えば、これは、枢動キャッチ126が、対応する枢動キャッチガイド凹部130内に係合することによるものである。
また枢動軸118は、距離設定部材回転軸46と平行に、従って角度設定部材回転軸52とも平行に走る。
枢動軸118の角度設定部材回転軸52からの距離は、枢動キャッチ108の又はその長手方向軸の角度設定回転軸52からの距離よりも大きい。
更に、摺動キャッチ108の又はその長手方向軸の距離設定部材回転軸46からの距離は、枢動キャッチ108の距離設定部材回転軸46からの距離よりも大きい。
更に、枢動軸118の角度設定部材回転軸52からの距離は、枢動軸118の枢動キャッチ108からの又はその長手方向軸からの距離よりも大きい。
設定ホイール56が角度設定部材回転軸52の周りで回転される際、枢動キャッチ126は枢動レバーを捕捉してこの枢動レバーを枢動軸118の周りで枢動する。これによって連結部材長手方向軸36と長手方向軸30との間の角度44が変更される。換言すれば、角度設定部材54を旋回又は回転させることにより、第1連結部材20の長手方向軸30又は緊締要素受け28に対する傾斜が設定又は変更される。
更に整列機器12は、距離40が距離変更装置でもって不連続の距離刻みで変わり得るような仕方で構成される。前記距離刻みは、特に同じ寸法又はほぼ同じ寸法とすることができる。例えば距離刻みは、0.5mm、1mm、又は1.5mmとすることができる。
距離変更装置38は、緊締要素受け28と第1連結部材20との間の不連続の距離40を設定するための距離刻み設定装置132を含む。
距離刻み設定装置132は、距離掛止機構134の形態に構成され、相互に協働する第1距離掛止部材136と第2距離掛止部材138とを含む。第1距離掛止部材136と第2距離掛止部材138とは、不連続の距離40をおいたところで係合している。
距離掛止機構134は、距離歯部140を形成する歯状物142の形態に構成される複数の第1距離掛止部材136を含む。第1距離掛止部材136は、距離設定部材48上に形成又は配置され、第2距離掛止部材は、基体58上に配置又は形成される。
距離歯部140は、距離設定部材回転軸46を同心円状に包囲するように配置又は形成され、距離設定部材回転軸46に関して凡そ90°の角度範囲にわたって延びる。
第2距離掛止部材138は、基本位置から、圧縮ばね148の形態に構成される付勢要素146の作用に抗して偏向させることのできる、球形の距離掛止体144の形態に構成され、基本位置では設定ホイール50への方向を向く基体58の側面150を越えて突出する。
付勢要素146は、基体58の交差方向穴152内へ挿入される。交差方向穴152の長手方向軸は、距離設定部材回転軸46と平行に走る。従って付勢要素146の作用方向も、距離設定部材回転軸46と平行に走る。
歯状物142は、基体58の方を向いた距離設定部材48から突出するように配置又は形成される。
第1距離掛止部材136の距離設定部材回転軸46からの距離は、摺動キャッチ108の、距離設定部材回転軸46からの距離よりも大きい。
また角度44は、角度変更装置42でもって不連続の角度刻みで調整することができる。このことを可能にするために、角度変更装置42は、緊締要素受け28又は長手方向軸30と第1連結部材20又はその連結部材長手方向軸36との間の不連続の角度44を設定するための角度刻み設定装置154を含む。
角度刻み設定装置154は、角度掛止機構156の形態に構成される。角度掛止機構156は、相互に協働する第1角度掛止部材158と第2角度掛止部材160とを含む。第2角度掛止部材160は、2つの角度掛止部材158と不連続の角度44をおいたところで係合している。
角度刻み設定装置154は、角度歯部162を形成する歯状物164の形態において設定ホイール上に形成される複数の第1角度掛止部材158を含む。従って第1角度掛止部材158は、角度設定部材54上に配置又は形成される。
第2角度掛止部材160は、基体58上に配置又は形成される。
角度歯部162は、角度設定部材回転軸52を同心円状に包囲するように配置又は形成される。角度歯部は、角度設定部材回転軸52に関して約90°の角度範囲にわたって延びる。
第2角度掛止部材160は、球形の角度掛止体166の形態に構成される。角度掛止体166は付勢要素146により、設定ホイール56への方向を向く基体の側面168を越えて幾分突出するように、基本位置において保持される。従って、角度掛止体166は、その基本位置から付勢要素146の作用に抗して偏向可能である。
第1角度掛止部材158は、基体58の方を向いた角度設定部材54から突出するように配置又は形成される。
第1角度掛止部材158の角度設定部材回転軸52からの距離は、枢動キャッチ126の角度設定部材回転軸52からの距離よりも大きい。
鋸テンプレート14は、外科用鋸の鋸刃を案内するためのガイド溝172の形態のガイド穿孔170を含む。外科用鋸の鋸刃は、図には描かない。これによって、特に外科用鋸は振動鋸とすることができる。
鋸テンプレート14は、更に例えば図に描くように、緊締要素が、例えば骨ピン又は骨ねじが、それを通して案内可能である複数の鋸テンプレート緊締要素受け174を有することができる。これらの鋸テンプレート緊締要素受け174の長手方向軸は、特に互いに平行に又は互いに対して角度をつけて傾斜させて、穴の形態に構成することができる。
鋸テンプレート14は、医療用参照ユニット180の第2連結要素178と係合させるための1つ以上の第1連結要素176を含むことができる。
鋸テンプレートシステム10は、特に、その種類の1つ以上の参照ユニット180を含むことができる。参照ユニット180の空間における位置及び/又は配向を、特に医療用ナビゲーションシステム182を用いて決定することができる。
特に参照ユニット180は、空間におけるその位置がナビゲーションシステム182を用いて決定可能である複数の好ましくは少なくとも3つのマーカ要素を含むことができる。その際、マーカ要素184の既知である相対的な位置関係から、参照ユニット180の位置及び配向を、ナビゲーションシステム182を用いて識別することができる。従って、鋸テンプレート14の空間における配向及び位置も決定可能である。鋸テンプレート14は、参照ユニット180に連結される。
骨18上に鋸カットを入れるには、特に以下のように続行することができる。
まず整列機器12が中立位置にもたらされる。この位置において、設定ホイール50及び56が、やはり時計回りの方向と反時計回りの方向の両方において、或る程度ほぼ等しく回転できるように回転される。その際突起78は、例えば図1に描くように、互いに直接接する。
参照ユニット80が鋸テンプレート14に連結され、鋸テンプレートが、連結部材20と連結部材22とを係合させることにより、整列機器12に連結される。
次に外科医は、参照ユニット180、鋸テンプレート14、及び整列機器12を含む、図1に概略的に描くユニットを骨18までもたらし、所望の切断位置に到達したかどうかをナビゲーションシステム182に表示させることができる。このように大雑把に調整した後、外科医はユニットを骨18に押し当て、緊締要素16を緊締要素受け28に挿通することにより、ユニットを骨18上に固定する。
今度は次のステップにおいて、ナビゲーションシステム182の援助でもって角度44が設定される。この目的で第1連結部材20の傾斜が、従ってガイド溝152の傾斜も、手術前に決定された指定条件に対応するまで、設定ホイール56が相応に回転される。
次に距離40を変えることにより、切除高さを最終的に設定することができる。このことは、記載するように設定ホイール50を時計回りの方向に又は反時計回りの方向に回転させることにより達成される。
次に内外反角度を設定するために、ユニット全体を緊締要素16により規定される長手方向軸の周りでやはり回転させることができる。このことも、ナビゲーションシステム182の援助でもって行われる。
外科医は、鋸テンプレート14の所望の位置を見つけたならば、この位置を、前記緊締要素が鋸テンプレート緊締要素受け74を通して案内されて骨18内に押し込まれることにより、骨18上に、図には描かない更なる緊締要素を用いて固定する。
鋸テンプレート14が、骨18上に十分不動に固定されれば、第1連結部材20と第2連結部材22とが係合解除されることにより、緊締要素16を除去することができ、その際、整列機器12も鋸テンプレート14から除去することができる。
任意で連結要素176と連結要素178とが係合解除されることにより、参照ユニット180も鋸テンプレート14から分離することができる。
今や鋸テンプレート14が位置決めされ固定されたことで、外科医は、インプラント部分がそれに抗して設置され固定されるべき骨面を準備するために、外科用鋸の鋸刃をガイド溝172に挿通し、骨18を部分的に切除することができる。
上に記載した鋸テンプレートシステム10により、特に極力コンパクトな整列機器12の構造でもって厳密な位置決めを達成することが可能になる。従って特に、関節内補綴物を埋込むための低侵襲介入にとっても、鋸テンプレートシステム10は適している。
角度44と距離40の両方を設定するための整列機器12における偏心の原理の実施により、特にねじ式ドライブ及び同等のものを完全に無しで済ませることが可能になる。それでもなお、距離40と角度44の両方を厳密かつ自動ロック式に設定することが、設定ホイール50及び56の複数の回転を実行しなくても可能である。ここでは、特に約90°である円周角の範囲内の回転運動によって、正確な調整が可能である。
位置決めについては、整列機器に単一の緊締要素60があればよいため、通常、鋸テンプレート14用に更なる切開又はいずれにしても必要になるものよりも大きい切開は、不要である。
10 鋸テンプレートシステム
12 整列機器
14 鋸テンプレート
16 緊締要素
18 骨
20 第1連結部材
22 第2連結部材
24 第2連結部材
26 第2連結部材
28 緊締要素受け
30 長手方向軸
32 穴
34 ガイドスリーブ
36 連結部材長手方向軸
38 距離変更装置
40 距離
42 角度変更装置
44 角度
46 距離設定部材回転軸
48 距離設定部材
50 設定ホイール
52 角度設定部材回転軸
54 角度設定部材
56 設定ホイール
58 基体
60 距離設定部材支承要素
62 ねじ
64 ねじ穴
66 穿孔
68 角度設定部材支承要素
70 ねじ
72 ねじ穴
74 穿孔
76 凹部
78 突起
80 摺動要素
82 摺動要素長手方向軸
84 摺動要素ガイド
86 穿孔
88 穴
90 切欠
92 穴
94 端部
96 穴
98 スリーブ
100 端部
102 穴
104 ガイドピン
106 端部
106 摺動キャッチ
110 ピン
112 ガイド凹部
114 ピン
116 ピン
118 枢動軸
120 枢動要素
122 支承ジョー
124 支承ピン
126 枢動キャッチ
128 ピン
130 枢動キャッチガイド凹部
132 距離刻み設定装置
134 距離掛止機構
136 第1距離掛止部材
138 第2距離掛止部材
140 距離歯部
142 歯状物
144 距離掛止体
146 付勢要素
148 圧縮ばね
150 側面
152 交差方向穴
154 角度刻み設定装置
156 角度掛止機構
158 第1角度掛止部材
160 第2角度掛止部材
162 角度歯部
164 歯状物
166 角度掛止体
168 側面
170 ガイド穿孔
172 ガイダンス溝
174 鋸テンプレート緊締要素受け
176 第1連結要素
178 第2連結要素
180 参照ユニット
182 ナビゲーションシステム
184 マーカ要素

Claims (15)

  1. 人間の又は動物の骨(18)に対して医療用鋸テンプレート(14)を整列させるための整列機器(12)を含み、
    前記整列機器(12)が、骨(18)内に固定可能な緊締要素(16)用の少なくとも1つの緊締要素受け(28)と、鋸テンプレート(14)に連結可能である又は連結される第1連結部材(20)と、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の距離(40)を変えるための距離変更装置(38)と、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の角度(44)を変えるための角度変更装置(42)とを含む、
    医療用鋸テンプレートシステム(10)であって
    前記距離変更装置(38)が、距離設定部材回転軸(46)の周りで回転可能である距離設定部材(48)を含む、及び、前記角度変更装置(42)が、角度設定部材回転軸(52)の周りで回転可能である角度設定部材(54)を含む、医療用鋸テンプレートシステム(10)において、
    前記距離設定部材回転軸(46)が、前記角度設定部材回転軸(52)を規定すること、を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  2. 請求項1に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって
    記距離変更装置(38)と前記角度変更装置(42)とが、互いとは無関係に作動可能であること
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    a)前記整列機器(12)が、前記距離設定部材(48)及び前記角度設定部材(54)が回転可能に装着又は保持される基体(58)を含み、
    前記距離変更装置(38)が、前記基体(58)上に変位可能に装着されると共に摺動要素長手方向軸(82)を規定する摺動要素(80)を含み、
    前記距離設定部材を前記距離設定部材回転軸の周りで回転させることにより前記摺動要素(80)が前記摺動要素長手方向軸(82)の方向に変位可能であるような仕方で、該摺動要素(80)が前記距離設定部材(48)と直接的に又は間接的に協働するように配置又は形成されること、
    又は
    b)前記整列機器(12)が、前記距離設定部材(48)及び前記角度設定部材(54)が回転可能に装着又は保持される基体(58)を含み、
    前記距離変更装置(38)が、前記基体(58)上に変位可能に装着されると共に摺動要素長手方向軸(82)を規定する摺動要素(80)を含み、
    前記距離設定部材を前記距離設定部材回転軸の周りで回転させることにより前記摺動要素(80)が前記摺動要素長手方向軸(82)の方向に変位可能であるような仕方で、該摺動要素(80)が前記距離設定部材(48)と直接的に又は間接的に協働するように配置又は形成され、
    前記摺動要素(80)が、前記摺動要素長手方向軸(82)に関して回転不能であるように前記基体(58)上を案内されること、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  4. 請求項3に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、前記基体(58)が、前記摺動要素(80)が移動可能に案内される摺動要素ガイド(84)を含むこと、を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  5. 請求項4に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって
    記距離変更装置(38)が、前記距離設定部材回転軸(46)に対して偏心的に配置される摺動キャッチ(108)を含み、かつ
    前記摺動キャッチが、前記距離設定部材(48)上に配置又は形成されると共に、前記摺動要素(80)と移動可能に係合しているか、或いは、前記摺動キャッチが、前記摺動要素上に配置又は形成されると共に、前記距離設定部材と移動可能に係合していること
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    前記整列機器(12)が、前記距離設定部材(48)及び前記角度設定部材(54)が回転可能に装着又は保持される基体(58)を含み、
    前記角度変更装置(42)が、枢動軸(118)の周りで枢動可能であるように前記基体(58)上に装着される枢動要素(120)を含み、
    前記角度設定部材(54)を前記角度設定部材回転軸(52)の周りで回転させることにより前記枢動要素(120)が前記枢動軸(118)の周りで枢動可能であるような仕方で、該枢動要素(120)が前記角度設定部材(54)と直接的に又は間接的に協働するように配置又は形成されること、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  7. 請求項6に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって
    記第1連結部材(20)が、前記枢動要素(120)上に、特に一体部品にして配置又は形成されること
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  8. 請求項6又は7に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    a)前記角度変更装置(42)が、前記角度設定部材回転軸(52)に対して偏心的に配置される枢動キャッチ(126)を含み、かつ
    前記枢動キャッチ(126)が、前記角度設定部材(54)上に配置又は形成されると共に、前記枢動要素(120)と移動可能に係合しているか、或いは、前記枢動キャッチが、前記枢動要素上に配置又は形成されると共に、前記角度設定部材と移動可能に係合していること、
    又は
    b)前記角度変更装置(42)が、前記角度設定部材回転軸(52)に対して偏心的に配置される枢動キャッチ(126)を含み、かつ
    前記枢動キャッチ(126)が、前記角度設定部材(54)上に配置又は形成されると共に、前記枢動要素(120)と移動可能に係合しているか、或いは、前記枢動キャッチが、前記枢動要素上に配置又は形成されると共に、前記角度設定部材と移動可能に係合していること、
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    a)前記距離変更装置(38)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の前記距離(40)を不連続の距離刻みで変えるように構成されること、
    又は
    前記距離変更装置(38)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の前記距離(40)を不連続の距離刻みで変えるように構成され、前記不連続の距離刻みが、同じ寸法である又はほぼ同じ寸法であること、
    及び/又は
    b)前記距離変更装置(38)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の距離(40)を設定するための距離刻み設定装置(132)を含むこと、
    又は
    前記距離変更装置(38)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の距離(40)を設定するための距離刻み設定装置(132)を含み、前記距離刻み設定装置(132)が、相互に協働する第1距離掛止部材(136)と第2距離掛止部材(138)とを含む距離掛止機構(134)の形態に構成され、前記第1及び第2距離掛止部材(136、138)が、前記緊締要素受けと前記第1連結部材(20)との間の不連続の距離(40)にて係合していること、
    又は
    前記距離変更装置(38)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の距離(40)を設定するための距離刻み設定装置(132)を含み、前記距離刻み設定装置(132)が、相互に協働する第1距離掛止部材(136)と第2距離掛止部材(138)とを含む距離掛止機構(134)の形態に構成され、前記第1及び第2距離掛止部材(136、138)が、前記緊締要素受けと前記第1連結部材(20)との間の不連続の距離(40)にて係合していること、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    a)前記角度変更装置(42)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の角度(44)を設定するための角度刻み設定装置(154)を含むこと、
    又は
    b)前記角度変更装置(42)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の角度(44)を設定するための角度刻み設定装置(154)を含み、前記角度刻み設定装置(154)が、相互に協働する第1角度掛止部材(158)と第2角度掛止部材(160)とを含む角度掛止機構(156)の形態に構成され、前記第1及び第2角度掛止部材(158、160)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の角度(44)にて係合していること、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    前記角度変更装置(42)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の角度(44)を設定するための角度刻み設定装置(154)を含み、前記角度刻み設定装置(154)が、相互に協働する第1角度掛止部材(158)と第2角度掛止部材(160)とを含む角度掛止機構(156)の形態に構成され、前記第1及び第2角度掛止部材(158、160)が、前記緊締要素受け(28)と前記第1連結部材(20)との間の不連続の角度(44)にて係合していること、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    前記距離変更装置(38)が摺動要素(80)を含み、前記緊締要素受け(28)が、前記摺動要素(80)上で、特に断面において回転対称である穿孔の形態に配置又は形成されること
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、特に鋸刃用のガイド溝(172)の形態の少なくとも1つのガイド穿孔(170)を備えた鋸テンプレート(14)を含むこと、を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  14. 請求項13に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって
    記鋸テンプレート(14)が、前記第1連結部材(20)と係合させるための第2連結部材(22)を含むこと
    特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の医療用鋸テンプレートシステムであって、
    a)前記医療用鋸テンプレートシステムが、空間における位置及び配向が医療用ナビゲーションシステム(182)を用いて決定可能である医療用参照ユニット(180)を含むこと、
    又は
    b)前記医療用鋸テンプレートシステムが、空間における位置及び配向が医療用ナビゲーションシステム(182)を用いて決定可能である医療用参照ユニット(180)を含むと共に、前記参照ユニット(180)が、前記鋸テンプレート(14)上に配置又は形成されるか、或いは、前記参照ユニット(180)が、前記鋸テンプレート(14)の前記第1連結要素(176)と連結位置において係合させるための第2連結要素(178)を含むこと、
    を特徴とする医療用鋸テンプレートシステム。
JP2019548371A 2017-03-07 2018-03-07 医療用鋸テンプレートシステム Active JP7123067B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102017104753.0 2017-03-07
DE102017104753.0A DE102017104753A1 (de) 2017-03-07 2017-03-07 Medizinisches Sägeschablonensystem
PCT/EP2018/055533 WO2018162518A1 (de) 2017-03-07 2018-03-07 Medizinisches sägeschablonensystem

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020508804A JP2020508804A (ja) 2020-03-26
JP2020508804A5 JP2020508804A5 (ja) 2021-04-15
JP7123067B2 true JP7123067B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=61599151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019548371A Active JP7123067B2 (ja) 2017-03-07 2018-03-07 医療用鋸テンプレートシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11090062B2 (ja)
EP (1) EP3592253B1 (ja)
JP (1) JP7123067B2 (ja)
CN (1) CN110612064B (ja)
DE (1) DE102017104753A1 (ja)
WO (1) WO2018162518A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112716605B (zh) * 2021-03-31 2021-06-11 上海龙慧医疗科技有限公司 球窝式***双向自锁杆

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130331844A1 (en) 2010-11-18 2013-12-12 Depuy (Ireland) Surgical cutting guide, surgical alignment guide and surgical instrument system
JP2016032543A (ja) 2014-07-31 2016-03-10 京セラメディカル株式会社 人工膝関節置換術用手術器具
DE102015104223A1 (de) 2015-03-20 2016-09-22 Aesculap Ag Medizinisches Instrument
JP2016195761A (ja) 2015-04-02 2016-11-24 アエスキュラップ アーゲー 医療用案内器具

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7909831B2 (en) 2001-02-28 2011-03-22 Howmedica Osteonics Corp. Systems used in performing femoral and tibial resection in knee surgery
FR2826254B1 (fr) 2001-06-25 2004-06-18 Aesculap Sa Dispositif de positionnement d'un plan de coupe d'un guide de coupe d'un os
US7309339B2 (en) 2003-02-04 2007-12-18 Howmedica Osteonics Corp. Apparatus for aligning an instrument during a surgical procedure
EP1691692B1 (en) 2003-11-14 2011-01-19 Smith & Nephew, Inc. Adjustable surgical cutting systems
US7377924B2 (en) 2004-09-09 2008-05-27 Howmedica Osteonics Corp. Navigated drill guided resection block
EP1690503B1 (de) 2005-02-15 2013-07-24 BrainLAB AG Benutzerführung bei der Justierung von Knochenschneidblöcken
US7520880B2 (en) 2006-01-09 2009-04-21 Zimmer Technology, Inc. Adjustable surgical support base with integral hinge
US7744600B2 (en) 2006-01-10 2010-06-29 Zimmer Technology, Inc. Bone resection guide and method
US8273090B2 (en) 2008-03-07 2012-09-25 Traiber, S.L. Tibial plateau and/or femoral condyle resection system for prosthesis implantation
CN201238815Y (zh) * 2008-07-17 2009-05-20 比亚迪股份有限公司 座椅调节机构
CN201475614U (zh) * 2009-06-16 2010-05-19 慧友电子股份有限公司 监视器轴转结构
BR112012005527A2 (pt) 2009-09-10 2016-04-26 Blue Ortho guia de alinhamentos para uso em cirurgia ortopédica auxiliada a computador para preparar um elemento de osso para um implante
GB201019490D0 (en) * 2010-11-18 2010-12-29 Depuy Ireland Angular adjustment mechanism, surgical alignment guide and surgical instrument assembly
US9204897B2 (en) 2011-12-19 2015-12-08 Zimmer, Inc. Surgical cutting guide
US10004516B2 (en) * 2013-03-07 2018-06-26 Zimmer, Inc. Intramedullary resection guide and methods
CN104439012B (zh) * 2014-11-07 2016-03-02 二重集团(德阳)重型装备股份有限公司 Mp热模锻压力机的装模高度调整装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130331844A1 (en) 2010-11-18 2013-12-12 Depuy (Ireland) Surgical cutting guide, surgical alignment guide and surgical instrument system
JP2016032543A (ja) 2014-07-31 2016-03-10 京セラメディカル株式会社 人工膝関節置換術用手術器具
DE102015104223A1 (de) 2015-03-20 2016-09-22 Aesculap Ag Medizinisches Instrument
JP2016195761A (ja) 2015-04-02 2016-11-24 アエスキュラップ アーゲー 医療用案内器具

Also Published As

Publication number Publication date
US20190357920A1 (en) 2019-11-28
EP3592253A1 (de) 2020-01-15
DE102017104753A1 (de) 2018-09-13
EP3592253B1 (de) 2023-11-22
CN110612064B (zh) 2023-03-14
US11090062B2 (en) 2021-08-17
JP2020508804A (ja) 2020-03-26
CN110612064A (zh) 2019-12-24
WO2018162518A1 (de) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2047808B1 (en) Variable angle orthopedic targeting device
US10034672B2 (en) Surgical cutting guide
US8523870B2 (en) Adjustable femoral resection guide
US8834473B2 (en) Lockable orientation instrument assembly
JP6615782B2 (ja) 髄内釘を遠位に係止するための照準デバイス及び使用方法
US7618420B2 (en) Locking intramedullary jig
AU2012342759B2 (en) Device for defining a cutting plane for bone resection
AU706259B2 (en) Patella milling instrument
CN107647899B (zh) 用于膝关节置换手术的截骨装置
US12042157B2 (en) Fixing clamp and aligning device
CN111278369B (zh) 切割引导件及方法
US10206689B2 (en) Medical guiding device
CN105997190B (zh) 用于将外科器械附接到患者的骨的***和方法
JP7123067B2 (ja) 医療用鋸テンプレートシステム
US9622755B2 (en) Surgical cutting block
US7727237B2 (en) Bone clamp
JP7280893B2 (ja) 開大器
US20220218436A1 (en) Needle clamping device and leg support device
CN117241745A (zh) 切割引导***和方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7123067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150