JP7116920B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の変速制御装置に関し、特に、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを実行可能な自動変速機の変速制御装置に関する。
従来より、自動変速機では、乗員による手動操作を必要とすることなく、走行状態に応じて変速段が予め設定された変速特性マップに基づき自動的に変速制御が実行されている。
一方、乗員の変速意思を車両の変速制御に反映させることを狙いとして、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、乗員の手動操作によって変速段を切替える手動変速モードとを夫々設け、両方の変速モードを適宜切替可能な自動変速機が実用化されている。
このような自動変速機のシフト装置には、駐車用のPレンジと、後退用のRレンジと、中立用のNレンジと、自動変速モード選択用のDレンジに加え、手動変速モード選択用のMレンジに夫々対応した選択位置が設定されている。乗員は、手動変速する際、セレクトレバーをDレンジ位置からMレンジ位置に移動させた後、セレクトレバーを変速スイッチとして揺動操作することにより一段ずつアップシフト又はダウンシフトを行っている。
また、乗員の変速操作性を考慮し、ステアリングホイールに設けられた手動変速のためのスイッチが提案されている。パドルタイプのアップシフト専用変速スイッチとダウンシフト専用変速スイッチが、スポークの左右両端部分に夫々配設されている。
特許文献1の自動変速機の変速制御装置は、シフトレバーと、ステアリングホイールに設けられたアップシフト操作スイッチ及びダウンシフト操作スイッチとを備え、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードとMレンジに相当するホールドレンジ選択位置からシフトレバーをアップレンジ又はダウンレンジに操作することによって変速段を切替える手動変速モードとを実行可能に構成されると共に、シフトレバーが自動変速モード選択中にダウンシフト操作スイッチの操作によって手動変速モードに切替え、その後、アップシフト操作スイッチの操作によって自動変速モードに復帰させている。
特開2002-349687号公報
特許文献1の自動変速機の変速制御装置は、自動変速モード実行中であっても、乗員によるダウンシフト操作スイッチの操作によって手動変速モードに切替えることができる。
しかし、特許文献1の自動変速機の変速制御装置では、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、及びDレンジの各選択位置を有する第1シフトゲートと、ホールドレンジ、アップレンジ、及びダウンレンジの各選択位置を有する第2シフトゲートとが並設されているため、シフト装置が複雑化し、装置の大型化を招く虞がある。
特に、車載機器を操作する操作装置(例えば、コマンダスイッチ等)をセンターコンソールに設けた車両では、シフト装置と操作装置は何れも乗員の操作可能範囲内に配設する必要があるため、大型のシフト装置の場合、設置スペースの確保は容易ではない。
また、特許文献1では、自動変速モード選択中にダウンシフト操作スイッチの操作によって手動変速モードに切替え、その後、アップシフト操作スイッチの操作によって自動変速モードに復帰させているため、変速操作性を確保できない虞がある。
つまり、自動変速モード選択中の手動変速モードへの切替えはダウンシフトに限られるため、乗員はアップシフトによる手動変速モードへの切替えを行うことが困難である。
しかも、走行環境によっては、乗員の変速意思としてダウンシフト実行後にアップシフトを要求する状況が生じることがある。しかし、ダウンシフトによって手動変速モードに切替えられた場合、その後のアップシフトによって自動的に自動変速モードへ復帰するため、乗員の変速意思に反することから、違和感を覚えることがある。
それ故、自動変速モードと手動変速モードとを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、構造の簡単化と変速操作性向上との両立は容易ではない。
本発明の目的は、構造の簡単化と変速操作性向上とを両立可能な自動変速機の変速制御装置等を提供することである。
請求項1の自動変速機の変速制御装置は、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定すると共に前記自動変速モードに復帰する復帰条件が異なる第1~第3マニュアルモードであって、乗員により走行開始前に所定のマニュアルモードが選択される第1~第3マニュアルモードを有し、前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設けたことを特徴としている。
この自動変速機の変速制御装置では、前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定すると共に前記自動変速モードに復帰する復帰条件が異なる第1~第3マニュアルモードであって、乗員により走行開始前に所定のマニュアルモードが選択される3つのマニュアルモードを有しているため、乗員の変速意思に応じて任意のマニュアルモードを適宜選択することができる。
前記変速スイッチの同一操作によって前記複数のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設けているため、3つのマニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数を低減することができる。また、自動変速モードへの復帰操作の簡略化によって誤操作等の不具合を回避することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1~第3のマニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段を固定する第1マニュアルモードを有することを特徴としている。
この構成によれば、乗員の変速意思に反した自動変速モードへの自動復帰に起因した違和感の発生を回避することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1~第3のマニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段に固定され且つ前記変速段の固定後において所定速度以上から減速したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰する第2マニュアルモードを有することを特徴としている。
この構成によれば、所定速度以上からの減速による自動復帰により、乗員による自動変速モードへの復帰忘れを回避することができると共に、第2マニュアルモードと第1マニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数の低減を一層図ることができる。
請求項の発明は、請求項1~の何れか1項の発明において、前記復帰手段は、前記変速スイッチの長押し操作によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させることを特徴としている。
この構成によれば、部品点数を増加することなく、簡単な復帰操作で自動変速モードに復帰させることができる。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記変速スイッチの長押し操作が、アップシフト側操作であることを特徴としている。
この構成によれば、復帰操作に伴うエンジンブレーキ等乗員に生じる違和感を回避することができる。
請求項の発明は、請求項1~の何れか1項の発明において、前記変速スイッチが、ステアリングホイールに設けられると共に一段ずつ変速段を選択可能に構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、ステアリングホイールの操舵操作に影響を与えることなく、手動変速モードへの選択操作を容易に行うことができる。
請求項7の発明は、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定する第1~第3マニュアルモードを有し、前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設け、前記第1~第3のマニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段に固定され且つ前記変速段の固定後において所定時間経過したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰する第3マニュアルモードを有することを特徴としている。
この構成によれば、乗員の変速意思に応じて任意のマニュアルモードを適宜選択することができ、3つのマニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数を低減することができる。また、自動変速モードへの復帰操作の簡略化によって誤操作等の不具合を回避することができる。しかも、所定時間経過による自動復帰により、乗員による自動変速モードへの復帰忘れを回避することができると共に、第3マニュアルモードと第1,第2マニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数の低減を更に図ることができる。
請求項8の発明は、請求項7の発明は、走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定する第1~第3マニュアルモードを有し、前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設け、前記変速スイッチの操作によって手動変速モードを実行する際、前記第1~第3のマニュアルモードから実行するマニュアルモードを選択するモード選択手段を有し、前記モード選択手段が、前記第1~第3のマニュアルモードに夫々対応する複数の操作スイッチとこれら操作スイッチを示す指標とを表示可能な表示画面を含み且つこの表示画面に表示された操作スイッチに対する乗員の直接操作を受け付けるタッチパネル式の表示手段と、前記表示画面から離隔した位置に配置されて前記指標を移動操作可能な副操作手段とを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、乗員の変速意思に応じて任意のマニュアルモードを適宜選択することができ、3つのマニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数を低減することができる。また、自動変速モードへの復帰操作の簡略化によって誤操作等の不具合を回避することができる。しかも、第1~第3のマニュアルモードから乗員の変速意思に合致したマニュアルモードを画面操作又は遠隔操作によって容易に選択することができる。
本発明の自動変速機の変速制御装置によれば、複数のマニュアルモードから自動変速モードへの復帰操作を共通化させることにより、構造の簡単化と変速操作性向上とを両立することができる。
実施例1に係る車両に搭載された自動変速機の変速制御装置の概略ブロック図である。 車両の室内を示す前側斜視図である。 モニタの操作画面を遠隔操作するコマンダの平面図である。 M1モードの選択手順の説明図であって、(a)はホーム画面、(b)は設定画面を選択したときのホーム画面の状態、(c)は設定画面、(d)は車両装備画面、(e)はステアリング自動解除画面を夫々示している。 モード設定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1~図5に基づいて説明する。
図1に示すように、車両Vは、自動変速機2を搭載すると共に、この自動変速機2の変速制御装置1等を有している。
自動変速機2は、クラッチとトランスミッションとの作動を自動的に行うように構成され(何れも図示略)、変速制御装置1の主要部であるECU(Electronic Control Unit)10に電気的に接続されている。
変速制御装置1の説明に当り、まず、車両Vの前提構造について説明する。
図2に示すように、車両Vは、前席前方において車幅方向に亙って延びるインスツルメントパネル3と、運転席と助手席との間に設けられると共にインスツルメントパネル3の車幅方向中央下部に連なるセンターコンソール4と、右側の運転席に着座した乗員が操舵可能なステアリングホイール5等を備えている。
尚、運転席が左側の場合、ステアリングホイール5はインスツルメントパネル3の左側に装備されている。
インスツルメントパネル3の車幅方向中央部分には、各種画面を表示可能なタッチパネル式液晶モニタ(以下、モニタと略す)6(表示手段)が配設されている。
このモニタ6は、オーディオのカテゴリ(例えば、アーティスト、ジャンル等)別に分類されたタイトルの選択画面、エアコンの各種操作機能(例えば、空調モード、設定温度、風量等)の選択画面、ナビゲーションシステムの各種操作機能(例えば、検索用画面、経路情報、周辺地図情報等)の選択画面、変速制御におけるマニュアルモードの選択画面等を表示すると共に、乗員が選択画面内のスイッチを指先でタッチすることにより各々に対応した機能を乗員が直接操作可能に構成されている。モニタ6は、手動変速モード実行時において実行されるモードの種類に関するモード信号をECU10に出力している。
本実施例では、車両走行中、乗員による車載機器のモニタ6の操作は制限されている。
図2に示すように、運転席近傍のセンターコンソール4の上部には、駐車等において車両Vに強制的な制動力を付与するパーキングブレーキ7と、モニタ6の表示画面(画面形態)を操作可能な操作装置20(副操作手段)と、自動変速機2の動作レンジを変更するためのシフト装置30(セレクト手段)等が設けられている。
シフト装置30は、操作装置20の前方に配置され、パーキングブレーキ7は、操作装置20及びシフト装置30と運転席との間に配置されている。
図3に示すように、操作装置20は、コマンダスイッチ(以下、コマンダと略す)21と、選択スイッチ22~24と、現時点表示されている表示画面を前の表示画面に戻すためのスイッチ25と、乗員が任意に登録した画面(お気に入り画面)に直接移行させるためのスイッチ26と、ボリューム27等の入力系スイッチを備えている。
コマンダ21は、鉛直軸回りに回転可能で且つ前後左右に揺動可能に形成され、この回動操作や揺動操作に同期してモニタ5に表示された指標が移動するように構成されている。
選択スイッチ22は、オーディオ用選択画面に直接移行させるスイッチであり、選択スイッチ23は、ホーム画面に直接移行させるスイッチであり、選択スイッチ24は、ナビゲーションシステム用選択画面に直接移行させるスイッチである。これら選択スイッチ22~24の何れかを押圧操作したとき、車載機器のうち選択された車載機器のメニュー画面がモニタ6に表示される。車載機器のメニュー画面の中から特定の機能を画面上の指標を介して選択(指定)した後、乗員が決定スイッチに相当するコマンダノブ21aを押圧することで、乗員によって選択された車載機器が乗員によって選択された機能を実行する。
従って、乗員は、モニタ6と操作装置20の何れかによって車載機器を操作することが可能である。
図1、図2に示すように、シフト装置30は、乗員が操作可能なセレクトレバー31と、このセレクトレバー31の移動(操作)方向をガイドするガイドカバー32と、セレクトレバー31を各レンジの選択位置に保持するディテント機構(図示略)と、セレクトレバー31の選択位置を検出するポジションセンサ(図示略)等を備えている。
ポジションセンサによって検出されたレンジ位置信号は、ECU10に出力されている。
シフト装置30には、4つのレンジ、具体的には、パーキングレンジ(Pレンジ)と、リバースレンジ(Rレンジ)と、ニュートラルレンジ(Nレンジ)と、ドライブレンジ(Dレンジ)とが設定されている。Rレンジ、Nレンジ及びDレンジ位置は前方から後方に向かって順に配置され、Pレンジ位置はRレンジ位置の運転席側に隣接している。
これにより、シフト装置30からマニュアルレンジを省略してシフト装置30の小型化を図っている。また、セレクトレバー31をNレンジ位置又はDレンジ位置からRレンジ位置に切替える際のPレンジ位置まで行き過ぎる誤操作や、セレクトレバー31をPレンジ位置からRレンジ位置に切替える際のNレンジ位置まで行き過ぎる誤操作を防止している。
図2に示すように、ステアリングホイール5は、乗員が自動変速機2の変速段を一段ずつ変速操作可能なステアリングシフトスイッチ40(変速スイッチ)を備えている。
図1,図2に示すように、ステアリングシフトスイッチ40は、アップスイッチ41とダウンスイッチ42とにより構成されている。
アップスイッチ41は、右側スポークの背面部分に設置されたパドルタイプのアップシフト専用スイッチであり、ダウンスイッチ42は、左側スポークの背面部分に設置されたパドルタイプのダウンシフト専用スイッチである。スイッチ41,42は、乗員がステアリングホイール5を握った状態において、中指や薬指が届く位置に夫々配置され、アップシフト信号及びダウンシフト信号をECU10に夫々出力している。
以下、特段の説明がない場合、スイッチ41,42を総称してシフトスイッチ40とする。
変速制御装置1の説明に戻る。
変速制御装置1は、セレクトレバー31がDレンジ位置に保持された状態において、変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、シフトスイッチ40の操作によって変速段が乗員の変速操作により切替わる手動変速モードとを実行可能に構成されている。
図1に示すように、変速制御装置1は、自動変速機2と、モニタ6と、操作装置20と、シフト装置30と、アップスイッチ41と、ダウンスイッチ42と、ECU10等を備えている。
ECU10は、自動変速モード制御部11と、手動変速モード制御部12と、モード選択部13(モード選択手段)と、作動制御部14(復帰手段)等を有している。
このECU10は、自動変速機2、モニタ6、シフト装置30、アップスイッチ41、ダウンスイッチ42、及び各種走行状態検出センサ(図示略)等に電気的に接続され、選択された目標変速段について変速指令信号を自動変速機2に出力している。
自動変速モード制御部11は、車両Vの走行状態(例えば、車速及びエンジン負荷等)に応じて変速段が予め設定された変速特性マップ(図示略)を備えている。
この自動変速モード制御部11は、セレクトレバー31がDレンジ位置のとき、車速センサの検出信号及び負荷センサの検出信号と変速特性マップに基づき現在の走行状態に応じた変速段(目標変速段)を自動的に算出している。
次に、手動変速モード制御部12について説明する。
図1に示すように、手動変速モード制御部12は、各々仕様が異なる第1~第3マニュアルモードを有し、車両Vの走行開始前に乗員によって選択された何れかのマニュアルモードを実行するように構成されている。
以下、第1マニュアルモードをM1モード、第2マニュアルモードをM2モード、第3マニュアルモードをM3モードとして説明する。
M1モードは、セレクトレバー31がDレンジ位置のとき、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段を継続的に固定(保持)するモードである。
具体的には、自動変速モードにおいて、例えば、3速段で走行中、乗員がアップスイッチ41を1回アップ操作した場合、4速段に変速され、アップスイッチ41を2回アップ操作した場合、5速段に変速される。また、乗員がダウンスイッチ42を1回ダウン操作した場合、2速段に変速され、ダウンスイッチ42を2回ダウン操作した場合、1速段に変速される。このM1モードでは、後述するように、乗員による一定手順の復帰操作(第1復帰条件の成立)がない限り、自動的に自動変速モードには復帰されない。
M2モードは、セレクトレバー31がDレンジ位置のとき、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段に固定され且つ変速段の固定後において所定速度以上から減速したことを条件(以下、第2復帰条件という)として手動変速モードから自動変速モードに自動的に復帰するモードである。M1モードを選択するときの操作と同一の操作によってM1モードと同様の変速動作が行われる。
第2復帰条件は、例えば、変速段の固定後において10km/h以上の速度から0km/hまでの減速、所謂車両Vが停車時相当の状態になったことである。そして、第2復帰条件が成立した場合、手動変速モードが自動的に解除されて自動変速モードに復帰する。
低μ路走行時に乗員が意図的にダウンシフトした状況において、第2復帰条件が成立したとき、低μ路走行の状態が解消したと予想される。
それ故、乗員による手動変速モードの解除忘れを回避し、走行性を確保している。
M3モードは、セレクトレバー31がDレンジ位置のとき、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段に固定され且つ変速段の固定後において所定時間経過したことを条件(以下、第3復帰条件という)として手動変速モードから自動変速モードに自動的に復帰するモードである。M1モードを選択するときの操作と同一の操作によってM1モードと同様の変速動作が行われる。
第3復帰条件は、例えば、変速段の固定後において所定時間経過したことである。そして、第3復帰条件が成立した場合、手動変速モードが自動的に解除されて自動変速モードに復帰する。所定時間は、アクセル開度が1~60%の走行状態で且つ旋回走行ではないことを条件として車速に比例したタイマー値(例えば、2~8sec)が設定されている。
本実施例では、M3モードは、第3復帰条件に加えて、第2復帰条件の成立によっても、手動変速モードが自動的に解除されて自動変速モードに復帰するように設定されている。
これにより、M3モードは、M2モードよりも手動変速モードから自動変速モードに復帰し易い仕様とされている。
次に、モード選択部13について説明する。
図1に示すように、モード選択部13は、モニタ6から出力されたモード信号を入力し、手動変速モードに含まれたM1モード~M3モードのうち手動変速モード制御部12によって実行制御されるマニュアルモードを予め選択している。
手動変速モード制御部12によって実行されるマニュアルモード(M1モード~M3モード)は、車両Vの走行開始前において、モニタ6又は操作装置20の操作によって設定されている。それ故、モニタ6及び操作装置20は、モード選択部13の入力手段に相当している。
図4に基づき、モニタ6を用いたマニュアルモードの選択手順について説明する。
図4(a)に示すように、ホーム画面には、モニタ6の起動後、左から順に「アプリケーション」、「エンターテイメント」、「コミュニケーション」、「ナビゲーション」、「設定」に対応した5つのアイコンが表示されている。
乗員によるマニュアルモードの選択は、車両Vの走行開始前に行われる。
乗員が「設定」を選択して「設定」のアイコンに指で触れたとき、「設定」のアイコンが若干拡大されると共にハイライト表示され(図4(b))、設定画面に切替わる。
図4(c)に示すように、設定画面は、上から順に「画面」、「安全装置」、「サウンド」等のタイトルが上下にスクロール可能に表示されている。
乗員が、設定画面の「車両装備」のタイトルに指で触れたとき、「車両装備」のタイトルがハイライト表示され、車両装備画面に切替わる。
図4(d)に示すように、車両装備画面は、上から順に「ステアリングシフト」、「時計1」、「時計2」等のタイトルが上下にスクロール可能に表示されている。
乗員が、車両装備画面の「ステアリングシフト」のタイトルに指で触れたとき、「ステアリングシフト」のタイトルがハイライト表示され、ステアリングシフトのステアリングシフト自動解除画面に切替わる。
図4(e)に示すように、ステアリングシフト自動解除画面は、「解除なし」、「停車時のみ解除有り」、「タイマー解除有り」のタイトルが表示されている。
「解除なし」は、第1復帰条件の成立でのみ自動変速モードに復帰されるM1モードのタイトルに相当し、「停車時のみ解除有り」は、第1,第2復帰条件の成立で自動変速モードに復帰するM2モードのタイトルに相当し、「タイマー解除有り」は、第1~第3復帰条件の成立で自動変速モードに復帰するM3モードのタイトルに相当している。
乗員は、車両Vの走行開始前に自己の変速意思に合致したマニュアルモードを選択し、これに相当するタイトルに触れてモードの設定を終了する。
図4(e)では、M1モードに対応した「解除なし」を選択した例を示しているが、「停車時のみ解除有り」や「タイマー解除有り」を選択する場合、何れか所望のタイトルに触れることで設定可能である。
上記説明では、乗員がモニタ6上の操作画面を直接触れることによって、手動変速モード制御部12が実行するマニュアルモードの選択手順を説明したが、操作手段20を用いて選択することも可能である。操作手段20を用いて選択する場合、コマンダ21により画面上で指標を移動させると共にコマンダノブ21aにより決定操作することにより、ホーム画面からステアリングシフト自動解除画面まで移行し、所望のモードを選択できる。
尚、アイコンやタイトルがモニタ6上の各操作スイッチに相当し、画面に表示された矢印やハイライト等がモニタ6上の指標に相当している。
作動制御部14は、セレクトレバー31がDレンジ位置のとき、自動変速モード制御から手動変速モード制御に切替える第1切替機能と、手動変速モード制御から自動変速モード制御に切替える第2切替機能とを実行可能に構成されている。
尚、自動変速モード制御から手動変速モード制御に切替える場合には、モード選択部13によって予め選択されたM1モード~M3モードのうち何れかのモードが実行される。
第1切替機能は、自動変速モードで走行中、乗員がシフトスイッチ40をシフト操作したことを条件として、イグニッションをオン操作後且つ車両Vの走行開始前にモード選択部13によって予め選択されたモードを実行する機能である。
具体的には、自動変速モードにおいて、例えば、3速段で走行中、乗員がアップスイッチ41を1回アップ操作した場合、4速段に変速されると共に、モード選択部13によって予め選択されているマニュアルモード(M1モード~M3モードのうち何れか)に切替えられる。また、乗員がダウンスイッチ42を1回ダウン操作した場合、2速段に変速されると共に、モード選択部13によって予め選択されているマニュアルモードに切替えられる。
第2切替機能は、手動変速モードで走行中、第1復帰条件に相当するアップスイッチ41の長押しにより、予め設定され且つ現在実行中の手動変速モードを解除して自動変速モードを実行する機能である。
具体的には、手動変速モード(M1モード)において、例えば、3速段で走行中、乗員がアップスイッチ41を設定時間(例えば、2sec)押圧操作したとき、4速段に変速すると共に、手動変速モードから自動変速モードに自動的に切替えられる。
この第2切替機能は、現在実行されているマニュアルモードの種類に拘らず適用されるため、M2モード又はM3モードで走行中、第1復帰条件が成立した場合には、手動変速モードから自動変速モードへの切替えが強制的に行われる。
尚、第2切替機能は、アップスイッチ41のシフト操作に限定された機能であり、ダウンスイッチ42を長押ししても自動変速モードに自動復帰しない。これは、自動変速モードへの復帰の際、復帰操作に伴うエンジンブレーキ等乗員に生じる違和感を回避するためである。
次に、図5のフローチャートに基づいて、手動変速モード実行時におけるマニュアルモードを設定するモード設定処理手順について説明する。
尚、図5において、Si(i=1,2…)は、各処理のためのステップを示す。
まず、S1にて、各種情報を読み込み、S2へ移行する。
S1では、モード信号、レンジ位置信号、アップシフト信号、及びダウンシフト信号等の各種情報を取得する。これらの信号は、所定周期毎にECU10に入力されている。
尚、自動変速モード制御部11による目標変速段の演算等は、本モード設定処理と並行して別途処理されている。
S2では、セレクトレバー31がDレンジ位置か否か判定する。
S2の判定の結果、セレクトレバー31がDレンジ位置である場合、S3に移行する。
自動変速モードが実行中である場合には、乗員によりシフトスイッチ40が操作される可能性があるため、乗員の変速意思を乗員の動作をパラメータとして確認する。
S2の判定の結果、セレクトレバー31がDレンジ位置ではない、つまり、自動変速モードが実行中ではない場合、前進走行中ではないので、リターンする。
S3では、シフトスイッチ40がシフト操作されたか否か判定する。
S3の判定の結果、シフトスイッチ40がシフト操作された場合、S4に移行する。
自動変速モードによる走行中にシフトスイッチ40がシフト操作された場合には、乗員に変速意思が存在しているため、手動変速モードの実行準備を開始する。
S3の判定の結果、シフトスイッチ40がシフト操作されていない場合、乗員に変速意思が存在しないため、リターンする。
S4では、M1モードが乗員によって予め選択済か否か判定する。
ここでは、自動復帰条件が最も厳しいM1モードが自己の変速意思に合致したマニュアルモードとして予め選択されているか判定している。
S4の判定の結果、M1モードが乗員によって既に選択済である場合、S5に移行する。
S5では、手動変速モード制御部12においてM1モードを設定すると共に、アップスイッチ41又はダウンスイッチ42の操作に応じて現在走行中の変速段からアップシフト又はダウンシフトする。
次に、S6では、第1復帰条件が成立したか否か判定する。アップスイッチ41の長押しの有無により、自動変速モードへの復帰意思があるか否か判定している。
S6の判定の結果、第1復帰条件が成立した場合、乗員に自動変速モードへの復帰意思があるため、現在実行中のモードを手動変速モードから自動変速モードに切替え(S7)、リターンする。S6の判定の結果、第1復帰条件が成立しない場合、乗員に自動変速モードへの復帰意思がないため、S8に移行する。
S8では、セレクトレバー31がDレンジ位置以外のレンジ位置に乗員によって操作されたか否か判定する。
S8の判定の結果、セレクトレバー31がDレンジ位置以外のレンジ位置に操作された場合、S9に移行する。セレクトレバー31がDレンジ位置以外のレンジ位置に操作された場合、乗員に前進以外の操作意思が存在している。
S9では、M1モード~M3モードのうち現在実行中のマニュアルモードを解除し、リターンする。S9に並行して、別途、Dレンジ以外のレンジ制御が実行される。
S8の判定の結果、セレクトレバー31がDレンジ位置以外のレンジ位置に操作されていない場合、現在設定されているマニュアルモードを維持した状態で、リターンする。
S4の判定の結果、M1モードが乗員によって選択済ではない場合、S10に移行する。
S10では、M2モードが乗員によって予め選択済か否か判定する。S10の判定の結果、M2モードが乗員によって既に選択済である場合、S11に移行する。
S11では、手動変速モード制御部12においてM2モードを設定すると共に、アップスイッチ41又はダウンスイッチ42の操作に応じて現在走行中の変速段からアップシフト又はダウンシフトする。
次に、S12では、第2復帰条件が成立したか否か判定する。
シフトスイッチ40の操作に応じた変速段の固定後、所定速度以上から減速したことにより、車両Vが停車時相当の状態になったか否か判定している。
S12の判定の結果、第2復帰条件が成立した場合、車両Vが停車時相当の状態になったため、現在実行中のモードを手動変速モードから自動変速モードに切替え(S7)、リターンする。S12の判定の結果、第2復帰条件が成立しない場合、第1復帰条件の成立を判定するため、S6に移行する。
S10の判定の結果、M2モードが乗員によって予め選択済ではない場合、乗員がM3モードを選択しているため、S13に移行する。
S13では、手動変速モード制御部12においてM3モードを設定すると共に、アップスイッチ41又はダウンスイッチ42の操作に応じて現在走行中の変速段からアップシフト又はダウンシフトする。
次に、S14では、第3復帰条件が成立したか否か判定する。シフトスイッチ40の操作に応じた変速段の固定後、所定時間経過したか否か判定している。
S14の判定の結果、第3復帰条件が成立した場合、現在実行中のモードを手動変速モードから自動変速モードに切替え(S7)、リターンする。
S14の判定の結果、第3復帰条件が成立しない場合、第2復帰条件の成立を判定するため、S12に移行する。
次に、上記自動変速機2の変速制御装置1の作用、効果について説明する。
本実施例1の自動変速機2の変速制御装置1によれば、手動変速モードが、シフトスイッチ40の操作により異なる態様にて変速段を設定する複数のマニュアルモードを有しているため、乗員の変速意思に応じて複数のマニュアルモードを適宜選択することができる。
シフトスイッチ40の同一操作によって複数のマニュアルモードを自動変速モードに復帰させる作動制御部14を設けているため、複数のマニュアルモードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数を低減することができる。また、自動変速モードへの復帰操作の簡略化によって誤操作等の不具合を回避することができる。
複数のマニュアルモードは、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段を固定するM1モードを有するため、乗員の変速意思に反した自動変速モードへの自動復帰に起因した違和感の発生を回避することができる。
複数のマニュアルモードは、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段に固定され且つ変速段の固定後において所定速度以上から減速したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰するM2モードを有するため、所定速度以上からの減速による自動復帰により、乗員による自動変速モードへの復帰忘れを回避することができると共に、M2モードとM1モードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数の低減を一層図ることができる。
複数のマニュアルモードは、シフトスイッチ40の操作により選択された変速段に固定され且つ変速段の固定後において所定時間経過したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰するM3モードを有するため、所定時間経過による自動復帰により、乗員による自動変速モードへの復帰忘れを回避することができると共に、M3モードとM1モード及びM2モードの復帰操作を共通化することができ、スイッチ数の低減を更に図ることができる。
作動制御部14は、シフトスイッチ40のうちアップスイッチ41の長押し操作によって複数のマニュアルモードを自動変速モードに復帰させるため、部品点数を増加することなく、簡単な復帰操作で自動変速モードに復帰させることができる。
アップスイッチ41の長押し操作が、アップシフト側操作であるため、復帰操作に伴うエンジンブレーキ等乗員に生じる違和感を回避することができる。
シフトスイッチ40が、ステアリングホイール5に設けられると共に一段ずつ変速段を選択可能に構成されたため、ステアリングホイール5の操舵操作に影響を与えることなく、手動変速モードへの選択操作を容易に行うことができる。
シフトスイッチ40の操作によって手動変速モードを実行する際、複数のマニュアルモードから実行するマニュアルモードを選択するモード選択部13を有し、モード選択部13が、複数のマニュアルモードに夫々対応する複数の操作スイッチとこれら操作スイッチを示す指標とを表示可能な表示画面を含み且つこの表示画面に表示された操作スイッチに対する乗員の直接操作を受け付けるタッチパネル式のモニタ6と、表示画面から離隔した位置に配置されて指標を移動操作可能なコマンダ21とを備えたため、複数のマニュアルモードから乗員の変速意思に合致したマニュアルモードを画面操作又は遠隔操作によって容易に選択することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、手動変速モード制御部がM1モード、M2モード、及びM3モードの3つのモードを備えた例を説明したが、M1モードとM2モード又はM1モードとM3モードのように、手動変速モード制御部が2つのマニュアルモードを備えても良い。
また、手動変速モード制御部が4つ以上の仕様の異なるマニュアルモードを備えても良い。この場合、ステアリング自動解除画面に各タイトルが表示され、乗員は、走行開始前に各タイトルの中から任意に実行するモードを選択する。
2〕前記実施例においては、モード選択部がタッチパネル式モニタと操作装置(コマンダ)とを備えた例を説明したが、少なくとも実行するマニュアルモードを選択できれば良く、操作装置を省略してタッチパネル式モニタのみでも良く、また、モニタを省略して選択スイッチのみであっても良い。
3〕前記実施例においては、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジの4ポジションのシフト装置の例を説明したが、少なくともMレンジを省略できれば良く、上記4ポジションに加えてスポーツレンジ(Sレンジ)を付加することも可能である。
また。Sレンジを付加した場合、Dレンジ及びSレンジの両方にマニュアルモードを設定しても良く、Dレンジ及びSレンジの一方のみにマニュアルモードを設定しても良い。
4〕前記実施例においては、イグニッションオンの後、車両の走行開始前に実行するマニュアルモードを選択した例を説明したが、安全性の観点から、少なくとも走行中でなければ良く、交差点等のように、車速が零であれば車両が一時停車中であってもマニュアルモードの選択を可能としても良い。
5〕前記実施例においては、ステアリングホイールの右側にアップスイッチ、左側にダウンスイッチを夫々配設した例を説明したが、右側にダウンスイッチ、左側にアップスイッチを夫々配設しても良い。また、変速用シフトスイッチは、乗員が操作できれば良く、ステアリングコラム部材に配置しても良い。
6〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 変速制御装置
2 自動変速機
5 ステアリングホイール
6 モニタ
12 手動変速モード制御部
13 モード選択部
20 操作装置
21 コマンダ
30 シフト装置
31 セレクトレバー
40 シフトスイッチ
41 アップスイッチ
42 ダウンスイッチ

Claims (8)

  1. 走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、
    前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定すると共に前記自動変速モードに復帰する復帰条件が異なる第1~第3マニュアルモードであって、乗員により走行開始前に所定のマニュアルモードが選択される第1~第3マニュアルモードを有し、
    前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 前記第1~第3のマニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段を固定する第1マニュアルモードを有することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 前記第1~第3のマニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段に固定され且つ前記変速段の固定後において所定速度以上から減速したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰する第2マニュアルモードを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の変速制御装置。
  4. 前記復帰手段は、前記変速スイッチの長押し操作によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の自動変速機の変速制御装置。
  5. 前記変速スイッチの長押し操作が、アップシフト側操作である ことを特徴とする請求項に記載の自動変速機の変速制御装置。
  6. 前記変速スイッチが、ステアリングホイールに設けられると共に一段ずつ変速段を選択可能に構成された ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の自動変速機の変速制御装置。
  7. 走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、
    前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定する第1~第3マニュアルモードを有し、
    前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設け、
    前記第3マニュアルモードは、前記変速スイッチの操作により選択された変速段に固定され且つ前記変速段の固定後において所定時間経過したことを条件として手動変速モードから自動変速モードに復帰する ことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  8. 走行状態に応じて変速段が自動的に切替わる自動変速モードと、セレクト手段が自動変速モード選択位置に保持された状態における乗員の変速スイッチの操作によって変速段が切替わる手動変速モードとを備え、前記自動変速モード及び手動変速モードを実行可能な自動変速機の変速制御装置において、
    前記手動変速モードが、前記変速スイッチの操作により異なる態様にて変速段を設定する第1~第3マニュアルモードを有し、
    前記変速スイッチの同一操作である第1復帰条件の成立によって前記第1~第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1復帰条件とは異なる第2復帰条件の成立によって前記第1のマニュアルモードを除く第2,第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させ、
    前記第1,第2復帰条件とは異なる第3復帰条件の成立によって前記第1,第2のマニュアルモードを除く第3のマニュアルモードを前記自動変速モードに復帰させる復帰手段を設け、
    前記変速スイッチの操作によって手動変速モードを実行する際、前記第1~第3のマニュアルモードから実行するマニュアルモードを選択するモード選択手段を有し、
    前記モード選択手段が、前記第1~第3のマニュアルモードに夫々対応する複数の操作スイッチとこれら操作スイッチを示す指標とを表示可能な表示画面を含み且つこの表示画面に表示された操作スイッチに対する乗員の直接操作を受け付けるタッチパネル式の表示手段と、前記表示画面から離隔した位置に配置されて前記指標を移動操作可能な副操作手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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