JP7111266B2 - ベーパーチャンバー - Google Patents

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Description

本発明は、ベーパーチャンバーに関する。
近年、素子の高集積化、高性能化による発熱量が増加している。また、製品の小型化が進むことで、発熱密度が増加するため、放熱対策が重要となってきた。この状況はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の分野において特に顕著である。熱対策部材としては、グラファイトシートなどが用いられることが多いが、その熱輸送量は十分ではないため、様々な熱対策部材の使用が検討されている。中でも、非常に効果的に熱を拡散させることが可能であるとして、面状のヒートパイプであるベーパーチャンバーの使用の検討が進んでいる。
ベーパーチャンバーは、筐体の内部に、作動媒体と、毛細管力によって作動媒体を輸送するウィックとが封入された構造を有する。上記作動媒体は、発熱素子からの熱を吸収する蒸発部において発熱素子からの熱を吸収してベーパーチャンバー内で蒸発した後、凝縮部に移動し、冷却されて液相に戻る。液相に戻った作動媒体は、ウィックの毛細管力によって再び発熱素子側の蒸発部に移動し、発熱素子を冷却する。これを繰り返すことにより、ベーパーチャンバーは外部動力を有することなく自立的に作動し、作動媒体の蒸発潜熱および凝縮潜熱を利用して、二次元的に高速で熱を拡散することができる。
例えば、特許文献1には、筺体と、上記筐体を内側から支持するように上記筐体の内部空間に配置された第1ピラーと、上記筺体の内部空間に封入された作動媒体と、上記筺体の内部空間に配置されたウィックと、を有し、上記ウィックの一方主面は、上記第1ピラーに支持されて上記筺体から離れた部分を有し、上記ウィックの厚みが部分的に異なるベーパーチャンバーが開示されている。さらに、特許文献1には、上記ベーパーチャンバーが、上記ウィックの他方主面を支持する第2ピラーをさらに含んでもよいことが記載されている。上記第2ピラーは、上記ウィックの他方主面を支持し、上記第2ピラーの高さは、上記第1ピラーの高さよりも低い。
国際公開第2019/065728号
特許文献1に記載のベーパーチャンバーでは、第1ピラーが設けられることにより、気体の作動媒体が移動する蒸気流路を確保することができる。また、第2ピラーが設けられることにより、第2ピラー間に液体の作動媒体を保持することができる。その結果、気体および液体の作動媒体のいずれもの輸送能が大きくなるため、ベーパーチャンバーの熱輸送能が向上する。
このような第1ピラーおよび第2ピラーは、例えば、エッチングや印刷などの方法により筐体の内壁面に形成することができる。ここで、第1ピラーおよび第2ピラーは筐体またはウィックとの接触面積が大きいほどベーパーチャンバーの構造強度を保ちやすくなるが、その一方で、筐体またはウィックとの接触面積を大きくしようとすると透過流路面積が小さくなるため、高い熱輸送能が得られにくくなる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、高い熱輸送能を有するベーパーチャンバーを提供することを目的とする。本発明はまた、上記ベーパーチャンバーを備える電子機器を提供することを目的とする。
本発明のベーパーチャンバーは、筐体と、上記筐体の内部空間に封入された作動媒体と、上記筐体の内部空間に配置されたウィックと、上記筐体の内部空間に配置されたピラーと、を備え、上記ピラーは、両端部よりも細いくびれ部を有する。
本発明の電子機器は、本発明のベーパーチャンバーを備える。
本発明によれば、高い熱輸送能を有するベーパーチャンバーを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示すベーパーチャンバーの一部を拡大した断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るベーパーチャンバーの別の一例を模式的に示す断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。 図6は、本発明の第4実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。 図7は、本発明の第5実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明のベーパーチャンバーについて説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する本発明の個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
以下に示す各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。第2実施形態以降では、第1実施形態と共通の事項についての記述は省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態毎には逐次言及しない。
以下の説明において、各実施形態を特に区別しない場合、単に「本発明のベーパーチャンバー」という。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るベーパーチャンバーでは、ピラーが第1ピラーおよび第2ピラーを含み、上記第1ピラーおよび上記第2ピラーの両方がくびれ部を有する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示すベーパーチャンバーの一部を拡大した断面図である。
図1および図2に示すベーパーチャンバー1は、筐体10と、作動媒体20と、ウィック30と、ピラーとして第1ピラー41および第2ピラー42とを備える。
筐体10は、図1に示すように、厚さ方向(図1では上下方向)に対向する一対の内壁面を有する。図1において、筐体10は、外縁部が接合された対向する第1シート11および第2シート12から構成されている。第1シート11および第2シート12は、外縁部に向かって互いに接近し、外縁部において接触し、接合され、封止されている。
作動媒体20は、筐体10の内部空間50に封入されている。
ウィック30は、筐体10の内部空間50に配置されている。図1において、ウィック30の一方主面および他方主面は、いずれも筐体10に接していない。すなわち、ウィック30は、筐体10から離れて配置されている。
第1ピラー41は、筐体10の内部空間50に配置されており、ウィック30の一方主面を支持するようにウィック30と筐体10との間に設けられている。第1ピラー41は、筐体10に接していることが好ましい。図1において、第1ピラー41は、第1シート11とウィック30との間に設けられている。第1シート11とウィック30との間の空間は、気体の作動媒体が移動する蒸気流路として機能する。
第1ピラー41は、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間に、両端部よりも細いくびれ部41Aを有する。くびれ部41Aにより、筐体10またはウィック30との接触面積を維持したまま、気体(蒸気)の透過流路面積を維持することができる。さらに、くびれ部41Aにより、ベーパーチャンバー1に外力が加わった場合であっても、ウィック30の撓みや凹みを防ぐことができる。その結果、熱輸送能を高くすることができる。
第2ピラー42は、筐体10の内部空間50に配置されており、ウィック30の他方主面を支持するようにウィック30と筐体10との間に設けられている。第2ピラー42の高さは、第1ピラー41の高さよりも低い。第2ピラー42は、筐体10に接していることが好ましい。図1において、第2ピラー42は、第2シート12とウィック30との間に設けられている。第2ピラー42間の空間は、液体の作動媒体が移動する液体流路として機能する。さらに、第2ピラー42間には液体の作動媒体を保持することができるため、ベーパーチャンバーの作動媒体の量を多くすることが容易になる。ここで、第2ピラーとは、周囲よりも相対的に高さが高い部分を言い、主面から突出した部分、例えば柱状部等に加え、主面に形成された凹部、例えば溝などにより相対的に高さが高くなっている部分も含む。
第2ピラー42は、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間に、両端部よりも細いくびれ部42Aを有する。くびれ部42Aにより、筐体10またはウィック30との接触面積を維持したまま、液体の透過流路面積を維持することができる。さらに、くびれ部42Aにより、ベーパーチャンバー1に外力が加わった場合であっても、ウィック30の撓みや凹みを防ぐことができる。その結果、熱輸送能を高くすることができる。
第1ピラー41および第2ピラー42を形成する材料は、特に限定されないが、例えば、樹脂、金属、セラミックス、またはそれらの混合物、積層物等が挙げられる。第1ピラー41を形成する材料は、第2ピラー42を形成する材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第1ピラー41を形成する材料は、筐体10およびウィック30のいずれか一方または両方と同じであってもよいし、異なっていてもよい。同様に、第2ピラー42を形成する材料は、筐体10およびウィック30のいずれか一方または両方と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第1ピラー41のウィック30側の端部の太さ(図2中、D11で示す長さ)および第1ピラー41の筐体10側の端部の太さ(図2中、D12で示す長さ)は、いずれも、第1ピラー41のくびれ部41Aの太さ(図2中、D13で示す長さ)よりも太い。
第1ピラー41のウィック30側の端部の太さD11は、図2に示すように、第1ピラー41の筐体10側の端部の太さD12よりも太いことが好ましい。これにより、ウィック30との接触面積を大きくすることができる。なお、第1ピラー41のウィック30側の端部の太さD11は、第1ピラー41の筐体10側の端部の太さD12よりも細くてもよいし、第1ピラー41の筐体10側の端部の太さD12と同じであってもよい。
第2ピラー42のウィック30側の端部の太さ(図2中、D21で示す長さ)および第2ピラー42の筐体10側の端部の太さ(図2中、D22で示す長さ)は、いずれも、第2ピラー42のくびれ部42Aの太さ(図2中、D23で示す長さ)よりも太い。
第2ピラー42のウィック30側の端部の太さD21は、図2に示すように、第2ピラー42の筐体10側の端部の太さD22よりも太いことが好ましい。これにより、ウィック30との接触面積を大きくすることができる。なお、第2ピラー42のウィック30側の端部の太さD21は、第2ピラー42の筐体10側の端部の太さD22よりも細くてもよいし、第2ピラー42の筐体10側の端部の太さD22と同じであってもよい。
本明細書において、第1ピラーおよび第2ピラーの太さとは、第1ピラーおよび第2ピラーの高さ方向に垂直な断面の円相当径を意味する。
第1ピラー41のくびれ部41Aは、図2に示すように、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央よりも筐体10側に位置していることが好ましい。この場合、少なくとも1つの第1ピラー41のくびれ部41Aが、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央よりも筐体10側に位置していればよいが、全ての第1ピラー41のくびれ部41Aが、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央よりも筐体10側に位置していることが好ましい。
第2ピラー42のくびれ部42Aは、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央寄りに位置していることが好ましい。この場合、少なくとも1つの第2ピラー42のくびれ部42Aが、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央寄りに位置していればよいが、全ての第2ピラー42のくびれ部42Aが、ウィック30側の端部と筐体10側の端部との間の中央寄りに位置していることが好ましい。
したがって、図2に示すように、第1ピラー41および第2ピラー42の高さ方向において、第1ピラー41のくびれ部41Aからウィック30側の端部までの距離をLA1、第1ピラー41のくびれ部41Aから筐体10側の端部までの距離をLB1、第2ピラー42のくびれ部42Aからウィック30側の端部までの距離をLA2、第2ピラー42のくびれ部42Aから筐体10側の端部までの距離をLB2としたとき、LB1/(LA1+LB1)<LB2/(LA2+LB2)が成り立つことが好ましい。
図1および図2には示されていないが、筐体10の内壁面が、筐体10の外壁面よりも粗いことが好ましい。筐体10の内壁面を粗くすることで、アンカー効果により機械的強度がさらに高くなる。
また、第1ピラー41が設けられる筐体10の内壁面が、第2ピラー42が設けられる筐体10の内壁面よりも粗いことが好ましい。一般に、第1ピラー41間の間隔は第2ピラー42間の間隔に比べて大きいため、第1ピラー41が設けられる筐体10の内壁面を粗くすることにより、第1ピラー41が剥がれにくくなる。
図3は、本発明の第1実施形態に係るベーパーチャンバーの別の一例を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、第1ピラー41の一部が、ウィック30内の空隙31Aおよび31Bに入り込んでいてもよい。同様に、第2ピラー42の一部が、ウィック30内の空隙31Aおよび31Bに入り込んでいてもよい。
図3においては、説明の便宜上、2種類の空隙31Aおよび31Bを示しているが、ウィック30内の空隙の種類や形状、深さなどは特に限定されるものではない。
第1ピラー41または第2ピラー42の一部がウィック30内の空隙に入り込んでいると、アンカー効果により高い接着強度が得られる。
第1ピラー41または第2ピラー42の一部がウィック30内の空隙に入り込んでいる場合、ウィック30内の全ての空隙に入り込んでいてもよいし、一部の空隙に入り込んでいてもよい。
図3では、第1ピラー41および第2ピラー42の両方がウィック30内の空隙に入り込んでいるが、第1ピラー41および第2ピラー42のいずれか一方がウィック30内の空隙に入り込んでいてもよい。
第1ピラー41の一部がウィック30内の空隙に入り込んでいる場合、空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さ(図3中、d41Aで示す長さ)が、その空隙の深さ(図3中、d31で示す長さ)の1%以上、20%以下であることが好ましい。第1ピラー41が複数の空隙に入り込んでいる場合、少なくとも1つの空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さの割合が上記の範囲を満たしていればよい。
第1ピラー41が大きさの異なる空隙に入り込んでいる場合、それぞれの空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さが異なる場合、相対的に大きい空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さが、相対的に小さい空隙に入り込んでいる第1ピラー41の深さよりも深くてもよいし、浅くてもよい。
第2ピラー42の一部がウィック30内の空隙に入り込んでいる場合、空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さ(図3中、d42Aで示す長さ)が、その空隙の深さ(図3中、d31で示す長さ)の1%以上、10%以下であることが好ましい。第2ピラー42が複数の空隙に入り込んでいる場合、少なくとも1つの空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さの割合が上記の範囲を満たしていればよい。
第2ピラー42が大きさの異なる空隙に入り込んでいる場合、それぞれの空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さが異なる場合、相対的に大きい空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さが、相対的に小さい空隙に入り込んでいる第2ピラー42の深さよりも深くてもよいし、浅くてもよい。
第1ピラー41の形状は、筐体10(すなわち第1シート11および第2シート12)を支持できる形状であれば特に限定されないが、柱状であることが好ましい。第1ピラー41の高さ方向に垂直な断面の形状としては、例えば、矩形等の多角形、円形、楕円形等が挙げられる。
第1ピラー41の高さは、第2ピラー42の高さよりも高い。第1ピラー41の高さは、第2ピラー42の高さの、好ましくは1.1倍以上50倍以下、より好ましくは1.3倍以上10倍以下、さらに好ましくは1.5倍以上5倍以下である。
第1ピラー41の高さは、ベーパーチャンバーの厚さに応じて適宜設定することができ、好ましくは20μm以上500μm以下、より好ましくは30μm以上300μm以下、さらに好ましくは50μm以上150μm以下である。ここで、第1ピラー41の高さとは、ベーパーチャンバーの厚さ方向の高さをいう。
なお、第1ピラー41の高さは、一のベーパーチャンバーにおいて、同じであっても、異なっていてもよい。例えば、ある領域における第1ピラー41の高さと、別の領域における第1ピラー41の高さが異なっていてもよい。一部の第1ピラーの高さを変更することにより、ベーパーチャンバーの厚さを部分的に変更することができる。
第1ピラー41の太さは、ベーパーチャンバーの筐体の変形を抑制できる強度を与えるものであれば特に限定されないが、第1ピラー41のウィック30側の端部の高さ方向に垂直な断面の円相当径は、例えば100μm以上2000μm以下であり、好ましくは300μm以上1000μm以下である。第1ピラーの円相当径を大きくすることにより、ベーパーチャンバーの筐体の変形をより抑制することができる。また、第1ピラーの円相当径を小さくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
第1ピラー41の配置は、特に限定されないが、好ましくは所定の領域において均等に、より好ましくは全体にわたって均等に、例えば第1ピラー41間の距離が一定となるように格子点状に配置される。第1ピラーを均等に配置することにより、ベーパーチャンバー全体にわたって均一な強度を確保することができる。
第1ピラー41の数および間隔は、特に限定されないが、ベーパーチャンバーの内部空間を規定する一のシートの主面の面積1mmあたり、好ましくは0.125本以上0.5本以下、より好ましくは0.2本以上0.3本以下である。第1ピラーの数を多くすることにより、ベーパーチャンバーまたは筐体の変形をより抑制することができる。また、第1ピラーの数をより少なくすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間をより広く確保することができる。
第2ピラー42の形状は、特に限定されないが、例えば柱状である。この場合、第2ピラー42の高さ方向に垂直な断面の形状としては、例えば、矩形等の多角形、円形、楕円形等が挙げられる。また、第2ピラー42の形状は、壁状であってもよく、すなわち、隣接する第2ピラー42の間に溝が形成されるような形状であってもよい。
第2ピラー42の高さは、特に限定されないが、好ましくは1μm以上100μm以下、より好ましくは5μm以上50μm以下、さらに好ましくは20μm以上40μm以下である。第2ピラーの高さをより高くすることにより、作動媒体の保持量をより多くすることができる。また、第2ピラーの高さをより低くすることにより、作動媒体の蒸気が移動するための空間(第1ピラー側の空間)をより広く確保することができる。したがって、第2ピラーの高さを調整することにより、ベーパーチャンバーの熱輸送機能および熱伝導率(もしくは熱拡散性能)を調整することができる。なお、第2ピラー42の高さは、一のベーパーチャンバーにおいて、同じであっても、異なっていてもよい。
第2ピラー42間の距離は、特に限定されないが、好ましくは1μm以上1000μm以下、より好ましくは10μm以上500μm以下、さらに好ましくは50μm以上300μm以下である。第2ピラー間の距離を小さくすることにより、より毛細管力を大きくすることができる。また、第2ピラー間の距離を大きくすることにより、透過率をより高くすることができる。
ベーパーチャンバー1は、全体として面状である。すなわち、筐体10は、全体として面状である。ここで、「面状」とは、板状およびシート状を包含し、高さ(厚さ)に対して長さおよび幅が相当に大きい形状、例えば長さおよび幅が、厚さの10倍以上、好ましくは100倍以上である形状を意味する。
ベーパーチャンバー1の大きさ、すなわち、筐体10の大きさは、特に限定されない。ベーパーチャンバー1の長さおよび幅は、用いる用途に応じて適宜設定することができ、例えば、5mm以上500mm以下、20mm以上300mm以下または50mm以上200mm以下である。
筐体10は、外縁部が接合された対向する第1シート11および第2シート12から構成されることが好ましい。第1シート11および第2シート12を構成する材料は、ベーパーチャンバーとして用いるのに適した特性、例えば熱伝導性、強度、柔軟性、可撓性等を有するものであれば、特に限定されない。第1シート11および第2シート12を構成する材料は、好ましくは金属であり、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鉄、またはそれらを主成分とする合金等であり、特に好ましくは銅である。第1シート11および第2シート12を構成する材料は、同じであっても、異なっていてもよいが、好ましくは同じである。
第1シート11および第2シート12の厚さは、特に限定されないが、好ましくは10μm以上200μm以下、より好ましくは30μm以上100μm以下、例えば好ましくは40μm以上60μm以下である。第1シート11および第2シート12の厚さは、同じであっても、異なっていてもよい。また、第1シート11および第2シート12の各シートの厚さは、全体にわたって同じであってもよく、一部が薄くてもよい。
第1シート11および第2シート12は、これらの外縁部において互いに接合されている。かかる接合の方法は、特に限定されないが、例えば、レーザー溶接、抵抗溶接、拡散接合、ロウ接、TIG溶接(タングステン-不活性ガス溶接)、超音波接合または樹脂封止を用いることができ、好ましくはレーザー溶接、抵抗溶接またはロウ接を用いることができる。
ウィック30は、毛細管力により作動媒体を移動させることができる毛細管構造を有するものであれば特に限定されない。ウィック30の毛細管構造は、従来のベーパーチャンバーにおいて用いられている公知の構造であってもよい。毛細管構造としては、細孔、溝、突起などの凹凸を有する微細構造、例えば、多孔構造、繊維構造、溝構造、網目構造などが挙げられる。
ウィック30の材料は特に限定されず、例えば、エッチング加工または金属加工により形成される金属多孔膜、メッシュ、不織布、焼結体、多孔体などが用いられる。ウィック30の材料となるメッシュは、例えば、金属メッシュ、樹脂メッシュ、もしくは表面コートしたそれらのメッシュから構成されるものであってよく、好ましくは銅メッシュ、ステンレス(SUS)メッシュまたはポリエステルメッシュから構成される。ウィック30の材料となる焼結体は、例えば、金属多孔質焼結体、セラミックス多孔質焼結体から構成されるものであってよく、好ましくは銅またはニッケルの多孔質焼結体から構成される。ウィック30の材料となる多孔体は、例えば、金属多孔体、セラミックス多孔体、樹脂多孔体から構成されるもの等であってもよい。
ウィック30は、多孔体から構成されることが好ましい。多孔体の孔径は、10μm以下であることが好ましい。なお、孔の形状は特に限定されない。
ウィック30の大きさおよび形状は、特に限定されないが、例えば、筐体10の内部において蒸発部から凝縮部まで連続して設置できる大きさおよび形状を有することが好ましい。
ウィック30の厚さは、特に限定されないが、例えば2μm以上200μm以下であり、好ましくは5μm以上100μm以下、より好ましくは10μm以上40μm以下である。ウィック30の厚さは、部分的に異なっていてもよい。
作動媒体20は、筐体10内の環境下において気-液の相変化を生じ得るものであれば特に限定されず、例えば水、アルコール類、代替フロン等を用いることができる。例えば、作動媒体は水性化合物であり、好ましくは水である。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るベーパーチャンバーでは、ピラーが第1ピラーおよび第2ピラーを含み、上記第1ピラーのみがくびれ部を有する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。
図4に示すベーパーチャンバー2は、第2ピラー42にくびれ部42Aが存在しないこと以外は、図1に示すベーパーチャンバー1と同様の構成を有する。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るベーパーチャンバーでは、ピラーが第1ピラーを含み、上記第1ピラーがくびれ部を有する。
図5は、本発明の第3実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。
図5に示すベーパーチャンバー3は、第2ピラー42が存在しないこと以外は、図1に示すベーパーチャンバー1と同様の構成を有する。図5において、ウィック30の一方主面は筐体10に接しておらず、ウィック30の他方主面は筐体10に接している。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るベーパーチャンバーでは、ピラーが第1ピラーおよび第2ピラーを含み、上記第2ピラーのみがくびれ部を有する。
図6は、本発明の第4実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。
図6に示すベーパーチャンバー4は、第1ピラー41にくびれ部41Aが存在しないこと以外は、図1に示すベーパーチャンバー1と同様の構成を有する。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に係るベーパーチャンバーでは、筐体の内壁面を支持するようにウィックが設けられている。
図7は、本発明の第5実施形態に係るベーパーチャンバーの一例を模式的に示す断面図である。
図7に示すベーパーチャンバー5は、筐体10と、作動媒体20と、ウィック30と、ピラーとして第1ピラー41とを備える。図7に示すベーパーチャンバー5は、ウィック30の形状および配置が異なること以外は、図1に示すベーパーチャンバー1と同様の構成を有する。
ウィック30は、筐体10の内壁面を支持するように設けられている。ウィック30は、図7の奥手前方向に沿って延びている。筐体10の内壁面を支持するウィック30を筐体10の内部空間に配置することにより、筐体10の機械的強度を確保しつつ、筐体10外部からの衝撃を吸収することができる。
図7に示す例では、ウィック30は、第1シート11の内壁面および第2シート12の内壁面に接している。すなわち、ウィック30は、筐体10の両方の内壁面に接している。ウィック30は、筐体10のいずれか一方の内壁面のみに接していてもよく、筐体10の両方の内壁面に接していなくてもよい。
図7に示すように、ウィック30が延びる方向に垂直な方向に間隔を空けて、複数のウィック30が配置されていることが好ましい。この場合、隣り合うウィック30の間には、気体の作動媒体が流通する蒸気流路が形成される。
図7には示されていないが、ウィック30の内部には、ウィック30が延びる方向に沿って隙間が設けられていてもよい。ウィック30の内部に設けられる隙間は、液体の作動媒体が流通する液体流路として利用することができる。特に、隣り合うウィック30を挟んで液体流路と蒸気流路とを交互に配置することにより、熱輸送効率を向上させることができる。
第1ピラー41は、筐体10の内壁面を支持するように設けられている。第1ピラー41は蒸気流路内に配置されており、第1ピラー41間は蒸気流路が分断されている。
図7に示す例では、第1ピラー41は、第1シート11の内壁面および第2シート12の内壁面に接している。すなわち、第1ピラー41は、筐体10の両方の内壁面に接している。ウィック30は、筐体10のいずれか一方の内壁面のみに接していてもよく、筐体10の両方の内壁面に接していなくてもよい。
隣り合うウィック30の間に形成される蒸気流路のうち、全ての蒸気流路内に第1ピラー41が配置されていることが好ましいが、第1ピラー41が配置されていない蒸気流路が存在してもよい。
第1ピラー41は、筐体10の一方の内壁面側の端部と筐体10の他方の内壁面側の端部との間に、両端部よりも細いくびれ部41Aを有する。
第1ピラー41の筐体10の一方の内壁面側の端部の太さは、第1ピラー41の筐体10の他方の内壁面側の端部の太さよりも太くてもよいし、第1ピラー41の筐体10の他方の内壁面側の端部の太さよりも細くてもよいし、第1ピラー41の筐体10の他方の内壁面側の端部の太さと同じであってもよい。
第1ピラー41のくびれ部41Aは、第1ピラー41のいずれか一方の端部側に位置してもよいし、両端部の間の中央寄りに位置してもよい。
図7には示されていないが、筐体10の内壁面が、筐体10の外壁面よりも粗いことが好ましい。筐体10の内壁面を粗くすることで、アンカー効果により機械的強度がさらに高くなる。
[その他の実施形態]
本発明のベーパーチャンバーは、上記実施形態に限定されるものではなく、ベーパーチャンバーの構成、製造条件等に関し、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
本発明のベーパーチャンバーにおいて、各ピラーは、1つのくびれ部を有してもよいし、2つ以上のくびれ部を有してもよい。ピラーが2つ以上のくびれ部を有する場合、くびれ部の太さは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。一のベーパーチャンバーにおいて、ピラーのくびれ部の数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明のベーパーチャンバーにおいて、ピラーが第1ピラーを含む場合、各第1ピラーは、1つのくびれ部を有してもよいし、2つ以上のくびれ部を有してもよい。第1ピラーが2つ以上のくびれ部を有する場合、くびれ部の太さは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。一のベーパーチャンバーにおいて、第1ピラーのくびれ部の数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明のベーパーチャンバーにおいて、ピラーが第2ピラーを含む場合、各第2ピラーは、1つのくびれ部を有してもよいし、2つ以上のくびれ部を有してもよい。第2ピラーが2つ以上のくびれ部を有する場合、くびれ部の太さは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。一のベーパーチャンバーにおいて、第2ピラーのくびれ部の数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明のベーパーチャンバーの平面形状、すなわち、筐体の平面形状は、矩形に限定されず、例えば、三角形または矩形等の多角形、円形、楕円形、これらを組み合わせた形状などが挙げられる。本発明のベーパーチャンバーの平面形状は、L字型、C字型(コの字型)などであってもよい。また、本発明のベーパーチャンバーの平面形状は、内部に貫通口を有していてもよい。本発明のベーパーチャンバーの平面形状は、目的の用途、ベーパーチャンバーの組み入れ箇所の形状、近傍に存在する他の部品に応じた形状であってもよい。
本発明のベーパーチャンバーを製造する方法は、上記の構成を得られる方法であれば特に限定されない。例えば、本発明の第1実施形態~第4実施形態に係るベーパーチャンバーは、ウィックに第1ピラーおよび必要に応じて第2ピラーを予め形成しておき、このウィックを配置した第1シートと第2シートとを重ね合わせ、作動媒体を封入するための開口部を残して接合し、開口部から作動媒体を筐体内に入れ、次いで、開口部を封止することにより得ることができる。
本発明の第1実施形態~第4実施形態において、第1ピラーおよび第2ピラーは、例えば、印刷などの方法によりウィックに形成することができる。この際、ウィックを第1シートおよび第2シートに熱圧着することで、第1ピラーおよび第2ピラーにくびれ部を形成することができる。熱圧着の条件により、第1ピラーおよび第2ピラーに形成されるくびれ部の形状や、ウィック内の空隙に入り込む第1ピラーおよび第2ピラーの深さ等を調整することができる。
本発明のベーパーチャンバーは、放熱を目的として電子機器に搭載され得る。したがって、本発明のベーパーチャンバーを備える電子機器も本発明の1つである。本発明の電子機器としては、例えばスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、ゲーム機器、ウェアラブルデバイス等が挙げられる。本発明のベーパーチャンバーは上記のとおり、外部動力を必要とせず自立的に作動し、作動媒体の蒸発潜熱および凝縮潜熱を利用して、二次元的に高速で熱を拡散することができる。そのため、本発明のベーパーチャンバーを備える電子機器により、電子機器内部の限られたスペースにおいて、放熱を効果的に実現することができる。
本発明のベーパーチャンバーは、携帯情報端末等の分野において、広範な用途に使用できる。例えば、CPU等の熱源の温度を下げ、電子機器の使用時間を延ばすために使用することができ、スマートフォン、タブレット、ノートPC等に使用することができる。
1、2、3、4、5 ベーパーチャンバー
10 筐体
11 第1シート
12 第2シート
20 作動媒体
30 ウィック
31A、31B ウィック内の空隙
41 第1ピラー
41A 第1ピラーのくびれ部
42 第2ピラー
42A 第2ピラーのくびれ部
50 内部空間
11 第1ピラーのウィック側の端部の太さ
12 第1ピラーの筐体側の端部の太さ
13 第1ピラーのくびれ部の太さ
21 第2ピラーのウィック側の端部の太さ
22 第2ピラーの筐体側の端部の太さ
23 第2ピラーのくびれ部の太さ
A1 第1ピラーのくびれ部からウィック側の端部までの距離
B1 第1ピラーのくびれ部から筐体側の端部までの距離
A2 第2ピラーのくびれ部からウィック側の端部までの距離
B2 第2ピラーのくびれ部から筐体側の端部までの距離
31 空隙の深さ
41A 空隙に入り込んでいる第1ピラーの深さ
42A 空隙に入り込んでいる第2ピラーの深さ

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部空間に封入された作動媒体と、
    前記筐体の内部空間に配置されたウィックと、
    前記筐体の内部空間に配置されたピラーと、を備え、
    前記ピラーは、両端部よりも細いくびれ部を有し、
    前記ピラーは、前記ウィックの一方主面を支持するように前記ウィックと前記筐体との間に設けられている第1ピラーを含み、
    前記第1ピラーは、前記ウィック側の端部と前記筐体側の端部との間に、前記くびれ部を有し、
    前記第1ピラーの一部が、前記ウィック内の空隙に入り込んでいる、ベーパーチャンバー。
  2. 前記空隙に入り込んでいる前記第1ピラーの深さが、その空隙の深さの1%以上、20%以下である、請求項に記載のベーパーチャンバー。
  3. 前記第1ピラーのくびれ部は、前記ウィック側の端部と前記筐体側の端部との間の中央よりも前記筐体側に位置している、請求項1又は2に記載のベーパーチャンバー。
  4. 前記ピラーは、前記ウィックの他方主面を支持するように前記ウィックと前記筐体との間に設けられている第2ピラーをさらに含み、
    前記第2ピラーの高さは、前記第1ピラーの高さよりも低く、
    前記第2ピラーは、前記ウィック側の端部と前記筐体側の端部との間に、前記くびれ部を有する、請求項1~のいずれか1項に記載のベーパーチャンバー。
  5. 前記第1ピラーおよび前記第2ピラーの高さ方向において、前記第1ピラーのくびれ部から前記ウィック側の端部までの距離をLA1、前記第1ピラーのくびれ部から前記筐体側の端部までの距離をLB1、前記第2ピラーのくびれ部から前記ウィック側の端部までの距離をLA2、前記第2ピラーのくびれ部から前記筐体側の端部までの距離をLB2としたとき、LB1/(LA1+LB1)<LB2/(LA2+LB2)が成り立つ、請求項に記載のベーパーチャンバー。
  6. 前記第2ピラーの一部が、前記ウィック内の空隙に入り込んでいる、請求項4又は5に記載のベーパーチャンバー。
  7. 筐体と、
    前記筐体の内部空間に封入された作動媒体と、
    前記筐体の内部空間に配置されたウィックと、
    前記筐体の内部空間に配置されたピラーと、を備え、
    前記ピラーは、両端部よりも細いくびれ部を有し、
    前記ピラーは、前記ウィックの一方主面を支持するように前記ウィックと前記筐体との間に設けられている第1ピラーと、前記ウィックの他方主面を支持するように前記ウィックと前記筐体との間に設けられている第2ピラーと、を含み、
    前記第2ピラーの高さは、前記第1ピラーの高さよりも低く、
    前記第2ピラーは、前記ウィック側の端部と前記筐体側の端部との間に、前記くびれ部を有し、
    前記第2ピラーの一部が、前記ウィック内の空隙に入り込んでいる、ベーパーチャンバー。
  8. 前記空隙に入り込んでいる前記第2ピラーの深さが、その空隙の深さの1%以上、10%以下である、請求項6又は7に記載のベーパーチャンバー。
  9. 前記第1ピラーが設けられる前記筐体の内壁面が、前記第2ピラーが設けられる前記筐体の内壁面よりも粗い、請求項のいずれか1項に記載のベーパーチャンバー。
  10. 前記筐体の内壁面が、前記筐体の外壁面よりも粗い、請求項1~のいずれか1項に記載のベーパーチャンバー。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載のベーパーチャンバーを備える、電子機器。
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