JP7111132B2 - 配線部材 - Google Patents

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Description

この発明は、配線部材に関する。
特許文献1は、ABSセンサ用ケーブルとパーキングブレーキ用ケーブルとを備える複合ハーネスにおけるシースの端部から、ABSセンサ用ケーブルとパーキングブレーキ用ケーブルとが分岐し、当該分岐部分に成形部を設ける技術を開示している。
特開2016-91731号公報
特許文献1ではABSセンサ用ケーブルとパーキングブレーキ用ケーブルとの2つのケーブルが分岐するものであったが、3つ以上のケーブルが分岐する場合もあり得る。この場合、3つ以上のケーブルが一の分岐位置から分岐し、かつ一の樹脂成形部によって覆われていると、3つ以上のケーブルの伸長方向を立体的に異なる伸長方向に設定したり、平行に設定したりすることが困難となる恐れがある。
そこで本発明は、3つ以上の分岐電線の伸長方向の自由度を高めることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る配線部材は、複数の電線を束ねてなる第1束電線部が第1分岐位置にて第1分岐電線部と第2束電線部とに分岐し、前記第2束電線部が第2分岐位置にて第2分岐電線部と第3分岐電線部とに分岐し、前記第1分岐位置にて前記電線を覆い、前記第1分岐電線部の前記第1分岐位置での伸長方向を保持する第1樹脂成形部と、前記第1樹脂成形部と別に成形され、前記第2分岐位置にて前記電線を覆い、前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の前記第2分岐位置での伸長方向を保持する第2樹脂成形部と、を備える。
の態様に係る配線部材において、前記第1樹脂成形部と前記第2樹脂成形部との間で、前記第2束電線部を覆う外装部をさらに備え、前記外装部の端部が前記第1樹脂成形部又は前記第2樹脂成形部に外装されている
の態様に係る配線部材は、複数の電線を束ねてなる第1束電線部が第1分岐位置にて第1分岐電線部と第2束電線部とに分岐し、前記第2束電線部が第2分岐位置にて第2分岐電線部と第3分岐電線部とに分岐し、前記第1分岐位置にて前記電線を覆い、前記第1分岐電線部の前記第1分岐位置での伸長方向を保持する第1樹脂成形部と、前記第1樹脂成形部と別に成形され、前記第2分岐位置にて前記電線を覆い、前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の前記第2分岐位置での伸長方向を保持する第2樹脂成形部と、を備え、前記配線部材を取付対象に取付けるための取付部材が接続される接続部が、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部の両方に形成され、前記第1樹脂成形部の前記接続部に設けられた第1取付部材と、前記第2樹脂成形部の前記接続部に設けられた第2取付部材と、前記第1樹脂成形部と前記第2樹脂成形部との間で、前記第2束電線部を覆う外装部と、をさらに備え、前記外装部は、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか一方と一体成形されており、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか一方と前記外装部とが、同じ樹脂を材料として同じ射出成形金型による一体成形品である。
の態様に係る配線部材は、第の態様に係る配線部材であって、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか他方が前記外装部をインサート対象部分としてインサート成形されている。
の態様に係る配線部材は、第1から第のいずれか1つの態様に係る配線部材であって、前記複数の電線を覆うシースをさらに備え、前記第1樹脂成形部は、前記シースの端部を覆う。
の態様に係る配線部材は、第1から第のいずれか1つの態様に係る配線部材であって、前記第1樹脂成形部によって保持された前記第1分岐電線部の伸長方向と、前記第2樹脂成形部によって保持された前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の伸長方向とが、立体的に異なる伸長方向に保持されている。
の態様に係る配線部材は、第1から第のいずれか1つの態様に係る配線部材であって、前記第1樹脂成形部によって保持された前記第1分岐電線部の伸長方向と、前記第2樹脂成形部によって保持された前記第2分岐電線部又は前記第3分岐電線部の伸長方向とが、平行である。
また第1の態様に係る配線部材において、前記配線部材を取付対象に取付けるための取付部材が接続される接続部が、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部の両方に形成され、第1の態様に係る配線部材は、前記第1樹脂成形部の前記接続部に設けられた第1取付部材と、前記第2樹脂成形部の前記接続部に設けられた第2取付部材とをさらに備える
各態様によると、第1、第2分岐位置に第1、第2樹脂成形部がそれぞれ別に設けられているため、第1分岐電線部、第2分岐電線部、及び第3分岐電線部の伸長方向の自由度が高まる。
の態様によると、第2束電線部が外装部に覆われているため、第2束電線部が剥き出しになることが抑制される。
の態様によると、外装部が樹脂成形部と一体成形されているため、部品点数の増加を抑制できる。

第5の態様によると、第1樹脂成形部によってシースの端部を止水することができる。
第6の態様によると、第1分岐電線部、第2分岐電線部、及び第3分岐電線部を立体的に異なる方向に伸長させることができる。
第7の態様によると、第1分岐電線部と、第2分岐電線部又は第3分岐電線部を平行に伸長させることができる。
の態様によると、接続部を樹脂成形部と一体で設けることができる。
第1実施形態に係る配線部材を示す斜視図である。 第1実施形態に係る配線部材を示す縦断面図である。 第2実施形態に係る配線部材を示す縦断面図である。 第3実施形態に係る配線部材を示す縦断面図である。 第4実施形態に係る配線部材を示す斜視図である。
{第1実施形態}
以下、第1実施形態に係る配線部材について説明する。図1は、第1実施形態に係る配線部材10を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る配線部材10を示す縦断面図である。なお図2において電線及びこれに被さるシース等は断面図とされていない。以下の各縦断面図でも同様である。
配線部材10は、複数の電線20、21、22、23、24、25と、第1樹脂成形部40と、第2樹脂成形部50とを備える。さらにここでは配線部材10は外装部60を備える。
電線20、21は、芯線と、芯線の周囲を覆う被覆とを備える。芯線は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって形成された導電線である。芯線は、単線であってもよいし、撚り合せ線であってもよい。被覆は、樹脂等によって形成された絶縁被覆であり、芯線の周囲に樹脂を押出被覆等することによって形成される。例えば電線20、21は、信号の伝達を行う信号線である。例えば配線部材10が車載される場合、電線20、21はABS(Anti-Lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)において、車輪の速度を検出するためのセンサ(図示省略)からの信号を伝達する信号線とすることができる。なお、図1、2において電線20、21の先端部は省略されている。
電線22、23、24、25は、電線20、21と同様に、芯線と、芯線の周囲を覆う被覆とを備える。例えば、電線22、23、24、25は、電力を伝達する電源線である。例えば配線部材10が車載される場合、電線22、23、24、25はEPB(Electric Parking Brake:電動パーキングブレーキ)などに対して電力を供給する電源線とすることができる。なお、図1、2において電線22、23、24、25の先端部は省略されている。
複数の電線20、21、22、23、24、25の周囲は、シース27(ジャケットなどとも呼ばれる)によって覆われている。シース27は、樹脂等によって形成された絶縁被覆であり、複数の電線20、21、22、23、24、25の周囲に樹脂を押出被覆等することによって形成される。シース27は省略されてもよい。
シース27は、複数の電線20、21、22、23、24、25の一端寄りの部分(図2の上寄りの部分)を覆っている。シース27は、複数の電線20、21、22、23、24、25の延在方向中間の位置で、複数の電線20、21、22、23、24、25を露出させる端部28を有している。複数の電線20、21、22、23、24、25は、シース27が設けられた部分では当該シース27によって1つに束ねられた形態となっている。
複数の電線20、21、22、23、24、25は、シース27の端部28から伸長し、複数に分岐している。ここでは、複数の電線20、21、22、23、24、25は、第1分岐位置P1において電線20、21と、電線22、23、24、25との2つに分岐している。また電線22、23、24、25は、第2分岐位置P2において電線22、23と、電線24、25との2つに分岐している。
以下の説明において、上記電線20、21、22、23、24、25のうち一端寄りの部分においてシース27によって束ねられた部分を第1束電線部30という場合がある。また、電線20、21、22、23、24、25のうち第1分岐位置P1においてシース27の端部28から伸長して一方に分岐した電線20、21の部分を第1分岐電線部32といい、他方に分岐した電線22、23、24、25の部分を第2束電線部34という場合がある。また、電線22、23、24、25のうち第2分岐位置P2において一方に分岐した電線22、23の部分を第2分岐電線部36といい、他方に分岐した電線24、25の部分を第3分岐電線部38という場合がある。
ここでは第1束電線部30と、第1分岐電線部32と、第2束電線部34と、第2分岐電線部36と、第3分岐電線部38とが一平面内で延びている。より詳細には、第1束電線部30の延長線上に第1分岐電線部32が伸長し、これらと交差する方向に第2束電線部34が伸長している。また、第2束電線部34の延長線上に第3分岐電線部38が伸長し、これらと交差する方向に第2分岐電線部36が伸長している。もっとも、第1束電線部30、第1分岐電線部32、第2束電線部34、第2分岐電線部36、第3分岐電線部38の延在方向は上記したものに限られず、任意の方向に設定可能である。また第1束電線部30、第1分岐電線部32、第2分岐電線部36、第3分岐電線部38は、分岐位置以外で曲がっていないが、分岐位置以外で曲がっている部分を有していてもよく、さらにこの曲がっている部分が樹脂成形部40、50で覆われていてもよい。
電線20、21の周囲には、被覆層26(シースなどとも呼ばれる)が形成されている。従って、第1分岐電線部32を構成する電線として複数の被覆電線20、21と複数の被覆電線20、21の周囲を覆う被覆層26とを有するケーブルが用いられている。かかるケーブルは、上記シース27の内部まで伸長している。これに対して、第2束電線部34を構成する電線として、電線22、23、24、25が単体で用いられている。従って、シース27は、単体の電線22、23、24、25と、ケーブルとの5本の線材を覆っている。もちろん第1分岐電線部32を構成する電線として、第2束電線部34を構成する電線と同様に被覆層26のない単体の被覆電線が1本又は複数本用いられていてもよい。また第2束電線部34を構成する電線として、複数の被覆電線が被覆層で覆われたケーブルが採用されてもよい。第2束電線部34を構成する電線として、ケーブルが採用される場合、第2分岐位置P2にて被覆層の端部から電線22、23、24、25が伸長するように構成されていてもよい。
第1樹脂成形部40は、シース27の端部28と、シース27の端部28から分岐する複数の電線20、21、22、23、24、25の基端部とを覆っている。つまり、第1樹脂成形部40は、シース27の端部28を覆う第1束電線覆い部42と、第1分岐電線部32のうちシース27の端部28寄りの部分を覆う第1分岐電線覆い部44と、第2束電線部34のうちシース27の端部28寄りの部分を覆う第2束電線覆い部45とを備える。
第1束電線覆い部42には、接続部43が形成されている。第1束電線覆い部42の外形は、接続部43が形成された部分を除いて、角形状に形成されているが、これは必須ではなく、円形状等に形成されていてもよい。樹脂成形部40、50における他の部分も同様である。
接続部43は、取付部材70が取付けられる部分である。接続部43は、第1束電線覆い部42のうち他の部分よりも細くなっており、取付部材70の外装がしやすくなっている。接続部43は、第1束電線覆い部42のうち、シース27を覆う部分に形成されている。特にここでは、接続部43は、シース27のうち端部28の縁よりも中間部側に位置するように形成されている。これにより、第1束電線覆い部42のうち、シース27の端部28の縁を覆う部分の厚みを大きくすることができる。
第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45は、第1束電線覆い部42の先端側に連続して設けられている。第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45は、相互に交差する方向に伸長している。第1分岐電線覆い部44は、第1束電線覆い部42の延長線上に伸長している。第2束電線覆い部45は、第1束電線覆い部42及び第1分岐電線覆い部44と交差する方向に伸長している。もっとも第2束電線覆い部45が第1束電線覆い部42の延長線上に伸長し、第1分岐電線覆い部44が第1束電線覆い部42及び第2束電線覆い部45と交差する方向に伸長していてもよい。また第1束電線覆い部42、第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45が相互に交差する方向に伸長していてもよい。第1分岐電線覆い部44は、第1分岐電線部32の伸長方向を保持している。第2束電線覆い部45は、第2束電線部34の伸長方向を保持している。第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45それぞれは、第1束電線覆い部42と比べて覆う電線の数が少なくなる。このため、第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45は、第1束電線覆い部42よりも細く形成されていてもよい。もちろん第1分岐電線覆い部44及び第2束電線覆い部45は、第1束電線覆い部42と同じかそれよりも太く形成されていてもよい。
第2束電線覆い部45には、外装部取付部46が形成されている。外装部取付部46については後述する。
第1樹脂成形部40は、電線20、21、22、23、24、25のうち分岐部分の形状の維持(経路保持)、シース27の端部28の止水等が可能とされている。特に、第1樹脂成形部40において接続部43と比べて厚く形成されている部分が、電線20、21、22、23、24、25のうち分岐部分の形状の維持(経路保持)、シース27の端部28の止水等を主として行っている。第1樹脂成形部40によってシース27の端部28の止水がなされることにより、水等がシース27の端部28の開口からシース27の中へ浸入することを防ぐことができる。
第2樹脂成形部50は、第1樹脂成形部40とは別に成形されている。第2樹脂成形部50は、第2束電線部34の端部と、第2束電線部34の端部から分岐する複数の電線22、23、24、25の基端部とを覆っている。つまり、第2樹脂成形部50は、第2束電線部34の先端部を覆う第2束電線覆い部52と、第2分岐電線部36のうち第2束電線部34の先端部寄りの部分を覆う第2分岐電線覆い部54と、第3分岐電線部38のうち第2束電線部34の先端部寄りの部分を覆う第3分岐電線覆い部55とを備える。
第2束電線覆い部52には、外装部取付部53が形成されている。外装部取付部53については後述する。
第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55は、第2束電線覆い部52の先端側に連続して設けられている。第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55は、相互に交差する方向に伸長している。第3分岐電線覆い部55は、第2束電線覆い部52の延長線上に伸長している。第2分岐電線覆い部54は、第2束電線覆い部52及び第3分岐電線覆い部55と交差する方向に伸長している。もっとも第2束電線覆い部52、第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55が相互に交差する方向に伸長していてもよい。第2分岐電線覆い部54は、第2分岐電線部36の伸長方向を保持している。第3分岐電線覆い部55は、第3分岐電線部38の伸長方向を保持している。第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55それぞれは、第2束電線覆い部52と比べて覆う電線の数が少なくなる。このため、第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55は、第2束電線覆い部52よりも細く形成されていてもよい。もちろん第2分岐電線覆い部54及び第3分岐電線覆い部55は、第2束電線覆い部52と同じかそれよりも太く形成されていてもよい。
第2樹脂成形部50は、電線22、23、24、25のうち分岐部分の形状の維持(経路保持)が可能とされている。
ここでは第1分岐電線部32と第2分岐電線部36とが平行に伸長するように第1分岐電線覆い部44、第2分岐電線覆い部54が、第1分岐電線部32、第2分岐電線部36の伸長方向を保持している。また第1分岐電線部32が第1束電線部30の延長線上に伸長するように第1分岐電線覆い部44が、第1分岐電線部32の伸長方向を保持している。もちろん第1分岐電線部32が第1束電線部30に対して交差する方向に延びていてもよい。また第3分岐電線部38が第2束電線部34の延長線上に伸長するように第3分岐電線覆い部55が、第3分岐電線部38の伸長方向を保持している。もちろん第3分岐電線部38が第2束電線部34に対して交差する方向に延びていてもよい。
外装部60は、第1樹脂成形部40及び第2樹脂成形部50の間で第2束電線部34を覆っている。外装部60は、第1樹脂成形部40及び第2樹脂成形部50とは別部品である。かかる外装部60として、例えば、ゴムホース、ウレタンホース、コルゲートチューブなどを用いることができる。外装部60は、周方向に切れ目なく繋がっているものであることが考えられる。外装部60の第1樹脂成形部40側の端部である第1端部61は、外装部取付部46に取付けられ、外装部60の第2樹脂成形部50側の端部である第2端部62は、外装部取付部53に取付けられる。
ここでは外装部60の第1端部61は、第1樹脂成形部40で覆われている。外装部60の第1端部61は、外装部取付部46に埋設されている。外装部60の第1端部61は、第1樹脂成形部40によって止水されている。また外装部60の第2端部62は、第2樹脂成形部50で覆われている。外装部60の第2端部62は、外装部取付部53に埋設されている。外装部60の第2端部62は、第2樹脂成形部50によって止水されている。外装部60の中間部は、樹脂成形部40、50に覆われておらず、露出している。
外装部60は、横断面円筒状に形成されている。この外装部60を覆う外装部取付部46、53の外形は、角形状に形成されているが、これは必須ではなく、円形状等に形成されていてもよい。
外装部60は、第2束電線部34を経路保持していてもよい。つまり、外装部60付きの第2束電線部34は、曲げ困難であってもよい。もっとも外装部60付きの第2束電線部34は、曲げ容易であってもよい。
上記のような第1樹脂成形部40は、例えば、ウレタン樹脂等の樹脂によって形成することができる。具体的には、上記のような第1樹脂成形部40は、例えば、第1束電線部30の端部(ここではシース27の端部28)、第1分岐電線部32の基端部、及び第2束電線部34の基端部(ここでは外装部60の第1端部61)をインサート対象部分として、射出成形金型を用いて、インサート成形することによって一体形成することができる。つまり、第1樹脂成形部40は、モールド成形部品である。かかる第1樹脂成形部40は、シース27の外周面、第1分岐電線部32の外周面(ここでは、被覆層26の外周面)、第2束電線部34の外周面(ここでは外装部60の外周面)に液密に接した状態で、シース27の端部28の開口を封止している。また第1樹脂成形部40は、第2束電線部34の外周面(ここでは外装部60の外周面)に液密に接した状態で、外装部60の第1端部61の開口を封止している。
また上記のような第2樹脂成形部50は、例えば、ウレタン樹脂等の樹脂によって形成することができる。具体的には、上記のような第2樹脂成形部50は、例えば、第2束電線部34の先端部(ここでは外装部60の第2端部62)、第2分岐電線部36の基端部、及び第3分岐電線部38の基端部をインサート対象部分として、射出成形金型を用いて、インサート成形することによって一体形成することができる。つまり、第2樹脂成形部50は、モールド成形部品である。かかる第2樹脂成形部50は、第2束電線部34の外周面(ここでは外装部60の外周面)、第2分岐電線部36の外周面(ここでは、電線22、23の被覆の外周面)、第3分岐電線部38の外周面(ここでは電線24、25の被覆の外周面)に液密に接した状態で、外装部60の第2端部62の開口を封止している。
なお、第1樹脂成形部40及び第2樹脂成形部50は、第1樹脂成形部40が先に形成されてもよいし、第2樹脂成形部50が先に形成されてもよいし、両者が同時に形成されてもよい。
第1樹脂成形部40に形成された第2束電線覆い部45及び外装部取付部46は、第2束電線基端部覆い部及び外装部第1端部取付部ととらえることができる。同様に、第2樹脂成形部50に形成された第2束電線覆い部52及び外装部取付部53は、第2束電線先端部覆い部及び外装部第2端部取付部ととらえることができる。
第1樹脂成形部40には、配線部材10を取付対象へ取付けるための取付部材70が設けられている。取付対象は、例えば、車両である。例えば、かかる配線部材10が車載される場合であって、電線20、21、22、23、24、25がEPB用、車輪の回転速度を検出するセンサ用などである場合、配線部材10の図示省略の一端部(分岐前の部分)は、車体側の部位に接続され、他端部(第1分岐電線部32、第2分岐電線部36、及び第3分岐電線部38の先端部)は車輪側の部位に接続される。また取付部材70は、車体に取付けられ、配線部材10の中間部を一定位置に支持する。
第1樹脂成形部40には、上記したように、接続部43が形成されている。接続部43は、第1束電線覆い部42に設けられている。接続部43は、第1束電線覆い部42のうち他の部分よりも細くなっており、取付部材70を外装可能に設けられる。
取付部材70は、第1取付部72と、第2取付部76とを含む。第1取付部72は、車両等の取付対象に取付けられる部分である。第2取付部76は第1樹脂成形部40に接続される部分である。第1取付部72は板状に形成されると共にボルト締め等によって取付対象に取付けられるボルト締結用の貫通孔73が形成された構成が採用されている。第2取付部76は、板状に形成されて接続部43にかしめられることによって第1樹脂成形部40に接続されている。取付部材70は、樹脂又は金属等で一体成形された部材であり、ブラケットなどとも呼ばれる。
以上のように構成された配線部材10によると、第1、第2分岐位置P1、P2に第1、第2樹脂成形部40、50がそれぞれ別に設けられているため、第1分岐電線部32、第2分岐電線部36、及び第3分岐電線部38の伸長方向の自由度が高まる。ここでは第1樹脂成形部40によって保持された第1分岐電線部32の伸長方向と、第2樹脂成形部50によって保持された第2分岐電線部36の伸長方向とが、平行である。つまり、第1分岐電線部32と第2分岐電線部36とを平行に伸長させることができる。
また第2束電線部34が外装部60に覆われているため、第2束電線部34が剥き出しになることが抑制される。これにより飛び石等から第2束電線部34を保護することができる。このとき外装部60が、第2束電線部34の経路保持を可能に設けられており、樹脂成形部40、50と併せて第2束電線部34全体の経路保持がなされている場合、第1分岐電線部32の伸長方向に対する第2分岐電線部36及び第3分岐電線部38の伸長方向を高精度に保持することができる。
また外装部60の第1端部61は第1樹脂成形部40で覆われ、第2端部62は第2樹脂成形部50で覆われているため、外装部60を通じて第1樹脂成形部40及び第2樹脂成形部50に水等が浸入することを抑制できる。
また外装部60が樹脂成形部40、50とは別部品であるため、樹脂成形部40、50用の金型を小さくできる。また外装部60の性状を樹脂成形部40、50の性状と異なるものとすることが容易となる。
また接続部43が第1樹脂成形部40に形成されているため、接続部43を第1樹脂成形部40と一体で設けることができる。
また第1樹脂成形部40は、シース27の端部28を覆っているため、第1樹脂成形部40によってシース27の端部28を止水することができる。つまり、止水部と接続部43とを一体成形することができる。第1樹脂成形部40によってシース27の端部28の止水がなされることにより、水等がシース27の端部28の開口からシース27の中へ浸入することを防ぐことができる。
{第2実施形態}
第2実施形態に係る配線部材について説明する。図3は、第2実施形態に係る配線部材110を示す縦断面図である。なお、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。以下の各実施形態及び変形例の説明においても同様である。
第2実施形態に係る配線部材110において、外装部160の構成が第1実施形態に係る配線部材10における外装部60の構成とは異なる。
外装部160は、第1樹脂成形部40と一体に成形されている。外装部160の第1端部161は、第1樹脂成形部40の第2束電線覆い部45から伸長している。これに対して、外装部160の第2端部162は、第2樹脂成形部50の第2束電線覆い部52に覆われている。
このような配線部材110は、以下のようにして製造することができる。すなわち、第1分岐位置P1において、シース27付の電線20、21、22、23、24、25をインサート対象部分として射出成形金型を用いてインサート成形することによって第1樹脂成形部40及びこれと一体となった外装部160を先に形成する。このとき外装部160は、第2束電線部34(ここでは電線22、23、24、25の被覆)に液密状に接する。その後、第2分岐位置P2において、電線22、23、24、25及び外装部160をインサート対象部分として射出成形金型を用いてインサート成形することによって第2樹脂成形部50を形成する。このように、外装部160が第1樹脂成形部40と一体成形されていると、部品点数の増加を抑制できる。
{第3実施形態}
第3実施形態に係る配線部材について説明する。図4は、第3実施形態に係る配線部材210を示す縦断面図である。
第3実施形態に係る配線部材210において、外装部260の構成が第1実施形態に係る配線部材10における外装部60の構成及び第2実施形態に係る配線部材110における外装部160の構成とは異なる。
外装部260は、第2樹脂成形部50と一体に成形されている。外装部260の第2端部262は第2樹脂成形部50の第2束電線覆い部52から伸長している。これに対して、外装部260の第1端部261は、第1樹脂成形部40の第2束電線覆い部45に覆われている。
このような配線部材210は、以下のようにして製造することができる。すなわち、第2分岐位置P2において、電線22、23、24、25をインサート対象部分として射出成形金型を用いてインサート成形することによって第2樹脂成形部50及びこれと一体となった外装部260を先に形成する。このとき外装部260は、第2束電線部34(ここでは電線22、23、24、25の被覆)に液密状に接する。その後、第1分岐位置P1において、シース27付の電線20、21、22、23、24、25及び外装部260をインサート対象部分として射出成形金型を用いてインサート成形することによって第1樹脂成形部40を形成する。このように、外装部260が第2樹脂成形部50と一体成形されていると、部品点数の増加を抑制できる。
{第4実施形態}
第4実施形態に係る配線部材について説明する。図5は、第4実施形態に係る配線部材310を示す斜視図である。
第4実施形態に係る配線部材310は、第1樹脂成形部40に対する第2樹脂成形部350の向きが、上記実施形態に係る配線部材10、110、210における第1樹脂成形部40に対する第2樹脂成形部50の向きとは異なる。具体的には、第4実施形態に係る配線部材310は、第1実施形態に係る配線部材10の第2樹脂成形部50が第2束電線部34に沿った軸周りに90度回転したような形状に形成されている。
配線部材310において、第1樹脂成形部40によって保持された第1分岐電線部32の伸長方向と、第2樹脂成形部350によって保持された第2分岐電線部336及び第3分岐電線部38の伸長方向とが、立体的に異なる伸長方向に保持されている。ここで、第1樹脂成形部40によって保持された第1分岐電線部32の伸長方向と、第2樹脂成形部350によって保持された第2分岐電線部336及び第3分岐電線部38の伸長方向とが、立体的に異なる伸長方向に保持されているとは、第1分岐電線部32の伸長方向に沿った直線が、第2分岐電線部336及び第3分岐電線部38の伸長方向を含む平面内になく、当該平面と交差することを言う。別観点からみると、第1分岐電線部32の伸長方向に沿った直線と、第2分岐電線部336又は第3分岐電線部38の伸長方向に沿った直線とが、ねじれの位置にあるととらえることもできる。
このとき第1分岐電線部の伸長方向に沿った直線に対して、第2分岐電線部及び第3分岐電線部の両方の伸長方向に沿った直線が、ねじれの位置にある場合もあり得る。また第1分岐電線部の伸長方向に沿った直線に対して、第2分岐電線部及び第3分岐電線部のうち第2分岐電線部の伸長方向に沿った直線のみが、ねじれの位置にある場合もあり得る。また第1分岐電線部の伸長方向に沿った直線に対して、第2分岐電線部及び第3分岐電線部のうち第3分岐電線部の伸長方向に沿った直線のみが、ねじれの位置にある場合もあり得る。
図5に示す例は、第1分岐電線部32の伸長方向に沿った直線に対して、第2分岐電線部336及び第3分岐電線部38のうち第2分岐電線部336の伸長方向に沿った直線のみが、ねじれの位置にある場合の例である。つまり、図5に示す例では、第2分岐電線部336は、第1分岐電線部32及び第3分岐電線部38の伸長方向を含む平面と交差する方向に伸長するように保持されている。
このような配線部材310によると、第1分岐電線部32、第2分岐電線部336、及び第3分岐電線部38を立体的に異なる伸長方向に簡易に伸長させることができる。
{変形例}
上記各実施形態において配線部材が外装部を備えているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。配線部材が外装部を備えていない場合もあり得る。また配線部材が外装部を備えている場合でも、外装部の端部が止水されていることは必須の構成ではなく、外装部の端部は止水されていなくてもよい。また外装部の第1端部は、第1樹脂成形部と一体でない場合、第1樹脂成形部に埋設されていることは必須の構成ではなく、外装部の第1端部は第1樹脂成形部に外装されていたり、第1樹脂成形部と離れていたりしてもよい。同様に外装部の第2端部は、第2樹脂成形部と一体でない場合、第2樹脂成形部に埋設されていることは必須の構成ではなく、外装部の第2端部は第2樹脂成形部に外装されていたり、第2樹脂成形部と離れていたりしてもよい。
また各実施形態において、複数の電線が、2つの分岐位置で分岐しているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。複数の電線が、3つ以上の分岐位置で分岐していてもよい。また実施形態において、複数の電線が、第1分岐位置P1において2つに分岐しているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。複数の電線は、第1分岐位置P1において3つ以上に分岐していてもよい。他の分岐位置でも同様である。
また上記第1、第2、第3実施形態では、第1分岐電線部32に対して第2分岐電線部36の伸長方向が平行であるものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。また上記第4実施形態では、第1分岐電線部32、第2分岐電線部336及び第3分岐電線部38の伸長方向が立体的に異なる伸長方向に保持されているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。第1分岐電線覆い部、第2分岐電線覆い部、及び第3分岐電線覆い部の保持する第1分岐電線部、第2分岐電線部、及び第3分岐電線部の伸長方向は任意の方向に設定可能である。例えば、第1分岐電線部に対して第3分岐電線部の伸長方向が平行であってもよい。また例えば、第1分岐電線部、第2分岐電線部、及び第3分岐電線部が同一平面内に伸長し、且つ相互に平行でなくてもよい。
また各実施形態において第1樹脂成形部40がシース27の端部28の止水を行うものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。第1樹脂成形部40がシース27の端部28の止水機能を有していない場合もあり得る。
また各実施形態において、配線部材10は、6本の電線20、21、22、23、24、25を備えるものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。配線部材10は、3本乃至5本の電線を備えるものであってもよいし、7本以上の電線を備えるものであってもよい。配線部材10が7本以上の電線を備える場合、例えば、アクティブサスペンション用の電線が採用されて7本以上の電線を備えるものであってもよいし、センサ用の電線が採用されて7本以上の電線を備えるものであってもよい。
上記実施形態及び各変形例において、複数の電線の全てが電力線であってもよいし、複数の電線の全てが信号線であってもよい。また、複数の電線を電力線と信号線との組合せとする場合に、いずれを電力線とし、いずれを信号線とするかは任意である。例えば、EPB用の電線に換えて、アクティブサスペンション用の電線又はセンサ用の電線が採用されてもよい。
また実施形態において、第1樹脂成形部40に取付部材70が設けられるものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。例えば、第1樹脂成形部40に換えて第2樹脂成形部に接続部が形成されて第2樹脂成形部に取付部材70が設けられていてもよい。また例えば、第1樹脂成形部40と第2樹脂成形部50との両方に取付部材70が設けられてもよい。また例えば、第1樹脂成形部40と第2樹脂成形部との両方に取付部材70が設けられなくともよい。
また第1樹脂成形部、第2樹脂成形部に取付部材70が設けられる場合でも、取付部材70が第1樹脂成形部、第2樹脂成形部に外装されることは必須の構成ではない。例えば、接続部に取付部材の第2取付部が埋設された状態で取付けられていてもよい。この場合、第1樹脂成形部、第2樹脂成形部は、取付部材の第2取付部をもインサート対象部分として射出成形金型を用いてインサート成形されてもよい。また例えば、取付部材は樹脂成形部と一体成形されていてもよい。この場合、取付部材の第1取付部72が樹脂成形部における接続部から伸長するように接続部と一体成形されていてもよいし、樹脂成形部における他の部分と一体成形されていてもよい。さらに第1樹脂成形部、第2樹脂成形部に取付部材が外装される場合でも、取付部材の形状は、上記したものに限られない。第1取付部は、取付対象に固定可能に形成されていればよく、例えば、取付対象に形成された孔部に挿入係止可能なクリップ状に形成されていてもよい。また第2取付部は、第1樹脂成形部、第2樹脂成形部に取付け可能に形成されていればよく、例えば第1樹脂成形部、第2樹脂成形部に巻き付け可能なバンド部と、バンド部の先端を係止可能なバンド係止部とを含む形状に形成されていてもよい。
なお上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 配線部材
20、21、22、23、24、25 電線
27 シース
28 シースの端部
30 第1束電線部
32 第1分岐電線部
34 第2束電線部
36 第2分岐電線部
38 第3分岐電線部
40 第1樹脂成形部
42 第1束電線覆い部
43 接続部
44 第1分岐電線覆い部
45 第2束電線覆い部
46 外装部取付部
50 第2樹脂成形部
52 第2束電線覆い部
53 外装部取付部
54 第2分岐電線覆い部
55 第3分岐電線覆い部
60 外装部
61 第1端部
62 第2端部
70 取付部材
72 第1取付部
76 第2取付部
P1 第1分岐位置
P2 第2分岐位置

Claims (6)

  1. 複数の電線を束ねてなる第1束電線部が第1分岐位置にて第1分岐電線部と第2束電線部とに分岐し、前記第2束電線部が第2分岐位置にて第2分岐電線部と第3分岐電線部とに分岐し、
    前記第1分岐位置にて前記電線を覆い、前記第1分岐電線部の前記第1分岐位置での伸長方向を保持する第1樹脂成形部と、
    前記第1樹脂成形部と別に成形され、前記第2分岐位置にて前記電線を覆い、前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の前記第2分岐位置での伸長方向を保持する第2樹脂成形部と、
    を備える配線部材であって
    前記配線部材を取付対象に取付けるための取付部材が接続される接続部が、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部の両方に形成され、
    前記第1樹脂成形部の前記接続部に設けられた第1取付部材と、前記第2樹脂成形部の前記接続部に設けられた第2取付部材と、
    前記第1樹脂成形部と前記第2樹脂成形部との間で、前記第2束電線部を覆う外装部と、
    をさらに備え、
    前記外装部の端部が前記第1樹脂成形部又は前記第2樹脂成形部に外装されている、配線部材。
  2. 複数の電線を束ねてなる第1束電線部が第1分岐位置にて第1分岐電線部と第2束電線部とに分岐し、前記第2束電線部が第2分岐位置にて第2分岐電線部と第3分岐電線部とに分岐し、
    前記第1分岐位置にて前記電線を覆い、前記第1分岐電線部の前記第1分岐位置での伸長方向を保持する第1樹脂成形部と、
    前記第1樹脂成形部と別に成形され、前記第2分岐位置にて前記電線を覆い、前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の前記第2分岐位置での伸長方向を保持する第2樹脂成形部と、
    を備える配線部材であって
    前記配線部材を取付対象に取付けるための取付部材が接続される接続部が、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部の両方に形成され、
    前記第1樹脂成形部の前記接続部に設けられた第1取付部材と、前記第2樹脂成形部の前記接続部に設けられた第2取付部材と、
    前記第1樹脂成形部と前記第2樹脂成形部との間で、前記第2束電線部を覆う外装部と、
    をさらに備え、
    前記外装部は、前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか一方と一体成形されており、
    前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか一方と前記外装部とが、同じ樹脂を材料として同じ射出成形金型による一体成形品である、配線部材。
  3. 請求項2に記載の配線部材であって、
    前記第1樹脂成形部及び前記第2樹脂成形部のうちいずれか他方が前記外装部をインサート対象部分としてインサート成形されている、配線部材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記複数の電線を覆うシースをさらに備え、
    前記第1樹脂成形部は、前記シースの端部を覆う、配線部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記第1樹脂成形部によって保持された前記第1分岐電線部の伸長方向と、前記第2樹脂成形部によって保持された前記第2分岐電線部及び前記第3分岐電線部の伸長方向とが、立体的に異なる伸長方向に保持されている、配線部材。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記第1樹脂成形部によって保持された前記第1分岐電線部の伸長方向と、前記第2樹脂成形部によって保持された前記第2分岐電線部又は前記第3分岐電線部の伸長方向とが、平行である、配線部材。
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