JP7109662B2 - 遅消化性デンプンの製造方法 - Google Patents
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Description
米デンプン又はトウモロコシデンプンに対して135~145℃で乾熱非晶化処理を8~10分間行い、水を加えて、質量濃度35wt%~40wt%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)のデンプン乳を調製する、乾熱非晶化のステップ(1)と、
ステップ(1)で得られたデンプン乳に、5%~8%(w/w、デンプン乳全質量に対するアミノ酸乾燥量基準)のアミノ酸を添加し、混合後、超音波錯化処理を、超音波周波数30~40kHz、処理出力800~1000W、温度50~55℃で、20~30分間行い、含水量が約55%~60%のVI-型デンプン-アミノ酸錯体を得る、アミノ酸錯化のステップ(2)と、
ステップ(2)で得られた生成物を遠心脱水して、含水量30%~35%の沈殿物を得る、遠心脱水のステップ(3)と、
ステップ(3)で得られた沈殿物をプレス処理し、プレス機の四段温度をそれぞれ85~90℃、100~105℃、115~120℃、125~130℃とし、スクリュー回転数を100~110rpmとして、錯体をVI-型結晶からVII-型結晶に転化する、結晶転化のステップ(4)と、
ステップ(4)で得られたVII-型結晶錯体を空気乾燥して、高耐熱性、遅消化性デンプンの含有量が高い製品を得る、空気乾燥のステップ(5)と、を含む。
(2)本発明は、低温超音波誘導錯化技術を採用し、低温超音波下で非晶化デンプンとアミノ酸を錯化し、VI-結晶形デンプン-アミノ酸錯体を形成することができる。
(3)本発明は、プレス技術を用い、プレスによりVI-型結晶をVII-型結晶に転化し、VII-型結晶の一部が錯体を形成し、一部が腸管内で放出され、体内消化酵素の酵素活性を阻害し、遅消化性デンプンの含有量を55%~60%まで増加させる。
(4)本発明は、さらに米タンパク質のアミノ酸組成についてシークエンシング解析を行い、最終的にデンプンの消化性低下の原因となる重要アミノ酸であるグルタミン酸及びロイシンをスクリーニングした。これらのアミノ酸は、食品の具材として使用されると、タンパク質に比べて、風味を改良し、遅消化性の特性が顕著で、コストが低いなどの利点を有する。
(5)本発明の遅消化性デンプンの製造方法を利用することにより、従来のアミノ酸系遅消化性デンプンの生産プロセスにおける低収率及び高コストの欠点を克服し、米デンプン及びトウモロコシデンプン資源の高価値化加工に新たな考え方を提供する。
ヨード比色法によってデンプン-アミノ酸の錯化率を測定した。製造したVII-型デンプン-アミノ酸錯体を蒸留水とともに遠心管にて混合した。混合物を92.5℃で10分間、熱処理し、デンプン材料を完全にゲル化した。室温に冷却した後、蒸留水を加えて、3分間ボルテックス処理後、ヨウ素溶液(2.0%KI+1.3%I2)を加えた。エンドツーエンド回転によって混合物を完全に混合した。574nmで最終溶液の吸光度を測定し、デンプンとアミノ酸との錯化率CIは以下の式により計算した。
CI(%)=(デンプンペースト吸光値-錯体吸光値)/デンプンペースト吸光値×100%
Englyst法を参照して遅消化性デンプンの含有量を測定した。製造したVII-型デンプン-アミノ酸錯体を脱イオン水とともにボルテックス振とうにより均一に混合した。試験管を37℃の振とう恒温水槽に入れて、試験管ごとに8個のガラスビーズ、4mLの酢酸ナトリウム緩衝液(0.5mol/L、pH5.2)を加え、30分間、インキュベートした。インキュベート終了後、製造した直後の混合酵素溶液を加えて、37℃の水浴で振とうした。0、10、20、30、45、60、90、120、180分のそれぞれに加水分解液1mLを取り、無水エタノールで酵素を不活性化した後、グルコース測定キットを用いて、インキュベート液中のグルコースの含有量を測定した。遅消化性デンプンの含有量は、G20(20分間後の放出グルコース)、G120(120分間後の放出グルコース)及びWs(サンプル重量)の値と組み合わせて、以下の式を用いて計算した。
(1)乾熱非晶化:米デンプン1000gを秤量して、温度145℃、時間10分に設定して乾熱非晶化処理を行い、次に、水を加えて、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)のデンプン乳を調製した。
(2)アミノ酸錯化:乾熱非晶化処理後のデンプン乳にグルタミン酸をデンプン乳の全質量に対して7%添加した。超音波乳化作用によって錯化し、超音波時間を30分とした。超音波作動周波数30kHz、処理出力800W、温度55℃に設定した。
(3)遠心脱水:ステップ(2)で超音波により得られた米デンプン-グルタミン酸錯体を、遠心回転数5000rpm、遠心時間15分に設定して遠心脱水し、沈殿物を得て、遠心後の錯体の水分含有量は、約58wt%から35wt%に低下した。
(4)結晶転化:ステップ(3)で遠心脱水により得られた生成物をプレス処理し、プレス機の四段温度をそれぞれ90、105、115、125℃、スクリュー回転数を100rpmに設定し、この条件下で錯体をVI-型結晶からVII-型結晶に転化した。
(5)空気乾燥:ステップ(4)でプレスして得られたVII-型デンプン-アミノ酸錯体を、給気口の温度を140℃に設定した空気乾燥機で空気乾燥し、遅消化性デンプンを得た。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸の錯化率は46.7%に達し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は57.4%に達した。
(1)乾熱非晶化:米デンプン1000gを秤量して、温度145℃、時間10分に設定して乾熱非晶化処理を行い、次に、水を加えて、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)のデンプン乳を調製した。
(2)アミノ酸錯化:まず、デンプン乳体積に対して0.01倍の使用量の無水エタノールでロイシンを溶解して分散させ、ロイシン添加量がデンプン乳全質量の7%となるように、乾熱非晶化処理後のデンプン乳に、溶解して分散後のロイシンを添加した。超音波乳化作用によって錯化し、超音波時間を30分とした。超音波作動周波数30kHz、処理出力800W、温度55℃に設定した。
(3)遠心脱水:ステップ(2)で超音波により得られた米デンプン-ロイシン錯体を、遠心回転数5000rpm、遠心時間15分の条件で遠心脱水し、沈殿物を得て、遠心後の錯体の水分含有量は約58wt%から35wt%に低下した。
(4)結晶転化:ステップ(3)で遠心脱水により得られた生成物を、四段温度をそれぞれ90、105、115、125℃、スクリュー回転数を100rpmに設定したプレス機でプレス処理し、この条件下で錯体をVI-型結晶からVII-型結晶に転化した。
(5)空気乾燥:ステップ(4)でプレスして得られたVII-型デンプン-アミノ酸錯体を、給気口の温度を140℃に設定した空気乾燥機で空気乾燥して、遅消化性デンプンを得た。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸の錯化率は49.2%に達し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は59.7%に達した。
(1)乾熱非晶化:実施例1のステップ(1)と同様であった。
(2)アミノ酸錯化:超音波乳化作用によって錯化し、超音波作動周波数を30kHzから40kHzに調整した以外、残りの操作条件は実施例1と同様であった。
(3)~(5):実施例1のステップ(3)~(5)と同様であった。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸の錯化率は45.3%に達し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は56.2%に達した。
(1)乾熱非晶化:実施例1のステップ(1)と同様であった。
(2)アミノ酸錯化:超音波乳化作用によって錯化し、超音波作動出力を800Wから1000Wに調整した以外、残りの操作条件は実施例1と同様であった。
(3)~(5):実施例1のステップ(3)~(5)と同様であった。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸の錯化率は47.3%に達し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は58.2%に達した。
(1)~(3)は実施例1のステップ(1)~(3)と同様であった。
(4)結晶転化:ステップ(3)で遠心脱水により得られた生成物を、四段温度をそれぞれ85、100、115、125℃、スクリュー回転数を100rpmに設定したプレス機でプレス処理し、この条件下で錯体をVI-型結晶からVII-型結晶に転化した。
(5):実施例1のステップ(5)と同様であった。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸の錯化率は45.9%に達し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は56.2%に達した。
実施例1のステップ(1)の乾熱非晶化の処理方式を水熱糊化に変更し、米デンプン1000gを秤量して、水を加えて、濃度10%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)の米デンプン乳を調製し、沸騰水浴で30分間、処理し、沸騰させながら撹拌し、60℃に冷却して保温した。ステップ(2)~(4)の条件又はパラメータはすべて実施例1と同様であった。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物のデンプンとアミノ酸の錯化率及び遅消化性デンプンの含有量は、それぞれ32.5%及び40.2%に低下した。
実施例1のステップ(2)のアミノ酸錯化方法を変え、超音波誘導ステップを省略した。残りのステップはすべて実施例1と同様であった。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物では、デンプンとアミノ酸との錯化率は15.2%まで著しく低下し、遅消化性デンプンの含有量は36.7%に低下し、この比較例によれば、超音波誘導はアミノ酸と米デンプンとの錯化に対して重要なことであり、遅消化性デンプン形成を著しく促進する作用を有することが確認された。
実施例1のステップ(4)の結晶転化操作を省略した以外、残りの実験ステップはすべて実施例1と同様であった。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物では、デンプンとアミノ酸との錯化率には明らかな変化がないものの、遅消化性デンプンの含有量は38.8%に低下し、このことから、実施例1のステップ(4)のプレス処理は、VI-結晶をVII-結晶に転化する役割を果たし、「内部包埋、外部吸着」の構造が系の遅消化性デンプンの含有量を向上させる目的をより達成しやすいことが示された。
実施例1の遅消化性デンプンの製造方法を変え、従来のアミノ酸ブレンドアニーリング方法によって遅消化性デンプンを製造した。
(1)米デンプン100gを水に溶解して、室温で撹拌し、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)の米デンプン乳を調製した。
(2)デンプン乳にデンプン乳質量に対して5%のグルタミン酸を加え、室温で均一に撹拌した。
(3)混合物を50℃の恒温水浴にて24時間振とうさせ、取り出した後、40℃で水分含有量が10wt%以下となるまで乾燥させ、室温に冷却して、粉碎し、遅消化性デンプンを得た。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物では、デンプンとアミノ酸との錯化率は9.5%に低下し、遅消化性デンプンの含有量は21.4%に低下した。
(1)乾熱非晶化:米デンプン1000gを秤量して、実施例1の非晶化温度を145℃から130℃に調整して、乾熱非晶化処理を10分間行い、水を加えて、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)のデンプン乳を調製した。
(2)~(5)は実施例1と同様であった。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸錯化率は29.5%に低下し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は38.3%に低下した。
(1)乾熱非晶化:米デンプン1000gを秤量して、温度145℃に設定して、実施例1の処理時間10分から7分に調整して、乾熱非晶化処理を行い、水を加えて、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)のデンプン乳を調製した。
(2)~(5)は実施例1と同様であった。
ヨード比色法を用いて、ステップ(5)で得られた生成物のデンプン-アミノ酸の錯化率を測定したところ、そのデンプン-アミノ酸錯化率は40.1%に低下し、Englyst法を用いて、得られた生成物の遅消化性デンプンの含有量を測定したところ、その遅消化性デンプンの含有量は46.8%に低下した。
実施例1の遅消化性デンプンの製造方法を変え、アミノ酸グラフト修飾方法によって遅消化性デンプンを製造した。
(1)米デンプン100gを水中に溶解し、室温で撹拌し、濃度35%(w/w、デンプン乳全質量に対するデンプン乾燥量基準)の米デンプン乳を調製した。
(2)デンプン乳に、デンプン質量に対して5%のグルタミン酸を加え、PBS緩衝溶液で混合液のpHを7.5に調整した。
(3)混合液を70℃恒温水浴に入れて絶えずに撹拌し、恒温反応を1h行った。
(4)ステップ(3)で得られた生成物を遠心処理して、上清液を捨てて、沈殿物Iを得た。遠心回転数5000rpm、遠心時間15分に設定した。
(5)沈殿物Iを脱イオン水で濡らして、遠心処理により上清液を捨てて、沈殿物IIを得た。
(6)沈殿物IIを凍結乾燥させ、遅消化性デンプンを得た。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物では、デンプンとアミノ酸との錯化率は6.3%に低下し、遅消化性デンプンの含有量は18.2%に低下した。
実施例1の(2)アミノ酸錯化方法を変え、米蛋白質を用いて錯化する方法によって遅消化性デンプンを製造した以外、残りのステップはすべて実施例1と同様であった。
実施例1に比べて、本比較例で製造された生成物では、デンプンとアミノ酸との錯化率は17.7%に低下し、遅消化性デンプンの含有量は25.1%に低下した。
Claims (10)
- 遅消化性デンプンの製造方法であって、
米デンプン又はトウモロコシデンプンに対して135~145℃で乾熱非晶化処理を8~10分間行い、水を加えて、質量濃度35wt%~40wt%のデンプン乳を調整する、乾熱非晶化のステップ(1)と、
ステップ(1)で得られたデンプン乳に、デンプン乳の全質量に対して5%~8%のアミノ酸を添加し、混合後、超音波錯化処理を、超音波周波数30~40kHz、処理出力800~1000W、温度50~55℃で、20~30分間行う、アミノ酸錯化のステップ(2)と、
ステップ(2)で得られた生成物を遠心脱水して、含水量30%~35%の沈殿物を得る、遠心脱水のステップ(3)と、
ステップ(3)で得られた沈殿物をプレス処理し、プレス機の四段温度をそれぞれ85~90℃、100~105℃、115~120℃、125~130℃とし、スクリュー回転数を100~110rpmとして、錯体をVI-型結晶からVII-型結晶に転化する、結晶転化のステップ(4)と、
ステップ(4)で得られたVII-型結晶錯体を空気乾燥して、製品を得る、空気乾燥のステップ(5)と、を含むことを特徴とする遅消化性デンプンの製造方法。 - ステップ(1)に使用される前記乾熱非晶化処理では、乾熱非晶化の温度は145℃、時間は8~10分である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ステップ(2)で添加されるアミノ酸はグルタミン酸及びロイシンのうちのいずれか1種であり、添加量はデンプン乳全質量の7%である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ステップ(2)で添加されるロイシンは脂溶性アミノ酸であり、デンプン乳の体積の0.01~0.02倍の使用量の無水エタノールで溶解して分散させておく、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
- ステップ(2)では、前記超音波処理は、超音波周波数30kHz、処理出力800W、温度55℃、処理時間30分である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ステップ(3)では、前記遠心脱水は、遠心回転数5000rpm、遠心時間10~15分である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ステップ(4)では、プレス機の四段温度はそれぞれ90、105、115、125℃、スクリュー回転数は100rpmに設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ステップ(5)では、空気乾燥機の給気口の温度が140℃に設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 遅消化性デンプンを含む医薬添加剤の製造方法であって、請求項1~8のいずれか1項に記載の遅消化性デンプンの製造方法を含む、ことを特徴とする方法。
- 遅消化性デンプンを含む低グリセミックインデックス食品の具材の製造方法であって、請求項1~8のいずれか1項に記載の遅消化性デンプンの製造方法を含む、ことを特徴とする方法。
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