JP7107447B2 - クレーン情報表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、クレーン情報表示システムに関する。
従来、クレーンの情報を表示するクレーン情報表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、クレーンの稼働状態に関する情報を視覚化して表示画面を携帯端末の表示部に表示させる構成が開示されている。これにより、クレーンの外にいる人間でもクレーンの稼働状態を把握することができる。
特開2014-227281号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、クレーンの稼働状態に関する情報を、クレーンを上方や側方から描画することにより視覚化して表示する。そのため、特許文献1に記載の構成では、2次元で検討しなければならない、という問題がある。
そこで、本発明は、作業現場において、クレーンの情報を3次元で検討することができるクレーン情報表示システムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
カメラを有する端末装置を備え、前記カメラにて、クレーンを撮影してカメラ画像を得るクレーン情報表示システムであって、
前記カメラ画像の画像情報に基づいて、前記カメラ画像に映る前記クレーンを検出するクレーン検出部と、
前記カメラ画像に映る前記クレーンから特定される前記クレーンに対する前記カメラの向きと、前記カメラに搭載された第1衛星測位信号受信部が示す実空間における前記カメラの位置と、前記クレーンに搭載された第2衛星測位信号受信部が示す実空間における前記クレーンの位置と、に基づいて、前記カメラ画像の座標系における前記クレーンの位置及び姿勢を特定する情報処理部と、
入力部に入力されたクレーンに関する情報に基づいて、前記クレーンの作業能力を算出する作業能力算出部と、
前記クレーンの作業能力を、前記情報処理部にて特定された前記クレーンの前記位置と前記姿勢に対応した三次元の画像情報に変換して、前記カメラ画像に重ねて表示する画像表示部と、
を備える、クレーン情報表示システムである。
このように構成された本発明のクレーン情報表示システムは、作業現場において、クレーンの情報を3次元で検討することができる。
実施例1のクレーン情報表示システムを示す図である。 実施例1のクレーン情報表示システムの機能構成を示すブロック図である。 実施例1の記憶部に記憶されるクレーンの性能情報を示す表である。 実施例1の画像表示部に表示される画像を示す図である。 実施例1のクレーン情報表示システムの制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の画像表示部に表示される画像を示す図である。 実施例2のクレーン情報表示システムの制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の画像表示部に表示される画像を示す図である。 実施例3のクレーン情報表示システムの制御部による処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明によるクレーン情報表示システムを実現する実施形態を、図面に示す実施例1~実施例3に基づいて説明する。
[クレーン情報表示システムの構成]
図1は、実施例1のクレーン情報表示システムを示す図である。以下、実施例1のクレーン情報表示システムの構成を説明する。
図1に示すように、実施例1のクレーン情報表示システム100は、カメラ51を備えたユーザ端末としてのタブレット端末50で、作業者Mが作業現場に置かれたクレーン1を撮影する例について説明する。実施例1のクレーン情報表示システム100は、アウトリガー80が張り出していない状態のクレーン1を、カメラ51で撮影する例について説明する。なお、クレーン1の前後方向を前後方向Dとする。
[クレーンの構成]
図1に示すように、クレーン1は、走行体10と、旋回体20と、ブーム30とを備える。
走行体10は、車体フレーム11と、アウトリガー80と、道路や作業現場を自走するための走行装置等を備える。
アウトリガー80は、走行体10の車体フレーム11のリア側面に取り付けられたリアアウトリガー81と、車体フレーム11のフロント側面に取り付けられたフロントアウトリガー82と、で構成される。アウトリガー80は、走行時には、車体フレーム11に収納される。一方、アウトリガー80は、作業時には、水平方向及び垂直方向に張り出し、車体全体を持ち上げて、姿勢を安定させる。
旋回体20は、走行体10の上方に設けられ、走行体10に対して、鉛直軸C1回りに回転可能となっている。旋回体20は、キャビン21を備える。キャビン21は、走行体10の走行を制御するための操作部(例えば、ステアリング、シフトレバー、アクセルペダル、及びブレーキペダル等)を有する。また、キャビン21は、旋回体20やブーム30やウインチ等を操作する操作部を有する。キャビン21に搭乗した作業者は、操作部を操作して、旋回体20を旋回させ、ブーム30を起伏及び伸縮させ、ウインチを回転させて作業を行う。
旋回体20には、クレーン用受信部25が取り付けられる。クレーン用受信部25(本件発明の「第2衛星測位信号受信部」に相当)は、例えば、衛星90としてのGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号を受信して測位を実行し、実空間におけるクレーン1の旋回中心の位置情報を取得する。
ブーム30は、基端側が旋回体20に支持されて、旋回体20に対して起伏可能に取り付けられる。ブーム30は、旋回体20に設けられた起伏シリンダ22によって起伏され、伸縮シリンダ(不図示)によって伸縮される。
ブーム30は、基端側の基端ブーム31から先端側の先端ブーム36までの間に、中間ブーム32~35を備える。中間ブーム32~35と先端ブーム36は、順次、基端ブーム31の内部に格納される入れ子式になっている。
先端ブーム36の先端に設けられたブームヘッド36aには、シーブ37が配置されている。旋回体20の、ブーム30の基端近くに設けられたウインチには、吊り荷用のワイヤロープ38が巻かれている。ワイヤロープ38は、ウインチからシーブ37までブーム30の軸方向に沿って配置され、シーブ37に掛け回されたワイヤロープ38は、シーブ37から鉛直方向の下方に吊り下げられる。ワイヤロープ38の最下部には、フック39が設けられている。
フック39に荷物が吊られ、ウインチに巻かれたワイヤロープ38を繰り出すことで、フック39が降下し、ワイヤロープ38を巻き上げることで、フック39は上昇する。
このように構成されたクレーン1は、ウインチによるワイヤロープ38の繰り出し・巻き上げ、ブーム30の起伏及び伸縮、並びに旋回体20の旋回により、フック39に吊られた荷物を所定の位置に移動させる。
[タブレット端末の構成]
図1に示すように、タブレット端末50は、カメラ51と、画像表示部53と、入力部52と、カメラ用受信部55と、を備える。
カメラ51で撮影した画像は、画像表示部53に表示される。画像表示部53は、入力部52としてのタッチパネルとしても構成される。
カメラ用受信部55(本件発明の「第1衛星測位信号受信部」に相当)は、例えば、衛星90としてのGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号を受信して測位を実行し、実空間におけるカメラ51の位置、すなわちタブレット端末50の位置情報を取得する。
[クレーン情報表示システムの機能構成]
図2は、実施例1のクレーン情報表示システム100の機能構成を示すブロック図である。図3は、実施例1の記憶部61に記憶されるクレーンの性能情報を示す表である。図4は、実施例1の画像表示部53に表示される画像を示す図である。以下、実施例1のクレーン情報表示システム100の機能構成を説明する。
クレーン情報表示システム100は、衛星90からカメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報と、衛星90からクレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、入力部52で入力された入力情報と、が制御部60(本実施形態では、タブレット端末50に内蔵された制御部)に入力され、制御部60で制御された情報が、画像表示部53で出力される。
カメラ51は、例えば一般的なタブレット端末50に備わるカメラ51とすることができる。カメラ51は、クレーン1やクレーン1の周辺の現場環境を撮影することができる。
入力部52には、クレーン1に関する情報を入力することができる。入力部52は、作業半径入力部52aと、吊荷荷重入力部52bと、張出量入力部52cと、を備える。
作業半径入力部52aには、クレーン1の作業半径を入力することができる。作業半径とは、フック39の中心より降ろした鉛直線から、旋回体20の旋回中心である鉛直軸C1までの水平距離である。作業半径は、入力部52としてのタッチパネルをタップして入力する。
吊荷荷重入力部52bには、作業予定の吊荷荷重を入力することができる。吊荷荷重とは、吊荷の荷重(質量)であり、クレーン1にかかる荷重である。
張出量入力部52cには、アウトリガー80の張り出し量を入力することができる。アウトリガー80の張り出し量とは、クレーン1の幅方向への張り出し量である。
また、入力部52には、ブーム30の長さ等を入力することができる。ブーム30の長さは、先端ブーム36と、中間ブーム32~35とが、基端ブーム31に格納された状態(全縮状態)のブーム30の長さや、先端ブーム36が伸張した状態のブーム30の長さや、先端ブーム36と中間ブーム32~35とが伸張した状態(全伸状態)の長さ等である。
制御部60は、記憶部61と、クレーン検出部62と、情報処理部63と、作業能力算出部64と、を備える。尚、制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及び、ROM(Read Only Memory)等によって構成された周知のマイコンであり、制御部60が有する機能(クレーン検出部62、情報処理部63、及び作業能力算出部64)は、例えば、CPUが、記憶部61(例えば、HDD)、ROM又はRAMに格納された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。
記憶部61は、クレーン1の性能情報を記憶する。性能情報には、アウトリガー80の張り出し量に応じた定格総荷重表Gが含まれる。図3には、一例として、アウトリガー80の張り出し量が6.6[m]である場合の、ブーム30の長さと作業半径とに応じた、定格総荷重が記載されている。定格総荷重とは、ブーム30の所定の長さと所定の作業半径における吊り上げ可能な荷重の限界値である。換言すると、定格総荷重、ブーム30の長さ、及び作業半径は、相互に関係しており、例えば、定格総荷重と作業半径が定まると、ブーム30の長さの限界値、ブーム30の起伏角度の限界値、及び、クレーン1の揚程の限界値等が指定されることになる。
例えば、アウトリガー80の張り出し量が6.6[m]であり、作業半径が5.0[m]であり、ブーム30の長さが9.35[m]である場合、その定格総荷重は、19.6[t]となる。アウトリガー80の張り出し量が6.6[m]であり、作業半径が10.0[m]であり、ブーム30の長さが30.5[m]である場合、その定格総荷重は、7.15[t]となる。
クレーン検出部62は、作業現場に置かれたクレーン1をカメラ51で撮影した画像に基づいて、画像認証によって、カメラ51で撮影した画像の中のクレーン1を検出する。また、クレーン検出部62は、カメラ51で撮影した画像の中のクレーン1の旋回中心を検出する。これにより、カメラ51の画像内におけるクレーン1の向き(即ち、クレーン1に対するカメラ51の向き)が検出されることになる。
情報処理部63は、クレーン検出部62が検出したクレーン1の旋回中心と、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報、及び、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、を対応させる処理をする。
具体的には、情報処理部63は、クレーン検出部62が検出したクレーン1の旋回中心に基づいて、カメラ51の画像内におけるクレーン1の向き(即ち、クレーン1に対するカメラ51の向き)を取得する。また、情報処理部63は、カメラ51の向きと、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報と、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、に基づいて、カメラ51の位置と、クレーン1の旋回中心の位置を、カメラ51で撮影した画像に対応づける。即ち、情報処理部63は、クレーン1に対するカメラ51の向きと、カメラ用受信部55が受信した実空間におけるカメラ51の位置情報と、クレーン用受信部25が受信した実空間におけるクレーン1の旋回中心の位置情報と、に基づいて、カメラ51の画像の座標系におけるクレーン1の位置及び姿勢を特定する。
作業能力算出部64は、入力部52に入力されたクレーン1に関する情報に基づいて、クレーン1の作業能力を算出する。実施例1では、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aに入力された作業半径と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量と、に基づいて、記憶部61に記憶された定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最大の定格総荷重と、ブーム30の長さ(即ち、ブーム30の長さの限界値)と、ブーム30の起伏角度(即ち、ブーム30の起伏角度の限界値)と、クレーン1の揚程(即ち、クレーン1の揚程の限界値)と、を算出する。
尚、ここで、作業能力算出部64が算出するブーム30の長さ、ブーム30の起伏角度、及びクレーン1の揚程は、作業半径入力部52aに入力された作業半径、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量、及び、定格総荷重表Gから特定されるクレーン1の最大の定格総荷重の条件下において、ブーム30の長さが取り得る範囲内における限界値、ブーム30の起伏角度が取り得る範囲内における限界値、及び、クレーン1の揚程が取り得る範囲内における限界値である。
例えば、図3に示すように、作業半径入力部52aに入力された作業半径が5[m]であり、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量が6.6[m]であった場合、作業能力算出部64は、定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最大の定格総荷重を、19.6[t]と算出する。また、作業能力算出部64は、その際のブーム30の長さを、9.35[m]と算出する。また、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aに入力された作業半径と、算出されたブーム30の長さと、に基づいて、ブーム30の起伏角度と、クレーン1の揚程と、を算出する。
尚、ここでは、作業能力算出部64は、作業半径が5[m]で、且つ、アウトリガー80の張り出し量が6.6[m]の条件下で、図3の定格総荷重表Gに規定されたクレーン1の定格総荷重のうち、最大の定格総荷重である19.6[t]を選択して、この定格総荷重に対応するように、ブーム30の長さ等を算出している。但し、入力部52にブーム30の長さを入力可能である場合には、作業能力算出部64は、入力部52に入力された作業半径、アウトリガー80の張り出し量、及び、ブーム30の長さに基づいて、クレーン1の定格総荷重を決定してもよい。
画像表示部53は、図4に示すように、情報処理部63が処理した情報に基づいて、作業半径入力部52aに入力された作業半径E1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量E2と、クレーン1の最大の定格総荷重F1と、ブーム30の長さF2(即ち、ブーム30の長さの限界値)と、ブーム30の起伏角度F3(即ち、ブーム30の起伏角度の限界値)と、クレーン1の揚程F4(即ち、クレーン1の揚程の限界値)とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示する。
尚、このとき、画像表示部53は、ユーザが、クレーン1を現場で実際に稼働した際に、クレーン1の各部位が現場環境にどのような影響を与えるか等を、3次元で検討することができるように、カメラ51の画像に映るクレーン1又はクレーン1の周辺環境に重ね合わせるように、クレーン1の最大の定格総荷重F1、ブーム30の長さF2、ブーム30の起伏角度F3、及び、クレーン1の揚程F4の情報の少なくとも一部を、3次元画像で表示する。図4では、点線で、カメラ51の画像に映るクレーン1に重ね合わせるように、ブーム30の長さF2、及びブーム30の起伏角度F3の情報を、3次元画像で表示している。
[制御部による処理の流れ]
図5は、実施例1のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを示すフローチャートである。以下、実施例1のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを説明する。
作業者Mが、タブレット端末50のカメラ51で、作業現場に設置されたクレーン1と、その周辺の作業環境を撮影すると、図5に示すように、制御部60は、クレーン用受信部25から入力されたクレーン1の旋回中心の位置の情報と、カメラ用受信部55から入力されたカメラ51の位置の情報と、を取得する(ステップS101)。
次いで、クレーン検出部62は、作業現場に置かれたクレーン1をカメラ51で撮影した画像に基づいて、クレーン1の旋回中心を検出する(ステップS102)。
次いで、情報処理部63は、クレーン検出部62が検出したクレーン1の旋回中心に基づいて、カメラ51の向きを取得する(ステップS103)。
次いで、情報処理部63は、カメラ51の向きと、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報と、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、に基づいて、カメラ51の位置と、クレーン1の旋回中心の位置を、カメラ51で撮影した画像に対応づける処理を行う(ステップS104)。
次いで、制御部60は、作業半径入力部52aに入力された作業半径E1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量E2と、を取得する(ステップS105)。
次いで、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aに入力された作業半径E1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量E2と、に基づいて、クレーン1の最大の定格総荷重F1と、ブーム30の長さF2と、ブーム30の起伏角度F3と、クレーン1の揚程F4と、を算出する(ステップS106)。
次いで、画像表示部53は、作業半径入力部52aに入力された作業半径E1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量E2と、クレーン1の最大の定格総荷重F1と、ブーム30の長さF2と、ブーム30の起伏角度F3と、クレーン1の揚程F4とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示して(ステップS107)、処理を終了する。
なお、カメラ51の向きを変えた場合は、SLAM技術や加速度センサによって、初期化した時点からのベクトルを取得し、追従させるようにしてもよい。
[クレーン情報表示システムの作用]
以下、実施例1のクレーン情報表示システム100の作用を説明する。
実施例1のクレーン情報表示システム100は、作業現場に置かれたクレーン1をカメラ51で撮影した画像に基づいて、クレーン1を検出するクレーン検出部62と、カメラ51に搭載された、カメラ51の位置情報を衛星90から受信するカメラ用受信部55と、クレーン1に搭載された、クレーン1の位置情報を衛星90から受信するクレーン用受信部25と、クレーン検出部62が検出したクレーン1と、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報、及び、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の位置情報と、を対応させる処理をする情報処理部63と、クレーン1に関する情報を入力する入力部52と、入力部52に入力されたクレーン1に関する情報に基づいて、クレーン1の作業能力を算出する作業能力算出部64と、情報処理部63が処理した情報に基づいて、作業能力算出部64が算出したクレーン1の作業能力を、カメラ51で撮影した画像に表示する画像表示部53と、を備える(図2及び図4)。
これにより、作業現場に配置された実物のクレーン1の画像に、クレーン1の作業能力を重ね合わせて表示することができる。そのため、クレーン1と、その周辺環境と、クレーン1の作業能力と、をリアルタイムに3次元の画像で確認することができる。その結果、作業現場において、リアルタイムにクレーン1の作業計画を検討することができる。
実施例1のクレーン情報表示システム100において、入力部52は、クレーン1の作業半径E1を入力する作業半径入力部52aを備え、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aの入力値に基づいて、クレーン1の最大の定格総荷重F1を算出する(図2及び図4)。
これにより、所望の地点の最大の定格総荷重を知ることができる。そのため、吊荷をクレーン1で始点位置から終点位置に移動させる間における、最大の定格総荷重を知ることができる。
実施例1のクレーン情報表示システム100において、作業能力算出部64は、入力部52の入力値に基づいて、ブーム30の長さF2と、ブーム30の起伏角度F3と、を算出する(図2及び図4)。
これにより、作業時のクレーン1の姿勢を知ることができる。
実施例1のクレーン情報表示システム100において、入力部52は、アウトリガーの張り出し量E2を入力する張出量入力部52cを備え、作業能力算出部64は、張出量入力部52cの入力値に基づいて、クレーン1の作業能力を算出する(図2及び図4)。
そのため、アウトリガー80の張り出し量E2に基づいた、クレーン1の作業能力を検討することができる。
実施例2のクレーン情報表示システムは、作業能力算出部の構成が異なる点とで、実施例1のクレーン情報表示システムと相違する。
[クレーン情報表示システムの機能構成]
図6は、実施例2の画像表示部に表示される画像を示す図である。以下、実施例2のクレーン情報表示システムの構成を説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
作業能力算出部64は、入力部52に入力されたクレーン1に関する情報に基づいて、クレーン1の作業能力を算出する。実施例2では、作業能力算出部64は、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量と、に基づいて、記憶部61に記憶された定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最大作業半径と、ブーム30の長さ(即ち、ブーム30の長さの限界値)と、ブーム30の起伏角度(即ち、ブーム30の起伏角度の限界値)と、クレーン1の揚程(即ち、ブーム30の揚程の限界値)と、を算出する。
例えば、図3に示すように、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重が15.0[t]であり、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量が6.6[m]であった場合、作業能力算出部64は、定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最大作業半径を6.5[m]と算出する。また、作業能力算出部64は、その際のブーム30の長さを、16.4[m]と算出する。また、作業能力算出部64は、算出された最大作業半径と、算出されたブーム30の長さと、に基づいて、ブーム30の起伏角度と、クレーン1の揚程と、を算出する。
画像表示部53は、図6に示すように、情報処理部63が処理した情報に基づいて、吊荷荷重入力部52bに入力された作業予定の吊荷5の吊荷荷重G1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量G2と、クレーン1の最大作業半径H1と、ブーム30の長さH2と、ブーム30の起伏角度H3と、クレーン1の揚程H4とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示する。
[制御部による処理の流れ]
図7は、実施例2のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを示すフローチャートである。以下、実施例2のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを説明する。
作業者Mが、タブレット端末50のカメラ51で、作業現場に設置されたクレーン1と、その周辺の作業環境を撮影すると、図7に示すように、制御部60は、クレーン用受信部25から入力されたクレーン1の旋回中心の位置の情報と、カメラ用受信部55から入力されたカメラ51の位置の情報と、を取得する(ステップS201)。
次いで、クレーン検出部62は、作業現場に置かれたクレーン1をカメラ51で撮影した画像に基づいて、クレーン1の旋回中心を検出する(ステップS202)。
次いで、情報処理部63は、クレーン検出部62が検出したクレーン1の旋回中心に基づいて、カメラ51の向きを取得する(ステップS203)。
次いで、情報処理部63は、カメラ51の向きと、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報と、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、に基づいて、カメラ51の位置と、クレーン1の旋回中心の位置を、カメラ51で撮影した画像に対応づける処理を行う(ステップS204)。
次いで、制御部60は、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重G1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量G2と、を取得する(ステップS105)。
次いで、作業能力算出部64は、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重G1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量G2と、に基づいて、クレーン1の最大作業半径H1と、ブーム30の長さH2と、ブーム30の起伏角度H3と、クレーン1の揚程H4と、を算出する(ステップS206)。
次いで、画像表示部53は、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重G1と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量G2と、クレーン1の最大作業半径H1と、ブーム30の長さH2と、ブーム30の起伏角度H3と、クレーン1の揚程H4とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示して(ステップS207)、処理を終了する。
なお、カメラ51の向きを変えた場合は、SLAM技術や加速度センサによって、初期化した時点からのベクトルを取得し、追従させるようにしてもよい。
[クレーン情報表示システムの作用]
以下、実施例2のクレーン情報表示システム100の作用を説明する。
実施例2のクレーン情報表示システム100において、入力部52は、吊荷荷重G1を入力する吊荷荷重入力部52bを備え、作業能力算出部64は、吊荷荷重入力部52bの入力値に基づいて、クレーン1の最大作業半径H1を算出する(図2及び図6)。
これにより、作業予定の吊荷に対して、最大作業半径H1を算出することができる。そのため、作業予定の吊荷に対して、クレーン1で移動させる始点位置と終点位置を容易に検討することができる。また、次にクレーン1を設置する設置位置の検討をすることもできる。また、複数のクレーンについて、それぞれ、最大作業半径H1を画像表示部53で確認することで、クレーン同士の干渉を回避することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
実施例3のクレーン情報表示システムは、作業能力算出部の構成が異なる点とで、実施例1のクレーン情報表示システムと相違する。
[クレーン情報表示システムの機能構成]
図8は、実施例3の画像表示部に表示される画像を示す図である。以下、実施例3のクレーン情報表示システムの構成を説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
作業能力算出部64は、入力部52に入力されたクレーン1に関する情報に基づいて、クレーン1の作業能力を算出する。実施例3では、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aに入力された作業半径と、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量と、に基づいて、記憶部61に記憶された定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最も低い揚程と、ブーム30の長さ(即ち、ブーム30の長さの限界値)と、ブーム30の起伏角度(即ち、ブーム30の起伏角度の限界値)と、を算出する。
例えば、図3に示すように、作業半径入力部52aに入力された作業半径が5.0[m]であり、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重が18.0[t]であり、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量が6.6[m]であった場合、作業能力算出部64は、定格総荷重表Gを参照して、クレーン1の最も低い揚程と、ブーム30の長さを算出する。また、作業能力算出部64は、入力された作業半径と、算出されたブーム30の長さと、に基づいて、ブーム30の起伏角度を算出する。
画像表示部53は、図8に示すように、情報処理部63が処理した情報に基づいて、作業半径入力部52aに入力された作業半径M1と、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重M2と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量M3と、クレーン1の最も低い揚程N1と、ブーム30の長さN2と、ブーム30の起伏角度N3とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示する。
[制御部による処理の流れ]
図9は、実施例3のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを示すフローチャートである。以下、実施例3のクレーン情報表示システム100の制御部60による処理の流れを説明する。
作業者Mが、タブレット端末50のカメラ51で、作業現場に設置されたクレーン1と、その周辺の作業環境を撮影すると、図9に示すように、制御部60は、クレーン用受信部25から入力されたクレーン1の旋回中心の位置の情報と、カメラ用受信部55から入力されたカメラ51の位置の情報と、を取得する(ステップS301)。
次いで、クレーン検出部62は、作業現場に置かれたクレーン1をカメラ51で撮影した画像に基づいて、クレーン1の旋回中心を検出する(ステップS302)。
次いで、情報処理部63は、クレーン検出部62が検出したクレーン1の旋回中心に基づいて、カメラ51の向きを取得する(ステップS303)。
次いで、情報処理部63は、カメラ51の向きと、カメラ用受信部55が受信したカメラ51の位置情報と、クレーン用受信部25が受信したクレーン1の旋回中心の位置情報と、に基づいて、カメラ51の位置と、クレーン1の旋回中心の位置を、カメラ51で撮影した画像に対応づける処理を行う(ステップS304)。
次いで、制御部60は、作業半径入力部52aに入力された作業半径M1と、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重M2と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量M3と、を取得する(ステップS305)。
次いで、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aに入力された作業半径M1と、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重M2と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量M3と、に基づいて、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量M3と、クレーン1の最も低い揚程N1と、ブーム30の長さN2と、ブーム30の起伏角度N3と、を算出する(ステップS306)。
次いで、画像表示部53は、作業半径入力部52aに入力された作業半径M1と、吊荷荷重入力部52bに入力された吊荷荷重M2と、張出量入力部52cに入力されたアウトリガー80の張り出し量M3と、クレーン1の最も低い揚程N1と、ブーム30の長さN2と、ブーム30の起伏角度N3とを、カメラ51で撮影したクレーン1とその周辺の現場環境の画像に、重畳して表示して(ステップS307)、処理を終了する。
なお、カメラ51の向きを変えた場合は、SLAM技術や加速度センサによって、初期化した時点からのベクトルを取得し、追従させるようにしてもよい。
[クレーン情報表示システムの作用]
以下、実施例3のクレーン情報表示システム100の作用を説明する。
実施例3のクレーン情報表示システム100は、入力部52は、クレーン1の作業半径M1を入力する作業半径入力部52aと、吊荷荷重M2を入力する吊荷荷重入力部52bと、を備え、作業能力算出部64は、作業半径入力部52aの入力値と、吊荷荷重入力部52bの入力値に基づいて、クレーン1の最も低い揚程N1を算出する。
これにより、所望の位置にある作業予定の吊荷に対して、最も低い揚程N1を算出することができる。そのため、クレーン1で作業予定の吊荷を始点位置から終点位置まで移動するのに、最も低い揚程を検討することができる。その結果、クレーン1の作業領域を小さくする検討をすることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明のクレーン情報表示システムを実施例1~実施例3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、各実施例の組み合わせや、設計の変更や、追加等は許容される。
実施例1~実施例3では、入力部52としてのタッチパネルをタップして、作業半径入力部52aに作業半径を入力する例を示した。しかし、作業現場のターゲット地点に衛星90としてのGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号を受信する受信部を設置して、その受信部からの信号によって、入力部に入力されてもよい。
実施例1~実施例3では、作業半径は、ブーム30の撓み量を考慮しない例を示した。しかし、作業半径は、ブームの撓み量を考慮することもできる。
実施例1~実施例3では、ユーザ端末を、カメラ51と入力部52と画像表示部53を備えるタブレット端末50とする例を示した。しかし、ユーザ端末は、スマートフォンであってもよい。また、ユーザ端末は、カメラと画像表示部が別体のものであってもよい。
実施例1~実施例3では、本発明を、ブーム30を備えたクレーン1に適用する例を示した。しかし、本発明は、ジブを備えたクレーンに適用できる。
2019年9月27日出願の特願2019-176779の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
1 クレーン
25 クレーン用受信部
50 タブレット端末
51 カメラ
52 入力部
52a 作業半径入力部
52c 張出量入力部
52b 吊荷荷重入力部
53 画像表示部
55 カメラ用受信部
62 クレーン検出部
63 情報処理部
64 作業能力算出部
90 衛星
100 クレーン情報表示システム

Claims (6)

  1. カメラを有する端末装置を備え、前記カメラにて、クレーンを撮影してカメラ画像を得るクレーン情報表示システムであって、
    前記カメラ画像の画像情報に基づいて、前記カメラ画像に映る前記クレーンを検出するクレーン検出部と、
    前記カメラ画像に映る前記クレーンから特定される前記クレーンに対する前記カメラの向きと、前記カメラに搭載された第1衛星測位信号受信部が示す実空間における前記カメラの位置と、前記クレーンに搭載された第2衛星測位信号受信部が示す実空間における前記クレーンの位置と、に基づいて、前記カメラ画像の座標系における前記クレーンの位置及び姿勢を特定する情報処理部と、
    入力部に入力されたクレーンに関する情報に基づいて、前記クレーンの作業能力を算出する作業能力算出部と、
    前記クレーンの作業能力を、前記情報処理部にて特定された前記クレーンの前記位置と前記姿勢に対応した三次元の画像情報に変換して、前記カメラ画像に重ねて表示する画像表示部と、
    を備える、クレーン情報表示システム。
  2. 前記入力部は、前記クレーンの作業半径を入力する作業半径入力部を備え、
    前記作業能力算出部は、前記作業半径入力部の入力値に基づいて表示対象の前記クレーンの作業能力として、前記クレーンの最大の定格総荷重を算出する
    請求項1に記載のクレーン情報表示システム。
  3. 前記入力部は、吊荷荷重を入力する吊荷荷重入力部を備え、
    前記作業能力算出部は、前記吊荷荷重入力部の入力値に基づいて表示対象の前記クレーンの作業能力として、前記クレーンの最大作業半径を算出する
    請求項1に記載のクレーン情報表示システム。
  4. 前記入力部は、前記クレーンの作業半径を入力する作業半径入力部と、吊荷荷重を入力する吊荷荷重入力部と、を備え、
    前記作業能力算出部は、前記作業半径入力部の入力値と、前記吊荷荷重入力部の入力値に基づいて表示対象の前記クレーンの作業能力として、前記クレーンの最も低い揚程を算出する
    請求項1に記載のクレーン情報表示システム。
  5. 前記作業能力算出部は表示対象の前記クレーンの作業能力としてブームの長さの限界値と、前記ブームの起伏角度の限界値と、を算出する
    請求項1に記載のクレーン情報表示システム。
  6. 前記入力部はアウトリガーの張り出し量を入力する張出量入力部を備え、
    前記作業能力算出部は、前記張出量入力部への入力値に基づいて、前記クレーンの作業能力を算出する
    請求項1に記載のクレーン情報表示システム。
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