JP7106840B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。より特定的には、本発明は、組立性の良好な定着装置および画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
画像形成装置は一般に、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体へ転写した後、定着装置によってトナー像を用紙に定着させることにより、記録媒体に画像を形成する。また、画像形成装置の中には、感光体上に形成した静電潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成し、一次転写ローラーを用いてトナー像を中間転写ベルトに転写し、二次転写ローラーを用いて中間転写ベルト上のトナー像を記録媒体へ二次転写するものも存在する。
定着装置の中には、回転する無端状のベルトと、ベルトの内側からベルトを押圧する押圧部材と、ベルトの外側からベルトを押圧することによりベルトとの間で定着ニップを形成する加圧部材とを備えた定着装置が存在する。この種の定着装置に関して、下記特許文献1および2には、押圧部材とベルトとの摺動性を向上させることを目的として、押圧部材の摺接面に摩擦係数の小さい摺動シート部材を設置する技術が開示されている。
下記特許文献1には、パッドの定着ニップ側を包むように摺接方向に巻き付けられた状態の低摩擦シート部材の両端部を、板バネ部材の弾性力によって板バネ部材とパッドとで挟んで保持する技術が開示されている。
下記特許文献2には、ニップ形成部材および固定部材に潤滑シートを巻き回し、潤滑シートの折畳部を支持プレートと固定部材とで把持し、折畳部および支持プレートをネジで固定部材に固定する技術が開示されている。
なお、押圧部材の摺接面に低摩擦シート部材を設置する技術は、下記特許文献3および4にも開示されている。
特開2010-181821号公報 特開2011-107362号公報 特開2013-152435号公報 特開2016-110020号公報
特許文献1および2の技術においては、定着ニップで摺動シートがシワになってしまい画像不良が出てしまうという課題を防ぐために、摺動シートはパッドに対して隙間なく巻き回され、その端部が板金で挟み込まれた状態で、ネジや板バネなどの固定具を使用して固定されている。その結果、組立性が悪く、部品点数が増加するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、組立性の良好な定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、部品点数の増加を抑止することのできる定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に従う定着装置は、トナー像が形成された用紙を定着ニップで把持しながら所定の搬送方向に搬送することにより、用紙にトナー像を定着する定着装置であって、回転する無端状のベルトと、ベルトの内側に配置され、内側からベルトを押圧する押圧部材と、押圧部材を支持する支持部材と、搬送方向に沿って押圧部材にゆるばめ状態で巻き回されたシートと、ベルトの外側に配置され、ベルトの外側からベルトにおける押圧部材に押圧された部分を押圧することにより、ベルトとの間で定着ニップを形成する加圧部材とを備え、搬送方向をシートに沿って延長した方向を巻き回し方向とした場合に、シートにおけるベルトと押圧部材とに接触する部分である接触部分よりも巻き回し方向上流側に存在する上流側部分の一部と、シートにおける接触部分よりも巻き回し方向下流側に存在する下流側部分の一部とは、押圧部材と支持部材との間に挟み込まれ、かつ加圧部材がベルトを押圧する押圧力により固定され、ベルトの内側においてベルトを張架し、かつ押圧部材の搬送方向の下流側端部の位置よりも搬送方向下流側に存在し、押圧部材の搬送方向の下流側端部の位置よりも搬送方向上流側には存在しない張架部材をさらに備え、張架部材は支持部材に固定され、押圧部材よりも搬送方向の下流側に空間を形成する。

上記定着装置において好ましくは、シートは、押圧部材の外周面に1周以上巻き回されている。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材は、複数の連結軸を含み、支持部材は、複数の貫通穴を含み、複数の連結軸の各々は、複数の貫通穴の各々を貫通する。
上記定着装置において好ましくは、シートは、シート本体と、シート本体における上流側部分に形成された複数の上流側穴と、シート本体における下流側部分に形成された複数の下流側穴とを含み、複数の連結軸の各々は、複数の上流側穴の各々および複数の下流側穴の各々を貫通し、複数の下流側穴の各々の巻き回し方向の長さは、複数の上流側穴の各々の巻き回し方向の長さよりも長い。
上記定着装置において好ましくは、複数の上流側穴のうち第1の部分の上流側穴の搬送方向に直交する方向の長さは、複数の上流側穴のうち第1の部分を挟む部分である第2の部分の上流側穴の搬送方向に直交する方向の長さよりも短い。
上記定着装置において好ましくは、複数の下流側穴の各々における巻き回し方向下流側の端部は、巻き回し方向に沿った同一の位置に設けられている。
上記定着装置において好ましくは、複数の連結軸は、複数の連結軸を除く押圧部材の部分と一体成型されている。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材における加圧部材側の面は、凹部を含む置。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材は、複数の角部を含み、シートは、複数の角部の一部に対応する位置に形成された折り目を含み、少なくとも定着ニップの搬送方向下流側の端部に最も近い位置に存在する押圧部材の角部に対応するシートの位置には、折り目が形成されない。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材における支持部材側の面は、平面部と、平面部と隣接して形成された凹部とを含む。
上記定着装置において好ましくは、シートにおける上流側部分の一部は、平面部と支持部材との間に挟み込まれる。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材は、搬送方向に対して直交する方向に長手方向を有しており、押圧部材の厚さは、長手方向の中央位置から両端部の各々に向かって減少する。
上記定着装置において好ましくは、押圧部材と支持部材との間に挟み込まれた上流側部分の一部と、押圧部材と支持部材との間に挟み込まれた下流側部分の一部とは、押圧部材と支持部材との間に挟み込まれた上流側部分の一部が、押圧部材と支持部材との間に挟み込まれた下流側部分の一部よりも押圧部材に近い側となるように重ねられる。
本発明の他の局面に従う画像形成装置は、トナー像を用紙に形成する画像形成部と、上記定着装置とを備える。
本発明によれば、組立性の良好な定着装置および画像形成装置を提供することができる。また本発明によれば、部品点数の増加を抑止することのできる定着装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における定着装置40の構成を模式的に示す断面図である。 図2における摺動シート46付近の拡大図である。 本発明の一実施の形態において、パッド42に巻き回されていない状態の摺動シート46の構成を示す平面図である。 支持部材45が存在する側から見た場合のパッド42および摺動シート46の一部の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態の第1の変形例の定着装置40におけるパッド42付近の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態の第2の変形例の定着装置40におけるパッド42付近の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の第3の変形例の定着装置40におけるパッド42の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態の第4の変形例の定着装置40の構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態では、定着装置が搭載される画像形成装置がMFPである場合について説明する。定着装置が搭載される画像形成装置はMFPの他、ファクシミリ装置、複写機、またはプリンターなどであってもよいし、モノクロ用およびカラー用のいずれであってもよい。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1は、MFPであり、用紙搬送部10と、トナー像形成部20(画像形成部の一例)と、定着装置40とを主に備えている。
用紙搬送部10は、搬送経路TRに沿って搬送方向AR1に用紙M(記録媒体の一例)を搬送する。用紙搬送部10は、給紙トレイ11と、給紙ローラー12と、複数の搬送ローラー13と、排紙ローラー14と、排紙トレイ15とを含んでいる。給紙トレイ11は、画像を形成するための用紙Mを収容する。給紙トレイ11は複数であってもよい。給紙ローラー12は、給紙トレイ11と搬送経路TRとの間に設けられている。複数の搬送ローラー13の各々は、搬送経路TRに沿って設けられている。排紙ローラー14は、搬送経路TRの最も下流の部分に設けられている。排紙トレイ15は画像形成装置本体1aの最上部に設けられている。
トナー像形成部20は、いわゆるタンデム方式でY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の4色の画像を合成し、搬送される用紙Mにトナー像を形成する。トナー像形成部20は、YMCK各色についての画像形成ユニット21と、中間転写ベルト22と、YMCK各色についての一次転写ローラー23と、二次転写ローラー24と、クリーニング装置30と、YMCK各色についてのトナーボトル31とを含んでいる。
YMCK各色の画像形成ユニット21は、感光体ドラム25と、帯電ローラー26と、露光装置27と、現像装置28と、クリーニング装置29などを含んでいる。感光体ドラム25は、図1中矢印αで示す方向に回転駆動される。感光体ドラム25の周囲には、帯電ローラー26、現像装置28、およびクリーニング装置29が設けられている。帯電ローラー26は、感光体ドラム25に近接して設けられている。露光装置27は、感光体ドラム25の下部に設けられている。
中間転写ベルト22は、YMCK各色の画像形成ユニット21の上部に設けられている。中間転写ベルト22は、環状であり、回転ローラー22aに架け渡されている。中間転写ベルト22は、図1中矢印βで示す方向に回転駆動される。YMCK各色についての一次転写ローラー23の各々は、中間転写ベルト22を挟んで感光体ドラム25の各々と対向している。二次転写ローラー24は、搬送経路TRにおいて中間転写ベルト22と接触している。クリーニング装置30は、中間転写ベルト22の表面と接触している。YMCK各色についてのトナーボトル31は、トナーを収容しており、中間転写ベルト22の上部に設けられている。
定着装置40は、トナー像が形成された用紙を定着ニップで把持しながら搬送方向AR1に搬送することにより、用紙Mにトナー像を定着する。
画像形成装置1は、感光体ドラム25を回転させて、感光体ドラム25の表面を帯電ローラー26によって帯電させる。画像形成装置1は、帯電された感光体ドラム25の表面に対して、露光装置27により画像形成情報に従った露光を行い、感光体ドラム25の表面に静電潜像を形成する。
次に画像形成装置1は、静電潜像が形成された感光体ドラム25に対して、現像装置28からトナーを供給して現像を行い、感光体ドラム25の表面にトナー像を形成する。
次に画像形成装置1は、一次転写ローラー23を用いて、感光体ドラム25に形成されたトナー像を、中間転写ベルト22の表面に順次転写する(一次転写)。フルカラー画像の場合、中間転写ベルト22の表面には、YMCK各色のトナー像が合成されたトナー像が形成される。
画像形成装置1は、中間転写ベルト22に転写されずに感光体ドラム25に残留したトナーを、クリーニング装置29により除去する。
続いて画像形成装置1は、中間転写ベルト22の表面に形成されたトナー像を、回転ローラー22aによって二次転写ローラー24と対向する位置まで搬送する。
一方、画像形成装置1は、給紙トレイ11に収容された用紙Mを、給紙ローラー12により給紙し、複数の搬送ローラー13の各々により搬送経路TRに沿って中間転写ベルト22と二次転写ローラー24との間に導く。そして画像形成装置1は、中間転写ベルト22の表面に形成されたトナー像を、二次転写ローラー24により用紙Mに転写する。
画像形成装置1は、用紙Mに転写されずに中間転写ベルト22の表面に残留したトナーを、クリーニング装置30により除去する。また画像形成装置1は、必要に応じてトナーボトル31から現像装置28にトナーを供給する。
画像形成装置1は、トナー像が転写された用紙Mを定着装置40に導き、定着装置40によりトナー像を用紙Mに定着する。その後画像形成装置1は、トナー像が定着された用紙Mを、排紙ローラー14により排紙トレイ15に排紙する。
図2は、本発明の一実施の形態における定着装置40の構成を模式的に示す断面図である。図3は、図2における摺動シート46付近の拡大図である。
図2および図3を参照して、定着装置40は、定着ベルト41(ベルトの一例)と、パッド42(押圧部材の一例)と、ハロゲンヒーター43と、加熱ローラー44と、支持部材45と、摺動シート46と、曲率付与部材47(張架部材の一例)と、加圧部材48とを含んでいる。
定着ベルト41は無端状のベルトである。定着ベルト41は、軸方向の両端部において図示しないガイド部材(側板)によって挟持されることで、加圧部材48に圧接して定着ニップNPを形成する位置で支持されている。定着ベルト41は、パッド42および加熱ローラー44に張架されている。定着ベルト41には付勢手段(図示せず)によってテンションが与えられている。定着ベルト41は、基層と、基層の表面に形成された弾性層と、弾性層の表面に形成された離型層とを含んでいる。基層は、PI(ポリイミド)またはNi(ニッケル)などからなり、50μm~100μm程度の厚さを有している。弾性層は、シリコンゴムなどからなり、100μm~300μm程度の厚さを有している。離型層は、フッ素系の物質などからなり、10μm~50μm程度の厚さを有している。
パッド42は、液晶ポリマー樹脂などよりなっており、定着ベルト41の内側に配置されている。パッド42は、加圧部材48の中心軸Rの延在方向に対して平行に延在している。パッド42は定着ベルト41の内側から定着ベルト41を押圧する。パッド42は、パッド本体42aと、複数の連結軸42bとを含んでいる。パッド本体42aは、複数の連結軸42bを除くパッド42の部分であり、定着ベルト41を押圧する部分である。複数の連結軸42bは、パッド本体42aにおける支持部材45と対向する面から支持部材45に向かう方向に突出しており、支持部材45と連結される。複数の連結軸42bの各々は、パッド42の延在方向に沿って設けられている。複数の連結軸42bは、パッド本体42aと一体成型されている。
ハロゲンヒーター43は加熱源であり、加熱ローラー44の内部に設けられている。ハロゲンヒーター43は、加圧部材48の中心軸Rの延在方向に対して平行に延在している。ハロゲンヒーター43は、加熱ローラー44を介して定着ベルト41を所定の目標温度に加熱する。ハロゲンヒーター43は、ハロゲンヒーター43の延在方向における異なる発熱領域を有する2本のヒーターを含んでいる。
加熱ローラー44は、円筒形状を有しており、定着ベルト41の内側に設けられている。加熱ローラー44は、ハロゲンヒーター43の熱を定着ベルト41に伝えるとともに、定着ベルト41の回転に従動する。加熱ローラー44は、加圧部材48の中心軸Rの延在方向に対して平行な回転軸を有している。加熱ローラー44は、Al(アルミニウム)またはSUS(ステンレス鋼)などからなり、0.2mm~0.5mm程度の厚さを有している。加熱ローラー44の内周面には、ハロゲンヒーター43から発生する光の吸収率が増加するように、黒色塗装がなされている。加熱ローラー44の外周面には、汚れ防止のために、フッ素系材料よりなるコーティング層が設けられている。
支持部材45は、定着ベルト41の内側に設けられている。支持部材45は、加圧部材48の中心軸Rの延在方向に対して平行に延在している。支持部材45は、パッド42に面する側に形成された複数の貫通穴45aを含んでいる。複数の貫通穴45aの各々は、支持部材45の延在方向に沿って形成されており、パッド42の複数の連結軸42bの各々と対向する位置に形成されている。複数の連結軸42bの各々は、複数の貫通穴45aの各々を貫通している。これにより、支持部材45はパッド42を支持している。支持部材45は、U字形状の板金よりなっており、2mm程度の厚さを有している。
摺動シート46は、搬送方向AR1に沿って、パッド42の外周面にゆるばめ状態で巻き回されている。摺動シート46は、パッド42の外周面に1周以上巻き回されている。定着ベルト41とパッド42との間に摺動シート46を挟み込んだ状態で定着ベルト41が回転することで、定着ベルト41とパッド42との間の抵抗を低減することができ、定着ベルト41を安定して回転させることができる。なお、摺動シート46における定着ベルト41と接触する側の面には、50μm~200μm程度の凹凸が付与されていることが好ましい。これにより、定着ベルト41に対する接触面積が減少し、定着ベルト41の摺動時(回転時)の定着ベルト41と摺動シート46との間の摩擦抵抗を低減することができる。
以降の説明では、搬送方向AR1を摺動シート46に沿って延長した方向を巻き回し方向AR2とする。「ゆるばめ状態」とは、押圧部材とシートとの間に隙間がある状態である。
曲率付与部材47は、液晶ポリマー樹脂などよりなっており、支持部材45に固定されている。曲率付与部材47は、定着ベルト41の内側において定着ベルト41を張架している。曲率付与部材47の少なくとも一部は、パッド42の搬送方向AR1の下流側端部の位置PO10よりも搬送方向AR1の下流側(図3中上側)に存在している。曲率付与部材47は空間SP1を形成するために設けられている。空間SP1は、定着ベルト41とパッド42との間の空間であって、パッド42よりも搬送方向AR1の下流側の位置に存在する空間である。空間SP1を形成することにより、加圧部材48の押圧力Fにより摺動シート46の撓んだ部分が空間SP1に溜まるようになる。これにより、摺動シート46の撓んだ部分が定着ベルト41を不要に押圧して定着ニップNPの下流側端部付近の定着ベルト41の形状が不安定になる事態を回避することができる。
加圧部材48は、ここでは加圧ローラーであり、定着ベルト41の外側における定着ベルト41を介してパッド42と対向する位置に配置されている。加圧部材48は、定着ベルト41の外側から定着ベルト41におけるパッド42に押圧された部分を押圧力Fで押圧することにより、定着ベルト41との間で定着ニップNPを形成する。加圧部材48は回転体であり、矢印AR11で示す方向に回転駆動される。定着ベルト41は、加圧部材48の回転に従動して矢印AR12で示す方向に回転する。加圧部材48は、弾性層と、弾性層の表面に形成された離型層とを含んでいる。弾性層は、シリコンゴムよりなり、20mm~40mm程度の直径を有している。離型層は、離型性を上げるためにフッ素系の材料のチューブなどよりなっている。
図4は、本発明の一実施の形態において、パッド42に巻き回されていない状態の摺動シート46の構成を示す平面図である。図4では、摺動シート46におけるパッド42と接触する側の面が示されている。
図3および図4を参照して、摺動シート46は、接触部分PT1と、上流側部分PT2と、下流側部分PT3とに区分される。接触部分PT1は、定着ベルト41とパッド42とに接触する部分である。上流側部分PT2は、摺動シート46における接触部分PT1よりも巻き回し方向AR2の上流側(図4中下側)の部分である。下流側部分PT3は、摺動シート46における接触部分PT1よりも巻き回し方向AR2の下流側(図4中上側)の部分である。上流側部分PT2は、摺動シート46の巻き回し方向AR2の上流側端部46aを含んでいる。下流側部分PT3は、摺動シート46の巻き回し方向AR2の下流側端部46bを含んでいる。摺動シート本体461における上流側部分PT2の一部と、下流側部分PT3の一部とは、パッド42と支持部材45との間に挟み込まれており、かつ加圧部材48が定着ベルト41を押圧する押圧力Fにより固定されている。
摺動シート46は、摺動シート本体461と、複数の上流側穴462と、複数の下流側穴463とを含んでいる。摺動シート本体461は、矩形状の平面形状を有している。摺動シート本体461は、良好な摺動性を有するフッ素樹脂で覆われたガラスクロスシートまたはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)シートなどよりなっている。
複数の上流側穴462は、摺動シート本体461における上流側部分PT2に形成されている。複数の上流側穴462の各々は、パッド42に巻き回された場合に、複数の連結軸42bの各々に対応する位置に形成されており、摺動シート46の長手方向AR3に沿って配列している。摺動シート46の長手方向AR3は、パッド42に巻き回された場合にパッド42の延在方向に対して平行な方向であり、巻き回し方向AR2に対して直交する方向である。複数の上流側穴462は、連結軸42bと略同じ大きさを有する円穴462a(第1の部分の一例)と、摺動シート46の長手方向AR3に延在した複数の長穴462b(第2の部分の一例)とを含んでいる。円穴462aの長手方向AR3に沿った長さは、長穴462bの長手方向AR3に沿った長さよりも短い。円穴462aは、摺動シート46の長手方向AR3の中央部に形成されている。複数の長穴462bは、円穴462aを挟んでおり、摺動シート46の長手方向AR3の両端部に形成されている。なお、円穴462aおよび長穴462bの数は任意である。
複数の下流側穴463は、摺動シート本体461における下流側部分PT3に形成されている。複数の下流側穴463は、パッド42に巻き回された場合に、複数の連結軸42bの各々に対応する位置に形成されており、摺動シート46の長手方向AR3に沿って配列している。複数の下流側穴463の各々は、同一形状を有しており、巻き回し方向AR2に延在している。複数の下流側穴463の各々の巻き回し方向AR2の長さL2は、複数の上流側穴462の各々の巻き回し方向AR2の長さL1よりも長い。複数の下流側穴463の各々における巻き回し方向AR2の下流側の端部は、巻き回し方向AR2に沿った同一の位置PO5に設けられている。
複数の連結軸42bの各々は、複数の上流側穴462の各々および複数の下流側穴463の各々を貫通している。
なお、摺動シート46における上流側穴462および下流側穴463の形状は任意である。
図5は、支持部材45が存在する側から見た場合のパッド42および摺動シート46の一部の構成を示す斜視図である。
図3~図5を参照して、摺動シート46およびパッド42は定着装置40に対して次の方法で組み込まれる。始めに、パッド42の複数の連結軸42bの各々が、摺動シート46の複数の上流側穴462の各々に通される。これにより、摺動シート46がパッド42に吊された状態になる。
このとき、複数の上流側穴462のうち円穴462aによって摺動シート46の長手方向AR3の位置決めを行うことができる。また、長穴462bによって、上流側穴462と連結軸42bとの寸法公差に起因する長手方向AR3の位置ずれを吸収することができ、摺動シート46の組立性を向上することができる。
また、摺動シート46の上流側部分PT2は、加圧部材48の回転により引張り力を受ける部分である。上流側穴462の巻き回し方向AR2の長さL1を、下流側穴463の巻き回し方向AR2の長さL2よりも短くする(連結軸42bとほぼ同じ大きさにする)ことで、加圧部材48の回転による引張り力に起因する摺動シート46の上流側部分PT2の移動やずれを抑止することができ、摺動シート46にしわが入りにくくなる。
なお、複数の連結軸42bの各々を複数の上流側穴462の各々に通す際には、摺動シート46における上流側端部46a付近の長手方向AR3全体に渡って両面テープ49(図3)を貼り付け、貼り付けた両面テープ49によってパッド42と摺動シート46とを接着してもよい。これにより、摺動シート46を安定してパッド42に対して固定することができる。一方で、加圧部材48の押圧力Fによって摺動シート46の固定力が十分に確保できる場合には、両面テープ49は不要である。
次に、巻き回し方向AR2に沿って定着ニップNPの上流側から下流側に向かって摺動シート46がパッド42の外周面に巻き回され、パッド42の複数の連結軸42bの各々が、摺動シート46の複数の下流側穴463の各々に通される。これにより、摺動シート46がゆるばめ状態でパッド42に巻き回された状態となる。
このとき、摺動シート46がパッド42の外周面にゆるばめ状態で巻き回されるように、上流側穴462と下流側穴463との距離L3(上流側穴462における巻き回し方向AR2の上流側端部から下流側穴463における巻き回し方向AR2の上流側端部までの距離L3)は、パッド42の外周面の長さよりも長く設定される。一例として、パッド42の外周面の長さが40mmである場合、距離L3は45mmである。また、下流側穴463が巻き回し方向AR2に延在した長穴の形状を有しているので、下流側穴463と連結軸42bとの寸法公差に起因する巻き回し方向AR2の位置ずれを吸収することができ、摺動シート46の組立性を向上することができる。
次に、パッド42の複数の連結軸42bが、支持部材45の複数の貫通穴45aに通される。これにより、パッド42および摺動シート46が支持部材45によって支持される。摺動シート46の上流側部分PT2の一部と下流側部分PT3の一部とは、重ねられた状態で、パッド42と支持部材45との間に挟み込まれる。パッド42と支持部材45との間に挟み込まれた上流側部分PT2の一部は、パッド42と支持部材45との間に挟み込まれた下流側部分PT3の一部よりもパッド42に近い側となっている。この状態では、摺動シート46におけるパッド42と支持部材45との間に挟み込まれた部分は、連結軸42bに対して移動可能である。
その後、パッド42、加熱ローラー44、および曲率付与部材47に対して定着ベルト41が張架され、加圧部材48でパッド42が押圧される。これにより、パッド42に巻き回された摺動シート46は、加圧部材48の押圧力Fにより、パッド42と支持部材45とで挟み込まれた状態でその位置が固定される。
なお、パッド42は、複数の角部CR1、CR2、CR3、およびCR4を含んでいる。摺動シート46がパッド42に巻き回された場合に角部CR1、CR2、CR3、およびCR4の各々に接触する摺動シート46上の位置を、それぞれ位置PO1、PO2、PO3、およびPO4とする。摺動シート本体461は、複数の角部CR1、CR2、CR3、およびCR4の一部に対応する位置PO1、PO2、およびPO4に形成された折り目を含んでいることが好ましい。この場合、少なくとも定着ニップNPの搬送方向AR1の下流側の端部に最も近い位置に存在する角部CR3に対応する摺動シート本体461の位置PO3には、折り目が形成されないことが好ましい。これにより、位置PO1、PO2、およびPO4に形成された折り目によって摺動シート46をパッド42上に位置決めすることができるとともに、位置PO3に折り目を形成しないことで摺動シート46における撓んだ部分を空間SP1に位置付けることができる。
本実施の形態によれば、加圧部材48が定着ベルト41を押圧する押圧力Fにより摺動シート46が固定されるので、摺動シート46を固定するために板金や固定具を使用する必要がなくなる。その結果、定着装置の組立性を良好にすることができ、定着装置の部品点数の増加を抑止することができる。
加えて、摺動シート46はゆるばめ状態でパッド42に巻き回されているので、摺動シート46は、加圧部材48の回転によってその緩みを伸ばす方向の力を受けながら加圧部材48によって押圧される。これにより、定着ニップNPの摺動シート46にしわが入る事態を回避することができ、画像不良の発生を抑止することができる。
さらに、摺動シート46における上流側部分PT2の一部と下流側部分PT3の一部とがパッド42と支持部材45との間に挟み込まれているので、ジャム処理などために定着ベルト41および加圧部材48の各々を逆回転させ、摺動シート46が巻き回し方向AR2とは反対方向の力を受けた場合に、摺動シート46にしわが入る事態を回避することができる。
[変形例]
図6は、本発明の一実施の形態の第1の変形例の定着装置40におけるパッド42付近の構成を示す断面図である。図6(a)は、加圧部材48からの押圧力Fの無い状態のパッド42および摺動シート46の構成を示す図である。図6(b)は、加圧部材48からの押圧力Fのある状態のパッド42および摺動シート46の構成を示す図である。
図6(a)を参照して、第1の変形例の定着装置40において、パッド42における加圧部材48側の面は、凹部421を含んでいる。凹部421を設けることで、摺動シート46をゆるばめ状態でパッド42に巻き回した場合に凹部421と摺動シート46との間に空間SP2ができる。
図6(b)を参照して、第1の変形例によれば、空間SP2が加圧部材48によって押圧され、摺動シート46が凹部421の表面に沿って伸びるように広がる。その結果、摺動シート46にしわが入りにくくなる。
図7は、本発明の一実施の形態の第2の変形例の定着装置40におけるパッド42付近の構成を示す図である。図7(a)は断面図である。図7(b)は、支持部材45側から見た場合のパッド42の構成を示す図である。
図7を参照して、第2の変形例の定着装置40において、パッド42における支持部材45側の面は、平面部422と、凹部(薄肉部)423とを含んでいる。平面部422は、格子状の形状を有している。凹部423は、格子状の平面部422と隣接して形成されている。支持部材45は、平面部422と対向する位置に平面部451を含んでいる。摺動シート46における上流側部分PT2の一部は、平面部422と平面部451との間に挟み込まれている。さらに摺動シート46における下流側部分PT3の一部も、平面部422と平面部451との間に挟み込まれていることが好ましい。
第2の変形例によれば、凹部423を設けることにより、パッド42の容積を減らすことができる。その結果、パッド42の熱容量を低減することができ、パッド42を作製するのに必要な材料を低減することができる。また、パッド42の平面部422と支持部材45の平面部451とで摺動シート46を挟み込むことで、より安定して摺動シート46を固定することができる。
図8は、本発明の一実施の形態の第3の変形例の定着装置40におけるパッド42の構成を示す断面図である。
図8を参照して、定着装置40が長期間使用された結果、加圧部材48の押圧力Fによってパッド42および支持部材45が加圧部材48から離れる方向に撓むことがある。パッド42および支持部材45が撓むと、定着ニップNPにおける搬送方向AR1に対して直交する方向(パッド42が延在する方向である長手方向AR4)の中央位置の幅(搬送方向AR1方向の定着ニップNPの長さ)が小さくなるおそれがある。
このような事態を回避するため、第3の変形例の定着装置40において、パッド42の厚さwは、パッド42における長手方向AR4の中央位置424から両端部の各々に向かって減少している。パッド42をこのような形状にすることで、パッド42の撓みを抑止し、中央位置424の定着ニップ幅を確保することができる。その結果、部品点数を増加させることなく、良好な定着性能を得ることができる。
図9は、本発明の一実施の形態の第4の変形例の定着装置40の構成を示す断面図である。
図9を参照して、第4の変形例の定着装置40は、曲率付与部材47(図2)を含んでいない。加熱ローラー44(張架部材の一例)の少なくとも一部は、パッド42の搬送方向AR1の下流側端部の位置PO10よりも搬送方向AR1の下流側(図9中上側)に存在している。これにより、加熱ローラー44によって空間SP1が形成されている。空間SP1を形成することにより、加圧部材48の押圧力Fにより摺動シート46の撓んだ部分が空間SP1に溜まるようになる。
第4の変形例によれば、曲率付与部材47を設けることなく加圧部材48の押圧力Fにより摺動シート46の撓んだ部分が空間SP1に溜まるようにすることができ、部品点数を削減することができる。
なお、第1~第4の変形例における定着装置40の上述以外の構成は上述の実施の形態の定着装置の構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
[その他]
本発明の対象となる定着装置は、ベルトが加熱ローラーによって張架されず、ヒーターによってベルトが直接加熱される直接加熱方式のものであってもよいし、熱源としてIH(Induction Heating)方式や熱抵抗による発熱シートを用いたものであってもよい。また、本発明の対象となる定着装置は、定着ローラーを加圧する加圧部材側の構成として、ベルト、押圧部材、支持部材、およびシートを備えたものであってもよい。
上述の実施の形態および変形例は適宜組み合わせることが可能である。
上述の実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
1a 画像形成装置本体
10 用紙搬送部
11 給紙トレイ
12 給紙ローラー
13 搬送ローラー
14 排紙ローラー
15 排紙トレイ
20 トナー像形成部(画像形成部の一例)
21 画像形成ユニット
22 中間転写ベルト
22a 回転ローラー
23 一次転写ローラー
24 二次転写ローラー
25 感光体ドラム
26 帯電ローラー
27 露光装置
28 現像装置
29,30 クリーニング装置
31 トナーボトル
40 定着装置
41 定着ベルト(ベルトの一例)
42 パッド(押圧部材の一例)
42a パッド本体
42b パッドの連結軸
43 ハロゲンヒーター
44 加熱ローラー(張架部材の一例)
45 支持部材
45a 支持部材の貫通穴
46 摺動シート
46a 摺動シートの上流側端部
46b 摺動シートの下流側端部
47 曲率付与部材(張架部材の一例)
48 加圧部材
49 両面テープ
421,423 パッドの凹部
422 パッドの平面部
424 パッドの中央位置
451 支持部材の平面部
461 摺動シート本体
462 摺動シートの上流側穴
462a 摺動シートの円穴(第1の部分の一例)
462b 摺動シートの長穴(第2の部分の一例)
463 摺動シートの下流側穴
AR1 搬送方向
AR2 巻き回し方向
AR3 摺動シートの長手方向
AR4 パッドの長手方向
AR11 加圧部材の回転方向を示す矢印
AR12 定着ベルトの回転方向を示す矢印
CR1,CR2,CR3,CR4 パッドの角部
F 加圧部材の押圧力
M 用紙
NP 定着ニップ
PO1,PO2,PO3,PO4,PO5 摺動シート上の位置
PO10 搬送方向に沿った位置
PT1 接触部分
PT2 上流側部分
PT3 下流側部分
R 加圧部材の中心軸
SP1,SP2 空間
TR 搬送経路

Claims (14)

  1. トナー像が形成された用紙を定着ニップで把持しながら所定の搬送方向に搬送することにより、前記用紙にトナー像を定着する定着装置であって、
    回転する無端状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配置され、内側から前記ベルトを押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を支持する支持部材と、
    前記搬送方向に沿って前記押圧部材にゆるばめ状態で巻き回されたシートと、
    前記ベルトの外側に配置され、前記ベルトの外側から前記ベルトにおける前記押圧部材に押圧された部分を押圧することにより、前記ベルトとの間で前記定着ニップを形成する加圧部材とを備え、
    前記搬送方向を前記シートに沿って延長した方向を巻き回し方向とした場合に、前記シートにおける前記ベルトと前記押圧部材とに接触する部分である接触部分よりも前記巻き回し方向上流側に存在する上流側部分の一部と、前記シートにおける前記接触部分よりも前記巻き回し方向下流側に存在する下流側部分の一部とは、前記押圧部材と前記支持部材との間に挟み込まれ、かつ前記加圧部材が前記ベルトを押圧する押圧力により固定され、
    前記ベルトの内側において前記ベルトを張架し、かつ前記押圧部材の前記搬送方向の下流側端部の位置よりも前記搬送方向下流側に存在し、前記押圧部材の前記搬送方向の下流側端部の位置よりも前記搬送方向上流側には存在しない張架部材をさらに備え、
    前記張架部材は前記支持部材に固定され、前記押圧部材よりも前記搬送方向の下流側に空間を形成する、定着装置。
  2. 前記シートは、前記押圧部材の外周面に1周以上巻き回されている、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記押圧部材は、複数の連結軸を含み、
    前記支持部材は、複数の貫通穴を含み、
    前記複数の連結軸の各々は、前記複数の貫通穴の各々を貫通する、請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記シートは、
    シート本体と、
    前記シート本体における前記上流側部分に形成された複数の上流側穴と、
    前記シート本体における前記下流側部分に形成された複数の下流側穴とを含み、
    前記複数の連結軸の各々は、前記複数の上流側穴の各々および前記複数の下流側穴の各々を貫通し、
    前記複数の下流側穴の各々の前記巻き回し方向の長さは、前記複数の上流側穴の各々の前記巻き回し方向の長さよりも長い、請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記複数の上流側穴のうち第1の部分の上流側穴の前記搬送方向に直交する方向の長さは、前記複数の上流側穴のうち前記第1の部分を挟む部分である第2の部分の上流側穴の前記搬送方向に直交する方向の長さよりも短い、請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記複数の下流側穴の各々における前記巻き回し方向下流側の端部は、前記巻き回し方向に沿った同一の位置に設けられている、請求項4または5に記載の定着装置。
  7. 前記複数の連結軸は、前記複数の連結軸を除く前記押圧部材の部分と一体成型されている、請求項3~6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記押圧部材における前記加圧部材側の面は、凹部を含む、請求項1~7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記押圧部材は、複数の角部を含み、
    前記シートは、前記複数の角部の一部に対応する位置に形成された折り目を含み、
    少なくとも前記定着ニップの前記搬送方向下流側の端部に最も近い位置に存在する前記押圧部材の角部に対応する前記シートの位置には、折り目が形成されない、請求項1~8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記押圧部材における前記支持部材側の面は、
    平面部と、
    前記平面部と隣接して形成された凹部とを含む、請求項1~9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記シートにおける前記上流側部分の一部は、前記平面部と前記支持部材との間に挟み込まれる、請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記押圧部材は、前記搬送方向に対して直交する方向に長手方向を有しており、
    前記押圧部材の厚さは、前記長手方向の中央位置から両端部の各々に向かって減少する、請求項1~11のいずれかに記載の定着装置。
  13. 前記押圧部材と前記支持部材との間に挟み込まれた前記上流側部分の一部と、前記押圧部材と前記支持部材との間に挟み込まれた前記下流側部分の一部とは、前記押圧部材と前記支持部材との間に挟み込まれた前記上流側部分の一部が、前記押圧部材と前記支持部材との間に挟み込まれた前記下流側部分の一部よりも前記押圧部材に近い側となるように重ねられる、請求項1~12のいずれかに記載の定着装置。
  14. トナー像を前記用紙に形成する画像形成部と、
    請求項1~13のいずれかに記載の定着装置とを備えた、画像形成装置。
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