JP7106011B1 - 通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラム - Google Patents

通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラム Download PDF

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Abstract

判定部(161)は、無線端末装置との間に無線通信路が設定されている複数の基地局装置に、無線端末装置との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置である不足基地局装置が存在するか否かを判定する。選択部(162)は、複数の基地局装置に不足基地局装置が存在する場合に、複数の基地局装置以外の基地局装置を代替基地局装置として選択する。指示部(163)は、無線端末装置に、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する。

Description

本開示は、無線通信に関する。
無線通信システムにおいて、通信誤りの発生は避けられない問題の1つである。更に、無線通信システムにおいて、再送による通信遅延時間の増大も避けられない問題の1つである。無線通信の安定性は無線通信が行われる環境に依存する。
無線通信の安定性を確保する方法の1つとして、複数の無線通信路を確立し、無線通信路を冗長化する方法がある。この方法では、一部の無線通信路で通信誤りが発生し、また、一部の無線通信路で再送による通信遅延時間の増大が発生しても、他の無線通信路で通常通り通信をすることで、無線通信システム全体として通信誤りの抑制又は通信遅延時間の抑制が可能である。
また、移動局である無線端末装置が複数の無線通信路の中から通信品質のよい無線経路を移動に伴って動的に選択することで、通信を途切れさせることなくハンドオーバをシームレスに行うことができる。
特許文献1では、複数の通信手段がそれぞれ別個の基地局装置との間で無線通信路を確立し、確立した無線通信路を経由して通信先装置との通信を行う。そして、特許文献1では、ハンドオーバ期間において、いずれかの通信手段が基地局装置の切り替えのために通信先装置との通信を行わない場合でも、他の2以上の通信手段が通信先装置との通信を継続する。
特開2016-171497号公報
無線通信システム内の無線端末装置の数が多い場合又は/及び無線通信システム内のデータ量が多い場合は、いずれかの無線通信路において性能が低下する。特許文献1では、無線端末装置が主導して複数の基地局装置との間に無線通信路を構築する。このため、特許文献1では、いずれかの無線通信路において性能が低下した場合にも、各無線端末装置は、無線通信システムの全体の状況を把握することができず、適切に無線通信路を切り替えることができないという課題がある。
本開示は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとしている。より具体的には、本開示は、性能が低下した無線通信路を適切に他の無線通信路を切り替えることができる構成を得ることを主な目的とする。
本開示に係る通信管理装置は、
無線端末装置との間に無線通信路が設定されている複数の基地局装置に、前記無線端末装置との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置である不足基地局装置が存在するか否かを判定する判定部と、
前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在する場合に、前記複数の基地局装置以外の基地局装置を代替基地局装置として選択する選択部と、
前記無線端末装置に、前記不足基地局装置に代えて前記代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する指示部とを有する。
本開示によれば、性能が低下した無線通信路を適切に他の無線通信路を切り替えることができる。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信管理装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線端末装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態1に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態1に係る無線端末装置と基地局装置との位置関係の例を示す図。 実施の形態2に係る無線端末装置の機能構成例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態2に係る通信シーケンスの例を示す図。 実施の形態1に係る通信管理装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る通信管理装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る無線端末装置のハードウェア構成例を示す図。
以下、実施の形態を図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る無線通信システム100の構成例を示す。
無線通信システム100は、通信管理装置10と、基地局装置(1)21と、基地局装置(N)22と、無線端末装置30と、ネットワーク40とで構成される。通信管理装置10、基地局装置(1)21及び基地局装置(N)22を上位システムともいう。また、無線端末装置30を下位システムともいう。
図1では、基地局装置(1)21と基地局装置(N)22のみが示されているが、基地局装置(1)21及び基地局装置(N)22以外にも同じ構成の基地局装置が配置されているものとする。以下では、基地局装置(1)21、基地局装置(N)22及び図示していない基地局装置の各々を区別する必要がない場合は、各々を基地局装置20と表記する。
また、図1では、1つの無線端末装置30のみが示されているが、無線端末装置30が複数存在してもよい。無線端末装置30が複数存在する場合は、以下の無線基地局装置30の説明が各無線端末装置30に適用される。
通信管理装置10は、ネットワーク40、複数の基地局装置20と接続されている。通信管理装置10は、複数の基地局装置20を管理する。
通信管理装置10は、ネットワーク40を介して外部から無線端末装置30を宛先とするフレームを受信する。そして、通信管理装置10は、受信したフレームを複数の基地局装置20を介して無線端末装置30に送信する。また、通信管理装置10は、複数の基地局装置20を介して無線端末装置30からのフレームを重複して受信する。そして、通信管理装置10は、受信した複数のフレームのうちの1つのフレームをネットワーク40を介して外部に送信する。
基地局装置20は、それぞれ、無線端末装置30との間に無線通信路を設定する。つまり、基地局装置20は、無線端末装置30との間に冗長した無線通信路を設定する。
各基地局装置20は設置位置が異なる。但し、各基地局装置20は、通信範囲が他のいずれかの基地局装置20の通信範囲と一部で重複するように設定されている。例えば、基地局装置(1)21と基地局装置(N)22は、基地局装置(1)21の通信範囲2010と基地局装置(N)22の通信範囲2020が一部で重複するように設置されている。図1では、通信範囲2010と通信範囲2020のみを示しているが、複数の基地局装置20は、無線端末装置30がどの位置に所在していたとしても、無線端末装置30が2以上の基地局装置20の通信範囲に含まれるように配置される。
また、無線通信システム100で要求される冗長度の高さに応じて、基地局装置20の通信範囲の重複数が決定される。重複数は、上述の通り、冗長した無線通信路を構築するために2以上となる。例えば、重複数が3の場合、つまり冗長した無線通信路が3つ必要な場合は、3つ以上の基地局装置20の通信範囲が重複するように基地局装置20の配置が調整される。
なお、以下では、「無線通信路が設定されている」という表現と、「無線接続している」という表現を用いるが、両者は同義である。
無線端末装置30は、無線機32と下位装置35に大別される。
無線機32は、通信機(1)311と通信機(M)312と通信機制御部33を含む。図1では、通信機(1)311と通信機(M)312のみ示されるが、通信機(1)311及び通信機(M)312以外にも同じ構成の通信機が配置されているものとする。以下では、通信機(1)311、通信機(M)312及び図示していない通信機の各々を区別する必要がない場合は、各々を通信機31と表記する。
各通信機31は、基地局装置20と通信するためのインタフェースである。各通信機31には、個別の識別情報が設定されている。通信機31の個別の識別情報は、例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、IP(Internet Protocol)アドレス等である。
各通信機31は、異なる基地局装置20との間に無線通信路を設定する。
例えば、通信機(1)311は基地局装置(1)21との間に無線通信路を設定し、通信機(M)312は基地局装置(N)22との間に無線通信路を設定する。通信機(1)311は、基地局装置(1)21との間に設定した無線通信路を用いて、基地局装置(1)21から送信されたフレームを受信する。また、通信機(1)311は、基地局装置(1)21との間に設定した無線通信路を用いて、基地局装置(1)21にフレームを送信する。更に、通信機(M)312は、基地局装置(N)22との間に設定した無線通信路を用いて、基地局装置(N)22から送信されたフレームを受信する。また、通信機(M)312は、基地局装置(N)22との間に設定した無線通信路を用いて、基地局装置(N)22にフレームを送信する。
通信機制御部33は、通信機31から通信管理装置10からのフレームを重複して取得する。そして、通信機制御部33は、複数のフレームのうちのいずれか1つのフレームを下位装置35に出力する。
また、通信機制御部33は、下位装置35から通信管理装置10に送信するフレームを取得する。そして、通信機制御部33は、取得したフレームを各通信機31に出力する。
本実施の形態では、通信管理装置10から下位装置35までを1つのブロックとして扱う。図1では図示を省略しているが、通信管理装置10から下位装置35までのブロックがネットワーク40の下位に複数存在していてもよい。
また、図1では図示を省略しているが、インタフェースを用いて、下位装置35に別の機器が接続されてもよい。この場合は、下位装置35は、通信機制御部33から取得したフレームを下位装置35に接続された別の機器に送信する。
図2は、通信管理装置10の機能構成例を示す。また、図15は、通信管理装置10のハードウェア構成例を示す。
本実施の形態に係る通信管理装置10は、コンピュータである。通信管理装置10の動作手順は、通信管理方法に相当する。また、通信管理装置10の動作を実現するプログラムは、通信管理プログラムに相当する。
まず、図15を参照して、通信管理装置10のハードウェア構成を説明する。
通信管理装置10は、ハードウェアとして、プロセッサ801、主記憶装置802、補助記憶装置803及び通信装置804を備える。
補助記憶装置803には、図2に示す端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、補助記憶装置803から主記憶装置802にロードされる。そして、プロセッサ801がこれらプログラムを実行して、後述する端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の動作を行う。
図15では、プロセッサ801が端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
通信装置804は、ネットワーク40及び基地局装置20との通信に用いられる。
次に、図2を参照して、通信管理装置10の機能構成を説明する。
端末情報管理部11は、無線端末装置30の情報(以下、端末情報という)を管理する。端末情報には、無線端末装置30に搭載されている無線機32の識別情報、無線機32内の通信機31の識別情報、無線端末装置30の識別情報等が含まれる。
また、端末情報管理部11は、端末情報として、無線端末装置30の過去の受信電力、データ量、再送回数、誤り率等の通信品質に関する統計情報を管理してもよい。また、端末情報管理部11は、端末情報として、無線端末装置30の各通信機31の過去の受信電力、データ量、再送回数、誤り率等の通信品質に関する統計情報を管理してもよい。また、端末情報管理部11は、端末情報として、通信機31及び無線機32の使用周波数、通信機31及び無線機32の機能の情報を管理してもよい。
また、端末情報管理部11は、端末情報として、各通信機31が無線接続している基地局装置20の情報を管理してもよい。なお、後述する基地局情報管理部12が同様の情報を管理している場合は、端末情報管理部11は、端末情報として、各通信機31が無線接続している基地局装置20の情報を管理しなくてもよい。
端末情報管理部11は、無線端末装置30から送信された端末情報をデータ受信部18から取得し、取得した端末情報を主記憶装置802又は補助記憶装置803に格納する。
基地局情報管理部12は、通信管理装置10に接続されている基地局装置20の情報(以下、基地局情報という)を管理する。基地局情報には、基地局装置20に含まれる通信機の識別情報、基地局装置20の識別情報が含まれる。更に、基地局情報管理部12は、基地局情報として、各基地局装置20の通信機が無線接続している無線端末装置30の通信機31の識別情報を管理してもよい。
また、基地局情報管理部12は、基地局情報として、各基地局装置20に無線接続している無線端末装置30の過去のデータ量、再送回数、誤り率等の通信品質に関する統計情報を管理してもよい。また、基地局情報管理部12は、基地局情報として、各基地局装置20に無線接続している通信機31の過去のデータ量、再送回数、誤り率等の通信品質に関する統計情報を管理してもよい。また、基地局情報管理部12は、基地局情報として、基地局装置20の単位時間当たりのデータ量、基地局装置20を制御するCPU(Central Processing Unit)の負荷、基地局装置20の通信機の使用バッファ量等の基地局装置20の負荷情報を管理してもよい。
基地局情報管理部12は、無線端末装置30又は基地局装置20から送信された基地局情報をデータ受信部18から取得し、取得した基地局情報を主記憶装置802又は補助記憶装置803に格納する。
複製情報管理部13は、フレームを識別するためのユニーク値を管理する。
複製情報管理部13は、ユニーク値として、シーケンス番号のように1フレームごとに増加する値を管理してもよい。また、複製情報管理部13は、ユニーク値として、基地局装置20ごとに、シーケンス番号を管理してもよい。例えば、複製情報管理部13は、基地局装置20ごとに、フレームの受信のためのユニーク値を基地局装置20ごとに管理する。また、複製情報管理部13は、基地局装置20ごとに、フレームの送信のためのユニーク値を基地局装置20ごとに管理する。以下では、複製情報管理部13は、ユニーク値としてシーケンス番号を管理するものとする。つまり、複製情報管理部13は、基地局装置20からのフレームの受信(上り方向の通信)のために基地局装置20ごとにシーケンス番号を管理する。また、複製情報管理部13は、基地局装置20へのフレームの送信(下り方向の通信)のために基地局装置20ごとにシーケンス番号を管理する。
以下では、基地局装置20からのフレームの受信(上り方向の通信)のためのシーケンス番号を上りシーケンス番号という。また、基地局装置20へのフレームの送信(下り方向の通信)のためのシーケンス番号を下りシーケンス番号という。
データ処理部14は、受信したフレームの振り分けを行う。
具体的には、データ処理部14は、ネットワーク40から無線端末装置30宛てのフレームを受信した場合は、受信したフレームを宛先判定部15に出力する。
一方、基地局装置20から通信管理装置10外の他の機器宛てのフレームを受信した場合は、データ処理部14は、受信したフレームをネットワーク40に送信する。また、基地局装置20から通信管理装置10を宛先としたフレームを受信した場合は、データ処理部14は、フレームを処理する。
宛先判定部15は、データ処理部14から出力された無線端末装置30宛のフレームを複製する。また、宛先判定部15は、複製情報管理部13から下りシーケンス番号を取得する。そして、宛先判定部15は、取得した下りシーケンス番号を、複製により得られた複数の同一フレームに付加する。更に、宛先判定部15は、複数の同一フレームのそれぞれに送信先の基地局装置20の識別情報を付加する。その後、宛先判定部15は、複数の同一フレームをデータ送信部17に出力する。
また、複数の基地局装置20から複数の無線通信路を経由して送信された複数の同一フレームがデータ受信部18から出力された場合は、宛先判定部15は、複製情報管理部13から上りシーケンス番号を取得する。そして、宛先判定部15は、取得した上りシーケンス番号を用いて、受信したフレームと同一のフレームを既に受信済みか否かを判定する。宛先判定部15は、複数の同一フレームのうち最初に受信されたフレームをデータ処理部14に出力する。宛先判定部15は、複数の同一フレームのうち残りのフレームは破棄する。
具体的には、無線端末装置30へのフレームの送信の場合は、宛先判定部15は、フレームの送信先の無線端末装置30を複製情報管理部13に通知する。複製情報管理部13は、宛先判定部15から通知された無線端末装置30の下りシーケンス番号を宛先判定部15に出力する。宛先判定部15は、複製により得られた複数の同一フレームに複製情報管理部13から取得した下りシーケンス番号を付加する。更に、複数の同一フレームが無線端末装置30に向けて送信されたら、宛先判定部15は、複製情報管理部13で管理されている、フレームの送信先の無線端末装置30の下りシーケンス番号を増加させる。増加後の下りシーケンス番号が同じ無線端末装置30への次のフレームの送信の際に用いられる。
また、無線端末装置30からのフレームの受信の場合は、宛先判定部15は、受信したフレームの送信元の無線端末装置30を複製情報管理部13に通知する。複製情報管理部13は、宛先判定部15から通知された無線端末装置30の上りシーケンス番号を宛先判定部15に出力する。宛先判定部15は、受信したフレームのシーケンス番号と複製情報管理部13から取得した上りシーケンス番号とを比較する。受信したフレームのシーケンス番号が上りシーケンス番号よりも小さければ、宛先判定部15は、受信したフレームを破棄する。また、受信したフレームのシーケンス番号が上りシーケンス番号と同じである場合は、宛先判定部15は、受信したフレームのシーケンス番号が付加されたフレームを過去に受信しているか否かを判定する。受信したフレームのシーケンス番号が付加されたフレームを過去に受信していない場合は、宛先判定部15は、受信したフレームをデータ処理部14に出力する。一方、受信したフレームのシーケンス番号が付加されたフレームを過去に受信している場合は、宛先判定部15は、受信したフレームを破棄する。その後、宛先判定部15は、複製情報管理部13で管理されている、受信したフレームの送信元の無線端末装置30の上りシーケンス番号を増加させる。増加後の上りシーケンス番号が同じ無線端末装置30からの次のフレームの受信の際に用いられる。
なお、受信したフレームのシーケンス番号が上りシーケンス番号よりも大きい場合は、受信したフレームをデータ処理部14に出力する。更に、この場合は、受信したフレームのシーケンス番号と上りシーケンス番号との間に存在するシーケンス番号が欠落している状態が発生している。つまり、この状態では、欠落しているシーケンス番号が付加されたフレームが通信管理装置10に届いていない。このため、宛先判定部15は、受信したフレームの送信元の無線端末装置30と無線接続されている基地局装置20に、届いていないフレームの再送を指示する。
接続管理部16は、無線端末装置30と基地局装置20との間の無線通信路の性能を監視する。そして、無線端末装置30と基地局装置20との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない場合に、基地局装置20の切替えを決定する。
接続管理部16は、内部構成として、判定部161、選択部162及び指示部163を有する。以下では、判定部161、選択部162及び指示部163の各々を説明する。
判定部161は、複数の基地局装置20に、無線端末装置30との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置20である不足基地局装置が存在するか否かを判定する。無線通信路の性能は、例えば、受信電力、誤り率、S/N比(signal-noise ratio)等の通信品質である。また、判定部161は、無線通信路の性能として、冗長化の効果を用いてもよい。複数の無線通信路が冗長経路としての役割を果たすためには、無線端末装置30が同一の基地局装置20との間に2以上の無線通信路を設定することは望ましくない。また、無線端末装置30が無線接続する複数の基地局装置20が相互に近接している場合は冗長化の効果が薄れる。一方で、無線通信に使用する周波数帯及びチャネルが基地局装置20ごとに異なる場合は、冗長化の効果が高まる。判定部161は、このような基地局装置20と無線端末装置30との無線接続形態、基地局装置20間の距離を無線通信路、基地局装置20間の周波数及びチャネルの異同を、無線通信路の性能として評価してもよい。
判定部161は、無線通信路の通信品質が基準に満たない場合あるいは冗長化の効果が基準に満たない基地局装置20を不足基地局装置として抽出する。
なお、判定部161により行われる処理は判定処理に相当する。
選択部162は、不足基地局装置が存在する場合に代替基地局装置を選択する。代替基地局装置は不足基地局装置を代替する基地局装置20である。代替基地局装置は、無線端末装置30との間に設定される無線通信経路の性能が性能基準を満たしていることが必要である。
例えば、図1に示す無線端末装置30が基地局装置(1)21と基地局装置(N)22の2つに無線接続していると仮定する。この場合に、判定部161により基地局装置(N)22が不足基地局装置として抽出されたとする。選択部162は、無線端末装置30と無線接続している基地局装置(1)21及び基地局装置(N)22以外の基地局装置20であって、無線端末装置30との無線通信経路の性能が性能基準を満たす基地局装置20を基地局装置(N)22の代替基地局装置として選択する。
なお、選択部162により行われる処理は選択処理に該当する、。
指示部163は、無線端末装置30に、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する。
具体的には、指示部163は、代替基地局通知を生成し、生成した代替基地局通知をデータ送信部17を介して不足基地局装置に送信する。代替基地局通知には、代替基地局装置の識別情報が含まれる。
代替基地局通知を受信した不足基地局装置は、接続拒絶通知を無線端末装置30に送信する。接続拒絶通知は、不足基地局装置が無線端末装置30との無線接続を拒絶することを通知する。接続拒絶通知には、代替基地局通知に含まれる代替基地局装置の識別情報が含まれる。
接続拒絶通知を受信した無線端末装置30は、接続拒絶通知に含まれる代替基地局装置の識別情報に基づき、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定する。
このようにして、指示部163は、無線端末装置30に、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する。
なお、指示部163により行われる処理は指示処理に相当する。
データ送信部17は、宛先判定部15から出力された複数の同一フレームを送信先の基地局装置20に送信する。データ送信部17は、宛先判定部15によりフレームに付加された基地局装置20の識別情報を用いて、送信先の基地局装置20を判定する。
データ受信部18は、複数の基地局装置20から送信された複数の同一フレームを受信する。そして、データ受信部18は、受信した複数の同一フレームを宛先判定部15に出力する。
また、データ受信部18は、無線端末装置30から送信された端末情報をいずれかの基地局装置20から受信する。データ受信部18は、受信した端末情報を端末情報管理部11に出力する。
更に、データ受信部18は、無線端末装置30又は基地局装置20から送信された基地局情報を受信する。データ受信部18は、受信した基地局情報を基地局情報管理部12に出力する。
図3は、無線端末装置30の機能構成例を示す。また、図16は、無線端末装置30のハードウェア構成例を示す。
本実施の形態に係る無線端末装置30は、コンピュータである。
まず、図16を参照して、無線端末装置30のハードウェア構成を説明する。
無線端末装置30は、ハードウェアとして、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903及び通信機31を備える。
補助記憶装置903には、図3に示す通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、補助記憶装置903から主記憶装置902にロードされる。そして、プロセッサ901がこれらプログラムを実行して、後述する通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の動作を行う。
図16では、プロセッサ901が通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
通信機31は前述したように、無線端末装置30内に複数設けられている。
次に、図3を参照して、無線端末装置30の機能構成を説明する。
下位装置35は、通信に関連する処理以外の処理を行う。上位システムからのフレームの宛先が下位装置35である。なお、下位装置35は外部と通信するためのインタフェースを備えてもよく、他の機器と通信してもよい。上位システムからのフレームの宛先も外部の機器であってもよい。
無線機32は、複数の通信機31、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37で構成される。更に、通信機制御部33は、内部構成として、通信機情報管理部331、基地局情報管理部332、複製情報管理部333、宛先判定部334及び接続先判定部335を含む。
通信機情報管理部331は、各通信機31の識別情報を管理する。通信機情報管理部331は、更に、無線機32の識別情報及び無線端末装置30の識別情報も管理する。
基地局情報管理部332は、各通信機31により得られる各基地局装置20についての情報を管理する。例えば、基地局情報管理部332は、基地局装置20の通信機の識別情報、基地局装置20の識別情報を管理する。また、基地局情報管理部332は、各通信機31が観測した各基地局装置20の過去の受信電力、データ量、再送回数、誤り率等の通信品質に関する統計情報を管理する。また、基地局情報管理部332は、基地局装置20の通信機の使用周波数及び機能の情報を管理してもよい。
複製情報管理部333は、通信管理装置10の複製情報管理部13と同等の動作を行う。
つまり、複製情報管理部333は、上りシーケンス番号と下りシーケンス番号を管理する。
宛先判定部334は、通信管理装置10の宛先判定部15と同等の動作を行う。
宛先判定部334は、下位装置35から出力された通信管理装置10宛のフレームを複製する。また、宛先判定部334は、複製情報管理部333から上りシーケンス番号を取得する。そして、宛先判定部334は、取得した上りシーケンス番号を、複製により得られた複数の同一フレームに付加する。更に、宛先判定部334は、複数の同一フレームのそれぞれに送信先の基地局装置20の識別情報を付加する。そして、宛先判定部334は、複数の同一フレームをデータ送信部36に出力する。
また、複数の基地局装置20から複数の無線通信路を経由して送信された複数の同一フレームがデータ受信部37から出力された場合は、宛先判定部334は、複製情報管理部333から下りシーケンス番号を取得する。そして、宛先判定部334は、取得した下りシーケンス番号を用いて、受信したフレームと同一のフレームを既に受信済みか否かを判定する。宛先判定部334は、複数の同一フレームのうち最初に受信されたフレームを下位装置35に出力する。宛先判定部334は、複数の同一フレームのうち残りのフレームは破棄する。
接続先判定部335は、通信機情報管理部331で管理されている通信機情報と基地局情報管理部332で管理されている基地局情報とに基づき、各通信機31が無線接続する基地局装置20を選択する。接続先判定部335は、例えば、受信電力、誤り率、S/N比等の通信品質を選択基準として用いて各通信機31が無線接続する基地局装置20を選択する。また、接続先判定部335は、冗長化の効果を選択基準として用いて各通信機31が無線接続する基地局装置20を選択してもよい。冗長化の効果の意味は、判定部161についての説明で示した通りである。
また、各通信機31が接続先判定部335の選択に従って基地局装置20との間に無線通信路を設定した後に、データ受信部37が不足基地局装置から接続拒絶通知を受信する場合がある。この場合は、接続先判定部335は、接続拒絶通知に含まれる代替基地局装置の識別情報に基づき、不足基地局装置に無線接続している通信機31に、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する。
また、接続先判定部335は、以後いずれの通信機31も不足基地局装置との間に無線通信路を設定しないようにするために、基地局情報管理部332に、不足基地局装置の情報を登録してもよい。例えば、接続先判定部335は、不足基地局装置と認定された基地局装置20の欄に不足基地局装置であることを示すフラグを設定する。
また、接続先判定部335は、基地局情報管理部332に、不足基地局装置との間の無線通信路の設定を一定期間禁止するためのタイマを設定してもよい。タイマが満了した後は、再度、不足基地局装置と認定された基地局装置20との間に無線通信路を設定することが許可される。また、タイマが満了する前に通信管理装置10から不足基地局装置との間の無線通信路の設定が許可された場合に、不足基地局装置との間の無線通信路の設定を可能とするようにしてもよい。また、タイマが満了する前に無線端末装置30がリセットされた場合に、不足基地局装置との間の無線通信路の設定を可能とするようにしてもよい。
データ送信部36は、通信機31に対してフレームの送信を要求する。
データ送信部36は、通常のフレームの送信に加えて、通信機31に後述する端末識別情報通知の送信も要求する。
データ受信部37は、各通信機31が受信したフレームを宛先判定部334へ出力する。
データ受信部37は、通常のフレームに加えて、接続拒絶通知も宛先判定部334へ出力する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る通信シーケンスを説明する。
図4は、無線端末装置30が通信管理装置10に通信機31の情報を伝達するための通信シーケンスを示す。図4に示す通信シーケンスは、周期的に繰り返される。
なお、図4では、既に複数の通信機31と複数の基地局装置20との間に複数の無線通信路が設定されているものとする。無線通信路の設定方法は、既存技術が存在するため、詳細な説明を省略する。
まず、通信機情報管理部331が、各通信機31に対して、通信機31の識別情報を要求する(ステップS401、S403)。また、通信機情報管理部331は、併せて、各通信機31に、各通信機31が無線接続している基地局装置20の識別情報、無線通信路の通信品質(受信電力、データ量、再送回数、誤り率、S/N比等)の情報、使用周波数帯、チャネル等の情報も要求する。
通信機情報管理部331は、各通信機31から、通信機31の識別情報、基地局装置20の識別情報、無線通信路の通信品質の情報、使用周波数、チャネル等の情報を取得する(ステップS402、S404)。
次に、通信機情報管理部331は、データ送信部36及び通信機31を介して、各通信機31から取得した情報と、無線機32の識別情報と、無線端末装置30の識別情報を端末識別情報通知として通信管理装置10へ送信する(ステップS405)。
なお、通信機情報管理部331は、端末識別情報を基地局装置20との間に設定している複数の無線通信路を使用して端末識別情報通知を送信してもよいし、1つの無線通信路のみを使用して端末識別情報通知を送信してもよい。
通信管理装置10では、データ受信部18が端末識別情報通知を受信し、端末情報管理部11が端末識別情報通知を端末情報として主記憶装置802又は補助記憶装置803に格納する。通信管理装置10は、端末識別情報通知により、無線端末装置30に搭載された無線機32及び通信機31を確実に認識することができる。また、通信管理装置10は、端末識別情報通知により、各通信機31が無線接続している基地局装置20、無線通信路の通信品質、使用周波数帯、チャネル等も認識することができる。このように、通信管理装置10は、端末識別情報通知により、通信機31ごとに無線通信路が設定されている基地局装置20を認識することができるため、端末識別情報通知は、設定通知情報として機能する。また、通信管理装置10は、端末識別情報通知により、通信機31と基地局装置20との間に設定されている無線通信路の性能を認識することができるため、端末識別情報通知は、性能通知情報として機能する。
また、通信管理装置10では、端末識別情報のうち、基地局装置20の識別情報、無線通信路の通信品質(受信電力、データ量、再送回数、誤り率、S/N比等)の情報、使用周波数帯、チャネル等の情報は、基地局情報管理部12が基地局情報として主記憶装置802又は補助記憶装置803に格納する。このため、端末識別情報は基地局情報としても機能する。
図5は、通信管理装置10が不足基地局装置を抽出した際に行われる通信シーケンスを示す。
ステップS401~S405は図4に示したものと同じであるため、詳細な説明を省略する。
通信管理装置10は、無線端末装置30から受信した端末識別情報通知に基づき、無線端末装置30が無線接続している複数の基地局装置20に不足基地局装置が存在か否かを判定する。不足基地局装置が存在すると判定した場合に、通信管理装置10は、代替基地局装置を選択し、代替基地局通知を不足基地局装置と判定された基地局装置20に送信する(ステップS501)。
不足基地局装置と判定された基地局装置20は代替基地局通知を受信する。不足基地局装置と判定された基地局装置20は、接続拒絶通知を無線端末装置30に送信する(ステップS502)。
無線端末装置30は、接続拒絶通知を受信すると、不足基地局装置と無線接続している通信機31の接続先を接続拒絶通知に含まれる識別情報に示される代替基地局装置に切り替える(ステップS503)。
次に、通信管理装置10における不足基地局装置の抽出と代替基地局装置の選択手順を説明する。
図14は、通信管理装置10における不足基地局装置の抽出と代替基地局装置の選択手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1401において、接続管理部16の判定部161が、端末識別情報通知を解析して、無線端末装置30が無線接続している基地局装置20ごとに、無線通信路の性能を評価する。無線通信路の性能を表すパラメータは、システム設計者により設定される。
判定部161は、無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置20を不足基地局装置として抽出する。
前述したように、無線通信路の性能は、例えば、受信電力、誤り率、S/N比(signal-noise ratio)等の通信品質である。
通信品質に加えて、例えば、判定部161は、無線通信路の性能を表すパラメータとして、基地局装置20の負荷を用いてもよい。基地局装置20の負荷として、単位時間当たりのデータ量、基地局装置20を制御するCPUの負荷、基地局装置20の通信機の使用バッファ量等が考えられる。
また、判定部161は、無線通信路の性能を表すパラメータとして、冗長化の効果を用いてもよい。冗長化の効果(冗長化の信頼性)は、通信機31の使用する周波数帯が異なれば変化することがあり、また、同一の周波数帯でもチャネルが異なれば変化することがある。
また、判定部161は、無線通信路の性能を表すパラメータとして、無線端末装置30と基地局装置20との位置関係を用いてもよい。具体的には、判定部161は、無線端末装置30と基地局装置20との位置関係として、図6に示す地点O(無線端末装置30が所在)を中心とする、地点A(基地局装置(1)21が所在)と地点B(基地局装置(N)22が所在)とのなす角AOBの角度情報を用いることが考えられる。
冗長化の信頼性の観点からは無線端末装置30の無線接続の接続先となる複数の基地局装置20が無線端末装置30の周囲に散らばることが望ましい。例えば、冗長化された無線通信路が2つの場合、無線端末装置30を中心とする2つの基地局装置20のなす角が180度となるように2つの基地局装置20を配置すれば最も信頼性が高い。冗長化された無線通信路が3つの場合、無線端末装置30を中心とする3つの基地局装置20のなす角が120度と240度となるように3つの基地局装置20を配置すれば最も信頼性が高い。このように、接続先となる複数の基地局装置20が無線端末装置30の周囲に散らばるか否かに着目して判定部161が不足基地局装置を抽出することで、遮蔽物の存在により通信が不安定になる確率が低くなる。
判定部161は、これらの無線通信路の性能を表すパラメータを複数組み合わせて不足基地局装置を抽出することができる。これらの無線通信路の性能を表すパラメータの情報は、基地局情報管理部12により基地局情報として周期的に収集されるものとする。
無線端末装置30が無線接続する複数の基地局装置20の中に不足基地局装置が存在する場合(ステップS1402でYES)は処理がステップS1403に進む。一方、不足基地局装置が存在しない場合(ステップS1402でNO)は処理が終了する。
ステップS1403では、選択部162が、代替基地局装置が選択できるか否かを判定する(ステップS1403)。
つまり、選択部162は、基地局情報管理部12で管理されている基地局情報を参照して、無線端末装置30が現時点で無線接続していない基地局装置20の中で無線端末装置30が無線接続可能であり、無線通信路の性能が性能基準を満たす基地局装置20が存在するか否かを判定する。
代替基地局装置が選択できる場合(ステップS1403でYES)は、処理がステップS1404に進む。一方、代替基地局装置が選択できない場合(ステップS1403でNO)は、処理がステップS1407に進む。
ステップS1404では、選択部162が不足基地局装置を代替する代替基地局装置を選択する。
代替基地局装置の候補が複数ある場合は、選択部162は、無線通信路の性能が最もよい代替基地局装置の候補を代替基地局装置として選択する。
なお、選択部162は、前述した無線通信路の性能を表すパラメータ(通信品質、基地局装置20の負荷、冗長化の効果、無線端末装置30と基地局装置20との位置関係)を複数組み合わせて代替基地局装置を選択することができる。
次に、ステップS1405において、指示部163が、代替基地局通知を生成する。
そして、ステップS1406において、指示部163が、生成した代替基地局通知をデータ送信部17を介して不足基地局装置に送信する。
ステップS1403でNOと判定された場合は、選択部162は既定のエラー処理を行う(ステップS1407)。
図5に示したように、代替基地局通知を受信した不足基地局装置は、接続拒絶通知を無線端末装置30に送信する。
接続拒絶通知を受信した無線端末装置30は、接続拒絶通知に含まれる代替基地局装置の識別情報に基づき、不足基地局装置に代えて代替基地局装置との間に無線通信路を設定する。
以上では、通信管理装置10は代替基地局通知を不足基地局装置に送信し、不足基地局装置が無線端末装置30に接続拒絶通知を送信する例を説明した。これに代えて、通信管理装置10が代替基地局通知を不足基地局装置以外の基地局装置20に送信し、代替基地局通知を受信した基地局装置20が無線端末装置30に接続拒絶通知を送信するようにしてもよい。また、通信管理装置10が代替基地局通知を代替基地局に送信し、代替基地局が無線端末装置30に接続拒絶通知を送信するようにしてもよい。
また、以上では、無線端末装置30が、基地局装置20の識別情報、無線通信路の通信品質(受信電力、データ量、再送回数、誤り率、S/N比等)の情報、使用周波数帯、チャネル等の情報が含まれる端末識別情報を通信管理装置10に送信する例を説明した。これに代えて、各基地局装置20が、これらの情報を基地局情報として通信管理装置10に送信するようにしてもよい。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、通信管理装置10が各無線通信路の性能を監視しているため、性能が低下した無線通信路を性能が良好な無線通信路に切り替えることができる。
つまり、無線端末装置30では、無線通信システムの全体の状況を把握することができず、性能が良好な無線通信路を判別することができない。本実施の形態では、通信管理装置10が、無線通信システムの全体の状況を把握して、性能が良好な無線通信路を判別することができる。この結果、無線通信システム全体の負荷の分散、冗長化による信頼性の最大化を図ることが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態1では、無線端末装置30には複数の通信機31を備えた無線機32が1つ搭載されている。しかし、冗長化に対応した無線機32は少ない。また、冗長化数の増加が望まれる場合に、冗長化数を増加させた無線機32を開発することがコスト的に困難な場合がある。そこで、複数の無線機32を無線端末装置30に搭載することが考えられる。
本実施の形態では、無線端末装置30に複数の無線機32が存在する構成を説明する。
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図7は、本実施の形態に係る無線端末装置30の機能構成例を示す。
本実施の形態に係る無線端末装置30は、無線通信装置34と下位装置35に大別される。
下位装置35は、図3に示すものと同じであるため、詳細な説明を省略する。
無線通信装置34は、図3に示す無線機32を複数有する。
図7では、無線機32として、無線機(1)321及び無線機(X)322を示すが、無線端末装置30には無線機(1)321及び無線機(X)322以外にも無線機32が存在するものとする。
各無線機32は、図3に示す内部構成を有する。つまり、各無線機32は、図3に示す複数の通信機31、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37を有する。通信機制御部33には、図3に示すように、内部構成として、通信機情報管理部331、基地局情報管理部332、複製情報管理部333、宛先判定部334及び接続先判定部335が存在する。
また、無線通信装置34は、データ送信部361とデータ受信部371を有する。
データ送信部361は図3に示すデータ送信部36と同様の動作を行う。また、データ受信部371は図3に示すデータ受信部37と同様の動作を行う。
また、無線通信装置34は、無線機制御部39を有する。
無線機制御部39は、無線機情報管理部391、基地局情報管理部392、複製情報管理部393、宛先判定部394、接続先判定部395及び無線機情報取得部396を有する。
無線機情報取得部396は、各無線機32から、各無線機32の通信機情報管理部331により管理されている通信機31の情報、基地局情報管理部332により管理されている基地局装置20の情報、複製情報管理部333により管理されている複製情報を無線機情報として取得する。
そして、無線機情報取得部396により取得された無線機情報内の通信機31の情報は無線機情報管理部391で管理される。また、無線機情報取得部396により取得された無線機情報内の基地局装置20の情報は基地局情報管理部392で管理される。また、無線機情報取得部396により取得された無線機情報内の複製情報は複製情報管理部393で管理される。
宛先判定部394は、図3に示す宛先判定部334と同様の動作を行う。接続先判定部395は、図3に示す接続先判定部335と同様の動作を行う。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る通信シーケンスを説明する。
図8及び図9は、無線端末装置30が通信管理装置10に各無線機32の通信機31の情報を伝達するための通信シーケンスを示す。図8に示す通信シーケンスは、周期的に繰り返される。
まず、無線機情報取得部396が、各無線機32の通信機制御部33に対して、各無線機32に搭載されている通信機31の識別情報を要求する(ステップS801、S802)。また、無線機情報取得部396は、併せて、各無線機32の通信機制御部33に、各無線機32に搭載されている各通信機31が無線接続している基地局装置20の識別情報、無線通信路の通信品質(受信電力、データ量、再送回数、誤り率、S/N比等)の情報、使用周波数帯、チャネル等の情報も要求する。
各無線機32の通信機制御部33では、通信機情報管理部331が、各通信機31に対して、通信機31の識別情報等を要求する(ステップS803、S805、S807、S809)。ステップS803、S805、S807及びS809は、図4のステップS401及びS403と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、通信機情報管理部331は、各通信機31から、通信機31の識別情報等を取得する(ステップS804、S806、S808、S810)。ステップS804、S806、S808及びS810は、図4のステップS402及びS404と同様であるため、詳細な説明を省略する。
無線機情報取得部396は、各無線機32から、各無線機32に搭載されている通信機31の識別情報等を取得する(ステップS811、S812)。
次に、図9に示すように、無線機情報管理部391が、各無線機32から取得した通信機31の識別情報、無線端末装置30の識別情報等を端末識別情報通知として通信管理装置10へ送信する(ステップS901)。ステップS901は図4のステップS405と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、図5と同様に、不足基地局装置が存在すると判定した場合に、通信管理装置10が、代替基地局装置を選択し、代替基地局通知を不足基地局装置と判定された基地局装置20に送信する(ステップS902)。
不足基地局装置と判定された基地局装置20は代替基地局通知を受信する。不足基地局装置と判定された基地局装置20は、接続拒絶通知を無線端末装置30に送信する(ステップS903)。
無線端末装置30は、接続拒絶通知を受信すると、不足基地局装置と無線接続している無線機32の通信機31の接続先を接続拒絶通知に含まれる識別情報に示される代替基地局装置に切り替える(ステップS904)。
ステップS902~S904は、図5のステップS501~S503と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示す手順により、無線端末装置30に複数の無線機32が存在する場合でも、通信管理装置10は、複数の無線機32に搭載される複数の通信機31が同一の無線端末装置30のものであることを認識することができる。
図8及び図9に示す通信シーケンスに代えて、図10及び図11に示す通信シーケンスを用いることもできる。
図8及び図9に示す通信シーケンスでは、無線機情報管理部391が、各無線機32から取得した通信機31の識別情報、無線端末装置30の識別情報等を端末識別情報通知として通信管理装置10へ送信する(ステップS901)。これに対して、図10及び図11に示す通信シーケンスでは、各無線機32が、通信機31の識別情報等を無線機識別情報通知として通信管理装置10へ送信する(ステップS1101、S1103)。そして、無線機情報管理部391は、ステップS1101及びS1103で送信されていない情報、具体的には、無線端末装置30の全体に関する情報(例えば、無線端末装置30の識別情報)を端末識別情報通知として送信する(ステップS1105)。
図10及び図11の通信シーケンスでは、無線機識別情報通知と端末識別情報通知が異なるタイミングで通信管理装置10に送信される。このため、通信管理装置10において無線機識別情報通知と端末識別情報通知が同じの無線端末装置30についての情報であることを認識できるようにする必要がある。例えば、各無線機32がそれぞれの無線機識別情報通知に同じ値(例えば乱数値)を設定し、無線機情報管理部391が端末識別情報通知に同じ値を設定する。このようにすることで、通信管理装置10は、同じ値が設定された無線機識別情報通知と端末識別情報通知は同じの無線端末装置30についての情報であることを認識することができる。
なお、図10のステップS1001~S1010は、図8のステップS801~S810と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図11のステップS1102及びS1104は、図8のステップS811及びS812と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図11のステップS1106~S1108は、図9のステップS902~S904と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図8及び図9に示す通信シーケンスに代えて、図12及び図13に示す通信シーケンスを用いることもできる。
図8及び図9に示す通信シーケンスでは、無線機情報取得部396が、各無線機32の通信機制御部33に対して、各無線機32に搭載されている通信機31の識別情報を要求し(ステップS801、S802)、無線機情報取得部396からの要求に基づいて、複製情報管理部333が、各通信機31に対して、通信機31の識別情報等を要求する(ステップS803、S805、S807、S809)。
。これに対して、図12及び図13に示す通信シーケンスでは、無線機情報取得部396からの要求なしに、通信機制御部33が、各通信機31に対して、通信機31の識別情報等を要求する(ステップS1201、S1203、S1205、S1207)。
また、図12及び図13に示す通信シーケンスでは、図10及び図11に示す通信シーケンスと同様に、各無線機32が、通信機31の識別情報等を無線機識別情報通知として通信管理装置10へ送信する(ステップS1209、S1211)。そして、無線機情報管理部391は、ステップS1209及びS1211で送信されていない情報、具体的には、無線端末装置30の全体に関する情報(例えば、無線端末装置30の識別情報)を端末識別情報として送信する(図13のステップS1301)。
なお、図12のステップS1201~S1208は、図10のステップS1003~S1010と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図12のステップS1209及びS1211は、図11のステップS1101及びS1103と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図12のステップS1210及びS1212は、図10のステップS1001及びS1002と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図12のステップS1213及びS1214は、図11のステップS1102及びS1104と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、図13のステップS1301~S1304は、図11のステップS1105~S1108と同様であるため、詳細な説明を省略する。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、無線端末装置30に複数の無線機32が搭載される場合でも、通信管理装置10は、複数の無線機32が同一の無線端末装置30に搭載されていることを認識することができる。この結果、無線端末装置30に複数の無線機32が搭載される場合でも、通信管理装置10が、無線通信システムの全体の状況を把握して、性能が良好な無線通信路を判別することができる。
また、本実施の形態では、無線端末装置30の変更を最小限にしながら複数の無線機32が搭載された無線端末装置30を実現することができる。
以上、実施の形態1及び2を説明したが、これら2つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
また、これら2つの実施の形態に記載された構成及び手順を必要に応じて変更してもよい。
***ハードウェア構成の補足説明***
最後に、通信管理装置10及び無線端末装置30のハードウェア構成の補足説明を行う。
図15に示すプロセッサ801は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ801は、CPU、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図15に示す主記憶装置802は、RAM(Random Access Memory)である。
図15に示す補助記憶装置803は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
図15に示す通信装置804は、通信処理を実行する電子回路である。
通信装置804は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
また、補助記憶装置803には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ801により実行される。
プロセッサ801はOSの少なくとも一部を実行しながら、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ801がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置802、補助記憶装置803、プロセッサ801内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を流通させてもよい。
また、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」又は「サーキットリー」に読み替えてもよい。
また、通信管理装置10は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)である。
この場合は、端末情報管理部11、基地局情報管理部12、複製情報管理部13、データ処理部14、宛先判定部15、接続管理部16、データ送信部17及びデータ受信部18は、それぞれ処理回路の一部として実現される。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
同様に、図16に示すプロセッサ901は、プロセッシングを行うICである。
プロセッサ901は、CPU、DSP等である。
図16に示す主記憶装置902は、RAMである。
図16に示す補助記憶装置903は、ROM、フラッシュメモリ、HDD等である。
図16に示す通信機31は、データの通信処理を実行する電子回路である。
通信機31は、例えば、通信チップ又はNICである。
また、補助記憶装置903には、OSも記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ901により実行される。
プロセッサ901はOSの少なくとも一部を実行しながら、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ901がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を流通させてもよい。
また、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」又は「サーキットリー」に読み替えてもよい。
また、無線端末装置30は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAである。
この場合は、通信機制御部33、データ送信部36及びデータ受信部37は、それぞれ処理回路の一部として実現される。
なお、上述と同様に、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
10 通信管理装置、11 端末情報管理部、12 基地局情報管理部、13 複製情報管理部、14 データ処理部、15 宛先判定部、16 接続管理部、17 データ送信部、18 データ受信部、20 基地局装置、21 基地局装置(1)、22 基地局装置(N)、30 無線端末装置、31 通信機、32 無線機、33 通信機制御部、34 無線通信装置、35 下位装置、36 データ送信部、37 データ受信部、39 無線機制御部、40 ネットワーク、100 無線通信システム、161 判定部、162 選択部、163 指示部、311 通信機(1)、312 通信機(M)、321 無線機(1)、322 無線機(X)、331 通信機情報管理部、332 基地局情報管理部、333 複製情報管理部、334 宛先判定部、335 接続先判定部、361 データ送信部、371 データ受信部、391 無線機情報管理部、392 基地局情報管理部、393 複製情報管理部、394 宛先判定部、395 接続先判定部、396 無線機情報取得部、801 プロセッサ、802 主記憶装置、803 補助記憶装置、804 通信装置、901 プロセッサ、902 主記憶装置、903 補助記憶装置、2010 通信範囲、2020 通信範囲。

Claims (6)

  1. 無線端末装置との間に無線通信路が設定されている複数の基地局装置に、前記無線端末装置との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置である不足基地局装置が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在する場合に、前記無線端末装置との間に無線通信路が設定されておらず、前記無線端末装置との間に設定される無線通信路の性能が前記性能基準を満たす、前記複数の基地局装置以外の基地局装置である候補基地局装置から、前記無線端末装置の所在位置を中心とする、前記複数の基地局装置のうちの前記不足基地局装置以外の基地局装置の所在位置と前記候補基地局装置の所在位置とのなす角の角度に基づいて、前記不足基地局装置を代替する代替基地局装置選択する選択部と、
    前記無線端末装置に、前記不足基地局装置に代えて前記代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する指示部とを有する通信管理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記無線端末装置の所在位置を中心とする、前記複数の基地局装置の所在位置のなす角の角度に基づいて、前記不足基地局装置が存在するか否かを判定する請求項1に記載の通信管理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記無線端末装置と前記複数の基地局装置との間に設定されている複数の無線通信路の各々の性能を通知する性能通知情報を取得し、前記性能通知情報を解析して前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在するか否かを判定する請求項1に記載の通信管理装置。
  4. 前記無線端末装置には複数の通信機が含まれ、通信機ごとに異なる基地局装置との間に無線通信路が設定されており、
    前記判定部は、
    前記無線端末装置の通信機ごとに無線通信路が設定されている基地局装置を通知する設定通知情報を取得し、前記設定通知情報を解析して前記複数の基地局装置を認識し、前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在するか否かを判定する請求項1に記載の通信管理装置。
  5. コンピュータが、無線端末装置との間に無線通信路が設定されている複数の基地局装置に、前記無線端末装置との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置である不足基地局装置が存在するか否かを判定し、
    前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在する場合に、前記コンピュータが、前記無線端末装置との間に無線通信路が設定されておらず、前記無線端末装置との間に設定される無線通信路の性能が前記性能基準を満たす、前記複数の基地局装置以外の基地局装置である候補基地局装置から、前記無線端末装置の所在位置を中心とする、前記複数の基地局装置のうちの前記不足基地局装置以外の基地局装置の所在位置と前記候補基地局装置の所在位置とのなす角の角度に基づいて、前記不足基地局装置を代替する代替基地局装置選択し、
    前記コンピュータが、前記無線端末装置に、前記不足基地局装置に代えて前記代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する通信管理方法。
  6. 無線端末装置との間に無線通信路が設定されている複数の基地局装置に、前記無線端末装置との間の無線通信路の性能が既定の性能基準に満たない基地局装置である不足基地局装置が存在するか否かを判定する判定処理と、
    前記複数の基地局装置に前記不足基地局装置が存在する場合に、前記無線端末装置との間に無線通信路が設定されておらず、前記無線端末装置との間に設定される無線通信路の性能が前記性能基準を満たす、前記複数の基地局装置以外の基地局装置である候補基地局装置から、前記無線端末装置の所在位置を中心とする、前記複数の基地局装置のうちの前記不足基地局装置以外の基地局装置の所在位置と前記候補基地局装置の所在位置とのなす角の角度に基づいて、前記不足基地局装置を代替する代替基地局装置選択する選択処理と、
    前記無線端末装置に、前記不足基地局装置に代えて前記代替基地局装置との間に無線通信路を設定するよう指示する指示処理とをコンピュータに実行させる通信管理プログラム。
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