JP7103723B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝器に関する。
油圧緩衝器用のピストンとして、環状溝が形成されたピストン本体に、内側に環状の突起が形成された筒状の外被部材を、突起を環状溝に係合させて被せた構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62-200045号公報
緩衝器においては、減衰力のばらつきを抑制する要望がある。
本発明は、減衰力のばらつきを抑制することが可能となる緩衝器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ピストンが、ピストンロッドに連結されるとともに外周部に凹部が形成されたピストン本体と、前記凹部に嵌合する凸部を内周部に有し前記ピストン本体の外周部に装着されてシリンダの内周部との間をシールするピストンバンドと、前記凹部と前記凸部との間の対向部を前記ピストンの外部に連通させる連通路と、を有する、構成とした。
本発明によれば、減衰力のばらつきを抑制することが可能となる。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器を示す断面図である。 本発明に係る第1実施形態の緩衝器のピストンを示す部分断面図である。 本発明に係る第2実施形態の緩衝器のピストンを示す部分断面図である。 本発明に係る第3実施形態の緩衝器のピストンを示す部分断面図である。 本発明に係る第4実施形態の緩衝器のピストンを示す部分断面図である。 本発明に係る第4実施形態の緩衝器のピストン本体および装着前のバンド素材を示す部分断面図である。
[第1実施形態]
本発明に係る第1実施形態の緩衝器を図1,図2を参照して以下に説明する。
第1実施形態の緩衝器10は、自動車や鉄道車両のサスペンション装置に用いられる緩衝器である。図1に示すように、緩衝器10は、作動流体が封入されるシリンダ11を有している。シリンダ11は、円筒状の内筒12と、内筒12よりも大径で内筒12の外側に設けられる有底筒状の外筒13とで構成されている。内筒12および外筒13の間にリザーバ室14が形成されている。外筒13は、軸方向一側に底部15を有し軸方向他側が開口部16とされており、開口部16はシリンダ11の開口部となっている。
シリンダ11の内筒12内には、ピストン17が摺動可能に挿入されている。このピストン17は、シリンダ11の内筒12内を一側室18と他側室19とに画成している。シリンダ11内には、一側室18および他側室19内に作動流体としての作動液が封入され、リザーバ室14内に作動流体としての作動液およびガスが封入される。
ピストン17には金属製のピストンロッド20が連結されている。ピストンロッド20は、軸方向一側の基端部21がシリンダ11内に挿入されており、軸方向他側の先端部22がシリンダ11の軸方向の一端つまり内筒12および外筒13の軸方向の一端よりも外部に延出されている。ピストン17は、ピストンロッド20の基端部21にナット23によって固定されており、ピストンロッド20と一体的に移動する。
シリンダ11の内側には、ピストンロッド20が突出する外筒13の開口部16側に、環状のロッドガイド25と、環状のシール部材26とが配置されており、外筒13の底部15側にベースバルブ28が設けられている。ロッドガイド25は、ピストンロッド20を、その径方向の移動を規制しつつ軸方向の移動を案内する。シール部材26は、シリンダ11の一端の開口部16側を閉塞して、内筒12内の作動液およびリザーバ室14内のガスおよび作動液が外部に漏出するのを規制する。一側室18は、ロッドガイド25とピストン17との間に配置されており、その内側にピストンロッド20が貫通するロッド側室となっている。
ベースバルブ28は、そのベースボディ31に、他側室19とリザーバ室14とを連通可能な液通路32および液通路33が形成されている。ベースボディ31には、径方向内側の液通路32を開閉可能なディスクバルブ35と、径方向外側の液通路33を開閉可能なディスクバルブ36とが、リベット37で取り付けられている。他側室19は、ベースバルブ28とピストン17との間に配置されるボトム側室であり、その内側にピストンロッド20は貫通していない。
ディスクバルブ35は、液通路32を介する作動液のリザーバ室14から他側室19への流れを規制しつつ他側室19からリザーバ室14への流れを許容する。ディスクバルブ35は、ピストンロッド20がシリンダ11からの延出量を減らす縮み側に移動したときに、他側室19からリザーバ室14へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させる減衰バルブである。
ディスクバルブ36は、液通路33を介する作動液の他側室19からリザーバ室14への流れを規制しつつリザーバ室14から他側室19への流れを許容する。ディスクバルブ36は、ピストンロッド20がシリンダ11からの延出量を増やす伸び側に移動したときに、リザーバ室14から他側室19へ作動液を実質的に減衰力を発生させずに流すサクションバルブである。
ピストンロッド20には、内筒12内に挿入される側の基端部21に、上記したピストン17と、その両側のディスクバルブ41,42とが、ナット23で取り付けられている。ピストン17には、他側室19と一側室18とを連通可能な液通路43および液通路44が形成されている。ディスクバルブ41は、液通路43を開閉可能であり、ディスクバルブ42は、液通路44を開閉可能である。
ディスクバルブ41は、液通路43を介する作動液の一側室18から他側室19への流れを規制しつつ他側室19から一側室18への流れを許容する。ディスクバルブ41は、ピストンロッド20が縮み側に移動したときに、他側室19から一側室18へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させる減衰バルブである。
ディスクバルブ42は、液通路44を介する作動液の他側室19から一側室18への流れを規制しつつ一側室18から他側室19への流れを許容する。ディスクバルブ42は、ピストンロッド20が伸び側に移動したときに、一側室18から他側室19へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させる減衰バルブである。
ピストンロッド20のシリンダ11から延出する一側には、カバー部材51が取り付けられている。カバー部材51は、ピストンロッド20のシリンダ11から延出する一側の軸方向の途中部位に固定される円板状の環状部材52と、環状部材52の外周側に接合されて環状部材52からシリンダ11の方向に延出する円筒状の筒状部材53とを有している。筒状部材53は、シリンダ11と軸方向に重なっており、シリンダ11の外周部と、ピストンロッド20のシール部材26から突出する部分とを覆っている。
外筒13の底部15の外側には取付アイ55が固定されている。
緩衝器10は、車両に取り付けられる際に、例えば、ピストンロッド20が上側に配置されて車体側に連結され、取付アイ55が下側に配置されて車輪側に連結される。
緩衝器10は、ピストンロッド20が伸び側に移動することで、これと一体にピストン17が一側室18の容積を減らし他側室19の容積を増やす方向に移動すると、ピストン17に設けられたディスクバルブ42が、液通路44を介して一側室18から他側室19へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させることになる。このとき、ベースバルブ28のディスクバルブ36が、リザーバ室14から他側室19へ作動液を実質的に減衰力を発生させずに流して、ピストンロッド20がシリンダ11から突出した体積分の作動液を他側室19へ補う。
緩衝器10は、ピストンロッド20が縮み側に移動することで、これと一体にピストン17が他側室19の容積を減らし一側室18の容積を増やす方向に移動したときに、ピストン17に設けられたディスクバルブ41が、液通路43を介して他側室19から一側室18へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させることになる。また、このとき、ベースバルブ28のディスクバルブ35が、他側室19からリザーバ室14へ作動液を流し、その際に減衰力を発生させることになる。
ピストン17は、ピストンロッド20の基端部21に連結される金属製のピストン本体61と、ピストン本体61の外周部に装着されることでピストン17の外周部を構成する合成樹脂製のピストンバンド62とからなっている。ピストン17は、その外周部を構成するピストンバンド62が、シリンダ11の内筒12の内周部との間をシールしつつ内筒12の内周部に摺接する。ピストン17、これを構成するピストン本体61およびピストンバンド62は、ピストンバンド62においてシリンダ11の内筒12に嵌合されると、内筒12すなわちシリンダ11と中心軸線を一致させる。
ピストン本体61は、その径方向中央に軸方向に貫通する挿通穴64が形成された円環状であり、ピストンロッド20の基端部21を挿通穴64に挿通させてピストンロッド20に連結される。ピストン本体61には、挿通穴64よりも径方向外側に、上記した液通路43,44が形成されている。
ピストン17の構成について、さらに説明する。
ピストン本体61は、図2に示すように、その主体となる円筒状の主体部65と、主体部65の外周部から径方向外方に突出する一箇所の円環状の本体側突出部66と、主体部65の外周部から径方向外方に突出する複数箇所、具体的には4箇所の円環状の本体側突出部67と、主体部65の軸方向両端からそれぞれ軸方向外方に突出する円筒状の軸方向突出部71と、を有している。主体部65、本体側突出部66,67および軸方向突出部71は、中心軸線を一致させている。本体側突出部66,67は、軸方向長さが同じで同外径となっており、ピストン本体61の軸方向に等間隔で並べられている。本体側突出部66,67は、軸方向の一端に本体側突出部66が配置されており、残りが全て本体側突出部67となっている。
これにより、軸方向に隣り合う本体側突出部66と本体側突出部67との間、および、軸方向に隣り合う本体側突出部67と本体側突出部67との間は、これらの外周面よりも径方向内方に凹む本体側凹部70(凹部)となっている。よって、本体側凹部70は、ピストン本体61の外周部に形成されている。本体側凹部70は、主体部65および本体側突出部66,67と中心軸線を一致させた円環状であり、同形状のものがピストン本体61の軸方向に等間隔で複数、具体的には4箇所設けられている。複数の本体側凹部70は、同形状であることから、溝底径が同等に形成されている。
ピストン本体61には、その全ての本体側突出部66,67のうち、軸方向一端に配置される本体側突出部66を除く残り全ての本体側突出部67に、それぞれを軸方向に貫通する穴91が形成されている。これらの穴91は、中心軸線を一致させており、一本のドリルの一ストロークによって一度に形成される。これらの穴91は、本体側突出部67の径方向の主体部65側、すなわち基端側に形成されている。本体側突出部66と本体側突出部67とは、本体側突出部67に穴91が形成されている以外は同形状となっている。
一方の軸方向突出部71は、軸方向の一端の本体側突出部66および主体部65よりも軸方向の一端側に突出している。他方の軸方向突出部71は、軸方向の他端の本体側突出部67および主体部65よりも軸方向の他端側に突出している。両側の軸方向突出部71は、同形状であり、本体側突出部66,67および主体部65よりも外径が小径となっている。挿通穴64は、主体部65と両側の軸方向突出部71とに貫通して形成されている。
ピストンバンド62は、例えばふっ素樹脂等の低摩擦材、具体的には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなっている。ピストンバンド62は、円環帯状のバンド本体部80と、バンド本体部80の内周面から径方向内方に突出する円環状のバンド側凸部81(凸部)と、バンド本体部80の軸方向の両端部それぞれから軸方向に延出する延出部85と、を有している。
バンド側凸部81は、ピストンバンド62の内周部に形成されている。バンド側凸部81は、同形状のものがピストンバンド62の軸方向に等間隔で複数、具体的には4箇所設けられている。軸方向に隣り合うバンド側凸部81とバンド側凸部81との間、軸方向一端のバンド側凸部81とその軸方向外側に隣り合う延出部85との間、および、軸方向他端のバンド側凸部81とその軸方向外側に隣り合う延出部85との間は、これらバンド側凸部81の内周面よりも径方向外方に凹む円環状のバンド側溝部82となっている。バンド側溝部82は、同形状のものがピストンバンド62の軸方向に等間隔で複数、具体的には5箇所設けられている。複数のバンド側凸部81は、同形状であるため、内径が同等に形成されており、複数のバンド側溝部82も、同形状であるため、溝底径が同等に形成されている。
ピストンバンド62は、ピストン本体61に装着された状態で、全てのバンド側凸部81が、それぞれ一対一で対応する本体側凹部70に嵌合して、先端部において対応する本体側凹部70の溝底部に当接する。また、ピストンバンド62は、ピストン本体61に装着された状態で、ピストン本体61の本体側突出部66,67を、それぞれ一対一で対応するバンド側溝部82に嵌合させて、バンド側溝部82の溝底部に当接させる。言い換えれば、ピストンバンド62は、ピストン本体61の本体側凹部70に嵌合するバンド側凸部81を内周部に有しており、ピストン本体61の外周部に装着される。
一方の延出部85は、軸方向に隣り合うバンド側凸部81との間にバンド側溝部82を有しており、このバンド側溝部82よりも軸方向外側に延出している。この延出部85は、先細のテーパ状であり、先端側が軸方向同側にある軸方向突出部71に近づくように延出している。他方の延出部85は、軸方向に隣り合うバンド側凸部81との間にバンド側溝部82を有しており、このバンド側溝部82よりも軸方向外側に延出している。この延出部85は、先細のテーパ状であり、先端側が軸方向同側にある軸方向突出部71に近づくように延出している。
ピストン本体61の複数の本体側突出部67のそれぞれに形成された穴91は、ピストン17の径方向における内端部が、バンド側凸部81のピストン17の径方向における内端部と、ピストン17の径方向における同等位置に位置している。また、これらの穴91は、ピストン17の径方向における内端部が、本体側突出部66から遠い側の延出部85のバンド側溝部82を形成する部分の内端部よりもピストン17の径方向における内側に位置している。
軸方向両側に本体側凹部70が隣り合っている本体側突出部67、すなわち全ての本体側突出部66,67のうち軸方向中間にある本体側突出部67は、穴91が、この本体側突出部67の軸方向一側に隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90と、この本体側突出部67の軸方向他側に隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90とを連通させる。対向部90は、本体側凹部70およびバンド側凸部81のピストン17の径方向において対向する部分の間である。
軸方向一側に本体側凹部70が隣り合い、軸方向他側に軸方向突出部71が隣り合っている本体側突出部66,67のうち穴91が形成されている軸方向他端の本体側突出部67は、穴91が、この本体側突出部67に隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90をピストン17の軸方向の、この他端から外部に連通させる。
ここで、ピストン本体61に形成された全ての本体側突出部66,67のうちの軸方向一端の本体側突出部66には、これを軸方向に貫通する穴91が形成されていないため、この本体側突出部66と、これが嵌合するバンド側溝部82との間は、本体側突出部66の先端部とバンド側溝部82の溝底部とが径方向に当接して密閉される。
以上により、ピストン17の本体側凹部70とバンド側凸部81との間の全ての対向部90は、ピストン17の軸方向の穴91が形成されていない本体側突出部66側である一端側からはピストン17の外部に連通することがない。対向部90は、ピストン17の軸方向の他端側から外部に連通している。よって、ピストン本体61とピストンバンド62との間の部分は、ピストン17を軸方向に貫通していない。
ピストン17が有する全ての対向部90と全ての穴91とが全ての対向部90をピストン17の外部に連通可能な連通路95となっており、軸方向両端の本体側突出部66,67のうち穴91が形成されている軸方向他端の本体側突出部67の穴91の対向部90とは反対側の端部が、連通路95をピストン17の外部に開口させる開口部96となっている。連通路95は、少なくとも最も開口部96側の対向部90をピストン17の外部に常時連通させている。
ピストン本体61にピストンバンド62を装着する際には、複数のバンド側凸部81を内周部に有する合成樹脂製のピストンバンド62を径方向に押し広げるように弾性変形させた状態で、複数の本体側凹部70が形成された金属製のピストン本体61の外周部に、複数のバンド側凸部81をそれぞれ対応する本体側凹部70に嵌合させて被せることになる。あるいは、円筒状のバンド素材を、ピストン本体61の軸方向の本体側突出部66側に被せ、径方向に加圧しつつ本体側突出部66側から軸方向に離れるように伸ばして、金属製のピストン本体61の外周部に、複数の本体側凹部70に嵌合する複数のバンド側凸部81を成形しつつ被せることになる。これらいずれの場合も、本体側凹部70内のエアは、バンド側凸部81の進入に伴って連通路95を介して開口部96からピストン17の外部に排出されることになる。これにより、本体側凹部70内にエアが圧縮状態で残存することを抑制する。
このようなピストン17が、挿通穴64にピストンロッド20を挿通させてピストンロッド20に連結された状態で、シリンダ11の内筒12内に嵌合されることになる。このとき、連通路95の開口部96が他側室19に開口する向きとされると、少なくとも他側室19側の対向部90が他側室19に連通する一方でいずれの対向部90も一側室18には連通しないことになり、連通路95の開口部96が一側室18に開口する向きとされると、少なくとも一側室18側の対向部90が一側室18に連通する一方でいずれの対向部90も他側室19には連通しないことになる。よって、連通路95は、ピストン本体61に形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる穴91を含んでいる。
上記した特許文献1には、環状溝が形成されたピストン本体に、内側に環状の突起が形成された筒状の外被部材を、突起を環状溝に係合させて被せた構造のピストンが開示されている。このような構成のピストンは、ピストン本体に外被部材を被せて装着する際に、突起を係合させる環状溝が突起で密封され環状溝内のエアが排出されずに圧縮状態で残存することがある。すると、残存するエアの有無およびその量によってピストンの外形形状にばらつきが生じ、ピストンとシリンダと摩擦力にばらつきを生じてしまう。その結果、緩衝器の減衰力にばらつきを生じてしまう。
これに対し、第1実施形態の緩衝器10のピストン17は、複数のバンド側凸部81を内周部に有するピストンバンド62を、複数の本体側凹部70が形成されたピストン本体61の外周部に、複数のバンド側凸部81をそれぞれ対応する本体側凹部70に嵌合させて装着することになるが、本体側凹部70とバンド側凸部81との間の対向部90をピストン17の外部に連通させる連通路95が形成されているため、対向部90内にエアが圧縮状態で残存することを抑制することができる。したがって、ピストン17の外形形状のばらつきを抑制できるため、緩衝器10の減衰力のばらつきを抑制することができる。
また、連通路95が、ピストン本体61に形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる穴91を含んでいるため、連通路95を容易に形成することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態を主に図3に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態においては、第1実施形態のピストン17に替えて、図3に示すピストン17Aが用いられる。ピストン17Aは、第1実施形態のピストン本体61とは一部異なるピストン本体61Aと、第1実施形態と同様のピストンバンド62と、を有している。
ピストン本体61Aは、軸方向一端に配置される本体側突出部66が第1実施形態と同様であり、残り全ての本体側突出部67Aが、第1実施形態の本体側突出部67と一部相違している。本体側突出部67Aには、第1実施形態の穴91は形成されておらず、穴91に替えて、それぞれを軸方向に貫通する溝状の切欠き91Aが形成されている。これらの切欠き91Aは、ピストン本体61Aの中心軸線に平行な同一直線上に配置されている。これらの切欠き91Aは、本体側突出部67Aの径方向外側の先端から主体部65側、すなわち基端側まで形成されている。
これらの切欠き91Aは、ピストン17Aの径方向における内端部が、バンド側凸部81のピストン17Aの径方向における内端部と同等位置に位置している。また、これらの切欠き91Aは、ピストン17Aの径方向における内端部が、本体側突出部66から遠い側の延出部85のバンド側溝部82を形成する部分の内端部よりもピストン17Aの径方向における内側に位置している。
軸方向両側に本体側凹部70が隣り合っている本体側突出部67A、すなわち全ての本体側突出部66,67Aのうち軸方向中間にある本体側突出部67Aは、切欠き91Aが、この本体側突出部67Aの軸方向一側に隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90と、この本体側突出部67Aの軸方向他側に隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90とを連通させる。
軸方向一側に本体側凹部70が隣り合い、軸方向他側に軸方向突出部71が隣り合っている軸方向両端の本体側突出部66,67Aのうち切欠き91Aが形成されている軸方向他端の本体側突出部67Aは、切欠き91Aが、この本体側突出部67Aに隣り合う本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90をピストン17Aの軸方向の、この他端から外部に連通させる。
ここで、ピストン本体61Aに形成された全ての本体側突出部66,67Aのうちの軸方向一端の本体側突出部66には、これを軸方向に貫通する切欠き91Aが形成されていない。このため、この本体側突出部66と、これが嵌合するバンド側溝部82との間は、本体側突出部66の先端部とバンド側溝部82の溝底部とが当接して密閉される。
以上により、ピストン17Aの本体側凹部70とバンド側凸部81との全ての対向部90は、ピストン17の軸方向の切欠き91Aが形成されていない本体側突出部66側である軸方向の一端側からはピストン17Aの外部に連通することがない。対向部90は、ピストン17Aの軸方向の他端側から外部に連通している。よって、ピストン本体61Aとピストンバンド62との間の部分は、ピストン17Aを軸方向に貫通していない。
ピストン17Aが有する全ての対向部90と全ての切欠き91Aとが全ての対向部90をピストン17Aの外部に連通可能な連通路95Aとなっており、軸方向両端の本体側突出部66,67Aのうち切欠き91Aが形成されている軸方向他端の本体側突出部67Aの切欠き91Aの対向部90とは反対側の端部が、連通路95Aをピストン17Aの外部に開口させる開口部96Aとなっている。連通路95Aは、少なくとも最も開口部96A側の対向部90をピストン17Aの外部に常時連通させている。
ピストン本体61Aにピストンバンド62を装着する際に、本体側凹部70内のエアは、バンド側凸部81の進入に伴って連通路95Aを介して開口部96Aからピストン17Aの外部に排出されることになる。これにより、本体側凹部70内にエアが圧縮状態で残存することを抑制する。
このようなピストン17Aは、連通路95Aの開口部96Aが他側室19に開口する向きとされると、少なくとも他側室19側の対向部90が他側室19に連通する一方でいずれの対向部90も一側室18には連通しないことになり、連通路95Aの開口部96Aが一側室18に開口する向きとされると、少なくとも一側室18側の対向部90が一側室18に連通する一方でいずれの対向部90も他側室19には連通しないことになる。よって、連通路95Aは、ピストン本体61Aに形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる切欠き91Aを含んでいる。
第2実施形態のピストン17Aは、本体側凹部70とバンド側凸部81との間の対向部90をピストン17Aの外部に連通させる連通路95Aが形成されているため、対向部90内にエアが圧縮状態で残存することを抑制することができる。したがって、ピストン17Aの外形形状のばらつきを抑制できるため、減衰力のばらつきを抑制することができる。
また、連通路95Aが、ピストン本体61Aに形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる切欠き91Aを含んでいるため、連通路95Aを容易に形成することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る第3実施形態を主に図4に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第3実施形態においては、第1実施形態のピストン17に替えて、図4に示すピストン17Bが用いられる。ピストン17Bは、第1実施形態のピストン本体61とは一部異なるピストン本体61Bと、第1実施形態と同様のピストンバンド62と、を有している。
ピストン本体61Bは、同形状の複数、具体的には5箇所の本体側突出部66を有している。すなわち、ピストン本体61Bは、第1実施形態において穴91が形成されている本体側突出部67に替えて、穴91が形成されていない本体側突出部66を有している。
ピストン本体61Bは、その主体部65Bが、第1実施形態の主体部65と一部相違している。主体部65Bは、第1実施形態の主体部65に、本体側凹部70と挿通穴64とを連通させる穴91B(連通路)を形成したものとなっている。穴91Bは、全ての本体側凹部70に対して一対一で形成されている。よって、穴91Bは、主体部65Bに本体側凹部70と同数である複数形成されている、全ての穴91Bは、それぞれ対応する本体側凹部70の溝底面に開口しており、ピストン本体61Bの径方向に延在していて、互いにピストン本体61Bの周方向の位置を合わせている。
全ての穴91Bは、それぞれ対応する本体側凹部70の溝底部とこれに嵌合するバンド側凸部81の先端部との間の対向部90を挿通穴64に連通させる。
ここで、ピストン本体61Bに形成された全ての本体側突出部66には、これらを軸方向に貫通する穴や切欠きが形成されていないため、これらの本体側突出部66と、それぞれが嵌合するバンド側溝部82との間は、本体側突出部66の先端部とバンド側溝部82の溝底部とが径方向に当接して密閉される。
以上により、ピストン17Bが有する穴91Bが、ピストン17Bの対応する本体側凹部70とピストンバンド62のバンド側凸部81との対向部90をピストン17Bの外部に連通させる連通路となっており、穴91Bは、挿通穴64側の端部が、ピストン17Bの外部に開口する開口部96Bとなっている。全ての穴91Bが、全ての対向部90をピストン17Bの外部に常時連通させている。
ピストン本体61Bにピストンバンド62を装着する際に、本体側凹部70内のエアは、バンド側凸部81の進入に伴って穴91Bを介して開口部96Bからピストン17Bの外部に排出されることになる。これにより、本体側凹部70内にエアが圧縮状態で残存することを抑制する。なお、全ての穴91Bは、その後、挿通穴64に嵌合されるピストンロッド20の基端部21でそれぞれの開口部96Bが閉塞される。
第3実施形態のピストン17Bは、本体側凹部70とバンド側凸部81との間の対向部90をピストン17Bの外部に連通させる穴91Bが形成されているため、対向部90内にエアが圧縮状態で残存することを抑制することができる。したがって、ピストン17Bの外形形状のばらつきを抑制できるため、減衰力のばらつきを抑制することができる。
また、ピストン本体61Bに形成されて、対向部90をピストンロッド20が挿通される挿通穴64に連通させる穴91Bが、対向部90をピストン17Bの外部に連通させる連通路であるため、連通路を容易に形成することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明に係る第4実施形態を主に図5に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第4実施形態においては、第1実施形態のピストン17に替えて、図3に示すピストン17Cが用いられる。ピストン17Cは、第1実施形態のピストン本体61とは一部異なるピストン本体61Cと、第1実施形態のピストンバンド62とは一部異なるピストンバンド62Cと、を有している。
ピストン本体61Cは、同形状の複数、具体的には5箇所の本体側突出部66を有している。すなわち、ピストン本体61Cは、第1実施形態において穴91が形成されている本体側突出部67に替えて、穴91が形成されていない本体側突出部66を有している。
ピストンバンド62Cは、第1実施形態のバンド本体部80およびバンド側凸部81とは一部異なるバンド本体部80Cおよびバンド側凸部81C,81Dを有している。全てのバンド側凸部81C,81Dのうち、軸方向の一端がバンド側凸部81Cであり、残りの複数、具体的には3箇所が同形状のバンド側凸部81Dとなっている。また、ピストンバンド62Cは、軸方向一端の延出部85は第1実施形態と同様であり、軸方向他端の延出部85Cは第1実施形態の延出部85と相違している。
ピストンバンド62Cには、その全てのバンド側凸部81C,81Dのうち、軸方向一端のバンド側凸部81Cの軸方向の中間位置から、残り全てのバンド側凸部81Dと、バンド本体部80Cの内周部と、軸方向他端の延出部85Cとに連続する溝91C(連通路)が形成されている。溝91Cは、全てのバンド側凸部81Dおよび他端の延出部85Cを軸方向に貫通しており、全てのバンド側溝部82のうち軸方向一端のバンド側溝部82を除く残り全てのバンド側溝部82の溝底部に形成されている。この溝91Cは、ピストンバンド62Cの中心軸線に沿って形成されており、延出部85Cに形成された部分を除いてピストンバンド62Cの中心軸線に平行に形成されている。この溝91Cは、全てのバンド側凸部81C,81Dの先端から基端よりもさらに径方向外方まで凹んで形成されている。言い換えれば、溝91Cは、溝91Cが形成されたバンド側溝部82の溝底面から溝底面よりも径方向外方まで凹んで形成されている。
ここで、ピストンバンド62Cに形成された全てのバンド側溝部82のうちの軸方向一端のバンド側溝部82には溝91Cが形成されていないため、このバンド側溝部82と、これに嵌合する本体側突出部66との間は、本体側突出部66の先端部とバンド側溝部82の溝底部とが径方向に当接して密閉される。
以上により、本体側凹部70とバンド側凸部81C,81Dとの間の全ての対向部90は、ピストン17Cの軸方向の溝91Cが形成されていないバンド側溝部82側である軸方向の一端側からはピストン17Cの外部に連通することはなく、ピストン17Cの軸方向の他端側から外部に連通している。よって、ピストン本体61Cとピストンバンド62Cとの間の部分は、ピストン17Cを軸方向に貫通していない。
ピストン17Cが有する溝91Cが、全ての対向部90をピストン17の外部に連通させる連通路となっており、溝91Cの延出部85C側の端部のバンド側溝部82に形成された部分が、溝91Cをピストン17の外部に開口させる開口部96Cとなっている。溝91Cは、全ての対向部90をピストン17の外部に常時連通させている。
ピストン本体61Cにピストンバンド62Cを装着する際に、本体側凹部70内のエアは、バンド側凸部81C,81Dの進入に伴って溝91Cを介して開口部96Cからピストン17Cの外部に排出されることになる。これにより、本体側凹部70内にエアが圧縮状態で残存することを抑制する。
このようなピストン17Cは、溝91Cの開口部96Cが他側室19に開口する向きとされると、全ての対向部90が他側室19に連通する一方でいずれの対向部90も一側室18には連通しないことになり、溝91Cの開口部96Cが一側室18に開口する向きとされると、全ての対向部90が一側室18に連通する一方でいずれの対向部90も他側室19には連通しないことになる。よって、溝91Cは、ピストンバンド62Cの内周部に形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる連通路となる。
第4実施形態のピストン17Cは、本体側凹部70とバンド側凸部81C,81Dとの間の対向部90をピストン17Cの外部に連通させる溝91Cが形成されているため、対向部90内にエアが圧縮状態で残存することを抑制することができる。したがって、ピストン17Cの外形形状のばらつきを抑制できるため、減衰力のばらつきを抑制することができる。
また、ピストンバンド62Cの内周部に形成されて、対向部90を一側室18および他側室19のいずれか一方に連通させる溝91Cが、対向部90をピストン17Bの外部に連通させる連通路であるため、連通路を容易に形成することができる。
ここで、円筒状のバンド素材を、径方向に加圧しつつ軸方向に伸ばして、金属製のピストン本体61Cの外周部に、複数の本体側凹部70に嵌合する複数のバンド側凸部81C,81Dを成形しつつ被せる場合に、図6に示すように、円筒状のバンド素材62aの内周部に軸方向一側に抜け軸方向他側には抜けない溝100を、セット状態で覆う全ての本体側凹部70を軸方向一側から外部に連通させるように形成しておき、この溝100で全ての本体側凹部70のエアを軸方向一側に抜きながら複数のバンド側凸部81C,81Dを成形してピストンバンド62Cとすることが可能である。この場合、溝100を、その深さ等の設定によりピストンバンド62Cの成形後にバンド側溝部82の溝底部において消失させることも可能である。この場合、バンド本体部80Cではなく、第1実施形態と同様のバンド本体部80が成形されることになる。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、作動流体が封入されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて該シリンダ内を一側室と他側室とに画成するピストンと、前記ピストンに連結されて前記シリンダの外部へ延出されるピストンロッドと、を備える緩衝器であって、前記ピストンは、前記ピストンロッドに連結されるとともに外周部に凹部が形成されたピストン本体と、前記凹部に嵌合する凸部を内周部に有し前記ピストン本体の外周部に装着されて前記シリンダの内周部との間をシールするピストンバンドと、前記凹部と前記凸部との間の対向部を前記ピストンの外部に連通させる連通路と、を有する。これにより、減衰力のばらつきを抑制することが可能となる。
第2の態様は、第1の態様において、前記連通路は、前記ピストン本体に形成されて、前記対向部を前記一側室および前記他側室のいずれか一方に連通させる穴を含む。これにより、減衰力のばらつきを容易に抑制することが可能となる。
第3の態様は、第1,第2のいずれか一態様において、前記連通路は、前記ピストン本体に形成されて、前記対向部を前記一側室および前記他側室のいずれか一方に連通させる切欠きを含む。これにより、減衰力のばらつきを容易に抑制することが可能となる。
第4の態様は、第1の態様において、前記連通路は、前記ピストン本体に形成されて、前記対向部を前記ピストンロッドが挿通される挿通穴に連通させる穴を含む。これにより、減衰力のばらつきを容易に抑制することが可能となる。
第5の態様は、第1の態様において、前記連通路は、前記ピストンバンドの内周部に形成されて、前記対向部を前記一側室および前記他側室のいずれか一方に連通させる溝を含む。これにより、減衰力のばらつきを容易に抑制することが可能となる。
10 緩衝器
11 シリンダ
17,17A,17B,17C ピストン
18 一側室
19 他側室
20 ピストンロッド
61,61A,61B,61C ピストン本体
62,62C ピストンバンド
70 本体側凹部(凹部)
81,81C,81D バンド側凸部(凸部)
90 対向部
91 穴
91A 切欠き
91B 穴(連通路)
91C 溝(連通路)
95,95A 連通路

Claims (1)

  1. 作動流体が封入されるシリンダと、
    前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて該シリンダ内を一側室と他側室とに画成するピストンと、
    前記ピストンに連結されて前記シリンダの外部へ延出されるピストンロッドと、
    を備える緩衝器であって、
    前記ピストンは、
    前記ピストンロッドに連結されるとともに外周部に凹部が形成されたピストン本体と、
    前記凹部に嵌合する凸部を内周部に有し前記ピストン本体の外周部に装着されて前記シリンダの内周部との間をシールするピストンバンドと、
    前記凹部と前記凸部との間の対向部を前記ピストンの外部に連通させると共に前記ピストン本体に形成されて、前記対向部を前記ピストンロッドが挿通される挿通穴に連通させる穴を含む連通路と、
    を有することを特徴とする緩衝器。
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