JP7102684B2 - インクセット、記録方法及び定着剤 - Google Patents

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Description

本発明は、インクセット、記録方法及び定着剤に関する。
コピー用紙やレポート用紙等の普通紙に対し、染料を含有する水性インク(以下、「水性染料インク」と言うことがある。)を用いて印字を行うインクジェット記録方法が提案されている(特許文献1)。
特開2003-127351号公報
しかしながら、普通紙等の記録用紙に加え、それ以外の布帛等の記録媒体にも記録可能な、新たなインクジェット記録方法が求められている。このとき、記録用紙向けの水性染料インクを布帛への記録に転用するのみでは、布帛を水洗すると、色落ちしてしまう。また、記録用紙への記録時と、布帛への記録時とにおける色の変化(色差)が小さいことも求められる。
そこで、本発明は、記録用紙と、記録用紙以外の記録媒体との双方の記録に利用可能なインクジェット記録用水性インクと、定着剤と、を含むインクセットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクセットは、
インクジェット記録用水性インクと、定着剤と、を含むインクセットであって、
前記インクジェット記録用水性インクは、直接染料及び酸性染料の少なくとも一方と、水と、を含み、
前記定着剤は、カチオン性無機微粒子を含むことを特徴とする。
本発明のインクセットは、直接染料及び酸性染料の少なくとも一方を含む水性染料インクと、カチオン性無機微粒子を含む定着剤と、を含むことで、記録用紙と、記録用紙以外の記録媒体との双方の記録に利用可能である。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略斜視図である。 図2(a)及び(b)は、本発明の記録方法による記録例を示す図である。
[インクセット]
本発明のインクセットについて説明する。本発明のインクセットは、インクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「インク」と言うことがある。)と、定着剤と、を含む。
(水性インク)
まず、前記水性インクについて説明する。前記水性インクは、直接染料及び酸性染料の少なくとも一方と、水と、を含む。
前記直接染料は、特に限定されず、例えば、C.I.ダイレクトブラック、C.I.ダイレクトブルー、C.I.ダイレクトレッド、C.I.ダイレクトイエロー、C.I.ダイレクトオレンジ、C.I.ダイレクトバイオレット、C.I.ダイレクトブラウン、C.I.ダイレクトグリーン等があげられる。前記C.I.ダイレクトブラックとしては、例えば、C.I.ダイレクトブラック17、19、32、51、71、108、146、154及び168等があげられる。前記C.I.ダイレクトブルーとしては、例えば、C.I.ダイレクトブルー6、22、25、71、86、90、106及び199等があげられる。前記C.I.ダイレクトレッドとしては、例えば、C.I.ダイレクトレッド1、4、17、28、83及び227等があげられる。前記C.I.ダイレクトイエローとしては、例えば、C.I.ダイレクトイエロー12、24、26、86、98、132、142及び173等があげられる。前記C.I.ダイレクトオレンジとしては、例えば、C.I.ダイレクトオレンジ34、39、44、46及び60等があげられる。前記C.I.ダイレクトバイオレットとしては、例えば、C.I.ダイレクトバイオレット47及び48等があげられる。前記C.I.ダイレクトブラウンとしては、例えば、C.I.ダイレクトブラウン109等があげられる。前記C.I.ダイレクトグリーンとしては、例えば、C.I.ダイレクトグリーン59等があげられる。
前記酸性染料も、特に限定されず、例えば、C.I.アシッドブラック、C.I.アシッドブルー、C.I.アシッドレッド、C.I.アシッドイエロー、C.I.アシッドオレンジ、C.I.アシッドバイオレット等があげられる。前記C.I.アシッドブラックとしては、例えば、C.I.アシッドブラック2、7、24、26、31、52、63、112及び118等があげられる。前記C.I.アシッドブルーとしては、例えば、C.I.アシッドブルー9、22、40、59、90、93、102、104、117、120、167、229及び234等があげられる。前記C.I.アシッドレッドとしては、例えば、C.I.アシッドレッド1、6、32、37、51、52、80、85、87、92、94、115、180、256、289、315及び317等があげられる。前記C.I.アシッドイエローとしては、例えば、C.I.アシッドイエロー11、17、23、25、29、42、61及び71等があげられる。前記C.I.アシッドオレンジとしては、例えば、C.I.アシッドオレンジ7及び19等があげられる。前記C.I.アシッドバイオレットとしては、例えば、C.I.アシッドバイオレット49等があげられる。
前記水性インク全量における前記直接染料及び前記酸性染料の少なくとも一方の配合量は、特に限定されず、例えば、0.1重量%~20重量%、1重量%~15重量%、2重量%~10重量%である。前記直接染料及び前記酸性染料の少なくとも一方は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記水性インク全量における前記水の配合量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記水性インクは、さらに、水溶性有機溶剤を含んでもよい。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、インクジェットヘッドのノズル先端部におけるインクの乾燥を防止する湿潤剤及び記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤があげられる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール、sec-ブチルアルコール、tert-ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール等のポリエーテル;アルキレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の多価アルコール;2-ピロリドン;N-メチル-2-ピロリドン;1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン;等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。
前記水性インク全量における前記湿潤剤の配合量は、例えば、0重量%~95重量%、5重量%~80重量%、5重量%~50重量%である。
前記浸透剤は、例えば、グリコールエーテルがあげられる。前記グリコールエーテルは、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール-n-プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール-n-プロピルエーテル、ジエチレングリコール-n-ブチルエーテル、ジエチレングリコール-n-ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール-n-プロピルエーテル、トリエチレングリコール-n-ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール-n-プロピルエーテル、プロピレングリコール-n-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール-n-プロピルエーテル、ジプロピレングリコール-n-ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール-n-プロピルエーテル及びトリプロピレングリコール-n-ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量における前記浸透剤の配合量は、例えば、0重量%~20重量%、0重量%~15重量%、1重量%~6重量%である。
前記水性インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、界面活性剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース等があげられる。
前記水性インクは、例えば、前記直接染料及び前記酸性染料の少なくとも一方と、前記水と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
(定着剤)
つぎに、前記定着剤について説明する。前記定着剤は、カチオン性無機微粒子を含む。前記定着剤は、カチオン性無機微粒子を含むことが特徴であり、その他の構成は何ら制限されない。
前記カチオン性無機微粒子は、特に限定されず、例えば、カチオン性シリカ、カチオン性アルミナ、カチオン性ジルコニア、カチオン性セリア等があげられ、これらの中でも、カチオン性シリカが好ましい。前記カチオン性シリカは、アルミナで被覆されたものであってもよい。
前記カチオン性無機微粒子の平均粒子径は、例えば、5nm~80nm、10nm~50nm、10nm~30nmである。前記平均粒子径は、例えば、BET法により求めることができる。前記カチオン性無機微粒子の平均粒子径が10nm~30nmであれば、ポリエステルへの記録時の水洗後の色落ちがより抑制されたインクセットを得ることができる。
前記カチオン性無機微粒子は、複数の粒子が連結した形状を有する、いわゆるパールネックレス状(数珠状)のカチオン性無機微粒子であってもよい。前記パールネックレス状のカチオン性無機微粒子の平均粒子径は、例えば、80nm~200nm、110nm~170nmである。前記パールネックレス状のカチオン性無機微粒子の平均粒子径は、例えば、動的光散乱法により求めることができる。前記パールネックレス状のカチオン性無機微粒子の単粒子あたりの平均粒子径は、特に制限されないが、例えば、10nm~30nmである。
前記カチオン性無機微粒子は、自家調製してもよいし、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、日産化学工業(株)製の「ST-AK」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径10nm~15nm(BET法))、「ST-AK-N」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径10nm~15nm(BET法))、「ST-AK-PS-S」(パールネックレス状アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径110nm~170nm(動的光散乱法)、単粒子あたりの平均粒子径10nm~30nm)、「AS-520」(カチオン性アルミナ、平均粒子径15nm~30nm(BET法))、「ST-AK-L」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径40nm~50nm(BET法))、「ST-AK-YL」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径50nm~80nm(BET法))、「ST-AK-XS」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径4nm~6nm(BET法))、「ST-AK-A」(アルミナ被覆カチオン性シリカ、平均粒子径10nm~15nm(BET法))、「AS-100」(カチオン性アルミナ、平均粒子径6nm~10nm(BET法))、「AS-200」(カチオン性アルミナ、平均粒子径7nm~15nm(BET法))、「AS-550」(カチオン性アルミナ、平均粒子径25nm~40nm(BET法))、「ZR-30AL」(カチオン性ジルコニア、平均粒子径5nm~10nm(BET法))、「CE-20A」(カチオン性セリア、平均粒子径8nm~12nm(BET法))等があげられる。
前記定着剤全量における前記カチオン性無機微粒子の配合量は、例えば、3重量%~20重量%、5重量%~20重量%、7重量%~15重量%、7重量%~10重量%である。前記カチオン性無機微粒子の配合量が7重量%以上であれば、ポリエステルへの記録時の水洗後の色落ちがより抑制されたインクセットを得ることができる。
前記定着剤は、さらに、水を含んでもよい。前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記定着剤全量における前記水の配合量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記定着剤は、さらに、水溶性有機溶剤を含んでもよい。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、前記水性インクにおいて例示したものと同様のものを用い得る。前記定着剤全量における前記水溶性有機溶剤の配合量は、例えば、0重量%~95重量%、5重量%~80重量%、5重量%~50重量%である。
前記定着剤は、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、前記水性インクにおいて例示したものと同様のものを用い得る。
前記定着剤は、例えば、前記カチオン性無機微粒子と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合することにより調製できる。
本発明のインクセットにおいて、前記定着剤は、例えば、前記水性インクが記録媒体に吐出される前に前記記録媒体に付与される前処理剤であってもよい。
[記録方法]
つぎに、本発明の記録方法について説明する。
本発明の記録方法は、
本発明のインクセットを用いて記録する記録方法であって、
記録媒体の種類に応じて前記定着剤を付与するか否かを選択し、付与することが選択されたときは前記記録媒体に前記定着剤を付与する定着剤付与工程と、
前記記録媒体に前記水性インクをインクジェット方式により吐出して記録する記録工程と、を含み、
前記定着剤付与工程において、前記記録媒体が記録用紙以外の記録媒体である場合に、前記定着剤を付与することを選択することを特徴とする。前記記録は、印字、印画、印刷等を含む。
本発明の記録方法において、前記記録用紙以外の記録媒体としては、例えば、布帛等があげられる。前記布帛は、編物及び織物の双方を含む。前記布帛の材質は、天然繊維であっても、合成繊維であってもよい。前記天然繊維としては、例えば、綿、絹等があげられる。前記合成繊維としては、例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリル等があげられる。
本発明の記録方法における前記インクセットは、前述の本発明のインクセットと同様であり、その説明を援用できる。
本発明の記録方法は、例えば、つぎに説明する本発明のインクジェット記録装置を用いて実施可能である。
本発明のインクジェット記録装置は、インクセット収容部と、定着剤付与手段と、インク吐出手段と、を含むインクジェット記録装置であって、前記インクセット収容部に、前記インクセットが収容され、前記インクセットを構成する前記定着剤を、前記定着剤付与手段によって記録媒体に付与可能であり、前記インクセットを構成する前記水性インクが、前記インク吐出手段によって前記記録媒体に吐出されることを特徴とする。
図1に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、4つのインクカートリッジ2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8と、を主要な構成要素として含む。
4つのインクカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。例えば、前記4色の水性インクのうちの少なくとも一つが、前記インクセットを構成する水性インクである。本例では、4つのインクカートリッジ2のセットを示したが、これに代えて、水性イエローインク収納部、水性マゼンタインク収納部、水性シアンインク収納部及び水性ブラックインク収納部を形成するようにその内部が間仕切りされた一体型のインクカートリッジを用いてもよい。前記インクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
ヘッドユニット4に設置されたインクジェットヘッド3は、記録媒体(例えば、記録用紙P)に記録を行う。なお、前記記録媒体は、布帛等の記録用紙P以外の記録媒体であってもよい。キャリッジ5には、4つのインクカートリッジ2及びヘッドユニット4が搭載される。駆動ユニット6は、キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008-246821号公報参照)。プラテンローラ7は、キャリッジ5の往復方向に延び、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
パージ装置8は、インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008-246821号公報参照)。
パージ装置8のプラテンローラ7側には、パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。ワイパ部材20は、へら状に形成されており、キャリッジ5の移動に伴って、インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図1において、キャップ18は、水性インクの乾燥を防止するため、記録が終了するとリセット位置に戻されるインクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本例のインクジェット記録装置1においては、4つのインクカートリッジ2は、ヘッドユニット4と共に、1つのキャリッジ5に搭載されている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクジェット記録装置1において、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、ヘッドユニット4とは別のキャリッジに搭載されていてもよい。また、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、キャリッジ5には搭載されず、インクジェット記録装置1内に配置、固定されていてもよい。これらの態様においては、例えば、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジと、キャリッジ5に搭載されたヘッドユニット4とが、チューブ等により連結され、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジからヘッドユニット4に前記水性インクが供給される。また、これらの態様においては、4つのインクカートリッジ2に代えて、ボトル形状の4つのインクボトルを用いてもよい。この場合、前記インクボトルには、外部から内部にインクを注入するための注入口が設けられていることが好ましい。
このインクジェット記録装置1を用いた記録は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、記録媒体の種類に応じて前記インクセットを構成する定着剤を付与するか否かを選択し、付与することを選択したときは前記記録媒体に前記定着剤を付与する。具体的には、前記記録媒体が記録用紙P以外の記録媒体(例えば、布帛等)である場合に、前記記録媒体に前記定着剤を付与する。本発明において、前記定着剤の付与は、例えば、スプレー方式、スタンプ塗布、刷毛塗り、ローラ塗布、インクジェット方式等により実施できる。前記定着剤の付与は、前記記録媒体の記録面の全面でもよく、一部でもよい。一部に付与する場合、前記記録媒体の記録面の少なくとも水性インクによる記録部分が付与部となる。一部に付与する場合、付与部の大きさは、記録部分よりも大きい方がよい。例えば、図2(a)に示すように、記録媒体Fに対し、文字(X)を記録する場合は、前記文字の線幅よりも大きな線幅で付与部30を形成するように前記定着剤を付与することが好ましい。また、図2(b)に示すように、記録媒体Fに対し、図柄を記録する場合は、前記図柄よりも大きな付与部40を形成するように前記定着剤を付与することが好ましい。本発明の記録方法は、例えば、前記記録媒体が記録用紙P以外の記録媒体である場合に、前記定着剤付与工程後、前記記録媒体を210℃以下で熱処理して乾燥する乾燥工程を含んでもよい。前記乾燥工程における熱処理温度の下限値は、特に制限されず、例えば、80℃以上である。前記記録媒体が記録用紙Pである場合には、これらの工程を行うことなく、つぎの工程を実施する。
つぎに、インクジェットヘッド3から、前記記録媒体に、前記水性インクを吐出する。このとき、前記記録媒体が記録用紙P以外の記録媒体である場合には、前記定着剤の付与部に、前記水性インクを吐出する。
本例では、前記記録媒体が記録用紙P以外の記録媒体である場合において、前記定着剤を、前記水性インクの吐出に先立ち前記記録媒体に付与する前処理剤として使用している。ただし、本発明は、これに限定されない。本発明では、前記記録媒体に前記水性インクを先に吐出した後、前記定着剤を付与してもよいし、前記記録媒体への前記定着剤の付与と前記水性インクの吐出とを同時に行ってもよい。
このようにして記録された前記記録媒体は、インクジェット記録装置1から排紙される。本発明によれば、記録用紙Pに代えて、布帛に記録を行った場合であっても、水洗後の色落ちが抑制される。この色落ち抑制効果は、前記水性インクに含まれる直接染料及び酸性染料の少なくとも一方が一般的にアニオン性であることから、前記定着剤に含まれるカチオン性無機微粒子により、前記直接染料及び前記酸性染料の少なくとも一方の電荷が打ち消されて非水化され、耐水性が高まったためと推定される。ただし、このメカニズムは推定に過ぎず、本発明はこれに限定されない。また、本発明によれば、記録用紙Pへの記録時と、布帛への記録時とにおける色の変化(色差)が小さい。なお、図1においては、記録用紙Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
図1に示す装置では、シリアル型インクジェットヘッドを採用するが、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置は、ライン型インクジェットヘッドを採用する装置であってもよい。
[記録媒体]
つぎに、本発明の記録媒体について説明する。
本発明の記録媒体は、
基材上に、被覆層が形成された記録媒体であって、
前記被覆層が、カチオン性無機微粒子を含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体において、前記基材としては、例えば、布帛、記録用紙等があげられる。前記基材への前記被覆層の形成は、例えば、前述の本発明の記録方法における記録媒体への定着剤の付与方法と同様にして実施できる。
[定着剤]
つぎに、本発明の定着剤について説明する。
本発明の定着剤は、
インクジェット記録用水性インクに含まれる直接染料及び酸性染料の少なくとも一方を記録媒体に定着させるための定着剤であって、カチオン性無機微粒子と、水と、を含むことを特徴とする。
前記定着剤は、カチオン性無機微粒子及び水以外にも、前述の本発明のインクセットにおける定着剤と同様の任意成分を含み得る。前記定着剤の調製は、例えば、前述の本発明のインクセットにおける定着剤の調製と同様にして実施できる。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例及び比較例により限定及び制限されない。
〔水性インクの調製〕
インク組成(表1)の各成分を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)を用いてろ過することで、インクジェット記録用水性イエローインクY、インクジェット記録用水性シアンインクC1~C3及びインクジェット記録用水性マゼンタインクMを得た。
Figure 0007102684000001
〔定着剤の調製〕
定着剤組成(表2)の各成分を、均一に混合して、12種の定着剤を得た。
[実施例1~8及び比較例1~5]
表1に示す水性イエローインクY、水性シアンインクC1~C3又は水性マゼンタインクMと、表2に示す12種の定着剤とを組み合わせることで、実施例1~8及び比較例1~5のインクセットを得た。
実施例1~8及び比較例1~5のインクセットについて、(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)、(b)定着性評価(綿での水洗前後の色差)、(c)画質評価(記録用紙とポリエステルとの色差)、(d)定着性評価(ポリエステルでの水洗前後の色差)及び(e)総合評価を、下記方法により実施した。
(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)
(記録用紙の評価サンプルの色測定)
ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP-J4225Nを使用して、実施例及び比較例のインクセットを構成する水性インクを用いて、記録用紙(アスクル(株)製の「スーパーホワイト+」)上にイエロー、シアン、マゼンタの単色パッチを記録し、評価サンプルを作製した。前記記録用紙の評価サンプルの各色パッチの色(L 、a 及びb )を、Gretag Macbeth社製の分光測色計Spectrolino(測定視野:2°;白色基準:Abs(絶対白色);光源:D50;濃度基準:ANSI T)により測定した。前記色(L 、a 及びb )の測定結果は、3回の測定の平均値である。
(綿の評価サンプルの色測定)
平面サイズが15cm×5cmの綿(シーチング)上に、実施例及び比較例のインクセットを構成する定着剤1gを、スプレー方式により均一に付与した。前記定着剤付与後の綿に、210℃を上限とした高温(180℃~210℃)のアイロンを2分間かけて乾燥させた。つぎに、前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP-J4225Nを使用して、記録用紙におけるのと同様にして、前記綿上にイエロー、シアン、マゼンタの単色パッチを記録し、評価サンプルを作製した。前記綿の評価サンプルの各色パッチの色(L 、a 及びb )を、前記記録用紙の評価サンプルと同様にして測定した。
(色差(ΔE)の算出)
前記記録用紙の評価サンプルの色と、前記綿の評価サンプルの色との色差(ΔE)を、下記式により算出し、下記評価基準に従って評価した。

ΔE={(L -L +(a -a +(b -b 1/2
画質評価(記録用紙と綿との色差) 評価基準
A:記録用紙と綿との色差(ΔE)が、5.0以下
B:記録用紙と綿との色差(ΔE)が、5.0を超えて15.0未満
C:記録用紙と綿との色差(ΔE)が、15.0以上
(b)定着性評価(綿での水洗前後の色差)
(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)における綿の評価サンプルを、水の中で前記評価サンプルの一部が他の部分と擦れることがない程度に振りながら5分間水洗した。水洗後、乾燥して得られた前記評価サンプルの各色パッチの色(L 、a 及びb )を、(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)における前記記録用紙の評価サンプルと同様にして測定し、前記綿の評価サンプルの水洗前後での色差(ΔE)を、下記式により算出して、下記評価基準に従って評価した。

ΔE={(L -L +(a -a +(b -b 1/2
定着性評価(綿での水洗前後の色差) 評価基準
A:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、5.0以下
B:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、5.0を超えて15.0未満
C:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、15.0以上
(c)画質評価(記録用紙とポリエステルとの色差)
綿(シーチング)に代えて、同じ平面サイズのポリエステルのフェルトを用いたこと、及び、アイロンの温度を中程度の温度(140℃~160℃)としたこと以外は、(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)と同様にして、前記記録用紙の評価サンプルの色と、前記ポリエステルの評価サンプルの色(L 、a 及びb )との色差(ΔE)を、下記式により算出し、下記評価基準に従って評価した。

ΔE={(L -L +(a -a +(b -b 1/2
画質評価(記録用紙とポリエステルとの色差) 評価基準
A:記録用紙とポリエステルとの色差(ΔE)が、5.0以下
B:記録用紙とポリエステルとの色差(ΔE)が、5.0を超えて15.0未満
C:記録用紙とポリエステルとの色差(ΔE)が、15.0以上
(d)定着性評価(ポリエステルでの水洗前後の色差)
(c)画質評価(記録用紙とポリエステルとの色差)におけるポリエステルの評価サンプルを、(b)定着性評価(綿での水洗前後の色差)における綿の評価サンプルと同様にして水洗、乾燥して得られた前記評価サンプルの各色パッチの色(L 、a 及びb )を、(a)画質評価(記録用紙と綿との色差)における前記記録用紙の評価サンプルと同様にして測定し、前記ポリエステルの評価サンプルの水洗前後での色差(ΔE)を、下記式により算出して、下記評価基準に従って評価した。

ΔE={(L -L +(a -a +(b -b 1/2
定着性評価(ポリエステルでの水洗前後の色差) 評価基準
A:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、5.0以下
B:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、5.0を超えて15.0未満
C:水洗前と水洗後の色差(ΔE)が、15.0以上
(e)総合評価
実施例及び比較例について、前記(a)~(d)の結果から、下記評価基準に従って総合評価を行った。
総合評価 評価基準
A:(a)~(d)の結果にCがなかった。
B:(d)の結果のみにCであった。
C:(a)~(d)の結果のうち、2つ以上にCがあった。
実施例1~8及び比較例1~5の定着剤組成及び評価結果を、表2に示す。なお、表2の評価の欄における「Y」は、表1に示す水性イエローインクYと組み合わせたインクセットでの評価を示し、「C1」、「C2」及び「C3」は、表1に示す水性シアンインクC1、C2又はC3と組み合わせたインクセットでの評価を示し、「M」は、表1に示す水性マゼンタインクMと組み合わせたインクセットでの評価を示す。
Figure 0007102684000002
表2に示すとおり、実施例1~8では、綿での評価結果が良好であり、特に、定着剤において、平均粒子径が10nm~30nmであるカチオン性無機微粒子を用いた実施例1、2及び6では、平均粒子径が40nm~50nmであるカチオン性無機微粒子を同量用いた実施例8よりも、ポリエステルでの水洗前後の色差評価の結果が優れていた。また、特に、定着剤において、カチオン性無機微粒子の配合量を7重量%以上とした実施例3及び4では、同種のカチオン性無機微粒子を用い、その配合量を5重量%とした実施例7よりも、ポリエステルでの水洗前後の色差評価の結果が優れていた。一方、定着剤において、カチオン性無機微粒子に代えて、アニオン性無機微粒子を用いた比較例1~4、及び、水性インクにおいて、直接染料及び酸性染料の少なくとも一方に代えて、塩基性染料を用いた比較例5では、綿及びポリエステルでの定着性の両方の評価結果が悪かった。
以上のように、本発明のインクセットは、記録用紙と、記録用紙以外の記録媒体との双方の記録に利用可能である。本発明のインクセットの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (16)

  1. インクジェット記録用水性インクと、定着剤と、を含むインクセットであって、
    前記インクジェット記録用水性インクは、直接染料及び酸性染料の少なくとも一方と、水と、を含み、
    前記定着剤は、カチオン性無機微粒子を含み、
    前記カチオン性無機微粒子の配合量(C)と、前記インクジェット記録用水性インク中の直接染料と酸性染料の少なくとも一方の配合量(D)との比(C/D)は1.2~2.5である、少なくとも記録用紙以外の記録媒体に前記定着剤が付与された後、且つ、前記インクジェット記録用水性インクが付与される前に熱処理により前記記録媒体を乾燥する乾燥工程を含む記録に用いられることを特徴とするインクセット。
  2. 前記カチオン性無機微粒子が、カチオン性シリカである請求項1記載のインクセット。
  3. 前記カチオン性無機微粒子の平均粒子径が、10nm~30nmである請求項1又は2記載のインクセット。
  4. 前記カチオン性無機微粒子が、複数の粒子が連結した形状を有する請求項1又は2記載のインクセット。
  5. 前記複数の粒子が連結した形状を有するカチオン性無機微粒子の単粒子あたりの平均粒子径が、10nm~30nmである請求項4記載のインクセット。
  6. 前記定着剤全量における前記カチオン性無機微粒子の配合量が、7重量%以上である請求項1~5のいずれか一項に記載のインクセット。
  7. 前記定着剤は、前記インクジェット記録用水性インクが記録媒体に吐出される前に前記記録媒体に付与される前処理剤である請求項1~6のいずれか一項に記載のインクセット。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載のインクセットを用いて記録する記録方法であって、
    記録媒体の種類に応じて前記定着剤を付与するか否かを選択し、付与することを選択したときは前記記録媒体に前記定着剤を付与する定着剤付与工程と、
    前記記録媒体に前記水性インクをインクジェット方式により吐出して記録する記録工程と、
    前記記録媒体が、記録用紙以外の記録媒体である場合に、前記定着剤付与工程後に、前記記録媒体を乾燥させる乾燥工程と、を含み、
    前記定着剤付与工程において、前記記録媒体が記録用紙以外の記録媒体である場合に、前記定着剤を付与することを選択することを特徴とする記録方法。
  9. 前記記録用紙以外の記録媒体が、布帛である請求項8記載の記録方法。
  10. 前記乾燥工程における乾燥は、少なくとも、前記記録媒体を210℃以下で熱処理することにより行われる、請求項8又は9記載の記録方法。
  11. インクジェット記録用水性インクに含まれる直接染料及び酸性染料の少なくとも一方を記録媒体に定着させるための定着剤であって、
    カチオン性無機微粒子と、水と、を含み、
    前記カチオン性無機微粒子の配合量(C)が、前記インクジェット記録用水性インク中の直接染料と酸性染料の少なくとも一方の配合量(D)に対し、1.2~2.5の比(C/D)である、少なくとも記録用紙以外の記録媒体に前記定着剤が付与された後、且つ、前記インクジェット記録用水性インクが付与される前に熱処理により前記記録媒体を乾燥する乾燥工程を含む記録に用いられることを特徴とする定着剤。
  12. 前記カチオン性無機微粒子が、カチオン性シリカである請求項11記載の定着剤。
  13. 前記カチオン性無機微粒子の平均粒子径が、10nm~30nmである請求項11又は12記載の定着剤。
  14. 前記カチオン性無機微粒子が、複数の粒子が連結した形状を有する請求項11又は12記載の定着剤。
  15. 前記複数の粒子が連結した形状を有するカチオン性無機微粒子の単粒子あたりの平均粒子径が、10nm~30nmである請求項14記載の定着剤。
  16. 前記定着剤全量における前記カチオン性無機微粒子の配合量が、7重量%以上である請求項11~15のいずれか一項に記載の定着剤。
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