JP7096689B2 - 燃料ガス噴射装置及び燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスを燃料電池に供給するための燃料ガス供給路に設けられる燃料ガス噴射装置及び燃料電池システムに関する。
例えば、特許文献1の図14には、互いに並列に配設された2つのインジェクタと、これらインジェクタの下流側に設けられたエジェクタとを備えた燃料ガス噴射装置が開示されている。エジェクタは、各インジェクタから噴射された燃料ガスを吐出することによって負圧を発生させて燃料電池から排出された燃料排ガスを吸引して燃料ガスに混合するノズルを有する。
特開2014-154385号公報
このような燃料ガス噴射装置では、燃料排ガスの循環効率を向上させるために、複数のインジェクタのそれぞれの噴射口の直径とエジェクタのノズルの噴射口の直径との関係を適切に設定する必要がある。しかしながら、上述した従来技術では、各インジェクタの噴射口の直径とノズルの噴射口の直径との関係について言及されていない。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、燃料排ガスの循環効率の向上を図ることができる燃料ガス噴射装置及び燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る燃料ガス噴射装置は、燃料ガスを燃料電池に供給するための燃料ガス供給路に設けられる燃料ガス噴射装置であって、互いに並列に配設された複数のインジェクタと、前記複数のインジェクタのそれぞれから噴射された燃料ガスを混合する合流部と、前記合流部に連結された入口部と、前記合流部から前記入口部を介して導かれた前記燃料ガスを吐出することによって負圧を発生させて前記燃料電池から排出された燃料排ガスを吸引して前記燃料ガスに混合させるノズルを有するエジェクタと、を備え、前記入口部は、前記合流部から前記ノズルまで当該ノズルの前記燃料ガスの吐出方向に沿って延在し、前記複数のインジェクタのそれぞれの噴射口のオリフィス相当径Sと前記ノズルの噴射口のオリフィス相当径Sとは、S<Sになるように設定されていることを特徴とする。
このような構成によれば、S であるため、ノズルの下流側の燃料ガスの圧力をノズルの上流側の燃料ガスの圧力よりも効果的にくすることができる。これにより、ノズルを通過するガス流速を音速とすることができるため、燃料排ガスの循環効率の向上を図ることができる。
上記の燃料ガス噴射装置において、前記複数のインジェクタのそれぞれから同時に燃料ガスが噴射されるように前記複数のインジェクタの動作を制御するインジェクタ制御部を備えていてもよい。
このような構成によれば、燃料電池に対して必要な量の燃料ガスを効率的に供給することができる。
上記の燃料ガス噴射装置において、前記複数のインジェクタから1回ずつ又は複数回ずつ交代で間欠的に燃料ガスが噴射されるように前記複数のインジェクタのそれぞれの動作を制御するインジェクタ制御部を備えていてもよい。
上記の燃料ガス噴射装置において、前記複数のインジェクタのそれぞれから前記ノズルまでの流路は、長さ及び流路断面積が互いに略同一になるように構成されていてもよい。
このような構成によれば、複数のインジェクタのそれぞれからノズルまでの燃料ガスの圧損のバラツキを小さくすることができる。
上記の燃料ガス噴射装置において、前記エジェクタは、前記ノズルの下流側に配置されたディフューザと、前記ノズルと前記ディフューザとの間に前記燃料排ガスを導くための吸込部と、を有していてもよい。
このような構成によれば、燃料ガスと燃料排ガスを効率的に燃料電池に供給することができる。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路と、前記燃料ガス供給路に設けられた上述した燃料ガス噴射装置と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、上述した燃料ガス噴射装置と同じ効果を奏する燃料電池システムを得ることができる。
本発明によれば、ノズルの下流側の燃料ガスの圧力をノズルの上流側の燃料ガスの圧力よりも効果的に高くすることができ、これにより、ノズルを通過するガス流速を音速とすることができるため、燃料排ガスの循環効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る燃料ガス噴射装置を備えた燃料電池システムの概略構成説明図である。 燃料ガス噴射装置の概略構成説明図である。 変形例に係る燃料ガス噴射装置の概略構成説明図である。 図4Aは、第1閾値を説明するためのグラフであり、図4Bは、第2閾値を説明するためのグラフである。
以下、本発明に係る燃料ガス噴射装置及び燃料電池システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム11は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両(図示せず)に搭載される。
燃料電池システム11は、燃料電池スタック12(燃料電池)を備える。燃料電池スタック12には、燃料ガスである、例えば、水素ガスを供給する燃料ガス供給装置14と、酸化剤ガスである、例えば、空気を供給する酸化剤ガス供給装置16と、冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置18とが設けられる。燃料電池システム11は、さらにエネルギ貯蔵装置であるバッテリ20と制御部22を備える。
燃料電池スタック12は、複数の発電セル24が水平方向又は鉛直方向に積層される。発電セル24は、電解質膜・電極構造体26を第1セパレータ28及び第2セパレータ30で挟持して構成される。第1セパレータ28及び第2セパレータ30は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。
電解質膜・電極構造体26は、例えば、水分が含まれたパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜32と、固体高分子電解質膜32を挟持するアノード電極34及びカソード電極36とを備える。固体高分子電解質膜32は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
第1セパレータ28と電解質膜・電極構造体26との間には、アノード電極34に燃料ガスを導くための燃料ガス流路38が設けられている。第2セパレータ30と電解質膜・電極構造体26との間には、カソード電極36に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路40が設けられている。互いに隣接する第1セパレータ28と第2セパレータ30との間には、冷却媒体(冷媒)を流通させるための冷却媒体流路42が設けられている。
燃料電池スタック12には、燃料ガス入口44a、燃料ガス出口44b、酸化剤ガス入口46a、酸化剤ガス出口46b、冷却媒体入口48a及び冷却媒体出口48bが設けられる。燃料ガス入口44aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路38の供給側に連通する。燃料ガス出口44bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路38の排出側に連通する。燃料ガス流路38、燃料ガス入口44a及び燃料ガス出口44bにより、アノード流路が構成される。
酸化剤ガス入口46aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路40の供給側に連通する。酸化剤ガス出口46bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路40の排出側に連通する。酸化剤ガス流路40、酸化剤ガス入口46a及び酸化剤ガス出口46bにより、カソード流路が構成される。
冷却媒体入口48aは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、冷却媒体流路42の供給側に連通する。冷却媒体出口48bは、各発電セル24の積層方向に貫通するとともに、冷却媒体流路42の排出側に連通する。
燃料ガス供給装置14は、高圧の燃料ガス(高圧水素)を貯留する燃料ガスタンク50を備える。燃料ガスタンク50内の燃料ガスは、燃料ガス供給路52及び燃料ガス噴射装置10を介して燃料電池スタック12の燃料ガス入口44aに供給される。燃料ガス噴射装置10の具体的な構成については後述する。
燃料電池スタック12の燃料ガス出口44bには、燃料ガス排出路54が連通する。燃料ガス排出路54は、アノード電極34で少なくとも一部が使用された燃料ガスである燃料排ガス(燃料オフガス)を、燃料電池スタック12から導出する。燃料ガス排出路54には、気液分離器56が設けられる。
燃料ガス排出路54の下流側の端部には、循環流路58とパージ流路60とが連結されている。循環流路58は、燃料排ガスを燃料ガス噴射装置10に導く。循環流路58には、循環ポンプ62が設けられる。循環ポンプ62は、特に、燃料電池スタック12の始動時に、燃料ガス排出路54に排出された燃料排ガスを、循環流路58を通って燃料ガス供給路52に循環させる。
パージ流路60には、パージ弁64が設けられている。気液分離器56の底部には、主に液体成分を含む流体を排出する排水流路66の一端が連結されている。排水流路66には、ドレイン弁68が設けられている。
酸化剤ガス供給装置16は、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口46aに連通する酸化剤ガス供給路70と、燃料電池スタック12の酸化剤ガス出口46bに連通する酸化剤ガス排出路72とを備える。
酸化剤ガス供給路70には、酸化剤ガス(大気からの空気)を圧縮して供給する酸化剤ガスポンプ74が設けられている。酸化剤ガス供給路70は、燃料電池スタック12に酸化剤ガスを導入し、酸化剤ガス排出路72は、カソード電極36で少なくとも一部が使用された酸化剤ガスである排出酸化剤ガスを、燃料電池スタック12から排出する。
冷却媒体供給装置18は、燃料電池スタック12の冷却媒体入口48aに連結される冷却媒体供給路76を備える。冷却媒体供給路76には、冷媒ポンプ78が設けられている。冷却媒体供給路76は、ラジエータ80に連結されるとともに、ラジエータ80には、冷却媒体出口48bに連通する冷却媒体排出路82が連結される。
燃料ガス噴射装置10は、燃料ガス供給路52に設けられている。図2に示すように、燃料ガス噴射装置10は、インジェクタ装置83とエジェクタ85とを備える。インジェクタ装置83は、導入部84、第1インジェクタ86、第2インジェクタ88及び導出部90を有する。
導入部84は、分岐部84a、第1導入路84b及び第2導入路84cを含む。分岐部84aは、燃料ガス供給路52から導かれた燃料ガスが流入する。第1導入路84bは、分岐部84aと第1インジェクタ86とを互いに連結し、分岐部84aの燃料ガスを第1インジェクタ86に導く。第2導入路84cは、分岐部84aと第2インジェクタ88とを互いに連結し、分岐部84aの燃料ガスを第2インジェクタ88に導く。
導出部90は、第1導出路90a、第2導出路90b及び合流部90cを含む。第1導出路90aは、第1インジェクタ86と合流部90cとを互いに連結し、第1インジェクタ86から噴射された燃料ガスを合流部90cに導く。第2導出路90bは、第2インジェクタ88と合流部90cとを互いに連結し、第2インジェクタ88から噴射された燃料ガスを合流部90cに導く。
第1インジェクタ86と第2インジェクタ88とは、互いに並列に設けられている。第1インジェクタ86は、第1導入路84bから導かれた燃料ガスを第1導出路90aに噴射する。第1インジェクタ86には、燃料ガスを噴射する第1噴射口86aが形成されている。
詳細な図示は省略するが、第1インジェクタ86は、インジェクタ本体に形成された流路を開閉するニードル弁と、ニードル弁を作動させるためのコイル(ソレノイド)とを有する。第1インジェクタ86は、コイルに通電されることにより開弁し、コイルへの通電が遮断されることにより閉弁する。
第2インジェクタ88は、第2導入路84cから導かれた燃料ガスを第2導出路90bに噴射する。第2インジェクタ88には、燃料ガスを噴射する第2噴射口88aが形成されている。第2インジェクタ88は、第1インジェクタ86と同様に構成されている。
エジェクタ85は、中空のボディ92、入口部94、吸込部96、ノズル98、ディフューザ100を有する。入口部94は、合流部90cに連結しており、合流部90cの燃料ガスをノズル98に導く。吸込部96は、循環流路58に連結しており、循環流路58の燃料排ガスをボディ92の内孔92aに導く。
ノズル98は、ボディ92に設けられて入口部94の燃料ガスをボディ92の内孔92aに吐出する。ノズル98には、燃料ガスを噴射する第3噴射口98aが形成されている。ディフューザ100は、その上流側の開口部がノズル98の第3噴射口98aに対向するように配設されている。ディフューザ100とノズル98との間には、所定の隙間Sが形成されている。ディフューザ100から導出された燃料ガス及び燃料排ガスは、燃料ガス入口44aに導かれる(図1参照)。
第1噴射口86aのオリフィス相当径SA1と第2噴射口88aのオリフィス相当径SA2とを合計した合計オリフィス相当径STと第3噴射口98aのオリフィス相当径SE1とは、SE1<STになるように設定されている。なお、オリフィス相当径SA1は、第1噴射口86aの開口面積に第1インジェクタ86の流量係数を積算したものである。オリフィス相当径SA2は、第2噴射口88aの開口面積に第2インジェクタ88の流量係数を積算したものである。オリフィス相当径SE1は、第3噴射口98aの開口面積にノズル98の流量係数を積算したものである。
オリフィス相当径SA1及びオリフィス相当径SA2のそれぞれは、オリフィス相当径SE1よりも大きい。ただし、オリフィス相当径SA1及びオリフィス相当径SA2の少なくともいずれかは、オリフィス相当径SE1よりも小さくてもよい。また、オリフィス相当径SA1及びオリフィス相当径SA2は、互いに同一であってもよいし互いに異なっていてもよい。
このような燃料ガス噴射装置10では、第1導出路90aの流路長は、第2導出路90bの流路長と略同一である。第1導出路90aの流路断面積は、第2導出路90bの流路断面積と略同一である。すなわち、第1導出路90aを流通する燃料ガスの圧損は、第2導出路90bを流通する燃料ガスの圧損と略同じである。また、第1インジェクタ86から噴射された燃料ガスと第2インジェクタ88から噴射された燃料ガスとは、合流部90cで混合されて入口部94を介してノズル98に導入される。そのため、第1インジェクタ86からノズル98までの流路の長さ及び流路断面積は、第2インジェクタ88からノズル98までの流路の長さ及び流路断面積と略同一である。
図1において、制御部22は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM、RAM等を有しており、CPUがROMに記憶されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)として機能する。なお、各種機能実現部は、ハードウエアとしての機能実現器により構成することもできる。
制御部22は、負荷が必要とする電力に基づいて燃料電池スタック12の発電量を制御する。制御部22は、第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88のそれぞれから同時に燃料ガスが噴射されるように第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88の動作を制御するインジェクタ制御部104を有する。
このように構成される燃料電池システム11の動作について、以下に説明する。
燃料ガス供給装置14では、燃料ガスタンク50から燃料ガス供給路52に燃料ガスが供給される。このとき、インジェクタ制御部104は、第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88の両方を開弁制御する。第1インジェクタ86から第1導出路90aに噴射された燃料ガスと第2インジェクタ88から第2導出路90bに噴射された燃料ガスとは、合流部90cで合流する。
そして、合流部90cの燃料ガスは、入口部94を介してノズル98に流入し、ノズル98からディフューザ100に向けて吐出される。ディフューザ100に吐出された燃料ガスは、燃料ガス入口44aから燃料ガス流路38に導入され、燃料ガス流路38に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体26のアノード電極34に供給される。
酸化剤ガス供給装置16では、酸化剤ガスポンプ74の回転作用下に、酸化剤ガス供給路70に酸化剤ガスが送られる。この酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口46aから酸化剤ガス流路40に導入され、酸化剤ガス流路40に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体26のカソード電極36に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体26では、アノード電極34に供給される燃料ガスと、カソード電極36に供給される酸化剤ガス中の酸素とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
また、冷却媒体供給装置18では、冷媒ポンプ78の作用下に、冷却媒体供給路76から燃料電池スタック12の冷却媒体入口48aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、冷却媒体流路42に沿って流動し、発電セル24を冷却した後、冷却媒体出口48bから冷却媒体排出路82に排出される。
次いで、アノード電極34に供給されて一部が消費された燃料ガスは、燃料排ガスとして燃料ガス出口44bから燃料ガス排出路54に排出される。燃料排ガスは、燃料ガス排出路54から循環流路58を介してエジェクタ85の吸込部96に導入される。吸込部96に導入された燃料排ガスは、燃料ガスがノズル98からディフューザ100に吐出されることによって発生した負圧の作用によってディフューザ100とノズル98との間の隙間Sに吸引されて燃料ガスに混合される。
燃料ガス排出路54に排出された燃料排ガスは、必要に応じて、パージ弁64の開放作用下に外部に排出(パージ)される。同様に、カソード電極36に供給されて一部が消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口46bから酸化剤ガス排出路72に排出される。
本実施形態に係る燃料ガス噴射装置10及び燃料電池システム11は、以下の効果を奏する。
第1インジェクタ86の第1噴射口86aのオリフィス相当径SA1と第2インジェクタ88の第2噴射口88aのオリフィス相当径SA2とを合計した合計オリフィス相当径STとエジェクタ85のノズル98の第3噴射口98aのオリフィス相当径SE1とは、SE<STになるように設定されている。
これにより、ノズル98の下流側(隙間S)の燃料ガスの圧力をノズル98の上流側(入口部94)の燃料ガスの圧力よりも効果的に低くすることができる。よって、ノズル98を通過するガス流速を音速とすることができるため、燃料排ガスの循環効率の向上を図ることができる。
インジェクタ制御部104は、第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88のそれぞれから同時に燃料ガスが噴射されるように第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88のそれぞれの動作を制御している。これにより、燃料電池スタック12に対して必要な量の燃料ガスを効果的に供給することができる。
第1インジェクタ86からノズル98までの流路の長さ及び流路断面積は、第2インジェクタ88からノズル98までの流路の長さ及び流路断面積と略同一である。これにより、第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88のそれぞれからノズル98までの燃料ガスの圧損のバラツキを小さくすることができる。
エジェクタ85は、ノズル98の下流側に配置されたディフューザ100と、ノズル98とディフューザ100との隙間Sに燃料排ガスを導くための吸込部96とを有する。これにより、燃料ガスと燃料排ガスを効率的に燃料電池スタック12に供給することができる。
本発明は、上述した構成に限定されない。燃料電池システム11は、図3に示す燃料ガス噴射装置10aを備えていてもよい。なお、変形例に係る燃料ガス噴射装置10aにおいて、上述した燃料ガス噴射装置10と同一の構成には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
燃料ガス噴射装置10aにおいて、第1インジェクタ86の第1噴射口86bのオリフィス相当径SA3とノズル98の第3噴射口98bのオリフィス相当径SE2とは、SE2<SA3になるように設定されている。オリフィス相当径SA3は、第1噴射口86bの開口面積に第1インジェクタ86の流量係数を積算したものである。オリフィス相当径SE2は、第3噴射口98bの開口面積にノズル98の流量係数を積算したものである。
また、第2インジェクタ88の第2噴射口88bのオリフィス相当径SA4とノズル98の第3噴射口98bのオリフィス相当径SE2とは、SE2<SA4になるように設定されている。オリフィス相当径SA4は、第2噴射口88bの開口面積に第2インジェクタ88の流量係数を積算したものである。なお、オリフィス相当径SA3とオリフィス相当径SA4とは、互いに同一であってもよいし互いに異なっていてもよい。
このような燃料ガス噴射装置10aにおいて、インジェクタ制御部104は、第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88から1回ずつ又は複数回ずつ交代で間欠的に燃料ガスが噴射されるように第1インジェクタ86及び第2インジェクタ88のそれぞれの動作を制御する。
オリフィス相当径SE2がオリフィス相当径SA3又はオリフィス相当径SE4に近似している場合、エジェクタ85から燃料電池スタック12に導入される燃料ガスの最大供給流量(ノズル98の最大吐出流量)が第1インジェクタ86又は第2インジェクタ88の燃料ガスの噴射流量と略等しくなる。そのため、このような場合、オリフィス相当径SE2は、エジェクタ85から燃料電池スタック12に導入される燃料ガスの最大供給量とエジェクタ85の燃料排ガスの循環効率とに基づいて設定するのが好ましい。
具体的には、オリフィス相当径SE2は、第1閾値Sα以上第2閾値Sβ以下に設定するのが好ましい(Sα≦SE2≦Sβ)。ここで、第1閾値Sαは、エジェクタ85の燃料排ガスの循環効率が要求循環効率の下限値αとなるようなノズル98のオリフィス相当径である(図4A参照)。第2閾値Sβは、エジェクタ85から燃料電池スタック12に導入される燃料ガスの最大供給流量が要求最大供給流量の下限値βとなるようなノズル98のオリフィス相当径である(図4B参照)。
燃料ガス噴射装置10aによれば、SE2<SA3であるとともにSE2<SA4であるため、ノズル98の下流側の燃料ガスの圧力をノズル98の上流側の燃料ガスの圧力よりも効果的に高くすることができる。これにより、ノズル98を通過するガス流速を音速とすることができるため、燃料排ガスの循環効率の向上を図ることができる。
本発明に係る燃料ガス噴射装置及び燃料電池スタックは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…燃料ガス噴射装置 11…燃料電池システム
12…燃料電池スタック(燃料電池) 52…燃料ガス供給路
83…インジェクタ装置 85…エジェクタ
86…第1インジェクタ 86a、86b…第1噴射口
88…第2インジェクタ 88a、88b…第2噴射口
98…ノズル 98a、98b…第3噴射口
A1、SA2、SA3、SA4、SE1、SE2…オリフィス相当径

Claims (6)

  1. 燃料ガスを燃料電池に供給するための燃料ガス供給路に設けられる燃料ガス噴射装置であって、
    互いに並列に配設された複数のインジェクタと、
    前記複数のインジェクタのそれぞれから噴射された燃料ガスを混合する合流部と、
    前記合流部に連結された入口部と、
    前記合流部から前記入口部を介して導かれた前記燃料ガスを吐出することによって負圧を発生させて前記燃料電池から排出された燃料排ガスを吸引して前記燃料ガスに混合させるノズルを有するエジェクタと、を備え、
    前記入口部は、前記合流部から前記ノズルまで当該ノズルの前記燃料ガスの吐出方向に沿って延在し、
    前記複数のインジェクタのそれぞれの噴射口のオリフィス相当径Sと前記ノズルの噴射口のオリフィス相当径Sとは、S<Sになるように設定されている、
    ことを特徴とする燃料ガス噴射装置。
  2. 請求項1記載の燃料ガス噴射装置において、
    前記複数のインジェクタのそれぞれから同時に燃料ガスが噴射されるように前記複数のインジェクタの動作を制御するインジェクタ制御部を備える、
    ことを特徴とする燃料ガス噴射装置。
  3. 請求項記載の燃料ガス噴射装置において、
    前記複数のインジェクタから1回ずつ又は複数回ずつ交代で間欠的に燃料ガスが噴射されるように前記複数のインジェクタのそれぞれの動作を制御するインジェクタ制御部を備える、
    ことを特徴とする燃料ガス噴射装置。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料ガス噴射装置において、
    前記複数のインジェクタのそれぞれから前記ノズルまでの流路は、長さ及び流路断面積が互いに略同一になるように構成されている、
    ことを特徴とする燃料ガス噴射装置。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料ガス噴射装置において、
    前記エジェクタは、
    前記ノズルの下流側に配置されたディフューザと、
    前記ノズルと前記ディフューザとの間に前記燃料排ガスを導くための吸込部と、を有する、
    ことを特徴とする燃料ガス噴射装置。
  6. 燃料電池と、
    前記燃料電池に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路と、
    前記燃料ガス供給路に設けられた請求項1~のいずれか1項に記載の燃料ガス噴射装置と、を備える、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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